JPH09137965A - アンダーフロア空調システム - Google Patents
アンダーフロア空調システムInfo
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- JPH09137965A JPH09137965A JP29802195A JP29802195A JPH09137965A JP H09137965 A JPH09137965 A JP H09137965A JP 29802195 A JP29802195 A JP 29802195A JP 29802195 A JP29802195 A JP 29802195A JP H09137965 A JPH09137965 A JP H09137965A
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- Japan
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- floor
- ceiling
- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ペリメータ設置型空調機単独でアンダーフロ
ア空調を行うことができ、外気冷房およびナイトパージ
運転を可能としたとともに、室内空気の再循環量の制御
を容易に行うことのできるアンダーフロア空調システム
を提供する。 【解決手段】 ペリメータ設置型の空調機1は、電動気
密ダンパーである切り替えダンパー7a,7bと、リニ
アな特性を有する電動気密ダンパーである再循環量制御
ダンパー8を備えていて、全熱交換器9とレターン用フ
ァン11と送風ファン12と加圧ファン14とを空調機
1本体内部に有しており、本体周囲に、室内に連通する
本体吸込み口10と、二重床下空間103に連通する吐
出口116と、外気に連通する外気取入口15と排気口
17とを設けた構成としたものである。
ア空調を行うことができ、外気冷房およびナイトパージ
運転を可能としたとともに、室内空気の再循環量の制御
を容易に行うことのできるアンダーフロア空調システム
を提供する。 【解決手段】 ペリメータ設置型の空調機1は、電動気
密ダンパーである切り替えダンパー7a,7bと、リニ
アな特性を有する電動気密ダンパーである再循環量制御
ダンパー8を備えていて、全熱交換器9とレターン用フ
ァン11と送風ファン12と加圧ファン14とを空調機
1本体内部に有しており、本体周囲に、室内に連通する
本体吸込み口10と、二重床下空間103に連通する吐
出口116と、外気に連通する外気取入口15と排気口
17とを設けた構成としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下に二重床空間
を形成し空調用チャンバーとして利用、床面から空調空
気を吹出させ、室内の空調を行うアンダーフロア空調シ
ステムに関するものである。
を形成し空調用チャンバーとして利用、床面から空調空
気を吹出させ、室内の空調を行うアンダーフロア空調シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、事務所用のビルなどにおいて、床
下に二重床空間を形成し、この空間に空調空気を供給
し、床面に設けた床吹出し口から室内に吹出して室内の
空調を行うアンダーフロア空調が普及しつつある。
下に二重床空間を形成し、この空間に空調空気を供給
し、床面に設けた床吹出し口から室内に吹出して室内の
空調を行うアンダーフロア空調が普及しつつある。
【0003】従来、この種のアンダーフロア空調システ
ムは、特公平3−18101号公報および特公平3−2
0651号公報に示されるような構成があった。また、
アンダーフロア空調時に、室内のペリメータ部分の負荷
処理の方法としては特開平5−312393号公報に示
されるような構成が一般的であった。以下、その内容に
ついて図9を参照しながら説明する。
ムは、特公平3−18101号公報および特公平3−2
0651号公報に示されるような構成があった。また、
アンダーフロア空調時に、室内のペリメータ部分の負荷
処理の方法としては特開平5−312393号公報に示
されるような構成が一般的であった。以下、その内容に
ついて図9を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、床スラブ101とフリー
アクセスフロア102との間に二重床下空間103が形
成され、天井104と天井パネル105との間には、天
井チャンバ106が形成されていて、フリーアクセスフ
ロア102と天井チャンバ106の間の空間が室内10
7とされている。フリーアクセスフロア102の必要な
位置には床吹出し口108が配置され、天井チャンバ1
06の所定の位置には天井レターン口109が配置され
ている。室内107の隅部の空調機室110内には、イ
ンテリア設置型空調機111が設置され、室内107の
窓112側のペリメータ部には、ペリメータ設置型空調
機113が設置されている。インテリア設置型空調機1
11は、熱交換器114およびファン115を有してお
り、二重床下空間103へ連通する吐出口116が設け
られている。また、空調機室110内には天井チャンバ
106と外部とを連通し第1のダンパー117が設けら
れた第1の連通路118が配置されており、この第1の
連通路118から分岐してインテリア設置型空調機11
1の熱交換器114の上流側に連通し、途中に第2のダ
ンパー119が設けられる第2の連通路120が配置さ
れている。さらに、室内107内の床上吸込口112と
外部とを連通し、第3のダンパー121が設けられた第
3の連通路122が配置されており、この第3の連通路
122から分岐してインテリア設置型空調機111の熱
交換器114の上流側に連通し、途中に第4のダンパー
123が設けられる第4の連通路124が配置されてい
て、第1の連通路118と第3の連通路122とは、そ
の終端部分で合流されている。
アクセスフロア102との間に二重床下空間103が形
成され、天井104と天井パネル105との間には、天
井チャンバ106が形成されていて、フリーアクセスフ
ロア102と天井チャンバ106の間の空間が室内10
