JPH10148284A - フレキシブル管用継手装置 - Google Patents

フレキシブル管用継手装置

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JPH10148284A
JPH10148284A JP30856296A JP30856296A JPH10148284A JP H10148284 A JPH10148284 A JP H10148284A JP 30856296 A JP30856296 A JP 30856296A JP 30856296 A JP30856296 A JP 30856296A JP H10148284 A JPH10148284 A JP H10148284A
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annular
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flexible pipe
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Shinsuke Takahashi
慎介 高橋
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Nobuhiko Hayashi
延彦 林
Kazuya Samura
一也 佐村
Hideo Hirabayashi
秀雄 平林
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Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手装置では、円形断面のシールリングが変
形してシールしている状態であるので、ガスがシール用
溝から外部へ漏れるのが阻止される状態となっており、
ガス管体とフレキシブル管とを継いだ際にガス漏れが検
出できない。 【解決手段】 圧着時の環状体25の厚みを設定するた
めの厚み設定部42が設けられ、押し輪19の螺進によ
って、環状当接突起44の係合面46と環状当接溝43
の被係合面45とが係合して圧着時の環状体25の厚み
が設定されるように構成したので、環状体25を圧縮し
過ぎたりあるいは逆に圧縮が不足したりすることがな
く、この圧縮された環状体25によって外部からの水の
浸入を確実に防止するとともに、フレキシブル管から漏
れ出たガスを端面間から確実に外部へ逃がすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス配管に使用さ
れるフレキシブル管用継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス配管に使用されるフレキシ
ブル管用継手装置には、図7に示すような構成のものが
知られている。
【0003】すなわち、筒状本体51はガス管体52に
螺着され、筒状本体51の内部には、当接面53が形成
されている。そして、筒状本体51内に押し輪54が螺
合され、その内部にはリング状のリテーナ55が嵌着さ
れている。
【0004】押し輪54内に、フレキシブル管56が、
外被体57を所定山数(通常は4山分)だけ剥離した状
態で挿通され、その先端部がリテーナ55内の内端から
筒状本体51内に所定数(1山分)だけ突出されてい
る。
【0005】リテーナ55の内端には複数の弾性突片5
8が分割形成され、各弾性突片58内には、金属製のイ
ンサート59がそれぞれ埋設形成され、これらのインサ
ート59には、フレキシブル管56の外周の谷部に係合
する爪部60が形成されている。
【0006】このように形成されたフレキシブル管用継
手装置には、ガスが継手外部に漏れるのを防止するため
の断面円形のシールリング61が設けられ、このシール
リング61は、押し輪54の雄ねじ部54aの基部に嵌
合され、筒状本体51の雌ねじ部51a側端部には、押
し輪54の螺進時にシールリング61を密着するための
シール用溝62が形成されている。
【0007】このように構成されたフレキシブル管用継
手装置において、フレキシブル管56の先端部が1山分
だけ突出した状態で押し輪54を螺進させることによ
り、フレキシブル管56の突出端部が、リテーナ55の
爪部60と筒状本体51の当接面53との間で圧潰され
て当接面53に密着する。またシールリング61はシー
ル用溝62内で断面が変形してガス漏れを防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフレキシブ
ル管用継手装置において、押し輪54を螺進させてガス
