JP2011190997A - 冷蔵ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】2温度式の多段形冷蔵ショーケースを対象に、庫内の強冷帯域と弱冷帯域の比率を広範囲に変更した運転でも、弱冷商品の過冷却を防いで適正な品温管理と高い省エネ効果が発揮できるように改良した冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】二層エアカーテン方式の多段形ショーケースの庫内に配置した陳列棚3の一つに中間ダクト10をセットしてインナーダクト4の途中から取り込んだ冷気を陳列棚の前方に導いてエアカーテン15を吹き出し形成し、この中間ダクトセット状態で商品陳列室2の庫内を強冷帯域と弱冷帯域に仕切って強冷商品,弱冷商品を所定の管理温度に保冷するようにした冷蔵ショーケースにおいて、インナーダクト4に配置したエバポレータを2系統に分けて冷凍機の冷媒回路に接続した第1および第2のエバポレータ6,7に分割した上で、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに合わせて第1,第2のエバポレータ6,7を個別に運転,停止制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、スーパーマーケット,コンビニエンスストアなどに据え付けてコールド缶飲料やヨーグルト等のチルド製品、チルド製品よりも高い温度で管理する弁当,おにぎり等の各種商品を、その適正な管理温度に保冷する多段形の冷蔵オープンショーケースに関する。
最近になり、多段形冷蔵ショーケースの庫内上部,下部を弱冷帯域,強冷帯域に仕切って、上段側の陳列棚に弁当類の弱冷商品(管理温度:15〜20℃程度)を並べ、下段側の陳列棚にはコールド缶やヨーグルト等の強冷商品(管理温度:2〜10℃程度)を並べて、各商品を指定の管理温度にて保冷するようにした2温度冷蔵ショーケースが製品化されている。
一方、2温度冷蔵ショーケースの構成例として、前面開放形ケース本体の庫内に上下多段の陳列棚を備えた商品陳列室、および該商品陳列室の周域に冷凍機のエバポレータを経由するインナーダクトとエバポレータを経由しないアウターダクトを画成し、ケース本体の庫内前面に二層のエアカーテンを吹き出し形成して各段の陳列棚に並べた商品を保冷する冷蔵ショーケースにおいて、上下段に並ぶ陳列棚の一つに中間ダクトをセットして背後のインナーダクトの途中から取り込んだ循環冷気を陳列棚の前方に導いて下向きのエアカーテンを吹き出し形成するようにし、この中間ダクトのセット状態で上段側の陳列棚に弱冷商品を並べ、下段側の陳列棚に強冷商品を並べて保冷するようにした冷蔵ショーケースが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−187391号公報
前記従来の2温度冷蔵ショーケースでは、冷凍機のエバポレータとして1基のエバポレータをインナーダクトに配置した上で、インナーダクト,アウターダクトを通じて庫内前面に内外二層のエアカーテンを吹き出し形成して庫内の強冷帯域,弱冷帯域を保冷するようにしており、そのエバポレータは、ショーケースの最大冷却負荷に対応する所要冷却能力を基に設計したサイズ(冷却面積)のものを搭載している。
ところで、商品陳列室に多数段の陳列棚を設置した2温度ショーケースでは、前記中間ダクトのセット位置によって庫内における強冷帯域と弱冷帯域の比率が変わり、これに伴い冷却負荷も広範囲に変化することになる。このために、強冷帯域が小で弱冷帯域が大、もしくは庫内全域を弱冷帯域とした低冷却負荷の状態でショーケースを運転すると、エバポレータの冷却能力が過剰となって弱冷商品が所定の管理温度よりも低温に冷やされた過冷却状態となるほか、冷凍機の消費動力も過剰となってショーケースの運転効率が低下する。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、先記した2温度式の多段形冷蔵ショーケースを対象に、庫内の強冷帯域と弱冷帯域の比率を広範囲に変更した運転でも、弱冷商品の過冷却を防いで適正な品温管理と高い省エネ効果が発揮できるように改良した冷蔵ショーケースを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明によれば、前面開放形ケース本体の庫内に上下多段の陳列棚を備えた商品陳列室,および該商品陳列室の周域に冷凍機のエバポレータを経由するインナーダクトとエバポレータを経由しないアウターダクトを画成し、ケース本体の前面に二層のエアカーテンを吹き出し形成して各段の陳列棚に並べた商品を保冷する冷蔵ショーケースであって、
