JP4157187B2 - 溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法 - Google Patents

溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法に係り、特に、廃棄物(家庭やオフィスなどから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃プラスチック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス機器、電子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を含むもの)の燃焼もしくは溶融によって生じる飛灰の処理に好適な、溶融または燃焼飛灰の吸湿防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プラスチックなどの産業廃棄物等、燃焼性物を含む廃棄物の処理装置の一つとして、廃棄物を熱分解反応器に入れて低酸素雰囲気で加熱し、熱分解によって、熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残渣とを生成し、さらに、この熱分解残渣を冷却した後、分離装置に導き、この分離装置において灰分を含む細粒の燃焼性成分と、例えば金属や陶器、砂利、コンクリート片等の瓦礫などの粗粒の不燃焼性成分とに分離し、燃焼性成分を粉砕し、この粉砕された燃焼性成分と前記した熱分解ガスとを、燃焼溶融炉に導き、燃焼性成分をこの燃焼溶融炉で燃焼させて、燃焼性成分に含まれていた灰分を溶融スラグとなし、この溶融スラグを排出して冷却し固化させるとともに、また、燃焼溶融炉の排ガスを廃熱蒸気発生装置に供給して廃熱を回収するようにした廃棄物処理装置が知られている(例えば、特公平6−56253号公報参照)。上記燃焼溶融炉から排出される排ガス中には溶融飛灰が含まれ、この溶融飛灰は、通常、バグフィルタによって除去し排出される。また、上記のような燃焼溶融炉に限らず、ごみ等の燃焼性物を燃焼しても、吸湿性を有する飛灰が発生する。一般に、ガス化して集塵灰として集塵するものを飛灰と言い、その中でも、溶融プロセスから生じる飛灰を溶融飛灰、スラグの出るほど高温にならない焼却炉からの飛灰を焼却飛灰という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
バグフィルタから排出される溶融飛灰は、焼却飛灰に比べて、通常、塩化カルシウム(CaCl2)が50%以上と塩濃度が高く、吸湿性が高い。そしてこの溶融飛灰の吸湿性は温度が低いほど高くなる。そのためバグフィルタから排出された溶融飛灰は、コンベア等による排出過程で放熱により温度低下を来たし大気中の水分を吸湿し、機械器具装置などに固着して、トラブル発生の恐れが多いという問題があった。そのため、ヒータで加熱する等の対応が必要になる。
【0004】
しかしながら、従来は、単に加熱すればよいというだけで、どの程度の温度で加熱すればよいか、等の配慮が全くなされていなかった。そのため、加熱電力などを無駄に消費することになる。なお、溶融飛灰の塩素濃度が高いのは、飛灰中のシリカ、アルミナなどの主成分は溶融してスラグとなり、溶融飛灰には殆ど塩のみが含まれるからである。焼却飛灰は、その点で希釈されているが、吸湿性を有することには変わりはない。
【0005】
前述するような問題を解決するために、本発明者らは、飛灰の吸湿性を平衡水分量(湿度一定で恒量となる水分量)の大小で評価する点に着目し、飛灰の吸湿性と平衡水分量についての実験を行った。そして、平衡水分量は、図3に示すように、飛灰中の塩素濃度に比例するとともに、飛灰の温度に応じて増加または減少する。また、図4に示すように、温度が上昇すると平衡水分量が減少し、平衡水分量が30%以下になると、飛灰は粉体となってサラサラとなり流動性が良好なものとなることを確認した。
【0006】
本発明は、前記したような飛灰の吸湿性の知見に基づいてなされたものであって、その目的は、溶融または焼却飛灰の吸湿性に応じて、効率的な温度で加熱することにより、加熱源の無駄な消費を抑制し、飛灰に適切な性状を与えることにより、トラブルの発生を防止できる溶融または焼却飛灰の吸湿防止方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の発明により解決される。廃棄物等の燃焼性物の燃焼もしくは溶融により発生する飛灰を、前記飛灰の吸湿性に応じて加熱温度の制御をすることにより、前記飛灰の吸湿を防止することを特徴とするので、加熱源の無駄な消費を抑制し、効率的に飛灰の吸湿を防止できる。そのため、コストが低減し、メンテナンスが向上する。