JPH11251883A - 電圧比較回路 - Google Patents

電圧比較回路

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JPH11251883A
JPH11251883A JP10047598A JP4759898A JPH11251883A JP H11251883 A JPH11251883 A JP H11251883A JP 10047598 A JP10047598 A JP 10047598A JP 4759898 A JP4759898 A JP 4759898A JP H11251883 A JPH11251883 A JP H11251883A
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switches
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彰 湯川
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    • H03K5/24Circuits having more than one input and one output for comparing pulses or pulse trains with each other according to input signal characteristics, e.g. slope, integral the characteristic being amplitude
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧比較回路の動作を高速化するとともに、
入力サンプリングタイミングを一定にする。 【解決手段】 開示される電圧比較回路は、第1の動作
モードで、スイッチ1,2,5,6,7,8をオンにし
て、アナログ入力信号の正側電圧VI+を容量10に、負
側電圧VI-を容量11に蓄積するとともに、オフセット
電圧を容量14,15に蓄積し、第2の動作モードで、
スイッチ3,4をオンにして基準電圧の正側電圧VR+
負側電圧VR-を接続して、インバータ12,13で、そ
れぞれVI+ , R+の差とVI-, R-の差を増幅し、第3
の動作モードで、スイッチ7,8をオンにして、インバ
ータ12,13によってフリップ・フロップ動作を行な
わせて、VI+とVI-の大小に応じた出力を発生する動作
を、一定周期ごとに繰り返して行なうように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータを用
いたチョッパ型の、平衡型及び不平衡型の電圧比較回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】チョッパ型電圧比較回路は、高速アナロ
グディジタル(A/D)変換器等において有用なもので
ある。従来、チョッパ型電圧比較回路としては、2個の
インバータを容量を介して正帰還接続することによっ
て、オフセットの小さい、高感度な電圧比較を行なえる
ようにしたものが、例えば特開昭61−200715号
公報に開示されたものによって知られている。
【0003】図9は、従来の電圧比較回路の電気的構成
を示す回路図、図10は、同回路における動作タイミン
グを示す図、図11は、インバータの伝達特性を示す図
である。従来の電圧比較回路は、図9に示すように、ス
イッチ101と、スイッチ102と、スイッチ103
と、スイッチ104と、スイッチ105と、スイッチ1
06と、スイッチ107と、スイッチ108と、容量1
10と、容量111と、インバータ112と、インバー
タ113と、容量114と、容量115と、電流源回路
116と、電流源回路117と、電流源回路118と、
電流源回路119とから概略構成されている。
【0004】スイッチ101は、アナログ入力信号の正
側電圧VI+と容量110の一方の端子とをオン/オフす
る。スイッチ102は、アナログ入力信号の負側電圧V
I-と容量111の一方の端子とをオン/オフする。スイ
ッチ103は、基準電圧の正側電圧VR+と容量110の
一方の端子とをオン/オフする。スイッチ104は、基
準電圧の負側電圧VR-と容量111の一方の端子とをオ
ン/オフする。スイッチ105は、インバータ112の
入出力端子間をオン/オフする。スイッチ106は、イ
ンバータ113の入出力端子間をオン/オフする。スイ
ッチ107は、容量115を介してインバータ112の
入力端子とインバータ113の出力端子間をオン/オフ
する。スイッチ108は、容量114を介してインバー
タ113の入力端子とインバータ112の出力端子間を
オン/オフする。電流源回路116,117は、それぞ
れインバータ112,113の出力電圧VO1, O2に応
じて、電源VDDからインバータ111,112に電流を
流して高圧側電源電圧VHを付与し、電流源回路11
8,119は、それぞれインバータ112,113の出
力電圧VO1, O2に応じて、インバータ112,113
から接地に電流を流して低圧側電源電圧VL を付与す
る。
【0005】次に、図9乃至図11を参照して、従来の
電圧比較回路の動作を説明する。図9に示された電圧比
較回路の動作は、図10に示すように、プリセットモー
ドと、増幅モードと、ラッチモードとに分けることがで
きる。以下、それぞれのモードごとに説明する。 プリセットモード スイッチ103,104,105,106,107,1
08をオンにし、スイッチ101,102をオフにす
る。これによって、基準電圧の正側電圧VR+とインバー
タ112のロジカルスレッショルド電圧VLT1 の差が容
量110に蓄積され、基準電圧の負側電圧VR-とインバ
ータ113のロジカルスレッショルド電圧VLT2 の差が
容量111に蓄積される。 増幅モード スイッチ101,102をオンにし、スイッチ103,
