JP2018080912A - 風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性や操作性など風向変更装置として要求される基本的な特性を満たしつつ、吹出口から効率よく空気流を吹出すことが可能で、組み立て作業性及び生産性に優れた風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置を提供する。【解決手段】左右方向に間隔をおいて配列した複数の風向板9を基板18上に立設し、これら風向板9同士を連動させる連動杆21を設け、風向板9は、基板18に固定する支持部22を備え、支持部22に薄肉の低剛性部23を介して高剛性部24を接続することで搖動可能とした風向変更装置17であって、風向板9及び基板18を同一材料によって一体成形し、連動杆21を別体に設けて風向板9に連結した構成とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、空気吹出口に設けられた複数の風向板を備える風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置に関するものである。
従来、空気調和機の室内ユニット等の吹出口には、風向を左右に変更するための風向変更装置が設置されている。風向変更装置は、吹出口の左右横方向にほぼ直交する回動軸まわりに回動可能とされた複数の風向板と、各風向板の羽根部下端部に形成された連結部に連結して風向板を連動回転させる連動杆とを備えている。
風向板の別の形態として、特許文献1に示すように、回転軸を設けることなく、軟質部と硬質部とからなる垂直フラップを用いたものが知られている。この垂直フラップは、中間部分が軟質材料で形成された軟質部とされ、その両端部分が硬質材料で形成された硬質部とされ、一方の硬質部が吹出口を構成する壁面に固定され、他方の硬質部の側端部には連結部材を連結するための軸部が形成されている。
上記特許文献1記載の垂直フラップにおいては、連結部材によって硬質部に対して左右方向に力が加わったときには、軟質部が撓むことにより、垂直フラップとして滑らかな曲面を形成するため、垂直フラップに接触した空気流は、垂直フラップの曲面に沿ってスムーズに風向きを変更することが可能となり、空気吹出口から遠方まで効率よく空気流を吹出すことが可能となる。
特開平09−196457号公報
ところで、特許文献1記載の垂直フラップでは、風向板と基板とは別部品として形成された後、基板に風向板を取付けているが、風向板を基板に対してしっかりと固定するためには、風向板と基板との接続部分の高精度な加工が必要になるとともに、風向板を基板に1つずつ取付ける作業が必要となり、風向変更装置の生産性の向上が望まれていた。
そこで、本発明においては、上記課題を解決するため、信頼性や操作性など風向変更装置として要求される基本的な特性を満たしつつ、吹出口から効率よく空気流を吹出すことが可能で、組み立て作業性及び生産性に優れた風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明では、左右方向に間隔をおいて配列した複数の風向板を基板上に立設し、これら風向板同士を連動させる連動杆を設け、前記風向板は、前記基板に固定する支持部を備え、前記支持部に薄肉の低剛性部を介して高剛性部を接続することで搖動可能とした風向変更装置であって、前記風向板及び基板を同一材料によって一体成形し、前記連動杆を別体に設けて前記風向板に連結したことを特徴とする。
上記構成によれば、低剛性部を支持部及び高剛性部よりも薄肉に形成することで、高剛性部に左右方向に力が加わったときには、低剛性部が撓んで湾曲することにより、風向板
として滑らかな曲面を形成するため、空気吹出口から効率よく空気流を吹き出すことが可能となる。さらに、風向板と基板とを同一材料によって一体成形するようにしたため、風向変更装置の組み立て作業性及び生産性を向上させることが可能となる。その一方で、本発明では、連動杆は、基板や風向板とは別体に設けている。
これは、連動杆と風向板とを一体成形するには、連動杆を高剛性部の側端部に薄肉形成されたヒンジ部を介して接続することが必要となるが、このような構成をとると、連動杆が吹出口から吹き出す空気流の流れを阻害するとともに、ヒンジ部が大きく折り曲げられることで経時劣化により破損するおそれがあるためである。そこで、本発明では、連動杆を基板や風向板とは別体に設けることで、信頼性を維持しつつ、吹出口から効率よく空気流を吹出すことが可能で、組み立て作業性及び生産性に優れた風向変更装置を得ることが可能となる。
