JPH11251178A - 4端子型積層コンデンサ - Google Patents

4端子型積層コンデンサ

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JPH11251178A
JPH11251178A JP7148398A JP7148398A JPH11251178A JP H11251178 A JPH11251178 A JP H11251178A JP 7148398 A JP7148398 A JP 7148398A JP 7148398 A JP7148398 A JP 7148398A JP H11251178 A JPH11251178 A JP H11251178A
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layer
conductor layers
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JP7148398A
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Kenichi Hoshi
健一 星
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4端子型積層コンデンサの製造及び回路基板
への取付けが面倒であった。 【解決手段】 誘電体基体20を第1、第2、第3及び
第4の側面29、30、31、32を有する平面的に見
て四角形に形成する。第1の導体層21を第1の側面2
9から第2の側面30に至るように形成する。第2の導
体層22を第3の側面31から第4の側面32に至るよ
うに形成する。第1、第2、第3及び第4の側面29〜
32に第1、第2、第3及び第4の端子導体層23、2
4、25、26を設ける。第2の導体層22のパターン
を第1の導体層21のパターンを90度回したものと同
一にする。積層コンデンサ4aを左右対称に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にICの電源ラ
インのバイパスコンデンサとして好適な4端子型積層コ
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように電源ライン1とグラン
ドライン2との間にIC(集積回路)3の電源端子を接
続し、IC3の電流変動時の安定性を高めるために電源
ライン1とグランドライン2との間にバイパスコンデン
サ4を接続することがある。このバイパスコンデンサ4
は高速で充放電を繰返すので、この等価直流抵抗値(E
SR)を小さくし、且つこの等価インダクタンスを小さ
くすることが要求される。2端子の積層コンデンサをI
C3のバイパスコンデンサとして使用すると、コンデン
サを電源ライン1及びグランドライン2に接続するため
の回路基板上の導体層が等価直流抵抗値の増大、等価イ
ンダクタンスの増大を招く。上記問題点を解決するため
に、図2に示すように第1のグリーンシート5にはその
一端5aから他端5bに至るように第1のパターンの導
体層6を設け、第2のグリーンシート7にはその一端7
aから他端7bに至るように第2のパターンの導体層8
を設けたものを交互に積層し、積層体の対向する対の側
面に第1及び第2の端子導体層を設け、別の対向する対
の側面に第3及び第4の端子導体層を設けることがあ
る。なお、第1のグリーンシート5の一方の端面5aか
ら他方の端面5bに向う方向は、第2のグリーンシート
7の端面7aから他方の端面7bに向う方向に対して直
交させる。図2には端子導体層が示されていないが、こ
れは図1の第1、第2、第3及び第4の端子9、10、
11、12に相当するように形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1及び図
2に示す従来の4端子型積層コンデンサの第1のパター
ンの導体層6と第2のパターンの導体層8とは異なるパ
ターンに形成されているので、図1に示す第1のパター
ンの導体層の両端に接続された第1及び第2の端子9、
10と第2のパターンの導体層の両端に接続された第3
及び第4の端子11、12とを区別して回路基板に取付
けることが必要であり、面倒であった。また、第1及び
第2のパターンの導体層6、8を印刷で形成する時に2
種類のマスクを用意することが必要になり、積層コンデ
ンサの製造コストが必然的に高くなった。また、図2に
示すようにグランド側となる第2のパターンの導体層8
は幅の狭い部分を有するので、高周波領域におけるイン
ピーダンスを十分に低くすることができず、図1に示す
ようにIC3のグランド側ライン2に接続する時に、第
2のパターンの導体層8を主電流の通路として使用する
ことはできず、第3及び第4の端子11、12の両方を
回路基板上のグランド導体層に接続することが必要にな
った。この様に回路基板に第3及び第4の端子11、1
2を接続すると、この部分によるインピーダンスの増大