7とされている。フリーアクセスフロア102の必要な
位置には床吹出し口108が配置され、天井チャンバ1
06の所定の位置には天井レターン口109が配置され
ている。室内107の隅部の空調機室110内には、イ
ンテリア設置型空調機111が設置され、室内107の
窓112側のペリメータ部には、ペリメータ設置型空調
機113が設置されている。インテリア設置型空調機1
11は、熱交換器114およびファン115を有してお
り、二重床下空間103へ連通する吐出口116が設け
られている。また、空調機室110内には天井チャンバ
106と外部とを連通し第1のダンパー117が設けら
れた第1の連通路118が配置されており、この第1の
連通路118から分岐してインテリア設置型空調機11
1の熱交換器114の上流側に連通し、途中に第2のダ
ンパー119が設けられる第2の連通路120が配置さ
れている。さらに、室内107内の床上吸込口112と
外部とを連通し、第3のダンパー121が設けられた第
3の連通路122が配置されており、この第3の連通路
122から分岐してインテリア設置型空調機111の熱
交換器114の上流側に連通し、途中に第4のダンパー
123が設けられる第4の連通路124が配置されてい
て、第1の連通路118と第3の連通路122とは、そ
の終端部分で合流されている。
【0005】上記構成において、例えば、夏期冷房空調
時には、第1のダンパー117および第4のダンパー1
23が開かれ、第2のダンパー119および第3のダン
パー121が閉じられる。これにより、天井チャンバ1
06内の比較的温度の高い冷気が第1の連通路118を
通り外部に排出され、フリーアクセスフロア102近傍
の比較的温度の低い冷気は、第3の連通路122および
第4の連通路124を通り、熱交換器114の上流側に
供給され、さらに冷却されてファン115により、吐出
口116から二重床下空間103へ吐出され、床吹出し
口108から室内107へ吹出されることとなる。
時には、第1のダンパー117および第4のダンパー1
23が開かれ、第2のダンパー119および第3のダン
パー121が閉じられる。これにより、天井チャンバ1
06内の比較的温度の高い冷気が第1の連通路118を
通り外部に排出され、フリーアクセスフロア102近傍
の比較的温度の低い冷気は、第3の連通路122および
第4の連通路124を通り、熱交換器114の上流側に
供給され、さらに冷却されてファン115により、吐出
口116から二重床下空間103へ吐出され、床吹出し
口108から室内107へ吹出されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のアン
ダーフロア空調システムでは、インテリア設置型空調機
に加えて、ペリメータ設置型空調機を配置することによ
り、冷房および暖房時の空調条件に応じて循環気流の最
適な制御が行えるとともに、室内の温度分布を均一にす
ることが可能であるものの、インテリア設置型空調機
は、建物内に空調機室を別途必要とするため、建物内の
有効なスペースが削減されてしまうということと、ペリ
メータ設置型空調機単独では、換気を行いながらのアン
ダーフロア空調はもとより、自然のエネルギーを利用し
た外気冷房や、夏期冷房期間時、夜間外気温度が低いと
き、外気を二重床下空間に導入し、床スラブなどの躯体
の冷却を行うナイトパージ運転を行うことができないと
いう課題があった。
ダーフロア空調システムでは、インテリア設置型空調機
に加えて、ペリメータ設置型空調機を配置することによ
り、冷房および暖房時の空調条件に応じて循環気流の最
適な制御が行えるとともに、室内の温度分布を均一にす
ることが可能であるものの、インテリア設置型空調機
は、建物内に空調機室を別途必要とするため、建物内の
有効なスペースが削減されてしまうということと、ペリ
メータ設置型空調機単独では、換気を行いながらのアン
ダーフロア空調はもとより、自然のエネルギーを利用し
た外気冷房や、夏期冷房期間時、夜間外気温度が低いと
き、外気を二重床下空間に導入し、床スラブなどの躯体
の冷却を行うナイトパージ運転を行うことができないと
いう課題があった。
【0007】また、従来のアンダーフロア空調システム
におけるインテリア設置型空調機では、天井チャンバ内
のレターン空気を外部にそのまま排出しているため、室
内空気の再循環量を制御することができず、空調エネル
ギーの節約の面から省エネルギー化に反するという課題
があった。
におけるインテリア設置型空調機では、天井チャンバ内
のレターン空気を外部にそのまま排出しているため、室
内空気の再循環量を制御することができず、空調エネル
ギーの節約の面から省エネルギー化に反するという課題
があった。
【0008】さらに、ペリメータ設置型空調機単独でア
ンダーフロア空調を行う場合は、レターン空気の循環経
路を充分に確保することが困難で、ショートサーキット
を起こしやすいため、室内の気流分布を良化できないと
いうことと、ペリメータ部分の熱負荷処理を充分に行う
ことができないという課題があった。
ンダーフロア空調を行う場合は、レターン空気の循環経
路を充分に確保することが困難で、ショートサーキット
を起こしやすいため、室内の気流分布を良化できないと
いうことと、ペリメータ部分の熱負荷処理を充分に行う
ことができないという課題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、特別
な空調機室を別途必要とせず、ペリメータ設置型空調機
単独で、換気を行いながらアンダーフロア空調を行うこ
とができ、かつ自然エネルギーを利用した外気冷房運
転、およびナイトパージ運転を可能とするとともに、室
内空気の再循環量の制御を可能とし、空調に用いるエネ
ルギーの省エネルギー化がはかれるアンダーフロア空調
システムを提供することを第1の目的とする。
な空調機室を別途必要とせず、ペリメータ設置型空調機
単独で、換気を行いながらアンダーフロア空調を行うこ
とができ、かつ自然エネルギーを利用した外気冷房運
転、およびナイトパージ運転を可能とするとともに、室
内空気の再循環量の制御を可能とし、空調に用いるエネ
ルギーの省エネルギー化がはかれるアンダーフロア空調
システムを提供することを第1の目的とする。
