JPH0419391Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気調和機のダクトを接続する場合
に用いるダクト接続装置に関するものである。

従来の技術 一般に空気調和機のダクト接続装置としては、
第４図、第５図に示すものが一般的である。１は
取付面、２はフランジで前記取付面１と一体に形
成され中央に風路３を有している。４および５は
断熱材を示し、断熱材４は前記フランジ２内面お
よび取付面１を連続して覆い、断熱材５は、ダク
ト接続部６を除きフランジ２外面および取付面１
の片面を連続して覆つている。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、まず取付
面１およびフランジ２を一体に成形加工し、断熱
材４および５を前もつて成形加工したものをおの
おの貼付ける必要があり、この貼付作業のバラツ
キによつては、前記取付面１およびフランジ２間
に〓間が発生して断熱層が不均一となり断熱効果
を落すことがある。またそれぞれ別々に加工する
ため製造コストが高くなるといつた問題点を有し
ていた。

問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため本考案の空気調和機の
ダクト接続装置は、取付面とフランジおよび断熱
材から成るダクト接続装置を発泡体で一体に形成
して成るものである。

作 用 本考案は上記した構成により、断熱材の貼付が
ないため作業バラツキによる〓間の発生がなく断
熱層が均一となり断熱効果を落さないものであ
り、一体形成しているため製造コストを低く押え
られるものである。

実施例 以下、本考案の一実施例の空気調和機のダクト
接続装置を図面を参照して説明する。第１図に示
すように１０は、空気調和機本体であり、本体ケ
ーシング１１、後面に吸込口１２、前面に吐出口
１３を形成している。本体１０内には送風機１
４、熱交換器１５、熱交換器１５下部にドレンパ
ン１６を配置している。前記吸込口１２には、吸
込ダクト１７が接続されている。前記吐出口１３
には、本考案のダクト接続装置１８が取付けられ
るとともに、このダクト接続装置１８に吹出ダク
ト１９′が接続されている。第２図は、ダクト接
続装置１８の断面を示し、取付穴１９を備えた取
付面２０より垂直に突出したリング状の突起２１
より成り、発泡体にて一体形成されている。前記
突起２１中央には風路２２を備え、吹出空気が吹
出される。第３図は、ダクト接続装置１８の取付
状態を示す分解斜視図であり、前記取付穴１９よ
りビス２３で本体ケーシング１１に固定される。
上記構成により吸込口１２より吸込まれた空気
は、熱交換器１５により熱交換され、ダクト接続
装置１８に接続された吹出ダクト１９′へと吹出
されると同時にダクト接続装置１８では、発泡体
で一体形成したことにより断熱層が均一となり断
熱効果の低下がない。

考案の効果 以上のように本考案の空気調和器のダクト接続
装置は、取付面及び取付面より垂直に突出したリ
ング状の突起と、突起中央を貫通させた風路を備
え、それを発泡体で一体に形成したことにより、
断熱材を別途貼付ける必要がなく、貼付作業のバ
ラツキによる断熱層の不均一がない。また、それ
ぞれ部分的に加工せず一体に加工するため製造コ
ストを低く押えられることができ、実用上きわめ
て有利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における空気調和機
のダクト接続装置を備えた空気調和機の断面図、
第２図は同ダクト接続装置の断面図、第３図は同
取付状態を示す分解斜視図、第４図は従来の空気
調和機のダクト接続装置の断面図、第５図は同斜
視図である。 ２０……取付面、２１……突起、２２……風
路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付面とこの取付面に対し垂直に突出したリン
   グ状の突起と、この突起の中央を貫通させて風路
   を設けるとともに、これを発泡体で一体に形成し
   て成る空気調和機のダクト接続装置。