JPH11246045A - 低温仕分けシステム - Google Patents

低温仕分けシステム

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JPH11246045A
JPH11246045A JP7331898A JP7331898A JPH11246045A JP H11246045 A JPH11246045 A JP H11246045A JP 7331898 A JP7331898 A JP 7331898A JP 7331898 A JP7331898 A JP 7331898A JP H11246045 A JPH11246045 A JP H11246045A
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sorting
cooling
condenser
conveyor
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Kazuhiro Sekiguchi
和弘 関口
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Tokutaro Mase
徳太郎 間瀬
Nobuyuki Masuda
信之 増田
Teruyuki Abe
輝之 阿部
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアを用いて低温物品を仕分ける仕分け
システムにおいて、物品の品質劣化を生じること無く、
作業空間の環境を改善する。 【解決手段】 低温仕分けシステムは、仕分け室1内に
設置されたコンベアを用いて低温物品をカートに仕分け
するものであって、コンベアとの間に所定の作業空間を
存して設置され、当該コンベア側に開口部を有すると共
に、この開口部よりカートが納出自在に収納される冷却
庫7と、圧縮機、仕分け室内に設置された室内凝縮器3
3及び仕分け室外に設置された室外凝縮器の並列回路、
減圧装置及び冷却庫7内に設けられた冷却器14とを順
次環状に配管接続して構成された冷却装置と、冷却庫7
内の温度を検出するセンサと、このセンサの出力に基づ
いて室内凝縮器33に冷媒を流すか、室外凝縮器に冷媒
を流すかを制御する制御装置とを備え、この制御装置
は、センサが検出する冷却庫内温度が低い場合には室内
凝縮器33に冷媒を流し、高い場合には室外凝縮器に冷
媒を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア上を流れ
てくる低温物品をカートに仕分けするための仕分けシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットのプロセス
センターや低温宅配便業者においては、仕分け工場にコ
ンベアを設置すると共に、輸送・配送する食品などの低
温物品を当該コンベアを用いて流し、作業員がコンベア
から低温物品を取り上げて(ピッキング)、例えば行く
先別にカート(ロールパレット或いはコンテナカートな
どと称される)に仕分けする作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、仕分けされ
た低温物品は仕分けが終了するまで比較的長時間カート
内に保持されることになるため、温度上昇によって品質
が劣化してしまう。そこで、従来では工場の仕分け室内
全体を空調装置によって0℃〜+15℃に冷房していた
が、作業員の周囲も低温となるため、夏場でも防寒着を
着用しなければならないなど、劣悪な作業環境となって
いた。
【0004】一方、例えば実開平5−40781号公報
(F25D13/00)には、コンベア上を流れる物品
を直接冷却する凍結装置が示されているが、コンベア上
に低温物品が存在する時間は長くても数十秒であるた
め、係る装置を上述の如き仕分け工場に採用してコンベ
ア上のみを冷やし、室内は常温としたとしても、仕分け
後の品質劣化の防止には殆ど意味を持たない。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、コンベアを用いて低温物
品を仕分ける仕分けシステムにおいて、物品の品質劣化
を生じること無く、作業空間の環境を改善することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の低温仕分けシス
テムは、仕分け室内に設置されたコンベアを用いて低温
物品をカートに仕分けするものであって、コンベアとの
間に所定の作業空間を存して設置され、当該コンベア側
に開口部を有すると共に、この開口部よりカートが納出
自在に収納される冷却庫と、圧縮機、仕分け室内に設置
された室内凝縮器及び仕分け室外に設置された室外凝縮
器の並列回路、減圧装置及び冷却庫内に設けられた冷却
器とを順次環状に配管接続して構成された冷却装置と、
冷却庫内の温度を検出するセンサと、このセンサの出力
に基づいて室内凝縮器に冷媒を流すか、室外凝縮器に冷
媒を流すかを制御する制御装置とを備え、この制御装置
は、センサが検出する冷却庫内温度が低い場合には室内
凝縮器に冷媒を流し、高い場合には室外凝縮器に冷媒を
