JPH11244823A - ゴミ減容固形化処理装置 - Google Patents

ゴミ減容固形化処理装置

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Publication number
JPH11244823A
JPH11244823A JP10061934A JP6193498A JPH11244823A JP H11244823 A JPH11244823 A JP H11244823A JP 10061934 A JP10061934 A JP 10061934A JP 6193498 A JP6193498 A JP 6193498A JP H11244823 A JPH11244823 A JP H11244823A
Authority
JP
Japan
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screw
dust
hopper
heating cylinder
garbage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10061934A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakai
隆 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Matsuda Seisakusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP10061934A priority Critical patent/JPH11244823A/ja
Publication of JPH11244823A publication Critical patent/JPH11244823A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体のサイズを大型化することなく、か
つコスト低廉でありながら減容固形化処理作用を促進せ
しめるものとすると共に、減容固形化処理装置のスクリ
ュよりも予備スクリュの圧縮比を高めることにより、予
備スクリュによる送り込み作動を確実ならしめるゴミ減
容固形化処理装置を提供することである。 【解決手段】 投入されたゴミを予め混練せしめる予備
スクリュ3を備えたホッパ1と、該ホッパ1より予備ス
クリュ3を介して送られたゴミを加熱筒6内において溶
融混練せしめて前方へと送り出して押出し口12より減
容排出する主スクリュ13を備えてなる可塑化押出し装
置5とにより構成され、上記ホッパ1は、予備スクリュ
3が主スクリュ13の側方から臨むように加熱筒6の側
方に交差状に備えられると共に、該主スクリュ13と予
備スクリュ3との圧縮比を1:2以上とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ,プラスチ
ックゴミ,紙ゴミなどを減容せしめて固形化処理する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭あるいはマーケットの食品
売り場などから出される生ゴミやプラスチックゴミなど
は、業者による分別回収後、焼却処理あるいは廃棄処理
されていたが、昨今の環境問題や、資源リサイクル問題
などの観点から、ゴミの再利用が重要な課題とされてい
るのが現実である。
【0003】昨今、上記ゴミ再利用の一方法として、ゴ
ミを減容固形化せしめて燃料として利用するゴミ固形燃
料化(Refuse Derived Fuel、略し
てRDFという)が注目されてきており、このRDF化
を図る装置として各種提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のゴミ減容固形
化処理装置は、例えばゴミ投入口を備え、所望な溶融温
度に設定可能な加熱筒と、該加熱筒内に回転可能に配さ
れて投入されたゴミを溶融混練せしめて先端の押出し口
へと送り出すスクリュとにより構成されている可塑化押
出し装置が知られている(スクリュが二軸状に配設され
