JP2001352317A - 位相同期回路 - Google Patents
位相同期回路Info
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- JP2001352317A JP2001352317A JP2000171188A JP2000171188A JP2001352317A JP 2001352317 A JP2001352317 A JP 2001352317A JP 2000171188 A JP2000171188 A JP 2000171188A JP 2000171188 A JP2000171188 A JP 2000171188A JP 2001352317 A JP2001352317 A JP 2001352317A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】データ送信装置からクロック信号を入力するこ
となく、データ送信装置のクロック信号と、データ受信
装置のクロック信号との位相の同期をとることができる
位相同期回路を提供する。 【解決手段】位相同期回路3にリセットパルス回路11
と分周回路12とを設け、リセットパルス発生回路11
でデータ送信装置1が出力する基準となる第1のクロッ
ク信号Aに同期した複数のデータ信号Bの1つB2を受
信して分周回路にリセットパルスDを出力する。そし
て、リセットパルス発生回路11からリセットパルスD
が入力されると、分周回路12で第2のクロック信号C
を分周して、第1のクロック信号Aと位相の同期した第
3のクロック信号Eを出力し、この信号をデータ受信装
置2に入力することで、データ送信装置1のクロック信
号Aとデータ受信装置2のクロック信号Eとの位相の同
期をとる。
となく、データ送信装置のクロック信号と、データ受信
装置のクロック信号との位相の同期をとることができる
位相同期回路を提供する。 【解決手段】位相同期回路3にリセットパルス回路11
と分周回路12とを設け、リセットパルス発生回路11
でデータ送信装置1が出力する基準となる第1のクロッ
ク信号Aに同期した複数のデータ信号Bの1つB2を受
信して分周回路にリセットパルスDを出力する。そし
て、リセットパルス発生回路11からリセットパルスD
が入力されると、分周回路12で第2のクロック信号C
を分周して、第1のクロック信号Aと位相の同期した第
3のクロック信号Eを出力し、この信号をデータ受信装
置2に入力することで、データ送信装置1のクロック信
号Aとデータ受信装置2のクロック信号Eとの位相の同
期をとる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相が異なるデー
タ送信装置のクロック信号とデータ受信装置のクロック
信号とを、同位相にする位相同期回路に関するものであ
る。
タ送信装置のクロック信号とデータ受信装置のクロック
信号とを、同位相にする位相同期回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数のデバイス間でデータを入出力する
際に、各デバイスにおけるクロック信号の周波数及び位
相を合わせないと、入力するデータを正しいタイミング
で取り込むことができず、データを誤って取り込んでし
まい、正常な結果を得ることができない。そのため、ク
ロック信号の周波数を一致させ、位相の同期をとる必要
性がある。
際に、各デバイスにおけるクロック信号の周波数及び位
相を合わせないと、入力するデータを正しいタイミング
で取り込むことができず、データを誤って取り込んでし
まい、正常な結果を得ることができない。そのため、ク
ロック信号の周波数を一致させ、位相の同期をとる必要
性がある。
【0003】内部クロックと外部クロックとの位相の同
期をとる前の関係の一例を図8に基づいて説明する。図
8は、内部クロックと外部クロックとの位相の同期をと
る前の関係を示すタイミングチャートである。
期をとる前の関係の一例を図8に基づいて説明する。図
8は、内部クロックと外部クロックとの位相の同期をと
る前の関係を示すタイミングチャートである。
【0004】なお、これ以降の説明において、データ送
信装置から出力されてデータ受信装置に入力されるクロ
ック信号やデータ信号をそれぞれ外部クロック、外部デ
ータと称する。また、データ受信装置において、外部ク
ロックに位相を合わせるクロック信号を内部クロックと
称する。さらに、外部データは、外部クロックの立ち上
がりに同期して変化するものとする。
信装置から出力されてデータ受信装置に入力されるクロ
ック信号やデータ信号をそれぞれ外部クロック、外部デ
ータと称する。また、データ受信装置において、外部ク
ロックに位相を合わせるクロック信号を内部クロックと
称する。さらに、外部データは、外部クロックの立ち上
がりに同期して変化するものとする。
【0005】図8には、内部クロック、外部クロック、
及び外部データを示す。また、内部クロックは、外部ク
ロックに比べて1/2位相遅れである。
及び外部データを示す。また、内部クロックは、外部ク
ロックに比べて1/2位相遅れである。
【0006】内部クロックが外部クロックに同期してい
る場合、内部クロックの立ち下がりで外部データを取り
込めば、上記のように外部データは外部クロックの立ち
上がりに同期して変化する。そのため、データが変化し
てから次に変化するまでの期間のうちでデータの安定し
た中間付近のタイミングでラッチできる。
る場合、内部クロックの立ち下がりで外部データを取り
込めば、上記のように外部データは外部クロックの立ち
上がりに同期して変化する。そのため、データが変化し
てから次に変化するまでの期間のうちでデータの安定し
た中間付近のタイミングでラッチできる。
【0007】しかし、内部クロックと外部クロックとが
1/2位相遅れであると、上記のように内部クロックの
立ち下がりのタイミングで外部データを取り込めば、デ
ータの変化点付近をラッチしてしまう。そのため、パル
スの乱れの影響やジッタなどの影響が生じ、データを誤
って取り込んでしまう。
1/2位相遅れであると、上記のように内部クロックの
立ち下がりのタイミングで外部データを取り込めば、デ
ータの変化点付近をラッチしてしまう。そのため、パル
スの乱れの影響やジッタなどの影響が生じ、データを誤
って取り込んでしまう。
【0008】このような問題に対して、従来の技術で
は、外部データと外部クロックを入力し、外部クロック
の信号の変化を用いてリセットパルスを作成する回路と
分周回路を用いて構成した位相同期回路で、外部クロッ
クに内部クロックの位相を合わせていた。以下に、外部
クロックに内部クロックを同期させる従来の位相同期方
式について、図9に基づいて説明する。図9は、従来の
位相同期回路の一実施形態を示す回路図である。
は、外部データと外部クロックを入力し、外部クロック
の信号の変化を用いてリセットパルスを作成する回路と
分周回路を用いて構成した位相同期回路で、外部クロッ