流すものである。
【0007】本発明によれば、仕分け室内のコンベアと
の間に所定の作業空間を存し、当該コンベア側に開口部
を有して、この開口部よりカートが納出自在に収納され
る冷却庫を設置すると共に、この冷却庫内は冷却装置の
冷却器を設けて冷却するようにしたので、コンベアから
取り上げられ、カートに仕分けされた低温物品をカート
ごと冷却庫内にて保冷することができるようになる。ま
た、仕分け室内には室内凝縮器を設置しているので、こ
の室内凝縮器からの放熱によって仕分け室内を暖房する
ことができるようになる。
【0008】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0009】特に、冷却装置は、圧縮機、前記室内凝縮
器及び仕分け室外に設置された室外凝縮器の並列回路、
減圧装置及び前記冷却器とを順次環状に配管接続して構
成されると共に、冷却庫内の温度を検出するセンサの出
力に基づいて室内凝縮器に冷媒を流すか、室外凝縮器に
冷媒を流すかを制御する制御装置を設け、この制御装置
により、センサが検出する冷却庫内温度が低い場合には
室内凝縮器に冷媒を流し、高い場合には室外凝縮器に冷
媒を流すよう構成しているので、冷却庫内の温度が低い
場合には室内凝縮器にて冷却装置の廃熱を仕分け室内に
放出し、冷却庫内の温度が高い場合には、冷却装置の廃
熱を室外凝縮器にて仕分け室外に放出することができる
ようになる。
【0010】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【0011】請求項2の発明の低温仕分けシステムは、
請求項1の発明に加えて、圧縮機と室内凝縮器及び室外
凝縮器間に介設された三方弁を備えて成るものであり、
制御装置は、この三方弁により各凝縮器への冷媒流通を
制御するものである。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において圧縮機と室内凝縮器及び室外凝縮器間に三方弁
を介設し、制御装置が、この三方弁により各凝縮器への
冷媒流通を制御するようにしたので、冷媒流通の切り換
えを確実且つ円滑に行って的確な温度制御を実現するこ
とができるようになるものである。
【0013】請求項3の発明の低温仕分けシステムは、
請求項1又は請求項2の発明に加えて室内凝縮器と室外
凝縮器の冷媒下流側には、減圧装置側を順方向とする逆
止弁をそれぞれ設けているものである。
【0014】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明において室内凝縮器と室外凝縮器の冷媒下
流側には、減圧装置側を順方向とする逆止弁をそれぞれ
設けたので、何れか一方の凝縮器を出た冷媒が他方の凝
縮器に逆流することが無くなり、温度制御性が一層向上
するものである。
【0015】請求項4の発明の低温仕分けシステムは、
仕分け室内に設置されたコンベアを用いて低温物品をカ
ートに仕分けするものであって、コンベアとの間に所定
の作業空間を存して設置され、当該コンベア側に開口部
を有すると共に、この開口部よりカートが納出自在に収
納される冷却庫と、圧縮機、仕分け室外に設置された室
外凝縮器、仕分け室内に設置された室内凝縮器、減圧装
置及び前記冷却庫内に設けられた冷却器とを順次環状に
配管接続して構成された冷却装置と、室外凝縮器に外気
を通風する送風機と、冷却庫内の温度を検出するセンサ
と、このセンサの出力に基づいて送風機の運転を制御す
る制御装置とを備え、この制御装置は、センサが検出す
る冷却庫内温度が低い場合には送風機を停止若しくは減
速することを特徴とするものである。
【0016】請求項4の発明によれば、仕分け室内のコ
ンベアとの間に所定の作業空間を存し、当該コンベア側
に開口部を有して、この開口部よりカートが納出自在に
収納される冷却庫を設置すると共に、この冷却庫内は冷
却装置の冷却器を設けて冷却するようにしたので、コン
ベアから取り上げられ、カートに仕分けされた低温物品
をカートごと冷却庫内にて保冷することができるように
なる。また、仕分け室内には室内凝縮器を設置している
ので、この室内凝縮器からの放熱によって仕分け室内を
暖房することができるようになる。
【0017】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0018】特に、冷却装置は、圧縮機、仕分け室外に
設置された室外凝縮器、室内凝縮器、減圧装置及び前記
冷却器とを順次環状に配管接続して構成されると共に、
室外凝縮器に外気を通風する送風機と、冷却庫内の温度
を検出するセンサの出力に基づいて送風機の運転を制御
する制御装置とを設け、この制御装置により、センサが
検出する冷却庫内温度が低い場合には送風機を停止若し
くは減速するよう構成しているので、冷却庫内の温度が
低い場合には室外凝縮器による放熱を少なくし、室内凝
縮器にて冷却装置の廃熱をより多く仕分け室内に放出す
ることができるようになる。
【0019】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【0020】請求項5の発明の低温仕分けシステムは、