管体52とフレキシブル管56とを継いだ際に、フレキ
シブル管56の突出端部が、リテーナ55の爪部60と
筒状本体51の当接面53との間でうまく圧潰されない
場合がある。
【0009】この場合、ガスが雄ねじ部54a、雌ねじ
部51aの螺合部やインサート59間を通ってシール用
溝62から外部に漏れようとする状態になるが、上記フ
レキシブル管用継手装置では、円形断面のシールリング
61が変形してシールしている状態であるので、ガスが
シール用溝62から外部に漏れるのが阻止されている状
態となっており、ガス管体52とフレキシブル管56と
を継いだ際にガス漏れが検出できない。
【0010】しかし、長期の使用により、シールリング
61が次第に劣化してクラックなどが生じると、その部
分からガスが漏れ出し、危険であるといった課題があ
る。そこで本発明は、上記課題を解決し得るフレキシブ
ル管用継手装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、ガス管体に一側が取付けられる筒
状本体と、この筒状本体に他側から取付けられる押し輪
と、この押し輪の内端に取付けられ、押し輪内に挿通さ
れたフレキシブル管の外周の谷部に係合可能な爪部を有
するリテーナとを備え、フレキシブル管をリテーナの内
端から筒状本体内に所定量だけ突出させた状態で押し輪
を推進させることにより、押し輪に挿通されたフレキシ
ブル管の突出部を、爪部と筒状本体の内部に形成した当
接面に密着させるように構成し、押し輪は、筒状本体の
他側から挿入される小径部とこの小径部に連設された大
径部とから構成され、筒状本体と押し輪の大径部の突き
合わせ端面間に、外部からの水の浸入を防止するととも
に、フレキシブル管から漏れ出たガスを端面間から外部
へ逃がすための環状体が圧着され、筒状本体の他側内周
面と押し輪の小径部外周面に、押し輪の推進によって互
いに係合して圧着時の環状体の厚みを設定するための係
合面が形成されている。
【0012】この構成によれば、フレキシブル管をリテ
ーナの内端から筒状本体内に所定量だけ突出させた状態
で押し輪を推進させることにより、押し輪に挿通された
フレキシブル管の突出部を、爪部と筒状本体の内部に形
成した当接面に密着させ、押し輪の推進によって筒状本
体の他側内周面と押し輪の小径部外周面に設けた係合面
を互いに係合させると、環状体が、外部からの水の浸入
を防止するとともにフレキシブル管から漏れ出たガスを
端面間から外部へ逃がすことのできる厚みに圧縮され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係
るフレキシブル管用継手装置は、図1に示すように、管
体(ガス管)13と、フレキシブル管38とに介装され
る筒状本体11が設けられ、この筒状本体11は、一端
外周の雄ねじ部12において、管体13に螺着され、そ
の他端内周には、雌ねじ部14が形成されている。
【0014】筒状本体11内の中央部には、円環状の当
接面15が形成され、その外周に形成した溝部16内に
は、シールリング17が嵌着されている。筒状本体11
の内周面には、雌ねじ部14と溝部16との間において
テーパ面が形成されており、その内周は溝部16に向か
って次第に小さく形成されている。
【0015】後述の管本体39の先端部を当接面15に
圧接するための筒状の押し輪19が設けられ、この押し
輪19の小径部19B外周に、前記筒状本体11の雌ね
じ部14に螺合する雄ねじ部20が形成され、その内端
部には、管本体39の先端部を当接面15に押圧するた
めのリテーナ26が配置され、押し輪19の小径部19
B内端部に環状の係止突起29が係止する係止溝21が
形成され、押し輪19の大径部19A内周に内周溝部2
2が形成され、この内周溝部22内にはパッキン23が
嵌着されている。
【0016】図5に示すように、前記リテーナ26は、
合成樹脂によりリング状に形成された嵌着部27と、こ
の嵌着部27の内端に分割して突出形成された複数(4
個)の弾性突片28とからなり、嵌着部27の内周面に
前記係止突起29が形成され、この係止突起29が係止
溝21に係合することにより、リテーナ26が押し輪1
9の内端外周に係止保持されている。
【0017】前記リテーナ26の各弾性突片28内に、
図6に示すような金属板よりなるインサート30が埋設
され、これらインサート30の内端には、爪部31が中
心に向かって突出形成され、各インサート30は、すり
割り部32を介してほぼ円筒状に配置されるように、薄
板状の連結片33により拡開可能に一体的に形成され、
各インサート30の内周面に溝部34が形成されてい
る。
