JPS584803B2 - 積層トランス - Google Patents

積層トランス

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Publication number
JPS584803B2
JPS584803B2 JP53154251A JP15425178A JPS584803B2 JP S584803 B2 JPS584803 B2 JP S584803B2 JP 53154251 A JP53154251 A JP 53154251A JP 15425178 A JP15425178 A JP 15425178A JP S584803 B2 JPS584803 B2 JP S584803B2
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JP
Japan
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magnetic
conductors
conductor
thin plate
laminated transformer
Prior art date
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Expired
Application number
JP53154251A
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English (en)
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JPS5582412A (en
Inventor
高橋哲生
高谷稔
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトランス、特に積層トランスに関する。
従来のトランスは一般に2本の導電線を磁心のまわりに
コイル状に巻回したものである。
しかし、電子回路の小型化に伴って電子部品の小型化が
要請されているが、トランスは上記のように巻線を施こ
す必要があるため小型化には限界があり、また作業性も
悪く、多量生産にも難点があった。
本発明は巻線を用いる従来の方式とは全く異なる新規な
方法を採用することにより、インダクタンスの太きい、
或いはインダクタンス値を任意に調整でき、薄形でしか
も小型となり、大量生産に適する積層トラスンを提供す
る。
本発明は薄板状の磁心の表裏に複数の薄膜導体を印刷に
より形成し、これら表裏の導体を電気的に連続させるこ
とにより、磁心を周回する平らなコイルを形成し、この
ような導電パターンを磁心を介して電磁結合するように
少くとも2個設けることによりトランスを構成するもの
である。
本発明による積層トランスは小型且つ薄形であるから、
プリント基板等に直接取付けることができ、電子装置を
小型化または薄形化できる利点がある。
また製造工程の面からも印刷法またはシート法の採用が
可能であるから、大面積の基板を用いて同時に多数のト
ランスを製造することができる。
またこれにより品質が安定化し、或いはトランスの相互
インダクタンスを自由に設定できる等の利点が多い。
以下、本発明を図面に関連して詳細に説明するが、導体
を印刷すべき後述の基板は電気抵抗の大きい磁性体であ
り、また導体の表面に設けられる被覆板も同様である。
磁性体は電気抵抗の高いFeO2主成分のフエライト粉
末を適宜のバインダー及び溶剤でペースト状にしたもの
から出発するものとし、また同様に導体は耐熱性の合金
粉末、例えばPd−Ag(25:75〜50:50の合
金)を適宜のバインダー及び溶剤でペースト状にしたも
のから出発するものとする。
本発明の積層トランスはシート法または印刷法により製
造される。
シート法とは磁性ペーストをドクターブレード等により
シート状に延ばし、乾燥し、その上にペースト状の導体
を印刷し、乾燥し、その上に磁性ペーストから作ったシ
ートを磁心として重ね、さらに導体を印刷し、以下同様
な工程を必要に応じて行う方法である。
印刷法とはアルミニウム等の平らな支持面にポリエステ
ルフイルムを取付け、その面に磁性ペーストを印刷し、
乾燥し、その上にペースト状の導体を印刷し、乾燥し、
さらに磁性ペーストで磁心を印刷し、さらにその上にペ
ースト状の導体を印刷し、乾燥し、以下必要に応じて同
様な工程を行う方法であり、すべての工程が印刷による
場合を指す。
以下の説明は印刷法によるものとする。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による積層ト
ランスの製造工程を示し、第1〜2図の右側及び第3〜
4図は各工程にある構成要素の平面図、第1〜2図の左
側は端面図である。
先ず、平坦なアルミニウム基板にポリエステルフイルム
を支持させ(いずれも図示せず)、その上に磁性体1を
印刷する。
次に磁性体1の面に2組の第1導体2及び3を離隔して
印刷する。
各第1導体の組は複数本の斜めに延びる等間隔の導体よ
り成っており、左側の組の第1導体2はトランスの1次
側を構成し、右方の組の第1導体3は2次側を構成する
次に、第2図に示すように、1次側及び2次側、の第1
導体の両端部を後述の表側にある1次側及び2次側導体
の両端に接続させるための3個の窓4を有する磁性体5
を印刷する。
なお第2図左側の端面図は厚みが誇張されている。
通常は各層共十数〜数十μ程度である。
第3図を参照するに、第2図に示す工程が完了したらさ
らに複数本の水平に延びる等間隔の2組の第2導体6,
7を印刷して1次側の第1導体20両端を1次側の組の
第2導体6で図のように接続し、また2次側の第1導体
3の両端を2次側の組の第2導体7で図のように接続す
る。
その際に同時に端子PS,PFを1次側へ、また端子C
F及びCSを印刷する。
これにより、磁性体5の2つの中央脚部8,9にはそれ
ぞれ1次巻線及び2次巻線に相当する導電パターンが形
成される。
最後に第4図に示すように端子PS,PF,CF,CS
を残して磁性体10を印刷する。
以上の構造を有する積層体は次にポリエステルフイルム
を剥し、焼成炉において焼成され、磁性体1,5,10
は焼結体となる。
第5図はこのように製造されたトランスの等価回路であ
る。
本実施例から明らかなように、積層トランスは従来のよ
うに巻線を磁心に巻回させることなく、印刷法によって
平坦な導電パターンを形成するものであり、従来全く考
えられなかった薄板状で小型の積層トランスが提供され
