JPS63286648A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機、特にその空気調和機で得られる空
調空間の温度分布の改善に関するものである。

従来の技術 従来の技術について第６図から第１０図により説明する
。

１は天井埋込型の空気調和機の室内機、２は天壁である
。３は固定ボルトであり、前記室内機１を前記天壁２に
固定する。４は天井である。６は前記室内機の外殻であ
り、前記天井４と略同一平面上に開口している。６は化
粧板グリルであり、前記外殻６の開口部に取付けられて
いる。７ａ。

７ｂは空調システムの室内側熱交換器である。８は送風
機である。９ａ、９ｂは送風機のケーシングである。１
ｏは室内空気の吸込口であり、前記化粧板グリル６の中
央部に設けられており、方形状をなしている。１１ａ、
１１ｂは前記熱交換器７ａ、７ｂによって熱交換を行っ
た空気の吹出し口であり、前記吸込口１０の周囲に設け
られている。１２ａ、１２ｂは前記吹出し口１１ａ、１
１ｂより吹出す空気の方向をコントロールするための回
転可能なルーバである。１３は空調システムを０Ｎ−Ｏ
ＦＦ制御するための吸込空気温度センサである。

以上のように構成された空気調和機について、以下その
動作について説明する。

まず、前記熱交換器７ａ、７ｂにより加熱（冷却）され
た空気が前記吹出し口１１ａ、１１ｂから斜め下方に吹
出す。この吹出し空気の流れは第９図に示すように大き
な弧を描き、室内空気や物体を緩め（冷し）た後、前記
吸込口１０より吸込まれる。このとき、各吹出し気流は
前記吹出し口１１ａ、１１ｂから室内１４中に初速度ｖ
ｓ１にて流出し、大気開放される。そして、周囲の静止
空気との摩擦によって前記吹出し口１１ａ、１１ｂから
離れるほど速度が低下していき、吹出し空気到達点（Ｉ
）の高さで室内１４の垂直力向の風速が○になり、前記
吸込口１ｏに向って吸い適才れていく。前記吹出し空気
到達点（Ｉ）が前記室内機１の吹出し空気到達距離であ
り、天井から前記吹出し空気到達点（Ｉ）までの範囲に
ある空気や物体を加温（冷却）する。そして、前記吸込
口１ｏの内側に設置された前記吸込空気温能センサ１３
によって、空調システムの０Ｎ−ＯＦＦを行い、前記室
内１４の温度が設定温度に維持されるように温度制御を
行う。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、吹出し口１１ａ、
１１ｂから吹き出された空気は周囲の静止空気との摩擦
により、大きな初速度ｖｓ１を与えてやってもすぐに減
速してしまい、吹出し空気到達距離は短かくなってしま
っていた。つまり、温調された空気が床まで充分にとど
かないため、特に床付近の低い位置の温度のコントロー
ルができず、室内１４の温度分布が第１Ｑ図に示すよう
に悪いという欠点を有していた。

また、前記吹出し空気到達距離を大きくするために初速
度■ｓ１を大きくすると、前記吹出しロゴ１ａ、１１ｂ
近傍は非常に高風速とな９、人間が不快と感じたり、風
量増に伴ない送風機８の騒音が増大してしまうといった
色々な欠点を有していた。

本発明は上記問題点を解決するもので、良好な室内の温
度分布が得られる空気調和機を提供することを目的とす
る。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の空気調和機は、送風
機のケーシングの吹出し側の一部を吹出し口として室内
に突出させ、前記突出部の送風機側の略半分に、風上側
を始点とする内向きの鋭角な切起こしを形成し、前記切
起こしに内に凸のアールを設けるものである。

作　　用 この構成によって、吹出し口とケーシングが一体となる
ので吹出し空気の動圧が大きくなり、吹出し風速が大き
くなる。この吹出し空気の主流と鋭角な切起こしによっ
て、切起こし開口部に負圧を生じる。

また、切起こしに設けられた内に凸のアールにより、主
流に対する抵抗を小さくして風速低下を防ぐとともに、
切起こし付近の主流に乱流が発生することを防ぐ。これ
らによって、大量の周囲空気が誘引されて主流と同一方
向流れの副流となり、副流・主流・副流の３層流を形成
する。このことにより、主流と周囲空気との摩擦を小さ
くして吹出し空気の到達距離を長くし、室内の床面に到
達させる。

実施例 以下本発明の一実施例について、第１図から第６図によ
り説明する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付し
詳細な説明は省略する。

１６は化粧板グリルであり、外殻６の開口部に取付けら
れている。１６は室内空気の吸込口であり、前記化粧板
グリルの中央部に設置されておシ、方形状をなしている
。１７ａ、１７ｂは空調システムの室内側熱交換器であ
る。１８ａ、１８ｂは送風機である。１９ａ、１９ｂは
前記送風機１８ａ。

１８ｂのケーシングであり、吹出し側の一部を吹出し口
として室内に突出させている。２０ａ−１゜２０ａ−２
，２０ｂ−１，２０ｂ−２は前記ケーシング１９ａ、１
９ｂの突出部の送風機側の略半分の切起こしてあり、風
上側を始点として内向きに鋭角に切起こされており、内
に凸のアールを形成している。２１ａ−１，２１ａ−２
，２１ｂ−２，２１ｂ−２は前記化粧板グリル１６に設
けられた連通孔である。

以下本発明は対称構造であるので、送ノ虱機１８ａ側に
ついてのみ説明する。２２．２３は前記連通孔２１ａ−
１の開口であり、天井４に略平行に開口している。２４
．２５は前記連通孔２１ａ−２の開口であり、天井４に
略平行に開口している。