【0010】第2の目的は、ショートサーキットを抑制
し、室内気流分布を良化させるとともに、空調レターン
空気の気流を用いて、ペリメータ部分の熱負荷の影響を
抑制することができるアンダーフロア空調システムを提
供することにある。
し、室内気流分布を良化させるとともに、空調レターン
空気の気流を用いて、ペリメータ部分の熱負荷の影響を
抑制することができるアンダーフロア空調システムを提
供することにある。
【0011】第3の目的は、二重床下内の気流性状を制
御して二重床下内の静圧を均一化できるとともに、ペリ
メータ部分の局所的な負荷処理を可能としたアンダーフ
ロア空調システムを提供することにある。
御して二重床下内の静圧を均一化できるとともに、ペリ
メータ部分の局所的な負荷処理を可能としたアンダーフ
ロア空調システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、空調空気をフリーアクセス
フロアと床スラブとの間に形成される二重床下空間に流
入させ、この空調空気を、前記フリーアクセスフロアに
設けられた複数の床吹出し口から吹出させるアンダーフ
ロア空調システムにおいて、空調機は室内の外壁に接す
る窓際のペリメータ部分に設置し、前記空調機は外気に
連通した外気取入口と、室内空気を前記空調機に取り込
むための吸込み口と、室内空気を室外へ排気するため外
気に連通した排気口と、外気と室内の排気空気との間で
全熱交換換気を行うための全熱交換器と、空気を冷却お
よび加熱するための熱交換器と、空調空気を昇圧して二
重床空間に供給するための加圧供給手段と、空調空気を
二重床下空間に吹出すための吐出口とを有し、前記空調
機内部の空気の流通経路を切り替えるための経路切り替
え手段と、室内空気の再循環量を制御できる再循環量制
御手段とを備えた構成としたものである。
成するための第1の手段は、空調空気をフリーアクセス
フロアと床スラブとの間に形成される二重床下空間に流
入させ、この空調空気を、前記フリーアクセスフロアに
設けられた複数の床吹出し口から吹出させるアンダーフ
ロア空調システムにおいて、空調機は室内の外壁に接す
る窓際のペリメータ部分に設置し、前記空調機は外気に
連通した外気取入口と、室内空気を前記空調機に取り込
むための吸込み口と、室内空気を室外へ排気するため外
気に連通した排気口と、外気と室内の排気空気との間で
全熱交換換気を行うための全熱交換器と、空気を冷却お
よび加熱するための熱交換器と、空調空気を昇圧して二
重床空間に供給するための加圧供給手段と、空調空気を
二重床下空間に吹出すための吐出口とを有し、前記空調
機内部の空気の流通経路を切り替えるための経路切り替
え手段と、室内空気の再循環量を制御できる再循環量制
御手段とを備えた構成としたものである。
【0013】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、室内の天井パネルに、前記天井パネルと天井と
の間に形成された天井チャンバに連通するよう設けられ
た複数のレターン口と、前記天井チャンバ内部に設けら
れた天井吸込み口と、レターン空気を送風するための送
風手段と、前記天井パネルに設けられ、かつ室内の窓際
のペリメータ部分であって、前記空調機の直上に配置さ
れる天井吹出し口とを備えた構成としたものである。
手段は、室内の天井パネルに、前記天井パネルと天井と
の間に形成された天井チャンバに連通するよう設けられ
た複数のレターン口と、前記天井チャンバ内部に設けら
れた天井吸込み口と、レターン空気を送風するための送
風手段と、前記天井パネルに設けられ、かつ室内の窓際
のペリメータ部分であって、前記空調機の直上に配置さ
れる天井吹出し口とを備えた構成としたものである。
【0014】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、フリーアクセスフロアに設けられる床吹出し口
において、前記床吹出し口の外周部でかつ二重床下空間
内に設けられ、空調機からの吐出気流を偏向させるため
の気流偏向手段と、上面に二重床下空間と連通する吹出
し手段とを備えた床吹出しユニットを、ペリメータ部分
に設置される前記空調機の有する吐出口の前方に、少な
くとも1つ以上配置したことを特徴とする構成としてい
る。
手段は、フリーアクセスフロアに設けられる床吹出し口
において、前記床吹出し口の外周部でかつ二重床下空間
内に設けられ、空調機からの吐出気流を偏向させるため
の気流偏向手段と、上面に二重床下空間と連通する吹出
し手段とを備えた床吹出しユニットを、ペリメータ部分
に設置される前記空調機の有する吐出口の前方に、少な
くとも1つ以上配置したことを特徴とする構成としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、上記した第1の手段の
構成により、空調機が外気と連通していて、同時に給排
気できるので、レターン空気と全熱交換を行った外気を
導入しながら、アンダーフロア空調を行うことができる
とともに、空調機が外気と連通していて、経路切り替え
手段により外気を、全熱交換せずに給気し同時に排気で
きるので、自然エネルギーを有効に利用した外気冷房、
およびナイトパージ運転を行うことができるとともに、
室内空気の再循環量を再循環量制御手段によって、一定
の割合に保持することができるので、省エネルギーをは
かることができる。
構成により、空調機が外気と連通していて、同時に給排
気できるので、レターン空気と全熱交換を行った外気を
導入しながら、アンダーフロア空調を行うことができる
とともに、空調機が外気と連通していて、経路切り替え
手段により外気を、全熱交換せずに給気し同時に排気で
きるので、自然エネルギーを有効に利用した外気冷房、
およびナイトパージ運転を行うことができるとともに、
室内空気の再循環量を再循環量制御手段によって、一定
の割合に保持することができるので、省エネルギーをは
かることができる。
【0016】また、第2の手段の構成により、天井に設
けられたレターン口から吸い込んだレターン空気を、天
井チャンバ部分を経てペリメータ部分へ導くことで、レ
ターン空気の経路が一定となるので、室内気流の分布を
良化できるとともに、ペリメータ部分に設置した空調機