た。
これによる利益は先きに述べた通りである。
本発明の特徴は並設された印刷導体2,3を磁性体5の
層を介して別の並設された印刷導体6,1と組合せて2
つの平坦形コイルを形成したことにあり、この特殊構造
が本発明の諸利益を提供するのである。
第6〜9図は本発明の他の実施例を示す。
第6図に示すように、磁性体11を先ずポリエステルフ
イルム上に印刷し、その上に複数の導体12を等間隔で
印刷する。
記号Pは1次側、Cは2次側を示し、PS,PFは1次
側端子、及びCS,CFは2次側端子を示す。
次に、第7図のように導体12の上下両端が露出するよ
うにして窓13を有する磁性体14を磁性体11の上に
印刷する。
次に第8図に示すように複数の導体15を印刷して下側
導体12の両端間の接続を行う。
この場合に導体12のP線は隣りのP線に接続され、C
線は隣りのC線に接続されることに注意すべきである。
このように磁性体15の中央脚部16は相互に電気絶縁
された2つの平坦化された導電パターンにより取囲まれ
ている。
このように構成された積層体からポリエステルペースを
剥離し、必要な焼成を行うことにより、所定の積層トラ
ンスが得られる。
第9図はその等価回路図である。本実施例による積層ト
ランスはアンテナコイル等に適しており、薄板のポケッ
トラジオ等に応用しうる。
第10〜16図は本発明の第3実施例による積層トラン
スを示す。
本実施例はトロイダルコアに本発明を実施した例であり
、製造工程はこれ壕で述べたものと特に違いがない。
先ず第10図のように所定の間隔で円に沿って複数の導
体17を印刷する。
導体は2つの同心円上に内外端を配列している。
なおa,bは引出線である。
次に第11図のようにトロイド状磁性体18を導体17
の上に重ねて印刷する。
このとき導体17の両端は磁性体18の内外周から露出
されたままである。
第12図のように第2の複数の導体19が磁性体18及
び第1の導体17の露出端の上に印刷されて磁性体18
を取囲む平坦なコイルが形成される。
第13図のようにさらに円板状磁性体20を印刷し、第
10図と同様に磁性体20の面には複数の導体21が第
14図のように印刷され、以下第11〜12図に関して
述べたようにして、磁性体22、導体23が印刷される
(第15図)。
なおc,dは引出線である。第15図のように、本実施
例ではさらにトリミング用導体24が導体23の部分的
に短絡している。
このような構造の積層体からポリエステルフィルムを剥
離し、焼成炉に入れて必要な焼成を行う。
得られる積層トランスは第16図に示す等価回路を有す
る。
トリミング用導体24は積層トランスの使用時に適宜切
断することによりインダクタンス値を変えることができ
る。
以上のように、本発明によると、トランスが小型化され
、チップ状でプリント基板への直接取付けが可能となり
、また印刷化により同時大量生産が可能になるなど多く
の利益が提供される。
尚、実施例としては3種しか挙げなかったが、例えば積
層数を増大させ、導体の層間接続を採用すれば、トラン
スの容量を自由に増減できる。
さらに、磁性体5,14,18,22の厚みを変えれば
トランスの容量、インピーダンス、飽和状態等を変える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による積層ト
ランスの製造工程の各段階を示す図、第5図は同積層ト
ランスの等価回路図、第6図ないし第8図は本発明の第
2実施例による積層トランスの製造工程の各段階を示す
図、第9図は同積層トランスの等価回路図、第10図な
いし第15図は本発明の第3実施例による積層トランス
の製造工程の各段階を示す図、及び第16図は同積層ト
ランスの等価回路図である。 図中主要な部材は次の通りである。 1:磁性体、2,3:第1導体、5:磁性体、6,7:
第2導体、8,9:脚部、10:磁性体、11:磁性体
、12:導体、13:窓、14:磁性体、15:導体、
16:脚部、17:導体、18:磁性体、19:導体、
20:磁性体、21:導体、22:磁性体、23:導体
、24:トリミング用導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気抵抗の高い磁性体薄板と、前記磁性体薄板の両
    面に印刷形成され前記薄板の縁部で接続されて周回導電
    パターンを形成する2組の薄膜導体と、前記2組の導体
    の引出端子と、前記両面で前記2組の薄膜導体を覆って
    形成された一対の電気抵抗の高い外側磁性体薄膜とを、
    一体焼結体として構成したことを特徴とする、積層トラ
    ンス。 2 磁性体薄板は閉磁路をなす2つの脚部を含み、2組
    の導体はそれら脚部にそれぞれ形成されている、第1項
    記載の積層トランス。 3 磁性体薄板は閉磁路をなす2つの脚部を含み、2組
    の導体は互に絶縁関係で1つの前記脚部に形成されてい
    る、第1項記載の積層トランス。 4 磁性体薄板は電磁結合可能な位置に設けられた2つ
    の磁性板より構成され、2組の導体は各磁性板に形成さ
    れている、第1項記載の積層トランス。
JP53154251A 1978-12-15 1978-12-15 積層トランス Expired JPS584803B2 (ja)

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JPS5582412A JPS5582412A (en) 1980-06-21
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JPS5723208A (en) * 1980-07-17 1982-02-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of closed magnetic circuit inductor
JPS57155710A (en) * 1981-03-20 1982-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Inductor and its manufacture
JPH027407A (ja) * 1988-06-25 1990-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル

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