仕分け室内に設置されたコンベアを用いて低温物品をカ
ートに仕分けするシステムであって、コンベアとの間に
所定の作業空間を存して設置され、当該コンベア側に開
口部を有すると共に、この開口部より前記カートが納出
自在に収納される冷却庫と、圧縮機、仕分け室内に設置
された室内凝縮器、仕分け室外に設置された室外凝縮
器、減圧装置及び冷却庫内に設けられた冷却器とを順次
環状に配管接続して構成された冷却装置と、室内凝縮器
に仕分け室内の空気を通風する送風機と、冷却庫内の温
度を検出するセンサと、このセンサの出力に基づいて送
風機の運転を制御する制御装置とを備え、この制御装置
は、前記センサが検出する冷却庫内温度が高い場合には
送風機を停止若しくは減速するものである。
【0021】請求項5の発明によれば、仕分け室内のコ
ンベアとの間に所定の作業空間を存し、当該コンベア側
に開口部を有して、この開口部よりカートが納出自在に
収納される冷却庫を設置すると共に、この冷却庫内は冷
却装置の冷却器を設けて冷却するようにしたので、コン
ベアから取り上げられ、カートに仕分けされた低温物品
をカートごと冷却庫内にて保冷することができるように
なる。また、仕分け室内には室内凝縮器を設置している
ので、この室内凝縮器からの放熱によって仕分け室内を
暖房することができるようになる。
【0022】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0023】特に、冷却装置は、圧縮機、室内凝縮器、
仕分け室外に設置された室外凝縮器、減圧装置及び冷却
器とを順次環状に配管接続して構成されると共に、室内
凝縮器に仕分け室内の空気を通風する送風機と、冷却庫
内の温度を検出するセンサの出力に基づいて送風機の運
転を制御する制御装置とを設け、この制御装置により、
センサが検出する冷却庫内温度が高い場合には送風機を
停止若しくは減速するよう構成しているので、冷却庫内
の温度が高い場合には室内凝縮器による放熱を少なく
し、室外凝縮器にて冷却装置の廃熱をより多く仕分け室
外に放出することができるようになる。
【0024】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の低温仕分けシステムを
適用したスーパーマーケットのプロセスセンターにおけ
る仕分け室1の斜視図、図2は同じく仕分け室1の側面
図、図3は図2の拡大図、図4は低温仕分けシステムの
冷却装置30の冷媒回路図をそれぞれ示している。
【0026】各図において、仕分け室1内には行き先別
に食品などの低温物品が仕分けされ、行き先のラベルな
ども投入されたコンテナ2を搬送するための主コンベア
3が設置されると共に、この主コンベア3には複数の副
コンベア4・・・が分岐するかたちで設置されている。
【0027】当初主コンベア3上を流れるコンテナ2
は、所定の副コンベア4のところまで流れると図示しな
い仕分け装置によって、当該副コンベア4側に押し出さ
れ、その後は当該副コンベア4によって末端に向け搬送
されるものである。
【0028】各副コンベア4・・には、それとの間に所
定の作業空間6を存して冷却庫7が平行に設置されてい
る。この冷却庫7は背面の断熱パネル8、天面の断熱パ
ネル9及び前面の断熱パネル11から構成されており、
副コンベア4側の断熱パネル11と床面との間に開口部
12が形成されている。
【0029】天面の断熱パネル9の内側には後述する冷
却装置と共に冷凍サイクルを構成する冷却器14が取り
付けられており、この冷却器14から吹き出された冷気
は冷却庫7内を循環して冷却するものである。また、冷
却庫7の開口部12の上縁に位置する断熱パネル11の
内側及び外側には、送風装置17、18が左右に渡って
それぞれ設置されている。
【0030】内側の送風装置17は上方から冷却庫7内
の冷気を吸引して下方の開口部12に向けて吹き出すも
ので、これによって開口部12の内側には冷気のエアー
カーテンが形成される。また、外側の送風装置18は上
方から仕分け室1内の空気を吸引して下方の開口部12
に向けて吹き出すもので、これによって開口部12の外
側にもエアーカーテンが形成される。
【0031】これによって、冷却庫7の開口部12には
二重のエアーカーテンが形成されると共に、内側の送風
装置17によって下方に吹き出された冷気は、開口部1
2にエアーカーテンを形成した後、冷却庫7内に循環
し、外側の送風装置18によって下方に吹き出された空
気は、開口部12にエアーカーテンを形成した後、作業
空間6に配置された作業者19の足下に送られることに
なる。
【0032】一方、21はロールパレット、保冷パレッ
ト或いはコンテナカートなどと称されるカートであり、
底面には移動用の車輪22・・・が取り付けられて移動
自在とされている。このカート21にはコンテナ2が仕
分けされて積み上げられることになる。
【0033】ここで、前記冷却庫7はカート21を充分
余裕をもって内部に収納可能な寸法を有していると共
に、その開口12もカート21が通過可能な寸法とされ
ている。これにより、カート21は冷却庫7内に納出自
在に収納される。
【0034】そのため、カート21の納出やコンベア4
から取り上げた低温物品2をカート21内に収納する作