また、前記飛灰中の塩素濃度に基づいて、前記加熱温度を設定するので、溶融飛灰のように高塩濃度のために吸湿性を有する場合、有効な温度設定ができる。また、前記飛灰中の平衡水分量に基づいて、前記加熱温度を設定するので、無駄のない効率的な温度設定ができる。また、前記飛灰が粉体として取り扱われるように、前記加熱温度を設定するので、搬送処理に有効な飛灰とすることができる。また、廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、前記熱分解残留物を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離した後に、前記熱分解ガスと前記燃焼性成分とを供給し燃焼させて、溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉とを備え、前記排ガス中に溶融飛灰を含む廃棄物処理装置において、前記排ガス中の前記溶融飛灰を分離し排出する分離手段と、前記排出された溶融飛灰の吸湿性を検知する検知手段と、前記排出された溶融飛灰を加熱する加熱手段と、前記溶融飛灰の吸湿性に応じて前記加熱手段による加熱温度を制御する制御手段を備えることを特徴とするものである。そのため、非常な潮解性を有する溶融飛灰の吸湿性を防止でき、コンベア等による排出過程で、結露水などを吸湿して機械器具装置などに固着するというトラブルを防止できるので、メンテナンスに優れ、ランニングコストの低い廃棄物処理装置となる。なお、前記制御手段は、前記溶融飛灰中の塩素濃度や平衡水分量に基づいて、前記加熱温度を設定してもよい。また、前記制御手段は、前記溶融飛灰が粉体として取り扱われるように、前記加熱温度を設定してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2に基づき本発明による溶融または焼却飛灰の吸湿防止方法の一実施形態を説明する。
図1は、本発明を実施するための装置の系統図であって、図中の符号10は排ガスG中の飛灰を分離するためのバグフィルタで、このバグフィルタ10で分離された飛灰11は排出装置としてのコンベア12を経て、ホッパー13に至り、しかる後埋立処分等処理される。符号14、15は夫々コンベア12とホッパー13に装備されたヒータであって、このヒータ14、15には電源16から、電力調整機17を経て、電力Fが供給され、コンベア12およびホッパー13内の飛灰11を加熱するように構成されている。符号18は制御装置であって、この制御装置18は、記憶装置19と演算装置20と比較器21と制御信号作成装置22とにより構成されている。符号23は、例えば屈折率計の如き吸湿性検知計であり、符号24a、24bは何れも温度計である。
【0009】
かかる構成において、飛灰を含有する排ガスGはバグフィルタ10内に供給され、ここで飛灰11は分離され、コンベア12に供給される過程で吸湿性検知器23により吸湿性が検知され、その信号V1が制御装置18を構成する演算装置20に入力され、記憶措置19からの信号V2により、必要な加熱温度、つまり、飛灰11を粉体として保持するため、平衡水分量が30%以下となるような温度より僅か高い温度、具体的には2〜5度高い温度(例えば図4において平衡水分量150wt%(Cl35%)の場合、加熱温度63℃)が求められ、その信号V3が比較器21に入力される。そしてコンベア12内の飛灰11の温度が温度計24aにより、またホッパー13内の飛灰11の温度が温度計24bにより夫々測定され、その信号V4、V5が比較器21に入力され、この比較器21において必要な加熱温度の信号V3と比較され、偏差があるときは、この偏差信号V6が制御信号作成装置22に入力される。そしてこの制御信号作成装置22により作成された制御信号V7が、電力調整器17に与えられて電力Fの容量が制御され、これにより、ヒータ14、15による加熱温度が所定の範囲となるよう制御される。
【0010】
吸湿性検知器23は、前述したように、屈折率計のほか化学分析で測定する方法や、電気伝導度を検知する方法等が適宜選択される。また、運転条件から飛灰中に含まれる塩素濃度が予め予測できる場合や、運転中に飛灰中に含まれる塩素濃度が変化しない場合においては、吸湿性検知器23を設けることなく、その塩素濃度に基づく吸湿性(平衡水分量)を所定値として予め記憶装置19に入力しておき、この記憶装置19の所定置を比較器21に導くとともに、温度計24a、24bからの信号V4、V5をこの比較器21に供給して比較し、コンベア12内やホッパー13内の飛灰11の温度が所定値を外れたときは、前記したように偏差信号V6に基づき制御信号V7を作成し、加熱温度を制御してもよい。
【0011】
次に、本発明方法を適用した廃棄物処理装置の一実施形態を説明する。
