JPH11249613A - フラットディスプレイ表示装置 - Google Patents

フラットディスプレイ表示装置

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JPH11249613A
JPH11249613A JP4727998A JP4727998A JPH11249613A JP H11249613 A JPH11249613 A JP H11249613A JP 4727998 A JP4727998 A JP 4727998A JP 4727998 A JP4727998 A JP 4727998A JP H11249613 A JPH11249613 A JP H11249613A
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JP
Japan
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signal
circuit
display
phase
clock signal
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JP4727998A
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Shin Takebe
慎 武部
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル系の位相同期を行ったクロック信号に
基づく時分割多重伝送を行うことで、距離の離れた場所
に表示信号を伝送しこれを表示するようにした表示装置
において、画像を正常に表示できるようにする。 【解決手段】水平同期信号HS1に基づいてイネーブル信
号ENB1の信号乱れ区間をマスク処理するマスク信号を形
成し、このマスク信号を用いてイネーブル信号ENB1の信
号乱れ区間を除去し、この信号乱れ区間が除去されたイ
ネーブル信号ENB2を用いてフラットディスプレイ20の
表示制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LDVSなどの
時分割多重方式を用いて表示信号を伝送して液晶ディス
プレイなどのフラットディスプレイに表示するフラット
ディスプレイ表示装置に関し、特にデジタル位相同期処
理によってひげ、ジッタなどが混入した表示用クロック
信号を用いて時分割多重伝送を行う際の、表示同期信号
を受信側で復調できないことを原因としたフラットディ
スプレイでの表示不良を解消するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】工場などに配置される設備機器において
は、機器の表側と裏側などの複数箇所に液晶ディスプレ
イなどのフラット表示器を配置し、これら複数の箇所に
配置した各表示器に各種のメッセージ、操作案内など、
同じ表示内容を表示する場合が多々ある。
【0003】このようなシステムにおいては、メインコ
ントローラから上記各表示器に表示画像データ、表示同
期信号などの表示信号を伝送することになるが、通常、
これら機器間の距離は大きく離れていることが多い。こ
のためこの種のシステムでは、LDVS規格(LOW VOLT
AGE DIFFERENTIAL SIGNALLING)などの時分割多重によ
るデータ伝送を用いて表示信号を伝送することで、多く
のビット数からなる表示信号を少ない信号線で、低消費
電力で、高速にデータ転送をなし得るようにしている。
【0004】図4に上記LVDS方式を用いた従来の画
像表示システムを示す。
【0005】この画像表示システムは、コントローラ1
に信号ケーブル2を介して親ディスプレイ装置3が接続
され、この親ディスプレイ装置3に信号ケーブル4を介
して子ディスプレイ装置5が接続される構成となってい
る。
【0006】コントローラ1からは、RGBのカラー画
像データDT、水平同期信号HS、垂直同期信号VSが親ディ
スプレイ3に送信される。
【0007】親ディスプレイ装置3では、内部クロック
発生器11で、親ディスプレイ装置3の液晶表示装置
(以下LCDという)10および子ディスプレイ5のL
CD20に対する表示用の内部クロック信号DCLKを発生
する。位相同期回路(以下PLL回路という)12は、
デジタル処理によって位相同期が行われるもので、内部
