JP6391148B2 - 空気冷却器及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本開示は、CO2を冷媒として循環させる循環路によって冷却されたCO2を、冷却室内に設けられたファンによって流れる空気との間で熱交換して該空気を冷却する空気冷却器及びその運転方法に関する。
このようなCO2を冷媒として空気を冷却する空気冷却器は、例えば、特許文献1に記載されているように、NH3を冷媒とする一次冷凍サイクル装置と、CO2を冷媒とする二次冷凍サイクル装置とを有して構成されているものがある。二次冷凍サイクル装置は、一次冷凍サイクル装置においてNH3冷媒と熱交換して液化されたCO2冷媒液を貯留するCO2レシーバと、冷却室内に設置されCO2レシーバから供給されたCO2冷媒液と冷却室内の空気とを熱交換させて冷却室内の空気を冷却するCO2冷媒液流路と、空気冷却器に冷却室内の空気を送出するファンとを有して構成される。
CO2レシーバに貯留されたCO2冷媒液は、例えば−32℃で冷却室内の空気冷却器に送られて、ファンによって流れる冷却室内の空気と熱交換し、冷却室内の空気を冷却する(例えば、−25℃)。熱交換した冷媒ガスは、CO2レシーバに戻り、一次冷凍サイクル装置のNH3冷媒で冷却液化されてCO2レシーバに戻る。
空気冷却器60は、図5に示すように、箱状に形成されたケーシング61と、ケーシング61内に配設され冷却されたCO2冷媒液が流れるCO2冷媒流路62と、を有して構成される。ケーシング61は、電動ファン45によって冷却室4内の空気を取り入れてCO2冷媒流路62に接触させて排出するように形成されている(特許文献1参照)。
CO2冷媒流路62は、ケーシング61の幅方向一端部からケーシング61の前壁部61aに沿ってケーシング61の幅方向他端部側へ延びて、幅方向他端部において反対方向に折り返して前壁部に沿って延び、幅方向一端部において反対方向に折り返して前壁部61aに沿って延びるように、前壁部61aから後方側に向かって蛇行するように形成されている。ケーシング61の後壁部61bの外側には電動ファン45が配設されている。この電動ファン45によって、冷却室4内の空気がケーシング61の前方からケーシング61内に流入してCO2冷媒流路62の外側を流れてケーシング61の後方から排出される。このケーシング61内を流れる空気とCO2冷媒流路を流れるCO2の冷媒とが熱交換されて、冷却室4内の空気が冷却される。
特開2012−7757号
この従来のCO2を冷媒として空気を冷却する空気冷却器は、露点温度が低い−25℃以下に冷却室内を維持するもので、冷却室内に保管される物は、冷凍食品等の既に凍った物であり、保管物の水分の含有量は少ない。このため、ファンによって空気冷却器内に送られる空気に含まれる水分量は少ないので、CO2の冷媒と冷却室内の空気との熱交換時に、空気に含まれる水分が凝結してCO2冷媒液流路に付着する霜の量は少ない。
一方、冷却室内に、野菜、牛乳、ヨーグルト等のチルド品を保管したいという要望がある。このようなチルド品を保管するには、冷却室内の温度を+10℃〜−5℃の範囲内にする必要があり、また冷却室内の温度を上げるためには、CO2冷媒液の液化温度を高くする必要があるが、例えば、冷却室内の温度を+5℃にする場合には、CO2冷媒の圧力が高くなってCO2冷媒循環路の耐圧圧力を超えてしまう。そこで、CO2冷媒循環路の耐圧圧力を超えない圧力で、許容できる上限の圧力以下になるようにCO2冷媒の圧力を設定することが考えられる。しかしながら、このCO2冷媒の上限の圧力に対応するCO2冷媒液の温度は、冷却室内の温度と比較してかなり低くなり(例えば、−25℃)、冷却室内との温度差が大きくなる。また、冷却室内に保管される野菜等のチルド品は、水分を多く含む物である。このため、冷却室内の空気と温度の低いCO2冷媒とを熱交換させると、CO2冷媒流路に空気内の水分が霜となって多量に付着する。
従って、ケーシング内のCO2冷媒流路を流通する風路が詰った状態となり、電動ファンによる空気の吸引抵抗が増大して電動ファンを駆動させるモータが過負荷状態となる。その結果、頻繁にデフロスト運転が必要となり、チルド品の冷却時間が短くなって冷却不良が生じる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一つの実施形態は、冷却室内に冷凍品を保管可能な運転と、冷却室内にチルド品を保管可能な運転とが切替可能であり、CO2冷媒と冷却室内の空気との間で熱交換して冷却室内の空気を冷却する場合に、冷却室内にチルド品を保管する際に、空気冷却器のCO2冷媒流路に多量の霜が付着して電動ファンが過負荷状態とならない空気冷却器及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一つの実施形態に係わる空気冷却器は、
低温のCO2冷媒液が循環するCO2冷媒流路と、被冷却品を保管する冷却室内で電動ファンによって循環する空気との間で熱交換して前記冷却室内の空気を冷却する空気冷却器であって、
前記CO2冷媒流路は、CO2冷媒液が並列に流れて並列流路を構成する第1冷媒流路及び第2冷媒流路を含み、
前記第1冷媒流路及び前記第2循環流路は、前記ファンによって流れる前記冷却室内の空気の流れ方向と対向して互いに異なる位置に配置され、
