JPH11248060A - フレキシブルチューブ用継手装置 - Google Patents

フレキシブルチューブ用継手装置

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JPH11248060A
JPH11248060A JP5258498A JP5258498A JPH11248060A JP H11248060 A JPH11248060 A JP H11248060A JP 5258498 A JP5258498 A JP 5258498A JP 5258498 A JP5258498 A JP 5258498A JP H11248060 A JPH11248060 A JP H11248060A
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JP
Japan
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retainer
flexible tube
push ring
ring
pressing
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Application number
JP5258498A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Takahashi
慎介 高橋
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Kazuya Samura
一也 佐村
Hideo Hirabayashi
秀雄 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し輪の小径部の先端部がリテーナの押圧部
に接触した状態で押し輪を回転させると、リテーナが押
し輪とともに回転し、フレキシブルチューブにもこの回
転力が伝わり、フレキシブルチューブの突出端部が、リ
テーナの押圧部の爪部と筒状本体の当接面との間で圧潰
されたときには、フレキシブルチューブに不要なねじれ
が働いている。 【解決手段】 筒状本体11に螺進する押し輪19に取
付けられるリテーナ26を備え、このリテーナ26を合
成樹脂で形成するとともに、押し輪19の小径部外周に
形成した係止溝21に係合する係止突起29を形成し、
リテーナ26を押し輪19に取付けた際に、小径部19
Bの先端面19bと押圧部30の後端面30bとの間に
隙間32を設けたことにより、押し輪19を螺進させた
際に、リテーナ26が押し輪19とともに供回りするの
を防止し、フレキシブルチューブ38のよじれを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス配管に使用さ
れるフレキシブルチューブ用継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス配管に使用されるフレキシブ
ルチューブ用継手装置には、図7および図8に示すよう
な構成のものが知られている。
【0003】同図に示すように、このフレキシブルチュ
ーブ用継手装置には、ガス管体52に螺着される筒状本
体51が設けられ、この筒状本体51の内部には金属製
の押し輪54が螺合され、その先端には、リング状のリ
テーナ55が嵌着されている。
【0004】また、ガスが外部に漏れるのを防止するた
めのシールリング61が、押し輪54の小径部19Bと
大径部19Aの連続部に嵌合され、押し輪54の途中に
は雄ねじ部54aが形成され、筒状本体51の途中には
雌ねじ部51aが形成されている。
【0005】なお、リテーナ55は、内端に複数の弾性
突片58を分割形成した金属製の押圧部62と、この押
圧部62に外嵌して小径部19Bに形成した係止溝63
に係止する係止突起64を有する嵌着部65とから構成
され、前記各弾性突片58には、フレキシブルチューブ
56の外周の谷部に係合する爪部60が形成されてい
る。
【0006】このように構成されたフレキシブルチュー
ブ用継手装置において、嵌着部65の係止突起64を小
径部19Bの係止溝63に係止して押し輪54にリテー
ナ55を取付け、フレキシブルチューブ56の先端部が
1山分だけ突出した状態で押し輪54を螺進、すなわち
回転させることにより、押し輪54の小径部19Bの先
端部がリテーナ55の押圧部62を押圧し、フレキシブ
ルチューブ56の突出端部が、リテーナ55の押圧部6
2の爪部60と筒状本体51の当接面53との間で圧潰
されて当接面53に密着し、また、シールリング61の
断面が変形してガス漏れを防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