クロック信号DCLKの位相をコントローラ1から入力され
た水平同期信号HSの位相に合わせる位相同期制御を実行
する。すなわち、例えば、内部クロック信号DCLKの位相
を水平同期信号の前縁部(例えば立下がり)に合わせる
位相同期制御が行われる。ENB発生器13は、コント
ローラ1から入力された水平同期信号HS等に基づいて画
像データを実際に表示する期間を示すイネーブル信号EN
Bを形成する。親ディスプレイ3のLCD10は、入力
された水平同期信号HS、垂直同期信号VS、イネーブル信
号ENB、内部クロック信号DCLK1、カラー画像データDTを
用いて表示動作を実行する。
【0008】一方、親ディスプレイ装置3には、子ディ
スプレイ装置5での表示のために必要な表示信号を子デ
ィスプレイ装置5に高速伝送するために、LVDS規格
による時分割多重送信用のIC14が搭載されており、
このIC14は、時分割多重変調回路15、PLL回路
16で構成されている。PLL回路16は、入力された
内部クロック信号DCLK1の位相に同期させた高速変調用
クロック信号(DCLK信号のN倍の周波数)CKaを発生
し、この発生したクロック信号CKaを時分割多重変調回
路15に入力するとともに、PLL回路12から入力さ
れた内部クロック信号DCLK1を子ディスプレイ5への信
号ケーブル4上へ送信する。時分割多重変調回路15
は、入力された変調用クロック信号CKaに基づいて入力
された表示データDT、水平同期信号HS、垂直同期信号VS
およびイネーブル信号ENBを時分割多重データに変調
し、この変調データを子ディスプレイ5への信号ケーブ
ル4上へ送信する。
【0009】子ディスプレイ装置5には、上記時分割多
重データを元の信号に復調するための時分割多重受信用
のIC21が搭載されており、このIC21は、時分割
多重復調回路22、PLL回路23で構成されている。
PLL回路23は、入力された内部クロック信号DCLK1
の位相に同期させた復調用クロック信号(DCLK1信号の
N倍の周波数)CKaを発生し、この発生したクロック信
号CKaを時分割多重復調回路22に入力するとともに、
受信された内部クロック信号DCLK1を子ディスプレイ5
のLCD20に入力する。時分割多重復調回路22は、
入力された復調用クロック信号CKaに基づいて受信され
た時分割多重データを元の表示データDT、水平同期信号
HS、垂直同期信号VSおよびイネーブル信号ENBに復調
し、この復調されたデータを子ディスプレイ5のLCD
20に入力する。
【0010】子ディスプレイ5のLCD20は、入力さ
れた水平同期信号HS、垂直同期信号VS、イネーブル信号
ENB、内部クロック信号DCLK1、カラー画像データDTを用
いて表示動作を実行する。これにより、親および子ディ
スプレイ3、5の各LCD10,20に同じ表示画像を
同時に表示させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像表示システムでは、PLL回路12で内部クロッ
ク信号DCLKの位相を水平同期信号HSの位相に(前縁部
に)合わせる際に、内部クロック信号DCLKにジッタ(位
相変位)が発生したり、クロックの変わり目でひげが発
生したり、クロックの不連続な状態が発生する場合があ
る。
【0012】ところが、この画像表示システムでは、送
信用IC14及び受信用IC21においては、PLL回
路16および23において、ジッタ、ひげなどが発生し
た内部クロック信号DCLK1に位相同期させた変調用およ
び復調用クロック信号CKaを形成し、これら形成したク
ロック信号CKaを用いて該クロック信号CKaに同期させた
時分割多重変調及び復調処理を行うようにしているの
で、受信用IC21から出力される水平同期信号HSやイ
ネーブル信号ENBにおいて、水平同期信号HSが有効とな
った時点(例えば立下がり時点)から少しの間、H,L
がでたらめになる乱れ期間が発生し、この結果、親ディ
スプレイ3側で表示されている画像が、子ディスプレイ
5側のLCD20で全く表示されないという問題が発生
した。
【0013】すなわち、このシステムでは、PLL回路
12から出力されるジッタやひげが発生している内部ク
ロック信号を基準に、PLL回路16、23で2回、3
回と位相同期が行われるようになっているためその同期
が外れる場合があり、この同期が外れたクロック信号に
基づいて時分割多重変調及び復調処理が行われるように
