JP2000088336A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2000088336A
JP2000088336A JP10259592A JP25959298A JP2000088336A JP 2000088336 A JP2000088336 A JP 2000088336A JP 10259592 A JP10259592 A JP 10259592A JP 25959298 A JP25959298 A JP 25959298A JP 2000088336 A JP2000088336 A JP 2000088336A
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plate
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body substrate
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JP10259592A
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English (en)
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Tomoji Fujii
友二 藤井
Yuji Shimamura
島村  裕二
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減と組立性の向上を図り、しか
も送風性能も向上させる。 【解決手段】 複数の風向板31が吹出口の下壁を形成
する本体基板33に一体的に形成され、各風向板31に
連動板34が一体的に形成され、各風向板31、連動板
34および本体基板33が樹脂によって一体成形された
構造となる。風向板31の一端が、本体基板33に突設
されたピン35に薄肉部36により連成され、回動可能
とされる。連動板34は、風向板31の他端に薄肉部3
7により連成され、同様に連動板34も風向板31に対
して回動可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風の吹き出し方
向を可変できる送風装置に関し、例えば空気調和機にお
ける送風装置、あるいは車両等の乗物に使用される送風
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば空気調和機では、吸込口から吸い
込まれて熱交換器によって冷却あるいは加熱された空気
は、送風装置の送風機によって加速され吹出口から吹き
出される。ここで、吹出口には、送風の吹き出し方向を
左右方向に可変するために、図12に示すように、複数
の樹脂製左右風向板1が横方向に一定間隔をおいて配設
されている。また、上下方向に吹き出し方向を可変する
上下風向板2が、吹出口に回動自在に左右方向にわたっ
て設けられている。ここで、以下においては左右風向板
を風向板と称する。
【0003】そして、各風向板1を連結する樹脂製連動
板3が設けられ、これらの風向板1が外部操作で同時に
左右方向に連動して回動し得るようになっている。なお
通常、風向板1は、空気調和機の能力の大きさによって
変わるが、4枚から5枚を一組として2〜4組設けられ
ている。
【0004】風向板1は、図13に示すように、風向を
変更する羽根部4、これを支える基台部5、および基台
部5に突設された回動軸6を樹脂によって一体成形した
ものである。羽根部4にはダボ7が形成され、これに連
動板3のダボ孔8が嵌合されることにより、連動板3は
風向板1に回動自在に取り付けられる。
【0005】回動軸6は、4分割された円筒からなり、
吹出口を形成する本体基板9の取付孔10に嵌め込ま
れ、先端に形成された爪11が本体基板9に引っ掛かっ
て、風向板1は本体基板9から抜けない。また、ある特
定の風向板1を外部から摘んだり、あるいはその風向板
1に設けた把手により、適度の角度だけ左右いずれかに
回動させて手を離すと、回動軸6と本体基板9との間の
摩擦によって風向板1は、その離した回動位置において
係止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の送風装置では、
風向板、連動板、本体基板の3部品がそれぞれ別部品に
より構成されており、風向板のダボに連動板を嵌め込ん
で取り付け、さらに風向板の回動軸を本体基板に嵌め込
んで組み立てなければならず、手間がかかり、組立作業
において非常に労力がかかり、しかもコスト的にも高く
なるという問題がある。
【0007】上記の問題を解消する技術として、特開平
10−47748号公報に記載されたものがある。これ
は、樹脂製の複数の風向板がそれぞれ肉薄ヒンジ部によ