の上方から窓面に向かって吹出すことで、エアカーテン
効果によりペリメータ部分の暖冷気を遮断することがで
きる。
けられたレターン口から吸い込んだレターン空気を、天
井チャンバ部分を経てペリメータ部分へ導くことで、レ
ターン空気の経路が一定となるので、室内気流の分布を
良化できるとともに、ペリメータ部分に設置した空調機
の上方から窓面に向かって吹出すことで、エアカーテン
効果によりペリメータ部分の暖冷気を遮断することがで
きる。
【0017】また、第3の手段の構成により、床吹出し
ユニットの二重床下空間内に設けられた気流偏向手段に
よって、空調機からの吐出気流を偏向させることで、二
重床下空間内全体へ気流を広く拡散させることができる
とともに、床吹出しユニットが有する吹出し手段の吹出
し気流をペリメータ側へ集中させることによって、ペリ
メータ部分の局所的な負荷処理を行うことができる。
ユニットの二重床下空間内に設けられた気流偏向手段に
よって、空調機からの吐出気流を偏向させることで、二
重床下空間内全体へ気流を広く拡散させることができる
とともに、床吹出しユニットが有する吹出し手段の吹出
し気流をペリメータ側へ集中させることによって、ペリ
メータ部分の局所的な負荷処理を行うことができる。
【0018】以下、本発明の第1実施例について、図1
〜図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部
分には同一符号を付け、その詳細な説明は省略する。
〜図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部
分には同一符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0019】図に示すように、床スラブ101の上方に
は、フリーアクセスフロア102が配置されており、床
スラブ101とフリーアクセスフロア102との間に
は、二重床下空間103が形成されている。フリーアク
セスフロア102には、適当な複数個の床吹出し口10
8が取り付けられており、天井パネル105とフリーア
クセスフロア102との間に、室内107が形成されて
おり、室内107の窓112側のペリメータ部分には、
ペリメータ設置型でアンダーフロア用の空調機1が配置
されている。この空調機1は、給気チャンバ2と排気チ
ャンバ3と、レターンチャンバ4とサプライチャンバ5
と室外ユニット部6とから構成され、給気チャンバ2と
レターンチャンバ4との境界部には、電動気密ダンパー
である切り替えダンパー7aを、排気チャンバ3とサプ
ライチャンバ5との境界部には、電動気密ダンパーであ
る切り替えダンパー7bを、レターンチャンバ4とサプ
ライチャンバ5との境界部には、リニアな開閉特性を有
する電動気密ダンパーである再循環量制御ダンパー8を
備えている。また、空調機1の内部は、給気チャンバ2
とサプライチャンバ5とが連通し、レターンチャンバ4
と排気チャンバ3とが連通するよう全熱交換器9が設け
られ、レターンチャンバ4内には、室内107と連通す
る本体吸込み口10とレターン用ファン11とを、サプ
ライチャンバ5内には、送風ファン12と室内用熱交換
器13と加圧ファン14と、二重床下空間103と連通
する吐出口116とを、給気チャンバ2内には外気と連
通する外気取入口15を、排気チャンバ3内には、室外
熱交換器16と、外気と連通する排気口17とを、室外
ユニット部6内にはコンプレッサー18を備えた構成と
なっている。
は、フリーアクセスフロア102が配置されており、床
スラブ101とフリーアクセスフロア102との間に
は、二重床下空間103が形成されている。フリーアク
セスフロア102には、適当な複数個の床吹出し口10
8が取り付けられており、天井パネル105とフリーア
クセスフロア102との間に、室内107が形成されて
おり、室内107の窓112側のペリメータ部分には、
ペリメータ設置型でアンダーフロア用の空調機1が配置
されている。この空調機1は、給気チャンバ2と排気チ
ャンバ3と、レターンチャンバ4とサプライチャンバ5
と室外ユニット部6とから構成され、給気チャンバ2と
レターンチャンバ4との境界部には、電動気密ダンパー
である切り替えダンパー7aを、排気チャンバ3とサプ
ライチャンバ5との境界部には、電動気密ダンパーであ
る切り替えダンパー7bを、レターンチャンバ4とサプ
ライチャンバ5との境界部には、リニアな開閉特性を有
する電動気密ダンパーである再循環量制御ダンパー8を
備えている。また、空調機1の内部は、給気チャンバ2
とサプライチャンバ5とが連通し、レターンチャンバ4
と排気チャンバ3とが連通するよう全熱交換器9が設け
られ、レターンチャンバ4内には、室内107と連通す
る本体吸込み口10とレターン用ファン11とを、サプ
ライチャンバ5内には、送風ファン12と室内用熱交換
器13と加圧ファン14と、二重床下空間103と連通
する吐出口116とを、給気チャンバ2内には外気と連
通する外気取入口15を、排気チャンバ3内には、室外
熱交換器16と、外気と連通する排気口17とを、室外
ユニット部6内にはコンプレッサー18を備えた構成と
なっている。
【0020】上記構成により、以下にその動作を説明す
る。空調機1が冷房または暖房運転の場合は、切り替え
ダンパー7a,7bともに閉じられて、給気チャンバ2
とレターンチャンバ4とが完全に隔離され、また排気チ
ャンバ3とサプライチャンバ5も完全に隔離される。一
方、再循環量制御ダンパー8は、あらかじめ室内空気の
再循環比率に応じたダンパー開度を、例えば目盛りをつ
けて表示しておくことで、室内空気の再循環量の比率を
80%と設定したい場合は、再循環比率を80%となる
ような目盛りにダンパー開度に合わせることで、レター
ンチャンバ4とサプライチャンバ5とは、レターン空気
の80%が空調用として再循環されるよう連通されるこ
ととなる。このとき、室内107の空気は、レターン用
ファン11によって本体吸込み口10からレターンチャ
ンバ4へ導かれ、再循環量制御ダンパー8の開度に応じ
て、サプライチャンバ5と全熱交換器9へと振り分けら
れ、全熱交換器9へ導かれた空気は、排気チャンバ3を
