JPH0861654A - ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置 - Google Patents
ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置Info
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- JPH0861654A JPH0861654A JP6193127A JP19312794A JPH0861654A JP H0861654 A JPH0861654 A JP H0861654A JP 6193127 A JP6193127 A JP 6193127A JP 19312794 A JP19312794 A JP 19312794A JP H0861654 A JPH0861654 A JP H0861654A
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- temperature
- flue gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ごみ焼却システムにおいて、排煙中の有害物
質を処理するバグフィルタに流入する排煙の温度を、所
定の温度範囲内に安定化させる排煙温度調整装置を実現
する。 【構成】 ごみ焼却炉１で発生した排煙を空気予熱器
２、水冷塔３により温度を低下させ、有害物質を処理す
るバグフィルタ４に流入させ、排煙を処理後に煙突６よ
り大気中に放出するが、バグフィルタ４の上流側の煙道
に蓄熱材充填部７を設けて、ごみ焼却中に生じる排煙の
予測不能な急激な温度変化を吸収し、平滑化してバグフ
ィルタ４に流入させる。
質を処理するバグフィルタに流入する排煙の温度を、所
定の温度範囲内に安定化させる排煙温度調整装置を実現
する。 【構成】 ごみ焼却炉１で発生した排煙を空気予熱器
２、水冷塔３により温度を低下させ、有害物質を処理す
るバグフィルタ４に流入させ、排煙を処理後に煙突６よ
り大気中に放出するが、バグフィルタ４の上流側の煙道
に蓄熱材充填部７を設けて、ごみ焼却中に生じる排煙の
予測不能な急激な温度変化を吸収し、平滑化してバグフ
ィルタ４に流入させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は排煙の温度調節装置に係
り、特に、温度変動の大きいごみ焼却排煙の温度をバグ
フィルタ処理に必要な温度に安定化させるのに好適なご
み焼却排煙の温度調整装置に関するものである。
り、特に、温度変動の大きいごみ焼却排煙の温度をバグ
フィルタ処理に必要な温度に安定化させるのに好適なご
み焼却排煙の温度調整装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ごみ焼却排煙中には有害な煤塵、塩化水
素、硫黄酸化物、ダイオキシンなどが含まれており、大
気中に放出するまえに処理する必要がある。そして、ご
み焼却排煙処理には、これらの有害物質を同時に除去で
きることから、バグフィルタが使用されている。
素、硫黄酸化物、ダイオキシンなどが含まれており、大
気中に放出するまえに処理する必要がある。そして、ご
み焼却排煙処理には、これらの有害物質を同時に除去で
きることから、バグフィルタが使用されている。
【０００３】しかし、バグフィルタの一つの欠点は、使
用可能温度範囲が狭いことである。まず、温度の上限
は、濾布の耐熱温度で制限される。例えば、ガラス濾布
を使用の場合には、長時間の常用温度が２３０℃以下に
制限され、より安価な有機系の濾布の場合には１８０℃
以下に制限される。次に、温度の下限は、排煙の露点温
度と煤塵の潮解温度で制限される。すなわち、濾布に付
着した塩化物の潮解による濾布閉塞を防止するには、温
度は１２０℃以上にする必要があり、また、排煙中に硫
黄酸化物が多い場合には、硫酸凝縮を防止するために温
度を１５０℃以上にする必要がある。さらに、バグフィ
ルタで処理する塩化水素とダイオキシンの除去性能は、
温度が低い程向上するので、バグフィルタの運転温度
は、許容温度の下限近くに維持するのが望ましい。そし
て、バグフィルタの入口に流入する排煙の温度は、でき
る限り安定化させる必要がある。
用可能温度範囲が狭いことである。まず、温度の上限
は、濾布の耐熱温度で制限される。例えば、ガラス濾布
を使用の場合には、長時間の常用温度が２３０℃以下に
制限され、より安価な有機系の濾布の場合には１８０℃
以下に制限される。次に、温度の下限は、排煙の露点温
度と煤塵の潮解温度で制限される。すなわち、濾布に付