104,105,106,107,108をオフにす
る。これによって、インバータ112は、アナログ入力
信号の正側電圧VI+と基準電圧の正側電圧VR+との差を
増幅し、インバータ113は、アナログ入力信号の負側
電圧VI-と基準電圧の負側電圧VR-との差を増幅する。 ラッチモード スイッチ101,102,107,108をオンにし、
スイッチ103,104,105,106をオフにす
る。これによって、インバータ112,113は容量1
14,115を介して正帰還がかけられるのでフリップ
・フロップとして動作し、アナログ入力信号の正側電圧
I+と負側電圧VI-との違いから生じた、インバータ1
12,113の出力振幅のアンバランスが拡大されて、
最終的に図11に示すインバータの入力電圧Vinと出力
電圧Vout との伝達特性において、一方のインバータの
出力電圧が電源電圧VDDに近い値Aまで変化し、他方の
インバータの出力電圧が接地電圧VE に近い値Cまで変
化して、正側電圧VI+と負側電圧VI-との大小が判別さ
れる。
【0006】ここで、ロジカルスレッショルド電圧は、
図11に示す伝達特性において、入力電圧Vinと出力電
圧Vout とが等しくなる点Bの電圧を示し、それぞれの
インバータにおいて固有の値を持つ電圧であって、具体
的には、インバータの入出力間を短絡したとき出力され
るものである。
【0007】また、図9の回路において、電流源回路1
16,117と118,119は、それぞれが持つ相互
コンダクタンスGm1,Gm2 に基づいて、それぞれイン
バータ112,113の出力電圧VO1, O2に応じて電
流を流すことによって、直流並列抵抗Rtot1, tot2
して動作し、その大きさは、いずれも、インバータ11
2,113の出力電圧VO1, O2の平均値(VO1
O2)/2に依存して変化する。この際の変化は相補的
であって、平均値(VO1+VO2)/2の増加によって、
直流並列抵抗Rtot1が増加し、直流並列抵抗Rtot2が減
少する。従って、インバータ112,1132の出力の
平均値(VO1+VO2)/2の増加すなわち、インバータ
111,112のそれぞれの入力電圧Vin1,in2 の平
均値(Vin1+Vin2 )/2の減少によって、インバー
タ112,113の高圧側電源電圧VH ,低圧側電源電
圧VL はともに減少する方向に動くので、同相モード入
力が存在しても、プリセットモードで設定された動作点
からのずれを抑制するように負帰還がかかり、同相モー
ド抑圧作用を生じる。平均値(Vin1 +Vin2 )/2が
増加した場合も同様である。これによって、図9の回路
によれば、高感度な比較動作が可能となる。なお、これ
らについては、上記従来例に詳細に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電圧比較回路にあっては、プリセットモードにおい
て基準電圧とインバータのロジカルスレッショルド電圧
との差をそれぞれ容量110,111に取り込んだ後、
増幅モードにおいてスイッチ101,102をオンにす
ることによって、入力電圧と基準電圧との差を、それぞ
れ容量110,111に蓄積するとともに、スイッチ1
05,106をオフにして増幅を行なわせ、ラッチモー
ドにおいてインバータ112,113によるフリップ・
フロップ動作に移行するようにしている。この場合、フ
リップ・フロップとして立ち上がる過渡期間において、
ノイズ等に基づいて入力電圧が変動すると、フリップ・
フロップの状態が入力電圧の変動に応じて変化すること
があり、従ってこの場合は、電圧比較回路としての出力
状態決定の時点が変動することになる。一方、チョッパ
型電圧比較回路においては、正しく所定周期で入力電圧
をサンプリングして比較結果の出力状態を決定できるこ
とが重要であるが、もしも状態決定の時点が変動する
と、サンプリング周期にジッタが生じたのと同様になっ
て、信号処理の精度が低下する恐れがあるという問題が
ある。
【0009】また、上記電圧比較回路における電流源回
路116,117と118,119においては、低圧側
電源電圧VL を接地電圧近くに設定し、高圧側電源電圧
Hを電源電圧VDD近くに設定して、各電流源回路を構
成するトランジスタを非飽和領域(三極管領域)で動作
させるようにしているため、インバータ112,113
の出力電圧VO1,VO2が変化しても、直流並列抵抗R
tot1,Rtot2の変化は小さく、従って、この定電流回路
自体では、同相モード抑圧の効果はあまり期待できない
ものと思われる。一方、このような電流源回路を設ける
ことによって、電源電圧利用率が低下して、低電源電圧
動作が不可能になるとともに、回路規模が増大し、従っ
て、基板面積の拡大を招くという問題がある。また、こ
のフィードバック素子(電流源回路116〜119)
は、出力端に対して負荷となるため、その分、動作速度
を、このフィードバック素子がない場合に較べて約半分
に低下させる、という欠点がある。
【0010】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、インバータを用いたチョッパ型の電圧比
較回路において、入力電圧の比較結果に基づく出力極性
決定を正しく所定周期で行なうことができ、従って、信
号処理の精度を向上できるとともに、回路規模が小さい
電圧比較回路を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る電圧比較回路は、アナロ
グ入力信号の正側電圧を第1の容量の一方の端子にオン
/オフする第1のスイッチと、上記アナログ入力信号の
負側電圧を第2の容量の一方の端子にオン/オフする第
2のスイッチと、基準電圧の正側電圧を上記第1の容量
の一方の端子にオン/オフする第3のスイッチと、上記
基準電圧の負側電圧を上記第2の容量の一方の端子にオ
ン/オフする第4のスイッチと、上記第1の容量の他方
の端子に入力側を接続された第1のインバータと、上記
第2の容量の他方の端子に入力側を接続された第2のイ
