JPH11248124A - 排ガスの冷却方法および装置 - Google Patents

排ガスの冷却方法および装置

Info

Publication number
JPH11248124A
JPH11248124A JP10053161A JP5316198A JPH11248124A JP H11248124 A JPH11248124 A JP H11248124A JP 10053161 A JP10053161 A JP 10053161A JP 5316198 A JP5316198 A JP 5316198A JP H11248124 A JPH11248124 A JP H11248124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
temperature
cooling
gas
waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10053161A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Harada
裕昭 原田
Shinseki Itaya
真積 板谷
Tomio Sugimoto
富男 杉本
Makoto Yamamoto
山本  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP10053161A priority Critical patent/JPH11248124A/ja
Publication of JPH11248124A publication Critical patent/JPH11248124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物焼却炉からの排ガスの冷却温度を制御
して、有害物質特にダイオキシンの除去率を高めた排ガ
ス冷却方法および装置を提供する。 【解決手段】 焼却炉1からの高温排ガスG1(例えば約
900℃)は、ガス冷却器2で冷却してバグフィルタ3に
導かれる。その過程で、検出器7の水分計8や濃度計9で
検出した排ガスG2中の水分量や硫黄酸化物又は塩化水
素の濃度の信号V1、V2を、制御装置10の演算器11に入
力して冷却すべき所定温度を求め、その信号V3と温度
計13で検出した排ガスG2の温度の信号V4とを比較器12
で比較し、所定温度の範囲外のときは偏差信号V5によ
り制御信号作成装置14で制御信号V6を作成し、これを
制御弁5に導き冷却水Wの噴霧量を調整し、排ガスG2
露点温度より僅かに高い比較的低温に冷却する。そのた
め、排ガスG2の性状により露点温度が変化しても結露
が生じることがなく、有害物質の除去率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排ガスの冷却方法お
よび装置に係り、より詳しくは、廃棄物等を燃焼させ、
または、廃棄物を熱分解して生成した分解ガスと燃焼性
成分とを燃焼させることにより発生した排ガスの冷却方
法およびこの冷却方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プ
ラスチックなどの産業廃棄物等の燃焼性物を含む廃棄物
を燃焼させ、または、かかる廃棄物を熱分解して生成し
た熱分解ガスと、燃焼性成分(主としてカーボン)とを
燃焼させることにより生じる排ガスは、ガス冷却器によ
り冷却され、比較的低温となって集塵器に供給され、こ
こで除塵されるようになっている。
【0003】すなわち、図3に示すように、焼却炉1で
廃棄物等を燃焼して発生した排ガスG1は、900℃程
度の高温でかつ硫黄硫化物や塩化水素、あるいは重金属
化合物等の有害物質を含有するため、ガス冷却器2によ
り冷却されて200℃程度の比較的低温の排ガスG2
なり、この排ガスG2に消石灰等のアルカリ反応剤や活
性炭または助剤等の薬剤aが投入され、しかるのち、バ
グフィルタ等の集塵器3に導入される。そして、ここで
脱硫・脱塩とともに除塵され、クリーンな排ガスG3
なって煙突4から大気へ放出されている。このガス冷却
器2としては、熱回収装置としての廃熱ボイラや空気予
熱器が用いられ、また、単なる冷却として減温塔などが
選択されている。ところで、前記したような排ガスを冷
却器2で冷却する場合、排ガスG2の温度が露点温度以
下になると結露が生じ、その結果、低温腐食やバグフィ
ルタに目詰りが発生するという問題がある。
【0004】かかることから、従来この種排ガスの冷却
は、予め予測される最大の露点温度が求められ、この露
点温度以下にならないように運転されていた。さらに詳
しくは、排ガスG1の露点温度は、図4および図5から
も明らかなように、排ガスG1中に含まれる水分量と硫
黄酸化物の濃度または水分量と塩化水素の濃度とにより
変化する。そしてこの排ガスG1のこれら水分量や硫黄
酸化物または塩化水素の濃度は、焼却される廃棄物の性
状によって変化する。そのため、予め予測される最高露
点温度が設定されているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の排ガスの冷却方法においては、排ガス中に含
まれる有害物質、特に、近来問題視されているダイオキ
シンの除去が必ずしも十分に行なえないという問題があ
る。すなわち、図6は、排ガスの温度とダイオキシンの
除去率の関係を示したものであるが、この図6からも明
らかなように、排ガス温度が150℃近傍以下になると
