JP3015944B2 - 高速伝送線のシールド終端装置 - Google Patents
高速伝送線のシールド終端装置Info
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- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/10—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
- H01R4/18—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
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- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
- H01R9/0518—Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気コネクタの
技術に関するもので、特に伝送線の金属被覆等の高速伝
送線の金属シールド終端装置に関するものである。
技術に関するもので、特に伝送線の金属被覆等の高速伝
送線の金属シールド終端装置に関するものである。
【０００２】従来の高速伝送線は、チューブ状の誘電性
内側部材で包囲される導体を有している。シールドは、
伝送線をシールドおよび／または接地するために、誘電
性内側部材の外側に施されている。従来、シールドは、
チューブ状の金属被覆である。しかしながら、一般に
「ドレイン線」と呼ばれる、幾つかのの長手方向の導電
性ケーブルが使用されている。絶縁ジャケットが、シー
ルド外側の複合ケーブルを包囲している。
内側部材で包囲される導体を有している。シールドは、
伝送線をシールドおよび／または接地するために、誘電
性内側部材の外側に施されている。従来、シールドは、
チューブ状の金属被覆である。しかしながら、一般に
「ドレイン線」と呼ばれる、幾つかのの長手方向の導電
性ケーブルが使用されている。絶縁ジャケットが、シー
ルド外側の複合ケーブルを包囲している。
【０００３】様々な型のコネクタが、高速伝送線を接続
するために使用されている。従来、コネクタは、ケーブ
ルの中央の導体に接続されるコンタクトを有している。
また、コネクタは、普通は接地の目的のために、高速伝
送線の金属シールドを端末処理するために、一つまたは
もう一つの型の端末処理部材を有している。このような
コネクタの従来の装置は、半田付けによって、金属シー
ルドを端末処理部材に対して端末処理している。他の装
置は、共通の目的のために、金属被覆に対して、少なく
とも端末処理部材の一部分を確実にクリンプさせるため
にクリンプ工程を使用している。
するために使用されている。従来、コネクタは、ケーブ
ルの中央の導体に接続されるコンタクトを有している。
また、コネクタは、普通は接地の目的のために、高速伝
送線の金属シールドを端末処理するために、一つまたは
もう一つの型の端末処理部材を有している。このような
コネクタの従来の装置は、半田付けによって、金属シー
ルドを端末処理部材に対して端末処理している。他の装
置は、共通の目的のために、金属被覆に対して、少なく
とも端末処理部材の一部分を確実にクリンプさせるため
にクリンプ工程を使用している。
【０００４】コンピュータおよび電気電信等の様々な産
業において、エレクトロニクスの小型化が進むにつれ
て、それに伴って起こる電気コネクタの小型化ととも
に、小型の高速伝送線の接続、特に、ケーブルの金属シ
ールドの端末処理において、かなりの課題が生じてい
る。例えば、小さな同軸ケーブルの外側の直径は、およ
そ０．０９０インチである可能性がある。導体を包囲す
る内側の誘電性材料の外側の直径は、およそ０．０５１
インチであり、中央の導体の直径は、０．０１２インチ
である可能性がある。さらにより小さな寸法パラメータ
を有する同軸ケーブルが、使用されている。
業において、エレクトロニクスの小型化が進むにつれ
て、それに伴って起こる電気コネクタの小型化ととも
に、小型の高速伝送線の接続、特に、ケーブルの金属シ
ールドの端末処理において、かなりの課題が生じてい
る。例えば、小さな同軸ケーブルの外側の直径は、およ
そ０．０９０インチである可能性がある。導体を包囲す
る内側の誘電性材料の外側の直径は、およそ０．０５１
インチであり、中央の導体の直径は、０．０１２インチ
である可能性がある。さらにより小さな寸法パラメータ
を有する同軸ケーブルが、使用されている。
【０００５】このように非常に小さな同軸ケーブルの端
末処理においては、しばしば、ケーブルの金属シールド
を端末処理することが問題となる。例えば、半田付け方
法が使用されると、（半田付けには必要な）熱を金属シ
ールドに近接して直接、熱を加えることにより、内在す
る誘電性内側部材に熱による破損を引き起こし、実際、
誘電性内側部材を実質的に崩壊または退化させる。従来
のクリンプ型の端末処理が使用されると、しばしば、従
来の端末処理は、ケーブルの中心導体を包囲する誘電性
内側部材を押しつぶすかまたは変形させる。
末処理においては、しばしば、ケーブルの金属シールド
を端末処理することが問題となる。例えば、半田付け方
法が使用されると、（半田付けには必要な）熱を金属シ
ールドに近接して直接、熱を加えることにより、内在す
る誘電性内側部材に熱による破損を引き起こし、実際、
誘電性内側部材を実質的に崩壊または退化させる。従来
のクリンプ型の端末処理が使用されると、しばしば、従
来の端末処理は、ケーブルの中心導体を包囲する誘電性
内側部材を押しつぶすかまたは変形させる。
【０００６】上述の課題は、高速伝送線の金属シールド
が、円筒型の端末処理部材に対しては端末処理されない
が、シールドが、平らな端末処理部材またはコンタクト
に対して端末処理される場合に、さらに複雑となる。例
えば、プリント回路基板の平らな接地回路パッドに対し
て、チューブ状の金属シールドまたは同軸ケーブルの被
覆を端末処理することが知られている。これは、同軸ケ
ーブルのチューブ状の金属被覆を簡単に集めて、より線
または「ピッグテイル」して、次に回路基板の平らな接
地パッドに半田付けすることにより、頻繁に行われてい
る。
が、円筒型の端末処理部材に対しては端末処理されない
が、シールドが、平らな端末処理部材またはコンタクト
に対して端末処理される場合に、さらに複雑となる。例
えば、プリント回路基板の平らな接地回路パッドに対し
て、チューブ状の金属シールドまたは同軸ケーブルの被
覆を端末処理することが知られている。これは、同軸ケ
ーブルのチューブ状の金属被覆を簡単に集めて、より線
または「ピッグテイル」して、次に回路基板の平らな接
地パッドに半田付けすることにより、頻繁に行われてい
る。
【０００７】平らな接地部材に対して、金属シールドま
たは同軸ケーブルの被覆を端末処理するもう一つの実施
例が、出願人が所有する、１９９４年４月１９日付けで
付与された、アメリカ特許第５、３０４、０６９号に開
示されている。その特許において、複数の同軸ケーブル
の金属被覆は、高速信号伝送端子モジュールの接地板に
対して端末処理されている。同軸ケーブルの導体は、モ
ジュールの信号端子に接続されている。
たは同軸ケーブルの被覆を端末処理するもう一つの実施
例が、出願人が所有する、１９９４年４月１９日付けで
付与された、アメリカ特許第５、３０４、０６９号に開
示されている。その特許において、複数の同軸ケーブル
の金属被覆は、高速信号伝送端子モジュールの接地板に
対して端末処理されている。同軸ケーブルの導体は、モ
ジュールの信号端子に接続されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】プリント回路基板のよ
うな平らな接地回路パッド、または上述したアメリカ特
許のような平らな接地板、または他の平らまたはチュー
ブ状ではない端末処理部材に対して、チューブ状の金属
シールドまたは高速伝送線の被覆を端末処理する時に、
本発明において分かるように、様々なデザインが考慮さ
れるべきである。高速伝送線の中央の導体が、チューブ
状の金属シールドまたは被覆により完全に包囲される
「被覆部」から、チューブ状ではない端末処理部材に対
する端末処理のために、被覆が導体から剥がされた「露
出部」へ変わる遷移部がある。この遷移部は、可能な限
り小さな部分の、可能な限り短い長さ（すなわち、ケー
ブルの長手方向）であることが望ましい。好ましくは、
金属シールドまたは被覆は、ケーブルの中央の導体に対
してほぼ１８０度離れた、ある部分（または少なくとも
二つの地点）で、端末処理されなければならない。好ま
しくは、平らな端末処理部材は、金属シールドまたは被
覆が、ケーブルの導体を包囲するチューブ形状から分離
される地点に一部分が重なるか、または少なくとも延び
ていなければならない。さらに、所定の高速伝送線の金
属シールドまたは被覆は、ケーブルの導体として、平ら
な端末処理部材の同じ面で端末処理されることが望まし