クに内部クロックの位相を合わせていた。以下に、外部
クロックに内部クロックを同期させる従来の位相同期方
式について、図9に基づいて説明する。図9は、従来の
位相同期回路の一実施形態を示す回路図である。
【0009】データ送信装置51は、外部データBとし
てm(1以上の整数)ビットのデータを送信し、データ
受信装置52は、このデータを受信する。また、データ
受信装置52は、リセットパルス発生回路(以下、リセ
ット回路と称する。)61、分周回路であるラッチ回路
62、及び演算回路63を備えている。ここで、位相同
期回路53は、データ受信装置52に含まれる構成であ
り、位相同期回路53は、リセット回路61、ラッチ回
路62などによって構成される。
てm(1以上の整数)ビットのデータを送信し、データ
受信装置52は、このデータを受信する。また、データ
受信装置52は、リセットパルス発生回路(以下、リセ
ット回路と称する。)61、分周回路であるラッチ回路
62、及び演算回路63を備えている。ここで、位相同
期回路53は、データ受信装置52に含まれる構成であ
り、位相同期回路53は、リセット回路61、ラッチ回
路62などによって構成される。
【0010】データ送信装置51から出力された外部ク
ロックAは、リセット回路61に受信される。また、デ
ータ送信装置51から出力された外部データBは、演算
回路63で受信される。
ロックAは、リセット回路61に受信される。また、デ
ータ送信装置51から出力された外部データBは、演算
回路63で受信される。
【0011】さらに、ラッチ回路62は、入力されたラ
ッチ回路用クロックCを分周して、演算回路63の動作
を制御するために内部クロックEを出力する。また、ラ
ッチ回路62は、リセット回路61から出力されたリセ
ットパルスDによってリセットされる。
ッチ回路用クロックCを分周して、演算回路63の動作
を制御するために内部クロックEを出力する。また、ラ
ッチ回路62は、リセット回路61から出力されたリセ
ットパルスDによってリセットされる。
【0012】演算回路63は、ラッチ回路62から出力
された内部クロックEの立ち下がりで、データ送信装置
51から送信された外部データBを取り込み、所定の演
算を行い、演算結果を出力する。
された内部クロックEの立ち下がりで、データ送信装置
51から送信された外部データBを取り込み、所定の演
算を行い、演算結果を出力する。
【0013】次に、図9に示したリセット回路61の構
成と、この回路における各部の出力について説明する。
図10は、図9に示したリセット回路61の一実施形態
を示す回路図である。また、図11は、図10に示した
リセット回路における各部のタイミングチャートであ
る。
成と、この回路における各部の出力について説明する。
図10は、図9に示したリセット回路61の一実施形態
を示す回路図である。また、図11は、図10に示した
リセット回路における各部のタイミングチャートであ
る。
【0014】図10に示したように、リセット回路61
の入力端子から外部クロックAが入力されると、2つに
分岐される。一方は、遅延回路64に入力されて、所定
時間遅延されて遅延外部クロックF1として出力され
る。この信号は、反転回路(インバータ回路)65に入
力される。そして、反転回路65から出力された反転出
力Gは、AND回路66に入力される。
の入力端子から外部クロックAが入力されると、2つに
分岐される。一方は、遅延回路64に入力されて、所定
時間遅延されて遅延外部クロックF1として出力され
る。この信号は、反転回路(インバータ回路)65に入
力される。そして、反転回路65から出力された反転出
力Gは、AND回路66に入力される。
【0015】また、他方は、直接AND回路66に入力
される。AND回路66は、外部クロックAと、反転回
路65の反転出力Gと、の論理積H1を出力する。この
出力は、反転回路67で反転されて、リセットパルスD
として、リセット回路61から出力される。
される。AND回路66は、外部クロックAと、反転回
路65の反転出力Gと、の論理積H1を出力する。この
出力は、反転回路67で反転されて、リセットパルスD
として、リセット回路61から出力される。
【0016】次に、図9に示したラッチ回路62の構成
と、この回路における各部の出力について説明する。図
4は、図9に示したラッチ回路62の一実施形態を示す
回路図である。図12は、図4に示した回路における各
部の出力タイミングチャートである。図4において、ラ
ッチ回路62は、フリップフロップ17から構成され、
ラッチ回路用クロックCが入力されて、正転出力クロッ
クIと、反転出力クロックEを出力する。反転出力クロ
ックEは、フリップフロップ17に入力されるととも
に、データ受信装置2の内部クロックEとして、ラッチ
回路62から出力される。また、リセットパルスDが入
力されると、内部クロックEはリセットされる。
と、この回路における各部の出力について説明する。図
4は、図9に示したラッチ回路62の一実施形態を示す
回路図である。図12は、図4に示した回路における各
部の出力タイミングチャートである。図4において、ラ
ッチ回路62は、フリップフロップ17から構成され、
ラッチ回路用クロックCが入力されて、正転出力クロッ
クIと、反転出力クロックEを出力する。反転出力クロ
ックEは、フリップフロップ17に入力されるととも
に、データ受信装置2の内部クロックEとして、ラッチ
回路62から出力される。また、リセットパルスDが入
力されると、内部クロックEはリセットされる。
【0017】図4に示したフリップフロップ17におい
て、ラッチ回路用クロックCは、外部クロックAの2倍
の周波数とする。これは、フリップフロップ回路17に
ラッチ回路用クロックCが入力されると、ラッチ回路6
2から出力される内部クロックEの周波数が、ラッチ回
路用クロックCの1/2となるためである。
て、ラッチ回路用クロックCは、外部クロックAの2倍
の周波数とする。これは、フリップフロップ回路17に
ラッチ回路用クロックCが入力されると、ラッチ回路6
2から出力される内部クロックEの周波数が、ラッチ回
路用クロックCの1/2となるためである。
【0018】図12(A)は、外部クロックと内部クロ
ックの位相差が1/2位相遅れの場合であり、ケース1
と称する。図12(B)は、外部クロックと内部クロッ
クの位相差が位相遅れなしの場合であり、ケース2と称
する。図12には、ラッチ回路用クロックC、リセット
パルスD、正転出力クロックI及び内部クロックEの他
に、比較のため、外部クロックAと外部データBとを表
示している。
ックの位相差が1/2位相遅れの場合であり、ケース1
と称する。図12(B)は、外部クロックと内部クロッ
クの位相差が位相遅れなしの場合であり、ケース2と称
する。図12には、ラッチ回路用クロックC、リセット
パルスD、正転出力クロックI及び内部クロックEの他
に、比較のため、外部クロックAと外部データBとを表
示している。
【0019】図12(A)に示したケース1の場合、リ
