JPH112453A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH112453A
JPH112453A JP15355297A JP15355297A JPH112453A JP H112453 A JPH112453 A JP H112453A JP 15355297 A JP15355297 A JP 15355297A JP 15355297 A JP15355297 A JP 15355297A JP H112453 A JPH112453 A JP H112453A
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air conditioner
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air
fitting
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JP15355297A
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Nobuyuki Mori
信幸 森
Yoshimi Kawai
▲吉▼美 河合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の支軸で軸支される左右の長さ寸法が大
きい合成樹脂製の風向板を、雄雌の嵌合部を備えた複数
の軸受部と一枚の板とに分割して、コスト的に有利な構
成より成形できるようにした空気調和機を提供する。 【解決手段】 吸込口2と吹出口5とを結ぶ空気通路
に、熱交換器3と送風ファン4とを設け、前記吹出口
に、複数の支軸7を備えた風向板6を回動自在に軸支し
てなる空気調和機において、前記風向板は、前記支軸が
設けられた合成樹脂製の複数の軸受部6bおよび一枚の板
6aによって構成され、前記板の裏面側上下に、相対向す
る略L字状断面で形成した左右に延びる嵌合溝bと、同
嵌合溝に対応して前記軸受部に形成した嵌合片aとから
なる嵌合部で嵌合されて、前記軸受部および前記板がほ
ぼ一体的に形成される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、複数の支軸で軸支される左右の長さ
寸法が大きい合成樹脂製の風向板を、嵌合部を備えた複
数の軸受部と一枚の板とに分割して、コスト的に有利な
構成より成形できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図1と、図
3(A)乃至図3(C)とで示すように、天井面Aに吊
下げ設置された本体1の吸込口2と吹出口5とを結ぶ空
気通路に、熱交換器3と送風ファン4とを設け、前記吹
出口5に支軸7を備えた合成樹脂製の風向板6を回動自
在に軸支してなる構成であった。
【0003】前記風向板6は、例えば左右の長さ寸法が
大きく形成されて複数の前記支軸7で軸支されるような
場合、大型の射出成形機によって、板6a' と、同板6a'
の背面側に交点を結ぶよう略三角錐状および垂直状に延
びる複数のアーム6cと、同アーム6cの交点に設けられる
前記支軸7とを一体成形していた。
【0004】しかしながら、前記風向板6は、大型の射
出成形機によって一体成形した際、気温や湿度などの成
形条件によって寸法形状にバラツキが生じやすくなり、
また、コスト的に不利になってしまうという問題を有し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、複数の支軸で軸支される左右の長さ
寸法が大きい合成樹脂製の風向板を、嵌合部を備えた複
数の軸受部と一枚の板とに分割して、コスト的に有利な
構成より成形できるようにした空気調和機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱交
換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、複数の支軸
を備えた風向板を回動自在に軸支してなる空気調和機に
おいて、前記風向板は、前記支軸が設けられた合成樹脂
製の複数の軸受部および一枚の板によって構成され、前
記板の裏面側上下に、相対向する略L字状断面で形成し
た左右に延びる嵌合溝と、同嵌合溝に対応して前記軸受
部に形成した嵌合片とからなる嵌合部で嵌合されて、前
記軸受部および前記板がほぼ一体的に形成される構成と
なっている。
【0007】また、前記嵌合溝は、前記略L字状断面の
水平部が、垂直部の外側に位置するように形成した構成
となっている。
【0008】また、前記嵌合部は、相互に溶着して固定
するようにした構成となっている。
【0009】また、前記軸受部に、同軸受部の背面側に
交点を結ぶ略三角錐状および垂直状に延びる複数のアー
ムを設け、同アームの交点に前記支軸を設けた構成とな
っている。
【0010】更に、前記板を押出し成形機によって成形
し、前記軸受部を射出成形機によって成形するようにし
た構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以上のように構成したので、複数
の支軸で軸支される左右の長さ寸法が大きい合成樹脂製
の風向板を、嵌合部を備えた複数の軸受部と一枚の板と
に分割して、コスト的に有利な構成より成形できるよう
にした空気調和機となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1と、図2(A)乃至図2(C)とにお
いて、1は天井面Aに設置された空気調和機本体、2は
同本体1に設けられた吸込口、3は同吸込口2と後述す
る吹出口とを結ぶ空気通路に設けられ、同吸込口2から
吸い込まれた空気を熱交換するための熱交換器、4は前
記空気通路に設けられ、熱交換された空気を後述する吹
出口に送出するための送風ファン、5は前記熱交換器3
で熱交換された空気を室内に向けて吹き出すための吹出
口、6は同吹出口5に支軸7を備えて回動自在に軸支さ
れた合成樹脂製の風向板である。
【0013】前記風向板6は、前記支軸7が設けられた
合成樹脂製の複数の軸受部6bおよび一枚の板6aによって
構成され、前記板6aの裏面側上下に、相対向する略L字
状断面で形成した左右に延びる嵌合溝bと、同嵌合溝b
に対応して前記軸受部6bに形成した嵌合片aとからなる
嵌合部で嵌合されて、前記軸受部6bおよび前記板6aがほ
ぼ一体的に形成される構成となっており、これによっ