なっているので、水平同期信号HSやイネーブル信号ENB
に乱れ期間が生じるものと考えられる。
【0014】なお、子ディスプレイ装置5側の水平同期
信号HSおよびイネーブル信号ENBに発生する信号の乱れ
は、PLL回路12では内部クロック信号DCLKの位相を
水平同期信号HSの前縁部(Lが有効な場合は立下がり)
で合わせるようにしているので、前述したように、水平
同期信号HSの立下がり時点から少しの間だけ発生し、イ
ネーブル信号ENBの有効期間であるデータ表示区間中に
は発生しない。
【0015】このような問題に対し、従来は、時分割多
重化を行うLVDSデータ送受信用IC14、21の他
に、時分割多重化を行わない別の送受信用ICを用意
し、これらのICを用いてイネーブル信号ENB、水平同
期信号HSなどの表示用同期信号を子ディスプレイ5に送
るという対策が講じられていた。
【0016】しかし、この従来手法によれば、水平同期
信HSおよびイネーブル信号ENBを伝送するICと画像デ
ータやクロック信号を伝送するICを別にしているの
で、これら各IC間の信号伝送時間や信号遅延時間の差
がばらつくことによって、両ICの信号にタイミングの
ズレが発生し、子ディスプレイ5において適正な表示動
作をなし得ないという問題がある。
【0017】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであり、デジタル系の位相同期を行ったクロック信
号による時分割多重伝送を行うことで、距離の離れた場
所に表示信号を伝送しこれを表示する当たって、画像を
正常に表示できるようにしたフラットディスプレイ表示
装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用効果】そこで、本
発明では、所定周期の内部クロック信号を発生するクロ
ック発生手段と、前記内部クロック信号の位相を外部よ
り入力される水平同期信号の位相に合わせる第1の位相
同期回路と、外部より入力された表示同期信号に基づい
て画像データの表示期間の間有効になるイネーブル信号
を形成するイネーブル信号形成手段と、前記第1の位相
同期回路から出力される内部クロック信号の位相に同期
させた変調用クロック信号を発生する第2の位相同期回
路、この第2の位相同期回路から発生される変調用クロ
ック信号に基づいて入力された表示データ、水平同期信
号および前記イネーブル信号を時分割多重データに変調
する変調回路および前記第1の位相同期回路から出力さ
れる内部クロック信号および前記変調された時分割多重
データを送信する送信部を有する送信回路と、前記送信
回路からの前記内部クロック信号および前記時分割多重
データを受信する受信部と、この受信した内部クロック
信号の位相に同期させた復調用クロック信号を発生させ
る第3の位相同期回路およびこの第3の位相同期回路か
ら発生される復調用クロック信号に基づいて受信された
時分割多重データを元の表示データ、水平同期信号およ
び前記イネーブル信号に復調する復調回路を有する受信
回路と、この受信回路から出力された水平同期信号に基
づいて、水平同期信号の前縁部に応答してオンになり、
当該水平同期信号の後縁部より後の時点であってかつ当
該水平同期信号と同じライン周期のイネーブル信号の前
縁より前の時点にオフになるマスク信号を形成するマス
ク信号形成手段と、前記受信回路から出力される前記イ
ネーブル信号を前記マスク信号に基づいてマスク処理す
ることにより前記イネーブル信号からマスク信号のオン
期間に対応する信号部分を除去するマスク処理手段と、
前記受信回路から出力される内部クロック信号および表
示データと前記マスク処理手段から出力されるイネーブ
ル信号に基づいて所定の表示動作を実行するフラットデ
ィスプレイとを具えるようにしている。
【0019】この発明は、イネーブル信号のみを表示同
期信号として用いて表示動作の可能なフラットディスプ
レイに適用することができる。すなわち、最近の液晶表
示装置などのフラットディスプレイにおいては、水平同
期信号および垂直同期信号を用いずに、イネーブル信号
だけを同期信号として用いて表示動作を行うことができ
る機種が多くあり、本発明はこのような機種のフラット
ディスプレイに適用することができる。
【0020】すなわち、前述したように、イネーブル信
号に発生する信号の乱れは、水平同期信号の前縁部(例
えば立下がり時点)から少しの期間の間だけ発生し、イ