ダイオキシンの除去率は高いものとなる。かかることか
ら、従来のように排ガスの冷却温度を200℃近傍に設
定して運転した場合、この有害物質を十分に除去するこ
とができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来の問題を解決す
るためになされたものであって、排ガスの性状により変
化する露点温度に追随して、この排ガスを冷却すること
ができるようにし、低温腐食とバグフィルタの目詰りを
防止しながら、排ガス中の有害物質、特にダイオキシン
の除去率を高めることができる排ガスの冷却方法および
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、以下のような手段を採用した。まず、第1
の発明である排ガスの冷却方法は、廃棄物等を燃焼して
発生する排ガスを冷却した後、バグフィルタでダスト等
を分離するようにした排ガス処理方法において、前記冷
却された排ガス中の水分量と、硫黄酸化物または塩化水
素のうち少なくとも一方の濃度とに基づき、前記排ガス
の冷却温度を制御するようにしたことを特徴とする。そ
して、この冷却温度の制御は、排ガス中の水分量と硫黄
酸化物または塩化水素の濃度の少なくとも一方の濃度と
により排ガスの露点温度を演算し、この排ガスをこの露
点温度より僅かに高い温度、具体的には10℃以下で、
好ましくは3〜7℃高い温度となるよう制御される。そ
して、第2の発明は、第1の発明を実施するための排ガ
スの冷却装置であって、廃棄物等を燃焼する焼却炉と、
前記焼却炉で発生した排ガスからダスト等を分離するバ
グフィルタとの間に設けられ、温度調整装置を有しかつ
前記焼却炉で発生した排ガスを冷却するガス冷却器と、
該ガス冷却器で冷却された排ガス中の水分量と硫黄酸化
物または塩化水素のうち少なくとも一方の濃度とを検出
する検出器と、該検出器の信号を入力して制御信号を作
成する制御装置とからなり、該制御信号を前記温度調整
装置に導いて制御することにより、前記排ガスの温度を
制御するようにしたものである。かかる排ガスの冷却方
法および装置によれば、変化する排ガスの性状に応じた
露点温度が求められ、この露点温度より僅かに高い温度
まで冷却することができるため、結露による低温腐食と
バグフィルタの目詰りを防止しつつ有害物質の除去率を
高めることができるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による排ガスの冷却
方法および装置の実施形態を、図面を参照して説明す
る。なお、前述した図3と同一符号は同一名称を示す。
図1は、本発明の排ガスの冷却方法を実施するための装
置の一例を示す系統図である。図1に示すように、焼却
炉1で廃棄物等を燃焼させることにより発生した、例え
ば900℃程度の高温の排ガスG1は、ガス冷却器2に
供給される。このガス冷却器2は、例えば減温塔で構成
され、温度調整装置としての制御弁5により制御された
冷却水Wが噴霧され、排ガスG1を冷却するようになっ
ている。
【0009】給水管6に設けられた制御弁5は、後述す
る制御信号V6により制御されるようになっている。そ
して、このガス冷却器2で所定の温度(露点温度より僅
かに高い温度)まで冷却された比較的低温の排ガスG2
は、バグフィルタよりなる集塵器3に導かれるが、その
過程において、消石灰等のアルカリ反応剤や活性炭およ
び助剤等の薬剤aが投入されるとともに、検出器7を構
成する水分計8により水分量が、濃度計9により硫黄酸
化物または塩化水素の濃度がそれぞれ検出され、その信
号V1およびV2が、制御装置10を構成する演算器11
に入力され、ここで排ガスG2の露点温度が演算して求
められるとともに、この露点温度に10℃以下、好まし
くは3〜7℃の範囲内で、予め定められた範囲の温度が
加算され、冷却すべき所定の温度が求められて、その信
号V3が比較器12に導かれる。
【0010】そして、排ガスG2の温度が温度計13に
より検出され、その信号V4が比較器12に入力され
る。そして、この比較器12において、排ガスG2の温
度が所定の温度範囲を外れたときは、偏差信号V5が出
力され、制御信号作成装置14により制御信号V6が作
成される。この制御信号V6が前記したように温度調整
装置としての制御弁5に導かれ、これを制御することに
よって冷却水Wの噴霧量が調整される。その結果排ガス
2の温度が制御されるのである。
【0011】本実施形態において、検出器1により求め
られた露点温度から、制御弁5により冷却水Wの噴霧量
を調整し、排ガスG2の冷却するまでの時間的遅れが生
ずるが、変化する排ガスG2の温度を露点温度より僅か
に高い温度、すなわち露点温度より10℃以下、好まし
くは3〜7℃の範囲内の高い温度として制御することと
しているため、排ガスG2の性状によりその露点温度が
変化したとしても、結露が生じることはない。
【0012】次に、本発明方法を適用した廃棄物処理装
置の一実施形態を説明する。図2は、本発明に係る廃棄
物処理装置50の系統図である。廃棄物処理装置50に
おいて、破砕機52は受入れヤードに配置された、例え
ば二軸剪断式の破砕機で、都市ごみ等の廃棄物aは、第
1のコンベア51により、この破砕機52に供給され、
ここで例えば150mm角以下に破砕される。この破砕
された廃棄物aは第2のコンベア53により投入され、
スクリューフィーダ54を経て熱分解反応器55に供給
される。この熱分解反応器55は例えば横型回転ドラム
が用いられ、図示しないシール機構によりその内部は低