【0018】そしてリテーナ26を形成する際には、合
成樹脂がインサート30のすり割り部32を通して、各
インサート30の外周側から内周側に注入され、さらに
そこから各溝部34内に挿入硬化されて、インサート3
0が弾性突片28内に抜け止め保持される。従って、各
すり割り部32の両側縁には、樹脂層35が形成され
る。
【0019】このようなリテーナ26の弾性突片28の
内端面が押し輪19の内端面との接合面36とされ、リ
テーナ26が押し輪19の内端部の外周に嵌着されたと
き、この接合面36が押し輪19の内端面に接合され
る。
【0020】また筒状本体11と押し輪19の大径部1
9Aとの突き合わせ端面(押し輪19の大径部19Aの
端面は傾斜面に形成されている)間に、外部からの水の
浸入を防止するとともに、フレキシブル管38から漏れ
出たガスを端面間から外部へ逃がすための環状体25が
圧着され、この環状体25には、例えば不織布や連続気
泡質(「連続多孔質」ともいう)の合成樹脂(例えばポ
リエチレンやポリプロピレンなど)が用いられる。
【0021】図2および図3に示すように、押し輪19
および筒状本体11に、押し輪19の螺進によって互い
に当接して圧着時の環状体25の厚みを設定するための
厚み設定部42が設けられ、この厚み設定部42は、押
し輪19の小径部19B外周面の大径部19A側に雄ね
じ部20に連続して形成された環状当接溝43と、筒状
本体11の雌ねじ部14に形成された環状当接突起44
とから構成されている。
【0022】そして、環状当接突起44の斜面が環状当
接溝43の斜面である被係合面45に係合する係合面4
6とされ、この被係合面45は、圧着時の環状体25の
厚みを設定する位置に形成されている。
【0023】前記フレキシブル管38は、金属よりなる
蛇腹状の前記管本体39と、この管本体39の外周に被
覆された合成樹脂製の外被体40とから構成され、管本
体39の端部から所定山数(4山分)だけ外被体40を
剥離した状態でフレキシブル管38が押し輪19内に挿
通される。
【0024】このとき、管本体39の外周の所定の谷部
にリテーナ26の爪部31が係合されるとともに、管本
体39の端部がリテーナ26の内端から筒状本体11内
に所定量(2山分)だけ突出されている。
【0025】図4の仮想線41に示すものは、押し輪1
9の大径部19Aと筒状本体11の端面との間に介装さ
れて筒状本体11に押し輪19を螺合する際に用いられ
るスペーサ41で、このスペーサ41は、合成樹脂によ
り所定の幅に形成されていて、その下部には図示しない
が嵌着凹部および一対の弾性挟持片が形成されている。
【0026】そしてこのスペーサ41の嵌着により、筒
状本体11に対する押し輪19の螺合位置が所定位置に
規制され、この状態で押し輪19内にフレキシブル管3
8を挿通したとき、その管本体39の端部をリテーナ2
6の内端から2山分だけ確実に突出させることができ
る。
【0027】上記のように構成されたフレキシブル管用
継手装置について作用を説明すると、まず筒状本体11
にフレキシブル管38を接続する場合には、押し輪19
の内端部にリテーナ26を取付ける。このとき、リテー
ナ26の各弾性突片28をその弾性力に抗して拡開させ
ながら、リテーナ26を押し輪19の内端部の外周に嵌
着することにより、リテーナ26の取付け作業を容易に
行うことができる。
【0028】その後、押し輪19の外周にスペーサ41
を、一対の弾性挟持片の弾性力に抗して嵌着する。この
状態で、押し輪19の雄ねじ部20を筒状本体11の雌
ねじ部14に螺合すると、押し輪19は、筒状本体11
に対してスペーサ41により規制される所定位置まで螺
入される。
【0029】一方、フレキシブル管38については、予
め管本体39の端部から所定山数(4山分)だけ外被体
40を剥離しておく。この状態で、フレキシブル管38
を押し輪19内に挿通すると、リテーナ26の各弾性突
片28が弾性力に抗して拡開変形されながら、各インサ
ート30の爪部31が管本体39の外周の山部を乗り越
えて、所定の谷部に係合する。そして管本体39の端部
がリテーナ26の内端から筒状本体11内に、所定量
(2山分)だけ突出する。
【0030】このとき、リテーナ26が押し輪19の内
端部の外周に嵌着されているため、リテーナ26の各弾
性突片28は、拡開方向へ容易に弾性変形する。またリ
テーナ26の各弾性突片28の拡開方向に弾性変形し易
いため、その弾性突片28の長さを短くしても、押し輪
19内へのフレキシブル管38の挿通操作が困難になる
ことはない。従って、継手装置全体の軸線方向の長さを
短くすることができて、継手装置全体を小型に形成する
