JP3266459B2 - 極細同軸線使用のジャンパーアセンブリー - Google Patents
極細同軸線使用のジャンパーアセンブリーInfo
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- JP3266459B2 JP3266459B2 JP16065795A JP16065795A JP3266459B2 JP 3266459 B2 JP3266459 B2 JP 3266459B2 JP 16065795 A JP16065795 A JP 16065795A JP 16065795 A JP16065795 A JP 16065795A JP 3266459 B2 JP3266459 B2 JP 3266459B2
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- Japan
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- micro coaxial
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器や計測機器な
どの基板間や基板内の接続用に供し得る極細同軸線使用
のジャンパーアセンブリーの提供に関する。本発明にい
う「極細」とは36AWG以上に細いものを指称する。
どの基板間や基板内の接続用に供し得る極細同軸線使用
のジャンパーアセンブリーの提供に関する。本発明にい
う「極細」とは36AWG以上に細いものを指称する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器内部の基板間や基板内に
おけるジャンパー方式としては、図5に示すディスクリ
ートワイヤ4を用い両端に端子組み立て形コネクター5
を組み合わせたジャンパーアセンブリーを用いるか、図
6に示すフレキシブルフラットケーブル(FFC)を用
いるか、或いは図7に示すフレキシブルプリンティッド
サーキットボード(FPC)を用いていた。
おけるジャンパー方式としては、図5に示すディスクリ
ートワイヤ4を用い両端に端子組み立て形コネクター5
を組み合わせたジャンパーアセンブリーを用いるか、図
6に示すフレキシブルフラットケーブル(FFC)を用
いるか、或いは図7に示すフレキシブルプリンティッド
サーキットボード(FPC)を用いていた。
【0003】尚、図6におけるFFCは、フラット導体
6にスズメッキ平角軟銅線を用い、その両面よりポリエ
ステルフィルム7をラミネートして絶縁被覆し、両端を
補強板8(ポリエステル製)で補強してなるものであ
る。一方、図7のFPCは、圧延銅箔9をポリイミドフ
ィルム10で被覆し両端を補強板8′(ポリエステル
製)で補強してなるものである。
6にスズメッキ平角軟銅線を用い、その両面よりポリエ
ステルフィルム7をラミネートして絶縁被覆し、両端を
補強板8(ポリエステル製)で補強してなるものであ
る。一方、図7のFPCは、圧延銅箔9をポリイミドフ
ィルム10で被覆し両端を補強板8′(ポリエステル
製)で補強してなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6のFFCや図7の
FPCは、図5のジャンパーアセンブリーにおけるコネ
クター使用上の問題点を解決し機器の小型化を可能にす
るが、電子機器や計測機器などの高性能化に伴って増加
してくるインピーダンスや静電容量などを考慮したジャ
ンパーリードのニーズに対しては対応できなかった。
FPCは、図5のジャンパーアセンブリーにおけるコネ
クター使用上の問題点を解決し機器の小型化を可能にす
るが、電子機器や計測機器などの高性能化に伴って増加
してくるインピーダンスや静電容量などを考慮したジャ
ンパーリードのニーズに対しては対応できなかった。
【0005】また、狭いスペースでの渡り配線となるた
め、360°のフレキシブルな曲がりが要求されるが、
かかるFFCやFPCでは曲げに対して方向性を有して
いるために一定方向にしか曲がらなかった。
め、360°のフレキシブルな曲がりが要求されるが、
かかるFFCやFPCでは曲げに対して方向性を有して
いるために一定方向にしか曲がらなかった。
【0006】さらに、FPCでは製造コストが高くつく
し、FPC,FFCともに長さが長くなるほど耐圧メグ
が不安定品質になり易くなる。
し、FPC,FFCともに長さが長くなるほど耐圧メグ
が不安定品質になり易くなる。
【0007】つまり、FPC,FFCのジャンパー方式
