JP3616224B2 - 排ガス処理装置および廃棄物処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は排ガス処理装置および廃棄物処理装置に係り、特に、廃棄物(家庭やオフィスなどから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃プラスチック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス機器、電子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を含むもの)を焼却して発生する排ガス中の塩素を除去するのに好適な排ガス処理装置および廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プラスチックなどの産業廃棄物等、燃焼性物を含む廃棄物の処理装置の一つとして、廃棄物を熱分解反応器に入れて低酸素雰囲気で加熱し、熱分解によって、熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成し、さらに、この熱分解残留物を冷却した後、分離装置に導き、この分離装置において灰分を含む細粒の燃焼性成分と、例えば金属や陶器、砂利、コンクリート片等の瓦礫などの粗粒の不燃焼性成分とに分離し、燃焼性成分を粉砕し、この粉砕された燃焼性成分と前記した熱分解ガスとを、燃焼溶融炉に導き、燃焼性成分をこの燃焼溶融炉で燃焼させ、灰分を溶融スラグとなし、この溶融スラグを排出して冷却固化させると共に、また、燃焼溶融炉の排ガスを廃熱蒸気発生装置等に供給して廃熱を回収するようにした廃棄物処理装置が知られている(例えば、特公平6−56253号公報参照)。
この種の廃棄物処理装置に用いられる燃焼溶融炉の排ガスを処理する排ガス処理装置としては、上記公報に開示されているように、廃熱蒸気発生装置で熱回収された排ガス中のダスト(ばい塵)を除去するための第1の排ガス処理手段(集塵装置)と、さらに、この集塵装置で濾過された煙道ガスの脱塩および脱硫を行なう第2の排ガス処理手段(ガス浄化装置)とを直列に構成した乾式の排ガス処理装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記排ガス処理装置は、ガス浄化装置で脱塩、脱硫のために加える消石灰と、排ガス中のHCl等とが反応して生成する塩化カルシウム(CaCl2)が、潮解性を有するため、このCaCl2を含む脱塩残渣をガス浄化装置から取り出す際に、この脱塩残渣が結露水を吸湿して固化し、排出系でトラブルを生じる恐れがあった。そこで、一定量の珪藻土等を助剤として加え、脱塩残渣の吸湿性を低下させているが、脱塩残渣の吸湿性は、排ガス中のHCl濃度や運転条件によって刻々と変化するため、消石灰や助剤を必要以上に増量し、CaCl2の濃度を希釈して運転しなければならないという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、上記問題点を解決するためになされたもので、排ガスの乾式処理において、脱塩残渣の吸湿性を安定して問題無い程度に低減維持できる排ガス処理装置およびこれを利用した廃棄物処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の発明により解決される。
請求項1記載発明は、廃棄物等の燃焼性物を燃焼させて溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉の後段側に設けられ、ダスト除去工程後の排ガスに脱塩剤を供給して排ガス中の塩素を脱塩残渣にして除去する脱塩剤供給手段を備えた乾式の排ガス処理装置において、前記脱塩剤と共に水分を内部に保持する性質を有する助剤を供給する助剤供給手段と、前記助剤の供給量を前記脱塩残渣中の塩素濃度に応じて増減制御する制御部とを備えたことを特徴とする。前記助剤は具体例として珪藻土、パーライト又は同等の性能を有する物のいずれか又は2以上の混合物が挙げられる。
【0006】
脱塩残渣の吸湿性は、それに含有される塩素濃度に略比例している。すなわち残渣中の塩素濃度(重量%)を横軸にとり、平衡水分量(重量%)を縦軸にとると両者は略直線関係にある。ここで、平衡水分量は飽和食塩水デシケータ内に放置した際の最大の吸湿水分量である。よって平衡水分量が高い程、吸湿性が高いと言える。そこで、前記制御部により脱塩残渣中の塩素濃度を検出し、その検出値に基づいて前記助剤供給手段からの除剤の供給量を増減させることにより、過不足の無い除剤の量により前記吸湿性を安定して問題の無い程度に維持することが可能である。これにより、脱塩残渣の吸湿性が安定して低減でき、排ガス処理装置からの取り出しも容易に行える。塩素濃度の検出は、硝酸第2水銀法による化学分析や、簡便に測定するには屈折率計や電気伝導度による方法でもよい。
