JP4683447B2 - 天井カセット形空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は天井カセット形空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井カセット形空気調和装置では、天井高が3mを越える場合には、温風が上部に滞留しやすくなり、上下温度差を生じる傾向があった。
【0003】
そのため、従来、天井が高い場合には、例えば図4に示すように天井カセット形空気調和装置aにプロペラファン等のサーキュレータbを併用したり、又は図5に示すように高天井用パッケージと称して吹出風速を増大させたタイプの天井カセット形空気調和装置cを使用する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、中央部に吸込口を構成し、その外側に吹出方向を下方とした第1の吹出口を構成すると共に、更にその外側に第2の吹出口を構成し、この第2の吹出口は、第1の吹出口から離れた線状吹出口として構成して吹出方向を、前記第1の吹出口とは独立に下方と水平方向に変更可能な構成とした天井カセット形空気調和装置を提案する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、中央部に吸込口を構成し、その外側に第1の吹出口を構成すると共に、更にその外側に第2の吹出口を構成し、第2の吹出口は線状吹出口として構成して吹出方向を下方と水平方向に変更可能な構成とした天井カセット形空気調和装置を提案する。
【0006】
以上の本発明において、第2の吹出口には、第1の吹出口と同様に熱交換器を経た空調空気を供給する構成とすることもできるが、第2の吹出口には熱交換器を経ない空気を供給する構成とすることができる。
【0007】
また、以上の本発明において、第1及び第2の吹出口は吸込口を挟んだ二方に構成しても良いし、吸込口の四方に構成することもでき、吸込口の少なくとも一方に構成することができる。
【0008】
また以上の本発明において、線状吹出口はブリーズラインとすることができる。
【0009】
以上の構成において、暖房時には、第2の吹出口の吹出し方向を下方として運転すると、第1の吹出口から下方に空調空気としての温風が吹き出すと共に、第2の吹出口からは空気(又は空調空気)が下方に吹き出す。第2の吹出口は線状吹出口として構成しており、そこから下方に吹き出した空気は近傍の空気、即ち天井面近傍の温かい空気を誘引して、緩やかな下降気流を発生させる。また天井カセット形空気調和装置の下方から離れた位置には上昇気流が発生する。
【0010】
こうして室内には天井面近傍の温かい空気が下降する緩やかな対流が発生し、上下温度差をなくし、しかも風速による不快感のない暖房を行うことができる。下降気流の温度は室温との温度差が少ないため、上下温度差が生じにくい。
【0011】
一方、冷房時には、第2の吹出口の吹出し方向を水平方向として運転すると、第1の吹出口から下方に空調空気としての冷風が吹き出すと共に、第2の吹出口からは空気(又は空調空気)が水平方向に吹き出す。この水平方向の空気流は、近傍の空気を誘引して、それを空調装置から離れる方向に運んで行くため、空調装置の下方には室内空気の緩やかな上昇気流が発生し、また空調装置から離れた室内には下降気流が発生する。
【0012】
こうして室内には空調装置の下方において室内空気が上昇する対流が発生し、冷風の下降流は、室温の空気と混合されることにより室温と温度差の少ない冷風となるため、コールドドラフトによる不快感のない冷房を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
第1図は本発明に係る天井カセット形空気調和装置の構成を概念的に示す縦断面図であり、符号1は空調装置の器体であり、この器体1の底部中央部に吸込口2を構成している。そしてこの吸込口2の外側には第1の吹出口3を構成している。ここで、第1の吹出口3は、吸込口2を挟んだ二方に構成してもよいし、吸込口2の周囲、即ち四方に構成してもよいし、吸込口2の一方のみに構成することもでき、即ち吸込口2の少なくとも一方に構成することができる。そして、これらの吸込口2と第1の吹出口3は通常の天井カセット形空気調和装置と同様な構成を適用することができる。
【0014】
そして本発明では、上記第1の吹出口3の更に外側に第2の吹出口4を構成している。この第2の吹出口4は線状吹出口、例えばブリーズラインとして構成して吹出方向を下方と水平方向に変更可能な構成としている。即ち、この第2の吹出口4は風向調節ベーン5を有し、これを図1に示すように垂直に維持した時には吹出方向が下方となり、風向調節ベーン5を図示は省略しているが最大に傾斜させた時には吹出方向が水平方向となる気流特性を有するものである。このような風向調節可能な線状吹出口は周知であるので詳細な説明は省略する。
【0015】
そして本発明では、器体1内に設置したファン6から第1の吹出口3に至る第1の経路7と、ファン6から第2の吹出口4に至る第2の経路8を構成し、第1の経路7に熱交換器9を設置している。
【0016】
以上の構成において、暖房時には、図1に示すように第2の吹出口4の吹出し方向を下方として空調装置を運転すると、図2に示すように第1の経路7により熱交換器9において暖められた温風が第1の吹出口3から下方に吹き出すと共に、第2の吹出口4からは第2の経路8を経た空気が下方に吹き出す。