経て排気口17から排気される。一方、送風ファン12
によって、外気取入口15から給気チャンバ2へと吸引
された外気は、切り替えダンパー7aが閉じているの
で、全熱交換器9へ導びかれ、ここでレターンチャンバ
4の空気と全熱交換することで室内107の温度に近づ
けられてから、サプライチャンバ5へと流入し、ここで
レターンチャンバ4からの再循環空気と混合される。こ
の混合空気は、室内用熱交換器13によって冷房時は冷
却、暖房時は加熱され適当な温度に調節された後、加圧
ファン14によって昇圧を受けて、吐出口116から二
重床下空間103へと供給され、フリーアクセスフロア
102に設けられた複数の床吹出し口108から室内1
07へ吹出されるので、ペリメータ設置型の空調機1単
独で、室内空気の再循環量を一定に保持しながら、アン
ダーフロア空調を行うことができる。
る。空調機1が冷房または暖房運転の場合は、切り替え
ダンパー7a,7bともに閉じられて、給気チャンバ2
とレターンチャンバ4とが完全に隔離され、また排気チ
ャンバ3とサプライチャンバ5も完全に隔離される。一
方、再循環量制御ダンパー8は、あらかじめ室内空気の
再循環比率に応じたダンパー開度を、例えば目盛りをつ
けて表示しておくことで、室内空気の再循環量の比率を
80%と設定したい場合は、再循環比率を80%となる
ような目盛りにダンパー開度に合わせることで、レター
ンチャンバ4とサプライチャンバ5とは、レターン空気
の80%が空調用として再循環されるよう連通されるこ
ととなる。このとき、室内107の空気は、レターン用
ファン11によって本体吸込み口10からレターンチャ
ンバ4へ導かれ、再循環量制御ダンパー8の開度に応じ
て、サプライチャンバ5と全熱交換器9へと振り分けら
れ、全熱交換器9へ導かれた空気は、排気チャンバ3を
経て排気口17から排気される。一方、送風ファン12
によって、外気取入口15から給気チャンバ2へと吸引
された外気は、切り替えダンパー7aが閉じているの
で、全熱交換器9へ導びかれ、ここでレターンチャンバ
4の空気と全熱交換することで室内107の温度に近づ
けられてから、サプライチャンバ5へと流入し、ここで
レターンチャンバ4からの再循環空気と混合される。こ
の混合空気は、室内用熱交換器13によって冷房時は冷
却、暖房時は加熱され適当な温度に調節された後、加圧
ファン14によって昇圧を受けて、吐出口116から二
重床下空間103へと供給され、フリーアクセスフロア
102に設けられた複数の床吹出し口108から室内1
07へ吹出されるので、ペリメータ設置型の空調機1単
独で、室内空気の再循環量を一定に保持しながら、アン
ダーフロア空調を行うことができる。
【0021】次に、空調機1が外気冷房、または夜間の
ナイトパージ運転の場合は、切り替えダンパー7a,7
bともに開いて、給気チャンバ2と排気チャンバ3の内
部の全熱交換器9部分を完全に塞ぐこととなり、再循環
量制御ダンパー8は全閉状態となって、給気チャンバ2
とレターンチャンバ4、および排気チャンバ3とサプラ
イチャンバ5は互いに連通することとなる。このとき、
室内107の空気は、レターン用ファン11によって本
体吸込み口10からレターンチャンバ4へ導かれ、その
まま連通する給気チャンバ2を経て外気取入口15から
排気される。一方、外気は送風ファン12によって排気
口17から排気チャンバ3を経て、サプライチャンバ5
へ導かれ、加圧ファン14で昇圧された後、吐出口11
6から二重床下空間103に供給され、躯体および床ス
ラブ101を冷却して、フリーアクセスフロア102に
設けられた複数の床吹出し口108から室内107へ吹
出されるので、自然のエネルギーを有効に利用したアン
ダーフロア空調を行うことができる。
ナイトパージ運転の場合は、切り替えダンパー7a,7
bともに開いて、給気チャンバ2と排気チャンバ3の内
部の全熱交換器9部分を完全に塞ぐこととなり、再循環
量制御ダンパー8は全閉状態となって、給気チャンバ2
とレターンチャンバ4、および排気チャンバ3とサプラ
イチャンバ5は互いに連通することとなる。このとき、
室内107の空気は、レターン用ファン11によって本
体吸込み口10からレターンチャンバ4へ導かれ、その
まま連通する給気チャンバ2を経て外気取入口15から
排気される。一方、外気は送風ファン12によって排気
口17から排気チャンバ3を経て、サプライチャンバ5
へ導かれ、加圧ファン14で昇圧された後、吐出口11
6から二重床下空間103に供給され、躯体および床ス
ラブ101を冷却して、フリーアクセスフロア102に
設けられた複数の床吹出し口108から室内107へ吹
出されるので、自然のエネルギーを有効に利用したアン
ダーフロア空調を行うことができる。
【0022】また、万一の火災発生時の場合には、切り
替えダンパー7aを開き、もう一方の切り替えダンパー
7bは閉じ、再循環量制御ダンパー8を全閉とすること
により、給気チャンバ2とレターンチャンバ4のみが連
通することとなる。このとき、室内107で発生した煙
は、レターン用ファン11によって本体吸込み口10か
らレターンチャンバ4内に吸引され、給気チャンバ2を
経て外気取入口15からすみやかに排煙することができ
るので、空調機1を排煙機として使用することもでき
る。
替えダンパー7aを開き、もう一方の切り替えダンパー
7bは閉じ、再循環量制御ダンパー8を全閉とすること
により、給気チャンバ2とレターンチャンバ4のみが連
通することとなる。このとき、室内107で発生した煙
は、レターン用ファン11によって本体吸込み口10か
らレターンチャンバ4内に吸引され、給気チャンバ2を
経て外気取入口15からすみやかに排煙することができ
るので、空調機1を排煙機として使用することもでき
る。
【0023】このように本発明の第1実施例のアンダー
フロア空調システムによれば、ペリメータ設置型の空調
機単独でアンダーフロア空調を行うことができ、自然エ
ネルギーを有効に利用した外気冷房、およびナイトパー
ジ運転を行うことができるとともに、室内空気の再循環
量を制御することができるので、空調に用いるエネルギ
ーの省エネルギー化をはかることができ、万一の火災発
生の場合には空調機を排煙機として運転することができ
る。
フロア空調システムによれば、ペリメータ設置型の空調