ンバータと、上記第1のインバータの入出力間をオン/
オフする第5のスイッチと、上記第2のインバータの入
出力間をオン/オフする第6のスイッチと、上記第1の
インバータの入力側を第3の容量を介して上記第2のイ
ンバータの出力側にオン/オフする第7のスイッチと、
上記第2のインバータの入力側を第4の容量を介して上
記第2のインバータの出力側にオン/オフする第8のス
イッチとを備え、第1の動作モードにおいて、上記第
1,第2,第5,第6,第7及び第8のスイッチをオン
に第3及び第4のスイッチをオフにし、続く第2の動作
モードにおいて、上記第3及び第4のスイッチをオンに
上記第1,第2,第5,第6,第7及び第8のスイッチ
をオフにし、続く第3の動作モードにおいて、上記第
3,第4,第7及び第8のスイッチをオンに上記第1,
第2,第5及び第6のスイッチをオフにする動作を繰り
返して行なうように構成されてなることを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に係る電圧比較回路であって、上記第1及び第
2のインバータの電源入力と電源間に定電流回路を挿入
したことを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明に係る電圧比較回路であって、上記第1
の動作モードの終期において、上記第7及び第8のスイ
ッチをオフにした直後に上記第5及び第6のスイッチを
オフにし、その後第1及び第2のスイッチをオフにする
ように構成されてなることを特徴としている。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の発明に係る電圧比較回路であって、上記
第3の動作モードの終了前に上記第3及び第4のスイッ
チをオフにするように構成されていることを特徴として
いる。
【0015】また、請求項5記載の発明に係る電圧比較
回路は、アナログ入力信号を第1の容量の一方の端子に
オン/オフする第1のスイッチと、基準電圧を第2の容
量の一方の端子にオン/オフする第2のスイッチと、前
記第1の容量の一方の端子と上記第2の容量の一方の端
子間をオン/オフする第3のスイッチと、上記第1の容
量の他方の端子に入力側を接続された第1のインバータ
と、上記第2の容量の他方の端子に入力側を接続された
第2のインバータと、上記第1のインバータの入出力間
をオン/オフする第4のスイッチと、上記第2のインバ
ータの入出力間をオン/オフする第5のスイッチと、上
記第1のインバータの入力側を第3の容量を介して上記
第2のインバータの出力側にオン/オフする第6のスイ
ッチと、上記第2のインバータの入力側を第4の容量を
介して上記第2のインバータの出力側にオン/オフする
第7のスイッチとを備え、第1の動作モードにおいて、
上記第1,第2,第4,第5,第6及び第7のスイッチ
をオンに第3のスイッチをオフにし、続く第2の動作モ
ードにおいて、上記第3のスイッチをオンに上記第1,
第2,第4,第5,第6及び第7のスイッチをオフに
し、続く第3の動作モードにおいて、上記第3,第6及
び第7のスイッチをオンに上記第1,第2,第4及び第
5のスイッチをオフにする動作を繰り返して行なうよう
に構成されてなることを特徴としている。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明に係る電圧比較回路であって、上記第1及び第
2のインバータの電源入力と電源間に定電流回路を挿入
したことを特徴としている。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項5又
は6記載の発明に係る電圧比較回路であって、上記第1
の動作モードの終期において、上記第6及び第7のスイ
ッチをオフにした直後に上記第4及び第5のスイッチを
オフにし、その後第1及び第2のスイッチをオフにする
ように構成されてなることを特徴としている。
【0018】また、請求項8記載の発明は、請求項5,
6又は7記載の発明に係る電圧比較回路であって、上記
第3の動作モードの終了前に上記第3のスイッチをオフ
にするように構成されてなることを特徴としている。
【0019】
【作用】この発明の請求項1乃至4記載の構成では、第
1の動作モードで、アナログ入力信号の正側電圧と第1
のインバータのロジカルスレッショルド電圧との差を第
1の容量に蓄積し、アナログ入力信号の負側電圧と第2
のインバータのロジカルスレッショルド電圧との差を第
1の容量に蓄積するとともに、第1のインバータと第2
のインバータのロジカルスレッショルド電圧の差を第3
の容量と第4の容量に蓄積し、第2の動作モードで、ア
ナログ入力信号の正側電圧と基準電圧の正側電圧との差
を第1のインバータで増幅するとともに、アナログ入力
信号の負側電圧と基準電圧の負側電圧との差を第2のイ
ンバータで増幅し、第3の動作モードで、第1のインバ
ータと第2のインバータとでフリップ・フロップ動作を
行なうので、フリップ・フロップの状態出力として、ア
ナログ入力信号の正側電圧と基準電圧の正側電圧との差
と、アナログ入力信号の負側電圧と基準電圧の負側電圧
との差との大小に応じた判定結果の出力を得ることがで
き、従って、基準電圧の正側電圧と負側電圧の大きさを
等しくすれば、アナログ入力信号の正側電圧と負側電圧
との大小を判定することができる。この構成によれば、
少ない回路素子数で平衡型電圧比較回路を構成できるの
で、小型化,低消費電力化が可能である。またインバー
タのオフセット電圧が判定結果に無関係なので、インバ
ータを構成するトランジスタのチャンネル長を短くし
て、電圧比較回路の高速化を図ることができる。この
際、両インバータの電源入力に定電流回路を挿入するこ
とによって、消費電流を低減することができる。また、
第1の動作モードの終期において、第7及び第8のスイ
ッチをオフにした直後に前記第5及び第6のスイッチを
オフにし、その後第1及び第2のスイッチをオフにする