フレキシブルチューブ用継手装置において、押し輪54
を螺進させてガス管体52とフレキシブルチューブ56
とを継ぐ際には、予め嵌着部65の係止突起64を小径
部19Bの係止溝63に係止して押し輪54にリテーナ
55を取付けておくが、このとき、押し輪54の小径部
19Bの先端部がリテーナ55の押圧部62に接触した
状態で押圧する。
【0008】しかし、押し輪54およびリテーナ55の
押圧部62は金属製であるため、摩擦力も大きく、従っ
て、このように押し輪54の小径部19Bの先端部がリ
テーナ55の押圧部62に接触した状態で押し輪54を
回転させると、リテーナ55も押し輪54とともに回転
(供回り)し、フレキシブルチューブ56にもこの回転
力が伝わり、フレキシブルチューブ56の突出端部が、
リテーナ55の押圧部62の爪部60と筒状本体51の
当接面53との間で圧潰されたときには、フレキシブル
チューブ56に不要なねじれが働いた状態となってしま
い、フレキシブルチューブ56が傷み易かった。
【0009】そこで、本発明は、上記課題を解決し得る
フレキシブルチューブ用継手装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、ガス管体に一側が取付けられる筒
状本体と、この筒状本体に他側から取付けられる押し輪
と、この押し輪の内端部に取付けられるリテーナとを備
え、押し輪は、筒状本体の他側から挿入される小径部と
この小径部に連設された大径部とから構成され、リテー
ナは、押し輪から所定量だけ突出させたフレキシブルチ
ューブの突出部を、筒状本体の内部に形成した当接面に
押圧する爪部を有する環状の押圧部と、合成樹脂により
環状に形成されて押圧部に嵌合する拡径可能な嵌着部と
を備え、嵌着部に、押し輪の小径部の先端部外周に形成
した係止溝に外側から係止する係止突起が形成され、押
し輪を螺進させることによりリテーナを押して、フレキ
シブルチューブの突出部を爪部と当接面との間で密着さ
せるようにし、リテーナの係止突起を押し輪の小径部の
係止溝に係止した際に、小径部の先端面と押圧部の後端
面との間に隙間を有するように構成している。
【0011】上記構成によれば、リテーナの係止突起を
押し輪の小径部の係止溝に係止するようにして取付け、
押し輪を螺進させたとき、小径部の先端面と押圧部の後
端面との間に隙間があり、嵌着部は合成樹脂で形成され
ているため、嵌着部と押し輪の接触面同士が滑って、リ
テーナが押し輪とともに回転するのを防止でき、フレキ
シブルチューブの突出部が爪部と当接面との間で密着さ
れるまでに、小径部の先端面と押圧部の後端面との間の
隙間が減少し、小径部の先端面と押圧部の後端面とが接
触する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係
るフレキシブルチューブ用継手装置は、図1に示すよう
に、管体(ガス管)13と、フレキシブルチューブ38
とに介装される筒状本体11が設けられ、この筒状本体
11は、一端外周の雄ねじ部12において、管体13に
螺着され、その他端側内周には、雌ねじ部14が形成さ
れている。
【0013】筒状本体11内の中央部には、円環状の当
接面15が形成され、その外周に形成した溝部16内に
は、シールリング17が嵌着されている。なお、筒状本
体11の内周面には、雌ねじ部14と溝部16との間に
おいてテーパ面が形成されており、その内周は溝部16
に向かって次第に小さく形成されている。
【0014】前記フレキシブルチューブ38は、金属よ
りなる蛇腹状の管本体39と、この管本体39の外周に
被覆された外被体40とから構成され、管本体39の先
端部を当接面15に圧接するための筒状の押し輪19が
設けられ、この押し輪19の小径部19B外周に、前記
筒状本体11の雌ねじ部14に螺合する雄ねじ部20が
形成され、その内端部には、管本体39の先端部を当接
面15に押圧するためのリテーナ26が配置されてい
る。押し輪19の大径部19A内周に内周溝部22が形
成され、この内周溝部22内にはパッキン23が嵌着さ
れている。
【0015】図2に示すように、前記リテーナ26は、
合成樹脂によりリング状に形成された合成樹脂製の嵌着
部(拡径可能に形成されている)27と、この嵌着部2
7の内端に、溝部34を介して分割して形成された複数
(4個)の弾性突片28を有する金属製の押圧部30と
からなる。
【0016】そして、各弾性突片28の内端には、爪部
31が中心に向かって突出形成され、前記嵌着部27の
内周面に係止突起29が形成され、この係止突起29が
小径部19Bの外周に形成した係止溝21に係合するこ
