JP3013740U - 風向調整用羽根の連結構造 - Google Patents
風向調整用羽根の連結構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数枚のルーバをそれぞれの回転支軸を中心
に同一方向に回転可能とするルーバ連結構造において、
ルーバと、これらをつなぐルーバ連結棒とを1つの金型
で製作できるようにし、かつ組み立て工数の削減を行な
ってコスト低減を図る。 【構成】 ルーバ1とルーバ連結棒2とを樹脂板によっ
て一体成形し、各ルーバ1とルーバ連結棒2との接続部
位に、この接続部位を薄肉とすることによってヒンジ部
4,5を形成する。
に同一方向に回転可能とするルーバ連結構造において、
ルーバと、これらをつなぐルーバ連結棒とを1つの金型
で製作できるようにし、かつ組み立て工数の削減を行な
ってコスト低減を図る。 【構成】 ルーバ1とルーバ連結棒2とを樹脂板によっ
て一体成形し、各ルーバ1とルーバ連結棒2との接続部
位に、この接続部位を薄肉とすることによってヒンジ部
4,5を形成する。
Description
【0001】
本考案は、たとえばエアコンディショナの空気吹き出し口に取り付けられる風 向調整用羽根の連結構造に関する。 なお、風向調整用羽根(以後ルーバと呼ぶ)はエアコンディショナに対して設 けられる仕切り板であって、風向を左右方向または上下方向に調整するのに用い られる。
【0002】
周知のようにエアコンディショナにおいては、その室内機は図5に示すような 外観を呈するものであつて、空気取り入れ口Aから取り入れた室内空気に対し冷 却または除湿等を施したのち、空気吹き出し口Bから送り出して室内に戻すよう になされているが、その場合、上記の空気吹き出し口Bには、吹き出し空気の風 向を調節するために複数枚のルーバC〜Cが取り付けられることになる。
【0003】 ところで、上記の複数枚のルーバC〜Cは、これらが連動して回転して角度を 変えることによって上記風向を可変するように構成されている。すなわち、図6 に示すように、並列する複数枚のルーバC〜C同士を1本のルーバ連結棒Dで連 結し、任意のルーバCを支軸Eを中心に回転させたとき、このルーバCの動きが ルーバ連結棒Dを介して他のルーバC〜Cにも伝達されて、全ルーバが連動して 同一方向に回転し、これらのルーバC〜Cの角度が変えられ、風向が調整できる ようにしている。
【0004】
ところが、図6のルーバ連結構造では、各ルーバCとルーバ連結棒Dとが別部 材とされているから、図5のエアコンディショナFに対するルーバの組み込みに あたっては、ルーバC〜Cとルーバ連結棒Dとの組み立て工程(図6の矢印X部 分における連結作業)を要すると共に、これらルーバCおよびルーバ連結棒Dの 製作にそれぞれ独立した金型が必要とされる等、コストアップを招く難点があっ た。
【0005】 そこで本考案は、簡易な構造によってルーバ同士を連結することによって、部 品点数の減少、ならびにコストダウンが図れるルーバの連結構造の提供を目的と する。
【0006】
すなわち、本考案の請求項1に記載の考案(以下、第1考案と称す)は、並列 する複数の風向調整用羽根を連結棒で連結すると共に、これらの風向調整用羽根 をそれぞれの回転支軸を中心に連動して同一方向に回転可能とする連結構造であ つて、上記各風向調整用羽根と、これらの風向調整用羽根をつなぐ連結棒とが樹 脂板によって一体成形されていると共に、各風向調整用羽根と連結棒との接続部 位に、この接続部位を薄肉とすることによってヒンジ部が形成されて、このヒン ジ部において連結棒と風向調整用羽根が相対的に折れ曲がり可能とされているこ とを特徴とする。
【0007】 また、請求項2に記載の考案(以下、第2考案と称す)は、連結棒は、両端の ヒンジ部の間の断面形状が略三角形状とされていることを特徴とする。
【0008】 さらに、請求項3に記載の考案(以下、第3考案と称す)は、風向調整用羽根 はエアコンディショナの空気吹き出し口に取り付けられ左右方向の風向を調整す ることを特徴とする。
【0009】
上記の第1考案によれば、ルーバとルーバ連結棒とが樹脂板によって一体成形 されているので、1つの金型によってルーバとルーバ連結棒とが製作できると共 に、ルーバとルーバ連結棒との組み立て工程を不要にできる。
【0010】 また、第2考案によれば、ルーバ連結棒の剛性を三角断面形状によつてアップ できる。
【0011】 さらに、第3考案によれば、本考案はエアコンディショナのルーバ連結構造と して使用できる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0013】 図1は本考案のルーバ連結構造を示すものであって、複数のルーバ1〜1と、 これらのルーバをつなぐルーバ連結棒2〜2とがポリプロピレン(PP)等の合 成樹脂板から1つの金型によって一体成形される。
【0014】 すなわち、各ルーバ1〜1は、下部に回転支軸3を有すると共に、上部(とく に限定されるものではない)にルーバ連結棒2〜2が一体接続される。したがっ て、それぞれのルーバ1は左右からルーバ連結棒2,2が接続された形となるが 、ルーバ1と左右のルーバ連結棒2,2との接続部位の樹脂厚は薄肉とされて、 それぞれヒンジ部4,5が形成される。
【0015】 つまり、ルーバ1には左右のルーバ連結棒2,2がそれぞれのヒンジ部4,5 を介して接続されることになり、これらのヒンジ部4,5においてルーバ連結棒 2,2とルーバ1とが相対回転可能とされるのであるが、その場合、これらのヒ ンジ部4,5における回転軸と、先に述べた回転支軸3における回転軸とは、図 1ないし図3に示すように平行とされると共に、同軸配置とならないように位置 をずらして設けられる。具体的には図3から明らかなように、ルーバ1の先端寄 り部位に回転支軸3が設けられ、これよりもルーバ後端寄り部位で左右のルーバ 連結棒2,2が接続されてそれぞれヒンジ部4,5が設けられる。
【0016】 このようにルーバ1〜1とルーバ連結棒2〜2とが1つの金型により一体成形 されたものにおいては、各ルーバ1とルーバ連結棒2とが薄肉構造によるヒンジ 部4,5を備えて一体接続されているために、これらのヒンジ部4,5を使用し た相対回転によって、成形した図1の扁平状態から図2の状態に各ルーバ1を引 き起こすことができ、その状態でエアコンディショナなどの機器の空気吹き出し 口におけるルーバ取り付け枠6(図2参照)に各ルーバ1の回転支軸3を嵌める ことによってエアコンディショナにルーバ1〜1を装着できる。