機単独でアンダーフロア空調を行うことができ、自然エ
ネルギーを有効に利用した外気冷房、およびナイトパー
ジ運転を行うことができるとともに、室内空気の再循環
量を制御することができるので、空調に用いるエネルギ
ーの省エネルギー化をはかることができ、万一の火災発
生の場合には空調機を排煙機として運転することができ
る。
【0024】なお、本実施例では、再循環量制御ダンパ
ーの開度設定は、希望する室内空気の再循環比率に応じ
た開度設定としたが、例えば室内に設けた炭酸ガスセン
サおよびVOCガスセンサからの出力によって得られる
空気の汚染度合いに応じて、あらかじめ決定しておいた
室内空気の再循環比率とする開度設定としても良い。
ーの開度設定は、希望する室内空気の再循環比率に応じ
た開度設定としたが、例えば室内に設けた炭酸ガスセン
サおよびVOCガスセンサからの出力によって得られる
空気の汚染度合いに応じて、あらかじめ決定しておいた
室内空気の再循環比率とする開度設定としても良い。
【0025】つぎに本発明の第2実施例について、図4
を参照しながら説明する。なお、従来例および第1実施
例と同一部分には同一符号を付け、その詳細な説明は省
略する。
を参照しながら説明する。なお、従来例および第1実施
例と同一部分には同一符号を付け、その詳細な説明は省
略する。
【0026】図に示すように、天井パネル105には複
数の天井レターン口109が設けられ、天井104と天
井パネル105との間には、天井チャンバ106が形成
されている。天井チャンバ106の内部には、レターン
ユニット19が設けられていて、レターンユニット19
内部には吹出しファン20を備えている。天井チャンバ
106内のレターン空気を吸い込むための天井吸込み口
21と、天井パネル105に設けられ、室内の窓際のペ
リメータ部分でかつ空調機1の直上に配置されている天
井吹出し口22は、それぞれレターンユニット19に連
通している。
数の天井レターン口109が設けられ、天井104と天
井パネル105との間には、天井チャンバ106が形成
されている。天井チャンバ106の内部には、レターン
ユニット19が設けられていて、レターンユニット19
内部には吹出しファン20を備えている。天井チャンバ
106内のレターン空気を吸い込むための天井吸込み口
21と、天井パネル105に設けられ、室内の窓際のペ
リメータ部分でかつ空調機1の直上に配置されている天
井吹出し口22は、それぞれレターンユニット19に連
通している。
【0027】上記構成により、複数の床吹出し口108
から室内107に吹出された空調空気は、吹出しファン
20の吸引力によって、天井パネル105に設けられた
複数の天井レターン口109からレターン空気として天
井チャンバ106へと吸い込まれ、天井吸込み口21を
経てレターンユニット19へと導かれる。このレターン
空気は、レターンユニット19内部の吹出しファン20
によって、天井吹出し口22からペリメータ部分の窓1
12面に向かって吹出されるので、空調機1の本体吸込
み口10との間にエアカーテンが形成できるとともに、
レターン空気の循環経路が確保される。
から室内107に吹出された空調空気は、吹出しファン
20の吸引力によって、天井パネル105に設けられた
複数の天井レターン口109からレターン空気として天
井チャンバ106へと吸い込まれ、天井吸込み口21を
経てレターンユニット19へと導かれる。このレターン
空気は、レターンユニット19内部の吹出しファン20
によって、天井吹出し口22からペリメータ部分の窓1
12面に向かって吹出されるので、空調機1の本体吸込
み口10との間にエアカーテンが形成できるとともに、
レターン空気の循環経路が確保される。
【0028】このように本発明の第2実施例のアンダー
フロア空調システムによれば、空調空気を天井レターン
口から天井チャンバへ導くことで、気流のショートサー
キットを抑制して、室内気流分布を良化させることがで
きるとともに、レターン空気を天井からペリメータ部分
の窓面に向かって吹出すことで、エアカーテン効果によ
りペリメータ部分の熱負荷の影響を抑制することができ
る。
フロア空調システムによれば、空調空気を天井レターン
口から天井チャンバへ導くことで、気流のショートサー
キットを抑制して、室内気流分布を良化させることがで
きるとともに、レターン空気を天井からペリメータ部分
の窓面に向かって吹出すことで、エアカーテン効果によ
りペリメータ部分の熱負荷の影響を抑制することができ
る。
【0029】次に本発明の第3実施例について、図5〜
図8を参照しながら説明する。なお、従来例、第1の実
施例および第2の実施例と同一部分には同一符号を付
け、その詳細な説明は省略する。
図8を参照しながら説明する。なお、従来例、第1の実
施例および第2の実施例と同一部分には同一符号を付
け、その詳細な説明は省略する。
【0030】図に示すように、フリーアクセスフロア1
02に設けられ、空調機1の吐出口116の前方1m以
内、望ましくは75cm以内に配置された床吹出しユニ
ット23は、回転可能な吹出しグリル24の外周部で、
かつ二重床下空間103内に、半三日月型形状の気流偏
向翼25a,25bと、凹型形状を有する気流偏向翼2
5cを有しており、気流偏向翼25a,25b,25c
を支持し回転させるための軸をつかさどる支持棒26
a,26b,26cと、支持棒26a,26b,26c
を回転させ、気流偏向翼25a,25b,25cの角度
を調節するための調節部27a,27b,27cとを備
えている。調節部27a,27b,27cには、コイン
をたたせた状態で挿入可能なコイン挿入溝28a,28
b,28cが形成されており、吹出しグリル24は、二
重床下空間103内に連通し、空調空気を床面に対し6
0度の角度で吹出すことができるスリットルーバー29
を有している。ここで、吐出口116の前方1m以内と
したのは、1m以内であれば吐出口116からの吐出気
流を容易に偏向させることができるからである。
02に設けられ、空調機1の吐出口116の前方1m以
内、望ましくは75cm以内に配置された床吹出しユニ
ット23は、回転可能な吹出しグリル24の外周部で、
かつ二重床下空間103内に、半三日月型形状の気流偏