業にも支障が生じない。
【0035】他方、仕分け室1の天井1Aには前記冷却
器14と共に冷却装置30を構成する後述する室内凝縮
器33が設けられている。この室内凝縮器33は高温冷
媒の通過により放熱作用を生じるもので、係る高温冷媒
の放熱によって仕分け室1内を暖房する機能を奏する。
【0036】以上の構成で実際の仕分け作業を説明す
る。前述の如く冷却庫7内には各図に示す如く例えば行
き先別のカート21が複数収納されると共に、冷却庫7
内は前述の如く冷却器14によって所定温度に冷却され
ている。そして、作業員19は副コンベア4と冷却庫7
間の作業空間6に配置される。
【0037】そして、副コンベア4上を前述の如くコン
テナ2が搬送されて来ると、作業員19はコンテナ2を
取り上げ(ピッキング)、投入された前記ラベルを見て
行き先を確かめる。そして、冷却庫7の開口部12か
ら、当該行き先のカート21内にコンテナ2を収納し、
積み上げて行く。
【0038】そして、複数のコンテナ2・・が積み上げ
られ、仕分け作業が終了したら、カート21を冷却庫7
内から引き出し、そのまま配送車に積載するか、別な冷
蔵庫に保管するものである。
【0039】以上のように構成されていることにより、
低温物品2は仕分け室1内においてコンベア4から取り
上げられ、カート21に仕分けされた後、カート21ご
と冷却庫7内にて保冷することができる。また、仕分け
室1内には室内凝縮器33が設置されているので、この
室内凝縮器33からの放熱によって仕分け室1内を暖房
することができる。
【0040】これらにより、仕分け室1内の温度を維持
しながら、仕分け中物品2を保冷して置くことができる
ようになり、低温物品2の品質劣化を防止しつつ、作業
空間の環境改善を行うことができる。
【0041】次に上記低温仕分けシステムで用いられる
冷却装置の一実施例について図4、図5を用いて説明す
る。図4は冷却装置30の冷媒回路図、図5は制御装置
42の動作フローチャートである。
【0042】冷却装置30は、圧縮機36と、仕分け室
1内に設置された前記室内凝縮器33と、仕分け室1の
外に設置された室外凝縮器37と、減圧装置としての膨
張弁45と、冷却庫7内に取り付けられた前記冷却器1
4と、三方弁43と、逆止弁44、44とを備えて周知
の冷媒回路を構成して成るものである。
【0043】この場合、圧縮機36の吐出側に三方弁4
3を介して室内凝縮器33と室外凝縮器37が並列に接
続されており、次いでそれぞれの凝縮器33、37の下
流側に膨張弁45側を順方向とする逆止弁44、44が
それぞれ接続されている。そして、両凝縮器33、37
と直列に膨張弁45及び冷却器14が順次接続され、冷
却器14が圧縮機36の吸込側に接続されている。
【0044】逆止弁44がそれぞれの凝縮器33、37
の下流側に設けられていることにより、何れか一方の凝
縮器を出た冷媒が他方の凝縮器に逆流することが無くな
り、温度制御性が向上させれる。
【0045】一方、室内凝縮器33、室外凝縮器37、
冷却器14のそれぞれに対応して送風機33A、送風機
37A、送風装置17が設けられている。
【0046】更に、冷却庫7内には、冷却庫7内の温度
を検出するためのセンサ41が設けられている。このセ
ンサ41の出力は制御装置42に入力され、制御装置4
2の出力は三方弁43に接続されており、係るセンサ4
1で検出された温度によって制御装置42により三方弁
43の制御がなされる。
【0047】これにより、冷媒流通の室内凝縮器33又
は室外凝縮器37への切り換えを確実且つ円滑に行って
的確な温度制御を実現することができる。
【0048】係る制御装置42の動作を図5を用いて説
明する。冷却庫7内の上限温度T2と下限温度T1を予
め設定する。制御装置42は、ステップS1にてセンサ
41が検出した冷却庫7内の温度TがT1以下(T≦T
1)か、T2よりも高い(T>T2)かを判断する。
【0049】ステップS1の判断にてセンサ41で検出
した温度TがT1以下の場合はステップS2に進む。係
るステップS2では、前記三方弁43を室内凝縮器33
へ切り替え、冷媒を室内凝縮器33に流す。これによ
り、室内凝縮器33が放熱する。
【0050】また、ステップS1の判断にてセンサ41
で検出した温度TがT2よりも高い場合はステップS3
に進む。係るステップS3では、前記三方弁43を室外
凝縮器37へ切り替え、冷媒を室外凝縮器37に流す。
これにより、室外凝縮器37が放熱する。尚、ステップ
S2、ステップS3は、随時ステップS1に戻り、係る
判断を繰り返すものである。また、ステップS1の判断
において、センサ41で検出した温度TがT1<T≦T
2である場合は、現状を維持するものする。
【0051】以上の構成により、圧縮機36が運転され
ると、圧縮機36から吐出された高温高圧の冷媒は、制
御装置42の制御により、室内凝縮器33又は室外凝縮
器37のいずれかの凝縮器にて凝縮される。
【0052】この際に、前記三方弁43が室内凝縮器3
3に切り替えられている場合は、この室内凝縮器33の
放熱にて暖められた空気は送風機33Aにて仕分け室1
内を暖房する。一方、前記三方弁43が室外凝縮器37
に切り替えられている場合は、この室外凝縮器33にて