ているものが一般に知られている)。すなわち、この種
の装置は、回収されたゴミを可塑化押出し装置の加熱筒
内に送り、該加熱筒内において混練押出し用のスクリュ
によって溶融混練せしめて先端の押出し口へと送り出
し、先端の押出し口より細棒状に減容固形化した状態で
排出せしめていた。
【0005】しかし、上述のように加熱筒内でのスクリ
ュによる溶融混練作用のみに頼っていたのでは、溶融混
練が不十分なまま押出され、減容率が良くないという事
態が生じることも考えられた。尚、このような事態は加
熱筒およびスクリュを極端に長尺状に構成すれば解決さ
れ得るが、装置全体の大型化につながり設置スペースの
問題から好ましくない。また、上述のようにスクリュを
二軸状に配設するものとしてもある程度の減容率は得ら
れるが、このような構成を採っていたためコスト高騰を
招いていた。
【0006】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、装置全体のサイズを大型化することなく、かつコス
ト低廉でありながら減容固形化処理作用を促進せしめる
ものとすると共に、減容固形化処理装置のスクリュより
も予備スクリュの圧縮比を高めることにより、予備スク
リュによる送り込み作動を確実ならしめるゴミ減容固形
化処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、投入されたゴミを予め
混練せしめる予備スクリュを備えたホッパと、該ホッパ
より予備スクリュを介して送られたゴミを加熱筒内にお
いて溶融混練せしめて前方へと送り出して押出し口より
減容排出する主スクリュを備えてなる可塑化押出し装置
とにより構成され、上記ホッパは、予備スクリュが主ス
クリュの側方から臨むように加熱筒の側方に交差状に備
えられると共に、該予備スクリュと主スクリュとの圧縮
比を1:2以上としたことである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明ゴミの減容固形化処
理装置の一実施形態を説明する。
【0009】図中、1はホッパ、5は可塑化押出し装
置、17はカッティング装置である(図1)。
【0010】ホッパ1は、投入されたゴミを可塑化押出
し装置5へと送る前に予め混練して、可塑化押出し装置
5でのゴミの攪拌、供給を確実に行わせるために、回転
可能に配された予備スクリュ3を備えている。
【0011】ホッパ1の送り出し口2は、可塑化押出し
装置5の側面に連絡され、予備スクリュ3が加熱筒6内
の主スクリュ13に臨んでいる。
【0012】また、本実施形態では、上記予備スクリュ
3よりも上方位置に平行してブリッジ防止部材4を回転
可能に備えている。そして本実施形態では、ホッパ1の
側壁にヒータ1aのような加温構造を設け、ホッパ1内
のゴミを単に予備スクリュによって混練するだけではな
く、所望な温度で溶融せしめてから可塑化押出し装置5
へと送り込む構成としているため、より可塑化押出し装
置5における溶融混練作用が促進される。尚、ホッパ1
の加温構造は図示例に限定されず、本発明の範囲内にお
いて任意である。
【0013】予備スクリュ3は、その駆動源を油圧モー
タあるいはトルクモータとし、常に一定の圧力が保てる
ように構成するのが好ましい。また、予備スクリュ3
は、本発明の範囲内において、そのスクリュ形状,スク
リュ全長,スクリュピッチ,ブレード幅など、あるいは
スクリュ回転rpm等も任意に選択可能である。
【0014】可塑化押出し装置5は、上記ホッパ1を側
方に連絡し、該ホッパ1から予備スクリュ3を介して送
り込まれるある程度溶融混練されたゴミを加熱溶融せし
める加熱筒6と、該加熱筒6内にて回転可能に配設さ
れ、加熱筒6内に供給されたゴミを溶融混練せしめて前
方の押出し口12へと押出す主スクリュ13とで構成さ
れている。
【0015】上記加熱筒6は、その孔径,全長など本発
明の範囲内において任意に設定され、その外周には、該
筒6内に送り込まれたゴミを加熱せしめるヒータ11
a,11b,11cを備え、先端に押出し口12を備え
ている。また、各ヒータ11a,11b,11cは、夫
々後部,中部,前部と別個に温度設定が可能である。ま