前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路の夫々に繋がる前記循環路の往路には、CO2冷媒液の流れを許容し及び遮断可能な第1開閉弁及び第2開閉弁が設けられ、
前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉によって、CO2冷媒液が同時に又は交互に流れるように構成されている。
上記空気冷却器によれば、第1冷媒流路及び第2冷媒流路は、ファンによって循環する冷却室内の空気の流れ方向と対向して互いに異なる位置に配置され、第1冷媒流路及び第2冷媒流路は、第1開閉弁及び第2開閉弁の開閉によって、冷却されたCO2冷媒液が同時に又は交互に流れるように構成されている。このため、冷却室内に冷凍品を保管する場合には、第1開閉弁及び第2開閉弁を共に開として第1冷媒流路及び第2循環流路にCO2冷媒液を同時に流し、冷却室内にチルド品を保管する場合には、第1開閉弁及び第2開閉弁を交互に開閉してCO2冷媒液を第1冷媒流路及び第2循環流路に交互に流すことができる。従って、冷却室内に冷凍品を保管可能な運転と、冷却室内にチルド品を保管可能な運転とを切替可能な空気冷却器を実現できる。また、冷却室内にチルド品を保管する場合、低温のCO2冷媒液が第1冷媒流路及び第2循環流路に交互に流れるが、CO2冷媒液が流れる冷媒流路にファンによって流れる冷却室内の空気が接触すると、CO2冷媒液と空気との間で熱交換がされて空気が冷却されるとともに、空気内の水分が霜となってCO2冷媒液が流れる冷媒流路に付着する。一方、CO2冷媒液が流れていない冷媒流路にも、ファンによって流れる冷却室内の空気が接触する。このとき、冷却室内の空気は、チルド品を保管可能な温度(例えば、+5℃)であるので、CO2冷媒液が流れていない冷媒流路に付着する霜を融かすことができる。即ち、CO2冷媒液が流れる冷媒流路によって、冷却室内の空気をチルド品が保管可能な温度にし、CO2冷媒液が流れていない冷媒流路によって、この冷媒流路に付着する霜を融かして除去する。このため、チルド品の保管時に空気冷却器の冷媒流路に多量の霜が付着して電動ファンが過負荷状態とならない空気冷却器を実現することができる。また、チルド品の保管時に、デフロスト運転のために、空気冷却器の運転を停止する必要がなく、空気冷却器の連続運転が可能となって、冷却不良が発生することを無くすことができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記冷却室内の設定温度が冷凍品保管温度帯である場合には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開として、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路に低温のCO2冷媒液を同時に流し、前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を交互に開閉して、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路に低温のCO2冷媒液を交互に流すように構成されている。
この場合、冷却室内の設定温度が冷凍品保管温度帯である場合には、第1開閉弁及び第2開閉弁が開とされる。従って、低温のCO2冷媒液は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路に同時に流れ、ファンによって循環する冷却室内の空気は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路に接触してCO2冷媒液と空気との間で熱交換されて空気を冷却する。このため、冷却室内の温度を冷凍品保管温度帯に維持することができる。
一方、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度である場合には、第1開閉弁及び第2開閉弁が交互に開閉される。従って、低温のCO2冷媒液は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路に交互に流れ、CO2冷媒液が流れる冷媒流路にファンによって循環する冷却室内の空気が接触すると、CO2冷媒液と空気との間で熱交換されて循環する空気を冷却するとともに、該空気内の水分が霜となってCO2冷媒液が流れる冷媒流路に付着する。このため、冷却室内の温度を冷凍品保管温度帯より高い温度帯とすることができ、ファンの発停によりチルド品保管温度帯に維持することができる。なお、CO2冷媒液が流れる冷媒流路は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路のいずれか一方であるので、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の両方にCO2が流れる場合と比較して、冷媒流路の伝熱面積は半分になるが、CO2冷媒と冷却室内の空気との温度差が大きいため、冷却能力が損なわれることは無い。また、CO2冷媒液が流れていない冷媒流路には、ファンによって循環する冷却室内の空気が接触する。このとき、冷却室内の空気は、チルド品を保管可能な温度(例えば、+5℃)であるので、冷却室内の空気によってCO2冷媒液が流れていない冷媒流路に付着する霜を融かすことができる。