JP2003120913A - 外気遮断した回転扉構造の投入装置を備えた廃棄物焼却炉 - Google Patents

外気遮断した回転扉構造の投入装置を備えた廃棄物焼却炉

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JP2003120913A
JP2003120913A JP2001345387A JP2001345387A JP2003120913A JP 2003120913 A JP2003120913 A JP 2003120913A JP 2001345387 A JP2001345387 A JP 2001345387A JP 2001345387 A JP2001345387 A JP 2001345387A JP 2003120913 A JP2003120913 A JP 2003120913A
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JP
Japan
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door
drum box
combustion chamber
waste
incinerator
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Application number
JP2001345387A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kubota
等 久保田
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Daito KK
Original Assignee
Daito KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】外気を遮断した状態で、定量ずつ廃棄物を燃焼
室に投入することができ、安定燃焼をさせて黒煙やダイ
オキシン類の発生を抑える小型焼却炉を提供する。 【解決手段】焼却炉の親扉の中央に長方形の開口部を設
け、その開口部にスッポリと嵌まる長方形の子扉を取り
付ける。子扉はその天地の中央に通したシャフトを中心
として縦方向に回転する。子扉はその前面を、子扉の回
転軌跡に合わせた半円筒カマボコ状のドラムボックスで
覆われている。ドラムボックスの前面上部には、取手の
付いたボックスフタがあり、廃棄物を投入する時に開閉
する。ドラムボックスの右側にあるハンドルを回転する
ことによりシャフトで連結された子扉がドラムボックス
内で回転し、廃棄物を外気と遮断した状態のまま投入す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】現在、焼却能力が1時間当り200kg未
満の小型焼却炉は、投入扉を開けたまま廃棄物を燃焼室
へ投入するものがほとんどである。 【0002】焼却能力が1時間当り200kg以上の焼
却炉は、プッシャー式や回転スクリュー式などのよう
に、外気と遮断された状態で、動力を使い連続的に廃棄
物を燃焼室へ供給する機械式の投入装置が使われている
ものが多い。 【0003】焼却炉は、燃焼中に廃棄物を燃焼室へ投入
するために、投入扉を開けると、外気が燃焼室へ流入
し、燃焼室の温度を下げ、また過剰に酸素が供給され燃
焼室の燃焼バランスが崩れ、黒煙やダイオキシン類が発
生しやすくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本考案は、焼却能力1
時間当り200kg未満の小型焼却炉において、外気を
遮断した状態で定量ずつ廃棄物を投入することができる
回転扉構造の投入装置を備えることにより、廃棄物を投
入する際に外気が燃焼室へ流入することを防ぎ安定燃焼
をさせて黒煙やダイオキシン類の発生を抑え、廃棄物の
適切な焼却処理を図ることを課題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本考案の構造は次のとお
りである。親扉1は向かって右側に上下に支点2があ
り、その支点2を中心に左側から右側へ開く。親扉1の
中央部に長方形の開口部を設け、その開口部にピッタリ
と嵌る子扉3がある。子扉3は、燃焼室13側の片面は
耐火材が施されていて、ドラムボックス6側の片面は鉄
材となっており燃焼室13の温度が外側へ伝わることを
防いでいる。また、ドラムボックス6側の片面中央には
シャフト4を通すシャフトパイプ5が水平方向に溶接に
より取り付けられており、シャフト4を中心に縦方向に
回転するようになっている。親扉1の前面には、子扉3
を覆うようにドラムボックス6が取り付けられている。
ドラムボックス6は、子扉3の縦方向の回転運動の軌跡
に合わせ、円筒型を半分にしたカマボコ状の形をしてい
る。ドラムボックス6の正面上部に投入用の開口部があ
り、開口部を覆うボックスフタ7が上部を蝶番で取り付
けられており、右縁中央に取り付けられた取手8によっ
て開閉することができる。 【0006】シャフト4は親扉1の左右両端のシャフト
受9と子扉3のシャフトパイプ5を通りドラムボックス
6の右外側のハンドル10に繋っている。ハンドル10
を回転させることにより、子扉3がドラムボックス6内
で回転し子扉3の上半分は手前ドラムボックス6方向へ
回転し、ドラムボックス6内の一時収納されていた廃棄
物を下へ押すと同時に、子扉3の下半分は向う燃焼室1
3方向へ回転しドラムボックス5と燃焼室13との間が
開き、ドラムボックス6に一時収納されていた廃棄物は
燃焼室13へ投入される。子扉3はシャフト4に取り付
けられた左側のストップピン11により通常時は耐火材
の面を燃焼室13へ向け垂直を保っており、また投入時
には、右側のストップピン12により廃棄物を押し込む
のに必要な位置まで回転し停止するようになっている。 【0007】ドラムボックス6とボックスフタ7は、同
一曲面で制作されているため、ピッタリと重なってお