り樹脂製の連動板に一体的に連設された構造とされ、風
向板の回動軸を本体基板に形成された取付孔に嵌め込ん
でいる。
【0008】しかしながら、風向板は本体基板とは別部
品とされ、回動軸を本体基板に嵌め込む作業が必要であ
る。また、風向板の羽根部は吹き出す風の流れを調整す
るが、基台部については風の流れに乱流を起こし、送風
の抵抗となって風量の低下や異音の原因となる。
【0009】また、複数の風向板を同方向に係止するた
め、それぞれの基台部と回動軸には大きなテンションが
かかる。しかし、風向板を回動位置に確実に止めておく
ためには、力が加えられたときにはスムーズに回動し、
力が弱まったときにはその位置で止まるように、本体基
板と風向板との嵌合具合を調節しなければならないが、
そのために金型での徴調整をする手間が多くかかってい
た。この嵌合具合の調節が不適切だと、各風向板が同じ
方向に係止されないおそれがある。
【0010】本発明は、上記に鑑みなされたもので、部
品点数の削減と組立性の向上を図り、しかも送風性能も
向上できる送風装置を提供することを目的とする。ま
た、確実に回動位置に係止できる送風装置の提供も目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、送風用の吹出口に、吹き出し方向を可変するため
に複数の風向板が配され、風向板が吹出口を形成する本
体基板に回動可能に一体的に形成され、各風向板を同時
にかつ同方向に回動させるための連動板が風向板に一体
的に形成されたものであり、各風向板と連動板および本
体基板が薄肉部を介して回動可能に連成されている。あ
るいは、連動板が、各風向板に回動可能に取り付けられ
ている。
【0012】これによって、少なくとも、風向板と本体
基板が、それぞれ別部品とならず、一体成形されたユニ
ットとなり、組立作業が非常に楽になる。ここで、風向
板の端部を本体基板に連成して、この端部を中心に回動
させることにより、風向板を送風の抵抗の少ない位置に
配置することが可能となり、風量を確保できるとともに
静音化を実現できる。
【0013】そして、風向板を任意の回動位置に保持す
るためには、風向板を本体基板に対して間接的あるいは
直接的に係止すればよい。すなわち、本体基板に対して
回動自在あるいは移動自在な保持体を設け、これが風向
板に連結され、保持体を本体基板に係止する。このよう
な保持体としては、風向板と同じ形状のものが送風の抵
抗にならないので適している。具体的には、保持体が本
体基板に回動軸を介して回動自在に支持され、回動軸が
本体基板あるいは保持体の取付孔に嵌め込まれている。
この回動軸と取付孔との間の摩擦により、保持体が係止
されることにより風向板が間接的に本体基板に係止さ
れ、風向板は任意の位置で保持される。
【0014】また、他の手段として、風向板あるいは連
動板に係合体が一体的に設けられ、本体基板に係合体に
係合する被係合体が設けられ、係合体と被係合体のうち
いずれか一方が凸形状とされ、他方が凹形状とされたも
のである。そして、両者の係合により、風向板が直接的
に本体基板に係止され、風向板は任意の回動位置に保持
される。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の実施形
態の送風装置を備えた分離型空気調和機の室内機を図3
に示す。この室内機には、キャビネット20の前面グリ
ル21および上面に吸込口22,23が形成され、前面
グリル21の下方に吹出口24が形成され、キャビネッ
ト20の内部に吸込口22,23と吹出口24とを連通
する流路25が形成されている。そして、流路25に
は、送風方向の上流側からエアーフィルター26、熱交
換器27、送風装置が配置されている。
【0016】送風装置は、送風機30としてのクロスフ
ローファンと、吹出口24に配された左右方向の吹き出
しを制御する風向板31および上下方向の吹き出しを制
御する上下風向板32とを備えている。上下風向板32
は、吹出口24の側壁に回転自在に支持されて、手動操
作により回動されたり、あるいはモータにより自動的に
回動される。
【0017】この空気調和機での風の流れとしては、送
風機30の作動により室内機の前面グリル21および上
面の吸込口22,23から吸い込まれた空気が、エアー
フィルター26を通過後、熱交換器27で熱交換され、
その後吹出口24から温風あるいは冷風として吹き出さ
れる。室内に吹き出す直前の吹出口24において、風向
板31および上下風向板32によって吹き出す送風の方
向が決定される。吹き出された空気の流線は、ほとんど
の機種で吹出口24の上壁および下壁に沿う流れとな
る。
【0018】ここで、本実施形態の送風装置では、複数
の風向板31が吹出口24の下壁を形成する本体基板3
3に回動可能に一体的に形成され、各風向板31を同時
にかつ同方向に回動させるための連動板34が風向板3