【0017】 そして、上記の装着状態では、図3に示すように任意のルーバ1を手によって 回転支軸3を中心とする、たとえば矢印イ方向に回転させれば、このルーバ1に ヒンジ部4を介して接続されているルーバ連結棒2が矢印ロ方向に引かれて、ヒ ンジ5を介し隣りのルーバ1にも回転支軸3を中心とする矢印イ方向の回転が生 起され、同様にしてすべてのルーバ1〜1が同一方向に平行回転し、上述の空気 吹き出し口から吹き出される空気の風向を変化させることができる。
【0018】 このようなルーバ連結構造によれば、ルーバ1〜1とルーバ連結棒2〜2とが 一体成形されているので、1つの金型によってこれらのルーバ1〜1ならびにル ーバ連結棒2〜2を製作でき、金型数の削減によるコスト低減、かつまた部品点 数の削減を図ることができる。また、従来のようなルーバ1〜1とルーバ連結棒 2〜2との連結作業が不要となると共に、この連結部分での調整作業が必要なく なるので、組み立て工数の削減が行なえ、この面からもコスト低減ができる。
【0019】 なお、上述のヒンジ連結棒2の断面形状を図4のような三角形状とすれば(図 において矢印は空気の流れを示す)、該ルーバ連結棒2の剛性アップが図れ、耐 久性のあるルーバ連結構造とすることができる。
【0020】
以上の記載によって明らかなように、本考案の第1考案によれば、風向調整用 羽根と連結棒とが一体成形されているので、1つの金型によってこれらの風向調 整用羽根ならびに連結棒を製作でき、金型数の削減ができ、また、従来のような 風向調整用羽根と連結棒との連結作業が不要となると共に、この連結部分での調 整作業が必要なくなるので、組み立て工数の削減が行なえ、これらによってコス ト低減ができる。
【0021】 また、第2考案によれば、連結棒の剛性を三角断面形状によつてアップし、耐 久性をたかめることができる。
【0022】 さらに、第3考案によれば、本考案はエアコンディショナの左右方向の風向を 調整する部材として風向調整用羽根連結構造を使用できる。
【図1】 本考案の実施例にかかるルーバ連結構造の
斜視図。
斜視図。
【図2】 上記ルーバの使用状態図。
【図3】 上記使用状態における動作を説明する模式
図。
図。
【図4】 ルーバ連結棒の断面形状の変形例を示す
図。
図。
【図5】 一般的なエアコンディショナの外観図。
【図6】 従来のルーバ連結構造を示す斜視図。
1 ルーバ 2 ルーバ連結棒 3 回転支軸 4,5 ヒンジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 並列する複数の風向調整用羽根を連結棒
で連結すると共に、これらの風向調整用羽根をそれぞれ
の回転支軸を中心に連動して同一方向に回転可能とする
連結構造であつて、上記各風向調整用羽根と、これらの
風向調整用羽根をつなぐ連結棒とが樹脂板によって一体
成形されていると共に、各風向調整用羽根と連結棒との
接続部位に、この接続部位を薄肉とすることによってヒ
ンジ部が形成されて、このヒンジ部において連結棒と風
向調整用羽根が相対的に折れ曲がり可能とされているこ
とを特徴とする風向調整用羽根の連結構造。 - 【請求項2】 上記連結棒は、両端のヒンジ部の間の断
面形状が略三角形状とされていることを特徴とする請求
項1に記載の風向調整用羽根の連結構造。 - 【請求項3】 風向調整用羽根は、エアコンディショナ
の空気吹き出し口に取り付けられ左右方向の風向を調整
することを特徴とする請求項1または2に記載の風向調
整用羽根の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000116U JP3013740U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 風向調整用羽根の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000116U JP3013740U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 風向調整用羽根の連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013740U true JP3013740U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=43149382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000116U Expired - Lifetime JP3013740U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 風向調整用羽根の連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013740U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000088336A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Sharp Corp | 送風装置 |
JP2016088310A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用空気調和装置の室外機 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP1995000116U patent/JP3013740U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000088336A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Sharp Corp | 送風装置 |
JP2016088310A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用空気調和装置の室外機 |
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