前記陳列棚の一つにセットしてインナーダクトの途中から取り込んだ冷気を陳列棚の前方に導いてエアカーテンを吹き出し形成する中間ダクトを備え、該中間ダクトのセット状態で商品陳列室を強冷帯域,弱冷帯域に仕切って品温の管理温度が異なる強冷商品,弱冷商品を保冷するようにしたものにおいて、
インナーダクトに配置した前記エバポレータを2系統に分けて冷凍機の冷媒回路に接続した第1および第2のエバポレータに分割した上で、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに合わせて第1,第2のエバポレータを個別に運転,停止制御するものとし(請求項1)、その第1,第2のエバポレータ、およびエバポレータの運転制御部は具体的に次記態様で構成する。
(1)前記第1のエバポレータと第2のエバポレータを異なるサイズに設定する(請求項2)。
(2)前記の運転制御部は、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに対応して定めた庫内温度設定値、および庫内に配置の温度センサで検出した庫内温度を入力情報として、その温調出力信号により庫内の強冷帯域,弱冷帯域が目標の保冷温度となるように第1,第2のエバポレータを個別に運転,停止制御する(請求項3)。
(3)前記の温度センサは、商品陳列室内の最下段に並ぶ陳列棚と次の上位段に並ぶ陳列棚との間に配置して庫内温度を検出する(請求項4)。
(4)前記の庫内温度設定値は、「オール強冷」,「強冷+弱冷」の運転モードで強冷商品の管理温度に対応したレンジに設定し、「オール弱冷」の運転モードでは弱冷商品の管理温度に対応したレンジに設定する(請求項5)。
(5)前記の各運転モードに対応するレンジに対して、第1エバポレータの動作レンジと第2エバポレータの動作レンジとが重ならないようにずらして設定する(請求項6)。
この発明によれば、冷凍機のエバポレータを第1,第2の2基のエバポレータに分割した上で、インナーダクトに配置した第1,第2のエバポレータを「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに合わせて個別に運転,停止制御するようにしたことにより、弱冷商品の過冷却状態を防いで庫内の強冷帯域,弱冷帯域を適正な温度に保冷するとともに、冷凍機の過剰な消費動力を節減して高い省エネ効果も実現できる。
すなわち、商品陳列室に配した陳列棚の全段に強冷商品(チルド製品)を並べて運転する「オール強冷」の運転モードでは、第1,および第2のエバポレータ(2基)が運転となり、第1と第2のエバポレータを合わせた冷却能力で庫内を強冷し、庫内全段の陳列棚に並べた強冷商品を所定の管理温度に保冷することができる。
また、全段の陳列棚に弱冷商品(弁当,おにぎり等)を並べて使用する「オール弱冷」の運転モードを選択すると、弱冷商品の管理温度に合わせて庫内設定温度のレンジが変わり、温度センサで検出した庫内温度との偏差に基づく温調出力信号により第1,第2のエバポレータ(2基)のうち、大サイズのエバポレータは停止となり、小サイズのエバポレータの運転で陳列棚に並べた弱冷商品を所定の管理温度に保冷することができる。また、片方のエバポレータを停止することで省エネ効果も得られる。
さらに、中間ダクトを選択した陳列棚にセットしてその上段側の陳列棚に弱冷商品を並べ、下段側に強冷商品を並べて保冷する「強冷+弱冷」の運転モードでは、庫内の冷却負荷が「オール強冷」の運転モードに比べて減少するので、温度センサで検出した庫内温度との偏差に基づく温調出力信号により第1,第2のエバポレータは主として大サイズのエバポレータによる運転となり、中間ダクトを経由して下方側の強冷帯域にはインナーダクトから取り込んだ冷気のエアカーテンが、中間ダクトより上方の弱冷帯域にはアウターダクトを通流する弱冷気のエアカーテンが吹き出して強冷商品,弱冷商品をそれぞれ適正な管理温度に保冷することができる。なお、この「強冷+弱冷」運転モードで中間ダクトのセット位置を変更すると、庫内の強冷帯域と弱冷帯域の比率が変化するが、これに対応して第1,第2の各エバポレータが適宜に運転,停止制御されて庫内の強冷,弱冷帯域を適正に温度管理できる。