着した塩化物の潮解による濾布閉塞を防止するには、温
度は１２０℃以上にする必要があり、また、排煙中に硫
黄酸化物が多い場合には、硫酸凝縮を防止するために温
度を１５０℃以上にする必要がある。さらに、バグフィ
ルタで処理する塩化水素とダイオキシンの除去性能は、
温度が低い程向上するので、バグフィルタの運転温度
は、許容温度の下限近くに維持するのが望ましい。そし
て、バグフィルタの入口に流入する排煙の温度は、でき
る限り安定化させる必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のバグフ
ィルタの入口に流入するごみ焼却排煙の温度を安定化さ
せることは、容易ではない。それは、ごみ焼却炉には不
特定で予測不能の物質が不連続に投入されることがあ
り、発生する排煙の流量、温度が急激に変動することが
あるからである。一方、ごみ焼却排煙の温度は、熱交換
器や水噴霧塔などで冷却され、所定の温度に制御されて
いるが、このような予測できない急激な温度変化に対し
ては、十分に対応して制御できるものではなかった。
ィルタの入口に流入するごみ焼却排煙の温度を安定化さ
せることは、容易ではない。それは、ごみ焼却炉には不
特定で予測不能の物質が不連続に投入されることがあ
り、発生する排煙の流量、温度が急激に変動することが
あるからである。一方、ごみ焼却排煙の温度は、熱交換
器や水噴霧塔などで冷却され、所定の温度に制御されて
いるが、このような予測できない急激な温度変化に対し
ては、十分に対応して制御できるものではなかった。
【０００５】従来のごみ焼却排煙の冷却には、廃熱ボイ
ラ、空気余熱器、水噴霧塔などが用いられ、冷却温度の
調節は、温度検出値が所定値になるように、冷却用物質
の流量を変化させて実施していた。しかし、この制御所
要時間は通常、数十秒以上を要し、その間、所定値に調
整されていない排煙がバグフィルタに流入し、濾布を少
しずつ傷め、寿命を短くしていた。
ラ、空気余熱器、水噴霧塔などが用いられ、冷却温度の
調節は、温度検出値が所定値になるように、冷却用物質
の流量を変化させて実施していた。しかし、この制御所
要時間は通常、数十秒以上を要し、その間、所定値に調
整されていない排煙がバグフィルタに流入し、濾布を少
しずつ傷め、寿命を短くしていた。
【０００６】このように、ごみ焼却排煙の温度は常に変
動し、しかも、予測できない急激な変化が生じた場合に
は、これに温度調節が追従できないという問題があっ
た。
動し、しかも、予測できない急激な変化が生じた場合に
は、これに温度調節が追従できないという問題があっ
た。
【０００７】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、小刻みに、しかも急激に変動する排煙
の温度変化を吸収し、かつ、平滑化するごみ焼却排煙処
理用バグフィルタの入口温度調整装置を提供することを
目的とする。
なされたもので、小刻みに、しかも急激に変動する排煙
の温度変化を吸収し、かつ、平滑化するごみ焼却排煙処
理用バグフィルタの入口温度調整装置を提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明においては、従来の排煙冷却部とバグフィルタ
との間の煙道に蓄熱材充填部を設ける。このとき、この
蓄熱材充填部には、バグフィルタの出口と排煙の大気放
出口との間の煙道とも接続できるようにし、これらの煙
道との接続を切り替えられるようにし、蓄熱材充填部に
は、バグフィルタに流入する排煙とバグフィルタの出口
からの排煙とを切り替えて流せるようにする。そして、
蓄熱材充填部の温度が所定の温度範囲内にある場合には
バグフィルタの入口に流入させる排煙を、所定の温度範
囲外にある場合にはバグフィルタ出口からの排煙を流す
ようにする。
に本発明においては、従来の排煙冷却部とバグフィルタ
との間の煙道に蓄熱材充填部を設ける。このとき、この
蓄熱材充填部には、バグフィルタの出口と排煙の大気放
出口との間の煙道とも接続できるようにし、これらの煙
道との接続を切り替えられるようにし、蓄熱材充填部に
は、バグフィルタに流入する排煙とバグフィルタの出口
からの排煙とを切り替えて流せるようにする。そして、
蓄熱材充填部の温度が所定の温度範囲内にある場合には
バグフィルタの入口に流入させる排煙を、所定の温度範
囲外にある場合にはバグフィルタ出口からの排煙を流す
ようにする。
【０００９】
【作用】上記のように、冷却部とバグフィルタとの間に
蓄熱材の充填部を設けることにより、ごみ焼却排煙に従
来の温度制御装置では追従できない急激な温度変動が発
生しても、蓄熱材への熱の出入りによって吸収され、排
煙は安定した温度となってバグフィルタに流入する。
