JP3127058B2 - アンダーフロア空調システム - Google Patents

アンダーフロア空調システム

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JP3127058B2
JP3127058B2 JP04333255A JP33325592A JP3127058B2 JP 3127058 B2 JP3127058 B2 JP 3127058B2 JP 04333255 A JP04333255 A JP 04333255A JP 33325592 A JP33325592 A JP 33325592A JP 3127058 B2 JP3127058 B2 JP 3127058B2
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治郎 柿崎
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Takenaka Corp
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  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダーフロア空調シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事務用のビル等では、床を二重床
構造として床下に空間を形成し、この空間内に暖気や冷
気を吹き込み、フロアパネルに形成した吹出口から暖気
や冷気を室内に噴出させて室内の空調を行うアンダーフ
ロア空調が広く行われている。
【0003】図3は従来のアンダーフロア空調システム
の概略を示し、このシステムでは、フリーアクセス型の
フロアパネル1の下部に形成した空間3内に空調機5か
ら暖気や冷気が吹き出され、そして、フロアパネル1に
設けたアンダーフロア空調用吹出口7から暖気や冷気が
室内9に噴出して室内9の空調が行われている。そし
て、上記吹出口7には空調用の吹出グリル(図示せず)
が装着されている。
【0004】尚、図中、10は空調機5からの暖気や冷
気を空間3に案内する吹出ダクト、11は天井12に設
けた還気口である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、従来、この種の
アンダーフロア空調システムでは、空間3内に吹き出さ
れた暖気や冷気に、空調機5側と最遠端の吹出エンド側
で2℃〜4℃程度の温度むらが発生してしまう欠点があ
った。
【0006】即ち、一般にフロアパネル1はアルミダイ
キャスト等で成形されて熱伝動率が高いため、例えば冷
房時に空調機5から空間3内に20℃の冷気が吹き出さ
れても、フロアパネル1による温度損失によって最遠端
の吹出エンド側(図中、B領域)に達する迄に冷気の温
度が上昇し、その結果、単位面積当たりのエネルギー量
を表す図4の模式図のように空調機5側と吹出エンド側
とで2℃〜4℃程の温度むらが生じ、因って、室内9の
空調機5側は寒く、又、吹出エンド側は熱く、逆に暖房
時では室内9の空調機5側が熱く、そして、吹出エンド
側は寒くなってしまうといった欠点があった。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、床下の空間内に吹き出された暖気や冷気の温度むら
を改善して、室内に噴出させる冷暖気温度の均一化を図
ったアンダーフロア空調システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明は、空調ユニットから二重床内に吹き出した
暖気や冷気を、フロアパネルに設けた吹出口から室内に
噴出させるアンダーフロア空調システムに於て、空調ユ
ニットから二重床内に、暖気や冷気を所定の間隔を開け
て吹き出すように構成すると共に、空調ユニットから最
遠端の二重床内の吹出エンド側に、空調ユニットからの
吹出暖気や吹出冷気を吸引してこれを当該吹出暖気や吹
出冷気の間に還流させる循環ユニットを設置したもので
ある。
【0009】
【作用】本考案によれば、空調機から二重床内に吹き出
された暖気や冷気は、二重床内を流下し乍らフロアパネ
ルの吹出口から室内に噴出して、室内の空調を行うこと
となるが、空調機から吹き出された暖気や冷気は、二重
床内の吹出エンド側に設置した循環ユニットで吸引され
て、空調機からの吹出暖気や吹出冷気の間を通って再び
空調機側に吹き出されるので、この暖気や冷気の循環に
よって二重床内の雰囲気温度が次第に略均一となり、フ
ロアパネルの吹出口から略均一な温度の暖気や冷気が室
内に噴出することとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。尚、図3に示す従来例と同一のものは同一
符号を付してそれらの説明は省略する。
【0011】図1に於て、13は空調機5に接続された
吹出ダクトで、当該吹出ダクト13には、図2に示すよ
うに空間3内に冷気や暖気を所定の間隔を開けて吹き出
させる3つの吹出ノズル15が一定の間隔を置いて取り
付けられている。
【0012】そして、フロアパネル1による冷気の温度
損失を少なくするため、各吹出ノズル15から吹き出さ
れる冷気は、拡散の少ない吹出口により床下の空間3内
へ供給され、最遠端、即ち、吹出エンド(図中、B領
域)に到る主風量の通路部に於ては、その単位面積当た
りの風量が従来に比し多くなるように設定されており、
図2に示すように吹出ノズル15から空間3内に例えば
20℃の冷気が吹き出されても、空調機5から最遠端の
空間3内の吹出エンド側に到るまでに、約1.5℃程度