が生じる。
【0004】そこで、本発明の目的は、複数の端子導体
層を区別しないで製造すること、及び回路基板等の外部
装置に取付けることができる4端子型積層コンデンサを
提供することにある。また、本発明の別の目的は製造及
び取付けが容易であると共に、高周波領域でのインピー
ダンスが低い4端子型積層コンデンサを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、誘電体基体の互いに対
向する第1及び第2の主面間に第1のパターンの導体層
と第2のパターンの導体層とが交互に配置され、前記誘
電体基体の側面に第1、第2、第3及び第4の端子導体
層が設けられ、前記第1のパターンの導体層は前記第1
及び第2の端子導体層に接続され、前記第2のパターン
の導体層は前記第3及び第4の端子導体層に接続された
構成の4端子型積層コンデンサであって、前記第2のパ
ターンの導体層は平面的に見て前記第1のパターンの導
体層を前記第1の主面の中心を軸にして時計方向又は反
時計方向に90度回したものと一致するように形成さ
れ、前記第3及び第4の端子導体層は平面的に見て前記
第1及び第2の端子導体層を前記第1の主面の中心を軸
にして時計方向又は反時計方向に90度回した位置に配
置されていることを特徴とする4端子型積層コンデンサ
に係わるものである。なお、請求項2に示すように、第
1のパターンの導体層を互いに対向する第1及び第2の
側面に露出させ、第2のパターンの導体層を互いに対向
する第3及び第4の側面に露出させることが望ましい。
また、請求項3に示すように第1のパターンの導体層を
互いに対向する第1及び第2の角部及びその近傍に露出
させ、第2のパターンを互いに対向する第3及び第4の
角部及びその近傍に露出させることができる。また、請
求項4に示すように、第1及び第2のパターンの導体層
をこの内のいずれか一方を180度回した時に互いに同
一パターンとなるように形成することができる。また、
請求項5に示すように第1のパターンの導体層を第1及
び第3の側面に露出させ、第2のパターンの導体層を第
2及び第4の側面に露出させることができる。また、請
求項6に示すように、第1及び第2のパターンの導体層
のいずれも第1及び第2の側面に露出させる構成にする
ことができる。また、請求項7に示すように第1及び第
2のパターンの導体層を均一幅に形成するか、又は最小
幅が最大幅の半分以上になるように形成することが望ま
しい。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、第1及び第2
のパターンの導体層がいずれか一方を90度又は180
度回した時に同一のパターンになるように形成されてい
るので、両者は電気的には全く同一であり、極性又は方
向性を考慮しないで回路基板等の外部装置に取付けるこ
とができる。従って、使い勝手の良い積層コンデンサを
提供することができる。また、製造時における積層コン
デンサの特性測定が容易になる。また、第1及び第2の
パターンが実質的に同一であるので、グリーンシート
(磁器生シート)に第1及び第2のパターンの導体層の
いずれか一方を印刷で形成したものを複数枚用意し、こ
の内の例えば半分を別のパターンのものとして使用する
ことができる。従って、積層コンデンサの製造が容易に
なり、且つコストの低減が可能になる。また、請求項7
の発明によれば、第1及び第2のパターンの導体層の幅
が均一、又は最小幅を最大幅の半分以上に設定されてい
るので、高周波領域でのインピーダンスが低くなる。こ
の結果、第1及び第2のパターンの導体層の一方を電源
ラインの他方をグランドラインとして使用し、IC等の
外部回路との間のインピーダンスを低減させることがで
きる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図面を参照して本発明の
実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】図3〜図9に示す第1の実施例の4端
子型積層コンデンサ4aは、磁器誘電体基体20と、こ
の内部に配置された第1のパターンの複数の第1の導体
層21及び第2のパターンの複数の第2の導体層22
と、誘電体基体20の外側面に設けられた第1、第2、
第3及び第4の端子導体層23、24、25、26とか
ら成る。なお、図3において端子導体層23、25、2
6、27は厚みが省略されて示されている。
【0009】誘電体基体20は複数のグリーンシート
(磁器生シート)を積層して焼成したものから成り、平
面的に見て四角形(正方形)に形成され、互いに対向し
ている第1及び第2の主面27、28と、これ等の間の
第1、第2、第3及び第4の側面29、30、31、3
2とを有する。なお、第1及び第2の主面27、28は
互いに平行であり、また第1及び第2の側面29、30
も互いに対向して平行であり、また第3及び第4の側面
31、32も互いに対向して平行である。第1、第2、
第3及び第4の端子導体層23、24、25、26は第