酸素雰囲気に保持されると共に、燃焼器である燃焼溶融
炉63の後流側に配置された熱交換器68により加熱さ
れた加熱空気がラインL1から供給される。
【0013】この加熱空気により熱分解反応器55内に
供給された廃棄物aは、300〜600℃に、通常は4
50℃程度に加熱される。これによって、この廃棄物a
は熱分解され、熱分解ガスG1と、主として不揮発性の
熱分解残留物bとを生成する。そして、この熱分解反応
器55内で生成された熱分解ガスG1と熱分解残留物b
とは排出装置56により分離され、熱分解ガスG1は、
熱分解ガス配管であるラインL2を経て燃焼溶融炉63
のバーナ62に供給される。
【0014】熱分解残留物bは、廃棄物aの種類によっ
て種々異なるが、日本国内の都市ごみの場合、本発明者
等の知見によれば、 大部分が比較的細粒の可燃分 10〜60% 比較的細粒の灰分 5〜40% 粗粒金属成分 7〜50% 粗粒瓦礫、陶器、コンクリート等 10〜60% より構成されていることが判明した。
【0015】このような成分を有する熱分解残留物b
は、450℃程度の比較的高温で排出されるため、冷却
装置57により80℃程度に冷却され、分離装置58に
導かれ、ここで燃焼性成分cと不燃焼性成分dに分離さ
れる。分離装置58は、例えば磁選式、遠心式または風
力選別式の公知の分別機が使用される。このように不燃
焼性成分dが分離、除去された燃焼性成分cは、粉砕機
60に供給される。粉砕機60はロール式、チューブミ
ル式、ロッドミル式、ボールミル式等が適当で、被処理
廃棄物の性状により適宜選択される。
【0016】そして、この粉砕機60において燃焼性成
分cは、好ましくは全て1mm以下に粉砕され、この粉
砕された燃焼性成分cは、ラインL3を経て燃焼溶融炉
63のバーナ62に供給される。一方、送風機61によ
りラインL4から供給された燃焼用空気および熱分解ガ
スG1と燃焼性成分cとは燃焼溶融炉63内で1300
℃程度の高温域で燃焼され、この燃焼により燃焼性成分
cの比較的細粒の灰分より発生した燃焼灰は溶融し溶融
スラグfを生成する。
【0017】不燃焼性成分dはコンテナ59に貯留され
る。不燃焼性廃棄物eはラインL5を介して燃焼溶融炉
63のなるべく下の方に供給される。この際、不燃焼性
廃棄物eは、燃焼および溶融効率を向上させるために1
mm以下の微粉粒体とされ、且つ加熱されるのが好まし
い。そのため、ラインL5中に設けられた破砕機、粉砕
機64および加熱器65を設けて破砕、粉砕および加熱
等の処理をされて燃焼溶融炉63に供給されるのがよ
い。そのため、燃焼溶融炉63の後流側に配置された熱
交換器68により加熱された加熱空気が、ラインL8
介して加熱器65へ供給されるようになっている。
【0018】さらに、不燃焼性廃棄物eは、燃焼溶融炉
63内で溶融されてスラグgとなって燃焼灰による溶融
スラグfと混合され、スラグ排出口66から水槽67中
に落下し水砕スラグとされる。水砕スラグは図示してい
ない装置により所定の形状にブロック化されるかまたは
粒状に形成され、建材または舗装材等として再利用する
ことができる。この場合において不燃焼性廃棄物eは必
要に応じて溶融させることなく溶融スラグf中に混入さ
せてもよい。
【0019】このような廃棄物処理装置の燃焼溶融炉6
3で発生した燃焼排ガスG2は、熱交換器68で熱回収
され、さらに、ラインL6から廃熱ボイラ69により熱
回収された後、第1の排ガス処理器71によりダスト7
2を集塵した後、第2の排ガス処理器(バグフィルタ)
73で脱塩・脱硫され、脱塩残渣74を排出した後、低
温のクリーンな排ガスG3となり、誘引送風機75を経
て煙突76から大気へ放出される。また、排ガスG3
一部は、送風機77によりラインL7を介して冷却装置
57に供給される。第1の排ガス処理器71で補集され
たダスト72は、ラインL9により燃焼溶融炉63へ戻
され、溶融してスラグ内に混入される。なお、廃熱ボイ
ラ69で発生させた蒸気は、発電機70の蒸気タービン
へ送られて仕事をし、また、一部はラインL6により加
熱器65へ送られる。
【0020】そして、本実施形態では、第2の排ガス処
理器(バグフィルタ)73の上流側で、制御弁5を有す
るガス冷却器2が設けられるとともに、ガス冷却器2の
後流側に検出器7と温度計13とが設けられ、検出器7
からの信号V1およびV2を制御装置10に入力し、ま
た、温度計13からの信号V4を制御装置10に入力し
て、これらの信号から、前述したように制御信号V6
作成し、この制御信号V6により制御弁5を制御するこ
とによって、排ガスG2の温度を露点温度より僅かに高
い温度範囲となるよう運転することとなる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による排ガスの冷却方法および装置によれば、排ガスの
性状により変化する露点温度に追随して、この排ガスを
冷却することができるため、低温腐食とバグフィルタの
目詰りを防止しながら、排ガス中の有害物質、特にダイ
オキシンの除去率を高めることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガスの冷却方法を実施するための装
置の一例を示す系統図である。
【図2】本発明に係る廃棄物処理装置50の系統図であ
る。
【図3】従来の排ガスの冷却方法を説明するための系統
図である。
【図4】排ガス露点温度と、排ガス中の水分量と、硫黄
酸化物濃度との関係を示す図である。
【図5】排ガス露点温度と、排ガス中の水分量と、塩化