連動杆と風向板とを連結するには、高剛性部の下端部に軸部が形成され、前記連動杆に前記軸部の軸受部としての貫通孔が複数形成され、前記軸受部に前記軸部が挿通され、前記軸部の先端部に前記連動杆の抜け落ちを防止する係止片が形成され、前記貫通孔の孔壁に前記係止片が通過可能な溝部が形成され、前記係止片及び溝部は、前記風向板が風向変更時における可動範囲を越えた姿勢をとったときにのみ、前記係止片が前記溝部を通過できるように形成された構成とすることができる。
すなわち、風向変更装置は、最終的に空気調節装置に搭載されるため、風向変更装置の構成材料としては寸法変化が小さい合成樹脂を使用するのが望ましいが、寸法変化の小さい合成樹脂ほど硬くなり、低剛性部の柔軟性が低下する。そこで、本発明では、上記構成のように、高剛性部の下端部に軸部を形成し、連動杆に軸受部としての貫通孔を複数形成して、軸部を軸受部に挿通係止することで、風向変更装置の構成材料として、より硬質の合成樹脂を使用した場合に、強い力で連動杆を移動させても連動杆が風向板から外れるおそれがなく、連動杆と風向板との連結状態を維持可能な信頼性の高い風向変更装置を得ることができる。
また、連動杆を軸部に係止する手段として、軸部の先端部に連動杆の抜け落ちを防止する係止片と、貫通孔の孔壁に係止片が通過可能な溝部とを、風向板が風向変更時における可動範囲を越えた姿勢をとったときにのみ、係止片が溝部を通過できるように形成したため、連動杆を風向板に取付ける作業が容易であり、かつ風向変更装置使用時における連動杆の抜け落ちを確実に防止することが可能となる。
風向板は、左右両面のうち一方の面が平滑な面とされ、他方の面において、前記支持部、低剛性部及び高剛性部の各部分によって厚みを変えた凹凸が形成された構成とすることができる。これにより、各部の厚み調整及び成形を容易にすることが可能となる。この場合、風向板として、左面に凹凸が形成された風向板と、右面に凹凸が形成された風向板とを併用するのが望ましい。平滑面を左右いずれかの面に固定すると、左右非対称形状のために反りが生じやすくなり、連動杆に力を加えていない状態で風向板が左右一方の方向に湾曲するおそれがあるためである。
左面に凹凸が形成された風向板と、右面に凹凸が形成された風向板とを併用することで反りの影響を相殺することができる。なお、反りの影響をできるだけ少なくするには、基板に立設される風向板の合計数が偶数の場合には、両者の数の同数とし、合計数が奇数の場合は、両者の数の差を1とするのが好ましい。左面に凹凸が形成された風向板と、右面に凹凸が形成された風向板の配置については、交互に配置してもよいし、一方を右側に、他方を左側にかためて配置してもよい。
上記構成の風向変更装置は、モータを用いた周知の方法によって、自動的に風向を変更するようにできるほか、手動で風向板の風向を変更することも可能である。この場合、連動杆に手動で操作する摘み部を形成すればよい。これにより、簡単な構造で信頼性の高い風向変更装置を得ることができる。
また、基板に連動杆を左右方向にスライド可能に保持するガイド部を形成し、連動杆にガイド部を挟持する挟持部を形成することも可能であり、これにより、連動杆を左右方向にスムーズに移動させることが可能となる。
本発明に係る風向変更装置は、比較的硬質の合成樹脂によって形成することができるため、寸法変化を抑制することが可能で、空気調節装置への取付作業を容易に行うことができる。
特に、基板に連動杆を左右方向にスライド可能に保持するガイド部を形成し、連動杆にガイド部を挟持する挟持部を形成した構成の風向変更装置と、風向変更装置の基板を着脱可能に固定する固定部材とを備えた空気調節装置において、挟持部が、ガイド部の表側に位置する表側片と、ガイド部の裏側に位置する裏側片とから構成され、裏側片の裏面に凸部が形成され、前記基板を前記固定部材に固定した状態で、前記固定部材の表面に前記凸部に係合可能な凹状の受部が左右方向に複数形成された構成とすることにより、連動板を左右方向に段階的に移動させて保持することが可能となり、手動で連動杆を操作する場合に特に有用である。
本発明の風向変更装置は、各種の空気調節装置、例えば、空気調和機、空気清浄機、除湿機、加湿器、電気ヒータ、石油ストーブ、ガスヒータ及び冷蔵庫等に搭載することができる。
