JPH11248122A - 雑固体廃棄物の投入方法 - Google Patents

雑固体廃棄物の投入方法

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JPH11248122A
JPH11248122A JP5065598A JP5065598A JPH11248122A JP H11248122 A JPH11248122 A JP H11248122A JP 5065598 A JP5065598 A JP 5065598A JP 5065598 A JP5065598 A JP 5065598A JP H11248122 A JPH11248122 A JP H11248122A
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JP
Japan
Prior art keywords
damper
furnace
solid waste
miscellaneous solid
gradually
Prior art date
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Pending
Application number
JP5065598A
Other languages
English (en)
Inventor
Naokatsu Mori
直克 毛利
Minoru Tanaka
実 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP5065598A priority Critical patent/JPH11248122A/ja
Publication of JPH11248122A publication Critical patent/JPH11248122A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】雑固体廃棄物をシール装置内で噛み込ませるこ
となく、炉内に徐々に投入することができる雑固体廃棄
物の投入方法を提供する。 【解決手段】二重ダンパ装置を介して雑固体廃棄物を炉
内に投入する際に、下部ダンパ3又は下部ダンパ3と接
する壁面に振動を与えつつ下部ダンパ3を徐々に開くこ
とにより、雑固体廃棄物を徐々に炉内に投入する。二重
ダンパ装置であるために詰まりやシール性に関するトラ
ブルななく、しかも従来の二重ダンパ装置による投入を
行う場合のように雑固体廃棄物が集中的に炉内に投入さ
れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみのような
大小のサイズを含む廃棄物(雑固体廃棄物)を焼却炉や
溶融炉等に投入する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホッパ等に集められた雑固体廃棄物を焼
却炉や溶融炉等に投入する部分では、炉内ガスの吹き出
しや外気の吸引を防止するために、シール性を保持しつ
つ投入を行う必要がある。このための方法として廃棄物
自体でマテリアルシールを行いながら投入する方法もあ
るが、この方法は均質な廃棄物には適しているものの、
雑多な物質を含む雑固体廃棄物には不向きである。そこ
で雑固体廃棄物については、主としてロータリーバルブ
や二重ダンパが有力である。
【0003】ところが、ロータリーバルブはロータとケ
ーシングとの間に物体が噛み込み易く、特に雑固体廃棄
物のように様々なサイズの物体を含むものは、この問題
が顕著である。この問題を回避するためにはロータ径を
大きくしなければならず、大きいスペースを要するとい
う問題がある。
【0004】一方、上部ダンパと下部ダンパとを交互に
開閉しながら投入を行なう二重ダンパ装置は、ロータリ
ーバルブのような噛み込みのおそれは少ない。しかし、
下部ダンパが開いたときに集中的に雑固体廃棄物が炉内
に投入されるため、炉への雑固体廃棄物の供給量が一定
せず、炉の運転が不安定になり易いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、雑固体廃棄物の噛み込みのおそれ
が少なく、また集中的に雑固体廃棄物が炉内に投入され
ることがないようにしたシール性に優れた雑固体廃棄物
の投入方法を提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、二重ダンパ装置を介して雑
固体廃棄物を炉内に投入する際に、下部ダンパに振動を
与えつつ下部ダンパを徐々に開くことにより、雑固体廃
棄物を徐々に炉内に投入することを特徴とするものであ
る。また第2の発明は、二重ダンパ装置を介して雑固体
廃棄物を炉内に投入する際に、下部ダンパと接する壁面
に振動を与えつつ下部ダンパを徐々に開くことにより、
雑固体廃棄物を徐々に炉内に投入することを特徴とする
ものである。
【0007】本発明によれば、二重ダンパ装置の上部ダ
ンパと下部ダンパとを交互に開いて投入を行うのでシー
ル性の問題がなく、また二重ダンパ装置を用いたために
ロータリーバルブのような噛み込みのおそれがない。ま
た、本発明では下部ダンパまたは下部ダンパと接する壁