ネーブル信号の有効期間であるデータ表示区間中には発
生しない。また、水平同期信号には、前縁部(例えば立
下がり時点)から少しの期間の間だけ信号の乱れが発生
するのであるが、水平同期信号の前縁部の時間タイミン
グにはズレはない。すなわち、水平同期信号の前縁部自
体のタイミングは正常に対し変化はない。
【0021】この発明は、このような点に着目してなさ
れたもので、上記乱れ区間を含む水平同期信号に基づい
て、水平同期信号の前縁部に応答してオンになり、当該
水平同期信号の後縁部より後の時点であってかつイネー
ブル信号の前縁より前の時点にオフになるマスク信号を
形成し、このマスク信号を用いて乱れ区間を含むイネー
ブル信号からマスク信号のオン期間に対応する信号部分
を除去することにより、イネーブル信号の乱れ区間を消
去し、この乱れ区間が消去されたイネーブル信号を同期
信号として用いてフラットディスプレイの表示動作を行
うようにしているおり、これにより時分割多重方式を用
いて距離の離れた場所に表示信号を伝送しこれを表示す
るようにした場合においても、画像を正常かつ安定に表
示することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1に、本発明の画像表示システムのブロ
ック図を示す。また図2は、図1のデータ送信用IC、
データ受信用IC21およびマスク処理回路30の内部
構成を示すものである。
【0024】この画像表示システムのLCD10および
LCD20は、イネーブル信号ENBのみを表示同期信号
として用いて表示動作の可能なものであり、表示の際に
水平同期信号HSおよび垂直同期信号VSは用いない。
【0025】すなわち、このシステムにおいては、マス
ク処理回路30において、前述した乱れ区間を含む水平
同期信号HS1およびイネーブル信号ENB1を用いて、信号
乱れ区間を含むイネーブル信号ENB1から信号乱れ区間を
消去し、この信号乱れ区間が消去されたイネーブル信号
ENB2を同期信号として用いてLCD20の表示動作を行
うようにしている。
【0026】以下、各部の構成及び作用に関し詳述す
る。
【0027】コントローラ1からは、RGBのカラー画
像データDT、水平同期信号HSが親ディスプレイ装置3に
送信される。
【0028】親ディスプレイ装置3では、内部クロック
発生器11で、親ディスプレイ装置3の液晶表示装置
(以下LCDという)10および子ディスプレイ5のL
CD20に対する表示用の内部クロック信号DCLKを発生
する。位相同期回路(以下PLL回路という)12は、
デシタル処理によって内部クロック信号DCLKの位相をコ
ントローラ1から入力された水平同期信号HSの位相(立
下がり)に合わせる位相同期制御を実行し、その出力DC
LK1をLCD10およびPLL回路16に入力する。E
NB発生器13は、コントローラ1から入力された水平
同期信号HSに基づいて画像データを実際に表示する期間
を示すイネーブル信号ENBを形成する。親ディスプレイ
3のLCD10は、入力されたイネーブル信号ENB、内
部クロック信号DCLK1、カラー画像データDTを用いて表
示動作を実行する。
【0029】LVDS規格による時分割多重送信用のI
C14は、時分割多重変調回路15、PLL回路16お
よびドライバー回路31で構成されている。PLL回路
16は、入力された内部クロック信号DCLK1の位相に同
期させた高速変調用クロック信号(DCLK信号のN倍の周
波数)CKaを発生し、この発生したクロック信号CKaを時
分割多重変調回路15に入力するとともに、PLL回路
12から入力された内部クロック信号DCLK1をドライバ
ー回路31を介して子ディスプレイ装置5への信号ケー
ブル4上へ送信する。時分割多重変調回路15は、入力
された変調用クロック信号CKaに基づいて入力されたR
GBのカラー表示データDT、水平同期信号HSおよびイネ
ーブル信号ENBを時分割多重データに変調し、この変調
データをドライバー回路32を介して子ディスプレイ装
置5への信号ケーブル4上へ送信する。
【0030】子ディスプレイ装置5に搭載された時分割
多重受信用のIC21は、レシーバ回路32、時分割多
重復調回路22、PLL回路23で構成されている。P
LL回路23は、入力された内部クロック信号DCLK1の
位相に同期させた復調用クロック信号(DCLK1信号のN
倍の周波数)CKaを発生し、この発生したクロック信号C