では、電子機器の高性能化や小型化に十分に対応させる
には限界がある。ポイントとしてはシールド付が要求さ
れる。しかし、例えば、FFCにシールドを施すと、電
気的には満足させることができるものの、上記のように
基本的特性であるケーブル可撓性が乏しくなり、取り扱
い性において十分に満足させることには限界がある。
では、電子機器の高性能化や小型化に十分に対応させる
には限界がある。ポイントとしてはシールド付が要求さ
れる。しかし、例えば、FFCにシールドを施すと、電
気的には満足させることができるものの、上記のように
基本的特性であるケーブル可撓性が乏しくなり、取り扱
い性において十分に満足させることには限界がある。
【0008】電子機器のさらなる高性能化に対応するに
は、単なる一括シールド付けでは限界がある。つまり、
伝送スピードがスピードアップされればされるほど、ア
センブリーとしての伝送特性も考慮する必要がある。少
なくともワイヤについては同軸構造となっており、主な
ワイヤの伝送特性である特性インピーダンスあるいは静
電容量さらには伝播遅延時間のコントロールが可能であ
ることが前提条件となる傾向にある。
は、単なる一括シールド付けでは限界がある。つまり、
伝送スピードがスピードアップされればされるほど、ア
センブリーとしての伝送特性も考慮する必要がある。少
なくともワイヤについては同軸構造となっており、主な
ワイヤの伝送特性である特性インピーダンスあるいは静
電容量さらには伝播遅延時間のコントロールが可能であ
ることが前提条件となる傾向にある。
【0009】発明者らは、上記の点を踏まえ、最近の電
子;計測機器の高性能化にマッチさせるべく、電気特性
のインピーダンス;静電容量が良く而も可撓性やスペー
スファクターを向上できる極細同軸線を用い、端末部分
にはFFCまたはFPCのコネクタ構造例えば図7の○
印で囲んだ部分を応用した独自のジャンパーアセンブリ
ーを提供しようと試みた。その試行錯誤を日夜を分かた
ず繰り返してみたところ、極細同軸線とFFCまたはF
PCとは基本的構造の異なることもあって、電気的;機
械的取り合いがネックとなり、この点をクリヤーにしな
ければならなかった。
子;計測機器の高性能化にマッチさせるべく、電気特性
のインピーダンス;静電容量が良く而も可撓性やスペー
スファクターを向上できる極細同軸線を用い、端末部分
にはFFCまたはFPCのコネクタ構造例えば図7の○
印で囲んだ部分を応用した独自のジャンパーアセンブリ
ーを提供しようと試みた。その試行錯誤を日夜を分かた
ず繰り返してみたところ、極細同軸線とFFCまたはF
PCとは基本的構造の異なることもあって、電気的;機
械的取り合いがネックとなり、この点をクリヤーにしな
ければならなかった。
【0010】そこで、本発明の目的は、極細同軸線を用
い端末にFFCやFPCのコネクタ構造を採用しそれら
両者の電気的;機械的取り合いをクリヤーして実用性の
高いジャンパーアセンブリーを提供することにある。
い端末にFFCやFPCのコネクタ構造を採用しそれら
両者の電気的;機械的取り合いをクリヤーして実用性の
高いジャンパーアセンブリーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する極
細線使用のジャンパーアセンブリーは、多数本の極細同
軸線と端末部分のフラットコネクター部品とよりなり、
このフラットコネクター部品は、ベースフィルム上に設
けられたコネクター差し込み部分とこのコネクター差し
込み部分の後部に連ねた同軸線接続部とよりなり、この
同軸線接続部には表面側において多数の個別導体取り付
け部の群と一つの幅広な共通導体取り付け部とを相前後
して有せしめ、多数の個別導体取り付け部には各極細同
軸線の長めに剥き出す内部導体端末を個々に屈曲迂回し
ながら接続させ、共通導体取り付け部には各極細同軸線
の外部導体の短めの剥き出し端末を一括して接続するよ
うにしてなるものである。
細線使用のジャンパーアセンブリーは、多数本の極細同
軸線と端末部分のフラットコネクター部品とよりなり、
このフラットコネクター部品は、ベースフィルム上に設
けられたコネクター差し込み部分とこのコネクター差し
込み部分の後部に連ねた同軸線接続部とよりなり、この
同軸線接続部には表面側において多数の個別導体取り付
け部の群と一つの幅広な共通導体取り付け部とを相前後
して有せしめ、多数の個別導体取り付け部には各極細同
軸線の長めに剥き出す内部導体端末を個々に屈曲迂回し
ながら接続させ、共通導体取り付け部には各極細同軸線