以上のように構成された空気調和機について、以下その
動作を説明する。

まず、前記吸込口１６から吸込まれた空気は前記熱交換
器１７ａ、１７ｂによって加熱（冷却）された後、前記
送風機１８ａ、１８ｂによって送り出され、ルーバ１２
ａ、１２ｂによって風向をコントロールされながら吹出
し口１１ａ、１１ｂから吹出される。送風機１８ａ側か
ら吹出される空気は前記ケーシング１９ａに沿って流れ
、前記切起こし２０ａ−１，２０ａ−２が鋭角であるた
め、前記開口２３．２５に負圧を生じる。まだ、前記切
起こし２０ａ−１，２０ａ−２には内に凸のアールが設
けであるため、主流に対する抵抗が小さく風速は低下し
ない。それとともに、前記アールによって切起こし付近
の主流に乱流が発生することを防ぐ。これらのことによ
り、前記切起こし２０ａ−１゜２０ａ−２から大量の周
囲空気が吸込まれる。こ、ｆ″ｌ。

を一般に誘引効果と言い、前記連通孔２１ａ−１の前記
開口２２から天井付近の周囲空気が吸込まれて、前記開
口２３から吹出される。壕だ、前記連通孔２１ａ−２の
前記開口２４から吸込口付近の周囲空気が吸込まれて、
前記開口２６から吹出される。送風機１８ｂ側も同様の
動作となる。これら前記切起こし２０ａ−１，２０ａ−
２，２０ｂ−１，２０ｂ−２によって誘引される周囲空
気は、前記送風機１８８゜１８ｂによって送り出される
吹出しの主流とほぼ同一方向に、また同一風速で流れ始
め、主流をはさむ副流Ａ、　　Ｂを形成する。つまり、
前記副流Ａ主流・前記副流Ｂの３層の気流が形成される
。

以上のように本実施例によれば、吹出し口として前記ケ
ーシング１９ａ、１９ｂを室内に突出させ、前記切起こ
し２０ａ−１，２０ａ　−２、２ｏｂ−１。

２０ｂ−２を形成することにより、吹出し口とケーシン
グとの一体化がなされて、送風量を増加させなくても従
来の空気調和機より大きな動圧が得られ、これによって
大きな初速度”Ｓ２を持つ主流が得られる。この高風速
の主流と前記切起こし部に負圧を生じる。また、前記切
起こし２０ａ−１゜２０ａ−２，２０ｂ−１，２０ｂ−
２に設けられた内に凸のアールにより、主流に対する抵
抗を小さくして風速低下を防ぐとともに、切起こし付近
の主流に乱流が発生することを防ぐ。これらによって大
きな誘引効果が得られ、前記連通孔２１　ａ−１，２１
ａ−２゜２０ｂ−１，２ｏｂ−２から大量の周囲空気を
吸込んで副流を形成する。このため、大きな初速度ｖｓ
２を持つ主流が接するのは副流であり、従来のように静
止空気と接する場合と比べて、周囲空気との摩擦を大幅
に低下させることが可能となる。また副流の空気量が大
きいため、前記副流Ａと主流との比重差によって、暖房
時の暖かい主流の上昇を押えることが可能となる。以上
のことより、空気調和機から吹出す空気の到達距離が長
くなり、第４図に示すように吹出し空気到達点（［１）
を床面まで低くすることができ、第６図に示すような良
好な室内１４の温度分布を得ることが可能となる。

発明の効果 以上のように本発明は、送風機のケーシングの吹出し側
の一部を室内に突出させ、前記突出部の送風機側の略半
分に、風上側を始点とする内向きの鋭角な切起こしを形
成し、前記切起こしに内に凸のアールを設けることによ
り、送風機からの送風量を増やすことなく、大きな吹出
し風速と誘引効果を得ることが可能である。これによっ
て、吹出し空気の到達距離を長くし、室内の温度分布を
大幅に向上させることが可能であり、快適空間を形成す
ることのできる空気調和機を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の中央断面図、第２図は第１
図相当の下方より見た見取図、第３図は第１図相当の要
部拡大断面図、第４図は第１図相当の空気流線図、第６
図は第４図相当のＸ〜Ｘ断面の室内温度分布図、第６図
は従来の中央断面［シ１、第７図は第６図相当の下方よ
り見た児増図、第８図は第６図相当の要部拡大断面図、
第９図は第６図相当の空気流線図、第１０図は第９図相
当のＸ−Ｘ断面の室内温度分布図である。 １１　ａ、　　１　ｌ　ｂ・−・−吹出し口、１２ａ、
１２ｂ・・・・・・ルーバ、１６・・・・・・吸込口、
１８ａ、１８ｂ・・・・・・送風機、１９ａ、１９ｂ・
・・・・・ケーシング、２０ａ−１。 ２０ａ−２，２０ｂ−１，２０ｂ−２−・・・・・切起
こし。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／／
（１／／ｂ−−一双犯し口 第２図 ／ｌ＾ ）／ａ−−一吹巳し口 第４図 第　５　図 嘱尻　　　　　− 第　６　図 ＠　７　［￥Ｉ　　　　　　　　、。 第８図 ７久

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）送風機のケーシングの吹出し側の一部を室内に突
   出させ、前記突出部の送風機側の略半分に、風上側を始
   点とする内向きの鋭角な切起こしを備えた空気調和機。
2. （２）前記切起こしに内に凸のアールを設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の空気調和機。