1、第2、第3及び第4の側面29、30、31、32
の中央領域において第1の主面27から第2の主面28
に至るように帯状に形成されている。
【0010】次に、図5及び図6において誘電体基体2
0を第1、第2、第3、第4、第5、第6及び第7の誘
電体層20a、20b、20c、20d、20e、20
f、20gに分けて説明する。この実施例では第2、第
4及び第6の誘電体層20b、20d、20fの上に第
1の導体層21がそれぞれ配置され、第3、第5及び第
7の誘電体層20c、20e、20gの上に第2の導体
層22が配置されている。従って、複数個の第1及び第
2の導体層21、22は交互に配置され、相互間に容量
を得ることができる。3つの第1及び第2の導体層2
1、22のパターンは同一であるので、図7及び図8に
第2及び第3の誘電体層20b、20cとこの上の第1
及び第2の導体層21、22の平面パターンを示し、他
の誘電体層20d、20f、20e、20g上の導体層
21、22の平面パターンの図示は省略する。
【0011】第1のパターンの第1の導体層21は、図
7に示すように第2の誘電体層20bの第1の側面29
から第2の側面30に至るような均一の幅を有して帯状
に形成されている。なお、第1の導体層21は第3及び
第4の側面31、32からは離間している。また、第1
の導体層21は誘電体基体20の第1及び第2の側面2
9、30に露出し、第1及び第2の端子導体層23、2
4に接続されている。
【0012】第2のパターンの第2の導体層22は図8
に示すように第3の誘電体層20cの第3の側面31か
ら第4の側面32に至るように均一の幅を有して帯状に
形成されている。なお、第2の導体層22は第1及び第
2の側面29、30からは離間している。また、この第
2の導体層22は誘電体基体20の第3及び第4の側面
31、32に露出し、第3及び第4の端子導体層25、
26に接続されている。第2の導体層22は第1の導体
層21に直交するように配置されている。従って、図7
に示す第1の導体層21を伴なった第2の誘電体層20
bをこの中心を軸にして時計方向又は反時計方向に90
度回すと、図8の第2の導体層22を伴なった第3の誘
電体層20cと同一になる。
【0013】この積層コンデンサを製造する時には、周
知の方法でグリーンシート(磁器生シート)を複数枚作
り、この上に図7及び図8の第1及び第2の導体層2
1、22が得られるようなパターンに導電性ペースト
(金属粉+バインダ)をスクリーン印刷法で印刷して導
電層を作り、図3〜図6に示すような積層体が得られる
ようにグリーンシートを積層し、圧着し、しかる後、切
断して多数の積層体チップを得る。なお、図5及び図6
の第1の誘電体層20aを得るために導体層を有さない
グリーンシートを配置し、また、第7の誘電体層20g
の厚みを調整するために導体層を有さないグリーンシー
トを配置する。次に、積層体チップの側面に図3〜図6
に示す第1〜第4の端子導体層23〜26を得るための
導電性ペースト層を転写方式で形成する。次に、窒素雰
囲気(非酸化性雰囲気)でバインダを除去し、窒素+水
素の雰囲気中で焼成して焼結体を得る。しかる後、第1
〜第4の端子導体層23〜26に電解メッキ法によって
Niメッキ層と半田メッキ層とを形成して4端子型積層
コンデンサ4aを完成させる。なお、第1及び第2の端
子導体層23、24を第1の主面27の中心を軸にして
時計方向又は反時計方向に回すと第3及び第4の端子導
体層25、26の位置になる。
【0014】この積層コンデンサ4aは、誘電体20の
第1及び第2の主面27、28が相互に同一形状とな
り、且つ第1〜第4の側面29〜33も相互に同一形状
となり、且つ図4のA−A線を中心にして上下対称とな
り、且つB−B線を中心にして左右対称となるように形
成されている。また、第1及び第2の導体層21、22
も一方を90度回すと同一パターンになる。また、第1
〜第4の端子導体層23〜26は同一パタ−ンを有し、
の各側面の中央に配置されている。従って、第1及び第
2の端子導体層23、24の相互間の区別、第3及び第
4の端子導体層25、26の相互間の区別、第1及び第
2の端子導体層23、24と第3及び第4の端子導体層
25、26との相互間の区別をしないで製造、特性測定
及び回路基板への取付けを行うことが可能になり、製
造、特性測定及び取付けが容易になる。また、第1及び
第2の導体層21、22を同一のマスクを使用したスク
リーン印刷に基づいて得ることができ、製造コストの低
減を図ることができる。また、第1及び第2の導体層2
1、22は同一パターンであり、且つ均一幅に形成され
ているので、第1及び第2の端子導体層23、24間の
高周波インピーダンス及び第3及び第4の端子導体層2
5、26間の高周波インピーダンスを互いに同一にする
ことができると共に低くすることができ、図9に概略的
に示すように第1及び第2の導体層21、22を電源ラ
イン1とグランドライン2に直列に接続し、第2及び第
4の端子24、26間にIC3を接続することができ