放熱された熱量は送風機37Aにて仕分け室1外に排出
される。
【0053】そして、これらで凝縮された冷媒は、膨張
弁45にて減圧された後、冷却器14内に流入する。冷
媒はそこで蒸発した後、圧縮機36に帰還するが、この
とき吸熱作用にて冷却器14は冷却作用を発揮する。こ
の冷却器14にて冷却された冷気は送風装置17にて冷
却庫7内を冷却する。
【0054】本実施例は以上のように構成したことによ
り、センサ41が検出する冷却庫7内温度が低い場合に
は室内凝縮器33に冷媒を流し、高い場合には室外凝縮
器37に冷媒を流すため、冷却庫7内の温度が低い場合
には室内凝縮器33にて冷却装置30の廃熱を仕分け室
1内に放出し、冷却庫7内の温度が高い場合には、冷却
装置30の廃熱を室外凝縮器37にて仕分け室1外に放
出することができる。
【0055】これにより、仕分け室1内を作業に適した
温度としながら、冷却庫7内の温度を所定の温度に維持
することが可能となる。
【0056】次に、上記低温仕分けシステムで用いられ
る冷却装置の他の実施例について図6を用いて説明す
る。図6はこの実施例の低温仕分けシステムの冷却装置
31の冷媒回路図である。尚、図4と同様の符号のもの
は係る実施例においても同様又はこれに類する機能を有
するものとする。
【0057】この実施例の低温仕分けシステムの冷却装
置31は、圧縮機36と、仕分け室1内に設置された室
内凝縮器34と、仕分け室1の外に設置された室外凝縮
器38と、減圧装置としての膨張弁45と、冷却器14
と、冷却庫7庫内に取り付けられたセンサ41と、セン
サ41により作動する制御装置46を備えて構成して成
るものである。
【0058】この場合冷媒回路は、圧縮機36と、室外
凝縮器38と、室内凝縮器34と、膨張弁45及び冷却
器14とが順次直列に接続されている。また、室外凝縮
器38、室内凝縮器34、冷却器14のそれぞれに対応
して送風機38A、送風機34A、送風装置17が設け
られている。
【0059】そして、冷却庫7内には、前述と同様に冷
却庫7内の温度を検出するためのセンサ41が設けられ
ている。このセンサ41の出力は制御装置46に入力さ
れ、制御装置46の出力は前記室外凝縮器38に対応し
て設けられた送風機38Aに接続されており、係るセン
サ41で検出された温度によって送風機38Aの制御が
なされる。
【0060】係る制御装置46の動作は、前述と同様に
冷却庫7内の設定温度が予め設定されている。はじめ制
御装置46は、センサ41で検出した温度Tが設定温度
よりも高いか低いかを判断する。
【0061】センサ41で検出した温度が設定温度に基
づく上限温度よりも高い場合には、送風機38Aを運転
(ON)とする。また、センサ41で検出した温度が下
限温度以下の場合には、送風機38Aの運転を停止(O
FF)若しくは減速する。
【0062】以上の構成により、圧縮機36が運転され
ると、圧縮機36から吐出された高温高圧の冷媒は、室
外凝縮器38と室内凝縮器34に順次流入して凝縮され
る。
【0063】このとき上述の如くセンサ41で検出した
温度が上限温度よりも高い場合には、室外凝縮器38に
対応する送風機38Aが運転され、係る室外凝縮器38
を通過する冷媒は主に仕分け室1外で放熱され、当該室
外凝縮器38の下流側に設置された室内凝縮器34に
は、放熱後の、即ち、温度の低い冷媒が流入することに
なる。
【0064】一方、センサ41で検出した温度が設定温
度以下の場合には、室外凝縮器38に対応する送風機3
8Aを停止若しくは減速し、高温高圧の冷媒は殆ど放熱
されることなく、当該室外凝縮器38の下流側に設置さ
れた室内凝縮器34に流入し、係る室内凝縮器34にて
前記送風機34Aにより冷却装置31の廃熱を仕分け室
1内に放出する。
【0065】そして、室外凝縮器38及び室内凝縮器3
4を通過すると共に凝縮された冷媒は、膨張弁45にて
減圧された後、冷却器14内に流入する。前述同様に冷
媒はそこで蒸発した後、圧縮機36に帰還するが、この
とき吸熱作用にて冷却器14は冷却作用を発揮する。こ
の冷却器14にて冷却された冷気は送風装置17にて冷
却庫7内を冷却する。
【0066】本実施例においては以上のように冷却装置
31を構成したことにより、制御装置46が、センサ4
1が検出する冷却庫7内の温度が低い場合には送風機3
8Aを停止若しくは減速し、室外凝縮器38による放熱
を少なくし、室内凝縮器34にて冷却装置31の廃熱を
より多く仕分け室1内に放出することができる。
【0067】そして、冷却庫7内の温度が高い場合に
は、室外凝縮器38における放熱を行って、室内凝縮器
34ではあまり放熱しないようにする。これにより、仕
分け室1内を作業に適した温度としながら、冷却庫7内
の温度を所定の温度に維持することが可能となる。
【0068】次に、上記低温仕分けシステムで用いられ
る冷却装置のもう一つの他の実施例について図7を用い
て説明する。図7はこの場合の低温仕分けシステムの冷
却装置32の冷媒回路図である。尚、図4と同様の符号
のものは係る実施例においても同様又はこれに類する機
能を有するものとする。
【0069】この場合の低温仕分けシステムの冷却装置
32は、圧縮機36と、仕分け室1内に設置された室内