この発明の実施例による冷蔵ショーケースの構成図であって、(a)はショーケースの側視断面図、(b)はショーケースに搭載した冷凍機の冷媒回路図である。 図1における運転制御部のブロック図である。 図1の冷蔵ショーケースで運転モードを「オール強冷」に設定した使用状態を表す図である。 図1の冷蔵ショーケースで運転モードを「オール弱冷」に設定した使用状態を表す図である。 図1の冷蔵ショーケースで運転モードを「強冷+弱冷」に設定した使用状態を表す図であって、(a)〜(f)はそれぞれ中間ダクトのセット位置が異なる状態図である。
以下、この発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。
図示実施例の冷蔵ショーケースは、基本的に先記の特許文献1に開示されている2温度式の冷蔵用ショーケースと同様な二層エアカーテン式の多段形ショーケースに中間ダクトを組み合わせた構成であるが、そのインナーダクトに配置した冷凍機のエバポレータを、後記のように2系統に分けて冷凍機の冷媒回路に接続した第1および第2のエバポレータに分割した上で、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の運転モード設定に合わせて第1,第2のエバポレータを運転制御部からの温調出力信号により個別に運転(オン),停止(オフ)制御するようにしており、以下その構成を図1,図2で述べる。
まず、図1(a)において、1は断熱筐体になる前面開放形のケース本体、2は商品陳列室、3は上下段に並べて商品陳列室2の室内に設置した陳列棚、4,5は商品陳列室2とケース本体1との間に画成したインナーダクト,およびアウターダクト、6,7はインナーダクト4の下部コーナーに配置した第1のエバポレータ,および第2のエバポレータ、8はエバポレータの上流側に配した庫内ファン、9は庫内温度センサ、10は選択した段の陳列棚3にセットして使用する中間ダクトである。
上記の構成で、中間ダクト10を外した状態でショーケースを保冷運転すると、図示矢印のようにインナーダクト4にはエバポレータ6,7を経由した冷気が通風し、アウターダクト5にはエバポレータ6,7を経由しない弱冷気が通風し、庫内の天井前部に開口した吹出口から庫内底部に開口した吸込口(リターングリル)に向けて庫内前面に内外二層のエアカーテン15,16を吹き出し形成して商品陳列室2を保冷することは周知の通りである。なお、吸込口より回収されたインナーエアカーテン(冷気流)とアウターエアカーテン(弱冷気流)は混流して庫内ファン8を通過した後、二手に分流してインナーダクト4,アウターダクト5に送風される。
ここで、インナーダクト4に配置した第1のエバポレータ6,第2のエバポレータ7は、図1(b)で示すように2系統に分けて冷凍機のコンデンシングユニット11に並列接続されており、第1,第2のエバポレータ6,7に通じる冷媒回路には電磁弁12,13を接続し、該電磁弁12,13を運転制御部14からの温調出力信号により開,閉して各エバポレータを個々に運転(オン),停止(オフ)するようにしている。なお、第1のエバポレータ6と第2のエバポレータ7のサイズ(冷却面積)について、この実施例では第1のエバポレータ6を大サイズ、第2のエバポレータ7を小サイズとして、エバポレータ6とエバポレータ7との間で冷却能力に差をつけている
また、この実施例では庫内温度センサ9を、図示のように最下段に並ぶ陳列棚とその一段上の陳列棚との間で、かつ商品陳列室2の背面パネルに近い奥位置に配置して庫内温度を検出するようにしている。
一方、この中間ダクト10を前方から挿入して選択した陳列棚3の下面側に差込みセットすると、その後端の遮風ダンパが商品陳列室2の背後に画成したインナーダクト4の途中に突出して、第1,第2のエバポレータ6,7を通過した冷気流を中間ダクト10の内方通路に導くとともに、インナーダクト4の上方への通風を遮断する。そして、インナーダクト4の途中から中間ダクト10に導かれた冷気は、そのダクト先端から下方に向けて庫内前面に冷気エアカーテンを吹き出し形成する。
次に、前記運転制御部14の構成,制御機能を図2で説明する。すなわち、運転制御部14は、先記した「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードを選択する運転モード選択スイッチ(この選択スイッチは、ユーザーがショーケースに陳列する商品の種類,並べ方に合わせて操作し、ショーケースの運転モードを切り換える)で与えた運転モードに対応する庫内温度設定値、および庫内温度センサ9で検出した庫内温度を入力情報として、マイコン(演算部)から出力する温調出力信号により第1,第2のエバポレータ6,7に接続した電磁弁12,13を開閉して各基のエバポレータ6,7を個別に運転(オン),停止(オフ)制御する。