セットパルスDがラッチ回路61に入力されて、ラッチ
回路62がリセットされると、内部クロックEの位相が
反転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと
内部クロックEとの同期がとられる。
セットパルスDがラッチ回路61に入力されて、ラッチ
回路62がリセットされると、内部クロックEの位相が
反転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと
内部クロックEとの同期がとられる。
【0020】また、図12(B)に示したケース2の場
合、リセットパルスDがラッチ回路61に入力されて、
ラッチ回路62がリセットされても、リセットされる瞬
間の位相が同じである。そのため、内部クロックEに位
相変化がなく、初期状態と同様、位相の同期がとられ
る。
合、リセットパルスDがラッチ回路61に入力されて、
ラッチ回路62がリセットされても、リセットされる瞬
間の位相が同じである。そのため、内部クロックEに位
相変化がなく、初期状態と同様、位相の同期がとられ
る。
【0021】図12(A)及び図12(B)に示したい
ずれの場合でも、ラッチ回路62にリセットパルスDを
入力して、外部クロックAと内部クロックEとの位相の
同期をとった後では、前記のように外部データは外部ク
ロックの立ち上がりに同期して変化する。そのため、デ
ータの安定した中間付近のタイミングでラッチできるよ
うになる。
ずれの場合でも、ラッチ回路62にリセットパルスDを
入力して、外部クロックAと内部クロックEとの位相の
同期をとった後では、前記のように外部データは外部ク
ロックの立ち上がりに同期して変化する。そのため、デ
ータの安定した中間付近のタイミングでラッチできるよ
うになる。
【0022】この場合のラッチ回路62は、前記のよう
にラッチ回路用クロックCが外部クロックAの2倍の周
波数であるので、周波数を1/2倍に分周する回路であ
り、リセットパルスDでリセットされることで同期をと
る。このように、異なる位相で入力される外部データに
内部クロックを同期させるためには、外部クロックが必
要である。
にラッチ回路用クロックCが外部クロックAの2倍の周
波数であるので、周波数を1/2倍に分周する回路であ
り、リセットパルスDでリセットされることで同期をと
る。このように、異なる位相で入力される外部データに
内部クロックを同期させるためには、外部クロックが必
要である。
【0023】また、セットアップタイム、ホールドタイ
ムのマージンを考慮する必要がある。例えば、図9に示
した構成では、内部クロックの立ち下がり時に外部デー
タを取り込むようにすることで、問題を発生しないよう
にしている。これは、セットアップタイム、ホールドタ
イムのマージンが充分な外部データのビット区間のほぼ
中間で、安定したタイミングによりラッチするためであ
る。
ムのマージンを考慮する必要がある。例えば、図9に示
した構成では、内部クロックの立ち下がり時に外部デー
タを取り込むようにすることで、問題を発生しないよう
にしている。これは、セットアップタイム、ホールドタ
イムのマージンが充分な外部データのビット区間のほぼ
中間で、安定したタイミングによりラッチするためであ
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、デー
タ送信装置とデータ受信装置との間でデータのやり取り
を行う場合、データ送信装置の基準クロックである外部
クロックと、データ受信装置の基準クロックである内部
クロックの位相を合わせるために、データ受信装置に外
部クロックを入力させる必要がある。このため、データ
送信装置とデータ受信装置とにおいて、端子数の増加や
消費電流の増加が発生する。
タ送信装置とデータ受信装置との間でデータのやり取り
を行う場合、データ送信装置の基準クロックである外部
クロックと、データ受信装置の基準クロックである内部
クロックの位相を合わせるために、データ受信装置に外
部クロックを入力させる必要がある。このため、データ
送信装置とデータ受信装置とにおいて、端子数の増加や
消費電流の増加が発生する。
【0025】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、データ送信装置から外部
クロックを入力することなく、データ送信装置の外部ク
ロックと、データ受信装置の内部クロックとの位相の同
期をとることができる位相同期回路を提供することであ
る。
れたものであり、その目的は、データ送信装置から外部
クロックを入力することなく、データ送信装置の外部ク
ロックと、データ受信装置の内部クロックとの位相の同
期をとることができる位相同期回路を提供することであ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0027】(1) 基準となる第1のクロック信号に同期
したデータ信号を出力するデータ送信装置と、該データ
送信装置から出力されたデータ信号を受信するデータ受
信装置と、の間で、クロック信号の位相の同期をとる位
相同期回路において、該データ送信装置が出力する複数
のデータ信号の1つを受信して、リセットパルスを生成
するリセットパルス発生回路と、該リセットパルス発生
回路からリセットパルスが入力されると、第2のクロッ
ク信号を分周して、第1のクロック信号と位相の同期し
た第3のクロック信号を出力する分周回路と、を少なく
とも備えたことを特徴とする。
したデータ信号を出力するデータ送信装置と、該データ
送信装置から出力されたデータ信号を受信するデータ受
信装置と、の間で、クロック信号の位相の同期をとる位
相同期回路において、該データ送信装置が出力する複数
のデータ信号の1つを受信して、リセットパルスを生成
するリセットパルス発生回路と、該リセットパルス発生
回路からリセットパルスが入力されると、第2のクロッ
ク信号を分周して、第1のクロック信号と位相の同期し
た第3のクロック信号を出力する分周回路と、を少なく
とも備えたことを特徴とする。
【0028】この構成においては、位相同期回路は、基
準となる第1のクロック信号に同期したデータ信号を出
力するデータ送信装置と、該データ送信装置から出力さ
れたデータ信号を受信するデータ受信装置と、の間で、
クロック信号の位相の同期をとるために、リセットパル
ス発生回路でデータ送信装置が出力する複数のデータ信
号の1つを受信し、リセットパルスを生成して分周回路
にリセットパルスを出力し、分周回路にリセットパルス
発生回路からリセットパルスが入力されると、第2のク
ロック信号を分周して、第1のクロック信号と位相の同
期した第3のクロック信号を出力する。したがって、位
相同期回路が出力した第3のクロック信号をデータ受信
装置に入力することで、データ送信装置から第1のクロ
ック信号を入力させることなく、データ送信装置の第1
のクロック信号と、データ受信装置の第3のクロック信