以上のように、本発明によれば、風向板を、高剛性部と支持部との間に低剛性部を介在させた構成として低剛性部を薄肉形成しつつ、風向板及び基板を同一材料によって一体成形し、連動杆を別体に設けて風向板に連結したため、信頼性が高く、吹出口から効率よく空気流を吹出すことが可能で、組み立て作業性及び生産性に優れた風向変更装置を得ることができる。
本発明の実施形態を示す空気調和機の室内機で吹出口が閉じた状態の斜視図 図1の室内機の吹出口が開いた状態の外観斜視図 ルーバユニットの外観斜視図 ルーバユニットの分解斜視図 図1のA−A断面図 風向変更装置の斜視図 風向変更装置の分解斜視図 風向変更装置の底面図 図9の一部拡大図 図6のB−B断面図 図4の一部拡大図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、吹出口が閉じた状態の空気調和機の室内機を下方から見た外観斜視図であり、図2は吹出口が開いた状態の空気調和機の室内機を下方から見た外観斜視図を、図3は吹出口を構成するルーバユニットの
外観斜視図を、図4はルーバユニットの分解斜視図を、図5は図1のA−A断面図をそれぞれ示す。
図5に示すように、室内機は、熱交換器1及びファン2を備え、これらがキャビネット3に内装されている。キャビネット3の天面に吸込口4が形成され、キャビネット3の前面下部に吹出口5が形成される。キャビネット3の内部には、吸込口4から吹出口5に至る空気通路6が形成され、この空気通路6に熱交換器1とファン2とが配設される。
吸込口4と熱交換器1との間にはフィルタ7が配され、吸込口4から吸い込んだ室内の空気から塵埃を除去する。吹出口5の前面には導風パネル8が回動可能に取り付けられており、吹出口5から吹き出す風の向きを上下方向に変更可能とされている。導風パネル8の上流側に、風向板(縦ルーバ)9が設けられる。風向板9により、左右方向の風向きが変えられる。
空気調和機では、室内機に対して図示しない室外機が室外に設置されている。室外機には、圧縮機、熱交換器、四方弁、室外ファン等が内装され、これらと室内側の熱交換器1とによって冷凍サイクルが形成される。そして、冷凍サイクルを制御する制御装置が室内機に設けられる。マイコンからなる制御装置は、ユーザの指示及び室外や外気温を検出する温度センサ等の各種のセンサの検出信号に基づいて、冷凍サイクルを制御し、冷暖房運転を行う。このとき、制御装置は、冷暖房運転に応じて、ファンモータの駆動及び導風パネル8の開閉を制御する。
図1、図2及び図5に示すように、キャビネット3は、背面板10と、背面板10の前側を覆う前面パネル11とに分離可能とされる。前面パネル11の前面上部にはフィルタ7を出し入れするための開口12が形成されており、この開口12を覆う前カバー13が前面パネル11に対して着脱可能に取り付けられる。
図3及び図4に示すように、ドレンパン14及びリアガイダ15の先端部は吹出口5の周縁部材としてユニット化され、ルーバユニット16を構成する。このリアガイダ15の先端部の一部が、風向変更装置17の基板18で構成される。より詳しくは、ルーバユニット16は枠状に形成され、ルーバユニット16に囲まれた左右幅広の空間が吹出口5となる。
ルーバユニット16の上面部にはドレンパン14が形成され、ルーバユニットの下面部19には、左右に2基の風向変更装置17が着脱可能に取り付けられる。このルーバユニットの下面部19がリアガイダ15の先端部を構成し、風向変更装置17の基板18はルーバユニットの下面部19の一部に嵌め込まれることにより、リアガイダ15の先端部の一部を構成する。また、ルーバユニット16には導風パネル8も装着される。
図6及び図7に示すように、基板18は細長い板状に形成され、その表面には左右方向に間隔をおいて配列した5枚の風向板9が立設される。本実施形態では、基板の長手方向が風向変更装置の左右方向Xとなり、基板の短手方向が風向変更装置の前後方向Yとなり、風向板9の立設方向が風向変更装置の上下方向Zとなる。風向板9同士は連動杆21によって連動して左右方向に揺動するようになっている。風向板9、基板18及び連動杆21によって風向変更装置17が構成される。
風向板9は、図6及び図7に示すように、板状に形成され、前後方向に沿うように基板18上に立設される。風向板9の後端部には支持部22が形成され、中間部に低剛性部23が形成され、前端部には高剛性部24が形成される。風向板9は支持部22において基板9に固定される。低剛性部23及び高剛性部24によって風向板9の羽根部が形成され