る。即ち、積層コンデンサ4aを一対のライン1、2間
に接続するための引き出し導体を設けないで、積層コン
デンサ4aを回路基板に取付けることが可能になり、積
層コンデンサ4aとIC3との間の高周波インピーダン
スを低減することができる。
【0015】
【第2の実施例】次に、図10〜図13を参照して第2
の実施例の積層コンデンサを説明する。但し、図10〜
図13及び後述する図14〜図23において、図3〜図
8と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。また、図11において第1及び第2の導
体層21a、22aの厚みが省略されている。図10〜
図13においては、第1のパターンの第1の導体層21
aはL字形に形成され、誘電体基体20の第1及び第3
の側面29、31に露出するように配置され、第1及び
第3の側面29、31に設けられた第1及び第2の端子
導体層23、24に接続されている。また、第2のパタ
ーンの第2の導体層22aもL字形に形成され、第2及
び第4の側面30、32に露出するように配置され、第
2及び第4の側面30、32に設けられた第3及び第4
の端子導体層25、26に接続されている。図11から
明らかなように、第2のパタ−ンの導体層22aを有す
る第3の誘電体層20cは第1のパタ−ンの導体層21
aを有する第2の誘電体層20bをその中心を軸にして
180度回したものと同一である。また、第3及び第4
の端子導体層25、26は、第1の主面17の中心を軸
にして積層コンデンサを180度回した時の第1及び第
2の端子導体層23、24の位置になるように形成さ
れ、且つ前記第1〜第4の端子導体層23〜26は互い
に同一パタ−ンに形成されている。このため、第2の実
施例においても同一のマスクを使用したスクリーン印刷
によって第1及び第2の導体層21a、22aのための
導電性ペースト層を形成することができる。また、製造
時及び使用時に第1及び第2の端子導体層23、24の
区別、第3及び第4の端子導体層25、26の区別、第
1及び第2の端子導体層23、24と第3及び第4の端
子導体層25、26との区別が不要になる。従って、第
2の実施例によっても第1の実施例と同様な効果を得る
ことができる。
【0016】
【第3の実施例】図14〜図17に示す第3の実施例の
積層コンデンサ4cにおいては、誘電体基体20の第1
の側面29に第1及び第3の端子導体層23、25が配
置され、第2の側面30に第2及び第4の端子導体層2
4、26が配置されている。第1の導体層21bは図1
6に示すように第1の側面29から第2の側面30に至
るように形成され、第1及び第2の側面29、30の第
4の側面32寄りの領域に露出し、第1及び第2の端子
導体層23、24に接続されている。第2の導体層22
bは図17に示すように第1の側面29から第2の側面
30に至るように形成され、第1及び第2の側面29、
30の第3の側面31寄りの領域に露出し、第3及び第
4の端子導体層25、26に接続されている。従って、
第2の導体層22bのを有する第3の誘電体層20cは
第1の導体層21bのを有する第2の誘電体層20bを
この中心を軸にして180度回したものに相当する。ま
た、この積層コンデンサ4cの全ての部分が図14にお
いて左右対称に形成されている。この第3の実施例にお
いても、第1及び第2の導体層21b、22bが同一パ
ターンに形成され、且つ積層コンデンサ4cが対称に形
成されているので、第1の実施例と同様に積層コンデン
サの製造及び取付けが容易になる。
【0017】
【第4の実施例】図18〜図21に示す第4の実施例の
積層コンデンサ4dにおいては、第1の導体層21cが
第1及び第3の側面29、31の間の第1の角部41と
第2及び第4の側面30、32間の第2の角部42との
間の対角線に沿って設けられ、第1及び第2の角部4
1、42及びこれ等の近傍に露出して第1及び第2の端
子導体層23、24に接続されている。第2の導体層2
2cは第2及び第3の側面30、31間の第3の角部4
3と第1及び第4の側面29、32間の第4の角部44
との間の対角線に沿って設けられ、第3及び第4の角部
43、44及びこれ等の近傍に露出して第3及び第4の
端子導体層25、26に接続されている。第1、第2、
第3及び第4の端子導体層23、24、25、26は図
18から明らかなように第1、第2、第3及び第4の角
部41、42、43、44及びこの両側に設けられてい
る。第4の実施例の第2の導体層22cのパターンは第
1の導体層21cをこの中心を軸にして90度回したも
のと同一である。また、第3及び第4の端子導体層2
5、26も第1及び第2の端子導体層23、24を第1
の主面27の中心を軸にして90度回したものと同一で
ある。また、この積層コンデンサ4dは図18において
2つの対角線を中心にそれぞれ対称である。従って、第
4の実施例によっても第1の実施例と同様に製造及び取
付けが容易になるという効果が得られる。