このため、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度である場合には、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の一方に霜が付着しても、他方の流路に付着する霜は除去されるので、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の両者に霜が付くことはない。従って、チルド品の保管時に空気冷却器の冷媒流路に多量の霜が付着して電動ファンが過負荷状態とならない空気冷却器を実現することができる。また、冷却室内の空気を第1冷媒流路及び第2冷媒流路に流すファンのモータの過負荷を防止することができる。さらに、チルド品の保管時に、デフロスト運転のために、空気冷却器の運転を停止する必要がなく、空気冷却器の連続運転が可能となって、冷却不良が発生することを無くすことができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉を制御する制御装置が設けられ、
前記制御装置は、前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合に、予め設定された所定時間の経過毎に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を交互に開閉するように構成されている。
この場合、制御装置は、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合に、予め設定された所定時間の経過毎に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を交互に開閉するように制御するので、第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉制御のタイミングを時間で管理するので、デフロストのための開閉制御を容易にすることができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記ファンによって循環する空気の流れ方向上流側から下流側へ向かって前記空気冷却器内に延在している。
この場合、第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記ファンによって循環する空気の流れ方向上流側から下流側へ向かって前記空気冷却器内に延在しているので、設定温度がチルド品保管温度帯である場合、空気の循環時には、第1冷媒流路又は前記第2冷媒流の上流側に霜が多く付着し、下流側に付着する霜の量は少なくなる。このため、第1冷媒流路又は前記第2冷媒流路に付着した霜をファンによって循環する空気によって容易に霜を融かすことができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態に係わる空気冷却器の運転方法は、
低温のCO2冷媒液が循環するCO2冷媒流路と、被冷却品を保管する冷却室内で電動ファンによって循環する空気との間で熱交換して前記冷却室内の空気を冷却する請求項1に記載の空気冷却器の運転方法であって、
前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯であるときに、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか一方を開とし、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか他方を閉として、前記第1冷媒流路及び前記第2循環流路のいずれか一方に前記循環路にCO2冷媒液を流し、前記第1冷媒流路及び前記第2循環流路のいずれか他方に前記冷却されたCO2冷媒液の流通を遮断する第1冷却工程と、
前記第1冷却工程の後に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか他方を開とし、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか一方を閉として、前記第1冷媒流路及び前記第2循環流路のいずれか他方にCO2冷媒液を流し、前記第1冷媒流路及び前記第2循環流路のいずれか一方にCO2冷媒液の流通を遮断する第2冷却工程とからなるサイクルを繰り返すように構成される。
上記空気冷却器の運転方法によれば、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯であるときには、第1冷媒流路及び第2循環流路の一方にCO2冷媒液を流し、第1冷媒流路及び第2循環流路の他方にCO2冷媒液の流通を遮断する第1冷却工程を行った後に、第1冷媒流路及び第2循環流路の他方に冷却されたCO2冷媒液を流し、第1冷媒流路及び第2循環流路の一方にCO2冷媒液の流通を遮断する第2冷却工程を行うサイクルを繰り返す。第1冷却工程では、CO2冷媒液は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の一方に流れ、CO2冷媒液と熱交換されて冷却室の空気を冷却するとともに、冷却室内の空気中の水分が霜となってCO2冷媒液が流れる冷媒流路に付着する。このため、冷却室内の温度を冷凍品保管温度より高い温度帯とすることができ、ファンの発停によりチルド品保管温度帯に維持することができる。一方、CO2冷媒液が流れていない第1冷媒流路及び第2循環流路の他方には、ファンによって循環する冷却室内の空気が接触する。このとき、冷却室内の空気は、チルド品を保管可能な温度(例えば、+5℃)であるので、冷却室内の空気によってCO2冷媒液が流れていない冷媒流路に付着する霜を融かすことができる。