号との位相の同期をとることができ、データ送信装置か
ら出力されたデータ信号をデータ受信装置で確実に受信
することができる。また、位相同期装置は第1のクロッ
ク信号を入力させる必要がないので、クロック信号を入
力するための端子数を削減でき、消費電流も低減させる
ことができる。
準となる第1のクロック信号に同期したデータ信号を出
力するデータ送信装置と、該データ送信装置から出力さ
れたデータ信号を受信するデータ受信装置と、の間で、
クロック信号の位相の同期をとるために、リセットパル
ス発生回路でデータ送信装置が出力する複数のデータ信
号の1つを受信し、リセットパルスを生成して分周回路
にリセットパルスを出力し、分周回路にリセットパルス
発生回路からリセットパルスが入力されると、第2のク
ロック信号を分周して、第1のクロック信号と位相の同
期した第3のクロック信号を出力する。したがって、位
相同期回路が出力した第3のクロック信号をデータ受信
装置に入力することで、データ送信装置から第1のクロ
ック信号を入力させることなく、データ送信装置の第1
のクロック信号と、データ受信装置の第3のクロック信
号との位相の同期をとることができ、データ送信装置か
ら出力されたデータ信号をデータ受信装置で確実に受信
することができる。また、位相同期装置は第1のクロッ
ク信号を入力させる必要がないので、クロック信号を入
力するための端子数を削減でき、消費電流も低減させる
ことができる。
【0029】(2) 前記リセットパルス発生回路は、受信
したデータ信号が変化するとリセットパルスを生成する
ことを特徴とする。
したデータ信号が変化するとリセットパルスを生成する
ことを特徴とする。
【0030】この構成においては、受信した第1のクロ
ック信号に同期したデータ信号が変化すると、リセット
パルス発生回路はリセットパルスを生成する。したがっ
て、第1のクロック信号に同期したデータ信号から生成
したリセットパルスを分周回路に入力するので、第1の
クロック信号と第3のクロック信号とに位相差があって
も、第3のクロック信号を確実に第1のクロック信号に
同期させることができる。また、外部データの変化があ
る時だけ分周回路にリセットがかかるので、無駄なリセ
ット動作を省くことができる。
ック信号に同期したデータ信号が変化すると、リセット
パルス発生回路はリセットパルスを生成する。したがっ
て、第1のクロック信号に同期したデータ信号から生成
したリセットパルスを分周回路に入力するので、第1の
クロック信号と第3のクロック信号とに位相差があって
も、第3のクロック信号を確実に第1のクロック信号に
同期させることができる。また、外部データの変化があ
る時だけ分周回路にリセットがかかるので、無駄なリセ
ット動作を省くことができる。
【0031】(3) 前記データ信号は、映像信号データで
あることを特徴とする。
あることを特徴とする。
【0032】この構成においては、映像信号データをデ
ータ信号としてデータ送信装置から出力される。したが
って、データ送信装置とデータ受信装置との間でクロッ
ク信号の同期をとって、映像信号データのやり取りを確
実に行うことができる。
ータ信号としてデータ送信装置から出力される。したが
って、データ送信装置とデータ受信装置との間でクロッ
ク信号の同期をとって、映像信号データのやり取りを確
実に行うことができる。
【0033】(4) 前記映像信号データは、固体撮像装置
で撮像したデータであることを特徴とする。
で撮像したデータであることを特徴とする。
【0034】この構成においては、固体撮像装置で撮像
した映像信号データをデータ信号としてデータ送信装置
から出力される。したがって、データ送信装置とデータ
受信装置との間でクロック信号の同期をとって、映像信
号データのやり取りを確実に行うことができる。
した映像信号データをデータ信号としてデータ送信装置
から出力される。したがって、データ送信装置とデータ
受信装置との間でクロック信号の同期をとって、映像信
号データのやり取りを確実に行うことができる。
【0035】(5) (1) の構成において、分周回路に入力
する第2のクロック信号を発生させるクロック発生回路
を備えたとすることができる。
する第2のクロック信号を発生させるクロック発生回路
を備えたとすることができる。
【0036】この構成においては、位相同期回路は、ク
ロック発生回路を備え、クロック発生回路で発生させた
第2のクロック信号が分周回路に入力される。したがっ
て、データ送信装置から第1のクロック信号を入力させ
ることなく、第2のクロック信号を分周回路で分周し
て、データ送信装置の第1のクロック信号と、データ受
信装置の第3のクロック信号との位相の同期をとること
ができる。
ロック発生回路を備え、クロック発生回路で発生させた
第2のクロック信号が分周回路に入力される。したがっ
て、データ送信装置から第1のクロック信号を入力させ
ることなく、第2のクロック信号を分周回路で分周し
て、データ送信装置の第1のクロック信号と、データ受
信装置の第3のクロック信号との位相の同期をとること
ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る位相同期
回路について、図1に基づいて説明する。図1は、位相
同期回路の機能ブロック図である。
回路について、図1に基づいて説明する。図1は、位相
同期回路の機能ブロック図である。
【0038】図1において、データ送信装置1は、第1
のクロック信号である外部クロックAに同期した外部デ
ータBとしてm(1以上の整数)ビットのデータを送信
し、データ受信装置2がこのデータを受信する。また、
データ受信装置2は、リセット回路11、ラッチ回路1
2及び演算回路13を備えている。
のクロック信号である外部クロックAに同期した外部デ
ータBとしてm(1以上の整数)ビットのデータを送信
し、データ受信装置2がこのデータを受信する。また、
データ受信装置2は、リセット回路11、ラッチ回路1
2及び演算回路13を備えている。
【0039】なお、図1において、データ受信装置2
は、位相同期回路3を含む構成である。つまり、位相同
期回路3は、リセットパルス発生回路(以下、リセット
回路と称する。)11と、分周回路であるラッチ回路1
2と、によって構成される。
は、位相同期回路3を含む構成である。つまり、位相同
期回路3は、リセットパルス発生回路(以下、リセット
回路と称する。)11と、分周回路であるラッチ回路1
2と、によって構成される。
【0040】また、位相同期回路3は、ラッチ回路12
に入力するラッチ回路用クロックを発生させる図外のラ
ッチ回路用クロック発生回路を備える構成でもよい。
に入力するラッチ回路用クロックを発生させる図外のラ
ッチ回路用クロック発生回路を備える構成でもよい。
【0041】データ送信装置1から出力された外部クロ
ックAに同期した外部データBは、データ受信装置2で
受信されると、演算回路13に直接入力される。外部デ
ータBは、外部クロックAに同期しており、m(1以上