い。
うな平らな接地回路パッド、または上述したアメリカ特
許のような平らな接地板、または他の平らまたはチュー
ブ状ではない端末処理部材に対して、チューブ状の金属
シールドまたは高速伝送線の被覆を端末処理する時に、
本発明において分かるように、様々なデザインが考慮さ
れるべきである。高速伝送線の中央の導体が、チューブ
状の金属シールドまたは被覆により完全に包囲される
「被覆部」から、チューブ状ではない端末処理部材に対
する端末処理のために、被覆が導体から剥がされた「露
出部」へ変わる遷移部がある。この遷移部は、可能な限
り小さな部分の、可能な限り短い長さ（すなわち、ケー
ブルの長手方向）であることが望ましい。好ましくは、
金属シールドまたは被覆は、ケーブルの中央の導体に対
してほぼ１８０度離れた、ある部分（または少なくとも
二つの地点）で、端末処理されなければならない。好ま
しくは、平らな端末処理部材は、金属シールドまたは被
覆が、ケーブルの導体を包囲するチューブ形状から分離
される地点に一部分が重なるか、または少なくとも延び
ていなければならない。さらに、所定の高速伝送線の金
属シールドまたは被覆は、ケーブルの導体として、平ら
な端末処理部材の同じ面で端末処理されることが望まし
い。
【０００９】本発明は、上述した課題を解決し、高速伝
送線の金属シールドの、接地板等の端末処理部材に対す
る改良された端末処理装置において、可能な限り多くの
上述したデザインパラメータを満足させることに関する
ものである。従って、本発明の目的は、新規であり、改
良された高速伝送線の金属シールドの端末処理装置また
は端子を提供することにある。本発明のもう一つの目的
は、同軸ケーブルの金属シールドを接地板に半田付けす
る際の、誘電性内側部材または誘電性被覆の半田付けの
熱による損傷を防止して、電気コネクタの製造を容易と
することにある。
送線の金属シールドの、接地板等の端末処理部材に対す
る改良された端末処理装置において、可能な限り多くの
上述したデザインパラメータを満足させることに関する
ものである。従って、本発明の目的は、新規であり、改
良された高速伝送線の金属シールドの端末処理装置また
は端子を提供することにある。本発明のもう一つの目的
は、同軸ケーブルの金属シールドを接地板に半田付けす
る際の、誘電性内側部材または誘電性被覆の半田付けの
熱による損傷を防止して、電気コネクタの製造を容易と
することにある。
【００１０】
【問題を解決するための手段】本発明の第一の構成によ
れば、中心導体と、該中心導体の少なくとも一部を包囲
する誘電性内側部材と該誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと該金属シールドの少なくと
も一部を包囲する外側絶縁性ジャケットによって構成さ
れる同軸ケーブルを、電気コネクタの誘電性ハウジング
内に少なくとも一部が収容された導電性の終端部材に終
端する方法であって、前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジ
ャケットを除去して、金属シールドを露出させる露出を
形成するとともに、前記金属シールドと前記誘電性内側
部材との間に断熱性管状スリーブを挿入し、把持アーム
を有する終端部材上に前記同軸ケーブルを配置し、前記
断熱性管状スリーブを変形させることなく金属シールド
の前記露出部に係合するように把持アームを折り曲げ形
成するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管状ス
リーブと前記把持アーム間に捕捉し、前記断熱性管状ス
リーブによって、前記金属シールドの前記把持アームに
接着するときに、前記誘電性内側部材を保護しながら、
前記金属シールドを前記把持アームに接着するようにし
た終端方法が提供される。
れば、中心導体と、該中心導体の少なくとも一部を包囲
する誘電性内側部材と該誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと該金属シールドの少なくと
も一部を包囲する外側絶縁性ジャケットによって構成さ
れる同軸ケーブルを、電気コネクタの誘電性ハウジング
内に少なくとも一部が収容された導電性の終端部材に終
端する方法であって、前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジ
ャケットを除去して、金属シールドを露出させる露出を
形成するとともに、前記金属シールドと前記誘電性内側
部材との間に断熱性管状スリーブを挿入し、把持アーム
を有する終端部材上に前記同軸ケーブルを配置し、前記
断熱性管状スリーブを変形させることなく金属シールド
の前記露出部に係合するように把持アームを折り曲げ形
成するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管状ス
リーブと前記把持アーム間に捕捉し、前記断熱性管状ス
リーブによって、前記金属シールドの前記把持アームに
接着するときに、前記誘電性内側部材を保護しながら、
前記金属シールドを前記把持アームに接着するようにし
た終端方法が提供される。
【００１１】本発明の第二の構成によれば、中心導体
と、該中心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側
部材と該誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲する金
属シールドと該金属シールドの少なくとも一部を包囲す
る外側絶縁性ジャケットによって構成される同軸ケーブ
ルを、電気コネクタの誘電性ハウジング内に少なくとも
一部が収容された導電性の終端部材に終端する方法であ
って、前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジャケットを除去
して、金属シールドを露出させる露出を形成するととも
に、前記金属シールドと前記誘電性内側部材との間に断
熱性管状スリーブを挿入し、前記終端部材の細長く、実
質的に平坦な接地板上に前記同軸ケーブルの前記金属シ
ールドの露出部を配置するとともに、前記終端部材に前
記接地板の両側より突出する把持アームを設け、前記断
熱性管状スリーブを変形させることなく金属シールドの
前記露出部に係合するように把持アームを折り曲げ形成
するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管状スリ
ーブと前記把持アーム間に捕捉し、前記断熱性管状スリ
ーブによって、前記金属シールドの前記把持アームに接
着するときに、前記誘電性内側部材を保護しながら、前
記金属シールドを前記把持アームに接着するようにした
終端方法が提供される。
と、該中心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側
部材と該誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲する金
属シールドと該金属シールドの少なくとも一部を包囲す
る外側絶縁性ジャケットによって構成される同軸ケーブ
ルを、電気コネクタの誘電性ハウジング内に少なくとも
一部が収容された導電性の終端部材に終端する方法であ
って、前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジャケットを除去
して、金属シールドを露出させる露出を形成するととも
に、前記金属シールドと前記誘電性内側部材との間に断
熱性管状スリーブを挿入し、前記終端部材の細長く、実
質的に平坦な接地板上に前記同軸ケーブルの前記金属シ
ールドの露出部を配置するとともに、前記終端部材に前
記接地板の両側より突出する把持アームを設け、前記断
熱性管状スリーブを変形させることなく金属シールドの
前記露出部に係合するように把持アームを折り曲げ形成
するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管状スリ
ーブと前記把持アーム間に捕捉し、前記断熱性管状スリ
ーブによって、前記金属シールドの前記把持アームに接
着するときに、前記誘電性内側部材を保護しながら、前
記金属シールドを前記把持アームに接着するようにした
終端方法が提供される。
【００１２】本発明の第三の構成によれば、中心導体
と、該中心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側
部材と該誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲する金
属シールドと該金属シールドの少なくとも一部を包囲す
る外側絶縁性ジャケットによって構成され、前記絶縁性
ジャケットの一部が除去されて金属シールドの露出部を
形成する同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルの前記金属
シールドと前記誘電性内側部材の間に配置された断熱性