Kaを時分割多重復調回路22に入力するとともに、受信
された内部クロック信号DCLK1を子ディスプレイ5のL
CD20およびマスク処理回路30に出力する。時分割
多重復調回路22は、入力された復調用クロック信号CK
aに基づいて受信された時分割多重データを元のRGB
のカラー表示データDT、水平同期信号HS1およびイネー
ブル信号ENB1に復調し、この復調された表示データDTを
子ディスプレイ5のLCD20に入力するとともに、水
平同期信号HS1およびイネーブル信号ENB1をマスク処理
回路30に入力する。
【0031】マスク処理回路30は、図2に示すよう
に、水平同期信号HS1を反転出力するインバータ40
と、反転された水平同期信号HS1_(論理反転記号を_で
略記する)がリセット端子に入力され、内部クロック信
号DCLK1に従ったカウント動作を実行するカウンタ41
と、カウンタ41の1ビット出力Qnを反転出力するイン
バータ42と、インバータ42の出力Qn_がセット端子
に入力され,データ端子が接地され、水平同期信号HS1_
がクロック端子に入力されたフリップフロップ43と、
フリップフロップ43から出力されるマスク信号MASKと
イネーブル信号ENB1との論理積をとり、その出力ENB2を
LCD20に出力するアンドゲート44とを備えてい
る。
【0032】次にマスク処理回路30の動作について図
3のタイミングチャートを参照して説明する。
【0033】ここで、図3(a)に示すように、時分割多
重変調回路15に入力される前の水平同期信号HSには、
信号乱れ区間は発生していない。しかし、図3(b)(c)に
示すように、子ディスプレイ5側で受信された段階での
水平同期信号HS1およびイネーブル信号ENB1は、前述し
た理由によって、乱れ区間を含んでいる。これらの乱れ
区間は、前述したように、水平同期信号HS1の立下がり
時点(前縁部)から少しの期間の間だけ発生し、イネー
ブル信号ENB1の有効期間であるデータ表示区間中には発
生しない。また、水平同期信号HS1の最初の立下がり時
点にはタイミングのずれはなく、正常状態に対して変化
はない。
【0034】このような現象が、マスク処理回路30で
のマスク処理を行う上での前提である。
【0035】マスク処理回路30のフリップフロップ4
3のクロック端子には、水平同期信号HS1の論理反転出
力が入力され、データ端子は設置されているため、フリ
ップフロップ43の出力信号MASKは、水平同期信号HS1
が立下がった時点で「L(ロー)」に立ち下がる(図3
(e)、時刻t1)。
【0036】一方、カウンタ41は、水平同期信号HS1
の立下がり時点でリセットされるが、その後水平同期信
号HS1の信号乱れ区間には信号が立下がる状態が何度も
存在するので、これに伴ってカウンタ41は何回もリセ
ットされる。したがって、カウンタ41は、乱れ区間が
終了した時点で、クロック信号DCLKに従った本来のカウ
ント動作を開始する。カウンタ41は、その本来のnビ
ットの出力のうちの1ビットQnを選択してその出力とす
るようにしており、またその出力Qnはカウント開始時点
からイネーブル信号ENB1が真に「H(ハイ)」になる時
点tbより前の時点t2にその出力が立ち上がるものを選
択するようにしており、このためカウンタ41の出力は
時刻t2において立ち上がる。
【0037】フリップフロップ43のセット端子には、
カウンタ41の出力の論理反転出力が入力されているた
め、フリップフロップ43の出力信号MASKは、カウンタ
41の出力が立ち上がった時刻t2において、「H」に
立ち上がる。
【0038】このようにして、フリップフロップ43か
らは、水平同期信号HS1の立下がり時点t1で「L」に立
下がり,その後カウンタ41の出力Qnが「H」になるこ
とによってイネーブル信号ENB1のデータ表示期間が開始
される時点tbより前の時点t2にその出力が「H」に立
ち上がるマスク信号が出力される。
【0039】マスク処理回路30のアンド回路44で
は、このマスク信号MASKによって信号乱れ区間が含まれ
るイネーブル信号ENB1をマスク処理するようにしてお
り、これによりアンド回路44から出力されるイネーブ
ル信号ENB2からは、信号乱れ区間が取り除かれることに
なる。
【0040】なお、信号の乱れ区間よりも、カウンタ4
1が最終的にリセットされてからその出力Qnが「H」に
立ち上がるまでの期間tQのほうが長ければ、LCD2