て、前記板6aおよび、または前記軸受部6bの弾性を利用
して簡便に嵌合し、前記風向板6を正確に形成できるよ
うになるとともに、前記板6aを金型費が比較的に安価な
押出し成形機で成形できるようになり、また、前記軸受
部6bを射出成形機で成形できるようになるので、材質を
使い分けることができるようになって、製作コストを大
幅に低減できるようにした構造となる。
【0014】また、前記嵌合溝bは、略L字状断面の水
平部が、垂直部の外側に位置するように形成したことに
より、前記嵌合片aをその先端から容易に挿入して正確
に嵌合できるようにした構成となっている。
【0015】また、前記嵌合部は、例えば超音波溶着な
どにより溶着して固定するようにしたことにより、前記
板6aと前記軸受部6bとを容易に、且つ正確に一体化でき
るようにした構成となっている。
【0016】また、前記軸受部6bに、同軸受部6bの背面
側に交点を結ぶ略三角錐状および垂直状に延びる複数の
アーム6cを設け、同アーム6cの交点に前記支軸7を設け
たことにより、前記軸受部6bと前記アーム6cおよび前記
支軸7とを、射出成形機によって容易に一体成形できる
ようになるとともに、前記支軸7に適宜強度をもたせる
ことができるようにした構造となっている。
【0017】更に、前記板6aを押出し成形機によって成
形し、前記軸受部6bを射出成形機によって成形するよう
にしたことにより、上記に説明したとおり、前記板6aお
よび前記軸受部6bの材質を使い分けることができるよう
になるとともに、製作コストを大幅に低減させることが
できるようにした構造となる。
【0018】以上の構成により、図1と、図2(A)乃
至図2(C)とで示すように、前記風向板6は、前記嵌
合片aおよび前記嵌合溝bからなる嵌合部を備えた合成
樹脂製の前記板6aと前記軸受部6bとによって構成され、
同軸受部6bには前記支軸7が設けられ、前記嵌合部を嵌
合して、前記板6aと前記軸受部6bとがほぼ一体的に形成
される構成としたことによって、前記板6aを金型費が比
較的に安価な押出し成形機で成形できるようになり、ま
た、前記軸受部6bを射出成形機で成形できるようになる
ので、材質を使い分けることができるようになるととも
に、製作コストを大幅に低減させることができるように
なる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によると、複数の支
軸で軸支される左右の長さ寸法が大きい合成樹脂製の風
向板を、嵌合部を備えた複数の軸受部と一枚の板とに分
割して、コスト的に有利な構成より成形できるようにし
た空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例による空気調和機の断面図
である。
【図2】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は
風向板の正面図であり、(B)は(A)で示すA矢視図
であり、(C)は(A)で示すBーB分解断面図であ
る。
【図3】従来例による空気調和機の説明図で、(A)は
風向板の正面図であり、(B)は(A)で示すA矢視図
であり、(C)は(A)で示すBーB分解断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空気調和機本体 2 吸込口 3 熱交換器 4 送風ファン 5 吹出口 6 風向板 6a 板 6b 軸受部 6c アーム 7 支軸 a 嵌合片 b 嵌合溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、熱
    交換器と送風ファンとを設け、前記吹出口に、複数の支
    軸を備えた風向板を回動自在に軸支してなる空気調和機
    において、 前記風向板は、前記支軸が設けられた合成樹脂製の複数
    の軸受部および一枚の板によって構成され、前記板の裏
    面側上下に、相対向する略L字状断面で形成した左右に
    延びる嵌合溝と、同嵌合溝に対応して前記軸受部に形成
    した嵌合片とからなる嵌合部で嵌合されて、前記軸受部
    および前記板がほぼ一体的に形成されることを特徴とす
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記嵌合溝は、前記略L字状断面の水平
    部が、垂直部の外側に位置するように形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部は、相互に溶着して固定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記軸受部に、同軸受部の背面側に交点
    を結ぶ略三角錐状および垂直状に延びる複数のアームを
    設け、同アームの交点に前記支軸を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記板を押出し成形機によって成形し、
    前記軸受部を射出成形機によって成形するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の空気調和
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014317A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2016133278A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 送風装置及び空気調和機
JP2021038866A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室内機

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JP2010014317A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2016133278A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 送風装置及び空気調和機
JP2021038866A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室内機

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