の外部導体の短めの剥き出し端末を一括して接続するよ
うにしてなるものである。
【0012】前記極細同軸線の長めに剥き出す内部導体
端末はフラットコネクター部品の同軸線接続部の裏面側
からその接続部自身の厚さ方向の貫通孔を通して表面側
に迂回させることにより屈曲配線してなり、一方の短め
に剥き出す外部導体端末は迂回なしにストレートにして
接続するようにしてなると良い。また、フラットコネク
ター部品の同軸線接続部における個別導体取り付け部の
群を千鳥配置にしてなると良い。なおまた、フラットコ
ネクター部品の同軸線接続部に対して保護カバーを具備
させてなると良い。
端末はフラットコネクター部品の同軸線接続部の裏面側
からその接続部自身の厚さ方向の貫通孔を通して表面側
に迂回させることにより屈曲配線してなり、一方の短め
に剥き出す外部導体端末は迂回なしにストレートにして
接続するようにしてなると良い。また、フラットコネク
ター部品の同軸線接続部における個別導体取り付け部の
群を千鳥配置にしてなると良い。なおまた、フラットコ
ネクター部品の同軸線接続部に対して保護カバーを具備
させてなると良い。
【0013】
【作用】本発明にかかる極細線使用のジャンパーアセン
ブリーによれば、極細同軸線の長めに剥き出す内部導体
を屈曲迂回させて個別導体取り付け部に接続するととも
に、同軸線の短めに剥き出した外部導体が共通導体取り
付け部に接続されることから、抗張力特性を引き出し易
い外部導体がテンションメンバーとして機能すること
で、とりわけ切れ易くなる内部導体の断線防止が図られ
る。
ブリーによれば、極細同軸線の長めに剥き出す内部導体
を屈曲迂回させて個別導体取り付け部に接続するととも
に、同軸線の短めに剥き出した外部導体が共通導体取り
付け部に接続されることから、抗張力特性を引き出し易
い外部導体がテンションメンバーとして機能すること
で、とりわけ切れ易くなる内部導体の断線防止が図られ
る。
【0014】長めに剥き出す内部導体端末は、フラット
コネクター部品の同軸線接続部に対して裏面側から厚さ
方向の貫通孔を通して表面側に迂回させることにより屈
曲配線してなるので、無張力状態でも妄りに飛び出すこ
となくまとわりつかせる。このことは導体接続部分のカ
バーによる仕舞い構造を薄形にして実現できることにも
つながる。
コネクター部品の同軸線接続部に対して裏面側から厚さ
方向の貫通孔を通して表面側に迂回させることにより屈
曲配線してなるので、無張力状態でも妄りに飛び出すこ
となくまとわりつかせる。このことは導体接続部分のカ
バーによる仕舞い構造を薄形にして実現できることにも
つながる。
【0015】同軸線の内部導体接続用の個別導体取り付
け部の群を千鳥に配置して導体間ピッチをさらに狭くす
ることも可能である。
け部の群を千鳥に配置して導体間ピッチをさらに狭くす
ることも可能である。
【0016】
【実施例】図1は、本発明にかかる極細線使用のジャン
パーアセンブリーの実施例を示したもので、図2に同ア
センブリーにおけるフラットコネクター部品を示した。
また、図3は同アセンブリーにおける極細線を示し、な
おまた、図4は同アセンブリーの接続部に用いられる保
護カバーを示した。
パーアセンブリーの実施例を示したもので、図2に同ア
センブリーにおけるフラットコネクター部品を示した。
また、図3は同アセンブリーにおける極細線を示し、な
おまた、図4は同アセンブリーの接続部に用いられる保
護カバーを示した。
【0017】しかして、本実施例のジャンパーアセンブ
リーは、極細同軸線1と端末部分のフラットコネクター
部品2とで構成している。極細同軸線1は、図3に示し
たように、内部導体11(40AWG(7/0.03
2)銀メッキ銅合金線)上に、絶縁体12(発泡ポリエ
チレン)、補強層13(ポリエステルテープ)を施し、
その上に外部導体14(スズメッキ硬銅線)を設け、さ
らにジャケット15(ポリエステルテープ)を設けてな
るものである。この極細同軸線1の静電容量は、65±
5(PF/m)at1kHzである。
リーは、極細同軸線1と端末部分のフラットコネクター
部品2とで構成している。極細同軸線1は、図3に示し
たように、内部導体11(40AWG(7/0.03
2)銀メッキ銅合金線)上に、絶縁体12(発泡ポリエ
チレン)、補強層13(ポリエステルテープ)を施し、
その上に外部導体14(スズメッキ硬銅線)を設け、さ
らにジャケット15(ポリエステルテープ)を設けてな
るものである。この極細同軸線1の静電容量は、65±
5(PF/m)at1kHzである。