【0017】
上述したとおり第2の吹出口4は線状吹出口として構成しており、そこから下方に吹き出した空気は近傍の空気、即ち天井面10近傍の温かい空気を誘引して、図中矢印で示す緩やかな下降気流を発生させる。また器体1の下方から離れた位置には上昇気流が発生する。
【0018】
こうして室内には天井面10近傍の温かい空気が下降する緩やかな対流が発生するため、上下温度差をなくし、しかも風速による不快感のない暖房を行うことができる。下降気流温度は室温との温度差が少ないため、上下温度差が生じにくいという特徴がある。
【0019】
一方、冷房時には、風向調節ベーン5を最大限に傾斜させ(図示省略)、第2の吹出口4の吹出し方向を水平方向として運転すると、図3に示すように第1の経路7により熱交換器9において冷やされた冷風が第1の吹出口3から下方に吹き出すと共に、第2の吹出口4からは第2の経路8を経た空気が水平方向に、器体1から離れる方向に吹き出す。
【0020】
この水平方向の空気流は、近傍の空気を誘引して、それを器体1から離れる方向に運んで行くため、器体1の第2の吹出口4の下方には室内空気の緩やかな上昇気流が発生し、また空調装置から離れた下方には下降気流が発生する。
【0021】
こうして室内には器体1の下方において室内空気が上昇する対流が発生し、この対流は第1の吹出口3による冷風の下降流を打ち消す方向に作用するため、冷風の下降流は、室温の空気と混合されることにより室温と温度差の少ない冷風となるため、コールドドラフトによる不快感のない冷房を行うことができる。
【0022】
以上の運転において、第1の吹出口3から吹き出す空調空気の流速及び流量と、第2の吹出口4から吹き出す空気の流速及び流量は、各種条件に応じて適宜に設定することができる。
【0023】
また以上の実施の形態では、器体1内に設置したファン6から第1の吹出口3に至る第1の経路7と、ファン6から第2の吹出口4に至る第2の経路8を構成し、第1の経路7にのみ熱交換器9を設置しているが、他の実施の形態としては、第2の吹出口4からも空調空気を吹き出すように構成することもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであるので、次のような効果がある。
a.暖房時においては、室内に天井面近傍の温かい空気が下降する緩やかな対流を発生させるため、上下温度差をなくし、しかも風速による不快感のない暖房を行うことができる。下降気流の温度は室温との温度差が少ないため、上下温度差が生じにくい。
b.このように上下温度差がなくなるため、居住域に対して空調エネルギーを有効に使用することができ、省エネルギー効果が得られる。
c.冷房時においては、室内に空調装置の下方において室内空気が上昇する対流を発生させるため、冷風の下降流は、室温の空気と混合されることにより室温と温度差の少ない冷風となるため、コールドドラフトによる不快感のない冷房を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る天井カセット形空気調和装置の構成を概念的に示す縦断面図である。
【図2】 暖房時における本発明の空気調和装置の運転動作を示す説明図である。
【図3】 冷房時における本発明の空気調和装置の運転動作を示す説明図である。
【図4】 従来の天井カセット形空気調和装置の一例における運転動作を示す説明図である。
【図5】 従来の天井カセット形空気調和装置の他の例における運転動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 器体
2 吸込口
3 第1の吹出口
4 第2の吹出口
5 風向調節ベーン
6 ファン
7 第1の経路
8 第2の経路
9 熱交換器
10 天井面

Claims (6)

  1. 中央部に吸込口を構成し、その外側に吹出方向を下方とした第1の吹出口を構成すると共に、更にその外側に第2の吹出口を構成し、この第2の吹出口は、前記第1の吹出口から離れた線状吹出口として構成して吹出方向を、前記第1の吹出口とは独立に下方と水平方向に変更可能な構成としたことを特徴とする天井カセット形空気調和装置。
  2. 第1の吹出口にはファンから熱交換器を経た空調空気を供給すると共に、第2の吹出口には熱交換器を経ない空気を供給する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の天井カセット形空気調和装置
  3. 第1及び第2の吹出口は吸込口を挟んだ二方に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の天井カセット形空気調和装置
  4. 第1及び第2の吹出口は吸込口の四方に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の天井カセット形空気調和装置
  5. 第1及び第2の吹出口は吸込口の少なくとも一方に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の天井カセット形空気調和装置
  6. 線状吹出口はブリーズラインであることを特徴とする請求項1〜5までのいずれか1項に記載の天井カセット形空気調和装置
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