第2冷却工程では、CO2冷媒液は、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の他方に流れ、CO2冷媒液と空気との間で熱交換されて冷却室の空気を冷却するとともに、冷却室内の空気中の水分が霜となってCO2冷媒液が流れる冷媒流路に付着する。このため、冷却室内の温度を冷凍品保管温度より高い温度帯とすることができ、ファンの発停によりチルド品保管温度帯に維持することができる。一方、CO2冷媒液の流れが遮断された第1冷媒流路及び第2冷媒流路の一方には、ファンによって循環する冷却室内の空気が接触する。このとき、冷却室内の空気は、チルド品を保管可能な温度(例えば、+5℃)であるので、冷却室内の空気によってCO2冷媒液が流れていない冷媒流路に付着する霜を融かすことができる。よって、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度である場合には、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の一方に霜が付着しても、他方の流路に付着する霜は除去されるので、第1冷媒流路及び第2冷媒流路の両者に霜が付くことはない。従って、チルド品の保管時に空気冷却器の冷媒流路に多量の霜が付着して電動ファンが過負荷とならない空気冷却器の運転方法を実現することができる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、冷却室内に冷凍品を保管可能な運転と、冷却室内にチルド品を保管可能な運転とが切替可能であり、CO2冷媒液と冷却室内の空気との間で熱交換して冷却室内の空気を冷却する場合に、冷却室内にチルド品を保管する際に、空気冷却器のCO2冷媒流路に多量の霜が付着して電動ファンが過負荷とならない空気冷却器及びその運転方法を提供することができる。
本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷却器を含む概略構成図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷却器の内部構造を示した概略説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る制御装置の説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷却器の内部構造を示し、同図(a)及び同図(b)は、冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合における空気冷却器内のCO2冷媒液の循環状態図である。 従来の空気冷却器の内部構造図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。先ず、本発明の空気冷却器の運転方法の実施形態を説明する前に、空気冷却器の実施形態について説明する。なお、この実施形態として記載されている又は図示されている構成部品の材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
生鮮食品や冷凍食品等を低温で貯蔵する冷蔵倉庫の冷却温度帯には、C級、F級等の等級があり、これらの等級毎に冷却温度帯が異なっている。例えば、C級冷蔵倉庫は、−10℃〜+5℃の温度帯(以下、「チルド品保管温度帯」と記す)に保持され、F級蔵倉庫は、−30℃〜−20℃の温度帯(以下、「冷凍品保管温度帯」と記す)に保持される。本実施形態では、チルド品保管温度帯と冷凍品保管温度帯に切替可能な空気冷却器を例にして説明する。
図1は、本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷却器を含む空気冷却装置1の概略構成図を示している。空気冷却装置1は、図1に示すように、NH3を一次冷媒とする一次冷却回路10と、CO2を二次冷媒とする二次冷却回路20とを有して構成されている。二次冷媒のCO2は、一次冷媒のNH3と熱交換されて冷却される。二次冷却回路20には、冷蔵倉庫3の冷却室4内の空気と二次冷媒であるCO2冷媒液との間で熱交換して冷却室4内の空気を冷却する空気冷却器21が設けられている。冷蔵倉庫3は、冷却室4の隣に、荷解きや梱包等の作業を行う荷捌き室6が設けられている。空気冷却器21の詳細は、後述する。
一次冷却回路10は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、カスケードコンデンサ14等の冷凍サイクル構成機器を有して構成されている。凝縮器12には、冷却水循環路15が接続され、凝縮器12で冷却水によって凝縮したNH3は、一旦NH3レシーバ16に貯留された後、カスケードコンデンサ14に送られ、カスケードコンデンサ14で2次冷媒であるCO2と熱交換して蒸発する。カスケードコンデンサ14で蒸発したNH3は、圧縮機11で圧縮された後、凝縮器12に送られる。冷却水循環路15は、屋外に設けられた冷却塔(図示せず)に接続され、凝縮器12でNH3を冷却した冷却水は冷却塔で冷却される。