管状スリーブと、電気コネクタの誘電性ハウジング内に
少なくとも一部が配置され、前記金属シールドの露出部
に位置する把持アームを有しており、前記把持アーム
は、前記誘電性内側部材に変形を生じることなく前記金
属シールドを把持して、前記断熱性管状スリーブと前記
把持アーム間に前記金属スリーブを位置させる導電性終
端部材とによって構成する終端装置が提供される。
と、該中心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側
部材と該誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲する金
属シールドと該金属シールドの少なくとも一部を包囲す
る外側絶縁性ジャケットによって構成され、前記絶縁性
ジャケットの一部が除去されて金属シールドの露出部を
形成する同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルの前記金属
シールドと前記誘電性内側部材の間に配置された断熱性
管状スリーブと、電気コネクタの誘電性ハウジング内に
少なくとも一部が配置され、前記金属シールドの露出部
に位置する把持アームを有しており、前記把持アーム
は、前記誘電性内側部材に変形を生じることなく前記金
属シールドを把持して、前記断熱性管状スリーブと前記
把持アーム間に前記金属スリーブを位置させる導電性終
端部材とによって構成する終端装置が提供される。
【００１３】本発明の第四の構成によれば、それぞれが
中心導体と、前記中心導体の少なくとも一部を包囲する
誘電性内側部材と、前記誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと、前記金属シールドの少な
くとも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケットを有し、
前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールドを露出
された露出部を形成するために除去されている一対のケ
ーブルを終端処理する電気コネクタであって、前端面と
後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端子収容部
を有する誘電性ハウジングと、前記端子収容部の少なく
とも一部を通って延びる複数の端子と、前記同軸ケーブ
ルのそれぞれの金属シールドと前記誘電性内側部材の間
に配置された断熱性管状スリーブ部材と、前記金属シー
ルドを終端させるとともに、少なくとも一部が電気コネ
クタの誘電性ハウジング内に位置し、細長く平坦に形成
されるとともに、一端の近傍の両側縁より突出する少な
くとも一つの把持アームを有し、該把持アームが前記断
熱性管状スリーブを変形することなく前記同軸ケーブル
の金属シールドの露出部にクリンプされて、把持アーム
と前記断熱性管状スリーブ間の金属シールドの露出部を
接着する電気コネクタが提供される。
中心導体と、前記中心導体の少なくとも一部を包囲する
誘電性内側部材と、前記誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと、前記金属シールドの少な
くとも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケットを有し、
前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールドを露出
された露出部を形成するために除去されている一対のケ
ーブルを終端処理する電気コネクタであって、前端面と
後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端子収容部
を有する誘電性ハウジングと、前記端子収容部の少なく
とも一部を通って延びる複数の端子と、前記同軸ケーブ
ルのそれぞれの金属シールドと前記誘電性内側部材の間
に配置された断熱性管状スリーブ部材と、前記金属シー
ルドを終端させるとともに、少なくとも一部が電気コネ
クタの誘電性ハウジング内に位置し、細長く平坦に形成
されるとともに、一端の近傍の両側縁より突出する少な
くとも一つの把持アームを有し、該把持アームが前記断
熱性管状スリーブを変形することなく前記同軸ケーブル
の金属シールドの露出部にクリンプされて、把持アーム
と前記断熱性管状スリーブ間の金属シールドの露出部を
接着する電気コネクタが提供される。
【００１４】本発明の第五の構成によれば、それぞれが
中心導体と、前記中心導体の少なくとも一部を包囲する
誘電性内側部材と、前記誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと、前記金属シールドの少な
くとも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケットを有し、
前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールドを露出
された露出部を形成するために除去されている一対のケ
ーブルを終端処理する電気コネクタであって、前端面と
後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端子収容部
を有する誘電性ハウジングと、前記端子収容部の少なく
とも一部を通って延びる複数の端子と、前記同軸ケーブ
ルのそれぞれの金属シールドと前記誘電性内側部材の間
に配置された断熱性管状スリーブ部材と、前記金属シー
ルドを終端させるとともに、少なくとも一部が電気コネ
クタの誘電性ハウジング内に位置し、細長く平坦に形成
されるとともに、一端の近傍の両側縁より突出する一対
の把持アームを有し、該把持アームが前記断熱性管状ス
リーブを変形することなく前記同軸ケーブルの金属シー
ルドの露出部にクリンプされて、把持アームと前記断熱
性管状スリーブ間の金属シールドの露出部を接着する電
気コネクタが提供される。
中心導体と、前記中心導体の少なくとも一部を包囲する
誘電性内側部材と、前記誘電性内側部材の少なくとも一
部を包囲する金属シールドと、前記金属シールドの少な
くとも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケットを有し、
前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールドを露出
された露出部を形成するために除去されている一対のケ
ーブルを終端処理する電気コネクタであって、前端面と
後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端子収容部
を有する誘電性ハウジングと、前記端子収容部の少なく
とも一部を通って延びる複数の端子と、前記同軸ケーブ
ルのそれぞれの金属シールドと前記誘電性内側部材の間
に配置された断熱性管状スリーブ部材と、前記金属シー
ルドを終端させるとともに、少なくとも一部が電気コネ
クタの誘電性ハウジング内に位置し、細長く平坦に形成
されるとともに、一端の近傍の両側縁より突出する一対
の把持アームを有し、該把持アームが前記断熱性管状ス
リーブを変形することなく前記同軸ケーブルの金属シー
ルドの露出部にクリンプされて、把持アームと前記断熱
性管状スリーブ間の金属シールドの露出部を接着する電
気コネクタが提供される。
【００１５】
【発明の実施の形態】図面について詳細に説明すれば、
まず図１および図２において、参照符号１０で示され
る、本発明によるシールドされた電気コネクタが示され
ている。電気コネクタ１０は、低速データ伝送線の導体
と、高速または高周波伝送線の導体を端末処理するため
のハイブリッド電気コネクタである。特に、電気コネク
タ１０は、複数のデータ伝送端子１４（図１）が取り付
けられる、誘電性ハウジング１２（図２）を有してい
る。参照符号１６で示される、導電性シールドは、誘電
性ハウジング１２をしっかりと包囲しており、データ伝
送端子１４の前側端部に対して前向きに突出するシュラ
ウド部１８を有している。１９９４年１０月２５付けで
付与された、アメリカ特許第５，３５８，４２８号にお
いて開示されているものと、実質的に一致する二分割の
バックシェル（図示せず）が、誘電性ハウジング１２お
よび導電性シールド１６の後ろ向きに突出している。ケ
ーシング２０は、可撓部２２を有している。可撓部２２
は、データ伝送線と、高速または高周波伝送線を有して
いる複合ケーブル２４と係合している。一対のつまみネ
ジ２６が、ケーシングを貫通して突出しており、電気コ
ネクタを相補型の接合コネクタ、パネルまたは他の構造
物に確実に取り付けるために、外ネジを形成された前側
先端部２６ａを有している。
まず図１および図２において、参照符号１０で示され
る、本発明によるシールドされた電気コネクタが示され
ている。電気コネクタ１０は、低速データ伝送線の導体
と、高速または高周波伝送線の導体を端末処理するため