の整数)ビットのデータ信号である。また、データ受信
装置2で受信された外部データBのうちの1つである外
部データB2は、リセット回路11に入力される。リセ
ット回路11は、ラッチ回路12をリセットするための
リセットパルスDを出力する。
ックAに同期した外部データBは、データ受信装置2で
受信されると、演算回路13に直接入力される。外部デ
ータBは、外部クロックAに同期しており、m(1以上
の整数)ビットのデータ信号である。また、データ受信
装置2で受信された外部データBのうちの1つである外
部データB2は、リセット回路11に入力される。リセ
ット回路11は、ラッチ回路12をリセットするための
リセットパルスDを出力する。
【0042】ラッチ回路12は、入力された第2のクロ
ック信号であるラッチ回路用クロックCを分周して、演
算回路13に第3のクロック信号である内部クロックE
を出力する。また、ラッチ回路12は、リセット回路1
1から出力されたリセットパルスDによってリセットさ
れる。
ック信号であるラッチ回路用クロックCを分周して、演
算回路13に第3のクロック信号である内部クロックE
を出力する。また、ラッチ回路12は、リセット回路1
1から出力されたリセットパルスDによってリセットさ
れる。
【0043】演算回路13は、ラッチ回路12から出力
された内部クロックEの立ち下がり時に、データ送信装
置1から送信された外部データBを取り込み、所定の演
算を行い、演算結果を出力する。
された内部クロックEの立ち下がり時に、データ送信装
置1から送信された外部データBを取り込み、所定の演
算を行い、演算結果を出力する。
【0044】次に、図1に示したリセット回路11の構
成と、この回路における各部の出力について説明する。
図2は、図1に示したリセット回路11の一実施形態を
示す回路図である。また、図3は、図2に示したリセッ
ト回路における各部の出力タイミングチャートである。
成と、この回路における各部の出力について説明する。
図2は、図1に示したリセット回路11の一実施形態を
示す回路図である。また、図3は、図2に示したリセッ
ト回路における各部の出力タイミングチャートである。
【0045】図2において、リセット回路11の入力端
子から入力されたmビットの外部データBのある外部デ
ータB2は、リセット回路11の内部で2つに分岐され
る。一方は、遅延回路14に入力されて、所定時間遅延
された遅延外部データF2として出力され、EXOR回
路15に入力される。
子から入力されたmビットの外部データBのある外部デ
ータB2は、リセット回路11の内部で2つに分岐され
る。一方は、遅延回路14に入力されて、所定時間遅延
された遅延外部データF2として出力され、EXOR回
路15に入力される。
【0046】また、他方は、直接EXOR回路15に入
力される。EXOR回路15は、外部データB2と、遅
延回路64から出力された遅延外部データF2と、の排
他的論理和H2を出力する。この出力は、反転回路16
で反転されて、リセットパルスDとして、リセット回路
11から出力される。
力される。EXOR回路15は、外部データB2と、遅
延回路64から出力された遅延外部データF2と、の排
他的論理和H2を出力する。この出力は、反転回路16
で反転されて、リセットパルスDとして、リセット回路
11から出力される。
【0047】なお、リセット回路11にEXOR(排他
的論理和)回路を用いることにより、図3に示したよう
に、外部データがLOWからHIGHに変わる時と、H
IGHからLOWに変わる時と、のどちらの時でもリセ
ットパルスを発生させることができる。
的論理和)回路を用いることにより、図3に示したよう
に、外部データがLOWからHIGHに変わる時と、H
IGHからLOWに変わる時と、のどちらの時でもリセ
ットパルスを発生させることができる。
【0048】次に、図1に示したラッチ回路12の構成
と、この回路における各部の出力について説明する。図
4は、図1に示したラッチ回路12の一実施形態を示す
回路図である。図5は、図4に示したラッチ回路におけ
る各部の出力タイミングチャートである。なお、図4の
構成は、従来の技術で説明しているので省略する。
と、この回路における各部の出力について説明する。図
4は、図1に示したラッチ回路12の一実施形態を示す
回路図である。図5は、図4に示したラッチ回路におけ
る各部の出力タイミングチャートである。なお、図4の
構成は、従来の技術で説明しているので省略する。
【0049】図5(A)は、外部クロックと内部クロッ
クの位相差が、1/4位相遅れの場合であり、ケース3
と称する。図5(B)は、外部クロックと内部クロック
の位相差が、2/4位相遅れの場合であり、ケース4と
称する。図5(C)は、外部クロックと内部クロックの
位相差が、3/4位相遅れの場合であり、ケース5と称
する。図5(D)は、外部クロックと内部クロックの位
相差が、位相遅れなしの場合であり、ケース6と称す
る。また、図5には、ラッチ回路用クロックC、リセッ
トパルスD及び正転出力クロックEの他に、比較のた
め、外部クロックAと外部データBとを表示している。
クの位相差が、1/4位相遅れの場合であり、ケース3
と称する。図5(B)は、外部クロックと内部クロック
の位相差が、2/4位相遅れの場合であり、ケース4と
称する。図5(C)は、外部クロックと内部クロックの
位相差が、3/4位相遅れの場合であり、ケース5と称
する。図5(D)は、外部クロックと内部クロックの位
相差が、位相遅れなしの場合であり、ケース6と称す
る。また、図5には、ラッチ回路用クロックC、リセッ
トパルスD及び正転出力クロックEの他に、比較のた
め、外部クロックAと外部データBとを表示している。
【0050】図5(A)に示したケース3の場合、リセ
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
【0051】図5(B)に示したケース4の場合、リセ
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
【0052】図5(C)に示したケース5の場合、リセ
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされても、リセットされる瞬間のリセ
ットパルスDと正転出力クロックIとの位相が同じなの
で、図に示すように位相の変化がなく、初期状態と同
様、位相の同期がとられる。
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされても、リセットされる瞬間のリセ
ットパルスDと正転出力クロックIとの位相が同じなの
で、図に示すように位相の変化がなく、初期状態と同
様、位相の同期がとられる。
【0053】図5(D)に示したケース6の場合、リセ
ットパルスDが入力されて、ラッチ回路12がリセット
されても、リセットされる瞬間のリセットパルスDと正
転出力クロックIとの位相が同じなので、図に示すよう