二次冷却回路20は、CO2レシーバ23、空気冷却器21等を有して構成されている。CO2レシーバ23は、カスケードコンデンサ14で冷却されて液化したCO2冷媒液を貯留する。二次冷却回路20は、CO2レシーバ23とカスケードコンデンサ14とを接続するCO2循環路24と、CO2レシーバ23と空気冷却器21との間を接続してCO2冷媒液を空気冷却器21に送るCO2冷媒供給路25と、空気冷却器21とCO2レシーバ23との間を接続して空気と熱交換したCO2冷媒液(気液二相状態も含む)をCO2レシーバに戻すCO2冷媒戻し路26とを有してなる。CO2冷媒供給路25には、CO2冷媒供給路25から分岐して空気冷却器21に接続されたCO2冷媒分岐路27が接続されている。
CO2冷媒供給路25及びCO2冷媒分岐路27には、CO2冷媒液の循環を許容し及び遮断可能な第1開閉弁29及び第2開閉弁30が設けられている。これら第1開閉弁29及び第2開閉弁30は、電動式又は電磁式の開閉弁であり、制御装置40によって第1開閉弁29及び第2開閉弁30の開閉が制御される。
図2は、本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷却器21の内部構造を示した概略説明図である。空気冷却器21は、図2に示すように、箱状に形成されたケーシング32と、CO2冷媒供給路25に連通して一次冷却回路10(図1参照)の冷凍サイクルによって冷却されたCO2冷媒液が流れる第1冷媒流路33と、CO2冷媒分岐路27に連通して一次冷却回路10の冷凍サイクルによって冷却されたCO2冷媒液が流れる第2冷媒流路34が設けられている。つまり、第1冷媒流路33と第2冷媒流路34は、二次冷却回路20の一部であって、CO2冷媒液が並列に流れる並列流路を構成している。
第1冷媒流路33は、ケーシング32の幅方向一端部からケーシング32の前壁部32aに沿ってケーシング32の幅方向中央部側へ延びて、幅方向中央部において反対方向に折り返して前壁部32aに沿って延び、幅方向一端部において再び反対方向に折り返して前壁部32aに沿って延びるようにして、前壁部32aから後方側に向かって蛇行するように形成されている。また、第2冷媒流路34は、第1冷媒流路33と同様に、ケーシング32の幅方向他端部からケーシング32の前壁部32aに沿ってケーシング32の幅方向中央部側へ延びて、幅方向中央部において反対方向に折り返して前壁部32aに沿って延び、幅方向他端部において再び反対方向に折り返して前壁部32aに沿って延びるようにして、前壁部32aから後方側に向かって蛇行するように形成されている。
ケーシング32の前壁部32a及び後壁部32bには、空気の循環が可能な孔部(図示せず)が設けられている。また、ケーシング32内には、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34との周辺に形成されて前壁部32aの孔部から流入した空気を流す風路35が設けられている。このため、前壁部32aの孔部から流入した空気は、風路35を流れて後壁部32bに設けられた孔部(図示せず)から排出される。
ケーシング32の後壁部32bの後方側には、電動ファン45が設けられている。電動ファン45は、図1及び図2に示すように、モータ45aの駆動によって羽根車45bが回転するように構成されている。電動ファン45は、駆動によって冷却室4内の空気を、空気冷却器21を介して吸引して冷却室4内を循環させる。つまり、電動ファン45が駆動すると、冷却室4内の空気は、空気冷却器21の前壁部32aの孔部及び空気冷却器21内の風路35を通って空気冷却器21の後壁部32bの孔部から排出されて冷却室4内を循環する。電動ファン45の作動は、制御装置40によって制御される。
図3は、本発明の幾つかの実施形態に係る制御装置40の説明図である。制御装置40には、図3に示すように、温度設定スイッチ47、温度センサ48、第1開閉弁29、第2開閉弁30、電動ファン45が電気的に接続されている。温度設定スイッチ47は、冷却室4内の温度を設定するためのスイッチであり、チルド品保管温度帯(−10℃〜+5℃の)のチルドスイッチ47aと、冷凍品保管温度帯(−30℃〜−20℃)の冷凍スイッチ47bが設けられている。
温度センサ48は、冷却室4内の温度を検出する。制御装置40は、温度設定スイッチ47の冷凍スイッチ47bがON操作されると、第1開閉弁29及び第2開閉弁30を共に開弁させるとともに、電動ファン45のモータ45a(図1参照)を駆動させる。従って、CO2冷媒液は、図2に示すように、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34を流れて、冷却室4内の空気と熱交換する。このため、冷却室4内の空気は冷却されて、冷却室4内が冷凍品保管温度になる。