のハイブリッド電気コネクタである。特に、電気コネク
タ１０は、複数のデータ伝送端子１４（図１）が取り付
けられる、誘電性ハウジング１２（図２）を有してい
る。参照符号１６で示される、導電性シールドは、誘電
性ハウジング１２をしっかりと包囲しており、データ伝
送端子１４の前側端部に対して前向きに突出するシュラ
ウド部１８を有している。１９９４年１０月２５付けで
付与された、アメリカ特許第５，３５８，４２８号にお
いて開示されているものと、実質的に一致する二分割の
バックシェル（図示せず）が、誘電性ハウジング１２お
よび導電性シールド１６の後ろ向きに突出している。ケ
ーシング２０は、可撓部２２を有している。可撓部２２
は、データ伝送線と、高速または高周波伝送線を有して
いる複合ケーブル２４と係合している。一対のつまみネ
ジ２６が、ケーシングを貫通して突出しており、電気コ
ネクタを相補型の接合コネクタ、パネルまたは他の構造
物に確実に取り付けるために、外ネジを形成された前側
先端部２６ａを有している。
【００１６】図２に最も良く示すように、参照符号３０
で示される、高速信号伝送端子モジュールは、誘電性ハ
ウジング１２の後側から、誘電性ハウジング１２の通路
３１に挿入される。端子モジュールは、参照符号３２で
示される、接地板を把持する一対の同一の端子ブロック
３０ａおよび３０ｂを有している。それぞれの端子ブロ
ックは、ポスト３４および溝を有している。ポストは、
サブアセンブリとして、端子ブロック３０ａおよび３０
ｂを接地板３２に確実に取り付けるために、それぞれの
端子ブロックから、接地板の孔またはスロット４４（図
３）を貫通して、他側の端子ブロックの溝に延びてい
る。図２に示すように、このサブアセンブリが、誘電性
ハウジング１２の通路に挿入されると、端子ブロック
は、接地板を端子ブロック間で効果的に把持する。端子
モジュールは、それぞれの端子ブロックの傾斜ラッチ３
６により、誘電性ハウジング内に保持される。
で示される、高速信号伝送端子モジュールは、誘電性ハ
ウジング１２の後側から、誘電性ハウジング１２の通路
３１に挿入される。端子モジュールは、参照符号３２で
示される、接地板を把持する一対の同一の端子ブロック
３０ａおよび３０ｂを有している。それぞれの端子ブロ
ックは、ポスト３４および溝を有している。ポストは、
サブアセンブリとして、端子ブロック３０ａおよび３０
ｂを接地板３２に確実に取り付けるために、それぞれの
端子ブロックから、接地板の孔またはスロット４４（図
３）を貫通して、他側の端子ブロックの溝に延びてい
る。図２に示すように、このサブアセンブリが、誘電性
ハウジング１２の通路に挿入されると、端子ブロック
は、接地板を端子ブロック間で効果的に把持する。端子
モジュールは、それぞれの端子ブロックの傾斜ラッチ３
６により、誘電性ハウジング内に保持される。
【００１７】それぞれの端子ブロック３０ａおよび３０
ｂは、少なくとも一つの高速信号端子３８の回りに形成
されている。一対の高速信号端子３８の前側端部は、接
地板３２の前側端とともに、導電性シールド１６を包囲
するシュラウド部１８内で、図１の電気コネクタの前向
きに突出して示されている。高速信号端子３８の後端３
８ａ（図９）は、図２において参照符号４０で示され
る、複数の同軸ケーブルの中心導体５２に接続される。
本発明は、特に、同軸ケーブルの金属シールドの接地板
３２に対する端末処理方法に関するものである。
ｂは、少なくとも一つの高速信号端子３８の回りに形成
されている。一対の高速信号端子３８の前側端部は、接
地板３２の前側端とともに、導電性シールド１６を包囲
するシュラウド部１８内で、図１の電気コネクタの前向
きに突出して示されている。高速信号端子３８の後端３
８ａ（図９）は、図２において参照符号４０で示され
る、複数の同軸ケーブルの中心導体５２に接続される。
本発明は、特に、同軸ケーブルの金属シールドの接地板
３２に対する端末処理方法に関するものである。
【００１８】特に、図５は、導電性金属板材料から打ち
抜き形成された基材を示しており、この基材の全体は参
照符号Ｂで示されている。接地板３２は、この基材より
形成される。基材Ｂは、接地板３２のブレード部４２を
形成する脚部またはステム部を含むＴ字状形状となって
いる。ブレード部４２は、端子ブロック３０ａ及び３０
ｂのポスト３４が挿通する孔３４を含んでいる（図
２）。一対のウイングまたはアーム４６は、ブレード部
４２の一端の各側縁から外向きに突出している。これら
のウイング４６または把持アームには、以下に説明する
ように半田付けを容易にするために細長いスロット４８
が設けられている。
抜き形成された基材を示しており、この基材の全体は参
照符号Ｂで示されている。接地板３２は、この基材より
形成される。基材Ｂは、接地板３２のブレード部４２を
形成する脚部またはステム部を含むＴ字状形状となって
いる。ブレード部４２は、端子ブロック３０ａ及び３０
ｂのポスト３４が挿通する孔３４を含んでいる（図
２）。一対のウイングまたはアーム４６は、ブレード部
４２の一端の各側縁から外向きに突出している。これら
のウイング４６または把持アームには、以下に説明する
ように半田付けを容易にするために細長いスロット４８
が設けられている。
【００１９】金属シールド５６を接地板３２に半田付け
するときに、比較的半田付チップの小さい半田ごてを用
いることが望ましい。スロット全体から十分に半田が流
れるようにスロットを十分に広くすることが望ましい
が、半田ごての比較的小さなチップの、誘電性内側部材
５４を損傷する可能性のあるケーブルの金属シールド５
６への接触を防止するためには十分に狭く形成しなけれ
ばならない。本実施例においては、各スロットは、約
０．０４０インチ程度の幅であるが、スロットの幅は、
０．１１０乃至０．０１０インチの範囲とすることが出
来る。顎部４９は、ブレード部４２の両側縁に打ち抜き
形成され、接地板３２と端子ブロック３０ａ及び３０ｂ
のサブアセンブリの誘電性ハウジング内での保持を容易
としている。
するときに、比較的半田付チップの小さい半田ごてを用
いることが望ましい。スロット全体から十分に半田が流
れるようにスロットを十分に広くすることが望ましい
が、半田ごての比較的小さなチップの、誘電性内側部材
５４を損傷する可能性のあるケーブルの金属シールド５
６への接触を防止するためには十分に狭く形成しなけれ
ばならない。本実施例においては、各スロットは、約
０．０４０インチ程度の幅であるが、スロットの幅は、
０．１１０乃至０．０１０インチの範囲とすることが出
来る。顎部４９は、ブレード部４２の両側縁に打ち抜き
形成され、接地板３２と端子ブロック３０ａ及び３０ｂ
のサブアセンブリの誘電性ハウジング内での保持を容易
としている。
【００２０】導電性金属板材料から基材を打ち抜き形成
する前または後もしくはこれと同時に、一乃至複数の同
軸ケーブル４０を、図３及び図４にしめすように準備す
る。各同軸ケーブル４０は、管状の誘電性内側部材５４
により包囲された各ケーブルが中心導体５２を含む、従
来より公知な構成となっている。管状の金属製網組体形
状の金属シールド５６は、誘電性内側部材５４を包囲し
て設けられる。プラスチック等の絶縁性ジャケット５８
は、金属シールド５６を包囲して、複合同軸ケーブルを
形成する。
する前または後もしくはこれと同時に、一乃至複数の同
軸ケーブル４０を、図３及び図４にしめすように準備す
る。各同軸ケーブル４０は、管状の誘電性内側部材５４
により包囲された各ケーブルが中心導体５２を含む、従
来より公知な構成となっている。管状の金属製網組体形
状の金属シールド５６は、誘電性内側部材５４を包囲し
て設けられる。プラスチック等の絶縁性ジャケット５８
は、金属シールド５６を包囲して、複合同軸ケーブルを
形成する。
【００２１】図３は、同軸ケーブル４０の中心導線５２
の周りの被覆を除去して、所定長の中心導線５２を露出
させる。この中心導線の所定長の露出部は、高速信号伝
送端子３８（図９参照）の一つの内端３８ａに半田付け
されている。同軸ケーブルの外側の絶縁性ジャケット５
８が切除され、所定長の金属シールド５６を露出させ
る。露出された金属シールドは、以下に説明するように
接地板３２に半田付けされる。
の周りの被覆を除去して、所定長の中心導線５２を露出
させる。この中心導線の所定長の露出部は、高速信号伝
送端子３８（図９参照）の一つの内端３８ａに半田付け
されている。同軸ケーブルの外側の絶縁性ジャケット５
８が切除され、所定長の金属シールド５６を露出させ
る。露出された金属シールドは、以下に説明するように
接地板３２に半田付けされる。
【００２２】図３には、同軸ケーブルの誘電性内側部材
５４の外周に非着される内径を有する断熱性管状スリー
ブ６０とともに終端処理の準備がなされた同軸ケーブル
が示されている。断熱性管状スリーブ６０は、誘電性内
側部材５４の外周で、金属シールド５６の下側に矢印Ａ
（図３参照）の方向に装着して、図４の状態とする。こ
の状態において、断熱性管状スリーブ６０の前端部は、