に位相の変化がなく、初期状態と同様、位相の同期がと
られる。
ットパルスDが入力されて、ラッチ回路12がリセット
されても、リセットされる瞬間のリセットパルスDと正
転出力クロックIとの位相が同じなので、図に示すよう
に位相の変化がなく、初期状態と同様、位相の同期がと
られる。
【0054】図5に示したように、リセット動作後の外
部データBを内部クロックEの立ち下がりで取り込むタ
イミングは、0〜1/4位相遅れの場合、データの変化
点から2/4〜1/4周期の部分である。同様に、1/
4〜2/4位相遅れの場合、データの変化点から1/4
〜2/4周期の部分である。また、2/4〜3/4位相
遅れの場合、データの変化点から2/4〜1/4周期の
部分である。さらに、3/4〜0(4/4)位相遅れの
場合、データの変化点から1/4〜2/4周期の部分で
ある。
部データBを内部クロックEの立ち下がりで取り込むタ
イミングは、0〜1/4位相遅れの場合、データの変化
点から2/4〜1/4周期の部分である。同様に、1/
4〜2/4位相遅れの場合、データの変化点から1/4
〜2/4周期の部分である。また、2/4〜3/4位相
遅れの場合、データの変化点から2/4〜1/4周期の
部分である。さらに、3/4〜0(4/4)位相遅れの
場合、データの変化点から1/4〜2/4周期の部分で
ある。
【0055】以上のように、本実施形態では、位相差が
いかなる場合でも、データの変化点から外部クロックの
1/4〜2/4周期の部分でデータを取り込むことがで
きる。このタイミングは、セットアップタイム、ホール
ドタイムのマージンを十分満たすものであり、問題なく
外部データBを取り込むことができる。
いかなる場合でも、データの変化点から外部クロックの
1/4〜2/4周期の部分でデータを取り込むことがで
きる。このタイミングは、セットアップタイム、ホール
ドタイムのマージンを十分満たすものであり、問題なく
外部データBを取り込むことができる。
【0056】なお、図4に示した実施形態では、ラッチ
回路用クロックCが外部クロックAの2倍の周波数であ
り、周波数を1/2倍に分周する回路を用いているが、
位相の同期方法はこの方法に限ったものではない。例え
ば、ラッチ回路用クロックCの周波数が外部クロックA
のn(2以上の整数)倍の周波数であってもよい。ま
た、図6に示したラッチ回路のように、ラッチ回路用ク
ロックCの周波数が外部クロックAの周波数の4倍であ
ってもよい。
回路用クロックCが外部クロックAの2倍の周波数であ
り、周波数を1/2倍に分周する回路を用いているが、
位相の同期方法はこの方法に限ったものではない。例え
ば、ラッチ回路用クロックCの周波数が外部クロックA
のn(2以上の整数)倍の周波数であってもよい。ま
た、図6に示したラッチ回路のように、ラッチ回路用ク
ロックCの周波数が外部クロックAの周波数の4倍であ
ってもよい。
【0057】図6に示したラッチ回路の構成、及びこの
回路における各部の出力について説明する。図6は、ラ
ッチ回路用クロックCが外部クロックAの4倍の周波数
である場合の図1のラッチ回路12の一実施形態を示す
回路構成図である。また、図7は、図6に示したラッチ
回路の各部におけるタイミングチャートを示す。
回路における各部の出力について説明する。図6は、ラ
ッチ回路用クロックCが外部クロックAの4倍の周波数
である場合の図1のラッチ回路12の一実施形態を示す
回路構成図である。また、図7は、図6に示したラッチ
回路の各部におけるタイミングチャートを示す。
【0058】図6に示したラッチ回路12は、フリップ
フロップ18の反転出力クロックをフリップフロップ1
9に入力する構成である。フリップフロップ18は、ラ
ッチ回路用クロックCが入力されると、正転出力クロッ
クJと、反転出力クロックKを出力する。反転出力クロ
ックKは、フリップフロップ18に入力されるととも
に、フリップフロップ19のラッチ回路用クロックとし
て、フリップフロップ19のクロック端子に入力され
る。フリップフロップ19には、正転出力クロックI
と、反転出力クロックEを出力する。反転出力クロック
Eは、フリップフロップ19に入力されるとともに、デ
ータ受信装置2の内部クロックEとして、ラッチ回路1
2から出力される。また、リセットパルスDをフリップ
フロップ17及びフリップフロップ18に入力すると、
フリップフロップ18及びフリップフロップ19はリセ
ットされる。
フロップ18の反転出力クロックをフリップフロップ1
9に入力する構成である。フリップフロップ18は、ラ
ッチ回路用クロックCが入力されると、正転出力クロッ
クJと、反転出力クロックKを出力する。反転出力クロ
ックKは、フリップフロップ18に入力されるととも
に、フリップフロップ19のラッチ回路用クロックとし
て、フリップフロップ19のクロック端子に入力され
る。フリップフロップ19には、正転出力クロックI
と、反転出力クロックEを出力する。反転出力クロック
Eは、フリップフロップ19に入力されるとともに、デ
ータ受信装置2の内部クロックEとして、ラッチ回路1
2から出力される。また、リセットパルスDをフリップ
フロップ17及びフリップフロップ18に入力すると、
フリップフロップ18及びフリップフロップ19はリセ
ットされる。
【0059】図7(A)は、外部クロックと内部クロッ
クの位相差が1/4位相遅れの場合であり、ケース7と
称する。図7(B)は、外部クロックと内部クロックの
位相差が2/4位相遅れの場合であり、ケース8と称す
る。図7(C)は、外部クロックと内部クロックの位相
差が3/4位相遅れの場合であり、ケース9と称する。
図7(D)は、外部クロックと内部クロックの位相差が
位相遅れなしの場合であり、ケース10と称する。ま
た、図7には、ラッチ回路用クロックC、リセットパル
スD、正転出力クロックI及び内部クロックEを表示す
るとともに、比較のために、外部クロックA、外部デー
タBの波形とを表示している。
クの位相差が1/4位相遅れの場合であり、ケース7と
称する。図7(B)は、外部クロックと内部クロックの
位相差が2/4位相遅れの場合であり、ケース8と称す
る。図7(C)は、外部クロックと内部クロックの位相
差が3/4位相遅れの場合であり、ケース9と称する。
図7(D)は、外部クロックと内部クロックの位相差が
位相遅れなしの場合であり、ケース10と称する。ま
た、図7には、ラッチ回路用クロックC、リセットパル
スD、正転出力クロックI及び内部クロックEを表示す
るとともに、比較のために、外部クロックA、外部デー
タBの波形とを表示している。
【0060】図7(A)に示したケース7の場合、リセ
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
ットパルスDがラッチ回路12に入力されて、ラッチ回
路12がリセットされると、内部クロックEの位相が反
転し、所望の位相となる。そして、外部クロックAと内
部クロックEとの同期がとられる。
【0061】図7(B)に示したケース8の場合、及び