0での表示は確実に行うことができる。
【0041】このように、この実施形態では、水平同期
信号HS1の立下がりから水平バックポーチの中程または
後半の期間まで「L」であるマスク信号MASKを用いてイ
ネーブル信号ENB1の信号乱れ区間をマスクして取り除
き、信号乱れのないイネーブル信号ENB2をLCD20に
出力するようにしている。したがって、LCD20にお
いては、正常な表示動作が可能になる。
【0042】なお、上記実施形態において、フリップフ
ロップ43の出力の立下がり時点を用いるなどして水平
同期信号HS1の最初の立下がり時点を捉え、この水平同
期信号HS1の最初の立下がり時点からカウンタ41にカ
ウント動作を開始させるようにしてもよい。
【0043】また上記実施形態では、親子のディスプレ
イに同じデータ同時刻に表示される場合について示した
が、時分割多重方式を用いて距離の離れた場所に表示信
号を伝送しこれを表示するようにシステムに本発明を適
用するようにしてもよい。
【0044】また、マスク処理回路30に関しては、上
記した実施形態に示したものと同等の機能が達成される
ものであれば、他の任意の回路構成を採用するようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の要部の内部構成を示す図で
ある。
【図3】マスク処理回路内の各種信号のタイミングチャ
ートである。
【図4】従来の画像表示システムを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…コントローラ 3…親ディスプレイ 5…子ディス
プレイ 2、4…信号ケーブル 10、20…LCD 11…内
部クロック発生器 13…ENB発生器 15…時分割多重変調回路 22…時分割多重復調回路 30…マスク処理回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周期の内部クロック信号を発生するク
    ロック発生手段と、 前記内部クロック信号の位相を外部より入力される水平
    同期信号の位相に合わせる第1の位相同期回路と、 外部より入力された表示同期信号に基づいて画像データ
    の表示期間の間有効になるイネーブル信号を形成するイ
    ネーブル信号形成手段と、 前記第1の位相同期回路から出力される内部クロック信
    号の位相に同期させた変調用クロック信号を発生する第
    2の位相同期回路、この第2の位相同期回路から発生さ
    れる変調用クロック信号に基づいて入力された表示デー
    タ、水平同期信号および前記イネーブル信号を時分割多
    重データに変調する変調回路および前記第1の位相同期
    回路から出力される内部クロック信号および前記変調さ
    れた時分割多重データを送信する送信部を有する送信回
    路と、 前記送信回路からの前記内部クロック信号および前記時
    分割多重データを受信する受信部と、この受信した内部
    クロック信号の位相に同期させた復調用クロック信号を
    発生させる第3の位相同期回路およびこの第3の位相同
    期回路から発生される復調用クロック信号に基づいて受
    信された時分割多重データを元の表示データ、水平同期
    信号および前記イネーブル信号に復調する復調回路を有
    する受信回路と、 この受信回路から出力された水平同期信号に基づいて、
    水平同期信号の前縁部に応答してオンになり、当該水平
    同期信号の後縁部より後の時点であってかつ当該水平同
    期信号と同じライン周期のイネーブル信号の前縁より前
    の時点にオフになるマスク信号を形成するマスク信号形
    成手段と、 前記受信回路から出力される前記イネーブル信号を前記
    マスク信号に基づいてマスク処理することにより前記イ
    ネーブル信号からマスク信号のオン期間に対応する信号
    部分を除去するマスク処理手段と、 前記受信回路から出力される内部クロック信号および表
    示データと前記マスク処理手段から出力されるイネーブ
    ル信号に基づいて所定の表示動作を実行するフラットデ
    ィスプレイと、 を具えるようにしたことを特徴とするフラットディスプ
    レイ表示装置。
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