誘電性内側部材５４の前端とほぼ同一平面上に位置して
いる。換言すれば、断熱性管状スリーブ６０は、金属シ
ールド５６と誘電性内側部材５４の間に挟まれている。
断熱性管状スリーブ６０は、耐熱性プラスチックまたは
セラミック材料等の耐熱性絶縁材料で形成され、金属シ
ールドの半田付けを可能とする一方、誘電性内側部材５
４を半田付け時の熱から保護する。
５４の外周に非着される内径を有する断熱性管状スリー
ブ６０とともに終端処理の準備がなされた同軸ケーブル
が示されている。断熱性管状スリーブ６０は、誘電性内
側部材５４の外周で、金属シールド５６の下側に矢印Ａ
（図３参照）の方向に装着して、図４の状態とする。こ
の状態において、断熱性管状スリーブ６０の前端部は、
誘電性内側部材５４の前端とほぼ同一平面上に位置して
いる。換言すれば、断熱性管状スリーブ６０は、金属シ
ールド５６と誘電性内側部材５４の間に挟まれている。
断熱性管状スリーブ６０は、耐熱性プラスチックまたは
セラミック材料等の耐熱性絶縁材料で形成され、金属シ
ールドの半田付けを可能とする一方、誘電性内側部材５
４を半田付け時の熱から保護する。
【００２３】図６は、一対の上側把持アーム６２ａ及び
一対の下側把持アーム６２ｂを形成するために内向きに
折り曲げられたウイング４６（図５）を有する打ち抜き
形成された図５の基材Ｂを示している。接地板３２は、
一対の同軸ケーブルをクリンプするために、接地板の両
側縁に相互に対向する把持アームが設けられており、接
地板の両側に一対の把持アームを形成している。一方の
対の把持アーム６２ａは、ブレード部４２の後端部に位
置しており、他方の対の把持アーム６２ｂは、前記一方
の把持アーム６２ａの長手方向前側に僅かに離間して位
置している。この構造によって、接地板３２は、コネク
タの仕様に応じて一乃至四本の同軸ケーブルを終端処理
することが出来る。コンピュータに使用する場合、モニ
タに供給する赤色、緑色及び青色の色信号を伝送するた
めに三本のケーブルを用いることが出来る。四番目のケ
ーブルは、フラットスクリーンのモニタに画素クロック
タイミング信号を伝送するために用いることが出来る。
図６は、図３のように終端処理の準備がなされた三つの
同軸ケーブル４０を示しており、断熱性管状スリーブ６
０は、図４に示すように各ケーブルの金属シールドと誘
電性内側材料の間に挿入されている。
一対の下側把持アーム６２ｂを形成するために内向きに
折り曲げられたウイング４６（図５）を有する打ち抜き
形成された図５の基材Ｂを示している。接地板３２は、
一対の同軸ケーブルをクリンプするために、接地板の両
側縁に相互に対向する把持アームが設けられており、接
地板の両側に一対の把持アームを形成している。一方の
対の把持アーム６２ａは、ブレード部４２の後端部に位
置しており、他方の対の把持アーム６２ｂは、前記一方
の把持アーム６２ａの長手方向前側に僅かに離間して位
置している。この構造によって、接地板３２は、コネク
タの仕様に応じて一乃至四本の同軸ケーブルを終端処理
することが出来る。コンピュータに使用する場合、モニ
タに供給する赤色、緑色及び青色の色信号を伝送するた
めに三本のケーブルを用いることが出来る。四番目のケ
ーブルは、フラットスクリーンのモニタに画素クロック
タイミング信号を伝送するために用いることが出来る。
図６は、図３のように終端処理の準備がなされた三つの
同軸ケーブル４０を示しており、断熱性管状スリーブ６
０は、図４に示すように各ケーブルの金属シールドと誘
電性内側材料の間に挿入されている。
【００２４】図７は、接地板３２上に配置された、終端
処理がなされ仮折り曲げされた状態の把持アーム６２ａ
及び６２ｂ内に装着された同軸ケーブル４０を示してい
る。把持アームに形成したスロット４８は、それぞれの
同軸ケーブルの断熱性管状スリーブ６０の外側に位置す
る金属シールド５６上に位置決めされている。
処理がなされ仮折り曲げされた状態の把持アーム６２ａ
及び６２ｂ内に装着された同軸ケーブル４０を示してい
る。把持アームに形成したスロット４８は、それぞれの
同軸ケーブルの断熱性管状スリーブ６０の外側に位置す
る金属シールド５６上に位置決めされている。
【００２５】端子モジュールの加工における次のステッ
プは、把持アーム６２ａ及び６２ｂを、図８に示すよう
に、同軸ケーブルの露出された金属シールド５６の周り
に折り曲げ形成して係合させる。なお、把持アームは、
従来技術において一般に行われているように、金属シー
ルドに対してクリンプされるものではない。把持アーム
を折り曲げ形成するために用いられる把持圧は、同軸ケ
ーブルを単に把持するためのものである。把持圧は、下
側の断熱性管状スリーブ６０及び／または誘電性内側部
材５４の破損及び変形を生起するような過剰な圧力とな
らないように設定される。この結果、断熱性管状スリー
ブ６０及び／または誘電性内側部材５４の破損及び変形
による、同軸ケーブルの電気的特性の低下が防止され
る。
プは、把持アーム６２ａ及び６２ｂを、図８に示すよう
に、同軸ケーブルの露出された金属シールド５６の周り
に折り曲げ形成して係合させる。なお、把持アームは、
従来技術において一般に行われているように、金属シー
ルドに対してクリンプされるものではない。把持アーム
を折り曲げ形成するために用いられる把持圧は、同軸ケ
ーブルを単に把持するためのものである。把持圧は、下
側の断熱性管状スリーブ６０及び／または誘電性内側部
材５４の破損及び変形を生起するような過剰な圧力とな
らないように設定される。この結果、断熱性管状スリー
ブ６０及び／または誘電性内側部材５４の破損及び変形
による、同軸ケーブルの電気的特性の低下が防止され
る。
【００２６】接地板３２は、図８にＳで示すように、把
持アーム６２ａ、６２ｂのスロット４８を介して金属シ
ールド５６を把持アーム６２ａ、６２ｂに半田付けする
ことによって、電気的及び機械的に同軸ケーブルの金属
シールド５６に接続される。上記のように、スロット４
８は、０．０４０インチ程度に形成され、下側の断熱性
管状スリーブまたは誘電性内側部材の熱による損傷を起
こすような金属シールドに対する熱の集中を防止する。
スロットの幅とは無関係に、スロットは十分に狭く、半
田ごてまたは工具がスロットを通過し、金属シールドに
直接接触することを防止する。基本的に、スロットは、
内側に伝達される半田付けの熱を制限する。一方、円周
方向で接地部３２のブレード部４２に延びるスロット
は、広い円周方向の金属シールドへのアクセス面積を与
える。好ましくは、半田付け用スロットは、各同軸ケー
ブルの中心または軸線の周りに約１８０゜以上の長さで
延びている。
持アーム６２ａ、６２ｂのスロット４８を介して金属シ
ールド５６を把持アーム６２ａ、６２ｂに半田付けする
ことによって、電気的及び機械的に同軸ケーブルの金属
シールド５６に接続される。上記のように、スロット４
８は、０．０４０インチ程度に形成され、下側の断熱性
管状スリーブまたは誘電性内側部材の熱による損傷を起
こすような金属シールドに対する熱の集中を防止する。
スロットの幅とは無関係に、スロットは十分に狭く、半
田ごてまたは工具がスロットを通過し、金属シールドに
直接接触することを防止する。基本的に、スロットは、
内側に伝達される半田付けの熱を制限する。一方、円周
方向で接地部３２のブレード部４２に延びるスロット
は、広い円周方向の金属シールドへのアクセス面積を与
える。好ましくは、半田付け用スロットは、各同軸ケー
ブルの中心または軸線の周りに約１８０゜以上の長さで
延びている。
【００２７】半田付け工程は、上記において半田ごてま
たは工具によって行うものとして説明したが、他の半田
付け方法を用いることも可能である。例えば、半田ペー
ストをスロット４８中に堆積し、次いで熱を加えること
によって、半田ペーストのリフローにより半田付けを行
うことが出来る。さらに、スロット４８を除き、把持ア
ームに厚いすずメッキ層を設けまたは半田を埋め込こん
で、これらの材料は、熱をかけることによってリフロー
を生起して、半田付けをすることが出来る。これらのい
ずれにおいても、断熱性管状スリーブ６０は、誘電性内
側部材５４を熱的に遮断し、半田付け工程の熱から誘電
性内側部材を保護する。
たは工具によって行うものとして説明したが、他の半田
付け方法を用いることも可能である。例えば、半田ペー
ストをスロット４８中に堆積し、次いで熱を加えること
によって、半田ペーストのリフローにより半田付けを行
うことが出来る。さらに、スロット４８を除き、把持ア
ームに厚いすずメッキ層を設けまたは半田を埋め込こん
で、これらの材料は、熱をかけることによってリフロー
を生起して、半田付けをすることが出来る。これらのい
ずれにおいても、断熱性管状スリーブ６０は、誘電性内
側部材５４を熱的に遮断し、半田付け工程の熱から誘電
性内側部材を保護する。
【００２８】図８のサブアセンブリが形成されると、図
９に示し、図２に関して説明したように、このサブアセ
ンブリは端子ブロック３０ａ、３０ｂ及び高速信号伝送
端子３８に組み付けられて端子モジュール３０を構成す