向翼25a,25bと、凹型形状を有する気流偏向翼2
5cを有しており、気流偏向翼25a,25b,25c
を支持し回転させるための軸をつかさどる支持棒26
a,26b,26cと、支持棒26a,26b,26c
を回転させ、気流偏向翼25a,25b,25cの角度
を調節するための調節部27a,27b,27cとを備
えている。調節部27a,27b,27cには、コイン
をたたせた状態で挿入可能なコイン挿入溝28a,28
b,28cが形成されており、吹出しグリル24は、二
重床下空間103内に連通し、空調空気を床面に対し6
0度の角度で吹出すことができるスリットルーバー29
を有している。ここで、吐出口116の前方1m以内と
したのは、1m以内であれば吐出口116からの吐出気
流を容易に偏向させることができるからである。
【0031】上記構成により、床吹出し口108のレイ
アウトに応じて、空調機1の吐出口116からの気流
が、おのおのの床吹出し口108に向かって最短距離で
到達できるように、調節部27a,27b,27cにあ
るコイン挿入溝28a,28b,28cを、コインもし
くはドライバなどを挿入して溝を回転させ、気流偏向翼
25a,25b,25cの角度および方向が、最適にな
るよう調節することができる。支持棒26a,26b,
26cは、気流偏向翼25a,25b,25cの内部に
収納できる構造となっているので、二重床下空間103
の高さの変化にも対応が可能である。よって、空調機1
の吐出口116から二重床下空間103内に吐出された
気流は、床吹出しユニット23の有する気流偏向翼25
a,25b,25cの設定された角度および方向と、翼
形状に従い偏向されて乱されるので、二重床下空間10
3内に広く拡散されて、二重床下内の静圧を均一化する
ことができる。また、吹出しグリル24を回転させて、
スリットルーバー29の吹出す開口の向きをペリメータ
側に向け、空調空気を吹出させることで、例えば夏期冷
房運転時は、ペリメータ部分の窓112からの日射の影
響による熱の侵入に対し、局所的に負荷処理をすること
ができるので、インテリア側への熱の侵入を防止するこ
とができる。
アウトに応じて、空調機1の吐出口116からの気流
が、おのおのの床吹出し口108に向かって最短距離で
到達できるように、調節部27a,27b,27cにあ
るコイン挿入溝28a,28b,28cを、コインもし
くはドライバなどを挿入して溝を回転させ、気流偏向翼
25a,25b,25cの角度および方向が、最適にな
るよう調節することができる。支持棒26a,26b,
26cは、気流偏向翼25a,25b,25cの内部に
収納できる構造となっているので、二重床下空間103
の高さの変化にも対応が可能である。よって、空調機1
の吐出口116から二重床下空間103内に吐出された
気流は、床吹出しユニット23の有する気流偏向翼25
a,25b,25cの設定された角度および方向と、翼
形状に従い偏向されて乱されるので、二重床下空間10
3内に広く拡散されて、二重床下内の静圧を均一化する
ことができる。また、吹出しグリル24を回転させて、
スリットルーバー29の吹出す開口の向きをペリメータ
側に向け、空調空気を吹出させることで、例えば夏期冷
房運転時は、ペリメータ部分の窓112からの日射の影
響による熱の侵入に対し、局所的に負荷処理をすること
ができるので、インテリア側への熱の侵入を防止するこ
とができる。
【0032】このように本発明の第3実施例のアンダー
フロア空調システムによれば、二重床下内の静圧を均一
化することができるとともに、ペリメータ部分の局所的
な負荷処理を行うことができる。
フロア空調システムによれば、二重床下内の静圧を均一
化することができるとともに、ペリメータ部分の局所的
な負荷処理を行うことができる。
【0033】なお、本実施例では、床吹出しユニットは
ペリメータ部分に設置された空調機の有する吐出口の前
方にのみ配置するようにしたが、これに限定されるもの
ではなく、吐出口の前方以外にも、二重床下空間の気流
を偏向したい場所のフリーアクセスフロアに配置しても
よい。
ペリメータ部分に設置された空調機の有する吐出口の前
方にのみ配置するようにしたが、これに限定されるもの
ではなく、吐出口の前方以外にも、二重床下空間の気流
を偏向したい場所のフリーアクセスフロアに配置しても
よい。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればペリメータ設置型の空調機単独でアンダーフ
ロア空調を行うことができ、自然エネルギーを有効に利
用した外気冷房運転、およびナイトパージ運転ができる
とともに、室内空気の再循環量を制御することができる
ので、空調に用いるエネルギーの省エネルギー化をはか
ることができる。
明によればペリメータ設置型の空調機単独でアンダーフ
ロア空調を行うことができ、自然エネルギーを有効に利
用した外気冷房運転、およびナイトパージ運転ができる
とともに、室内空気の再循環量を制御することができる
ので、空調に用いるエネルギーの省エネルギー化をはか
ることができる。
【0035】また、ショートサーキットを抑制し、室内
気流分布を良化させることができるとともに、ペリメー
タ部分の熱負荷の影響を抑制することができる。
気流分布を良化させることができるとともに、ペリメー
タ部分の熱負荷の影響を抑制することができる。
【0036】さらに、二重床下内の静圧を均一化するこ
とができるとともに、ペリメータ部分の局所的な負荷処
理を行うことができる。
とができるとともに、ペリメータ部分の局所的な負荷処
理を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例のアンダーフロア空調シス
テムの要部断面図
テムの要部断面図
【図2】同アンダーフロア空調システムの空調機周囲の
要部断面図
要部断面図
【図3】同アンダーフロア空調システムの空調機周囲の
要部断面図
要部断面図
【図4】本発明の第2実施例のアンダーフロア空調シス
テムの要部断面図
テムの要部断面図
【図5】本発明の第3実施例のアンダーフロア空調シス
テムの要部断面図
テムの要部断面図
【図6】同アンダーフロア空調システムの床吹出しユニ
ットの斜視図
ットの斜視図
【図7】同アンダーフロア空調システムの要部平面図