た、加熱筒6の先端にはノズルを設け、押出し形状を調
整するものとしてもよく任意である。
【0016】主スクリュ13は、上記加熱筒6内におい
て回転可能に備えられ、そのスクリュ形状,スクリュ全
長,スクリュのピッチ,ブレード幅などあるいはスクリ
ュ回転rpm等本発明の範囲内において任意に設定され
る。
【0017】上述した主スクリュ13と、予備スクリュ
3との圧縮比は、主スクリュ13を1とした場合に、予
備スクリュ3が2以上であるように構成され、予備スク
リュ3から送られるゴミが主スクリュ13の側方に圧力
を掛けるようにする。この圧縮比は、本発明の範囲内に
おいて適宜増減変更可能なものであり、特に限定はされ
ない。
【0018】そして、本実施形態では上記加熱筒6にお
ける予備スクリュ3との連絡位置(すなわち、ホッパ1
の送り出し口2の連絡位置)より後方の内壁7に、ゴミ
中の水分,ガス分などを本装置の後方へと案内逃がすた
めの水分逃がし路8を形成するものとしている。
【0019】この水分逃がし路8を設けたことにより、
ゴミ中に含まれている、あるいは予備スクリュ3より送
られた際に混入される水分,加熱時のガス分を後方へ案
内し、装置外へと排出することが可能となる。
【0020】上記水分逃がし路8は、予備スクリュ3よ
り送られたゴミを誤って後方へと送らないようにその路
径、路長さなどが設定されていれば、特に限定されるも
のではないが、加熱筒6の後方へと下り傾斜状に形成さ
れているものが好ましい。
【0021】さらに本実施形態では、上記主スクリュ1
3におけるブレード14の外周任意箇所に、ゴミ中の水
分,加熱時のガス分等を本装置の後方へと案内逃がすた
めの軸方向へと凹設した(ブレード14の前後面にわた
って連通した)水分逃がし溝15…を形成するものとし
ている。
【0022】この水分逃がし溝15…を設けたことによ
り、ゴミ中に含まれている、あるいは予備スクリュ3よ
り送られた際に混入される水分,加熱時のガス分等を後
方へ案内して排出することが可能となる。
【0023】上記水分逃がし溝15は、軸方向へと凹設
(ブレード14の前後面にわたって連通)しているもの
で、予備スクリュ3より送られたゴミの溶融混練作用に
支障をきたさない程度で、かつゴミを誤って後方へと送
らないようにその溝深さ、溝幅などが設定されていれ
ば、特に限定されるものではない。
【0024】また、水分逃がし溝15は、押出し口12
に近いブレード外周には設けない方が溶融混練する上で
好ましい(図5参照)。
【0025】さらに、本実施形態では、主スクリュ13
の後方周面に、水分,加熱時のガス分等案内用の周溝1
6を連続的(螺旋状)に設けている。
【0026】この周溝16構造によりさらに水分,加熱
時のガス分などの後方への排出案内が確実となる。周溝
16は、主スクリュ13の周面における予備スクリュと
の連絡位置付近から加熱筒6の内壁に設けた上記水分逃
がし路8位置にわたって凹設されている。
【0027】また、本実施形態では、フィルタ9を介し
て真空ポンプ10にて強制的に水分,加熱時のガス分な
どを後方へ排出するものとしている。上述のように真空
ポンプ10を用いることは本発明の必須要素ではなく、
真空ポンプを用いずに圧縮作用により大気に放出(排
出)させるものとすることも任意である。
【0028】このように水分逃がし路8,水分逃がし溝
15,周溝16を設けている理由は、ゴミの減容固形押
出し時には装置の押出し口付近にて爆発音が生じるが、
これはゴミ中に含まれている水分,加熱時のガス分など
が要因となって押出し時の急激な圧力により発生してい
ることから、その要因となっている水分,加熱時のガス
分を溶融混練時に排出し、不快な爆発音の発生を防止す
るためである。従って、減容固形押出し作業毎に生じる
虞れのあった爆発音が発生しないため、限られた作業空
間内において作業する上で環境衛生上大変好ましい。
【0029】また本実施形態では、主スクリュ13のブ
レード14に設けた水逃がし溝15と、加熱筒6の内壁
7に設けた水逃がし路8の双方を備え持つ構成としてい
るが、これら水逃がし構造(水逃がし溝15,水逃がし
路8)は、主スクリュ13のブレード14に水逃がし溝