る。同軸ケーブルの中心導体５２は、端子２８の内側端
部３８ａに半田付けすることによって、図２に示し、上
記に説明したように、接地板３２のブレード部４２をク
リンプすることによって端子ブロック３０ａ、３０ｂに
接続される。端子モジュールは、図２に示すように誘電
性ハウジング１２内に取り付けられる。要すれば、同軸
ケーブル４０を把持アーム５０ａ及び５０ｂに挿入する
前に、端子ブロック３０ａ及び３０ｂを、図６に示すよ
うに接地板３２のブレード部４２に載置することが出来
る。この場合、図６に示す接地板３２は、終端処理の開
始時点において端子ブロックを有している。
９に示し、図２に関して説明したように、このサブアセ
ンブリは端子ブロック３０ａ、３０ｂ及び高速信号伝送
端子３８に組み付けられて端子モジュール３０を構成す
る。同軸ケーブルの中心導体５２は、端子２８の内側端
部３８ａに半田付けすることによって、図２に示し、上
記に説明したように、接地板３２のブレード部４２をク
リンプすることによって端子ブロック３０ａ、３０ｂに
接続される。端子モジュールは、図２に示すように誘電
性ハウジング１２内に取り付けられる。要すれば、同軸
ケーブル４０を把持アーム５０ａ及び５０ｂに挿入する
前に、端子ブロック３０ａ及び３０ｂを、図６に示すよ
うに接地板３２のブレード部４２に載置することが出来
る。この場合、図６に示す接地板３２は、終端処理の開
始時点において端子ブロックを有している。
【００２９】同軸ケーブルの金属シールドの、接地板４
２の形状の端末処理部材３２に対する端末処理に関連し
て、本発明の概念が図示され上述されている。しかしな
がら、本発明の概念は、金属シールド５６の、他の型の
端末処理部材または端子に対する端末処理にも同様に適
用可能である。
２の形状の端末処理部材３２に対する端末処理に関連し
て、本発明の概念が図示され上述されている。しかしな
がら、本発明の概念は、金属シールド５６の、他の型の
端末処理部材または端子に対する端末処理にも同様に適
用可能である。
【００３０】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、断熱性
管状スリーブを金属シールドと誘電性内側部材の間に介
挿して金属シールドを接地板に半田付けする際の熱から
誘電性内部部材の保護することにより、半田付けによる
電気的な特性の劣化を確実に防止して、電気コネクタの
生産性の向上に寄与しうるものとなる。また、把持アー
ムにスロットを形成して、このスロットを介して金属シ
ールドを把持アームに半田付けを容易とすることが出来
る。
管状スリーブを金属シールドと誘電性内側部材の間に介
挿して金属シールドを接地板に半田付けする際の熱から
誘電性内部部材の保護することにより、半田付けによる
電気的な特性の劣化を確実に防止して、電気コネクタの
生産性の向上に寄与しうるものとなる。また、把持アー
ムにスロットを形成して、このスロットを介して金属シ
ールドを把持アームに半田付けを容易とすることが出来
る。
【図１】本発明を適用することが出来る電気コネクタの
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の２−２線に沿った概略垂直断面図であ
る。
る。
【図３】本発明とともに用いるために準備された同軸ケ
ーブルの一つを、断熱性管状スリーブとともに示す斜視
図である。
ーブルの一つを、断熱性管状スリーブとともに示す斜視
図である。
【図４】図３に示す、終端処理のために準備された同軸
ケーブルを、金属シールドと誘電性内側部材の間に挿入
された断熱性管状スリーブとともに示す斜視図である。
ケーブルを、金属シールドと誘電性内側部材の間に挿入
された断熱性管状スリーブとともに示す斜視図である。
【図５】端子部材または接地板を形成する、打ち抜き成
形された基材の斜視図である。
形された基材の斜視図である。
【図６】把持アームを予め折り曲げた状態に折り曲げ形
成し、断熱性管状スリーブを有する複数の同軸ケーブル
を挿入した状態の接地板を示す斜視図である。
成し、断熱性管状スリーブを有する複数の同軸ケーブル
を挿入した状態の接地板を示す斜視図である。
【図７】同軸ケーブルが、接地板の把持アームに対して
適正に配置された状態で示す図６と同様の図である。
適正に配置された状態で示す図６と同様の図である。
【図８】同軸ケーブルの金属シールドに係合した把持ア
ームにとともに示す図７と同様の図である。
ームにとともに示す図７と同様の図である。
【図９】図２に示す端子モジュールに組み付けられた図
８に示すサブアセンブリの斜視図である。
８に示すサブアセンブリの斜視図である。
１０ ．．．電気コネクタ １２ ．．．誘電性ハウジング ３２ ．．．接地板 ３８ ．．．端子 ４０ ．．．同軸ケーブル ４２ ．．．ブレード部 ４６ａ，４６ｂ ．．．ハンプ ４８ ．．．スロット ５２ ．．．中心導体 ５４ ．．．誘電性内側部材 ５６ ．．．金属シールド ５８ ．．．絶縁ジャケット ６０ ．．．断熱性管状スリーブ ６２ａ、６２ｂ ．．．把持アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガリー エス マンチェスター アメリカ合衆国 イリノイ州 ナパービ ル ウィノラ コート 1819 (72)発明者 ポール マーフィー アメリカ合衆国 イリノイ州 ナパービ ル ペムブロック アールディー113 (56)参考文献 特開 昭63−257189（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−159076（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−17381（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−52936（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−334877（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−208858（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−111888（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−68366（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−8873（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3011823（ＪＰ，Ｕ) 米国特許5304069（ＵＳ，Ａ) 欧州特許出願公開583934（ＥＰ，Ａ ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/648 - 13/658 H01R 17/00 - 17/12 H01R 23/00 - 23/68 H01R 9/05 H01R 43/00
Claims (35)
- 【請求項１】中心導体（５２）と、該中心導体の少なく
とも一部を包囲する誘電性内側部材（５４）と該誘電性
内側部材の少なくとも一部を包囲する金属シールド（５
６）と該金属シールドの少なくとも一部を包囲する外側
絶縁性ジャケット（５８）によって構成される同軸ケー
ブル（４０）を、電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジ
ング（１２）内に少なくとも一部が収容された導電性の
終端部材（３２）に終端する方法であって、 前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジャケットを除去して、
金属シールド（５６）を露出させる露出を形成するとと
もに、前記金属シールドと前記誘電性内側部材との間に
断熱性管状スリーブ（６０）を挿入し、 把持アームを有する終端部材上に前記同軸ケーブルを配
置し、 前記断熱性管状スリーブを変形させることなく金属シー
ルドの前記露出部に係合するように把持アームを折り曲
げ形成するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管
状スリーブと前記把持アーム間に捕捉し、 前記断熱性管状スリーブによって、前記金属シールドの
前記把持アームに接着するときに、前記誘電性内側部材
を保護しながら、前記金属シールドを前記把持アームに
接着するようにした終端方法。 - 【請求項２】前記把持アーム（４６）は、前記金属シー
ルド（５６）の前記露出部に配置されるスロット（４
８）を有し、前記金属シールドが、前記スロットを用い
て前記把持アームに接着される請求項１に記載の終端方
法。 - 【請求項３】前記把持アーム（４６）を、金属シールド
（５６）の実質的円周部の周囲に形成した請求項１に記
載の終端方法。 - 【請求項４】中心導体（５２）と、該中心導体の少なく