凝縮器35と、仕分け室1の外に設置された室外凝縮器
39と、減圧装置としての膨張弁45と、冷却器14
と、冷却庫7庫内に取り付けられたセンサ41と、セン
サ41により作動する制御装置47を備えて構成して成
るものである。
【0070】この場合の冷媒回路は、圧縮機36と、室
内凝縮器35と、室外凝縮器39と、膨張弁45及び冷
却器14とが順次直列に接続されている。また、室内凝
縮器35、室外凝縮器39、冷却器14のそれぞれに対
応して送風機35A、送風機39A、送風装置17が設
けられている。
【0071】そして、冷却庫7内には、最初の実施例と
同様に冷却庫7内の温度を検出するためのセンサ41が
設けられている。このセンサ41の出力は制御装置47
に入力され、制御装置47の出力は前記室内凝縮器35
に対応して設けられた送風機35Aに接続されており、
係るセンサ41で検出された温度によって送風機35A
の制御がなされる。
【0072】係る制御装置47の動作は、前述同様に冷
却庫7内の設定温度が予め設定されている。はじめ制御
装置47は、センサ41で検出した温度Tが設定温度よ
りも高いか低いかを判断する。
【0073】センサ41で検出した温度が設定温度に基
づく上限温度よりも高い場合には、送風機35Aを運転
を停止(OFF)若しくは減速する。また、センサ41
で検出した温度が設定温度よりも低い場合には、送風機
35Aを運転(ON)する。
【0074】以上の構成により、圧縮機36が運転され
ると、圧縮機36から吐出された高温高圧の冷媒は、室
内凝縮器35と室外凝縮器39に順次流入して凝縮され
る。
【0075】このとき上述の如くセンサ41で検出した
温度が上限温度よりも高い場合には、室内凝縮器35に
対応する送風機35Aは停止若しくは減速され、高温高
圧の冷媒はあまり放熱することなく、当該室内凝縮器3
5の下流側に設置された室外凝縮器39に流入し、係る
室外凝縮器39にて前記送風機39Aにより冷却装置3
2の廃熱を仕分け室1外に排出する。
【0076】一方、センサ41で検出した温度が設定温
度以下の場合には、室内凝縮器35に対応する送風機3
5Aが運転され、係る室内凝縮器35を通過する冷媒は
仕分け室1内で放熱し、当該室内凝縮器35の下流側に
設置された室外凝縮器39には、放熱後の温度の低い冷
媒が流入することになる。
【0077】そして、室内凝縮器35及び室外凝縮器3
9を通過すると共に凝縮された冷媒は、膨張弁45にて
減圧された後、冷却器14内に流入する。そして、同様
に冷媒はそこで蒸発した後、圧縮機36に帰還するが、
このとき吸熱作用にて冷却器14は冷却作用を発揮す
る。この冷却器14にて冷却された冷気は送風装置17
にて冷却庫7内を冷却する。
【0078】本実施例においては以上のように冷却装置
32を構成したことにより、センサ41が検出する冷却
庫7内の温度が高い場合には、制御装置47が送風機3
5Aを停止若しくは減速し、室内凝縮器35による放熱
を少なくして、室外凝縮器39にてより多く廃熱を室外
に放出する。そして、温度が引い場合には、送風機35
Aを運転して室内凝縮器35にて室内に廃熱を放出す
る。
【0079】これにより、仕分け室1内を作業に適した
温度としながら、冷却庫7内の温度を所定の温度に維持
することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、仕分
け室内のコンベアとの間に所定の作業空間を存し、当該
コンベア側に開口部を有して、この開口部よりカートが
納出自在に収納される冷却庫を設置すると共に、この冷
却庫内は冷却装置の冷却器を設けて冷却するようにした
ので、コンベアから取り上げられ、カートに仕分けされ
た低温物品をカートごと冷却庫内にて保冷することがで
きるようになる。また、仕分け室内には室内凝縮器を設
置しているので、この室内凝縮器からの放熱によって仕
分け室内を暖房することができるようになる。
【0081】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0082】特に、冷却装置は、圧縮機、前記室内凝縮
器及び仕分け室外に設置された室外凝縮器の並列回路、
減圧装置及び前記冷却器とを順次環状に配管接続して構
成されると共に、冷却庫内の温度を検出するセンサの出
力に基づいて室内凝縮器に冷媒を流すか、室外凝縮器に
冷媒を流すかを制御する制御装置を設け、この制御装置
により、センサが検出する冷却庫内温度が低い場合には
室内凝縮器に冷媒を流し、高い場合には室外凝縮器に冷
媒を流すよう構成しているので、冷却庫内の温度が低い
場合には室内凝縮器にて冷却装置の廃熱を仕分け室内に
放出し、冷却庫内の温度が高い場合には、冷却装置の廃
熱を室外凝縮器にて仕分け室外に放出することができる
ようになる。
【0083】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【0084】請求項2の発明によれば、上記において圧
縮機と室内凝縮器及び室外凝縮器間に三方弁を介設し、
制御装置が、この三方弁により各凝縮器への冷媒流通を
制御するようにしたので、冷媒流通の切り換えを確実且