1に一体的に形成されている。すなわち、図1,2に示
すように、各風向板31、連動板34および本体基板3
3が樹脂によって一体成形された構造とされ、1つのユ
ニットとなっている。樹脂材としては、ABSやPSあ
るいはPPなどを用いる。
【0019】風向板31は、従来の羽根部とほぼ同じ形
状の薄板であり、本体基板33上に左右方向に一定間隔
をおいて並んでいる。本体基板33には、各風向板31
に対応して複数のピン35が一定間隔で突設され、この
ピン35と風向板31の送風機30に近い一端とが薄肉
部36により連成される。薄肉部36は、風向板31の
一端から徐々に薄くなるように成形され、その厚さは、
風向板31の方向が容易に変わり、かつ風向板31の回
動によってこの樹脂材が白化を起こさない、または切れ
ない寸法とされる。したがって、薄肉部36はヒンジの
機能を有することになり、風向板31はここを中心に回
動可能とされる。
【0020】連動板34は、左右方向に伸びた棒状とさ
れ、風向板31の他端に薄肉部37により連成される。
この薄肉部37は、風向板31よりも少し薄くなってお
り、同様に連動板34も風向板31に対して回動可能と
される。
【0021】このような薄肉部36,37を介して複数
の風向板31が連動板34と本体基板33に一体につな
がっている構造のユニットとすると、従来のように連動
板を風向板に取り付けたり、また風向板を本体基板に取
り付けたりする組立作業が必要なくなり、金型だけで容
易に製造することができ、キャビネット20に組み込む
作業だけでよく、組立作業を簡素化できる。
【0022】そして、任意の風向板31を左右に動かす
と、連動板34により他の風向板31も連れて同方向に
回動する。このとき、風向板31の回動中心は、風向板
31の中心部分ではなく一端側にあるため、送風の抵抗
が軽減され、送風性能を向上できる。すなわち、図4に
示すように、送風機30では、羽根38のある領域Aと
ない領域Bにおいて風量が異なり、羽根38のない領域
Bでは白矢印のように風量が多く、羽根38のある領域
Aでは黒矢印で示すように風量が少なく、送風機30の
軸方向に垂直な方向に吹き出すとき最も抵抗のない流れ
が得られる。そこで、ピン35を羽根38のある領域A
に配置することにより、図4(a)に示すように風向板
31を回動させても、送風の抵抗とならず、異音も軽減
できる。従来では、図4(b)に示すように回動軸6を
羽根38のある領域Aに配置していても、風向板1を回
動させることにより、風量の多いところで風向板1の一
端側が抵抗となり、風量が減少したり、異音が発生し
て、静音化に向けての設計に充分寄与できなかった。
【0023】さらに、本体基板33の上面と風向板31
との間には、従来の基台部のような突出物がないので、
送風に乱れが生じることはなく、風量の増大や静音化を
図ることができる。
【0024】ここで、風向板31に連動板34を一体的
に形成する代わりに、図5に示すように、連動板を別体
にして、風向板31と本体基板33だけを一体にしても
よい。連動板は、従来のように風向板31に形成された
ダボ39に嵌め込まれて、回動自在に取り付けられる。
これによっても、風向板31と本体基板33が一体形成
されたユニットに前もって連動板を取り付けることによ
り、ユニット化することができる。これをキャビネット
20に組み込むだけでよく、組立作業を容易に行うこと
ができる。
【0025】(第2実施形態)本実施形態では、図6に
示すように、風向板31を任意の回動位置に保持するた
めの保持体40を設け、この保持体40を本体基板33
に対して係止することにより風向板31が任意の回動位
置に保持される。
【0026】保持体40は、図7に示すように、従来技
術で示した風向板と同様の構造とされ、本体基板33に
一体成形された風向板31とは独立して設けられる。こ
の保持体40の構造は従来と同じであるので、詳細な説
明は省略する。保持体40は、送風の抵抗とならないよ
うに最も外側に配置され、保持体40のダボ7が連動板
34に形成されたダボ孔に嵌め込まれて、保持体40は
連動板34を介して風向板31に連結されることにな
る。なお、保持体40の位置はここに限らず、例えば中
央でもよく、さらに1個に限らず複数であってもよい。
【0027】そして、保持体40の回動軸6が、本体基
板33の取付孔41に嵌め込まれ、本体基板33に回動
自在に支持される。この回動軸6の外周には半球状の突
起42が複数形成されて凹凸状とされ、取付孔41の内
周面にも同様に半球状の突起43が複数形成されて凹凸
状とされ、これらの凹凸によって保持体40を本体基板
33に係止する係止手段が構成される。なお、回動軸6
は、風向板31の回動中心と合わせるために保持体40
の一端側に位置する。
【0028】このような回動軸6が取付孔41に嵌まり
込むことにより、両者の凹凸がかみ合って回動軸6の回