面に振動を与えつつ下部ダンパを徐々に開くようにした
ので、雑固体廃棄物を徐々に炉内に投入することがで
き、集中的に雑固体廃棄物が炉内に投入されることによ
る炉の不安定が解消される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を示す。図1は第1の発明の第1の実施形態を示す図
であり、1は給塵機と炉とを結ぶ雑固体廃棄物の投入通
路であり、2は上部ダンパ、3は下部ダンパである。こ
の実施形態の上部ダンパ2と下部ダンパ3とはともにス
ライド式のものであり、上部ダンパ2はシリンダ4によ
り開閉され、下部ダンパ3はシリンダ5により開閉され
るようになっている。この下部ダンパ3のシリンダ5に
は振動機構6が設けられており、下部ダンパ3に振動を
与えることができるようになっている。
【0009】図2に示すように、上部ダンパ2と下部ダ
ンパ3とは従来の二重ダンパ装置と同様に交互に開閉さ
れるものであり、雑固体廃棄物は上部ダンパ2が開いた
ときに下部ダンパ3上に落下する。従来は次に下部ダン
パ3が一挙に開かれたのであるが、本発明では下部ダン
パ3に振動機構6による振動が与えられつつ、下部ダン
パ3がシリンダ5により徐々に開かれる。すると上部ダ
ンパ2から下部ダンパ3上に落下した雑固体廃棄物は徐
々に下方に落下し、炉内に投入される。従って従来の二
重ダンパ装置による投入を行う場合のように雑固体廃棄
物が集中的に炉内に投入されることがなくなり、炉の安
定運転が可能となる。
【0010】図3は第1の発明の第2の実施形態を示す
図である。この第2の実施形態は上部ダンパ2と下部ダ
ンパ3とをともにスイング式としたもので、第1の実施
形態に比較して雑固体廃棄物の噛み込みのおそれが更に
少なくなる。この第2の実施形態でも、上部ダンパ2か
ら雑固体廃棄物が下部ダンパ3上に落下した後、下部ダ
ンパ3に振動機構6による振動が与えられつつ、下部ダ
ンパ3が徐々に下方に開かれる。両ダンパの動作は図4
に示す通りであり、第1の実施形態と特に変わるところ
はない。
【0011】図5は第3の発明の実施形態を示す図であ
る。この実施形態では、下部ダンパ3を振動させる代わ
りに、下部ダンパ3と接する投入通路1の壁面7が振動
機構8により振動される。この下部ダンパ3は図6に示
すように徐々に開かれ、これと同期して壁面7が振動さ
れる。この結果、下部ダンパ3上に落下した雑固体廃棄
物は徐々に落下し、炉内に投入される。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本願の第1及び
第2の発明によれば、雑固体廃棄物をシール装置内で噛
み込ませることなく、炉内に徐々に投入することができ
るため、従来の二重ダンパ装置による投入を行う場合の
ように雑固体廃棄物が集中的に炉内に投入されることに
よる炉の不安定を回避することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1の実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】上下ダンパの動作説明図である。
【図3】第1の発明の第2の実施形態を示す断面図であ
る。
【図4】上下ダンパの動作説明図である。
【図5】第2の発明の実施形態を示す断面図である。
【図6】上下ダンパと壁面の動作説明図である。
【符号の説明】
1 投入通路、2 上部ダンパ、3 下部ダンパ、4
シリンダ、5 シリンダ、6 振動機構、7 投入通路
の壁面、8 振動機構
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、二重ダンパ装置を介して雑
固体廃棄物を炉内に投入する際に、下部ダンパに振動を
与えつつ下部ダンパを一挙に開くのではなく徐々に開く
ことにより、雑固体廃棄物を徐々に炉内に投入すること
を特徴とするものである。また第2の発明は、二重ダン
パ装置を介して雑固体廃棄物を炉内に投入する際に、下
部ダンパと接する壁面に振動を与えつつ下部ダンパを
挙に開くのではなく徐々に開くことにより、雑固体廃棄
物を徐々に炉内に投入することを特徴とするものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明によれば、二重ダンパ装置の上部ダ
ンパと下部ダンパとを交互に開いて投入を行うのでシー
ル性の問題がなく、また二重ダンパ装置を用いたために
ロータリーバルブのような噛み込みのおそれがない。ま
た、本発明では下部ダンパまたは下部ダンパと接する壁
面に振動を与えつつ下部ダンパを一挙に開くのではなく
徐々に開くようにしたので、雑固体廃棄物を徐々に炉内
に投入することができ、集中的に雑固体廃棄物が炉内に
投入されることによる炉の不安定が解消される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図3は第1の発明の第2の実施形態を示す
図である。この第2の実施形態は上部ダンパ2と下部ダ
ンパ3とをともにスイング式としたもので、第1の実施
形態に比較して雑固体廃棄物の噛み込みのおそれが更に
少なくなる。この第2の実施形態でも、上部ダンパ2か