【0007】
また、請求項3記載発明は、廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、前記熱分解残留物を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離した後に、前記熱分解ガスと前記燃焼性成分を灰分を溶融させる温度で燃焼させて不燃焼分を溶融スラグにすると共に該溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉と、前記排ガス中のダストを除去した後脱塩剤を供給して排ガス中の塩素を脱塩残渣にして除去する脱塩剤供給手段を備えた乾式の排ガス処理装置とを備えた廃棄物処理装置において、前記排ガス処理装置は請求項1又は2に記載の排ガス処理装置であることを特徴とする。
【0008】
そのため、ごみ等の廃棄物の焼却処理から、灰の溶融までを一貫して処理できる廃棄物処理装置において、消石灰や助剤を必要以上に増量しなくても、安定して脱塩残渣中にあるCaCl2の吸湿性を低く維持でき、もって脱塩残渣の付着によるトラブルを防止できる排ガス処理が実施できるので、廃棄物処理装置全体の処理効率が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す構成図である。
図1に示した排ガス処理装置は、前段側に設置された燃焼溶融炉や、燃焼溶融炉の排ガスから熱回収して蒸気を発生させる廃熱ボイラに、第1の排ガス流路10を介して接続された第1の排ガス処理手段11と、第1の排ガス処理手段11に第2の排ガス流路12を介して接続された第2の排ガス処理手段13とを備えている。第1の排ガス処理手段10は排ガス中のダスト(ばい塵)を除去する集塵装置であり、第2の排ガス処理手段13はこの集塵装置で濾過された煙道の排ガスの脱塩および脱硫を行なうガス浄化装置である。
【0010】
また、第2の排ガス流路12には供給路17が接続され、該供給路17の基端には第2の排ガス処理手段13で脱塩・脱硫のために加える消石灰及び珪藻土がそれぞれ貯溜された脱塩剤タンク15及び助剤タンク16が接続されている。第2の排ガス処理手段13にはその内部で生じた脱塩残渣を受ける脱塩残渣タンク22が接続され、更に、脱塩残渣タンク22内の脱塩残渣中の塩素濃度を検出し、その値に応じて珪藻土の供給量を増減制御する制御部23が設けられている。そして、第2の排ガス処理手段13で脱塩・脱硫により浄化された排ガスは、誘引送風機18により誘引され、空気19および灯油20により再燃焼されて、クリーンな煙道ガスとなって煙突21から排出される。
【0011】
図2は、上記排ガス処理装置の詳細図である。
第1の排ガス処理手段11は、燃焼溶融炉の排ガス中のダストを濾布で除去するバグフィルタ30を有し、上部にヘッダー管31を備え、圧縮空気をバグフィルタ30の下流側から吹き出し、濾布に付着したダストを払い落すことができるようになっている。また、下部にはバグスクレーパコンベヤ32、バグスクリューコンベヤ33と、これらで集められたダストの排出機34が配置されている。
【0012】
また、第2の排ガス処理手段13は、第2の排ガス流路12から排ガスを供給させるとともに、消石灰(15)や珪藻土(16)を加えることにより、排ガスの脱塩・脱硫を行う濾布を有するバグフィルタ36を有し、第1の排ガス処理手段11と同様に、上部にヘッダー管37を備え、圧縮空気をバグフィルタ36の下流側から吹き出し、下部にはバグスクレーパコンベヤ38、バグスクリューコンベヤ39と、これらで集められた脱塩残渣の排出機40が配置され、これらの機器を十分に囲う範囲を加熱できるヒータ41が設けられている。そして、排出機40に第2の排ガス処理手段13内部で生じた脱塩残渣を受ける脱塩残渣タンク22及び制御部23が設けられている。
【0013】
なお、本実施形態では、少なくとも第2の排ガス処理手段13の下部にはヒータを設けるようにして、停止時の脱塩残渣の吸湿を防いでいる。第2の排ガス処理手段13の排ガス温度は150〜200℃に維持するのが望ましい。ヒータは公知の手段、例えば電気式、蒸気式等適宜使用するが、水分が内部に入らない形式とする。さらに、濾布の織目の細かさは、排ガスの種類と性状によって適宜選択するが、第1の排ガス処理手段11の濾布の織目の細かさと、第2の排ガス処理手段13の濾布の織目の細かさは異ならせてもよい。