つ円滑に行って的確な温度制御を実現することができる
ようになるものである。
【0085】請求項3の発明によれば、上記各発明にお
いて室内凝縮器と室外凝縮器の冷媒下流側には、減圧装
置側を順方向とする逆止弁をそれぞれ設けたので、何れ
か一方の凝縮器を出た冷媒が他方の凝縮器に逆流するこ
とが無くなり、温度制御性が一層向上するものである。
【0086】請求項4の発明によれば、仕分け室内のコ
ンベアとの間に所定の作業空間を存し、当該コンベア側
に開口部を有して、この開口部よりカートが納出自在に
収納される冷却庫を設置すると共に、この冷却庫内は冷
却装置の冷却器を設けて冷却するようにしたので、コン
ベアから取り上げられ、カートに仕分けされた低温物品
をカートごと冷却庫内にて保冷することができるように
なる。また、仕分け室内には室内凝縮器を設置している
ので、この室内凝縮器からの放熱によって仕分け室内を
暖房することができるようになる。
【0087】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0088】特に、冷却装置は、圧縮機、仕分け室外に
設置された室外凝縮器、前記室内凝縮器、減圧装置及び
前記冷却器とを順次環状に配管接続して構成されると共
に、室外凝縮器に外気を通風する送風機と、冷却庫内の
温度を検出するセンサの出力に基づいて送風機の運転を
制御する制御装置とを設け、この制御装置により、セン
サが検出する冷却庫内温度が低い場合には送風機を停止
若しくは減速するよう構成しているので、冷却庫内の温
度が低い場合には室外凝縮器による放熱を少なくし、室
内凝縮器にて冷却装置の廃熱をより多く仕分け室内に放
出することができるようになる。
【0089】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【0090】請求項5の発明によれば、仕分け室内のコ
ンベアとの間に所定の作業空間を存し、当該コンベア側
に開口部を有して、この開口部よりカートが納出自在に
収納される冷却庫を設置すると共に、この冷却庫内は冷
却装置の冷却器を設けて冷却するようにしたので、コン
ベアから取り上げられ、カートに仕分けされた低温物品
をカートごと冷却庫内にて保冷することができるように
なる。また、仕分け室内には室内凝縮器を設置している
ので、この室内凝縮器からの放熱によって仕分け室内を
暖房することができるようになる。
【0091】これらにより、仕分け室内の温度を維持し
ながら、仕分け中物品を保冷して置くことができるよう
になり、低温物品の品質劣化を防止しつつ、作業空間の
環境改善を行うことができるようになる。また、冷却庫
はコンベア側に開口部を備えているので、カートの納出
やコンベアから取り上げた低温物品をカート内に収納す
る作業にも支障が生じない。
【0092】特に、冷却装置は、圧縮機、前記室内凝縮
器、仕分け室外に設置された室外凝縮器、減圧装置及び
前記冷却器とを順次環状に配管接続して構成されると共
に、室内凝縮器に仕分け室内の空気を通風する送風機
と、冷却庫内の温度を検出するセンサの出力に基づいて
送風機の運転を制御する制御装置とを設け、この制御装
置により、センサが検出する冷却庫内温度が高い場合に
は送風機を停止若しくは減速するよう構成しているの
で、冷却庫内の温度が高い場合には室内凝縮器による放
熱を少なくし、室外凝縮器にて冷却装置の廃熱をより多
く仕分け室外に放出することができるようになる。
【0093】これにより、仕分け室内を作業に適した温
度としながら、冷却庫内の温度を所定の温度に維持する
ことが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温仕分けシステムを適用したスーパ
ーマーケットのプロセスセンターにおける仕分け室の斜
視図である。
【図2】同じく仕分け室の側面図である。
【図3】図2の拡大図である。
【図4】低温仕分けシステムの冷却装置の冷媒回路図で
ある。
【図5】図4の制御装置のフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例の低温仕分けシステムの冷
却装置の冷媒回路図である。
【図7】本発明のもう一つの他の実施例の低温仕分けシ
ステムの冷却装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 仕分け室 2 コンテナ 3 主コンベア 4 副コンベア 6 作業空間 7 冷却庫 12 開口部 14 冷却器 17、18 送風装置 21 カート 30、31、32 冷却装置 33、34、35 室内凝縮器 36 圧縮機 37、38、39 室外凝縮器 41 センサ 42、46、47 制御装置 43 三方弁 44 逆止弁 45 膨張弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 信之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 阿部 輝之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分け室内に設置されたコンベアを用い