ことができる。
【0031】その後、押し輪19の外周からスペーサ4
1を取外し、環状体25(例えば1mmの厚みに形成し
ておく)を押し輪19の小径部19Bの大径部19A側
に外嵌し(環状体25は予め小径部19Bに外嵌してお
いてもよい)、押し輪19を筒状本体11に対して螺進
させる。
【0032】そうすると、リテーナ26の各弾性突片2
8が筒状本体11内のテーパ面に係合し、自体の弾性力
に抗して縮径方向に変形する。また押し輪19の螺進に
伴い、管本体39の突出端部がインサート30の爪部3
1と筒状本体11の当接面15との間で圧潰され、この
圧潰部分の端面が筒状本体11の当接面15に密着され
るとともに、圧潰部分の外周縁が筒状本体11内のシー
ルリング17に密着される。
【0033】一方で、押し輪19を螺進すると、環状当
接突起44の係合面46と環状当接溝43の被係合面4
5とが係合し、係合面46と被係合面45とが係合した
状態で環状体25が80%の厚み(例えば0.8mm)
にまで圧縮され、筒状本体11と押し輪19の大径部1
9Aとの突き合わせ端面間に環状体25が圧着される。
【0034】ところで、場合によっては、圧潰部分の外
周縁が筒状本体11内のシールリング17にうまく密接
されない場合も考えられ、このとき、ガスが筒状本体1
1の雌ねじ部14と押し輪19の雄ねじ部12との螺合
部分を通過して、筒状本体11の外部へ漏れ出ようとす
る。
【0035】そしてこのような場合、従来のシールリン
グ17ではその断面が円形であったために、ガスがシー
ル用溝から外部へ漏れるのが阻止される状態となってお
り、ガス管体とフレキシブル管38とを継いだ際にガス
漏れが検出できなかったが、本発明の実施の形態によれ
ば、圧潰部分の外周縁が筒状本体11のシールリング1
7にうまく密接されないことにより漏れ出たガスがその
圧力(内圧)により、環状体25内を浸透して筒状本体
11の外部へ漏れ出る。
【0036】そして、本発明の実施の形態では、圧着時
の環状体25の厚みを設定するための厚み設定部42を
設け、押し輪19の螺進によって、環状当接突起44の
係合面46と環状当接溝43の被係合面45とが係合し
て圧着時の環状体25の厚みが設定されるので、環状体
25を圧縮し過ぎたりあるいは逆に圧縮が不足したりす
ることがなく、外部からの水の浸入を確実に防止すると
ともに、フレキシブル管38から漏れ出たガスを端面間
から確実に外部へ逃がすことができる。
【0037】従って、管体13とフレキシブル管38と
を接続した際に、即座にガス漏れを検知することがで
き、安全な継手を提供することができる。また本装置を
家屋の壁に沿って鉛直方向で使用するような場合、水滴
は押し輪19の大径部19Aの縁部から筒状本体11側
へ落下するので、押し輪19の大径部19Aの端面と筒
状本体11の端面との突き合わせ部分からは水は浸入し
にくいが、仮に浸入してこようとした場合でも、筒状本
体11と押し輪19の大径部19Aとの突き合わせ端面
間で環状体25を圧着しており、浸入しようとする水の
水圧は大きいものではないので、筒状本体11内にその
水が浸入するのを防止できる。
【0038】ところで、フレキシブル管38の取付けの
ために、外被体40に釘やビスなどの取付け具(図示せ
ず)を挿通する場合があり、このとき仮に取付け具が管
本体39に到達してしまった場合、外被体40は合成樹
脂であるためにガスが漏れないが、管本体39は金属製
であるため、この破損箇所からガスが漏れる。
【0039】そして管本体39から漏れたガスの一部
は、押し輪19と外被体40との隙間を通って、内周溝
部16に到るが、パッキン23によって外部へ漏れ出る
のは阻止される。
【0040】しかしこの漏れたガスの一部は、インサー
ト30のすり割り部32、筒状本体11と押し輪19と
の螺合部分を通過して上記と同様にして筒状本体11の
外部へ漏れ出る。従って、このようにフレキシブル管3
8を取付ける際に、管本体39に破損箇所が生じた場合
であっても、ガス漏れを検知することができる。
【0041】このように本発明の実施の形態によれば、
圧着時の環状体25の厚みを設定するための厚み設定部
42を設け、押し輪19の螺進によって、環状当接突起
44の係合面46と環状当接溝43の被係合面45とが
係合して圧着時の環状体25の厚みが設定されるので、
環状体25を圧縮し過ぎたりあるいは逆に圧縮が不足し
たりすることがなく、この圧縮された環状体25によっ
て外部からの水の浸入を防止するとともに、フレキシブ
ル管38から漏れ出たガスを端面間から外部へ逃がすこ
とができる。
【0042】従って、長期、短期の使用にかかわること