図7(C)に示したケース9の場合も、図7(A)に示
したケース7の場合と同様に、外部クロックAと内部ク
ロックEとの同期がとられる。
図7(C)に示したケース9の場合も、図7(A)に示
したケース7の場合と同様に、外部クロックAと内部ク
ロックEとの同期がとられる。
【0062】また、図7(D)に示したケース10の場
合、リセットパルスDがラッチ回路12に入力されて、
ラッチ回路12がリセットされても、リセットされる瞬
間の位相が同じなので、図7(D)に示した様に、位相
の変化がなく初期状態と同様、位相の同期がとられる。
合、リセットパルスDがラッチ回路12に入力されて、
ラッチ回路12がリセットされても、リセットされる瞬
間の位相が同じなので、図7(D)に示した様に、位相
の変化がなく初期状態と同様、位相の同期がとられる。
【0063】図7においては、いずれの場合も、リセッ
トパルスDを入力して位相の同期をとった後では、外部
データBが安定する中間付近のタイミングでラッチでき
るようになる。
トパルスDを入力して位相の同期をとった後では、外部
データBが安定する中間付近のタイミングでラッチでき
るようになる。
【0064】なお、上記のように、本発明の実施形態と
従来の実施形態との違いは、リセット回路の一部と外部
クロックを必要とするか否かであり、回路の変更はわず
かであるが、従来と同等の効果が得られる。また、それ
だけでなく、本発明は、外部データの変化を用いてリセ
ットをかけているため、従来のようにクロックの変化が
ある度にリセットをかけるのではなく、外部データの変
化がある時だけリセットがかかるので、無駄なリセット
動作を省くことができる。
従来の実施形態との違いは、リセット回路の一部と外部
クロックを必要とするか否かであり、回路の変更はわず
かであるが、従来と同等の効果が得られる。また、それ
だけでなく、本発明は、外部データの変化を用いてリセ
ットをかけているため、従来のようにクロックの変化が
ある度にリセットをかけるのではなく、外部データの変
化がある時だけリセットがかかるので、無駄なリセット
動作を省くことができる。
【0065】また、図1に示した構成は、データ送信装
置として映像出力装置で、また、データ受信装置として
画像モニタに映像を映すための信号処理装置で、構成す
ることができる。これにより、映像出力装置から出力さ
れた映像データを、画像モニタで確実に確認することが
できる。
置として映像出力装置で、また、データ受信装置として
画像モニタに映像を映すための信号処理装置で、構成す
ることができる。これにより、映像出力装置から出力さ
れた映像データを、画像モニタで確実に確認することが
できる。
【0066】さらに、図1に示した構成は、データ送信
装置としてCMOSイメージセンサやCCDエリアセン
サのような固体撮像装置で、また、データ受信装置とし
て画像モニタで、構成することができる。これにより、
映像出力装置から出力された映像データを、画像モニタ
で確実に確認することができる。
装置としてCMOSイメージセンサやCCDエリアセン
サのような固体撮像装置で、また、データ受信装置とし
て画像モニタで、構成することができる。これにより、
映像出力装置から出力された映像データを、画像モニタ
で確実に確認することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
る。
【0068】(1) 位相同期回路は、基準となる第1のク
ロック信号に同期したデータ信号を出力するデータ送信
装置と、該データ送信装置から出力されたデータ信号を
受信するデータ受信装置と、の間で、クロック信号の位
相の同期をとるために、リセットパルス発生回路でデー
タ送信装置が出力する複数のデータ信号の1つを受信
し、リセットパルスを生成して分周回路にリセットパル
スを出力し、分周回路にリセットパルス発生回路からリ
セットパルスが入力されると、第2のクロック信号を分
周して、第1のクロック信号と位相の同期した第3のク
ロック信号を出力するので、位相同期回路が出力した第
3のクロック信号をデータ受信装置に入力することで、
データ送信装置から第1のクロック信号を入力させるこ
となく、データ送信装置の第1のクロック信号と、デー
タ受信装置の第3のクロック信号との位相の同期をとる
ことができ、データ送信装置から出力されたデータ信号
をデータ受信装置で確実に受信することができる。ま
た、位相同期装置は第1のクロック信号を入力させる必
要がないので、クロック信号を入力するための端子数を
削減でき、消費電流も低減させることができる。
ロック信号に同期したデータ信号を出力するデータ送信
装置と、該データ送信装置から出力されたデータ信号を
受信するデータ受信装置と、の間で、クロック信号の位
相の同期をとるために、リセットパルス発生回路でデー
タ送信装置が出力する複数のデータ信号の1つを受信
し、リセットパルスを生成して分周回路にリセットパル
スを出力し、分周回路にリセットパルス発生回路からリ
セットパルスが入力されると、第2のクロック信号を分
周して、第1のクロック信号と位相の同期した第3のク
ロック信号を出力するので、位相同期回路が出力した第
3のクロック信号をデータ受信装置に入力することで、
データ送信装置から第1のクロック信号を入力させるこ
となく、データ送信装置の第1のクロック信号と、デー
タ受信装置の第3のクロック信号との位相の同期をとる
ことができ、データ送信装置から出力されたデータ信号
をデータ受信装置で確実に受信することができる。ま
た、位相同期装置は第1のクロック信号を入力させる必
要がないので、クロック信号を入力するための端子数を
削減でき、消費電流も低減させることができる。
【0069】(2) 受信した第1のクロック信号に同期し
たデータ信号が変化すると、リセットパルス発生回路は
リセットパルスを生成し、第1のクロック信号に同期し
たデータ信号から生成したリセットパルスを分周回路に
入力するので、第1のクロック信号と第3のクロック信
号とに位相差があっても、第3のクロック信号を確実に
第1のクロック信号に同期させることができる。また、
外部データの変化がある時だけ分周回路にリセットがか
かるので、無駄なリセット動作を省くことができる。
たデータ信号が変化すると、リセットパルス発生回路は
リセットパルスを生成し、第1のクロック信号に同期し
たデータ信号から生成したリセットパルスを分周回路に
入力するので、第1のクロック信号と第3のクロック信
号とに位相差があっても、第3のクロック信号を確実に
第1のクロック信号に同期させることができる。また、
外部データの変化がある時だけ分周回路にリセットがか
かるので、無駄なリセット動作を省くことができる。
【0070】(3) 映像信号データをデータ信号としてデ
ータ送信装置から出力することにより、データ送信装置
とデータ受信装置との間でクロック信号の同期をとっ
て、映像信号データのやり取りを確実に行うことができ
る。
ータ送信装置から出力することにより、データ送信装置