15を設けた構成のみ、あるいは加熱筒6の内壁7に水
逃がし路8を設けた構成のみからなるものであっても水
分,加熱時のガス分などの後方への逃がし効果は十分で
ある。
【0030】特に限定されるものではないが、ホッパに
投入する以前にゴミの乾燥工程を設けるか、あるいはホ
ッパに直接乾燥用のヒータを備えてゴミを乾燥させてお
くものとすれば、減容固形化処理予定のゴミの水分が乾
燥し、予め水分を除去することができ効果的ではある。
【0031】さらに他の実施形態の一つとして、例えば
流動性がやや良く、主スクリュ13の後部へ流れ易いゴ
ミをとらえ、水分,加熱時のガス分のみを逃げ易くする
ために、焼結金属の様なポーラス部材28を使用するこ
とも考えられる(図6参照)。
【0032】すなわち、図7記載の実施形態では、主ス
クリュ13の後部外周に設けられる管状のポーラス部材
28とし、該ポーラス部材28は、後端に備えたフラン
ジ28aを介して固着されており、先端側にのみポーラ
ス部分28bを備えるものとして、その他の部分28c
は、主スクリュ13のラジアル方向の摺動に耐え得るよ
うにポーラス部分とはしない。尚、ポーラス部材28の
形状,厚み,大きさ等は特に図示例に限定ものではな
く、また、ポーラス部分28bの範囲,ポーラス形状等
も何等図示例に限定されず、本発明の範囲内において他
の任意形状を選択するも自由である。
【0033】カッティング装置17は、上記可塑化押出
し装置5の押出し口12先端位置に配設され、例えば、
該押出し口12先端に沿ってカッタ刃18,20が上下
スライド可能に移動して、押出し口12より押し出され
る減容固形化された連続状のゴミを順次カットするよう
構成されており、該カッタ刃18,20の上下スライド
作動はシリンダ23により行うものとしている。
【0034】具体的には、図3,図4に示すように、シ
リンダロッド24の先端に備えた穴あきプレート25
と、該プレート25の穴26に刃先が夫々臨むように取
り付けられた上下カッタ刃18,20とを備え、可塑化
押出し装置5の押出し口12から順次押出される溶融混
練された連続状のゴミを、上記上下カッタ刃18,20
にて裁断する。
【0035】本実施形態では、特に限定されるものでは
ないが、押出し口12と上下カッタ刃18,20との間
に所望なクリアランス27が形成されるようにカッティ
ング装置17が構成されている。
【0036】上記クリアランス27は、押出し口12か
ら押出されてくる減容固形化された連続状のゴミ中に、
金属,石等の溶融不良硬質ゴミが混じっていることも考
えられ、このような場合にカッタ刃18,20が押出し
口12のある先端面に接した状態で上下スライドしたの
では、この種の硬質ゴミがカッタ刃18,20と押出し
口12との間で噛んでしまうという事態が発生し、この
噛み込みによってカッタ刃18,20が欠けてしまった
り、強いてはカッタ作動に支障を来たし、減容固形化処
理ライン全体の停止をも招く虞れがあると考えられるた
め、このような事態を回避するため考えられているもの
である。
【0037】尚、クリアランス27は、特に限定される
ものではないが、例えば0.2mm乃至2.0mm程度
が好ましく、このクリアランス27が大きすぎると、押
出し口12とカッタ刃18,20との間で溶融混練状の
連続状ゴミが垂れ下がりカッティング不良が生じる可能
性が考えられ、一方クリアランス27が小さすぎると硬
質ゴミの噛み込みが発生すると考えられる。
【0038】また、下側に備えられたカッタ刃20は、
プレート25の穴26に臨む刃先(上刃21)とは反対
側(下側)の刃先(下刃22)をプレート25よりも下
方に位置させ、該刃先22も裁断時に使用するものとし
ている。
【0039】すなわち、本実施形態のカッティング装置
17によれば、まず下側に備えられるカッタ刃20の下
刃22が可塑化押出し装置5の押出し口12よりも上方
にくるように位置させる。
【0040】そして、押出し口12より押出されるゴミ
の押出しスピードに合わせて上下スライド作動させ、例
えば、下降スライド時には下側カッタ刃20の下刃22
とプレート25の穴26に臨む上側カッタ刃18の下刃
19によりゴミを裁断し、上昇スライド時にはプレート