なく、かつ管体とフレキシブル管38とを接続した際で
あっても、即座にガス漏れを検知することができ、安全
な継手を提供することができる。
【0043】なお、上記実施の形態では、押し輪19の
大径部19Aの端面は傾斜面に形成したが、これに限定
されるものではなく、例えば、大径部19Aの端面に、
環状体25の厚み方向の一部が挿入されるような環状の
溝を形成して、この溝に環状体25の一部を挿入して保
持して押し輪19を螺進するようにしてもよい。この場
合、環状体25が圧縮されても、その一部が溝内に保持
されているので、環状体25の拡径を確実に抑えること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上の発明から明らかな通り、本発明
は、筒状本体と押し輪の大径部の突き合わせ端面間に、
外部からの水の浸入を防止するとともに、フレキシブル
管から漏れ出たガスを端面間から外部へ逃がすための環
状体が圧着され、筒状本体の他側内周面と押し輪の小径
部外周面に、押し輪の推進によって互いに係合して圧着
時の環状体の厚みを設定するための係合面が形成された
ので、押し輪を推進した際に、環状体を圧縮し過ぎたり
あるいは逆に圧縮が不足したりすることがなく、この圧
縮された環状体によって外部からの水の浸入を確実に防
止するとともに、フレキシブル管から漏れ出たガスを端
面間から確実に外部へ逃がすことができ、従って、長
期、短期の使用にかかわることなく、かつガス管体とフ
レキシブル管とを接続した際であっても、即座にガス漏
れを検知することができ、安全な継手を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す継手装置のフレキシ
ブル管の先端部が圧潰された状態の全体断面図である。
【図2】同じく筒状本体と押し輪の螺合状態において環
状当接突起の係合面と環状当接溝の被係合面とが係合し
た状態を示す概略断面図である。
【図3】同じく筒状本体と押し輪の螺合状態において環
状当接突起の係合面と環状当接溝の被係合面とが係合す
る前の状態を示す概略断面図である。
【図4】同じく一部拡大断面図である。
【図5】同じくリテーナの単体斜視図である。
【図6】同じくインサートの単体斜視図である。
【図7】従来の継手装置の全体断面図である。
【符号の説明】
11 筒状本体 14 筒状本体の雌ねじ部 17 シールリング 19 押し輪 19A 押し輪の小径部 19B 押し輪の大径部 20 押し輪の雄ねじ部 25 環状体 26 リテーナ 38 フレキシブル管 43 環状当接溝 44 環状当接突起 45 被係合面 46 係合面 48 環状部材
フロントページの続き (71)出願人 000231121 日本鋼管継手株式会社 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 (72)発明者 高橋 慎介 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 林 延彦 岐阜県山県郡美山町富永57番地の2 株式 会社オンダ製作所内 (72)発明者 佐村 一也 岐阜県山県郡美山町富永57番地の2 株式 会社オンダ製作所内 (72)発明者 平林 秀雄 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス管体に一側が取付けられる筒状本体
    と、この筒状本体に他側から取付けられる押し輪と、こ
    の押し輪の内端に取付けられ、押し輪内に挿通されたフ
    レキシブル管の外周の谷部に係合可能な爪部を有するリ
    テーナとを備え、フレキシブル管をリテーナの内端から
    筒状本体内に所定量だけ突出させた状態で押し輪を推進
    させることにより、押し輪に挿通されたフレキシブル管
    の突出部を、爪部と筒状本体の内部に形成した当接面に
    密着させるようにしたフレキシブル管用継手装置におい
    て、押し輪は、筒状本体の他側から挿入される小径部と
    この小径部に連設された大径部とから構成され、筒状本
    体と押し輪の大径部の突き合わせ端面間に、外部からの
    水の浸入を防止するとともに、フレキシブル管から漏れ
    出たガスを端面間から外部へ逃がすための環状体が圧着
    され、筒状本体の他側内周面と押し輪の小径部外周面
    に、押し輪の推進によって互いに係合して圧着時の環状
    体の厚みを設定するための係合面が形成されたことを特
    徴とするフレキシブル管用継手装置。
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