水素濃度との関係を示す図である。
【図6】排ガスの温度とダイオキシンの除去率との関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 2 ガス冷却器 3 集塵器 4 煙突 5 制御弁 6 給水管 7 検出器 8 水分計 9 濃度計 10 制御装置 11 演算器 12 比較器 13 温度計 14 制御信号作成装置 50 廃棄物処理装置 51 第1のコンベア 52 破砕機 53 第2のコンベア 54 スクリューフィーダ 55 熱分解反応器 56 排出装置 57 冷却装置 58 分離装置 59 コンテナ 60 粉砕機 61 送風機 62 バーナ 63 燃焼溶融炉 64 粉砕機 65 加熱器 66 スラグ排出口 67 水槽 68 熱交換器 69 廃熱ボイラ 70 発電機 71 第1の排ガス処理器 72 ダスト 73 第2の排ガス処理器(バグフィルタ) 74 脱塩残渣 75 誘引送風機 76 煙突 77 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 誠 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物等を燃焼して発生する排ガスを冷
    却した後、バグフィルタでダスト等を分離するようにし
    た排ガス処理方法において、前記冷却された排ガス中の
    水分量と、硫黄酸化物または塩化水素のうち少なくとも
    一方の濃度とに基づき、前記排ガスの冷却温度を制御す
    るようにしたことを特徴とする排ガスの冷却方法。
  2. 【請求項2】 前記冷却された排ガスの水分量と、前記
    硫黄酸化物または塩化水素のうち少なくとも一方の濃度
    とにより、該排ガスの露点温度を演算し、該排ガスを前
    記露点温度より僅かに高い温度まで冷却した後、バグフ
    ィルタに供給するようにしてなる請求項1記載の排ガス
    の冷却方法。
  3. 【請求項3】 前記排ガスの温度が、該排ガスの露点温
    度より10℃以下、好ましくは3〜7℃高い温度となる
    ように冷却される請求項2記載の排ガスの冷却方法。
  4. 【請求項4】 廃棄物等を燃焼する焼却炉と、前記焼却
    炉で発生した排ガスからダスト等を分離するバグフィル
    タとの間に設けられ、温度調整装置を有しかつ前記焼却
    炉で発生した排ガスを冷却するガス冷却器と、該ガス冷
    却器で冷却された排ガス中の水分量と硫黄酸化物または
    塩化水素のうち少なくとも一方の濃度とを検出する検出
    器と、該検出器の信号を入力して制御信号を作成する制
    御装置とからなり、該制御信号を前記温度調整装置に導
    いて制御することにより、前記排ガスの温度を制御する
    ようにした排ガスの冷却装置。
  5. 【請求項5】 廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主とし
    て不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成する熱分
    解反応器と、前記熱分解残留物を燃焼性成分と不燃焼性
    成分とに分離した後、前記熱分解ガスと前記焼却性成分
    とを燃焼させて溶融スラグと排ガスとを排出する燃焼溶
    融炉とを備え、前記排ガスをガス冷却器で冷却した後、
    バグフィルタに供給するようにした廃棄物処理装置にお
    いて、請求項1ないし3のうちいずれかに記載の方法に
    より、前記排ガスを冷却するようにしたことを特徴とす
    る廃棄物処理装置。
JP10053161A 1998-03-05 1998-03-05 排ガスの冷却方法および装置 Pending JPH11248124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053161A JPH11248124A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 排ガスの冷却方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053161A JPH11248124A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 排ガスの冷却方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248124A true JPH11248124A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12935140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10053161A Pending JPH11248124A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 排ガスの冷却方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248124A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488901B1 (ko) * 2003-02-12 2005-05-17 (주)한국환경기술 소각로의 고온 배기가스의 다이옥신 냉각분해시스템