ことによって、精度よくサンプリングタイミングを決定
し、動作を安定化することができる。さらに、第3の動
作モードの終了前に第3及び第4のスイッチをオフにす
ることによって、第1及び第2のインバータのフリップ
・フロップとしての状態決定を加速することができる。
【0020】また、この発明の請求項5乃至8記載の構
成では、第1の動作モードで、アナログ入力信号電圧と
第1のインバータのロジカルスレッショルド電圧との差
を第1の容量に蓄積し、基準電圧と第2のインバータの
ロジカルスレッショルド電圧との差を第2の容量に蓄積
するとともに、第1のインバータと第2のインバータの
ロジカルスレッショルド電圧の差を第3の容量と第4の
容量に蓄積し、第2の動作モードで、アナログ入力信号
電圧と第1のインバータのロジカルスレッショルド電圧
との差と、基準信号電圧と第2のインバータのロジカル
スレッショルド電圧との差とを第1の容量と第2の容量
に再配分して、第1の容量と第2の容量の出力側の電位
変動をそれぞれ第1のインバータと第2のインバータで
増幅し、第3の動作モードで、第1のインバータと第2
のインバータとでフリップ・フロップ動作を行なうの
で、フリップ・フロップの状態出力として、アナログ入
力信号電圧と基準電圧との大小に応じた判定結果の出力
を得ることができる。この構成によれば、少ない回路素
子数で不平衡型電圧比較回路を構成できるので、小型
化,低消費電力化が可能である。またインバータのオフ
セット電圧が判定結果に無関係なので、インバータを構
成するトランジスタのチャンネル長を短くして、電圧比
較回路の高速化を図ることができる。この際、両インバ
ータの電源入力に定電流回路を挿入することによって、
消費電流を低減することができる。また、第1の動作モ
ードの終期において、第6及び第7のスイッチをオフに
した直後に前記第4及び第5のスイッチをオフにし、そ
の後第1及び第2のスイッチをオフにすることによっ
て、精度よくサンプリングタイミングを決定し、動作を
安定化することができる。さらに、第3の動作モードの
終了前に第3のスイッチをオフにすることによって、第
1及び第2のインバータのフリップ・フロップとしての
状態決定を加速することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行なう。 ◇第1実施例 まず、この発明を平衡(フルバランス)型電圧比較回路
に適用した場合の例を、第1実施例として説明する。図
1は、この発明の第1実施例である電圧比較回路の電気
的構成を示す回路図、図2は、同回路の各モードにおけ
る接続状態を示す図、図3は、同回路の動作タイミング
チャートを示す図である。この例の電圧比較回路は、図
1に示すように、スイッチ1と、スイッチ2と、スイッ
チ3と、スイッチ4と、スイッチ5と、スイッチ6と、
スイッチ7と、スイッチ8と、容量10と、容量11
と、インバータ12と、インバータ13と、容量14
と、容量15とから概略構成されている。
【0022】スイッチ1は、アナログ入力信号の正側電
圧VI+と容量10の一方の端子とをオン/オフする。ス
イッチ2は、アナログ入力信号の負側電圧VI-と容量1
1の一方の端子とをオン/オフする。スイッチ3は、基
準電圧の正側電圧VR+と容量10の一方の端子とをオン
/オフする。スイッチ4は、基準電圧の負側電圧VR-
容量11の一方の端子とをオン/オフする。スイッチ5
は、インバータ12の入出力端子間をオン/オフする。
スイッチ6は、インバータ13の入出力端子間をオン/
オフする。スイッチ7は、容量15を介してインバータ
12の入力端子とインバータ13の出力端子間をオン/
オフする。スイッチ8は、容量14を介してインバータ
13の入力端子とインバータ12の出力端子間をオン/
オフする。
【0023】次に、図1乃至図3を参照して、第1実施
例の電圧比較回路の動作について説明する。図1に示さ
れた電圧比較回路の動作は、それぞれ図2(a),
(b),(c)に示すように、入力サンプリングモード
と、増幅モードと、ラッチモードとに分けることができ
る。以下、それぞれのモードごとに説明する。 入力サンプリングモード スイッチ1,2,5,6,7,8をオンにし、スイッチ
3,4をオフにする。これによって、アナログ入力信号
の正側電圧VI+とインバータ12のロジカルスレッショ
ルド電圧VLT1 の差が容量10に蓄積され、アナログ入
力信号の負側電圧VI-とインバータ13のロジカルスレ
ッショルド電圧VLT2 の差が容量11に蓄積されるとと
もに、ロジカルスレッショルド電圧VLT1,LT2 の差が
容量14,15に蓄積される。 増幅モード スイッチ3,4をオンにし、スイッチ1,2,5,6,
7,8をオフにする。これによって、インバータ12
は、アナログ入力信号の正側電圧VI+と基準電圧の正側
電圧VR+との差を増幅し、インバータ13は、アナログ
入力信号の負側電圧VI-と基準電圧の負側電圧VR-との
差を増幅して、それぞれ出力VO1. O2を発生する。 ラッチモード スイッチ3,3,7,8をオンにし、スイッチ1,2,
5,6,7,8をオフにする。これによって、インバー
タ12,13は容量14,15を介して正帰還がかけら
れるのでフリップ・フロップとして動作し、基準電圧の
正側電圧VR+と負側電圧VR-の大きさが等しいとき、ア
ナログ入力信号の正側電圧VI+と負側電圧VI-との違い
から生じた、インバータ12,13の出力振幅のアンバ
ランスが拡大されて、最終的に図11に示すインバータ
の入力電圧Vinと出力電圧Voutとの伝達特性におい
て、一方のインバータの出力電圧が電源電圧VDDに近い
値Aまで変化し、他方のインバータの出力電圧が接地電
圧VE に近い値Cまで変化して、正側電圧VI+と負側電
圧VI-との大小が判別される。
【0024】このように、この例の電圧比較回路によれ
ば、インバータ2個と、スイッチ8個と、容量4個とに
よって平衡型電圧比較回路を構成できるので、小型化が