また、制御装置40は、温度設定スイッチ47のチルドスイッチ47aがON操作されると、第1開閉弁29及び第2開閉弁30を所定時間毎に交互に開閉させるとともに、電動ファン45のモータ45aを発停駆動させる。従って、CO2冷媒液は、図4(a)及び図4(b)に示すように、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34を所定時間毎に交互に流れて、冷却室4内の空気と熱交換する。このため、冷却室4内の空気は冷却されて、ファンの発停により冷却室4内がチルド品保管温度に維持される。なお、第1開閉弁29及び第2開閉弁30の開閉の切替時期を所定時間の経過時としたが、電動ファン45のモータ45a(図1参照)に流れる電流値を検出し、検出された電流値が所定値を超えると、第1開閉弁29及び第2開閉弁30の開閉の切り替えるようにしてもよい。
次に、空気冷却器21の運転方法について、図2、図3、図4を参照しながら説明する。図4(a)は冷却室4内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合における空気冷却器21の第1冷媒流路33にCO2が流れている状態を示し、図4(b)は、冷却室4内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合における空気冷却器21の第2冷媒流路34にCO2が流れている状態を示している。
先ず、冷却室4内を冷凍品保管温度(例えば、−25℃)にするための空気冷却器21の運転方法について説明する。図1、図2、図3に示すように、温度設定スイッチ47の冷凍スイッチ47bがON操作されると、制御装置40は、第1開閉弁29及び第2開閉弁30を共に開くとともに、電動ファン45のモータ45aを駆動させる。従って、一次冷却回路10でCO2冷媒液は、CO2冷媒供給路25を通って第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34を流れる。
従って、CO2冷媒液は、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34の循環時に、電動ファン45によって吸引されて空気冷却器21内を流れる空気と熱交換する。熱交換された空気は冷却されて冷却室4内に排出され、冷却室4内に排出された空気は、冷却室4内を循環して再び空気冷却器21内に流入して冷却される。このような空気の循環によって、冷却室4内は冷凍品保管温度(例えば、−25℃)に維持される。
なお、冷却室4内の温度を冷凍品保管温度、例えば、−25℃に維持するためには、CO2冷媒液の温度を約−32℃にする必要があり、この場合の冷却室4内の露点温度は低い。また、冷却室4内に保管される物は、冷凍食品等の既に凍った物であるので、水分の含有量は少ない。このため、電動ファン45によって空気冷却器21内に送られる空気に含まれる水分量は少ない。従って、CO2冷媒液と空気との熱交換時に、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34の上流側に付着する霜の量は少ない。従って、電動ファン45による空気の吸引抵抗の増大が抑制されて、電動ファン45のモータ45aが過負荷となることはない。
次に、冷却室4内をチルド品保管温度(例えば、+5℃)にするための空気冷却器21の運転方法について説明する。図1、図3、図4(a)に示すように、温度設定スイッチ47のチルドスイッチ47aがON操作されると、制御装置40は、第1開閉弁29を開とし、第2開閉弁30を閉とし、電動ファン45のモータ45aを駆動させる。従って、一次冷却回路10からのCO2冷媒液は、CO2冷媒供給路25を通って第1冷媒流路33を流れる。
従って、CO2冷媒液は、第1冷媒流路33の循環時に、電動ファン45によって吸引されて空気冷却器21内を流れる空気と熱交換して、冷却室4からの空気を冷却する。冷却された空気は冷却室4内に排出され、冷却室4内を循環して再び空気冷却器21内に流入して冷却される。ここで、空気冷却器21は、第1冷媒流路33と第2冷媒流路34にCO2冷媒液を流すことで、冷却室4内を冷凍品保管温度にすることが可能な冷却能力を有している。このため、第1冷媒流路33のみにCO2冷媒液を流すと、その冷媒能力は、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34にCO2の冷媒を流した場合と比較して、約半分になる。このため、第1冷媒流路33にのみCO2冷媒液を循環させることで、冷却室4内を冷凍品保管温度より高い温度にすることができ、電動ファン45を発停させることでチルド品保管温度(例えば、+5℃)にすることができる。
さて、第1冷媒流路33を流れるCO2冷媒液の温度は、約−32℃であり、冷却室4内には、水分量が多い野菜等のチルド品が収容される場合がある。このため、冷却室4内の空気の絶対湿度は高くなり、電動ファン45によって空気冷却器21内に送られる空気に含まれる水分量は多くなる。従って、CO2冷媒液と冷却室4内の空気との熱交換時に、空気に含まれる水分は、CO2冷媒液の流れる第1冷媒流路33の上流側に霜として付着し、この付着する霜の量は多くなる。
しかしながら、第2冷媒流路34にはCO2冷媒液が流れていないので、電動ファン45によって空気冷却器21内に吸引された空気は、その温度が0℃以上であれば、第2冷媒流路34に付着する霜を融かすことができる。このため、第2冷媒流路34の周りの風路35が確保され、電動ファン45による空気の吸引抵抗の増大による過負荷を防止することができる。