25の穴26に臨む下側カッタ刃20の上刃21により
ゴミを裁断せしめる。
【0041】また、カッタ刃の形状や配設枚数は任意で
あり、また上下スライドスピードもゴミの押出しスピー
ドに合わせて任意に調整可能である。
【0042】従って、ホッパ1を介して加熱筒6内に供
給されたゴミは、主スクリュ13によって所望時間,所
望温度などの諸条件のもとで溶融混練され、先端の押出
し口12から所望な径をもって押出されると共に、その
押出し位置でカッティング装置17により所望大きさに
裁断されて排出される。
【0043】他の実施形態の一つとして次に説明する。
本実施形態は、カッティング装置17におけるカッタ刃
18,20と上記穴あきプレート25との間に弾性部材
29,29を介在するものとし、カッタ刃18,20と
押出し口12との間に異物等(硬質ゴミ等)が噛んだ際
のカッタ刃の逃げを確保するものとしている(図8参
照)。カッタ刃の逃げ状態を仮想線にて示す。
【0044】弾性部材29,29は、例えばコイルバ
ネ、皿バネ、ゴム部材等からなり、常時押出し口12と
の間に通常(設定時)のクリアランス27を形成するよ
うカッタ刃18,20を付勢している。
【0045】本実施形態では、図8に示すように、弾性
部材29,29にコイルバネを採用し、異物等の噛んだ
際のクリアランスが通常のクリアランス27の10〜2
0倍程度になるようにコイルバネを設定調整している。
尚このクリアランスは任意であり限定はされない。
【0046】この構成とすることにより、通常のクリア
ランスにて対応できない異物等が押し出されてきた場合
にも、カッタ刃18,20は、夫々弾性部材29,29
に抗して後退し、該クリアランスをさらに広げてカッタ
刃18,20が逃げることができるため、カッタ裁断作
動の支障を招くおそれも極めて少なくなる。
【0047】また、上述の各実施形態では、カッタ刃1
8,20が可塑化押出し装置5の押出し口12前方にて
上下スライド可能となるようにカッティング装置17を
配設したが、カッタ刃18,20が可塑化押出し装置5
の押出し口12前方にて左右スライド可能となるように
カッティング装置を配設するものとしても本発明の範囲
内である。
【0048】次に、本発明ゴミの減容固形化処理装置の
使用例について説明する。まず本装置にゴミを投入する
前段階作業として、生ゴミ,プラスチックゴミ,紙ゴミ
その他のゴミ中から、金属類,石,土砂,ガラスビン等
を取り除き、上記取り除き作業後のゴミを、例えば変則
ネジレ刃20枚(φ158×20)構成のカッタを備え
た破砕機(クラッシャ)へと送り、該破砕機によって所
望大きさに破砕する。
【0049】そして、次に上記破砕機によって細かく破
砕されて減容されたゴミを、コンベア等を介して、例え
ば周知のドラム磁選機等の金属除去装置へと送り、ここ
で上記分別取り除き作業にて分別しきれなかった鉄片,
ボルト,缶類などを、紙,プラスチック,木,布等と分
別する。
【0050】そして、上記金属除去装置によって分別さ
れた鉄片、ボルト等の金属くずを排出用コンベア等を介
して排出回収し、他方これら金属くずと分別された紙、
プラスチック等のゴミを送り用コンベア等を介して本発
明のゴミ減容固形化処理装置へと送る。尚、上述した工
程は、本発明の前段工程であって特に限定されるもので
はなく任意である。
【0051】すなわち、雑芥の状態で金属類が殆んど含
まれていないケースでは金属除去装置を省略する場合も
ある。
【0052】また、破砕機の細かさをより細かくするた
めに破砕機(クラッシャ)のカッタを上下二段に配した
二段カットとする場合もある。
【0053】ゴミ減容固形化処理装置へと送られたゴミ
は、まず、ホッパ1内に投入される。そして、ホッパ1
内で予備スクリュ3により混練し、順次加熱筒6内へと
送られる。そして、加熱筒6内に送られたゴミは、加熱
筒6内において回転作動している主スクリュ13により
溶融混練されて前方の押出し口12へと送られる。
【0054】また本実施形態によれば、上記ゴミの溶融
混練作動をしている時に、該ゴミ中に含まれていた水
分,加熱時のガス分などが、主スクリュ13のブレード
14に設けられている水分逃がし溝15…を介して後方