とにより、リテーナ26が押し輪19に保持され、係止
突起29を押し輪19の小径部19Bの係止溝21に係
止した際に、小径部19Bの先端面19bと押圧部30
の後端面30bとの間に隙間32を有している。
【0017】また、図4に示すように、筒状本体11
と、押し輪19の大径部19Aとの突き合わせ端面間
に、外部からの水の浸入を防止するとともに、フレキシ
ブルチューブ38から漏れ出たガスを端面間から外部へ
逃がすための環状体25が圧着され、この環状体25に
は、例えば不織布や連続気泡質(「連続多孔質」ともい
う)の合成樹脂(例えばポリエチレンやポリプロピレン
など)が用いられる。
【0018】同図に示すように、押し輪19および筒状
本体11に、押し輪19の螺進によって互いに当接して
圧着時の環状体25の厚みを設定するための厚み設定面
42が設けられ、この厚み設定面42は、押し輪19側
に設けた第一圧接面19aと筒状本体11側に設けた第
二圧接面11aとから成り、第一圧接面19aは、押し
輪19の雄ねじ部20の大径部19A側に形成され、第
二圧接面11aは、筒状本体11の雌ねじ部14と、押
し輪19の螺進時に環状体25を密着するためのシール
用溝35との間に形成されている。
【0019】第一圧接面19aは、押し輪19の軸心方
向に対する垂直面内に配置され、第二圧接面11aは、
筒状本体11の軸心方向に対する垂直面内に配置され、
第一圧接面19aと第二圧接面11aとが圧接した際
に、フレキシブルチューブ38から漏れ出たガスを端面
間に向けて逃がすための隙間47が設けられ、第一圧接
面19aおよび第二圧接面11aは、圧着時の環状体2
5の厚みを設定する位置に形成されている。
【0020】また、管本体39の端部から所定山数(4
山分)だけ外被体40を剥離した状態でフレキシブルチ
ューブ38が押し輪19内に挿通される。このとき、管
本体39の外周の所定の谷部にリテーナ26の爪部31
が係合されるとともに、管本体39の端部がリテーナ2
6の内端から筒状本体11内に所定量(1山分)だけ突
出されている。
【0021】なお、図1および図2の仮想線41に示す
ものは、押し輪19の大径部19Aと筒状本体11の端
面との間に介装されて筒状本体11に押し輪19を螺合
する際に用いられるスペーサで、このスペーサ41は、
合成樹脂により所定の幅に形成されていて、その下部に
は図示しないが一対の弾性挟持片が形成されている。
【0022】そして、このスペーサ41の嵌着により、
筒状本体11に対する押し輪19の螺合位置が所定位置
に規制され、この状態で押し輪19内にフレキシブルチ
ューブ38を挿通したとき、その管本体39の端部をリ
テーナ26の内端から1山分だけ確実に突出させること
ができる。
【0023】次に、フレキシブルチューブ用継手装置を
用いて、管体13にフレキシブルチューブ38を継ぐ手
順を説明する。まず、管体13に筒状本体11を螺合
し、続いて筒状本体11に押し輪19を用いてフレキシ
ブルチューブ38を接続する。この場合、押し輪19の
内端部にリテーナ26を取付けておくが、このとき、リ
テーナ26の嵌着部27に形成した係止突起29を係止
溝21に嵌合するよう押し込むことにより、一旦嵌着部
27が拡径し、係止突起29が係止溝21に嵌合し、リ
テーナ26が押し輪19に容易に保持される。このと
き、小径部19Bの先端面19bと押圧部30の後端面
30bとの間に隙間32が生じている。
【0024】次に、押し輪19の外周にスペーサ41
を、一対の弾性挟持片の弾性力に抗して嵌着する。この
状態で、押し輪19の雄ねじ部20を筒状本体11の雌
ねじ部14に螺合すると、押し輪19は、筒状本体11
に対してスペーサ41により規制される所定位置まで螺
入される。
【0025】一方、フレキシブルチューブ38について
は、予め管本体39の端部から所定山数(4山分)だけ
外被体40を剥離しておく。この状態で、フレキシブル
チューブ38を押し輪19内に挿通すると、リテーナ2
6の各弾性突片28が弾性力に抗して拡開変形されなが
ら、管本体39の外周の山部が各爪部31を乗り越え
て、所定の谷部に係合する。そして、管本体39の端部
がリテーナ26の内端から筒状本体11内に、所定量
(1山分)だけ突出する。
【0026】なお、リテーナ26の各弾性突片28は、
拡開方向に弾性変形し易いため、その弾性突片28の長
さを短くしても、押し輪19内へのフレキシブルチュー
ブ38の挿通操作が困難になることはない。従って、継
手装置全体の軸線方向の長さを短くすることができて、
継手装置全体を小型に形成することができる。
【0027】その後、押し輪19の外周からスペーサ4
1を取外し、環状体25(例えば1mmの厚みに形成し
ておく)を押し輪19に取付け、(環状体25は予め小