蓄熱材の充填部を設けることにより、ごみ焼却排煙に従
来の温度制御装置では追従できない急激な温度変動が発
生しても、蓄熱材への熱の出入りによって吸収され、排
煙は安定した温度となってバグフィルタに流入する。
【００１０】さらに本発明では、蓄熱材充填部にはバグ
フィルタ入口に流入する排煙だけではなく、流路の切り
替えによってバグフィルタ出口の排煙も切り替えて流せ
るように煙道の接続を行なっており、例えば、バグフィ
ルタ入口排煙の温度調整に使用しない時には出口排煙を
流すことにより、出口排煙による加熱で常に所定の温度
が維持される。また、装置の起動時で蓄熱材の温度が所
定温度に達していない場合には、バグフィルタ入口に排
煙を流すと冷却されて、バグフィルタに異常が生じる。
そして、このままでは起動所要時間も長くなるので、バ
グフィルタ入口排煙の代わりにバグフィルタの出口排煙
を流すことにより、バグフィルタに異常を生じさせるこ
となく、蓄熱材を速やかにバグフィルタ運転温度にまで
加熱することができ、排煙処理システムを短時間に立ち
上げることができる。
フィルタ入口に流入する排煙だけではなく、流路の切り
替えによってバグフィルタ出口の排煙も切り替えて流せ
るように煙道の接続を行なっており、例えば、バグフィ
ルタ入口排煙の温度調整に使用しない時には出口排煙を
流すことにより、出口排煙による加熱で常に所定の温度
が維持される。また、装置の起動時で蓄熱材の温度が所
定温度に達していない場合には、バグフィルタ入口に排
煙を流すと冷却されて、バグフィルタに異常が生じる。
そして、このままでは起動所要時間も長くなるので、バ
グフィルタ入口排煙の代わりにバグフィルタの出口排煙
を流すことにより、バグフィルタに異常を生じさせるこ
となく、蓄熱材を速やかにバグフィルタ運転温度にまで
加熱することができ、排煙処理システムを短時間に立ち
上げることができる。
【００１１】
【実施例】図１に、本発明に係るごみ焼却排煙処理用バ
グフィルタの入口温度調整装置を有するごみ焼却システ
ムの一実施例を示す。
グフィルタの入口温度調整装置を有するごみ焼却システ
ムの一実施例を示す。
【００１２】システムの主要部は、ごみ焼却する焼却炉
１、廃熱を回収する空気余熱器２、排煙温度を所定の温
度にまで冷却させる水冷塔３、排煙を処理するバグフィ
ルタ４、排煙を大気中に放出するブロワー５及び煙突６
で構成され、これに本発明の特徴である蓄熱材充填部７
が追設されている。ごみ焼却炉１で発生した排煙は、炉
上部で、水噴霧ノズル１３から水が噴射されて冷却され
る。冷却温度は、温度検出器１４で検出した温度が炉壁
の高温腐食を生じない温度以下になるように、水量調節
バルブ１５を作動させて制御する。通常、６５０℃以下
を目標にしている。温度制御速度は、温度検出の応答速
度が律速となり、保護管付の熱電対を使用している通常
の装置では、数十秒を要する。
１、廃熱を回収する空気余熱器２、排煙温度を所定の温
度にまで冷却させる水冷塔３、排煙を処理するバグフィ
ルタ４、排煙を大気中に放出するブロワー５及び煙突６
で構成され、これに本発明の特徴である蓄熱材充填部７
が追設されている。ごみ焼却炉１で発生した排煙は、炉
上部で、水噴霧ノズル１３から水が噴射されて冷却され
る。冷却温度は、温度検出器１４で検出した温度が炉壁
の高温腐食を生じない温度以下になるように、水量調節
バルブ１５を作動させて制御する。通常、６５０℃以下
を目標にしている。温度制御速度は、温度検出の応答速
度が律速となり、保護管付の熱電対を使用している通常
の装置では、数十秒を要する。
【００１３】次に、ごみ焼却炉１の上部で冷却され空気
余熱器２で熱回収された排煙は水冷塔３に送られ、バグ
フィルタ４の入口設定温度を目標に冷却される。水冷塔
３での目標冷却温度は、通常、１８０℃から２００℃の
間にあり、水噴霧ノズル１６からの水噴霧で冷却され
る。水冷塔３の代わりに通常の金属壁の熱交換器を用い
ることは、装置腐食の問題から避けている。冷却温度の
制御は、ごみ焼却炉１出口の場合と同じように、水冷塔
３出口温度を温度検出器１８で検出して、目標値に接近
するように水量調節バルブ１７で水噴霧量が調節され
る。この場合も、制御速度は、通常、温度検出速度が律
速となり、応答性の速い熱電対を用いても、数秒以上は
必要である。一方、ごみ焼却排煙の状態は突発的に変動
するので、従来のこれらの制御装置だけでは、バグフィ
ルタ４の入口温度に変動が生じていた。したがって、従
来の装置では、この温度変動を見込んで、濾布材質に高
級な材料を用いて耐熱温度を高めたり、また、有害物除
去の性能を犠牲にして、目標温度をバグフィルタ４の許
容下限温度より可成り高くして使用していた。