へと送り戻され、周溝16、加熱筒6後方の内壁7に設
けられている水分逃がし路8に案内されて、真空ポンプ
10により強制的に装置外へと排出される。
【0055】また、主スクリュ13のブレード14によ
ってゴミが前方へと送られる以前に、予備スクリュ3か
ら送られてきた段階で、ゴミと共に送られてきた余分な
水分,加熱時のガス分等は真空ポンプ10の吸引力によ
って周溝16、水分逃がし路8を介して強制排出され
る。または、真空ポンプを使用せずに大気へ排出させ
る。
【0056】そして、水分,加熱時のガス分を十分に除
去排出し、かつ溶融混練されて先端の押出し口12より
所望径の連続状態に可塑化押出しされると共に、押出し
口12にてカッティング装置17により所望大きさにカ
ットされて減容回収される。
【0057】さらに、作業停止後の再スタート時(再昇
温時)に発生すると考えられる爆発音対策として次のよ
うなことが考えられる。すなわち、再スタート時に主ス
クリュ13に残っているゴミが昇熱温度により分解・ガ
ス化し易いが、作業終了時にその残っているゴミ残量を
少なくすれば再スタート時のガス化発生が少なく爆発音
が小さくなることが判った。
【0058】そこで、ホッパ内のゴミが無い状態の時あ
るいは主スクリュ13側に新たにゴミを送り込まないよ
うにして主スクリュ13の回転のみを自動的に行うもの
とし、ゴミ残量を少なくする。
【0059】このような構成を本実施形態中に取り入れ
ることにより爆発音対策が確実となる。また、ノズル形
状(ノズル内壁角度がきついものから緩やかなものま
で)に左右されることもない。ちなみに、ノズル内壁角
度がきついものにあっては、締り状況が良く、吐出径が
細く比重が高い。これに比して角度が緩やかなものにあ
っては、締り状況が弱く、吐出径が太く比重が低い。
【0060】また、次のような自動冷却装置構成を採用
することも好ましい。すなわち、再スタート時(再昇温
時)に主スクリュ13に残っているゴミは、設定温度3
00℃〜310℃になるため、ゴミの種類によっては発
火の虞がある。そこで、図9記載の実施形態のように、
押出し口12より落下するゴミに水を噴射して自動的に
冷却する構成とする。
【0061】尚、本実施形態は一例にすぎず、押出し口
12より落下するゴミを冷却する構造を備えていればよ
く何等限定はされない。
【0062】本実施形態では、押出し口12下位にゴミ
受け部(シュータ)30を備え、該ゴミ受け部30の側
面任意個所に水噴射ノズル31をゴミ通路30aに臨ま
せて備えるものとしている。
【0063】従って、押出し口12より落下したゴミ
は、ゴミ受け部30を介して送られる間に水タンク32
等と連絡された噴射ノズル31から水を噴霧されて冷却
される。尚、ノズル31の配設数は任意である。またゴ
ミ受け部30は、例えばステンレス等で形成されて下り
傾斜状に配設される。
【0064】また、水噴霧状態は強弱、粗細等任意で、
その噴霧時間も連続的あるいは間歇的のいずれを設定し
てもよい。尚、当該自動冷却装置(水噴射ノズル31)
は、カッティング装置17と連動させることも可能であ
る。
【0065】
【実施例】本発明のゴミ減容固形化処理装置による実施
の一例を下記に示す。
【0066】
【表1】
【0067】(1) 尚、表中 実1〜実22は夫々実施例
1〜実施例22を省略して表す。 (2) 使用された雑芥は、 a)ストロ b)プラスチックシート c)弁当箱(プラスチ
ック) d)みかん e)紙コップ f)バナナ g)ジュース,牛乳の
紙パック h)割箸 i)ペットボトル j)プラスチックスプーン,ホ
ーク k)発泡スチロール l)ダンボール m)新聞紙,包装紙,
紙袋 n)スポンジ o)アルミホイル p)サランラップ q)水分 r)梱包用バンド s)タバコ、空き箱 t)コーヒ粉 を破砕機により破砕(クラッシャ)した後のものを使用
した。 (3) 処理能力は、ホッパへの投入重量(クラッシャ後の
重量)より算出した。 (4) 時間測定はストップウォッチ、重量測定は台秤を使
用した。 (5) 加熱温度(設定温度)は、後部250℃、中部30
0℃、前部300℃とした。 (6) 主スクリュ:φ75mm、予備スクリュ:φ100