JP2006189195A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Takuma Co Ltd 白煙防止方法
CN114371745A (zh) * 2021-12-29 2022-04-19 徐州捷科思网络科技有限公司 一种温度控制系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249116A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Idemitsu Petrochem Co Ltd ボイラの排ガス温度制御方法
JPH0861654A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Babcock Hitachi Kk ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置
JPH1030808A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 廃棄物処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249116A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Idemitsu Petrochem Co Ltd ボイラの排ガス温度制御方法
JPH0861654A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Babcock Hitachi Kk ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置
JPH1030808A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 廃棄物処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488901B1 (ko) * 2003-02-12 2005-05-17 (주)한국환경기술 소각로의 고온 배기가스의 다이옥신 냉각분해시스템
JP2006189195A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Takuma Co Ltd 白煙防止方法
JP4558512B2 (ja) * 2005-01-06 2010-10-06 株式会社タクマ 白煙防止方法
CN114371745A (zh) * 2021-12-29 2022-04-19 徐州捷科思网络科技有限公司 一种温度控制系统
CN114371745B (zh) * 2021-12-29 2022-09-27 徐州捷科思网络科技有限公司 一种温度控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4652609B2 (ja) 石炭燃焼灰の溶融方法および溶融処理システム
RU2249766C2 (ru) Способ сжигания твердых бытовых и прочих органических отходов и устройство для его осуществления
JP4667577B2 (ja) 排ガス処理脱塩剤の供給量制御方法、供給量制御装置、及び廃棄物処理システム
JPH11248124A (ja) 排ガスの冷却方法および装置
JPH11221545A (ja) 廃棄物溶融炉におけるダストの処理方法及びその装置
JPH1177017A (ja) 溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法
JPH08110021A (ja) 廃棄物の溶融炉の発生ガス処理装置
JP3732640B2 (ja) 廃棄物の熱分解溶融燃焼装置
JP4157187B2 (ja) 溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法
JPH11325452A (ja) 排ガスの処理方法および装置
JPH11337045A (ja) 排ガスの処理方法および装置
JP2020091068A (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JP3993802B2 (ja) 脱水汚泥及び灰の処理方法
JPH10141620A (ja) 熱分解残留物の排出方法および廃棄物処理装置
JP3616224B2 (ja) 排ガス処理装置および廃棄物処理装置
JP4084913B2 (ja) 燃焼排ガス処理における脱塩残渣の処理方法
JP2000102720A (ja) 脱塩残渣の処理方法
JP3884983B2 (ja) 廃棄物処理装置
JP2007285583A (ja) 廃棄物処理設備
JPH0849828A (ja) 廃棄物処理装置及び方法
JP2020016399A (ja) 廃棄物焼却装置及び廃棄物焼却方法
JPH10323647A (ja) 廃棄物の熱分解ガス化溶融処理装置及び熱分解ガス化溶融処理方法
JPH10103630A (ja) 廃棄物熱分解溶融システム
JPH10325527A (ja) 排ガス流路の路壁構造
JPH1163468A (ja) 排ガス中の塩化水素の乾式除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306