る。
低剛性部23は、高剛性部24及び支持部22よりも薄肉に形成されて可撓性を備えており、高剛性部24に左右方向Xに力が加わったときには、低剛性部23が弾性変形して湾曲することにより風向を変更することができる。支持部22及び高剛性部24は同じ程度の厚みで低剛性部23よりも厚く形成されており、低剛性部23のようにたわむことはない。
風向板9と基板18とは同じ合成樹脂によって一体成形される。原料の合成樹脂としてポリエチレンを使用すると柔軟性を有する風向板を得ることができるものの、寸法変化が大きくなる。そこで、本実施形態ではポリエチレンよりも寸法変化が小さいポリプロピレンが用いられているがこれに限定されるものではない。
なお、風向板9は、成形を容易にするため、左右両面のうち、一方の面を平滑な面として形成し、他方の面において支持部22、低剛性部23及び高剛性部24によって厚みを変えることにより凹凸面として形成している。本実施形態では、基板18に立設される5枚の風向板9のうち、左側の3枚は右側の面を平滑面とし、右側の2枚は左側の面を平滑面とすることにより反りの影響を相殺するようにしている。
図6〜図8に示すように、高剛性部24の下端部で低剛性部23に近い位置には軸部25が上下方向Zに沿って垂設される。軸部25の先端には、図9に示すように、係止片26が高剛性部24に沿うように前後方向に設けられる。一方、連動杆21は、風向板9や基板18とは別体として細長い扁平棒状に形成される。連動杆21には、軸部24の軸受部としての貫通孔27が5個形成される。貫通孔27の孔壁には係止片26が通過可能な溝部28が形成される。なお、溝部28の短手方向の幅は、軸部25の直径よりも小さくなるように設定される。
溝部28は、貫通孔27を中心として、連動杆21の幅方向(前後方向Yに該当)に対して傾斜するように形成される。すなわち、風向板9は、風向変更装置の風向変更時において、連動杆21が左右方向に移動するのに従って、係止片25とともに、貫通孔27を中心として前後方向Yに平行な方向を基準として左右に所定の角度の範囲で回動する。この風向板9の風向変更時における可動範囲を越えた角度の位置に傾斜するように溝部28が形成される。
これにより、風向変更装置17の使用時において、軸部25が貫通孔27から抜け落ちることを確実に防止することができる。一方、連動杆21を軸部25に連結するには、係止片26が溝部28を通過するように風向板9を手で湾曲させ、その姿勢で軸部25を貫通孔27に挿通させ、その後、手を離すことで簡単に行うことができる。すなわち、連動杆21を風向板9と一体成形しなくとも、風向変更装置17の組み立て作業が容易で、良好な生産性を維持することができる。
基板9には連動杆21を左右方向にスライド可能に保持するガイド部29が形成され、連動杆21にはガイド部29を挟持する挟持部31が形成される。挟持部31は、図10に示すように、ガイド部29の表側に位置する表側片32と、ガイド部29の裏側に位置する裏側片33とから構成され、表側片32の先端には下方に向けて突状部34が形成される。ガイド部29は、端縁が円弧状に形成されており、その端縁には上方に向けて突状部35が形成される。突状部34と突状部35とが係合して挟持部31がガイド部29から外れるのを防止するとともに、連動杆21が左右方向へスムーズに移動できるようにガイドする。
ガイド部29は平板状とされ、基板9の他の部分よりも高くなるように段差状に形成されている。これにより、基板18をルーバユニットの下面部19に取り付けた状態で、ガイド部29とルーバユニット下面部19との間に裏側片33が左右方向Xに移動できる空間を確保するようにしている。
また、図8及び図10に示すように、裏側片33の裏面には下方に突出する突部36が形成され、ルーバユニット下面部19の表面には突部36に係合可能な凹状の受部37が左右方向に複数形成される。受部37と受部37の間は、仕切壁38で仕切られている。また、連動杆21を挟んで挟持部31の対称位置に、手動で操作する摘み部39が形成される。
上記構成の風向変更装置17は、摘み部39を手で摘んで連動杆21左右方向Xに移動させることで、突部36が仕切壁38に乗り上げて裏側片33が弾性変形し、ガイド部29に対して押し上げ力が作用する。これによって、ガイド部29は、弾性変形して撓み、凸部36は仕切壁38を乗り越えて隣接する受部37に係合される。凸部36が隣接する受部37に係合されるとガイド部29はもとの状態に戻るため、摘み部39を操作しない状態での裏側片33の移動を規制する。これにより、風向板9の風向を段階的に変更することが可能となる。