余熱器２で熱回収された排煙は水冷塔３に送られ、バグ
フィルタ４の入口設定温度を目標に冷却される。水冷塔
３での目標冷却温度は、通常、１８０℃から２００℃の
間にあり、水噴霧ノズル１６からの水噴霧で冷却され
る。水冷塔３の代わりに通常の金属壁の熱交換器を用い
ることは、装置腐食の問題から避けている。冷却温度の
制御は、ごみ焼却炉１出口の場合と同じように、水冷塔
３出口温度を温度検出器１８で検出して、目標値に接近
するように水量調節バルブ１７で水噴霧量が調節され
る。この場合も、制御速度は、通常、温度検出速度が律
速となり、応答性の速い熱電対を用いても、数秒以上は
必要である。一方、ごみ焼却排煙の状態は突発的に変動
するので、従来のこれらの制御装置だけでは、バグフィ
ルタ４の入口温度に変動が生じていた。したがって、従
来の装置では、この温度変動を見込んで、濾布材質に高
級な材料を用いて耐熱温度を高めたり、また、有害物除
去の性能を犠牲にして、目標温度をバグフィルタ４の許
容下限温度より可成り高くして使用していた。
【００１４】本発明に係るごみ焼却システムでは、排煙
の温度変動によるバグフィルタ４の不具合を防止するた
めに、蓄熱材充填部７を設けている。これにより、水冷
塔３で冷却された排煙は蓄熱材充填部７に入り、蓄熱材
５２と接触して、温度が高ければ蓄熱材５２に熱を吸収
させ、温度が低ければ蓄熱材５２に熱を放出させて、温
度変化を少なくする。蓄熱材５２の材質としては、無機
酸化物を成型して煉瓦状にしたものが好適であり、これ
をパラレルフローを構成するように蓄熱材充填部７内に
積み上げる。これにより、装置腐食なしに、また、通風
圧力を大きく損失することもなく、排煙を通過させるこ
とができる。排煙の単位処理量当りに必要な蓄熱材５２
の量は、緩衝させる排煙の温度変化幅が大きい程、多く
必要であり、その量は、使用する煉瓦の熱容量、排煙と
の接触面積、及び設定した排煙の温度変化パターンか
ら、従来の伝熱計算で算出することができる。
の温度変動によるバグフィルタ４の不具合を防止するた
めに、蓄熱材充填部７を設けている。これにより、水冷
塔３で冷却された排煙は蓄熱材充填部７に入り、蓄熱材
５２と接触して、温度が高ければ蓄熱材５２に熱を吸収
させ、温度が低ければ蓄熱材５２に熱を放出させて、温
度変化を少なくする。蓄熱材５２の材質としては、無機
酸化物を成型して煉瓦状にしたものが好適であり、これ
をパラレルフローを構成するように蓄熱材充填部７内に
積み上げる。これにより、装置腐食なしに、また、通風
圧力を大きく損失することもなく、排煙を通過させるこ
とができる。排煙の単位処理量当りに必要な蓄熱材５２
の量は、緩衝させる排煙の温度変化幅が大きい程、多く
必要であり、その量は、使用する煉瓦の熱容量、排煙と
の接触面積、及び設定した排煙の温度変化パターンか
ら、従来の伝熱計算で算出することができる。
【００１５】また、装置の起動時には、蓄熱材充填部７
の昇温が遅れるので、使用しない方がよい。このように
蓄熱材充填部７の温度検出器５３の温度が所定の値より
低い間は、排煙の流路切替制御器５１により、信号線７
３を介してＡ群開閉バルブ５７、５８、５９を閉じ、信
号線７１を介してＢ群開閉バルブ５４、５５、５６を開
けて、バグフィルタ４出口からの排煙を蓄熱材充填部７
に流入させて加熱する。そして、所定の温度に加熱され
たならば、上記のＡ群開閉バルブ５７、５８、５９を開
け、Ｂ群開閉バルブ５４、５５、５６を閉じて、蓄熱材
充填部７を経て排煙がバグフィルタ４に流入するように
する。
の昇温が遅れるので、使用しない方がよい。このように
蓄熱材充填部７の温度検出器５３の温度が所定の値より
低い間は、排煙の流路切替制御器５１により、信号線７
３を介してＡ群開閉バルブ５７、５８、５９を閉じ、信
号線７１を介してＢ群開閉バルブ５４、５５、５６を開
けて、バグフィルタ４出口からの排煙を蓄熱材充填部７
に流入させて加熱する。そして、所定の温度に加熱され
たならば、上記のＡ群開閉バルブ５７、５８、５９を開
け、Ｂ群開閉バルブ５４、５５、５６を閉じて、蓄熱材
充填部７を経て排煙がバグフィルタ４に流入するように
する。
【００１６】以上の操作によって、本発明の特徴である
蓄熱材充填部７を好適に機能させることができる。
蓄熱材充填部７を好適に機能させることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るごみ
焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置におい
ては、バグフィルタの上流側に蓄熱材充填部を設けるこ
とにより、バグフィルタ入口に流入する排煙の温度を安