可能であり、また低消費電力である。また一般に、高速
化のために、インバータを構成するトランジスタのチャ
ンネル長を短くしようすると、ばらつきの影響でオフセ
ット電圧が増大するので、あまり短くすることができな
いが、この例では、2個のインバータのロジカルスレッ
ショルド電圧の差すなわちオフセット電圧が判定結果に
無関係になるので、トランジスタのチャンネル長を短く
することができ、従って、高速動作が可能となる。一例
として、従来、8ビットの精度を得るために、1.5μ
m程度のチャンネル長を必要としたが、この例によれ
ば、チャンネル長を0.35μmにすることができ、電
圧比較回路の高速化が可能になった。また、この例で
は、入力サンプリングモードにおいて入力信号電圧V
I+, I-を容量10,11に保持してから、増幅モード
において基準電圧VR+, R-を取り込んで、ラッチモー
ドにおいてフリップ・フロップ動作を行なわせるように
したので、入力電圧のサンプリング時点を正確に一定周
期にすることができ、従って、信号処理の精度を向上さ
せることができる。さらに、従来例のように同相モード
抑圧のための電流源回路を設けないので、低電源電圧動
作が可能となるとともに、回路規模を縮小し、基板面積
を節約することができる。
【0025】◇第2実施例 次に、第1実施例の回路において、電源消費電流を低減
した場合の例を、第2実施例として説明する。図4は、
この発明の第2実施例である電圧比較回路の電気的構成
を示す回路図である。この例の電圧比較回路は、図4に
示すように、スイッチ1と、スイッチ2と、スイッチ3
と、スイッチ4と、スイッチ5と、スイッチ6と、スイ
ッチ7と、スイッチ8と、容量10と、容量11と、イ
ンバータ12と、インバータ13と、容量14と、容量
15と、定電流回路16とから概略構成されている。
【0026】スイッチ1は、アナログ入力信号の正側電
圧VI+と容量10の一方の端子とをオン/オフする。ス
イッチ2は、アナログ入力信号の負側電圧VI-と容量1
1の一方の端子とをオン/オフする。スイッチ3は、基
準電圧の正側電圧VR+と容量10の一方の端子とをオン
/オフする。スイッチ4は、基準電圧の負側電圧VR-
容量11の一方の端子とをオン/オフする。スイッチ5
は、インバータ12の入出力端子間をオン/オフする。
スイッチ6は、インバータ13の入出力端子間をオン/
オフする。スイッチ7は、容量15を介してインバータ
12の入力端子とインバータ13の出力端子間をオン/
オフする。スイッチ8は、容量14を介してインバータ
13の入力端子とインバータ12の出力端子間をオン/
オフする。インバータ12として、Pチャンネルトラン
ジスタT1 とNチャンネルトランジスタT2 とを直列に
接続してなる構成が例示されている。インバータ13と
して、PチャンネルトランジスタT3 とNチャンネルト
ランジスタT4 とを直列に接続してなる構成が例示され
ている。定電流回路16はPチャンネルトランジスタT
5 からなり、一定電圧EB をバイアス電圧として与える
ことによって、インバータ12,13に所定値以下の電
源電流を供給する。
【0027】次に、図4を参照して、第2実施例の電圧
比較回路の動作を説明する。図4に示された電圧比較回
路における、スイッチ1〜8と、容量10,11と、イ
ンバータ12,13と、容量14,15とからなる部分
の動作は、図1の場合と同様である。さらに、図4の例
においては、電圧比較回路を構成する2個のインバータ
12,13と電源VDD間に、定電流回路16を挿入した
ので、2個のインバータ12,13に流れる最大電流
が、電源電圧にかかわらず、ほぼ一定になる。図1,図
4に示された電圧比較回路では、入力サンプリングモー
ドにおいて、スイッチ5,6をオンにして、インバータ
12,13の入出力間を短絡する際に、最も消費電流が
大きくなる。この際、図1の回路では、電源電圧が変化
すると、消費電力も大きく変化するが、図4の回路で
は、定電流回路16が付加されているので、電源電圧が
変化しても、インバータ12,13の消費電流はあまり
変化しない。
【0028】このように、この例の電圧比較回路によれ
ば、平衡型電圧比較回路を構成する素子数が少ないの
で、小型化が可能であり、また低消費電力である。ま
た、2個のインバータのオフセット電圧が判定結果に無
関係になるので、トランジスタのチャンネル長を短くす
ることができ、従って、高速動作が可能となる。また、
この例では、入力電圧のサンプリング時点を正確に一定
周期にすることができ、従って、信号処理の精度を向上
させることができるとともに、同相モード抑圧のための
電流源回路を設けないので、低電源電圧動作が可能とな
るとともに、回路規模を縮小し、基板面積を節約するこ
とができる。さらにこの例では、電圧比較回路を構成す
る2個のインバータの電源に定電流回路を付加したの
で、電源電圧が変化しても消費電流の変化が少ない。こ
のような電流制限を行なわない場合には、プロセス変動
の影響と電源電圧の最悪条件のもとで、要求される動作
速度を満たすことが可能なような電源電流によって電圧
比較回路を設計する必要があったため、最悪条件以外で
は、過剰な性能を有するものとなり、通常の動作条件の
場合と比べて、例えば4倍以上の消費電流の違いがあっ
たが、この例によれば、常に最小の電源電流で動作する
ことが可能なため、電源回路の性能を必要最低限にする
ことができ、消費電流の違いを1.5倍程度に減少させ
ることができた。
【0029】◇第3実施例 次に、この発明を不平衡(シングルエンデッド)型電圧
比較回路に適用した場合の例を、第3実施例として説明
する。図5は、この発明の第3実施例である電圧比較回
路の電気的構成を示す回路図、図6は、同回路の各モー
ドにおける接続状態を示す図、図7は、同回路の動作タ
イミングチャートを示す図である。この例の電圧比較回
路は、図5に示すように、スイッチ21と、スイッチ2
2と、スイッチ25と、スイッチ26と、スイッチ27
