JP3245538B2 - 圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造 - Google Patents
圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造Info
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Description
軸ケーブルの接続構造に関し、特に、圧接コネクタが適
用できなかった同軸ケーブルを接続できるようにした圧
接コネクタと同軸ケーブルの接続構造に関する。
タの一例を示す斜視図である。圧接コネクタは、フラッ
トケーブル1の端部をコンタクト(不図示)を用いて接
続するインシュレータ本体2、及びインシュレータ本体
2のケーブル接続部におけるフラットケーブル1及びコ
ンタクトを位置決めする第1のカバー3、上記接続部を
覆うようにしてインシュレータ本体2に装着される第2
のカバー4を備えて構成されている。
を接続する手順を示す説明図である。まず、図10の
(a)に示すように、第1のカバー3と第2のカバー4
の間に、例えば導体ピッチが1.27mm又は0.63
5mmのフラットケーブル1を配置し、カバー3の保持
力を利用してフラットケーブル1を挟み込む。このと
き、フラットケーブル1の表面はコンタクト5の先端面
に接触する状態にある。ついで、(b)に示すように、
インシュレータ本体2側へ押圧する力がカバー3,4に
加えられると、フラットケーブル1はカバー3,4のピ
ッチに補正され、フラットケーブル1が整列される。
に力が加えられると、コンタクト5がカバー3を突き破
り、フラットケーブル1の各導体を挟むようにして進入
し、コンタクト5と導体が接触する。この圧接作業の進
行により、カバー3の表面とインシュレータ本体2の表
面とが接触する段階で、コンタクト5の先端部はカバー
4の空間部の内壁により内側へ押し戻される。
とフラットケーブルの従来の接続方法によると、コンタ
クトのピッチとフラットケーブルのピッチを適合させる
必要があり、適合していないときは、導体とコンタクト
の接触不良、隣接の導体との短絡等が発生する。近年、
電子機器の高性能化、小型化が要求されており、これに
伴ってケーブルも細線化されており、また、電子機器と
のインピーダンスの整合性から同軸ケーブルが増えてき
ている。ところが、同軸ケーブルは中心導体と外部導体
が同軸状に配置されているので、フラットケーブル用の
圧接コネクタを適用することがきでない。また、導体ピ
ッチについて考えてみても、例えば、圧接コネクタが2
8AWG(7/0.127)1.27mmピッチフラッ
トケーブル用である場合、30AWG(7/0.10
2)50Ωケーブルを接続することはできない。
に制限されることなく同軸ケーブルを接続できるように
する圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造を提供する
ことを目的としている。
めに、本発明は、複数の中心導体用配線と単一の外部導
体用配線が第1の面に形成され、前記単一の外部導体用
配線と電気的に接続された単一の外部導体用配線が第2
の面に形成され、前記第2の面の前記単一の外部導体用
配線は、矩形状のランド部と、複数の導体配線より構成
され、前記複数の中心導体用配線に対してピッチを半分
ずらして前記複数の導体配線が配設され、前記第1の面
における複数の中心導体用配線と、前記第2の面におけ
る複数の導体配線は千鳥形に配置されてなる配線基板
と、前記配線基板の前記第1の面の前記複数の中心導体
用配線に中心導体がはんだ接続されるとともに前記第1
の面の前記単一の外部導体用配線に外部導体が接続され
た複数の同軸ケーブルと、前記配線基板の前記第1の面
の前記複数の中心導体用配線と前記第2の面の前記複数
の導体配線に複数の圧接用コンタクトがはんだ接続され
た圧接コネクタより構成されることを特徴とする圧接コ
ネクタと同軸ケーブルの接続構造を提供する。
を参照して説明する。図1は本発明の圧接コネクタと同
軸ケーブルの接続構造を示し、(a)は接続後の状態を
示す平面図であり、(b)は接続部の詳細を示す正面図
である。また、図2は本発明に係る接続用基板を示し、
(a)は裏面図、(b)は(a)の側面図である。更
に、図3は図2の上面図であり、図4は図3の正面図で
ある。
6(挿抜レバー6bを有する)のコンタクト6a、及び
同軸ケーブルにおける1本の線心7の外部導体7a(シ
ールド)と中心導体7bを接続するために図2〜図4に
示す配線基板8が用いられる。コンタクト6a、外部導
体7a及び中心導体7bと配線基板8の接続は、はんだ
9a,9b,9c,9dを用いて行われ、外部導体7a
及び中心導体7bの接続面には絶縁及び補強を図るため
にエポキシ樹脂による被覆10a,10bが両面に施さ
れている。
であり、20極でコンタクトは2列配置(千鳥形配列)
で、コンタクトピッチPは1.27mmの30AWG専
用になっている。したがって、本来は0.635mmピ
ッチのフラットケーブルを接続するために用いられる。
図6は同軸ケーブル11の正面図を示し、10本の線心
7が平行又は捩じりを施した状態でシース11a内に封
入されている。線心7の各々は図7に示すように、中心
導体7bが絶縁体7cで被覆され、更に、絶縁体7cは
外部導体7aによって被覆されている。また、外部導体
7aは絶縁性のシールドジャケット7dで被覆されてい
る。ここで用いたシールドジャケット7dの外径は、
1.21mmである。
寸法を示す側面図である。中心導体7bの長さは1.5
mm、絶縁体7cの長さは1.7mm、外部導体7aの
長さは2.0mmにストリップされる。なお、各々の外
径は、中心導体7bが0.31mmφ、絶縁体7cが
0.89mmφ、外部導体7aが1.05mmφ、シー
ルドジャケット7dが1.21mmφである。
ついて説明する。図2の(a)に示すように、配線基板
8の上面のほぼ2/3の領域にはランド8a(グランド
用配線パターン)が設けられ、このランド8aには10
本の導体配線8bが接続されている。導体配線8bは
1.27mmピッチに設けられており、配線基板8の端
縁近傍まで延びている。また、ランド8aのコーナ部に
は2つのスルーホール8cが設けられている。
は、表面の導体配線8bに対してピッチを半分ずらして
導体配線8dが配設されている。すなわち、導体配線8