第1冷媒流路33へのCO2冷媒液の循環が所定時間を経過すると、制御装置40は、第1開閉弁29を閉とし、第2開閉弁30を開とする。電動ファン45のモータ45aは駆動状態に維持される。従って、一次冷却回路10からのCO2冷媒液は、CO2冷媒供給路25、CO2冷媒分岐路27を通って第2冷媒流路34を流れる一方、第1冷媒流路33へのCO2冷媒液の循環は遮断される。
従って、CO2冷媒液は、第2冷媒流路34の循環時に、電動ファン45によって吸引されて空気冷却器21内を流れる空気と熱交換して、空気を冷却する。この冷却された空気は冷却室4内に排出され、冷却室4内を循環して再び空気冷却器21内に流入して冷却される。ここで、前述したように、空気冷却器21は、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34の両流路にCO2冷媒液を流すことで、冷却室4内を冷凍品保管温度にすることが可能な冷却能力を有しているので、第2冷媒流路34のみにCO2冷媒液を流すと、その冷媒能力は、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34にCO2冷媒液を流した場合の約半分になる。このため、第2冷媒流路34にのみCO2冷媒液を流すことで、冷却室4内を冷凍品保管温度より高い温度にすることができ、電動ファン45を発停させることでチルド品保管温度(例えば、+5℃)にすることができる。
また、第2冷媒流路34を流れるCO2冷媒液の温度は、約−32℃であり、冷却室4内には、水分量が多い野菜等のチルド品が収容されている。このため、冷却室4内の空気の絶対湿度は高くなり、電動ファン45によって空気冷却器内に送られる空気に含まれる水分量は多くなる。従って、CO2冷媒液との熱交換時に、空気に含まれる水分は、第2冷媒流路34の上流側に霜として付着し、この付着する霜の量は多くなる。
しかしながら、第1冷媒流路33にはCO2冷媒液が流れていないので、電動ファン45によって空気冷却器21内に吸引された空気は、その温度が0℃以上であれば、第1冷媒流路33に付着する霜を融かすことができる。このため、第1冷媒流路33の周りの風路35が確保され、電動ファン45による空気の吸引抵抗の増大による過負荷を防止することができる。
このように、所定時間が経過する毎に、制御装置40は、第1開閉弁29及び第2開閉弁30の開閉を、一方を開き他方を閉じるように制御するので、第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34の一方によって、冷却室4内の空気の温度をチルド品保管温度に冷却することができ、また第1冷媒流路33及び第2冷媒流路34の他方に付着する霜が冷却室4内の空気によって融かされる。このため、チルド品の保管時に空気冷却器21の冷媒流路に多量の霜が付着して、電動ファン45のモータ45aが過負荷とならない空気冷却器21を実現することができる。従って、チルド品の保管時に、デフロスト運転のために、空気冷却器21の運転及びCO2冷媒液の循環を停止する必要がなく、空気冷却器21の連続運転が可能となって、冷却不良が発生することを無くすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。例えば、上述した各種実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1 空気冷却装置
3 冷蔵倉庫
4 冷却室
6 荷捌き室
10 一次冷却回路
11 圧縮機
12 凝縮器
13 膨張弁
14 カスケードコンデンサ
15 冷却水循環路
16 NH3レシーバ
20 二次冷却回路(循環路)
21、60 空気冷却器
23 CO2レシーバ
24 CO2循環路
25 CO2冷媒供給路
26 CO2冷媒戻し路
27 CO2冷媒分岐路
29 第1開閉弁
30 第2開閉弁
32、61 ケーシング
32a、61a 前壁部
32b、61b 後壁部
33 第1冷媒流路
34 第2冷媒流路
35 風路
40 制御装置
45 電動ファン(ファン)
45a モータ
45b 羽根車
47 温度設定スイッチ
47a チルドスイッチ
47b 冷凍スイッチ
48 温度センサ
62 CO2冷媒流路

Claims (5)

  1. 低温のCO2冷媒液が循環するCO2冷媒流路と、被冷却品を保管する冷却室内で電動ファンによって循環する空気との間で熱交換して前記冷却室内の空気を冷却する空気冷却器であって、
    前記CO2冷媒流路は、CO2冷媒液が並列に流れて並列流路を構成する第1冷媒流路及び第2冷媒流路を含み、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記ファンによって流れる前記冷却室内の空気の風路上にて互いに異なる位置に配置され、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路の夫々に繋がる前記CO2冷媒流路の往路には、CO2冷媒液の流れを許容し及び遮断可能な第1開閉弁及び第2開閉弁が設けられ、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉によって、CO2冷媒液が同時に又は交互に流れるように構成され