と、スイッチ28と、スイッチ29と、容量30と、容
量31と、インバータ32と、インバータ33と、容量
34と、容量35とから概略構成されている。
【0030】スイッチ21は、アナログ入力信号電圧V
I と容量30の一方の端子とをオン/オフする。スイッ
チ22は、基準電圧VR と容量31の一方の端子とをオ
ン/オフする。スイッチ25は、インバータ32の入出
力端子間をオン/オフする。スイッチ26は、インバー
タ33の入出力端子間をオン/オフする。スイッチ27
は、容量35を介してインバータ32の入力端子とイン
バータ33の出力端子間をオン/オフする。スイッチ2
8は、容量34を介してインバータ33の入力端子とイ
ンバータ32の出力端子間をオン/オフする。
【0031】次に、図5乃至図7を参照して、第3実施
例の電圧比較回路の動作について説明する。図5に示さ
れた電圧比較回路の動作は、それぞれ図6(a),
(b),(c)に示すように、入力サンプリングモード
と、増幅モードと、ラッチモードとに分けることができ
る。以下、それぞれのモードごとに説明する。 入力サンプリングモード スイッチ21,22,25,26,27,28をオンに
し、スイッチ29をオフにする。これによって、入力信
号電圧VI とインバータ32のロジカルスレッショルド
電圧VLT1 の差が容量30に蓄積され、基準電圧VR
インバータ33のロジカルスレッショルド電圧VLT2
差が容量31に蓄積されるとともに、ロジカルスレッシ
ョルド電圧VLT1,LT2 の差が容量34,35に蓄積さ
れる。 増幅モード スイッチ29をオンにし、スイッチ21,22,25,
26,27,28をオフにする。これによって、容量3
0と31の蓄積電荷が再配分されて、インバータ32
は、容量30の出力側の電位変動を増幅し、インバータ
33は、容量31の出力側の電位変動を増幅して、それ
ぞれ出力VO1, O2を発生する。 ラッチモード スイッチ27,28,29をオンにし、スイッチ21,
22,25,26をオフにする。これによって、インバ
ータ32,33は容量34,35を介して正帰還がかけ
られるのでフリップ・フロップとして動作し、アナログ
入力信号電圧VI と基準電圧VR との違いから生じた、
インバータ32,13の出力振幅のアンバランスが拡大
されて、最終的に図11に示すインバータの入力電圧V
inと出力電圧Vout との伝達特性において、一方のイン
バータの出力電圧が電源電圧VDDに近い値Aまで変化
し、他方のインバータの出力電圧が接地電圧VE に近い
値Cまで変化して、入力電圧VI と基準電圧VR との大
小が判別される。
【0032】このように、この例の電圧比較回路によれ
ば、インバータ2個と、スイッチ7個と、容量4個とに
よって不平衡型電圧比較回路を構成できるので、小型化
が可能であり、また低消費電力である。またこの例で
は、2個のインバータのロジカルスレッショルド電圧の
差すなわちオフセット電圧が判定結果に無関係になるの
で、トランジスタのチャンネル長を短くすることがで
き、従って、高速動作が可能となる。また、この例で
は、入力サンプリングモードにおいて入力信号電圧VI
を容量30に保持し、基準電圧VR を容量31に保持し
て、増幅モードにおいて容量30,31の電荷を再配分
して、2個のインバータにおいて入力電圧と基準電圧の
差を増幅して、ラッチモードでフリップ・フロップ動作
を行なわせるようにしたので、入力電圧のサンプリング
時点を正確に一定周期にすることができ、従って、信号
処理の精度を向上させることができる。さらに同相モー
ド抑圧のための電流源回路を設けないので、低電源電圧
動作が可能となるとともに、回路規模を縮小し、基板面
積を節約することができる。
【0033】◇第4実施例 次に、第3実施例の回路において、電源消費電流を低減
した場合の例を、第4実施例として説明する。図8は、
この発明の第4実施例である電圧比較回路の電気的構成
を示す回路図である。この例の電圧比較回路は、図8に
示すように、スイッチ21と、スイッチ22と、スイッ
チ25と、スイッチ26と、スイッチ27と、スイッチ
28と、スイッチ29と、容量30と、容量31と、イ
ンバータ32と、インバータ33と、容量34と、容量
35と、定電流回路36とから概略構成されている。
【0034】スイッチ21は、アナログ入力信号電圧V
I と容量30の一方の端子とをオン/オフする。スイッ
チ22は、基準電圧VR と容量31の一方の端子とをオ
ン/オフする。スイッチ25は、インバータ32の入出
力端子間をオン/オフする。スイッチ26は、インバー
タ33の入出力端子間をオン/オフする。スイッチ27
は、容量35を介してインバータ32の入力端子とイン
バータ33の出力端子間をオン/オフする。スイッチ2
8は、容量34を介してインバータ33の入力端子とイ
ンバータ32の出力端子間をオン/オフする。インバー
タ32として、PチャンネルトランジスタT11とNチャ
ンネルトランジスタT12とを直列に接続してなる構成が
例示されている。インバータ33として、Pチャンネル
トランジスタT13とNチャンネルトランジスタT14とを
直列に接続してなる構成が例示されている。定電流回路
36はPチャンネルトランジスタT15からなり、一定電
圧EB をバイアス電圧として与えることによって、イン
バータ32,33に所定値以下の電源電流を供給する。
【0035】次に、図8を参照して、第4実施例の電圧
比較回路の動作を説明する。図8に示された電圧比較回
路における、スイッチ21,22,25〜29と、容量
30,31と、インバータ32,33と、容量34,容
量35とからなる部分の動作は、図5の場合と同様であ
る。さらに、図8の例においては、電圧比較回路を構成
する2個のインバータ32,33と電源VDD間に、定電
流回路36を挿入したので、2個のインバータ32,3
3に流れる最大電流が、電源電圧にかかわらず、ほぼ一
定になる。図8の回路では、定電流回路36が付加され
ているので、電源電圧が変化しても、インバータ32,