とデータ受信装置との間でクロック信号の同期をとっ
て、映像信号データのやり取りを確実に行うことができ
る。
【0071】(4) 固体撮像装置で撮像した映像信号デー
タをデータ信号としてデータ送信装置から出力されるた
め、データ送信装置とデータ受信装置との間でクロック
信号の同期をとって、映像信号データのやり取りを確実
に行うことができる。
タをデータ信号としてデータ送信装置から出力されるた
め、データ送信装置とデータ受信装置との間でクロック
信号の同期をとって、映像信号データのやり取りを確実
に行うことができる。
【図1】位相同期回路の機能ブロック図である。
【図2】図1に示したリセット回路の一実施形態を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】図2に示したリセット回路の各部における信号
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図4】図1に示したラッチ回路の一実施形態を示す回
路図である。
路図である。
【図5】図4に示したラッチ回路の各部における信号の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図6】ラッチ回路用クロックCが外部クロックAの4
倍の周波数である場合のラッチ回路の一実施形態を示す
回路構成図である。
倍の周波数である場合のラッチ回路の一実施形態を示す
回路構成図である。
【図7】図6に示したラッチ回路の各部におけるタイミ
ングチャートを示す。
ングチャートを示す。
【図8】内部クロックと外部クロックとの位相の同期を
とる前の関係を示すタイミングチャートである。
とる前の関係を示すタイミングチャートである。
【図9】従来の位相同期回路の一実施形態を示す回路図
である。
である。
【図10】図9に示したリセット回路の一実施形態を示
す回路図である。
す回路図である。
【図11】図10に示したリセット回路の各部における
信号のタイミングチャートである。
信号のタイミングチャートである。
【図12】従来のラッチ回路の各部における信号のタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
1−データ送信装置 2−データ受信装置 3−位相同期回路 11−リセットパルス回路 12−分周回路(ラッチ回路) A−第1のクロック信号(外部クロック) B、B2−データ信号(外部データ) D−リセットパルス C−第2のクロック信号(ラッチ回路用クロック) E−第3のクロック信号(内部クロック)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/12 H04L 7/02 A Fターム(参考) 5C020 AA02 AA07 AA22 AA35 BB07 CA13 CA15 5J106 AA03 BB04 CC52 CC58 DD42 DD44 DD47 DD48 EE00 HH02 KK08 KK12 KK39 KK40 LL05 5K028 AA06 GG00 NN32 5K029 AA13 AA18 DD02 FF10 GG03 HH11 HH21 HH27 5K047 AA05 AA15 DD02 GG11 GG24 GG29 MM55
Claims (4)
- 【請求項1】 基準となる第1のクロック信号に同期し
たデータ信号を出力するデータ送信装置と、該データ送
信装置から出力されたデータ信号を受信するデータ受信
装置と、の間で、クロック信号の位相の同期をとる位相
同期回路において、 該データ送信装置が出力する複数のデータ信号の1つを
受信して、リセットパルスを生成するリセットパルス発
生回路と、 該リセットパルス発生回路からリセットパルスが入力さ
れると、第2のクロック信号を分周して、第1のクロッ
ク信号と位相の同期した第3のクロック信号を出力する
分周回路と、を少なくとも備えたことを特徴とする位相
同期回路。 - 【請求項2】 前記リセットパルス発生回路は、受信し
たデータ信号が変化するとリセットパルスを生成するこ
とを特徴とする請求項1に記載の位相同期回路。 - 【請求項3】 前記データ信号は、映像信号データであ
ることを特徴とする請求項1または2に記載の位相同期
回路。 - 【請求項4】 前記映像信号データは、固体撮像装置で
撮像したデータであることを特徴とする請求項3に記載
の位相同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008035505A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-02-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | クロック同期回路及びそれを備えた半導体装置 |
JP2008295035A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | クロック信号生成回路、及び半導体装置 |
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-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000171188A patent/JP2001352317A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008035505A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-02-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | クロック同期回路及びそれを備えた半導体装置 |
US8374303B2 (en) | 2006-06-30 | 2013-02-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Clock synchronization circuit and semiconductor device provided therewith |
JP2008295035A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-12-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | クロック信号生成回路、及び半導体装置 |
US8416000B2 (en) | 2007-04-27 | 2013-04-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Clock signal generation circuit and semiconductor device |
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