定化することができるので、バグフィルタの使用温度範
囲を狭めることができ、したがって、使用濾布の耐熱温
度を下げることができ、かつ、バグフィルタの使用温度
を低下させることで、塩化水素、ダイオキシンなどの有
害物質の除去性能を向上させることができる。
焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置におい
ては、バグフィルタの上流側に蓄熱材充填部を設けるこ
とにより、バグフィルタ入口に流入する排煙の温度を安
定化することができるので、バグフィルタの使用温度範
囲を狭めることができ、したがって、使用濾布の耐熱温
度を下げることができ、かつ、バグフィルタの使用温度
を低下させることで、塩化水素、ダイオキシンなどの有
害物質の除去性能を向上させることができる。
【図１】本発明に係るごみ焼却排煙処理用バグフィルタ
の入口温度調整装置を有するごみ焼却システムのフロー
を示す図である。
の入口温度調整装置を有するごみ焼却システムのフロー
を示す図である。
１…ごみ焼却炉 ２…空気予熱器 ３…水冷塔 ４…バグフィルタ ５…ブロワー ６…煙突 ７…蓄熱材充填部 １３…水噴霧ノズル １４…温度検出器 １５…水量調節バルブ １６…水噴霧ノズル １７…水量調節バルブ １８…温度検出器 ５１…流路切替制御器 ５２…蓄熱材 ５３…温度検出器 ５４、５５、５６…Ｂ群開閉バルブ ５７、５８、５９…Ａ群開閉バルブ ７１…Ｂ群開閉信号線 ７３…Ａ群開閉信号線
Claims (3)
- 【請求項１】ごみ焼却の排煙を冷却部により冷却してバ
グフィルタに通じて処理し、その後に大気放出口から大
気中に放出するごみ焼却排煙処理システムにおいて、上
記バグフィルタの上流側の煙道に蓄熱材充填部を設けた
ことを特徴とするごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入
口温度調整装置。 - 【請求項２】上記蓄熱材充填部の前後に、上記冷却部と
上記バグフィルタとの間の煙道と、上記バグフィルタと
上記大気放出口との間の煙道とをそれぞれ接続し、上記
各煙道の切り替えで上記蓄熱材充填部に上記バグフィル
タの入口に流入させる排煙、あるいは上記バグフィルタ
の出口からの排煙を切り替えて流すことを特徴とする請
求項１に記載のごみ焼却排煙処理用のバグフィルタの入
口温度調整装置。 - 【請求項３】上記蓄熱材充填部に、該蓄熱材充填部の温
度が任意の所定温度範囲内の場合には、上記バグフィル
タの入口に流入させる排煙を流し、上記温度が上記所定
温度範囲外の場合には、上記バグフィルタの出口からの
排煙を流すことを特徴とする請求項２に記載のごみ焼却
排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193127A JPH0861654A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193127A JPH0861654A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861654A true JPH0861654A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16302723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193127A Pending JPH0861654A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | ごみ焼却排煙処理用バグフィルタの入口温度調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861654A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11248124A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 排ガスの冷却方法および装置 |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP6193127A patent/JPH0861654A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11248124A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 排ガスの冷却方法および装置 |
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