り、またシャフト4を通すためのドラムボックス6の左
右両側の切り欠き箇所は、左右のシャフト受9が密着し
てすき間を防いでいるため、ボックスフタ7を閉じてい
る時には、ドラムボックス16内への外気の流入はな
い。ボックスフタ7を開けている時にも、親扉1の開口
部と子扉3とは、ピッタリと嵌っているため、燃焼室1
3への外気の流入はほとんどない。 【0008】 【投入動作の説明】本考案の投入装置を使って焼却炉へ
廃棄物を投入する時は次の手順で行う。 ドラムボックス6の右側にある取手8を上に引き上げ
ボックスフタ7を開ける。 ドラムボックス6の投入口からドラムボックス6内へ
廃棄物を投入する。(図4参照) 取手8を下に降ろし、ボックスフタ7を閉じる。 ハンドル10を手前に回転させると、シャフト4に接
合された子扉3がシャフト4を中心にして、上半分が手
前ドラム方向に、下半分が向う側燃焼室13方向へ回転
する。 子扉3の上半分は、ドラムボックス6内へ一時収納さ
れた廃棄物を手前から下方向へ押し、それと同時に子扉
3の下半分は、ドラムボックス6と燃焼室13との開口
部を開ける。(図5参照) 子扉3が回転し、回転角度が90°を越えると子扉3
の上半分は廃棄物を下方向から燃焼室13方向へ押し出
し投入されることになる。さらに子扉3が回転し回転角
度180°を越えると廃棄物は全て燃焼室13へ投入さ
れることになる。(図6参照) ハンドル10は右側ストップピン12の働きで下向き
回転角度180°を過ぎた位置で停止する。それと同時
に子扉3も回転角度180°を過ぎた位置で停止する。
(図10参照) 廃棄物の投入が終わったあとは、子扉3の金属面を燃
焼室13の高熱から保護するため、速やかにハンドル1
0を元の位置に戻す。ハンドル10は左側ストップピン
11の働きで当初の位置で停止する。(図9参照)その
時には、子扉3も耐火面を燃焼室13側へ垂直に向けた
当初の状態となり停止する。 さらに追加投入する時には、〜の同一手順を繰り
返す。 【0009】 【発明の効果】焼却能力1時間当り200kg未満の小
型焼却炉に、本考案の投入装置を装備すると、外気と遮
断された状態で、定量ずつ廃棄物を燃焼室に投入するこ
とができるようになるため燃焼中に外気が燃焼室に流入
することが無く、黒煙やダイオキシン類の発生を抑え、
廃棄物を適正に焼却処理することができる。 【0010】小型焼却炉は、全国の多数の事業所で使用
され、産業廃棄物の適正処理と減量化に大きく寄与して
いる。平成13年3月26日公布の「廃棄物の処理及び
清掃に関する法律施行規則の一部を改正する省令」によ
ると、「外気と遮断された状態で定量ずつ廃棄物を燃焼
室に投入することができるものであること。」とされて
おり、平成14年12月1日施行され、全ての焼却炉に
適用されることとなる。現在、焼却能力1時間当り20
0kg未満の小型焼却炉では、このような投入装置を装
備したものはほとんどなく法施行後においても、小型焼
却炉を継続して使用していくことが困難となる。本考案
の投入装置は既設の焼却炉にも扉の交換をするだけで簡
単に取り付けることができ、又焼却炉本体の価格と比較
しても適切な価格アップで供給できるため、投入装置を
装備した焼却炉への買い換えが可能であり、今後も小型
焼却炉を使用して廃棄物の排出事業所ごとの適正処理や
減量化を維持することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】は、廃棄物焼却炉の平面図である。 【図2】は、廃棄物焼却炉の側面断面図である。 【図3】は、廃棄物焼却炉の正面図である。 【図4】は、投入装置の投入動作の途中の側面断面図で
ある。(ボックフタを開け廃棄物を投入したところ) 【図5】は、投入装置の投入動作の途中の側面断面図で
ある。(ボックスフタを閉じ子扉を半分ほど回転させた
ところ) 【図6】は、投入装置の投入動作完了時の側面断面図で
ある。 【図7】は、子扉を右前方より見た図である。 【図8】は、親扉を右前方より見た図である。 【図9】は、左側ストップピンの構造図である。 【図10】は、右側ストップピンの構造図である。 【符号の説明】 1 親扉 2 支点 3 子扉 4 シャフト 5 シャフトパイプ 6 ドラムボックス 7 ボックスフタ 8 取手 9 シャフト受 10 ハンドル 11 左側のストップピン 12 右側のストップピン 13 燃焼室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】外気を遮断した状態で、定量ずつ廃棄物を
    燃焼室に投入することができる回転扉構造の投入装置を
    備えた廃棄物焼却炉。
JP2001345387A 2001-10-05 2001-10-05 外気遮断した回転扉構造の投入装置を備えた廃棄物焼却炉 Pending JP2003120913A (ja)

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ID=19158726

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100661859B1 (ko) 2005-03-12 2007-01-09 강림중공업 주식회사 선박용 소각기
CN105090982A (zh) * 2014-06-13 2015-11-25 池州中宏运环保设备有限公司 一种可转动炉门装置
US10302297B2 (en) * 2015-07-15 2019-05-28 Sec Elevator Co., Ltd. Smokeless incinerator and system using same

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CN105090982A (zh) * 2014-06-13 2015-11-25 池州中宏运环保设备有限公司 一种可转动炉门装置
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