33の消費電流はあまり変化しない。
【0036】このように、この例の電圧比較回路によれ
ば、電圧比較回路を構成する素子数が少ないので、小型
化が可能であり、また低消費電力である。また、2個の
インバータのオフセット電圧が判定結果に無関係になる
ので、トランジスタのチャンネル長を短くすることがで
き、従って、高速動作が可能となる。また、この例で
は、入力電圧のサンプリング時点を正確に一定周期にす
ることができ、従って、信号処理の精度を向上させるこ
とができるとともに、同相モード抑圧のための電流源回
路を設けないので、低電源電圧動作が可能となるととも
に、回路規模を縮小し、基板面積を節約することができ
る。さらにこの例では、電圧比較回路を構成する2個の
インバータの電源に定電流回路を付加したので、電源電
圧が変化しても消費電流の変化が少ない。
【0037】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、サンプリ
ングモードの終期において、まずスイッチ7,8または
27,28をオフにし、その直後にスイッチ5,6また
は25,26をオフにし、その後スイッチ1,2または
21をオフにして、入力電圧のサンプリング時点を決定
することが好ましい。これは、スイッチ1,2または2
1を先にオフにすると、スイッチを駆動するパルスの立
ち上がり時間はゼロではないので、入力信号電圧の大き
さによって、スイッチがオフするタイミングが変化する
のに対して、スイッチ5,6または25,26を先にオ
フすれば、スイッチ5,6または25,26の両側は仮
想接地点であるから、電圧には変化がなく、スイッチ
5,6または25,26が開いてしまえば、容量10,
11または30,31に蓄積される電荷は入力電圧が変
化しても変わることがないので、精度よくサンプリング
のタイミングを決定することができるからである。さら
に、スイッチ5,6または25,26がオフになったと
き、スイッチ7,8または27,28がオンのままであ
ると、インバータ12,13または32,33はフリッ
プ・フロップ動作を開始するが、まだ入力はオフセット
キャンセリングを行なった後であって、寄生効果で状態
が決定する状況にあり、従ってこのような状態の発生を
防止するため、スイッチ5,6または25,26をオフ
にする前に、スイッチ7,8または27,28をオフに
しておく必要があるためである。この場合、スイッチ
7,8または27,28は、容量14,15または3
4,35にオフセット電圧を蓄積する経路を形成してい
るので、あまり早くオフにすることは好ましくない。一
方、スイッチ5,6または25,26と、スイッチ7,
8または27,28を同時にオフにすることは、2つの
インバータ間にスイッチのフィードスルーの微妙な差が
生じる可能性があるので好ましくない。従って、スイッ
チ7,8または27,28をオフにした直後に、スイッ
チ5,6または25,26をオフにすることが望まし
い。さらに、ラッチモードの終了前に、スイッチ3,4
または29をオフにすることが望ましい。これは、ラッ
チモードにおいて、フリップ・フロップ動作を開始した
後は、スイッチ3,4または29をオンに保つ必要がな
いだけでなく、かえって正帰還作用に対する負荷が増加
して、フリップ・フロップとしての状態決定を遅くする
ためである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電圧比
較回路によれば、電圧比較回路を構成する素子数が少な
いので、小型化が可能であり、また低消費電力である。
また、2個のインバータのオフセット電圧が判定結果に
無関係になるので、トランジスタのチャンネル長を短く
することができ、従って、高速動作が可能となる。ま
た、入力電圧のサンプリング時点を正確に一定周期にす
ることができ、従って、信号処理の精度を向上させるこ
とができるとともに、同相モード抑圧のための電流源回
路を設けないので、低電源電圧動作が可能となるととも
に、回路規模を縮小し、基板面積を節約することができ
る。さらにこの発明では、電圧比較回路を構成する2個
のインバータの電源に定電流回路を付加したので、電源
電圧が変化しても消費電流の変化が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である電圧比較回路の電
気的構成を概略示す回路図である。
【図2】同回路の各モードにおける接続状態を示す図で
ある。
【図3】同回路の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図4】この発明の第2実施例である電圧比較回路の電
気的構成を概略示す回路図である。
【図5】この発明の第3実施例である電圧比較回路の電
気的構成を示す図である。
【図6】同回路の各モードにおける接続状態を示す図で
ある。
【図7】同回路の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図8】この発明の第4実施例である電圧比較回路の電
気的構成を概略示す回路図である。
【図9】従来の電圧比較回路の電気的構成を示す回路図
である。
【図10】同回路における動作タイミングを示す図であ
る。
【図11】インバータの伝達特性を示す図である。
【符号の説明】