径部19Bに外嵌しておいてもよい)、押し輪19を筒
状本体11に対して螺進させる。
【0028】このとき、係止突起29を介してリテーナ
26が押し輪19によって筒状本体11に対して押圧さ
れるが、係止突起29は合成樹脂で形成されているの
で、押し輪19を筒状本体11に対して螺進させても、
係止突起29と係止溝21の壁面とが滑り、従って、リ
テーナ26全体が押し輪19とともに回転することはな
く、管本体39がねじれるのを防止することができ、フ
レキシブルチューブ38が傷むのを予め防止することが
できる。
【0029】また、押し輪19の螺進に伴い、管本体3
9の突出端部が爪部31と筒状本体11の当接面15と
の間で圧潰され、この圧潰部分の端面が筒状本体11の
当接面15に密着されるとともに、圧潰部分の外周縁が
筒状本体11内のシールリング17に密着される。
【0030】また、押し輪19を螺進させ、管本体39
の突出端部が爪部31と筒状本体11の当接面15との
間で圧潰され始めると、リテーナ26の移動量がわずか
になって、リテーナ26の移動量に対する押し輪19の
移動量が多くなり、従って、隙間32が次第に小さくな
るとともに、押し輪19の螺進力により嵌着部27が拡
径し、管本体39の突出端部が完全に圧潰されると隙間
32がなくなり、小径部19Bの先端面19bが押圧部
30の後端面30bを押圧した状態となる。
【0031】また一方で、押し輪19を螺進すると、第
一圧接面19aと第二圧接面11aとが圧接し、第一圧
接面19aと第二圧接面11aとが圧接した状態で環状
体25が80%の厚み(例えば0.8mm)にまで圧縮
され、筒状本体11と押し輪19の大径部19Aとの突
き合わせ端面間に環状体25が圧着される。
【0032】そして、第一圧接面19aは、押し輪19
の軸心方向に対する垂直面内に配置され、第二圧接面1
1aは、筒状本体11の軸心方向に対する垂直面内に配
置されているので、押し輪19を強く螺進したとして
も、筒状本体11に拡径方向の力が働くことがなく、従
って、筒状本体11の変形がなく、もって筒状本体11
の経時劣化を確実に防止することができる。
【0033】上記のようにして、管体13にフレキシブ
ルチューブ38を継ぐようにするものである。ところ
で、場合によっては、圧潰部分の外周縁が筒状本体11
内のシールリング17にうまく密接されない場合も考え
られ、このとき、ガスが筒状本体11の雌ねじ部14と
押し輪19の雄ねじ部12との螺合部分を通過して、筒
状本体11の外部へ漏れ出ようとする。
【0034】そしてこのような場合、第一圧接面19a
と第二圧接面11aとが圧接した際に、隙間47から、
フレキシブルチューブ38から漏れ出たガスが端面間に
向けて逃げ、漏れ出たガスはその圧力(内圧)により、
環状体25内を浸透して筒状本体11の外部へ漏れ出
る。
【0035】そして、本発明の実施の形態では、圧着時
の環状体25の厚みを設定するための厚み設定面42を
設け、押し輪19の螺進によって、第一圧接面19aと
第二圧接面11aとが圧接して、圧着時の環状体25の
厚みが設定されるので、環状体25を圧縮し過ぎたりあ
るいは逆に圧縮が不足したりすることがなく、外部から
の水の浸入を確実に防止するとともに、フレキシブルチ
ューブ38から漏れ出たガスを端面間から確実に外部へ
逃がすことができる。
【0036】従って、管体13とフレキシブルチューブ
38とを接続した際に、即座にガス漏れを検知すること
ができ、安全な継手を提供することができる。また本装
置を家屋の壁に沿って鉛直方向で使用するような場合、
水滴は押し輪19の大径部19Aの縁部から筒状本体1
1側へ落下するので、押し輪19の大径部19Aの端面
と筒状本体11の端面との突き合わせ部分からは水は浸
入しにくいが、仮に浸入してこようとした場合でも、筒
状本体11と押し輪19の大径部19Aとの突き合わせ
端面間で環状体25を圧着しており、浸入しようとする
水の水圧は大きいものではないので、筒状本体11内に
その水が浸入するのを防止できる。
【0037】ところで、フレキシブルチューブ38の取
付けのために、外被体40に釘やビスなどの取付け具
(図示せず)を挿通する場合があり、このとき仮に取付
け具が管本体39に到達してしまった場合、外被体40
は合成樹脂であるためにガスが漏れないが、管本体39
は金属製であるため、この破損箇所からガスが漏れる。
【0038】そして管本体39から漏れたガスの一部
は、押し輪19と外被体40との隙間を通って、内周溝
部16に到るが、パッキン23によって外部へ漏れ出る
のは阻止される。
【0039】しかし、この漏れたガスの一部は、リテー
ナ26と押し輪19との取付け部分、筒状本体11と押