とも一部を包囲する誘電性内側部材（５４）と該誘電性
内側部材の少なくとも一部を包囲する金属シールド（５
６）と該金属シールドの少なくとも一部を包囲する外側
絶縁性ジャケット（５８）によって構成される同軸ケー
ブル（４０）を、電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジ
ング（１２）内に少なくとも一部が収容された導電性の
終端部材（３２）に終端する方法であって、 前記同軸ケーブルに前記絶縁性ジャケットを除去して、
金属シールド（５６）を露出させる露出を形成するとと
もに、前記金属シールドと前記誘電性内側部材との間に
断熱性管状スリーブ（６０）を挿入し、 前記終端部材（３２）の細長く、実質的に平坦な接地板
（４２）上に前記同軸ケーブルの前記金属シールド（５
６）の露出部を配置するとともに、前記終端部材に前記
接地板の両側より突出する把持アームを設け、 前記断熱性管状スリーブを変形させることなく金属シー
ルドの前記露出部に係合するように把持アームを折り曲
げ形成するとともに、前記金属シールドを前記誘電性管
状スリーブと前記把持アーム間に捕捉し、 前記断熱性管状スリーブによって、前記金属シールドの
前記把持アームに接着するときに、前記誘電性内側部材
を保護しながら、前記金属シールドを前記把持アームに
接着するようにした終端方法。 - 【請求項５】各把持アーム（６２ａ）は、前記同軸ケー
ブル（４０）の一方の金属シールド（５６）の露出部に
位置するスロット（４８）を有しており、各同軸ケーブ
ルの前記金属シールドは、前記把持アームの前記スロッ
トを用いて前記把持アームに接着される請求項４に記載
の終端方法。 - 【請求項６】各把持アーム（６２ａ）は、前記金属シー
ルド（５６）の実質的に円周方向に形成される請求項４
に記載の終端方法。 - 【請求項７】各把持アーム（６２ａ）は、金属シールド
（５６）の露出部に対応する位置に設けた円周方向に延
びるスロットを有しており、各金属シールドは、前記ス
ロットを用いて前記把持アームの一つに半田付け（Ｓ）
される請求項６に記載の終端方法。 - 【請求項８】前記接地板に終端される少なくともう一つ
のケーブルを有しており、前記もう一つのケーブルは、
もう一つの中心導体（５２）と、もう一つの中心導体の
少なくとも一部を包囲するもう一つの誘電性内側部材
（５４）と、前記もう一つの誘電性内側部材の少なくと
も一部を包囲するもう一つの金属シールド（５６）と、
前記金属シールドの少なくとも一部を包囲する外側のも
う一つの絶縁性ジャケット（５８）を有し、前記もう一
つの絶縁性ジャケットの一部が前記もう一つの金属シー
ルドを露出して、もう一つの露出部を形成するように構
成され、前記一対のケーブルの一方の前記もう一つの金
属シールドと前記もう一つの誘電性内側部材間に装着可
能なもう一つの断熱性管状スリーブ（６０）と、前記も
う一つの金属シールドを終端させるとともに、前記接地
板の両側より突出するもう一対の把持アーム（６２ｂ）
を有し、前記もう一つの把持アームの少なくとも一方は
前記もう一つの同軸ケーブルのもう一つの金属シールド
の前記もう一つの露出部に対してクリンプされて、もう
一つの把持アームの一方及びもう一つの断熱性管状スリ
ーブの間のもう一つの金属シールドをクランプするよう
にした請求項４に記載の終端方法。 - 【請求項９】前記一対の把持アーム（６２ａ）と一対の
もう一つの把持アーム（６２ｂ）は、相互に長手方向に
離間している請求項８に記載の終端方法。 - 【請求項１０】各把持アーム（６２ａ）は、前記同軸ケ
ーブル（４０）の一方の金属シールド（５６）の露出部
に位置するスロット（４８）を有しており、各同軸ケー
ブルの前記金属シールドは、前記把持アームの前記スロ
ットを用いて前記把持アームに接着され、各もう一つの
把持アーム（６２ａ）は、前記もう一つの同軸ケーブル
（４０）の一方のもう一つの金属シールド（５６）の露
出部に位置するもう一つのスロット（４８）を有してお
り、各もう一つの同軸ケーブルの前記もう一つの金属シ
ールドは、前記もう一つの把持アームの前記もう一つの
スロットを用いて前記もう一つの把持アームに接着され
ている請求項８に記載の終端方法。 - 【請求項１１】中心導体（５２）と、該中心導体の少な
くとも一部を包囲する誘電性内側部材（５４）と該誘電
性内側部材の少なくとも一部を包囲する金属シールド
（５６）と該金属シールドの少なくとも一部を包囲する
外側絶縁性ジャケット（５８）によって構成され、前記
絶縁性ジャケットの一部が除去されて金属シールド（５
６）の露出部を形成する同軸ケーブル（４０）と、 前記同軸ケーブルの前記金属シールドと前記誘電性内側
部材の間に配置された断熱性管状スリーブ（６０）と、 電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジング（１２）内に
少なくとも一部が配置され、前記金属シールドの露出部
に位置する把持アームを有しており、前記把持アーム
は、前記誘電性内側部材に変形を生じることなく前記金
属シールドを把持して、前記断熱性管状スリーブと前記
把持アーム間に前記金属スリーブを位置させる導電性終
端部材とによって構成する終端装置。 - 【請求項１２】前記断熱管状スリーブ（６０）は、耐熱
プラスチックスリーブである請求項１１に記載の終端装
置。 - 【請求項１３】前記導電性終端部材（３２）の前記把持
アーム（６２ａ）は、前記金属シールドの露出部に対応
して位置するスロット（４８）を有しており、前記スロ
ットは、前記金属シールドの前記露出部を前記把持アー
ムに半田付け（Ｓ）するために用いられる請求項１２に
記載の終端装置。 - 【請求項１４】前記導電性終端部材（３２）は、平坦な
接地板（４２）を有しており、前記把持アーム（６２
ａ）は、前記接地板から突出する把持アームである請求
項１１に記載の終端装置。 - 【請求項１５】前記把持アーム（６２ａ）は、前記金属
シールド（５６）の前記露出部を前記把持アームへの半
田付け（Ｓ）を可能とする円周方向に延びるスロット
（４８）を有している請求項１４に記載の終端装置。 - 【請求項１６】前記スロット（４８）は、前記同軸ケー
ブル（４０）の周囲に約１８０゜の範囲で延びている請
求項１５に記載の終端装置。 - 【請求項１７】それぞれが中心導体（５２）と、前記中
心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側部材（５
４）と、前記誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲す
る金属シールド（５６）と、前記金属シールドの少なく
とも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケット（５８）を
有し、前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールド
を露出された露出部を形成するために除去されている一
対のケーブル（４０）と、 前記一対のケーブルの一方の前記金属シールドと前記誘
電性内側部材間に装着可能な一方の断熱性管状スリーブ
部材と、前記一対のケーブルの他方の前記金属シールド
と前記誘電性内側部材間に装着可能な他方の断熱性管状
スリーブ部材とによって構成される一対の断熱性管状ス
リーブ（６０）と、 前記金属シールドを終端させるとともに、少なくとも一
部が電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジング（１２）
内に位置し、細長く平坦に形成されるとともに、一端の
近傍の両側縁より突出する一対の把持アーム（６２ａ）
を有し、該把持アームが、前記断熱性管状スリーブを変
形することなく前記同軸ケーブルの金属シールドの露出
部にクリンプされて、把持アームと前記断熱性管状スリ
ーブ間の金属シールドの露出部を接着するように構成さ
れた請求項１７に記載の終端装置。 - 【請求項１８】前記断熱性管状スリーブ（６０）は、耐
熱性プラスチックスリーブである請求項１７に記載の終
端装置。 - 【請求項１９】前記導電性終端部材（３２）の各把持ア
ーム（６２ａ）、金属シールド（５６）の露出部に対応
して位置するスロット（４８）を有しており、前記スロ
ットは、前記金属シールドの前記露出部を前記把持アー
ムの一つに半田付け（Ｓ）するために使用される請求項
１７に記載の終端装置。 - 【請求項２０】前記接地板に終端される少なくともう一
つのケーブルを有しており、前記もう一つのケーブル
は、もう一つの中心導体（５２）と、もう一つの中心導
体の少なくとも一部を包囲するもう一つの誘電性内側部
材（５４）と、前記もう一つの誘電性内側部材の少なく
とも一部を包囲するもう一つの金属シールド（５６）
と、前記金属シールドの少なくとも一部を包囲する外側
のもう一つの絶縁性ジャケット（５８）を有し、前記も
う一つの絶縁性ジャケットの一部が前記もう一つの金属
シールドを露出して、もう一つの露出部を形成するよう