ここで、「オール強冷」,「強冷+弱冷」の運転モードを選択した場合には、庫内温度設定値をチルド製品(強冷商品)の管理温度に対応したレンジに設定し、「オール弱冷」の運転モードでは庫内温度設定値を弱冷商品の管理温度に対応したレンジに設定する。
また、第1のエバポレータ6,第2のエバポレータ7についての動作レンジ(各エバポレータの冷媒回路に接続した電磁弁12,13に開閉指令を与えてエバポレータ6,7を運転,停止する設定温度の上限,下限)は、互いに重ならないようにレンジをずらして設定している。
次に、第1,第2のエバポレータ6,7について、前記した運転制御上の設定条件でショーケースを「オール強冷」(運転モードA),「オール弱冷」(運転モードB),「強冷+弱冷」(運転モードC)の各運転モードに切換えた場合の使用状態を図3,図4,および図5(a)〜(f)に示す。
まず、「オール強冷」の運転モード(中間ダクト10は庫内から外して使用しない)を選択して商品陳列室2に配置した全段の陳列棚3にチルド製品(強冷商品)を並べた使用状態を図3に示す。この運転モードでは、運転制御部14(図2参照)の庫内設定温度がチルド製品の管理温度に対応したレンジに設定される。これにより、第1のエバポレータ6と第2のエバポレータ7が共に運転となり、第1のエバポレータ6および第2のエバポレータ7と経由してインナーダクト4を通風する強冷冷気、およびアウターダクト5を通風する弱冷冷気が庫内前面にインナーエアカーテン15,アウターエアカーテン16として吹き出して庫内全域を強冷する。
また、運転中は庫内温度センサ9で検出した庫内温度が運転制御部14入力され、その値と庫内設定温度との偏差に基づく温調出力信号により、第1エバポレータ6を運転のまま、レンジの設定温度が高い第2エバポレータ7を運転(オン),停止(オフ)制御(サーモサイクル運転)して庫内を目標温度に維持する。
次に、「オール弱冷」の運転モードを選択して庫内の全陳列棚3に弁当類(弱冷商品)を並べた使用状態を図4に示す。この運転モードでは、庫内設定温度が弱冷商品の管理温度に対応したレンジに設定される。そして、この庫内温度設定値と庫内温度センサ9の検知した庫内温度との偏差を基に、温度運転制御部14からの温調出力信号により第1,第2のエバポレータ6,7が先記した動作レンジの設定条件で個別に運転制御される。これにより、第1エバポレータ6は停止(オフ)、第2エバポレータ7が運転(オン)となって庫内全域を弱冷し、弁当類の弱冷商品を適正な管理温度に保冷する。
次に、上下段に並ぶ陳列棚3の一つを選択して中間ダクト10をセットし、その上段側の陳列棚に弁当類(弱冷商品)を並べ、下段側の陳列棚にチルド製品(強冷商品)を並べて使用する「強冷+弱冷」の運転モードの状態を図5(a)〜(f)に示す。この運転モードでは、庫内設定温度がチルド商品の管理温度に対応した温度レンジに設定され、庫内の最下段(強冷帯域)に配置した庫内温度センサ9で検知した庫内温度との偏差に基づく温調出力信号で第1,第2のエバポレータ6,7が個別に運転,停止制御される。また、エバポレータを経由してインナーダクト4に通風する冷気は、インナーダクトの途中から中間ダクト10に導かれ、そのダクト先端から下方の強冷帯域に向けて冷気エアカーテン15を吹き出し、アウターダクト5を通風する弱冷気は天井部の吹出口から底部の吸込口に向けて庫内全域に沿ってアウターエアカーテン16を吹き出す。
これにより、中間ダクト10より上段側の陳列棚3に並べた弁当類(弱冷商品)はアウターダクト5を通風して庫内前方に吹き出すアウターエアカーテン15により弱冷温度に保冷される。一方、下段側の陳列棚3に並べたチルド製品(強冷商品)は、エバポレータを経由して中間ダクト10の先端から吹き出す冷気のインナーエアカーテン15により強冷温度に保冷される。
また、この運転モードで中間ダクト10のセット位置を図5(a)〜(f)のように変更すると、中間ダクト10のセット位置に対応して庫内の強冷帯域と弱冷帯域の比率が変わり、これに伴い庫内の冷却負荷も変化する。この各状態では、冷却負荷の変化に対応して運転制御部14(図2参照)からの温調出力信号が変わり、これに合わせて第1,第2のエバポレータ6,7は図示のように個別に運転(オン),停止(オフ)制御される。