ら雑固体廃棄物が下部ダンパ3上に落下した後、下部ダ
ンパ3に振動機構6による振動が与えられつつ、下部ダ
ンパ3が一挙に開くのではなく徐々に下方に開かれる。
両ダンパの動作は図4に示す通りであり、第1の実施形
態と特に変わるところはない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図5は第3の発明の実施形態を示す図であ
る。この実施形態では、下部ダンパ3を振動させる代わ
りに、下部ダンパ3と接する投入通路1の壁面7が振動
機構8により振動される。この下部ダンパ3は図6に示
すように一挙に開くのではなく徐々に開かれ、これと同
期して壁面7が振動される。この結果、下部ダンパ3上
に落下した雑固体廃棄物は徐々に落下し、炉内に投入さ
れる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、炉に直結して設けられた
重ダンパ装置を介して雑固体廃棄物を炉内に投入する際
に、下部ダンパに振動を与えつつ下部ダンパを一挙に開
くのではなく徐々に開くことにより、雑固体廃棄物を徐
々に炉内に直接投入することを特徴とするものである。
また第2の発明は、炉に直結して設けられた二重ダンパ
装置を介して雑固体廃棄物を炉内に投入する際に、下部
ダンパと接する壁面に振動を与えつつ下部ダンパを一挙
に開くのではなく徐々に開くことにより、雑固体廃棄物
を徐々に炉内に直接投入することを特徴とするものであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重ダンパ装置を介して雑固体廃棄物を
    炉内に投入する際に、下部ダンパに振動を与えつつ下部
    ダンパを徐々に開くことにより、雑固体廃棄物を徐々に
    炉内に投入することを特徴とする雑固体廃棄物の投入方
    法。
  2. 【請求項2】 二重ダンパ装置を介して雑固体廃棄物を
    炉内に投入する際に、下部ダンパと接する壁面に振動を
    与えつつ下部ダンパを徐々に開くことにより、雑固体廃
    棄物を徐々に炉内に投入することを特徴とする雑固体廃
    棄物の投入方法。
JP5065598A 1998-03-03 1998-03-03 雑固体廃棄物の投入方法 Pending JPH11248122A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5065598A JPH11248122A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 雑固体廃棄物の投入方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5065598A JPH11248122A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 雑固体廃棄物の投入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248122A true JPH11248122A (ja) 1999-09-14

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ID=12864976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5065598A Pending JPH11248122A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 雑固体廃棄物の投入方法

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JP (1) JPH11248122A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009025378A1 (ja) * 2007-08-21 2009-02-26 Kobelco Eco-Solutions Co., Ltd. 廃棄物供給装置、そのシール方法および廃棄物供給方法
JP2009085537A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給装置およびそのシール方法
JP2009092370A (ja) * 2007-09-18 2009-04-30 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給方法
JP2013130302A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Naniwa Roki Kenkyusho:Kk 燃焼装置

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JP2009085537A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給装置およびそのシール方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991214