しか温度が上昇しないようになっている。
【0013】一方、図2に示すように空間3内の吹出エ
ンド側には、3つの循環ユニット17が一定の間隔を開
けて設置されている。各循環ユニット17は、空調機5
と対向するその正面に吸込口17aと吹出口17bとを
備え、内部にはファンが内蔵されている。そして、当該
循環ユニット17は空調機5からの吹出冷気Aを吸込口
17aで吸引した後、これを吹出口17bから吹出冷気
Aの間に還流させて空間3内に於ける温度の均一化を図
るもので、吹出口17bから吹き出される送風Wと空調
機5からの吹出冷気Aとの間で乱流が極力起きないよう
に、送風Wは吹出冷気Aの間を通って空調機5側に吹き
出されるようになっている。尚、上記構造に代えて、吸
込口17aと吹出口17bを循環ユニット17の正面と
底面に夫々分けてもよい。
【0014】本実施例はこのように構成されているか
ら、図1に示すように冷房時に空調機5から空間3内に
吹き出された冷気は、空間3内を流下し乍らフロアパネ
ル1の吹出口7から室内9に噴出して、室内9の空調を
行うこととなるが、空調機5から20℃の冷気が空間3
内に吹き出されると、上述したように吹出エンド側に達
した吹出冷気Aは21.5℃迄温度上昇するので、空間
3内の吹出エンド側の雰囲気温度は21.5℃程にな
り、吹出エンド側の吹出口7からは21.5℃程の冷気
が室内9に噴出することとなる。
【0015】そして、吹出エンド側に達した吹出冷気A
は循環ユニット17に吸引されて、吹出口17bから2
1.5℃の送風Wとして空調機5側に吹き出されること
となる。
【0016】而して、斯様に循環ユニット17から吹き
出された送風Wは、空調機5側に達する迄に23℃程に
温度上昇するが、空調機5から吹き出される20℃の冷
気を誘因して空調機5近傍の空間3内の雰囲気温度は2
1.5℃程となり、空調機5側の吹出口7から21.5
℃程度の冷気が室内9に噴出することとなる。
【0017】そして、空間3内の空調機5と吹出エンド
側の略中間領域に於ても、吹出冷気A,送風W,そし
て、これらの境界域に於ける互いの誘因によってその雰
囲気温度は略21.5℃となるので、当該中間領域に於
けるフロアパネル1の吹出口7からも、略21.5℃程
度の冷気が室内9に噴出することとなる。
【0018】尚、これら供給空気温度の違いによる室内
冷房への影響は、吹出ノズル15からの風量を調整する
ことにより対応できる。このように、本実施例は、吹出
ダクト13に3つの吹出ノズル15を設けて、空間3内
に冷気を所定の間隔を開けて吹き出させると共に、空間
3内の吹出エンド側に、空調機5からの吹出冷気Aを吸
引してこれを空調機5側へ向けて吹出冷気Aの間を還流
させる循環ユニット17を設置したので、上述したよう
に床面の殆どの領域の雰囲気温度を略21.5℃近辺に
均一化することが可能となり、因って、本実施例によれ
ば、床下の空間3内に吹き出された冷気の温度むら及び
床面の温度むらが改善され、室内温度条件(特に、体感
温度)の均一化が図れることとなった。
【0019】尚、上記実施例では、冷房時に於ける本発
明の作用効果を説明したが、本実施例によれば、暖房時
には床下の空間3内に吹き出された暖気の温度むらが改
善され、その結果、室内9に噴出させる暖気温度の均一
化を図ることができ、室内9の空調機5側が吹出エンド
側に比し熱くなるといった従来の不具合が解消できる効
果を有する。
【0020】又、実際の建物では、上記循環ユニット1
7をペリメータファンコイルカバー内に設置でき、フリ
ーアクセス下の空間3が小さくても対応できる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るアンダ
ーフロア空調システムによれば、空調機から床下の空間
内に吹き出された暖気や冷気の温度むら及び床面の温度
むらが改善されるので、室内温度条件(特に、体感温
度)の均一化を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアンダーフロア空調シ
ステムの概略を示す説明図である。
【図2】図1のアンダーフロア空調システムによる空間
内の温度分布を示す平面図である。
【図3】従来のアンダーフロア空調システムの概略を示
す説明図である。
【図4】従来のアンダーフロア空調システムに於ける単
位面積当たりのエネルギー量を表す模式図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 3 空間 5 空調機 7 吹出口 9 室内 13 吹出ダクト 15 吹出ノズル 17 循環ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニットから二重床内に吹き出した
    暖気や冷気を、フロアパネルに設けた吹出口から室内に
    噴出させるアンダーフロア空調システムに於て、空調ユ
    ニットから二重床内に、暖気や冷気を所定の間隔を開け
    て吹き出すように構成すると共に、空調ユニットから最
    遠端の二重床内の吹出エンド側に、空調ユニットからの
    吹出暖気や吹出冷気を吸引してこれを当該吹出暖気や吹
    出冷気の間に還流させる循環ユニットを設置したことを
    特徴とするアンダーフロア空調システム。
JP04333255A 1992-12-14 1992-12-14 アンダーフロア空調システム Expired - Fee Related JP3127058B2 (ja)

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