【図8】同アンダーフロア空調システムの床吹出しユニ
ットの要部平面図
ットの要部平面図
【図9】従来のアンダーフロア空調システムの要部断面
図
図
1 空調機 7a 切り替えダンパー 7b 切り替えダンパー 8 再循環量制御ダンパー 9 全熱交換器 10 本体吸込み口 11 レターン用ファン 12 送風ファン 13 室内用熱交換器 14 加圧ファン 15 外気取入口 17 排気口 20 吹出しファン 21 天井吸込み口 22 天井吹出し口 23 床吹出しユニット 25a 気流偏向翼 25b 気流偏向翼 25c 気流偏向翼 29 スリットルーバー 101 床スラブ 102 フリーアクセスフロア 103 二重床下空間 104 天井 105 天井パネル 106 天井チャンバ 107 室内 108 床吹出し口 109 天井レターン口 112 窓 116 吐出口
Claims (3)
- 【請求項1】 空調空気をフリーアクセスフロアと床ス
ラブとの間に形成される二重床下空間に流入させ、この
空調空気を、前記フリーアクセスフロアに設けられた複
数の床吹出し口から吹出させるアンダーフロア空調シス
テムにおいて、空調機は室内の外壁に接する窓際のペリ
メータ部分に設置し、前記空調機は外気に連通した外気
取入口と、室内空気を前記空調機に取り込むための吸込
み口と、室内空気を室外へ排気するため外気に連通した
排気口と、外気と室内の排気空気との間で全熱交換換気
を行うための全熱交換器と、空気を冷却および加熱する
ための熱交換器と、空調空気を昇圧して二重床空間に供
給するための加圧供給手段と、空調空気を二重床下空間
に吹出すための吐出口とを有し、前記空調機内部の空気
の流通経路を切り替えるための経路切り替え手段と、室
内空気の再循環量を制御できる再循環量制御手段とを備
えたアンダーフロア空調システム。 - 【請求項2】 室内の天井パネルに設けられ、前記天井
パネルと天井との間に形成された天井チャンバに連通す
る複数のレターン口と、前記天井チャンバ内部に設けら
れた天井吸込み口と、レターン空気を送風するための送
風手段と、前記天井パネルに設けられ、かつ室内の窓際
のペリメータ部分であって、前記空調機の直上に配置さ
れる天井吹出し口とを備えた請求項1記載のアンダーフ
ロア空調システム。 - 【請求項3】 フリーアクセスフロアに設けられる床吹
出し口において、前記床吹出し口の外周部でかつ二重床
下空間内に設けられ、空調機からの吐出気流を偏向させ
るための気流偏向手段と、上面に二重床下空間と連通す
る吹出し手段とを備えた床吹出しユニットを、ペリメー
タ部分に設置される前記空調機の有する吐出口の前方
に、少なくとも1つ以上配置したことを特徴とする請求
項1または2記載のアンダーフロア空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802195A JPH09137965A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | アンダーフロア空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802195A JPH09137965A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | アンダーフロア空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137965A true JPH09137965A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17854096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29802195A Pending JPH09137965A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | アンダーフロア空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09137965A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113531815A (zh) * | 2020-04-17 | 2021-10-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 新风设备控制方法、新风设备和可读存储介质 |
CN115682230A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-02-03 | 珠海格力电器股份有限公司 | 新风机组及空调系统 |
WO2024158252A1 (ko) * | 2023-01-26 | 2024-08-02 | 엘지전자 주식회사 | 이동 주택형 트레일러 |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP29802195A patent/JPH09137965A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113531815A (zh) * | 2020-04-17 | 2021-10-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 新风设备控制方法、新风设备和可读存储介质 |
CN113531815B (zh) * | 2020-04-17 | 2023-10-27 | 广东美的制冷设备有限公司 | 新风设备控制方法、新风设备和可读存储介质 |
CN115682230A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-02-03 | 珠海格力电器股份有限公司 | 新风机组及空调系统 |
WO2024158252A1 (ko) * | 2023-01-26 | 2024-08-02 | 엘지전자 주식회사 | 이동 주택형 트레일러 |
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