bと導体配線8dは千鳥形に配置されている。導体配線
8dは線心7の構造、サイズに応じて設定され、例え
ば、1.27mmピッチに設けられている。そして、導
体配線8dの長さは、ほぼ配線基板8幅の2/3程度で
あり、その略中央部には導体配線8dの夫々を横断する
ようにして絶縁皮膜8eが形成されている。更に、導体
配線8dに隣接させて配線基板8の端部には、帯状のラ
ンド8fが設けられている。このランド8fの両端部に
はスルーホール8cの他端が露出しており、図4に示す
ように、ランド8fとランド8aとはスルーホール8c
を通して接続されている。以上のように両面に導体配線
を設けた後の配線基板8の厚みは、2.8mmである。
また、導体配線8bと導体配線8dの各総数は、線心7
の全数(ここでは10本)に等しい。
クト6a、外部導体7a及び中心導体7bの接続部は露
出している。そこで、この接続部を保護するため、カバ
ーを設けることができる。このカバーは、配線基板8の
上側と下側の各々から装着する上カバーと下カバーの組
み合わせとし、両者を嵌合させて一体化する構造が適し
ている。
いた圧接コネクタと同軸ケーブルの接続方法について説
明する。まず、同軸ケーブル11から各線心7を個々に
引き出した後、各部の寸法が図8になるように予め加工
しておく。ついで、圧接コネクタ6のコンタクト6aの
上列(電源用等を含む)を導体配線8dに位置決めし、
はんだ9aにより導体配線8dに接続する。同様に、コ
ンタクト6aの下列(グランド用)を導体配線8aに位
置決めし、はんだ9bにより導体配線8bに接続する。
これにより、コンタクト6aの下列は、電気的には並列
接続されたことになる。
配線基板8をセットし、中心導体7bの先端を配線基板
8の導体配線8dの後端(ランド8f側の端部)に位置
決めした後、はんだ9cで接続する。次に、外部導体7
aをランド8fに位置決めし、はんだ9dによりランド
8fに接続する。これにより、外部導体7aとグランド
(GND)用コンタクト6とが、ランド8a,8fを介
して電気的に接続される。この後、配線基板8の両面に
被覆10a,10bが施される。更に、不図示のカバー
が装着される。図1に示すように、圧接コネクタ6は同
軸ケーブル11の両端に装着される。
ネクタに同軸ケーブルを接続する場合について説明した
が、同軸ケーブルに限定されるものではなく、圧接コネ
クタの仕様に合致しない(導体サイズ、構造、絶縁体外
径、材質及び導体間ピッチ等が適合しない)フラットケ
ーブル等に対しても適用可能である。
タと同軸ケーブルの接続構造によると、同軸ケーブルの
中心導体と外部導体を配線基板に接続し、配線基板に圧
接コネクタのコンタクトを接続するようにしたので、同
軸ケーブルにも圧接コネクタを適用することができ、同
軸ケーブルを各種電子機器に広く、かつ、簡単に高信頼
度で使用することがきでる。
ブルの接続後の状態を示し、(a)は接続後の状態を示
す平面図であり、(b)は接続部の詳細を示す正面図で
ある。
裏面図、(b)は接続部のA−A矢視断面図である。
る。
を示す正面図である。
面図である。
す斜視図である。
手順を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の中心導体用配線と単一の外部導体
用配線が第1の面に形成され、前記単一の外部導体用配
線と電気的に接続された単一の外部導体用配線が第2の
面に形成され、前記第2の面の前記単一の外部導体用配
線は、矩形状のランド部と、複数の導体配線より構成さ
れ、前記複数の中心導体用配線に対してピッチを半分ず
らして前記複数の導体配線が配設され、前記第1の面に
おける複数の中心導体用配線と、前記第2の面における
複数の導体配線は千鳥形に配置されてなる配線基板と、 前記配線基板の前記第1の面の前記複数の中心導体用配
線に中心導体がはんだ接続されるとともに前記第1の面
の前記単一の外部導体用配線に外部導体が接続された複
数の同軸ケーブルと、 前記配線基板の前記第1の面の前記複数の中心導体用配
線と前記第2の面の前記複数の導体配線に複数の圧接用
コンタクトがはんだ接続された圧接コネクタより構成さ
れることを特徴とする圧接コネクタと同軸ケーブルの接
続構造。 - 【請求項2】 前記配線基板の前記第1の面の前記複数
の中心導体用配線は、前記同軸ケーブルの中心導体とは
んだ接続される領域と前記圧接用コンタクトとはんだ接
続される領域の間に絶縁体が被覆されている構成の請求
項1記載の圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29906996A JP3245538B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP29906996A JP3245538B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 圧接コネクタと同軸ケーブルの接続構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10144369A JPH10144369A (ja) | 1998-05-29 |
JP3245538B2 true JP3245538B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3245538B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100343662B1 (ko) * | 1999-07-16 | 2002-07-19 | 한국몰렉스 주식회사 | 케이블 조립체 |
JP4663617B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2011-04-06 | コトヒラ工業株式会社 | 圧接コネクタ構造及びその製造方法 |
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1996
- 1996-11-11 JP JP29906996A patent/JP3245538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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