【0018】一方、フラットコネクター部品2は、FP
Cのコネクタ構造(図7の○印参照)が応用され、態様
においては、図2のように、前の側にコネクター差し込
み部分21を且つまた後ろ側に同軸線接続部22をそれ
ぞれ設定したもので、基本的には、平角銅箔23(t=
0.035×W=0.7,ハンダメッキt=1〜10μ
m)をベースフィルム24(ポリイミドフィルムt=
0.025mm)上に17本P=1mmで並列に設け、その
上からカバーレイフィルム25(ポリイミドフィルムt
=0.025mm)を施し、さらにベースフィルムの裏面
側から補強板26(ポリエステル製t=0.188mm)
を貼り付けてなるものである。
Cのコネクタ構造(図7の○印参照)が応用され、態様
においては、図2のように、前の側にコネクター差し込
み部分21を且つまた後ろ側に同軸線接続部22をそれ
ぞれ設定したもので、基本的には、平角銅箔23(t=
0.035×W=0.7,ハンダメッキt=1〜10μ
m)をベースフィルム24(ポリイミドフィルムt=
0.025mm)上に17本P=1mmで並列に設け、その
上からカバーレイフィルム25(ポリイミドフィルムt
=0.025mm)を施し、さらにベースフィルムの裏面
側から補強板26(ポリエステル製t=0.188mm)
を貼り付けてなるものである。
【0019】後ろ側の同軸線接続部22では、カバーレ
イフィルム側の表面において、16本分の平角銅箔に一
対一で対応する個別導体取り付け部27の群を2×8で
千鳥配置に設けてなり、また、その後端側に1本の平角
銅箔に対応する共通導体取り付け部28(グランドバ
ー)を設けてなるものである。これら個別導体取り付け
部27と共通導体取り付け部28はカバーレイフィルム
の窓開け部分から臨む銅箔の露出面上にハンダメッキt
=0.04mmで形成している。個別導体取り付け部27
の後部には厚さ方向の貫通孔29(φ0.7)を形成し
ており、後述する内部導体端末の迂回屈曲配線に便に供
している。
イフィルム側の表面において、16本分の平角銅箔に一
対一で対応する個別導体取り付け部27の群を2×8で
千鳥配置に設けてなり、また、その後端側に1本の平角
銅箔に対応する共通導体取り付け部28(グランドバ
ー)を設けてなるものである。これら個別導体取り付け
部27と共通導体取り付け部28はカバーレイフィルム
の窓開け部分から臨む銅箔の露出面上にハンダメッキt
=0.04mmで形成している。個別導体取り付け部27
の後部には厚さ方向の貫通孔29(φ0.7)を形成し
ており、後述する内部導体端末の迂回屈曲配線に便に供
している。
【0020】なお、同軸線1と、フラットコネクター部
品2に関しては、これらに関する図3及び図2において
寸法(単位はmmである)を敢えて掲載してある。これ
は、各部の寸法とりわけ、同軸線1がいかに極細である
か、フラットコネクター部品2がいかに薄形で導体ピッ
チの狭いものであるかを具現するためである。
品2に関しては、これらに関する図3及び図2において
寸法(単位はmmである)を敢えて掲載してある。これ
は、各部の寸法とりわけ、同軸線1がいかに極細である
か、フラットコネクター部品2がいかに薄形で導体ピッ
チの狭いものであるかを具現するためである。
【0021】さて、以上のような各部品からなる本実施
例のジャンパーアセンブリーは、図1に示すように16
本の極細同軸線と2つのフラットコネクター部品とで組
み立てられる。極細同軸線1は、16本全てが同じで長
さL=195mmとし、両端で皮むきを行って絶縁体付の
まま長めに剥き出す内部導体端末11aと、短めに剥き
出す外部導体端末14aが得られるように端末処理して
おく。この極細同軸線1の16本を約1mm間隔で並列に
セットするとともに、両側にフラットコネクター部品2
をセットする。そして、極細同軸線1の16本全ての外
部導体端末14aを、共通導体取り付け部28にストレ
ートにして並列状態で半田付けして一体的に接続するこ
とにより一括接続を成就させる。また、長めに剥き出す
内部導体端末14aは、一旦ベースフィルムの裏側に迂
回させてから、貫通孔29を経由させてカバーレイフィ
ルム上の表面に延長させ、そして個別導体取り付け部2
7に半田付けして一体的に接続するものである。この場
合、1本の内部導体端末と1つの個別導体取り付け部2
7とを一対一で独立して接続することはいうまでもな
い。
例のジャンパーアセンブリーは、図1に示すように16
本の極細同軸線と2つのフラットコネクター部品とで組
み立てられる。極細同軸線1は、16本全てが同じで長