【0018】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 第1〜第4の端子導体層23〜26の幅を第1
及び第2の導体層21、21a、21b、21c、2
2、22a、22b、22cの側面における露出部の幅
よりも大きくすること、又は小さくすることができる。 (2) 図7及び図8の第1及び第2の導体層21、2
2のパターンを図22及び図23に示すように対称性を
保って変形することができる。図22及び図23におい
ては第1及び第2の導体層21d、22dの側面近傍の
幅が中央部の幅よりも狭くなっている。なお、高周波イ
ンピーダンスを低減させるためには、第1及び第2の導
体層21d、22dの最小幅を最大幅の半分以上にする
ことが望ましい。 (3) 誘電体基体20の平面形状を長方形にすること
ができる。 (4) 第1〜第4の端子導体層23〜26を第1及び
第2の主面27、28のいずれか一方又は両方に延在す
るように形成することができる。 (5) 第1及び第2の導体層21a〜21d、22a
〜22dの積層数を増減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の積層コンデンサのICに対する接続を示
す回路図である。
【図2】従来の積層コンデンサの第1及び第2のパター
ンの導体層を有する2つの誘電体層を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の積層コンデンサを示す
斜視図である。
【図4】図3の積層コンデンサの平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】図5の第1の導体層を備えた誘電体層を示す平
面図である。
【図8】図5の第2の導体層を備えた誘電体層を示す平
面図である。
【図9】図3の積層コンデンサをICに接続したものを
示す回路図である。
【図10】第2の実施例の積層コンデンサを示す平面図
である。
【図11】図10の積層コンデンサの一部分解斜視図で
ある。
【図12】図10のC−C線断面図である。
【図13】図11のD−D線断面図である。
【図14】第3の実施例の積層コンデンサを示す平面図
である。
【図15】図14のE−E線断面図である。
【図16】図15の第1の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【図17】図15の第2の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【図18】第4の実施例の積層コンデンサを示す平面図
である。
【図19】図18の第1の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【図20】図18の第2の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【図21】図18のF−F線断面図である。
【図22】変形例の第1の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【図23】変形例の第2の導体層を有する誘電体層を示
す平面図である。
【符号の説明】
20 誘電体基体 21 第1の導体層 22 第2の導体層 23〜26 第1〜第4の端子導体層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基体の互いに対向する第1及び第
    2の主面間に第1のパターンの導体層と第2のパターン
    の導体層とが交互に配置され、前記誘電体基体の側面に
    第1、第2、第3及び第4の端子導体層が設けられ、前
    記第1のパターンの導体層は前記第1及び第2の端子導
    体層に接続され、前記第2のパターンの導体層は前記第
    3及び第4の端子導体層に接続された構成の4端子型積
    層コンデンサであって、 前記第2のパターンの導体層は平面的に見て前記第1の
    パターンの導体層を前記第1の主面の中心を軸にして時
    計方向又は反時計方向に90度回したものと一致するよ
    うに形成され、前記第3及び第4の端子導体層は平面的
    に見て前記第1及び第2の端子導体層を前記第1の主面
    の中心を軸にして時計方向又は反時計方向に90度回し
    た位置に配置されていることを特徴とする4端子型積層
    コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記誘電体基体は平面的に見て四角形に
    形成され且つ互いに対向する第1及び第2の主面と前記
    第1及び第2の主面間の第1、第2、第3及び第4の側
    面とを有し、前記第1のパターンの導体層は互いに対向
    する前記第1及び第2の側面に露出するように配置さ
    れ、前記第2のパターンの導体層は互いに対向する前記
    第3及び第4の側面に露出するように配置され、 前記第1及び第2の端子導体層は前記第1及び第2の側