し輪19との螺合部分を通過して上記と同様にして筒状
本体11の外部へ漏れ出る。従って、このようにフレキ
シブルチューブ38を取付ける際に、管本体39に破損
箇所が生じた場合であっても、ガス漏れを検知すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上の発明から明らかな通り、本発明
は、筒状本体に他側から取付けられる押し輪と、この押
し輪の内端部に取付けられるリテーナとを設け、このリ
テーナは、押し輪から所定量だけ突出させたフレキシブ
ルチューブの突出部を、筒状本体の内部に形成した当接
面に押圧する爪部を有する環状の押圧部と、合成樹脂に
より環状に形成されて押圧部に嵌合する拡径可能な嵌着
部とを備え、リテーナの係止突起を押し輪の小径部の係
止溝に係止した際に、小径部の先端面と押圧部の後端面
との間に隙間を有するようにしたので、押し輪を筒状本
体に対して螺進させても、係止突起と係止溝の壁面とが
滑り、従って、リテーナ全体が押し輪とともに回転する
ことはなく、フレキシブルチューブがねじれるのを防止
して、傷みの発生を予め防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す継手装置の全体構成
を示す半断面図である。
【図2】同じくスペーサを取付けた状態の部分拡大断面
図である。
【図3】同じくスペーサを取外した状態の部分拡大断面
図である。
【図4】同じく押し輪を螺進して管本体の突出端部を圧
潰した状態の断面図である。
【図5】同じく拡大断面図である。
【図6】同じく押し輪を螺進した後の一部拡大断面図で
ある。
【図7】従来の継手装置の押し輪を螺進する前の全体構
成半断面図である。
【図8】同じく押し輪を螺進して管本体の突出端部を圧
潰した状態の半断面図である。
【符号の説明】
11 筒状本体 11a 第二圧接面 14 筒状本体の雌ねじ部 17 シールリング 19 押し輪 19a 第一圧接面 19A 押し輪の小径部 19B 押し輪の大径部 20 押し輪の雄ねじ部 21 係止溝 25 環状体 26 リテーナ 29 係止突起 32 隙間 38 フレキシブルチューブ 42 厚み設定面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000231121 日本鋼管継手株式会社 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 (72)発明者 高橋 慎介 大阪府大阪市此花区酉島3丁目17−5−12 (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 佐村 一也 岐阜県山県郡美山町富永57番地の2 株式 会社オンダ製作所内 (72)発明者 平林 秀雄 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス管体に一側が取付けられる筒状本体
    と、この筒状本体に他側から取付けられる押し輪と、こ
    の押し輪の内端部に取付けられるリテーナとを備え、押
    し輪は、筒状本体の他側から挿入される小径部とこの小
    径部に連設された大径部とから構成され、リテーナは、
    押し輪から所定量だけ突出させたフレキシブルチューブ
    の突出部を、筒状本体の内部に形成した当接面に押圧す
    る爪部を有する環状の押圧部と、合成樹脂により環状に
    形成されて押圧部に嵌合する拡径可能な嵌着部とを備
    え、嵌着部に、押し輪の小径部の先端部外周に形成した
    係止溝に外側から係止する係止突起が形成され、押し輪
    を螺進させることによりリテーナを押し、フレキシブル
    チューブの突出部を爪部と当接面との間で密着させるよ
    うにしたフレキシブルチューブ用継手装置であって、リ
    テーナの係止突起を押し輪の小径部の係止溝に係止した
    際に、小径部の先端面と押圧部の後端面との間に隙間を
    有するようにしたことを特徴とするフレキシブルチュー
    ブ用継手装置。
JP5258498A 1998-03-05 1998-03-05 フレキシブルチューブ用継手装置 Pending JPH11248060A (ja)

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JP5258498A JPH11248060A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 フレキシブルチューブ用継手装置

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