すなわち、図5(a)の状態(弁当1+チルド6)では、図3の「オール強冷」運転モード時の冷却負荷と大差がなく、これにより第1のエバポレータ6と第2のエバポレータ7が共に運転となる。また、図5(f)の状態(弁当6+チルド1)では、図4の「オール弱冷」運転モード時の冷却負荷と大差がなく第1エバポレータ6が停止(オフ),第2エバポレータ7が運転(オン)となる。そのほか、図5(b)〜(e)の状態(弁当2〜5+チルド5〜3)では、第1エバポレータ6の運転で庫内の強冷帯域,および弱冷帯域を保冷する。これにより、中間ダクト10のセット位置に関係なく、強冷帯域に並べたチルド製品(強冷商品)、および弱冷帯域の弁当類(弱冷商品)をそれぞれ適正な管理温度で保冷することができる。
なお、図示実施例では、庫内の最下段と次の上位段に並ぶ陳列棚3の間に庫内温度センサ9を配置して庫内温度を検知するようにしているが、この温度センサとは別に庫内の天井側にも温度センサを追加配置し、「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の運転モードでは二つの温度センサで検知した庫内下部の強冷帯域,および庫内上部の弱冷帯域の検知温度を運転制御部に入力することで、きめ細かな運転制御を行うことが可能となる。
また、2基のエバポレータに分割してインナーダクト4に配置した冷凍機のエバポレータについて、実施例では第1のエバポレータ6を大サイズ、第2のエバポレータ7を小サイズに設定して両者の間に冷却能力の差つけているが、これに限定されるものではなく、第1,第2のエバポレータを同じサイズに設定してもよい。
さらに、第1,第2のエバポレータのオン・オフ条件は、店内の環境に応じて逆でもよい。
1:ケース本体
2:商品陳列室
3:陳列棚
4:インナーダクト
5:アウターダクト
6:第1のエバポレータ
7:第2のエバポレータ
8:庫内ファン
9:庫内温度センサ
10:中間ダクト
11:冷凍機のコンデンシングユニット
12,13:電磁弁
14:運転制御部

Claims (6)

  1. 前面開放形ケース本体の庫内に上下多段の陳列棚を備えた商品陳列室,および該商品陳列室の周域に冷凍機のエバポレータを経由するインナーダクトとエバポレータを経由しないアウターダクトを画成し、ケース本体の前面に二層のエアカーテンを吹き出し形成して各段の陳列棚に並べた商品を保冷する冷蔵ショーケースであって、
    前記陳列棚の一つにセットしてインナーダクトの途中から取り込んだ冷気を陳列棚の前方に導いてエアカーテンを吹き出し形成する中間ダクトを備え、該中間ダクトのセット状態で商品陳列室を強冷帯域,弱冷帯域に仕切って品温の管理温度が異なる強冷商品,弱冷商品を保冷するようにしたものにおいて、
    インナーダクトに配置した前記エバポレータを2系統に分けて冷凍機の冷媒回路に接続した第1および第2のエバポレータに分割した上で、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の運転モード設定に合わせて第1,第2のエバポレータを個別に運転,停止制御することを特徴とする冷蔵ショーケース。
  2. 請求項1に記載の冷蔵ショーケースにおいて、第1のエバポレータと第2のエバポレータを異なるサイズに設定したことを特徴とする冷蔵ショーケース。
  3. 請求項1に記載の冷蔵ショーケースにおいて、第1,第2エバポレータに対する運転制御部は、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに対応して定めた庫内温度設定値、および庫内に配置の温度センサで検出した庫内温度のサンプリング値を入力情報として、その温調出力信号により庫内の強冷帯域,弱冷帯域が目標の保冷温度となるように第1,第2のエバポレータを個別に運転,停止制御することを特徴とする冷蔵ショーケース。
  4. 請求項3に記載の冷蔵ショーケースにおいて、温度センサは、商品陳列室内の最下段に並ぶ陳列棚と次の上位段に並ぶ陳列棚との間に配置して庫内温度を検出することを特徴とする冷蔵ショーケース。
  5. 請求項3または4に記載の冷蔵ショーケースにおいて、庫内温度設定値は、「オール強冷」,「強冷+弱冷」の運転モードで強冷商品の管理温度に対応したレンジに設定し、「オール弱冷」の運転モードでは弱冷商品の管理温度に対応したレンジに設定することを特徴とする冷蔵ショーケース。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の冷蔵ショーケースにおいて、「オール強冷」,「オール弱冷」,「強冷+弱冷」の各運転モードに対応するレンジに対して、第1エバポレータの動作レンジと第2エバポレータの動作レンジとが重ならないようにずらして設定したことを特徴とする冷蔵ショーケース。
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