    面に設けられ、 前記第3及び第4の端子導体層は前記第3及び第4の側
    面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の4
    端子積層コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記誘電体基体は平面的に見て四角形に
    形成され且つ互いに対向する第1及び第2の主面と前記
    第1及び第2の主面間の第1、第2、第3及び第4の側
    面とを有し、 前記第1及び第2の側面が互いに対向し、前記第3及び
    第4の側面が互いに対向し、 前記第1のパターンの導体層は前記第1及び第3の側面
    間の第1の角部及びこの近傍と前記第2及び第4の側面
    間の第2の角部及びこの近傍とに露出するように配置さ
    れ、 前記第2のパターンの導体層は前記第1及び第4の側面
    間の第3の角部及びこの近傍及び前記第2及び第3の側
    面間の第4の角部及びこの近傍に露出するように配置さ
    れ、 前記第1の端子導体層は前記第1の角部及びこの近傍に
    配置され、 前記第2の端子導体層は前記第2の角部及びこの近傍に
    配置され、 前記第3の端子導体層は前記第3の角部及びこの近傍に
    配置され、 前記第4の端子導体層は前記第4の角部及びこの近傍に
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の4端子
    型積層コンデンサ。
  4. 【請求項4】 誘電体基体の互いに対向する第1及び第
    2の主面間に第1のパターンの導体層と第2のパターン
    の導体層とが交互に配置され、誘電体基体の側面に第
    1、第2、第3及び第4の端子導体層が設けられ、前記
    第1のパターンの導体層は前記第1及び第2の端子導体
    層に接続され、前記第2のパターンの導体層は前記第3
    及び第4の端子導体層に接続された構成の4端子型積層
    コンデンサであって、 前記第2のパターンの導体層は平面的に見て前記第1の
    パターンの導体層を前記第1の主面の中心を軸にして時
    計方向又は反時計方向に180度回したものと一致する
    ように形成され、前記第3及び第4の端子導体層は平面
    的に見て前記第1及び第2の端子導体層を前記第1の主
    面の中心を軸として時計方向又は反時計方向に180度
    回した位置に配置されていることを特徴とする4端子型
    積層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記誘電体基体は平面的に見て四角形に
    形成され且つ互いに対向する第1及び第2の主面と前記
    第1及び第2の主面間の第1、第2、第3及び第4の側
    面とを有し、 前記第1及び第2の側面が互いに対向し、前記第3及び
    第4の側面が互いに対向し、 前記第1のパターンの導体層は前記第1及び第3の側面
    に露出するように配置され、 前記第2のパターンの導体層は前記第2及び第4の側面
    に露出するように配置され、 前記第1及び第2の端子導体層は前記第1及び第3の側
    面に配置され、 前記第3及び第4の端子導体層は前記第2及び第4の側
    面に配置されていることを特徴とする請求項4記載の4
    端子型積層コンデンサ。
  6. 【請求項6】 前記誘電体基体は平面的に見て四角形に
    形成され且つ互いに対向する第1及び第2の主面と前記
    第1及び第2の主面間の第1、第2、第3及び第4の側
    面とを有し、 前記第1及び第2の側面が互いに対向し、前記第3及び
    第4の側面が互いに対向し、 前記第1のパターンの導体層は前記第1及び第2の側面
    の前記第3の側面寄り領域に露出するように配置され、 前記第2のパターンの導体層は前記第1及び第2の側面
    の前記第4の側面寄り領域に露出するように配置され、 前記第1及び第2の端子導体層は前記第1及び第2の側
    面の前記第3の側面寄り領域に配置され、 前記第3及び第4の端子導体層は前記第1及び第2の側
    面の前記第4の側面寄り領域に配置されていることを特
    徴とする請求項4記載の4端子型積層コンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記第1のパターンの導体層の前記第1
    の端子導体層から前記第2の端子導体層に向う方向に対
    して直交する方向の幅が均一であるか、又はこの最小幅
    はこの最大幅の半分以上であり、前記第2のパターンの
    導体層の幅も前記第1のパターンの導体層の幅と同様に
    決定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の4端子型積層コンデンサ。
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