に構成され、前記一対のケーブルの一方の前記もう一つ
の金属シールドと前記もう一つの誘電性内側部材間に装
着可能なもう一つの断熱性管状スリーブ部材（５０）
と、前記もう一つの金属シールドを終端させるととも
に、前記接地板の両側より突出するもう一対の把持アー
ム（６２ｂ）を有し、前記もう一つの把持アームの少な
くとも一方は前記もう一つの断熱性管状スリーブを変形
することなく前記もう一つの同軸ケーブルのもう一つの
金属シールドのもう一つの露出部にクリンプされて、も
う一つの把持アームと前記もう一つの断熱性管状スリー
ブ間のもう一つの金属シールドのもう一つの露出部を接
着するように構成された請求項１７に記載の終端装置。 - 【請求項２１】前記把持アーム（６２ａ）は、もう一つ
の把持アーム（６２ｂ）に対して前記接地板（４２）の
長手方向に離間している請求項２０に記載の終端装置。 - 【請求項２２】前記導電性終端部材は、導電性金属板よ
り打ち抜き形成される請求項２０に記載の終端装置。 - 【請求項２３】前記断熱性管状スリーブ（６０）及び前
記もう一つの断熱性管状スリーブ（６０）は、耐熱性プ
ラスチックスリーブである請求項２０に記載の終端装
置。 - 【請求項２４】各把持アーム（６２ａ）は、前記同軸ケ
ーブル（４０）の一方の金属シールド（５６）の露出部
に位置するスロット（４８）を有しており、各同軸ケー
ブルの前記金属シールドは、前記把持アームの前記スロ
ットを用いて前記把持アームに接着され、各もう一つの
把持アーム（６２ｂ）は、前記もう一つの同軸ケーブル
（４０）の一方のもう一つの金属シールド（５６）の露
出部に位置するもう一つのスロット（４８）を有してお
り、各もう一つの同軸ケーブルの前記もう一つの金属シ
ールドは、前記もう一つの把持アームの前記もう一つの
スロットを用いて前記もう一つの把持アームに接着され
ている請求項２０に記載の終端装置。 - 【請求項２５】それぞれが中心導体（５２）と、前記中
心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側部材（５
４）と、前記誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲す
る金属シールド（５６）と、前記金属シールドの少なく
とも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケット（５８）を
有し、前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールド
を露出された露出部を形成するために除去されている一
対のケーブル（４０）を終端処理する電気コネクタ（１
０）であって、 前端面と後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端
子収容部を有する誘電性ハウジング（１０）と、 前記端子収容部の少なくとも一部を通って延びる複数の
端子（３８）と、 前記同軸ケーブルのそれぞれの金属シールドと前記誘電
性内側部材の間に配置された断熱性管状スリーブ部材
（５０）と、 前記金属シールドを終端させるとともに、少なくとも一
部が電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジング（１２）
内に位置し、細長く平坦に形成されるとともに、一端の
近傍の両側縁より突出する少なくとも一つの把持アーム
（６２ａ）を有し、該把持アームが前記断熱性管状スリ
ーブを変形することなく前記同軸ケーブルの金属シール
ドの露出部にクリンプされて、把持アームと前記断熱性
管状スリーブ間の金属シールドの露出部を接着する電気
コネクタ（１０）。 - 【請求項２６】前記断熱性管状スリーブ部材は、耐熱プ
ラスチックスリーブである請求項２５に記載の電気コネ
クタ（１０）。 - 【請求項２７】前記導電性終端部材（３２）の各把持ア
ーム（６２ａ）、金属シールド（５６）の露出部に対応
して位置するスロット（４８）を有しており、前記スロ
ットは、前記金属シールドの前記露出部を前記把持アー
ムの一つに半田付け（Ｓ）するために使用される請求項
２５に記載の終端装置。 - 【請求項２８】それぞれが中心導体（５２）と、前記中
心導体の少なくとも一部を包囲する誘電性内側部材（５
４）と、前記誘電性内側部材の少なくとも一部を包囲す
る金属シールド（５６）と、前記金属シールドの少なく
とも一部を包囲する外側の絶縁性ジャケット（５８）を
有し、前記絶縁性ジャケットの一部が前記金属シールド
を露出された露出部を形成するために除去されている一
対のケーブル（４０）を終端処理する電気コネクタ（１
０）であって、 前端面と後端面を有し、前記前端面と前記後端面間に端
子収容部を有する誘電性ハウジング（１０）と、 前記端子収容部の少なくとも一部を通って延びる複数の
端子（３８）と、 前記同軸ケーブルのそれぞれの金属シールドと前記誘電
性内側部材の間に配置された断熱性管状スリーブ部材
（５０）と、 前記金属シールドを終端させるとともに、少なくとも一
部が電気コネクタ（１０）の誘電性ハウジング（１２）
内に位置し、細長く平坦に形成されるとともに、一端の
近傍の両側縁より突出する一対の把持アーム（６２ａ）
を有し、該把持アームが前記断熱性管状スリーブを変形
することなく前記同軸ケーブルの金属シールドの露出部
にクリンプされて、把持アームと前記断熱性管状スリー
ブ間の金属シールドの露出部を接着する電気コネクタ
（１０）。 - 【請求項２９】前記断熱性管状スリーブ（６０）は、耐
熱プラスチックスリーブである請求項２８に記載の電気
コネクタ（１０）。 - 【請求項３０】前記導電性終端部材（３２）の各把持ア
ーム（６２ａ）、金属シールド（５６）の露出部に対応
して位置するスロット（４８）を有しており、前記スロ
ットは、前記金属シールドの前記露出部を前記把持アー
ムの一つに半田付け（Ｓ）するために使用される請求項
２９に記載の終端装置。 - 【請求項３１】前記接地板に終端される少なくともう一
つのケーブルを有しており、前記もう一つのケーブル
は、もう一つの中心導体（５２）と、もう一つの中心導
体の少なくとも一部を包囲するもう一つの誘電性内側部
材（５４）と、前記もう一つの誘電性内側部材の少なく
とも一部を包囲するもう一つの金属シールド（５６）
と、前記金属シールドの少なくとも一部を包囲する外側
のもう一つの絶縁性ジャケット（５８）を有し、前記も
う一つの絶縁性ジャケットの一部が前記もう一つの金属
シールドを露出して、もう一つの露出部を形成するよう
に構成され、前記一対のケーブルの一方の前記もう一つ
の金属シールドと前記もう一つの誘電性内側部材間に装
着可能なもう一つの断熱性管状スリーブ（６０）と、前
記もう一つの金属シールドを終端させるとともに、前記
接地板の両側より突出するもう一対の把持アーム（６２
ｂ）を有し、前記もう一つの把持アームの少なくとも一
方は前記もう一つの同軸ケーブルのもう一つの金属シー
ルドの前記もう一つの露出部に対してクリンプされて、
もう一つの把持アームの一方及びもう一つの断熱性管状
スリーブの間のもう一つの金属シールドをクランプする
ようにした請求項２８に記載の電気コネクタ（１０）。 - 【請求項３２】前記把持アーム（６２ａ）は、もう一つ
の把持アーム（６２ｂ）に対して接地板（４２）の長手
方向に離間している請求項３１に記載の電気コネクタ
（１０）。 - 【請求項３３】前記接地板（４２）は、導電性金属板の
打ち抜きにより形成される請求項３２に記載の電気コネ
クタ（１０）。 - 【請求項３４】前記断熱性管状スリーブ（６０）及び前
記もう一つの断熱性管状スリーブ（６０）は、耐熱性プ
ラスチックスリーブである請求項３２に記載の電気コネ
クタ（１０）。 - 【請求項３５】各把持アーム（６２ａ）は、前記同軸ケ
ーブル（４０）の一方の金属シールド（５６）の露出部
に位置するスロット（４８）を有しており、各同軸ケー
ブルの前記金属シールドは、前記把持アームの前記スロ
ットを用いて前記把持アームに接着され、各もう一つの
把持アーム（６２ｂ）は、前記もう一つの同軸ケーブル
（４０）の一方のもう一つの金属シールド（５６）の露
出部に位置するもう一つのスロット（４８）を有してお
り、各もう一つの同軸ケーブルの前記もう一つの金属シ
ールドは、前記もう一つの把持アームの前記もう一つの
スロットを用いて前記もう一つの把持アームに接着され
ている請求項３２に記載の電気コネクタ（１０）。
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|---|---|---|---|
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| US08/609,577 | 1996-03-01 |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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