JPH04117318U - 空気調和機の室内ユニツト - Google Patents

空気調和機の室内ユニツト

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JPH04117318U
JPH04117318U JP1991044588U JP4458891U JPH04117318U JP H04117318 U JPH04117318 U JP H04117318U JP 1991044588 U JP1991044588 U JP 1991044588U JP 4458891 U JP4458891 U JP 4458891U JP H04117318 U JPH04117318 U JP H04117318U
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JP
Japan
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air
indoor unit
air conditioner
air outlet
boundary layer
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Pending
Application number
JP1991044588U
Other languages
English (en)
Inventor
泰 山下
秀一 工藤
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転時に水平吹出を行った場合、吹出口
5の下部において室内空気を巻込み、吹出口5の下側面
6に結露が生じるが、この結露を簡単な構成で確実に防
止する。 【構成】 吹出口5の下側面6に、ディンプル加工、リ
ブレット加工等による凹凸部7を形成し、この部分に乱
流境界層を形成する。そうすると吹出風には、乱流境界
層による付着流れが形成されることになり、この結果、
室内空気の巻込みが防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は空気調和機の室内ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の室内ユニットは、図6に示すように、その内部に熱交換器51と ファンロータ52とを有し、吸込口53から吸込んだ空気を熱交換器51を経由 して吹出口54から室内へと吹出すようになっている。そして暖房運転時には、 風向変更羽根55を、図6の状態に位置させ、吹出流を下方へと案内し、これに より暖房運転時の使用快適性を向上し得るようなされている。
【0003】 ところで上記構造の室内ユニットにおいては、冷房連転時には、使用快適性の 向上のため、図7のように風向変更羽根55を略水平に位置させ、吹出流を水平 方向に案内する必要が生じるが、このとき吹出口54の下部においては、室内空 気を巻込み、吹出口54の下側面56に結露が発生し、これが室内に滴下すると いう不具合が生じる。
【0004】 上記対策として、例えば実公昭62−24173号公報においては、吹出口の 下面に薄い断熱材を貼着すると共に、この断熱材に植毛を施し、この植毛によっ て露を保持すると共に、その蒸発を促進する構造が採用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、断熱材や植毛という特別の部材を使用する必要 があることから、コストアップを招くという欠点がある。
【0006】 また上記従来例のものは、露の落下防止、蒸発の促進を図るためのものであっ て、結露そのものを防止するためのものではないことから、その効果にも限度が ある。
【0007】 この考案は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的 は、コストアップを招くことなく、かつ確実に吹出口での結露防止が行える空気 調和機の室内ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案の空気調和機の室内ユニットは、本体ケーシング1に形成され る吹出口5の下側面6に、吹出風に乱流境界層を形成するための凹凸部7を設け たことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記室内ユニットでは、吹出口5の下側面6において、吹出風には乱流境界層 による付着流れが生じ、これにより室内空気の巻込みを防止する。
【0010】
【実施例】
図1において、1は本体ケーシングであって、この本体ケーシング1内には、 熱交換器2、ファンロータ3がそれぞれ配置され、吸込口4(図5)から吸込ん だ空気を、熱交換器2を経由させた後、吹出口5から室内へと吹出すようになっ ている。上記吹出口5の下側面6は、上記本体ケーシング1と一体的に成形され たものであって、この下側面6には、吹出風に乱流境界層を形成するための凹凸 部7が形成されている。この凹凸部7は、上記本体ケーシング1の成形時に、当 該部分にディンプル加工又はリブレット加工を施すことによって形成されている 。具体的には、図2のように半球状の凹部7a・・を多数形成したディンプル形 状、図3のように半球状の凸部7bを多数形成したディンプル形状、あるいは図 4のように角錐状の凸部7cを多数形成したリブレット形状を挙げることができ る。なおディンプル形状とする場合、図3の形状を採用すると金型製作が容易で あるので実際的である。
【0011】 上記空気調和機の室内ユニットにおいて、冷房運転時に図5に示すような状態 に風向変更羽根8を位置させ、水平方向への吹出しを行う場合、吹出風には上記 凹凸部7の存在に起因して乱流境界層が生じ、この乱流境界層による斜め下方へ の付着流れWが生じる。したがって従来のもののように、吹出口5の下部におい て室内空気を巻込むという現象が発生するのを防止でき、この結果、吹出口5の 下側面6への結露を防止し得る。また上記凹凸部7の形成は、本体ケーシング1 の成形と同時に行えるので、従来のもののように別部材の使用に起因するコスト アップを招くこともない。
【0012】
【考案の効果】
この考案の空気調和機の室内ユニットでは、吹出口の下側面の近傍において、 乱流境界層を形成することで付着流れを形成し、これにより吹出口の下部におけ る室内空気の巻込みを防止しているので、吹出口の下側面への結露を確実に防止 し得る。また乱流境界層を形成するための凹凸部の加工は、比較的容易であるし 、また従来のもののように特別の複雑な部材を必要とする訳ではないので、大幅 なコストアップを招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の空気調和機の室内ユニットの一実施
例を示す要部の斜視図である。
【図2】凹凸部の第1実施例を示す断面図である。
【図3】凹凸部の第2実施例を示す断面図である。
【図4】凹凸部の第3実施例を示す断面図である。
【図5】上記空気調和機の室内ユニットの作動状態を説
明するための模式図である。
【図6】従来の空気調和機の室内ユニットの暖房時の作
動状態を説明するための模式図である。
【図7】従来の空気調和機の室内ユニットの冷房時の作
動状態を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 5 吹出口 6 下側面 7 凹凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケーシング(1)に形成される吹出
    口(5)の下側面(6)に、吹出風に乱流境界層を形成
    するための凹凸部(7)を設けたことを特徴とする空気
    調和機の室内ユニント。
JP1991044588U 1991-03-29 1991-03-29 空気調和機の室内ユニツト Pending JPH04117318U (ja)

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