動が規制され、その結果保持体40を任意の回動位置で
係止することができる。したがって、保持体40ととも
に連動して回動する風向板31は、任意の回動位置に確
実に保持されることになる。
【0029】ここで、回動軸6は4分割された円筒から
なるので、弾性変形可能であり、保持体40が回動する
とき、回動軸6は弾性力によって撓み、スムーズな回動
が可能である。また、回動軸6を取付孔41に挿入する
ときも、同様に回動軸6が撓むことにより、容易に挿入
することができる。
【0030】なお、上記のように、回動軸6や取付孔4
1に凹凸を形成せずに両者を摺接させておき、回動軸6
と取付孔41との間の摩擦によって保持体40に制動力
を作用させ、保持体40を係止することも可能である。
これによっても、風向板31を任意の回動位置に係止す
ることができる。
【0031】また、係止手段の他の実施形態として、図
8に示すように、本体基板33に円柱状の支持軸45が
突設され、保持体40に支持軸45を挿入可能な軸受部
46が形成される。軸受部46には、円形の挿入孔47
が形成されており、挿入孔47の内径が支持軸45の外
径とほぼ同じか少しだけ大とされる。
【0032】これにより、保持体40は、本体基板33
に回動自在に支持されるとともに、支持軸45と挿入孔
47との間の摩擦により任意の回動位置で係止される。
したがって、風向板31を任意の回動位置において保持
することができる。また、保持体40を支持軸45にか
ぶせるだけなので、回動軸6を取付孔41に挿入する場
合に比べて少ない力でよく、容易に組み立てることがで
き、しかもそれぞれの径を合わすだけでよく、微妙な調
整が不要となる。
【0033】また、これの変形例として、図9に示すよ
うに、支持軸45を多角形状とし、これに対応させて軸
受部46の挿入孔47を多角形としてもよく、金型の形
状を変更するだけなので、容易に形成することができ
る。そして、支持軸45が挿入孔47に挿入されること
により、摩擦によって保持体40の回動が規制され、風
向板31を任意の回動位置に係止することができる。特
に、支持軸45を挿入孔47に挿入する場合に比べて嵌
合具合の調整が容易であるので、金型での微調整が簡単
となり、コスト的に安くできる。
【0034】さらに、風向板31を任意の回動位置に保
持するための他の実施形態として、図10に示すよう
に、風向板31に係合体が一体的に形成され、本体基板
33にこの係合体に係合する被係合体が形成される。係
合体としては、風向板31の下部に下向きに形成された
舌片50であり、被係合体としては、本体基板33の上
面に凹凸部51を風向板31の軌跡に合わせて円弧状に
形成したものである。あるいは、図11に示すように、
本体基板33に舌片50が摺動する円弧状溝52を形成
して、円弧状溝52の側面を凹凸にしたり、その表面を
凹凸にしたものである。また、係合体、被係合体におけ
る凹凸を逆にしてもよく、被係合体として、本体基板3
3に複数の舌片を形成して、係合体として風向板31に
凹みを形成する。なお、連動板34に係合体を一体的に
形成してもよい。
【0035】そして、風向板31が回動するとき、舌片
50が弾性変形しながら凹凸に沿って移動するので、風
向板31はスムーズに回動可能であり、舌片50が凹凸
の凹みに嵌まったところで係止されれば、風向板31は
その回動位置に保持される。このように、舌片50や凹
凸は風向板31や本体基板33に一体的に形成されてい
るので、これらを別途製作したり、組立作業が必要なく
なり、金型だけで容易に製造することができる。
【0036】さらにまた、風向板31の回動中心におい
て、外周面が凹凸とされた中心軸を風向板31あるいは
本体基板33のいずれか一方に形成し、他方に内周面が
凹凸とされた挿入孔を形成する。これによっても、風向
板31が回動して、挿入孔の凹凸と中心軸の凹凸が係合
することにより、風向板31を任意の回動位置に保持す
ることができる。
【0037】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。上記の
送風装置は、建物における空気調和機に使用される以外
に自動車等の乗物にも使用できる。
【0038】また、保持体の回動軸をモータに連結し
て、モータの駆動により保持体を回動させ、自動的に風
向板を回動させてもよい。この場合、保持体を係止する
係止手段を設けなくてもよい。あるいは、モータ軸が本
体基板を貫通するようにモータを取り付け、このモータ
軸を風向板に連結して、風向板を直接回動させ、モータ
が停止することにより風向板はその停止した位置に保持
される。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、複数の風向板に連動板が連成され、各風向板が
吹出口を形成する本体基板に連成されることにより、こ
れらの部品を一体成形することができる。したがって、