図2は、本発明に係る廃棄物処理装置50の系統図である。廃棄物処理装置50において、破砕機52は受入れヤード45に配置された、例えば二軸剪断式の破砕機で、都市ごみ等の廃棄物aは第1のコンベア51により、この破砕機52に供給され、ここで例えば150mm角以下に破砕される。この破砕された廃棄物aは第2のコンベア53により投入され、スクリューフィーダ54を経て熱分解反応器55に供給される。この熱分解反応器55は例えば横型回転ドラムが用いられ、図示しないシール機構によりその内部は低酸素雰囲気に保持されると共に、燃焼器である燃焼溶融炉63の後流側に配置された熱交換器68により加熱された加熱空気がラインL1から供給される。
【0012】
この加熱空気により熱分解反応器55内に供給された廃棄物aは、300〜600℃に、通常は450℃程度に加熱される。これによって、この廃棄物aは熱分解され、熱分解ガスG1と、主として不揮発性の熱分解残留物bとを生成する。そして、この熱分解反応器55内で生成された熱分解ガスG1と熱分解残留物bとは排出装置56により分離され、熱分解ガスG1は、熱分解ガス配管であるラインL2を経て燃焼溶融炉63のバーナ62に供給される。
【0013】
熱分解残留物bは、廃棄物aの種類によって種々異なるが、日本国内の都市ごみの場合、本発明者等の知見によれば、
大部分が比較的細粒の可燃分 10〜60%
比較的細粒の灰分 5〜40%
粗粒金属成分 7〜50%
粗粒瓦礫、陶器、コンクリート等 10〜60%
より構成されていることが判明した。
【0014】
このような成分を有する熱分解残留物bは、450℃程度の比較的高温で排出されるため、冷却装置57により80℃程度に冷却され、分離装置58に導かれ、ここで燃焼性成分cと不燃焼性成分dに分離される。分離装置58は、例えば磁力式、粒度選別式または風力選別式の公知の分別機が使用される。このように不燃焼性成分dが分離、除去された燃焼性成分cは、粉砕機60に供給される。粉砕機60はロール式、チューブミル式、ロッドミル式、ボールミル式等が適当で、被処理廃棄物の性状により適宜選択される。
【0015】
そして、この粉砕機60において燃焼性成分cは、好ましくは全て1mm以下に粉砕され、この粉砕された燃焼性成分cは、ラインL3を経て燃焼溶融炉63のバーナ62に供給される。一方、送風機61によりラインL4から供給された燃焼用空気および熱分解ガスG1と燃焼性成分cとは燃焼溶融炉63内で1300℃程度の高温域で燃焼され、この燃焼により燃焼性成分cの比較的細粒の灰分より発生した燃焼灰は溶融し溶融スラグfを生成する。
【0016】
不燃焼性成分dはコンテナ59に貯留される。不燃焼性廃棄物eはラインL5を介して燃焼溶融炉63のなるべく下の方に供給される。この際、不燃焼性廃棄物eは、燃焼および溶融効率を向上させるために1mm以下の微粉粒体とされ、且つ加熱されるのが好ましい。そのため、ラインL5中に設けられた破砕機、粉砕機64および加熱器65を設けて破砕、粉砕および加熱等の処理をされて燃焼溶融炉63に供給されるのがよい。そのため、燃焼溶融炉63の後流側に配置された熱交換器68により加熱された加熱空気が、ラインL8を介して加熱器65へ供給されるようになっている。
【0017】
さらに、不燃焼性廃棄物eは、燃焼溶融炉63内で溶融されてスラグgとなって燃焼灰による溶融スラグfと混合され、スラグ排出口66から水槽67中に落下し水砕スラグとされる。水砕スラグは図示していない装置により所定の形状にブロック化されるかまたは粒状に形成され、建材または舗装材等として再利用することができる。この場合において不燃焼性廃棄物eは必要に応じて溶融させることなく溶融スラグf中に混入させてもよい。
【0018】
このような廃棄物処理装置の燃焼溶融炉63で発生した燃焼排ガスG2は、熱交換器68で熱回収され、さらに、ラインL6から廃熱ボイラ69により熱回収された後、第1の排ガス処理器(第1のバグフィルタ)71によりダスト72を集塵した後、第2の排ガス処理器(第2のバグフィルタ)73で脱塩・脱硫され、脱塩残渣74を排出したのち、低温のクリーンな排ガスG3となり、誘引送風機75を経て煙突76から大気へ放出される。また、排ガスG3の一部は、送風機77によりラインL7を介して冷却装置57に供給される。第1の排ガス処理器71で補集されたダスト72は、ラインL9により燃焼溶融炉63へ戻され、溶融してスラグ内に混入される。なお、廃熱ボイラ69で発生させた蒸気は、発電機70の蒸気タービンへ送られて仕事をし、また、一部はラインL6により加熱器65へ送られる。
【0019】