mm 圧縮比は、主スクリュ:予備スクリュ=1:2以上
【0068】上記試験結果は、ホッパ1へと破砕機によ
って破砕(クラッシャ)した後のゴミを送り、該ホッパ
1の予備スクリュ3によって予め混練せしめ、そして可
塑化押出し装置5に送り、該装置5によって溶融混練せ
しめて押出し、カッティング装置17によって所望大き
さに裁断してゴミの減容率を確認した。
【0069】上記表中の各実施例結果からも確認できる
ように、破砕後容積に対し、本発明ゴミの減容固形化処
理装置により減容処理した後の容積は大体1/15程度
に減容されることがわかった。尚、本実施例では一例と
して上述したゴミをもって試験をしたが、減容処理可能
なゴミは、何等これ等に限定されるものではなく広く減
容処理可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明は、上記せる構成を有するため、
装置全体のサイズを大型化することなく減容固形化処理
作用を促進せしめるものとすると共に、減容固形化処理
装置のスクリュよりも予備スクリュの圧縮比を高めるこ
とにより、予備スクリュによる送り込み作動を確実なら
しめるゴミ減容固形化処理装置の提供が図れた。また、
本発明の減容固形化処理装置によれば、従来の二軸状に
スクリュを配したタイプと比してコスト低廉でありなが
ら上記効果が得られる。
【0071】また、昨今注目されているRDF(Ref
use Derived Fuel)化にも十分に対応
せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ゴミ固形減容処理装置の一実施形態を示
す側面図。
【図2】ホッパ部分の一実施形態を示す縦断面図。
【図3】ホッパ部分の一実施形態を示す正面図。
【図4】可塑化押出し装置の正面図。
【図5】カッティング装置の縦断面図。
【図6】スクリュの水逃がし溝と加熱筒内壁の水逃がし
路を示す一部省略縦断面図。
【図7】他の実施形態の要部を示す断面図。
【図8】カッティング装置の他の実施形態を示す縦断面
図。
【図9】本装置に接続する自動冷却装置の一実施形態を
示す概略図。
【符号の説明】
1:ホッパ 3:予備スクリュ 5:可塑化押出し装置 6:加熱筒 8:水逃がし路 13:主スクリュ 15:水逃がし溝 17:カッティング装置 27:クリアランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたゴミを予め混練せしめる予備
    スクリュを備えたホッパと、該ホッパより予備スクリュ
    を介して送られたゴミを加熱筒内において溶融混練せし
    めて前方へと送り出して押出し口より減容排出する主ス
    クリュを備えてなる可塑化押出し装置とにより構成さ
    れ、上記ホッパは、予備スクリュが主スクリュの側方か
    ら臨むように加熱筒の側方に交差状に備えられると共
    に、該主スクリュと予備スクリュとの圧縮比を1:2以
    上としたことを特徴とするゴミ減容固形化処理装置。
JP10061934A 1998-02-27 1998-02-27 ゴミ減容固形化処理装置 Pending JPH11244823A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307460A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Oguma Tekkosho:Kk 成型固化物冷却方法及びそのコンベヤ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307460A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Oguma Tekkosho:Kk 成型固化物冷却方法及びそのコンベヤ装置
JP4612901B2 (ja) * 2006-05-17 2011-01-12 株式会社小熊鉄工所 成型固化物冷却方法及びそのコンベヤ装置

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