【0014】
以上の構成を有する本実施形態の排ガス処理装置は、次のように作用する。
第1の排ガス処理手段11でほぼ100%のばい塵を除去し、次いで、第2の排ガス処理手段13で、消石灰(15)および珪藻土(16)を加えて脱塩および脱硫が行われるが、この際、CaCl2等の脱塩残渣が反応により生成する。このCaCl2は極めて強い潮解性を有し、結露水等を吸収してトラブルを発生させる恐れがあった。本実施形態によれば、制御部23により脱塩残渣中の塩素濃度を検出し、その検出値に基づいて助剤タンク16からの珪藻土の供給量を増減させることにより、過不足の無い除剤の量により前記吸湿性を安定して問題の無い程度に維持することが可能となる。ここで、珪藻土を加えなくとも、脱塩残渣中の塩素濃度が20%以下、好ましくは15%以下程度までであれば、その吸湿性による問題はさほど生じないので(表1)、この程度の吸湿性を目安にして珪藻土の供給量を増減させるのがよい。
【0015】
【表1】
【0016】
次に、本発明の排ガス処理装置を用いた廃棄物処理装置の一実施形態を説明する。
図3は、本発明に係る廃棄物処理装置50の系統図である。廃棄物処理装置50において、破砕機52は受入れヤード45に配置された、例えば二軸剪断式の破砕機で、都市ごみ等の廃棄物aは第1のコンベア51により、この破砕機52に供給され、ここで例えば150mm角以下に破砕される。この破砕された廃棄物aは第2のコンベア53により投入され、スクリューフィーダ54を経て熱分解反応器55に供給される。この熱分解反応器55は例えば横型回転ドラムが用いられ、図示しないシール機構によりその内部は低酸素雰囲気に保持されると共に、燃焼器である燃焼溶融炉63の後流側に配置された熱交換器(高温空気加熱機)68により加熱された加熱空気がラインL1から供給される。
【0017】
この加熱空気により熱分解反応器55内に供給された廃棄物aは、300〜600℃に、通常は450℃程度に加熱される。これによって、この廃棄物aは熱分解され、熱分解ガスG1と、主として不揮発性の熱分解残留物bとを生成する。そして、この熱分解反応器55内で生成された熱分解ガスG1と熱分解残留物bとは排出装置56により分離され、熱分解ガスG1は、熱分解ガス配管であるラインL2を経て燃焼溶融炉63のバーナ62に供給される。
【0018】
熱分解残留物bは、廃棄物aの種類によって種々異なるが、日本国内の都市ごみの場合、本発明者等の知見によれば、
大部分が比較的細粒の可燃分 10〜60%
比較的細粒の灰分 5〜40%
粗粒金属成分 7〜50%
粗粒瓦礫、陶器、コンクリート等 10〜60%
より構成されていることが判明した。
【0019】
このような成分を有する熱分解残留物bは、450℃程度の比較的高温で排出されるため、冷却装置57により80℃程度に冷却され、分離装置58に導かれ、ここで燃焼性成分cと不燃焼性成分dに分離される。分離装置58は、例えば磁選式、遠心式又は風力選別式の公知の分別機が使用される。このように不燃焼性成分dが分離、除去された燃焼性成分cは、粉砕機60に供給される。粉砕機60はロール式、チューブミル式、ロッドミル式、ボールミル式等が適当で、被処理廃棄物の性状により適宜選択される。
【0020】
そして、この粉砕機60において燃焼性成分cは、好ましくは全て1mm以下に粉砕され、この粉砕された燃焼性成分cは、ラインL3を経て燃焼溶融炉63のバーナ62に供給される。一方、送風機61によりラインL4から供給された燃焼用空気及び熱分解ガスG1と燃焼性成分cとは燃焼溶融炉63内で1300℃程度の高温域で燃焼され、この燃焼により灰分は溶融し溶融スラグfを生成する。
【0021】
不燃焼性成分dはコンテナ59に貯留される。不燃焼性廃棄物eはラインL5を介して燃焼溶融炉63のなるべく下の方に供給される。この際、不燃焼性廃棄物eは、燃焼及び溶融効率を向上させるために1mm以下の微粉粒体とされ、且つ加熱されるのが好ましい。そのため、ラインL5中に設けられた破砕機、粉砕機64及び加熱器65を設けて破砕、粉砕及び加熱等の処理をされて燃焼溶融炉63に供給されるのがよい。そのため、燃焼溶融炉63の後流側に配置された熱交換器68により加熱された加熱空気が、ラインL8を介して加熱器65へ供給されるようになっている。
【0022】
さらに、不燃焼性廃棄物eは、燃焼溶融炉63内で溶融されてスラグgとなって前記溶融スラグfと混合され、スラグ排出口66から水槽67中に落下し水砕スラグとされる。水砕スラグは図示していない装置により所定の形状にブロック化されるか又は粒状に形成され、建材又は舗装材等として再利用することが出来る。この場合において不燃焼性廃棄物eは必要に応じて溶融させることなく溶融スラグf中に混入させてもよい。