このような廃棄物処理系で、燃焼溶融炉からの溶融飛灰は、第2の排ガス処理器(バグフィルタ)73から脱塩残渣74として排出される。本実施形態では、第2のバグフィルタ73からの脱塩残渣74を、搬送コンベア12によりホッパ13に搬送されて排出されるようになっている。そして、搬送コンベア12に設けたヒータ14の加熱温度や、バグフィルタ73、ホッパ13の加熱温度を、それぞれ、脱塩残渣73の塩素濃度に応じて、適宜制御するようにした。本実施形態の廃棄物処理装置によれば、塩濃度が高く吸湿性のきわめて高い脱塩残渣に対して、塩素濃度に応じて効率的な温度で加熱することにより、加熱電力の無駄な消費を回避でき、粉体として搬送可能な脱塩残渣にできるので、コストが低下し、メンテナンスも向上する。
【0020】
【発明の効果】
上述のとおり本発明によれば、溶融または焼却飛灰の吸湿性に応じて、飛灰を効率的な温度で加熱することにより、加熱源の無駄な消費を抑制し、飛灰に適切な性状を与えることにより、燃焼処理系のトラブルの発生が防止され、メンテナンスも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用する廃棄物処理装置の一実施形態を示す図である。
【図2】本発明方法を適用する装置構成の一実施形態を示す図である。
【図3】飛灰中の塩素濃度と平衡水分との関係を示す図である。
【図4】脱塩残渣温度、塩素濃度と平衡水分量との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 バグフィルタ
11 溶融飛灰
12 搬送コンベア
13 ホッパ
14、15 ヒータ
16 電源
17 電力調整器
18 制御装置
19 記憶装置
20 演算装置
21 比較器
22 制御信号作成装置
23 吸湿性検知計
24a、24b 温度計
50 廃棄物処理装置
51 第1のコンベア
52 破砕機
53 第2のコンベア
54 スクリューフィーダ
55 熱分解反応器
56 排出装置
57 冷却装置
58 分離装置
59 コンテナ
60 粉砕機
61 送風機
62 バーナ
63 燃焼溶融炉
64 破砕・粉砕機
65 加熱器
66 スラグ排出口
67 水槽
68 熱交換器
69 廃熱ボイラ
70 発電機
71 第1の排ガス処理器
72 ダスト
73 第2の排ガス処理器
74 脱塩残渣
75 誘引送風機
76 煙突
77 送風機
80 搬送コンベア
81 ホッパ
82 ヒータ
a 廃棄物
b 熱分解残留物
c 燃焼性成分
d 不燃焼性成分
e 不燃焼性廃棄物
f 溶融スラグ
g スラグ
1 熱分解ガス
2 燃焼排ガス
3 排ガス
1 加熱空気ライン
2 熱分解ガスライン
3 燃焼性成分供給ライン
4 燃焼用空気供給ライン
5 不燃焼性廃棄物供給ライン
6 排ガスライン
7 排出ガス再循環ライン
8 加熱空気供給ライン
9 ダスト循環ライン
10 ばい塵供給ライン

Claims (8)

  1. 廃棄物等の燃焼性物の燃焼もしくは溶融により発生する飛灰を、前記飛灰の吸湿性に応じて加熱温度の制御をすることにより、前記飛灰の吸湿を防止することを特徴とする飛灰の吸湿防止方法
  2. 前記飛灰中の塩素濃度に基づいて、前記加熱温度を設定する請求項1に記載の飛灰の吸湿防止方法。
  3. 前記飛灰中の平衡水分量に基づいて、前記加熱温度を設定する請求項1に記載の飛灰の吸湿防止方法。
  4. 前記飛灰が粉体として取り扱われるように、前記加熱温度を設定する請求項1に記載の飛灰の吸湿防止方法。
  5. 廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、前記熱分解残留物を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離した後に、前記熱分解ガスと前記燃焼性成分とを供給し燃焼させて、溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉とを備え、前記排ガス中に溶融飛灰を含む廃棄物処理装置において、
    前記排ガス中の前記溶融飛灰を分離し排出する分離手段と、前記排出された溶融飛灰の吸湿性を検知する検知手段と、前記排出された溶融飛灰を加熱する加熱手段と、前記溶融飛灰の吸湿性に応じて前記加熱手段による加熱温度を制御する制御手段を備えることを特徴とする廃棄物処理装置。
  6. 請求項5に記載の廃棄物処理装置において、前記制御手段は、前記溶融飛灰中の塩素濃度に基づいて、前記加熱温度を設定することを特徴とする廃棄物処理装置。
  7. 請求項5に記載の廃棄物処理装置において、前記制御手段は、前記溶融飛灰中の平衡水分量に基づいて、前記加熱温度を設定することを特徴とする廃棄物処理装置。
  8. 請求項5に記載の廃棄物処理装置において、前記制御手段は、前記溶融飛灰が粉体として取り扱われるように、前記加熱温度を設定することを特徴とする廃棄物処理装置。
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