さL=195mmとし、両端で皮むきを行って絶縁体付の
まま長めに剥き出す内部導体端末11aと、短めに剥き
出す外部導体端末14aが得られるように端末処理して
おく。この極細同軸線1の16本を約1mm間隔で並列に
セットするとともに、両側にフラットコネクター部品2
をセットする。そして、極細同軸線1の16本全ての外
部導体端末14aを、共通導体取り付け部28にストレ
ートにして並列状態で半田付けして一体的に接続するこ
とにより一括接続を成就させる。また、長めに剥き出す
内部導体端末14aは、一旦ベースフィルムの裏側に迂
回させてから、貫通孔29を経由させてカバーレイフィ
ルム上の表面に延長させ、そして個別導体取り付け部2
7に半田付けして一体的に接続するものである。この場
合、1本の内部導体端末と1つの個別導体取り付け部2
7とを一対一で独立して接続することはいうまでもな
い。
【0022】なお、上記の各接続部には、エポキシ樹脂
を塗布して絶縁処理を行った。
を塗布して絶縁処理を行った。
【0023】図4は、上記のようにした極細同軸線1と
フラットコネクター部品2の接続部を仕舞うための保護
カバーの実施例にして、(イ)は上側のカバー3を、
(ロ)は下側のカバー3′をそれぞれ示した。カバー
3,3′のお互いの合わせ面にはピン状の突起31とこ
れを嵌合する穴32が設けられたものである。お互いの
合わせ面を接着剤で結合するなどしてカバー相互の一体
化を図れば良い。
フラットコネクター部品2の接続部を仕舞うための保護
カバーの実施例にして、(イ)は上側のカバー3を、
(ロ)は下側のカバー3′をそれぞれ示した。カバー
3,3′のお互いの合わせ面にはピン状の突起31とこ
れを嵌合する穴32が設けられたものである。お互いの
合わせ面を接着剤で結合するなどしてカバー相互の一体
化を図れば良い。
【0024】カバー3,3′の合わせ面には、フラット
コネクター部品2を収める凹所を有する他、両サイドに
横穴式の溝33が形成されており、この溝33にフラッ
トコネクター部品の同軸線接続部22における幅方向の
両サイドに耳片22aを嵌合させることにより、位置決
め固定を確実に行えるようにしている。
コネクター部品2を収める凹所を有する他、両サイドに
横穴式の溝33が形成されており、この溝33にフラッ
トコネクター部品の同軸線接続部22における幅方向の
両サイドに耳片22aを嵌合させることにより、位置決
め固定を確実に行えるようにしている。
【0025】なお、上述した実施例では、極細同軸線の
みを用いたが、インピーダンスなどの考慮が不要な部分
には、ディスクリートワイヤを使用しても差し支えな
い。
みを用いたが、インピーダンスなどの考慮が不要な部分
には、ディスクリートワイヤを使用しても差し支えな
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したような本発明にかかる極細
線使用のジャンパーアセンブリーによれば、電気特性の
インピーダンス;静電容量が良く而も可撓性やスペース
ファクターを向上できる極細同軸線を用い、端末部分に
はFFCまたはFPCのコネクタ構造を応用した独自の
ジャンパーアセンブリーを提供するもので、その際、極
細同軸線を用いることにおいての内部導体の断線問題な
ど、極細同軸線とフラットコネクター部品の電気的;機
械的取り合いをクリヤーして実用性の高いジャンパーア
センブリーを提供することができ、ひいては、所期の目
的を達成できる。このため、電子;計測機器が50Ωイ
ンピーダンスの場合、同軸線も50Ωを使用しインピー
ダンスマッチングを取ることができ、実益の大きいもの
である。
線使用のジャンパーアセンブリーによれば、電気特性の
インピーダンス;静電容量が良く而も可撓性やスペース
ファクターを向上できる極細同軸線を用い、端末部分に
はFFCまたはFPCのコネクタ構造を応用した独自の
ジャンパーアセンブリーを提供するもので、その際、極
細同軸線を用いることにおいての内部導体の断線問題な
ど、極細同軸線とフラットコネクター部品の電気的;機
械的取り合いをクリヤーして実用性の高いジャンパーア
センブリーを提供することができ、ひいては、所期の目
的を達成できる。このため、電子;計測機器が50Ωイ
ンピーダンスの場合、同軸線も50Ωを使用しインピー
ダンスマッチングを取ることができ、実益の大きいもの
である。
【図1】本発明の実施例で、(イ)は極細同軸線使用の
ジャンパーアセンブリーの側面図、(ロ)は同ジャンパ
ーアセンブリーの平面図。