1 スイッチ(第1のスイッチ) 2 スイッチ(第2のスイッチ) 3 スイッチ(第3のスイッチ) 4 スイッチ(第4のスイッチ) 5 スイッチ(第5のスイッチ) 6 スイッチ(第6のスイッチ) 7 スイッチ(第7のスイッチ) 8 スイッチ(第8のスイッチ) 10 容量(第1の容量) 11 容量(第2の容量) 12 インバータ(第1のインバータ) 13 インバータ(第2のインバータ) 14 容量(第3の容量) 15 容量(第4の容量) 16 定電流回路 21 スイッチ(第1のスイッチ) 22 スイッチ(第2のスイッチ) 25 スイッチ(第4のスイッチ) 26 スイッチ(第5のスイッチ) 27 スイッチ(第6のスイッチ) 28 スイッチ(第7のスイッチ) 29 スイッチ(第3のスイッチ) 30 容量(第1の容量) 31 容量(第2の容量) 32 インバータ(第1のインバータ) 33 インバータ(第2のインバータ) 34 容量(第3の容量) 35 容量(第4の容量) 36 定電流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大城戸 敏夫 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 53日本電気アイシーマイコンシステム株式 会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号の正側電圧を第1の容
    量の一方の端子にオン/オフする第1のスイッチと、前
    記アナログ入力信号の負側電圧を第2の容量の一方の端
    子にオン/オフする第2のスイッチと、基準電圧の正側
    電圧を前記第1の容量の一方の端子にオン/オフする第
    3のスイッチと、前記基準電圧の負側電圧を前記第2の
    容量の一方の端子にオン/オフする第4のスイッチと、
    前記第1の容量の他方の端子に入力側を接続された第1
    のインバータと、前記第2の容量の他方の端子に入力側
    を接続された第2のインバータと、前記第1のインバー
    タの入出力間をオン/オフする第5のスイッチと、前記
    第2のインバータの入出力間をオン/オフする第6のス
    イッチと、前記第1のインバータの入力側を第3の容量
    を介して前記第2のインバータの出力側にオン/オフす
    る第7のスイッチと、前記第2のインバータの入力側を
    第4の容量を介して前記第2のインバータの出力側にオ
    ン/オフする第8のスイッチとを備え、 第1の動作モードにおいて、前記第1,第2,第5,第
    6,第7及び第8のスイッチをオンに第3及び第4のス
    イッチをオフにし、続く第2の動作モードにおいて、前
    記第3及び第4のスイッチをオンに前記第1,第2,第
    5,第6,第7及び第8のスイッチをオフにし、続く第
    3の動作モードにおいて、前記第3,第4,第7及び第
    8のスイッチをオンに前記第1,第2,第5及び第6の
    スイッチをオフにする動作を繰り返して行なうように構
    成されてなることを特徴とする電圧比較回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のインバータの電源入
    力と電源間に定電流回路を挿入したことを特徴とする請
    求項1記載の電圧比較回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の動作モードの終期において、
    前記第7及び第8のスイッチをオフにした直後に前記第
    5及び第6のスイッチをオフにし、その後第1及び第2
    のスイッチをオフにするように構成されてなることを特
    徴とする請求項1又は2記載の電圧比較回路。
  4. 【請求項4】 前記第3の動作モードの終了前に前記第
    3及び第4のスイッチをオフにするように構成されてな
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の電圧比較
    回路。
  5. 【請求項5】 アナログ入力信号を第1の容量の一方の
    端子にオン/オフする第1のスイッチと、基準電圧を第
    2の容量の一方の端子にオン/オフする第2のスイッチ
    と、前記第1の容量の一方の端子と前記第2の容量の一
    方の端子間をオン/オフする第3のスイッチと、前記第
    1の容量の他方の端子に入力側を接続された第1のイン
    バータと、前記第2の容量の他方の端子に入力側を接続
    された第2のインバータと、前記第1のインバータの入
    出力間をオン/オフする第4のスイッチと、前記第2の
    インバータの入出力間をオン/オフする第5のスイッチ
    と、前記第1のインバータの入力側を第3の容量を介し
    て前記第2のインバータの出力側にオン/オフする第6
    のスイッチと、前記第2のインバータの入力側を第4の
    容量を介して前記第2のインバータの出力側にオン/オ
    フする第7のスイッチとを備え、 第1の動作モードにおいて、前記第1,第2,第4,第
    5,第6及び第7のスイッチをオンに第3のスイッチを
    オフにし、続く第2の動作モードにおいて、前記第3の
    スイッチをオンに前記第1,第2,第4,第5,第6及
    び第7のスイッチをオフにし、続く第3の動作モードに
    おいて、前記第3,第6及び第7のスイッチをオンに前
    記第1,第2,第4及び第5のスイッチをオフにする動
    作を繰り返して行なうように構成されてなることを特徴
    とする電圧比較回路。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のインバータの電源入
    力と電源間に定電流回路を挿入したことを特徴とする請
    求項5記載の電圧比較回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の動作モードの終期において、
    前記第6及び第7のスイッチをオフにした直後に前記第
    4及び第5のスイッチをオフにし、その後第1及び第2
    のスイッチをオフにするように構成されてなることを特
    徴とする請求項5又は6記載の電圧比較回路。
  8. 【請求項8】 前記第3の動作モードの終了前に前記第
    3のスイッチをオフにするように構成されてなることを
    特徴とする請求項5,6又は7記載の電圧比較回路。
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