    前記冷却室内の設定温度が冷凍品保管温度帯である場合には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開として、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路に低温のCO2冷媒液を同時に流し、前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を交互に開閉して、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路に低温のCO2冷媒液を交互に流すように構成されている
    ことを特徴とする空気冷却器。
  2. 前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉を制御する制御装置が設けられ、
    前記制御装置は、前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯である場合に、予め設定された所定時間の経過毎に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を交互に開閉するように構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の空気冷却器。
  3. 前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記ファンによって循環する空気の流れ方向上流側から下流側へ向かって前記空気冷却器内に延在している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気冷却器。
  4. 低温のCO2冷媒液が循環するCO2冷媒流路と、被冷却品を保管する冷却室内で電動ファンによって循環する空気との間で熱交換して前記冷却室内の空気を冷却する空気冷却器であって、
    前記CO2冷媒流路は、CO2冷媒液が並列に流れて並列流路を構成する第1冷媒流路及び第2冷媒流路を含み、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記ファンによって流れる前記冷却室内の空気の風路上にて互いに異なる位置に配置され、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路の夫々に繋がる前記CO2冷媒流路の往路には、CO2冷媒液の流れを許容し及び遮断可能な第1開閉弁及び第2開閉弁が設けられ、
    前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開閉によって、CO2冷媒液が同時に又は交互に流れるように構成され、
    前記風路の上流側に位置する前壁部と、前記風路の下流側に位置する後壁部と、を含んで箱状に形成され、前記風路を形成する内部空間を有するケーシングを備え、
    前記第1冷媒流路は、前記ケーシング内において、前記ケーシングの幅方向一端部から前記ケーシングの幅方向中央部へ延びて、該幅方向中央部において前記幅方向一端部へと反対方向に折り返して前記前壁部に沿って延びる折り返し部を含む蛇行形状を有し、
    前記第2冷媒流路は、前記ケーシング内において、前記ケーシングの幅方向他端部から前記ケーシングの幅方向中央部へ延びて、該幅方向中央部において前記幅方向他端部へと反対方向に折り返して前記前壁部に沿って延びる折り返し部を含む蛇行形状を有する
    ことを特徴とする空気冷却器。
  5. 低温のCO2冷媒液が循環するCO2冷媒流路と、被冷却品を保管する冷却室内で電動ファンによって循環する空気との間で熱交換して前記冷却室内の空気を冷却する請求項1に記載の空気冷却器の運転方法であって、
    前記冷却室内の設定温度がチルド品保管温度帯であるときに、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか一方を開とし、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか他方を閉として、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路のいずれか一方に前記CO2冷媒流路にCO2冷媒液を流し、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路のいずれか他方に前記冷却されたCO2冷媒液の流通を遮断する第1冷却工程と、
    前記第1冷却工程の後に、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか他方を開とし、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁のいずれか一方を閉として、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路のいずれか他方にCO2冷媒液を流し、前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路のいずれか一方にCO2冷媒液の流通を遮断する第2冷却工程とからなるサイクルを繰り返す
    ことを特徴とする空気冷却器の運転方法。
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