簡単に金型だけによって形成でき、しかも組立も容易に
行うことができ、別々の部品を組み立てる作業が不要と
なり、作業時間の短縮および部品の削減を図れ、製造コ
ストを下げることができる。
【0040】そして、風向板と連動板および風向板と本
体基板とは、薄肉部を介して回動可能に連成されるの
で、各風向板を同時にかつ同方向に回動させることがで
きる。特に、その回動中心を風向板の端部にすることに
より、風向板を送風の邪魔にならない位置に配置するこ
とが可能となる。しかも、吹出口には余計な突出物がな
くなるので、送風の抵抗が減るとともに騒音も減り、送
風性能を向上させることができる。
【0041】また、少なくとも1つの風向板を本体基板
に対して間接的にあるいは直接的に係止することによ
り、全ての風向板を任意の回動位置に確実に保持するこ
とができる。したがって、この保持するための構成を簡
単なものにすることができ、部品の削減および組立作業
の削減を図れ、コストが安価で生産性を高くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の送風装置を示し、
(a)は側面図、(b)は平面図
【図2】送風装置の斜視図
【図3】空気調和機の室内機の断面図
【図4】風向板と送風との関係を示す図であり、(a)
は本発明の送風装置、(b)は従来の送風装置
【図5】他の風向板を示し、(a)は側面図、(b)は
底面図
【図6】第2実施形態の送風装置の斜視図
【図7】(a)は保持体の側面図、(b)は本体基板の
取付孔の断面図、(c)は本体基板の取付孔付近の平面
【図8】(a)は他の保持体の側面図、(b)は保持体
の底面図、(c)は保持体を回動自在に支持する支持軸
の側面図
【図9】(a)は他の保持体の側面図、(b)は保持体
の底面図、(c)は保持体を回動自在に支持する支持軸
の側面図、(d)は支持軸の平面図
【図10】(a)は係合体が設けられた風向板の断面
図、(b)は同じく平面図
【図11】他の被係合体を示す図
【図12】従来の送風装置の分解斜視図
【図13】従来の風向板を示し、(a)は側面図、
(b)は底面図
【符号の説明】
24 吹出口 31 風向板 33 本体基板 34 連動板 35 ピン 36,37 薄肉部 40 保持体 50 舌片 51 凹凸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風用の吹出口に、吹き出し方向を可変
    するために複数の風向板が配され、該風向板が前記吹出
    口を形成する本体基板に回動可能に一体的に形成された
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】 送風用の吹出口に、吹き出し方向を可変
    するために複数の風向板が配され、該風向板が前記吹出
    口を形成する本体基板に回動可能に一体的に形成され、
    各風向板を同時にかつ同方向に回動させるための連動板
    が前記風向板に一体的に形成されたことを特徴とする送
    風装置。
  3. 【請求項3】 各風向板が連動板および本体基板に薄肉
    部を介して回動可能に連成されたことを特徴とする請求
    項2記載の送風装置。
  4. 【請求項4】 風向板の端部が本体基板に連成され、こ
    の端部を中心に前記風向板が回動されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の送風装置。
  5. 【請求項5】 本体基板に対して回動自在あるいは移動
    自在に保持体が設けられ、該保持体は風向板に連結さ
    れ、前記保持体を前記本体基板に係止する係止手段が設
    けられ、前記保持体を係止することにより前記風向板が
    任意の回動位置に保持されることを特徴とする請求項1
    または2記載の送風装置。
  6. 【請求項6】 保持体が本体基板に回動軸を介して回動
    自在に支持され、係止手段として、前記回動軸の外周面
    に凹凸が形成され、該回動軸が嵌め込まれた前記本体基
    板あるいは保持体の取付孔の内周面に前記凹凸に対応す
    る凹凸が形成されたことを特徴とする請求項5記載の送
    風装置。
  7. 【請求項7】 風向板に係合体が一体的に設けられ、本
    体基板に前記係合体に係合する被係合体が設けられ、前
    記係合体と被係合体のうちいずれか一方が凸形状とさ
    れ、他方が凹形状とされ、両者の係合により前記風向板
    が任意の回動位置に保持されることを特徴とする請求項
    1または2記載の送風装置。
JP10259592A 1998-09-14 1998-09-14 送風装置 Pending JP2000088336A (ja)

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