図4に示すように、ルーバユニットの下面部19の左右2箇所には、基板9を嵌合可能な凹部40が形成される。基板9の裏面には、図8に示すように、爪部41が形成されており、一方の凹部40には、図11に示すように、爪受部42が形成される。風向変更装置17をルーバユニット16に取付ける際には、基板9を凹部40に嵌合させることで爪部41が爪受部42に係止される。このとき、風向変更装置17はポリプロピレンで形成されているため、寸法変化が小さく、凹部40への基板18の嵌合及び爪受部42への爪部41の係止を容易に行うことができる。
風向変更装置17がルーバユニット16に取り付けられた状態で、基板9の表面と、ルーバユニットの下面部19の表面とはほぼ面一となり、両者によりリアガイダ15の先端部が構成される。風向変更装置17が装着されたルーバユニット16は、前面パネル11の下部に形成された開口からキャビネット3内に挿入されて固定される。
1 熱交換器
2 ファン
3 キャビネット
4 吸込口
5 吹出口
6 空気通路
7 フィルタ
8 導風パネル
9 風向板
10 背面板
11 前面パネル
12 開口
13 前カバー
14 ドレンパン
15 リアガイダ
16 ルーバユニット
17 風向変更装置 18 基板
19 ルーバユニット下面部
21 連動杆
22 支持部
23 低剛性部
24 高剛性部
25 軸部
26 係止片
27 貫通孔
28 溝部
29 ガイド部
31 挟持部
32 表側片
33 裏側片
34 突状部
35 突状部
36 突部
37 受部
38 仕切壁
39 摘み部
40 凹部
41 爪部
42 爪受部

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板上に、前記基板の長手方向に間隔をおいて立設された複数の風向板と、
    前記風向板同士を連動して揺動させる連動杆とを備え、
    前記風向板は、前記基板に固定する後端部と、前記後端部に接続され前記後端部よりも高い可撓性を有する中間部と、前記中間部に接続される前端部とを有し、
    さらに前記風向板は、一方の面にのみ、前記後端部、前記中間部及び前記前端部の各部分によって厚みを変えた凹凸が形成され、
    前記中間部は、前記風向板の前記基板からの高さ方向において下端部から上端部にかけた凹部であり、前記前端部に前記基板の長手方向の力が加わることで湾曲可能とされ、
    前記基板上には、一方の面に凹凸が形成された複数の風向板からなる第1の風向板群と、他方の面に凹凸が形成された複数の風向板からなる第2の風向板群とが、並んで配置されたことを特徴とする風向変更装置。
  2. 基板と、
    前記基板上に、前記基板の長手方向に間隔をおいて立設された複数の風向板と、
    前記風向板同士を連動して揺動させる連動杆とを備え、
    前記風向板は、前記基板に固定する後端部と、前記後端部に接続され前記後端部よりも高い可撓性を有する中間部と、前記中間部に接続される前端部とを有し、
    さらに前記風向板は、一方の面にのみ厚みを変えた凹凸が形成され、
    前記中間部の厚みは、前記風向板の前記基板からの高さ方向において下端部から上端部にかけて前記後端部及び前記前端部よりも薄くされ、
    さらに、前記中間部は、前記前端部に前記基板の長手方向の力が加わることで湾曲可能とされ、
    前記基板上には、一方の面に凹凸が形成された複数の風向板からなる第1の風向板群と、他方の面に凹凸が形成された複数の風向板からなる第2の風向板群とが、並んで配置されたことを特徴とする風向変更装置。
  3. 前記第1の風向板群を構成する前記風向板の合計数と前記第2の風向板群を構成する前記風向板の合計数の差は1以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の風向変更装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の風向変更装置を吹出口に長手方向に2基並べて搭載したことを特徴する空気調節装置。
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