    て低温物品をカートに仕分けするシステムにおいて、 前記コンベアとの間に所定の作業空間を存して設置さ
    れ、当該コンベア側に開口部を有すると共に、この開口
    部より前記カートが納出自在に収納される冷却庫と、圧
    縮機、前記仕分け室内に設置された室内凝縮器及び仕分
    け室外に設置された室外凝縮器の並列回路、減圧装置及
    び前記冷却庫内に設けられた冷却器とを順次環状に配管
    接続して構成された冷却装置と、前記冷却庫内の温度を
    検出するセンサと、このセンサの出力に基づいて前記室
    内凝縮器に冷媒を流すか、前記室外凝縮器に冷媒を流す
    かを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、前記
    センサが検出する冷却庫内温度が低い場合には前記室内
    凝縮器に冷媒を流し、高い場合には前記室外凝縮器に冷
    媒を流すことを特徴とする低温仕分けシステム。
  2. 【請求項2】 圧縮機と室内凝縮器及び室外凝縮器間に
    介設された三方弁を備え、制御装置は、この三方弁によ
    り各凝縮器への冷媒流通を制御することを特徴とする請
    求項1の低温仕分けシステム。
  3. 【請求項3】 室内凝縮器と室外凝縮器の冷媒下流側に
    は、減圧装置側を順方向とする逆止弁をそれぞれ設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の低温仕分けシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 仕分け室内に設置されたコンベアを用い
    て低温物品をカートに仕分けするシステムにおいて、 前記コンベアとの間に所定の作業空間を存して設置さ
    れ、当該コンベア側に開口部を有すると共に、この開口
    部より前記カートが納出自在に収納される冷却庫と、圧
    縮機、前記仕分け室外に設置された室外凝縮器、前記仕
    分け室内に設置された室内凝縮器、減圧装置及び前記冷
    却庫内に設けられた冷却器とを順次環状に配管接続して
    構成された冷却装置と、前記室外凝縮器に外気を通風す
    る送風機と、前記冷却庫内の温度を検出するセンサと、
    このセンサの出力に基づいて前記送風機の運転を制御す
    る制御装置とを備え、この制御装置は、前記センサが検
    出する冷却庫内温度が低い場合には前記送風機を停止若
    しくは減速することを特徴とする低温仕分けシステム。
  5. 【請求項5】 仕分け室内に設置されたコンベアを用い
    て低温物品をカートに仕分けするシステムにおいて、 前記コンベアとの間に所定の作業空間を存して設置さ
    れ、当該コンベア側に開口部を有すると共に、この開口
    部より前記カートが納出自在に収納される冷却庫と、圧
    縮機、前記仕分け室内に設置された室内凝縮器、前記仕
    分け室外に設置された室外凝縮器、減圧装置及び前記冷
    却庫内に設けられた冷却器とを順次環状に配管接続して
    構成された冷却装置と、前記室内凝縮器に仕分け室内の
    空気を通風する送風機と、前記冷却庫内の温度を検出す
    るセンサと、このセンサの出力に基づいて前記送風機の
    運転を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、前
    記センサが検出する冷却庫内温度が高い場合には前記送
    風機を停止若しくは減速することを特徴とする低温仕分
    けシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831538B1 (ko) * 2000-11-10 2008-05-21 야마토 운유 가부시키가이샤 물품 분류 시스템
JP2010175119A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却加熱装置
EP2090853A3 (de) * 2008-02-12 2013-05-08 Hupfer Metallwerke GmbH & Co. Vorrichtung zur Verteilung gekühlter Speisen, insbesondere für Großküchen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100831538B1 (ko) * 2000-11-10 2008-05-21 야마토 운유 가부시키가이샤 물품 분류 시스템
EP2090853A3 (de) * 2008-02-12 2013-05-08 Hupfer Metallwerke GmbH & Co. Vorrichtung zur Verteilung gekühlter Speisen, insbesondere für Großküchen
JP2010175119A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却加熱装置

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