【0023】
このような廃棄物処理装置の燃焼溶融炉63で発生した燃焼排ガスG2は、熱交換器(高温空気加熱器)68で熱回収され、さらに、ラインL6から廃熱ボイラ69により熱回収された後、第1の排ガス処理手段71によりダスト72を集塵した後、第2の排ガス処理手段73で脱塩・脱硫され、脱塩残渣74を脱塩残渣タンク22に排出した後、低温のクリーンな排ガスG3となり、誘引送風機75を経て煙突76から大気へ放出される。また、排ガスG3の一部は、送風機77によりラインL7を介して冷却装置57に供給される。第1の排ガス処理器71で補集されたダスト72は、ラインL9により燃焼溶融炉63へ戻され、溶融してスラグ内に混入される。なお、廃熱ボイラ69で発生させた蒸気は、発電機70の蒸気タービンへ送られて仕事をし、また、一部はラインL6により加熱器65へ送られる。
【0024】
そして、本実施形態における排ガス処理装置は、過不足の無い珪藻土の供給量により脱塩残渣の吸湿性を安定して問題の無い程度に低減維持することが可能であるので、脱塩残渣の吸湿性が安定して低減でき、排ガス処理装置からの取り出しも容易に行え、もって脱塩残渣の付着によるトラブルを防止でき、廃棄物処理装置全体の処理効率が向上する。
【0025】
【発明の効果】
上述のとおり本発明によれば、廃棄物を燃焼させて生じる排ガスの乾式処理において、脱塩残渣の吸湿性を安定して問題無い程度に低減維持できる排ガス処理装置およびこれを利用した廃棄物処理装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガス処理装置の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1の排ガス処理装置の詳細図である。
【図3】本発明の排ガス処理装置を用いた棄物処理装置の一実施形態を示す系統図である。
【符号の説明】
11 第1の排ガス処理手段
12 第2の排ガス流路
13 第2の排ガス処理手段
15 脱塩剤タンク(消石灰)
16 助剤タンク(珪藻土)
17 供給路
50 廃棄物処理装置
71 第1の排ガス処理手段
72 ダスト
73 第2の排ガス処理手段
74 脱塩残渣
78 脱塩脱硫剤
Claims (3)
- 廃棄物等の燃焼性物を燃焼させて溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉の後段側に設けられ、ダスト除去工程後の排ガスに脱塩剤を供給して排ガス中の塩素を脱塩残渣にして除去する脱塩剤供給手段を備えた乾式の排ガス処理装置において、
前記脱塩剤と共に水分を内部に保持する性質を有する助剤を供給する助剤供給手段と、前記助剤の供給量を前記脱塩残渣中の塩素濃度に応じて増減制御する制御部とを備えたことを特徴とする排ガス処理装置。 - 請求項1において、前記助剤は珪藻土、パーライト又は同等の性能を有する物のいずれか又は2以上の混合物であることを特徴とする排ガス処理装置。
- 廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、前記熱分解残留物を燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離した後に、前記熱分解ガスと前記燃焼性成分を灰分を溶融させる温度で燃焼させて不燃焼分を溶融スラグにすると共に該溶融スラグおよび排ガスを排出する燃焼溶融炉と、前記排ガス中のダストを除去した後脱塩剤を供給して排ガス中の塩素を脱塩残渣にして除去する脱塩剤供給手段を備えた乾式の排ガス処理装置とを備えた廃棄物処理装置において、前記排ガス処理装置は請求項1又は2に記載の排ガス処理装置であることを特徴とする廃棄物処理装置。
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JP00914597A JP3616224B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 排ガス処理装置および廃棄物処理装置 |
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- 1997-01-22 JP JP00914597A patent/JP3616224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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