ジャンパーアセンブリーの側面図、(ロ)は同ジャンパ
ーアセンブリーの平面図。
【図2】本発明の実施例で、(イ)はジャンパーアセン
ブリーにおけるフラットコネクター部品の拡大側面図、
(ロ)は同フラットコネクター部品の拡大平面図。
ブリーにおけるフラットコネクター部品の拡大側面図、
(ロ)は同フラットコネクター部品の拡大平面図。
【図3】本発明の実施例で、極細同軸線の拡大横断面
図。
図。
【図4】本発明の実施例で、ジャンパーアセンブリーの
接続部に用いる保護カバーを示し、(イ)は上カバー部
品の説明図、(ロ)は下カバー部品の説明図。
接続部に用いる保護カバーを示し、(イ)は上カバー部
品の説明図、(ロ)は下カバー部品の説明図。
【図5】従来例で、ディスクリートワイヤ使用のジャン
パーアセンブリーの斜視的説明図。
パーアセンブリーの斜視的説明図。
【図6】従来例で、フレキシブルフラットケーブル(F
FC)の斜視的説明図。
FC)の斜視的説明図。
【図7】従来例で、フレキシブルプリンティッドサーキ
ットボード(FPC)の斜視的説明図。
ットボード(FPC)の斜視的説明図。
1 極細同軸線 11 内部導体 11a 長めに剥き出す内部導体端末 14 外部導体 14a 短めに剥き出す外部導体端末 2 フラットコネクター部品 21 コネクター差し込み部分 22 同軸線接続部 23 平角銅箔 24 ベースフィルム 25 カバーレイフィルム 26 補強板 27 個別導体取り付け部 28 共通導体取り付け部 29 貫通孔 3 保護カバー(上) 3′ 保護カバー(下)
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 勝雄 茨城県日立市砂沢町880番地 日立ケー ブル・アセンブリ株式会社内 (72)発明者 田山 昭彦 茨城県日立市砂沢町880番地 日立ケー ブル・アセンブリ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−45035(JP,A) 特開 平2−260377(JP,A) 実開 昭60−155188(JP,U) 実開 平5−11373(JP,U) 実開 平3−68366(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/05 H01R 12/16
Claims (4)
- 【請求項1】多数本の極細同軸線と端末部分のフラット
コネクター部品とよりなり、このフラットコネクター部
品は、ベースフィルム上に設けられたコネクター差し込
み部分とこのコネクター差し込み部分の後部に連ねた同
軸線接続部とよりなり、この同軸線接続部には表面側に
おいて多数の個別導体取り付け部の群と一つの幅広な共
通導体取り付け部とを相前後して有せしめ、多数の個別
導体取り付け部には各極細同軸線の長めに剥き出す内部
導体端末を個々に屈曲迂回しながら接続させ、共通導体
取り付け部には各極細同軸線の外部導体の短めの剥き出
し端末を一括して接続するようにしてなる、極細同軸線
使用のジャンパーアセンブリー。 - 【請求項2】前記極細同軸線の長めに剥き出す内部導体
端末はフラットコネクター部品の同軸線接続部の裏面側
からその接続部自身の厚さ方向の貫通孔を通して表面側
に迂回させることにより屈曲配線してなり、一方の短め
に剥き出す外部導体端末は迂回なしにストレートにして
接続するようにしてなる、請求項1記載のジャンパーア
センブリー。 - 【請求項3】前記フラットコネクター部品の同軸線接続
部における個別導体取り付け部の群を千鳥配置にしてな
る、請求項1記載のジャンパーアセンブリー。 - 【請求項4】前記フラットコネクター部品の同軸線接続
部に対して保護カバーを具備させてなる、請求項1ない
し3何れか1項記載のジャンパーアセンブリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16065795A JP3266459B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 極細同軸線使用のジャンパーアセンブリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16065795A JP3266459B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 極細同軸線使用のジャンパーアセンブリー |
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