JPH11244822A - ゴミ減容固形化処理装置 - Google Patents

ゴミ減容固形化処理装置

Info

Publication number
JPH11244822A
JPH11244822A JP10061933A JP6193398A JPH11244822A JP H11244822 A JPH11244822 A JP H11244822A JP 10061933 A JP10061933 A JP 10061933A JP 6193398 A JP6193398 A JP 6193398A JP H11244822 A JPH11244822 A JP H11244822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refuse
dust
hopper
cutting
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10061933A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakai
隆 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Matsuda Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuda Seisakusho Co Ltd filed Critical Matsuda Seisakusho Co Ltd
Priority to JP10061933A priority Critical patent/JPH11244822A/ja
Publication of JPH11244822A publication Critical patent/JPH11244822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融混練されて連続状に押出されてくる溶融
ゴミ中に硬質ゴミが含まれていたとしてもカッタによる
裁断作動に支障を及ぼさない構造を備えたカッティング
装置を配したゴミ減容固形化処理装置を提供することで
ある。 【解決手段】 投入されたゴミを予め混練せしめる予備
スクリュ3を備えたホッパ1と、該ホッパ1より予備ス
クリュ3を介して送られたゴミを加熱筒6内において溶
融混練せしめて前方へと排出する主スクリュ9を備えて
なる可塑化押出し装置5と、該装置5の押出し口8から
押出される溶融混練状の連続状ゴミを、該装置5の前方
にて所望大きさに裁断して減容固形化排出せしめるカッ
ティング装置10とにより構成され、上記カッティング
装置10は、可塑化押出し装置5の押出し口8前方にて
上下動可能にカッタ刃11,13を備えると共に、該カ
ッタ刃11,13が押出し口8との間に任意のクリアラ
ンス20を形成して上下動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ,プラスチ
ックゴミ,紙ゴミなどを減容せしめて固形化処理する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭あるいはマーケットの食品
売り場などから出される生ゴミやプラスチックゴミなど
は、業者による分別回収後、焼却処理あるいは廃棄処理
されていたが、昨今の環境問題や、資源リサイクル問題
などの観点から、ゴミの再利用が重要な課題とされてい
るのが現実である。
【0003】昨今、上記ゴミ再利用の一方法として、ゴ
ミを減容固形化せしめて燃料として利用するゴミ固形燃
料化(Refuse Derived Fuel、略し
てRDFという)が注目されてきており、このRDF化
を図る装置として各種提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のゴミ減容固形
化処理装置は、例えばゴミ投入口を備え、所望な溶融温
度に設定可能な加熱筒と、該加熱筒内に回転可能に配さ
れて投入されたゴミを溶融混練せしめると共に、先端の
押出し口から細長状に減容固形化せしめて排出するスク
リュとにより構成されているものが知られている(スク
リュが二軸状に配設されているものが一般に知られてい
る)。
【0005】そして、本願発明者は、可塑化押出し装置
の押出し口より連続状に排出される溶融混練状のゴミ
を、該押出し口前方にて上下動するカッタにより所望大
きさに連続裁断できるカッティング装置を提供した。
【0006】このような減容固形化処理装置による減容
固形化処理前には、金属,石等の硬質ゴミを予め除去す
る工程を採っているのが一般的である。
【0007】しかし、このような硬質ゴミの除去工程を
採っていたとしても、これら硬質ゴミが混入された状態
のまま可塑化押出し装置へと送られてくることは考えら
れる(金属ゴミなどにあっては溶融温度の設定により溶
融不十分でその形状のまま押出されることも考えられ
る)。
【0008】このような状況の下で、上記提案されたカ
ッティング装置により押出し口から押出された連続状の
溶融混練ゴミを、上下動するカッタにて裁断すると、押
出し口とカッタとの間にこれら硬質ゴミが噛んでしまう
ことが考えられた。
【0009】このような事態が生じると、カッタ刃が欠
けてしまうことも考えられ、さらには硬質ゴミが噛んで
しまうことでカッティング装置が動かなくなり、減容固
形化処理ライン全体の停止を招くことも考えられる。
【0010】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、溶融混練されて連続状に押出されてくる溶融ゴミ中
に硬質ゴミが含まれていたとしてもカッタによる裁断作
動に支障を及ぼさないゴミ減容固形化処理装置を提供す
ることである。また、可塑化押出し装置におけるゴミの
溶融混練作用を促進せしめてカッタのスムーズな連続作
動に供することも目的の一つとする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、投入されたゴミを予め
混練せしめる予備スクリュを備えたホッパと、該ホッパ
より予備スクリュを介して送られたゴミを加熱筒内にお
いて溶融混練せしめて前方へと排出する主スクリュを備
えてなる可塑化押出し装置と、該装置の押出し口から押
出される溶融混練状の連続状ゴミを、該装置の前方にて
所望大きさに裁断して減容固形化排出せしめるカッティ
ング装置とにより構成され、上記カッティング装置は、
可塑化押出し装置の押出し口前方にて上下スライド可
能、あるいは左右スライド可能にカッタを備えると共
に、該カッタが押出し口との間に任意のクリアランスを
形成して上下動する構成とした。
【0012】また、上記手段においてホッパに加温構造
を有しているものとすれば、可塑化押出し装置へと送ら
れる以前にホッパにおいて投入されたゴミを溶融混練
し、可塑化押出し装置における溶融混練作用を促進でき
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明ゴミの減容固形化処
理装置の一実施形態を説明する。
【0014】図中、1はホッパ、5は可塑化押出し装
置、10はカッティング装置である(図1)。
【0015】ホッパ1は、投入されたゴミを可塑化押出
し装置5へと送る前に予め混練して、可塑化押出し装置
5でのゴミの攪拌、供給を確実に行わせるために、回転
可能に配された予備スクリュ3を備えると共に、可塑化
押出し装置5へと送る以前にホッパ1において投入され
たゴミをある程度溶融し、可塑化押出し装置5における
溶融混練作用を促進するための加温構造を有している。
【0016】ホッパ1の加温構造は、特に限定されるも
のではなく、例えばホッパ1の側壁に配設したヒータ1
aの如き構造(図3参照)でもよく、ホッパ1内に投入
されるゴミを予め所望温度に加温して溶融し、可塑化押
出し装置5における溶融混練作用を促進する構造を有し
ているものであれば、本発明の範囲内において他の周知
加温構造を適用することは任意である。
【0017】ホッパ1での考えられる加温温度は、特に
限定はされないが、その一例を挙げるとすると、40℃
乃至120℃程度が好ましいと考えられる。
【0018】また、ホッパ1の送り出し口2は、可塑化
押出し装置5の側面に連絡され、加熱筒6内の主スクリ
ュ9に臨んでいる。
【0019】また、本実施形態では、上記予備スクリュ
3よりも上方位置に平行してブリッジ防止部材4を回転
可能に備えている。
【0020】予備スクリュ3は、本発明の範囲内におい
て、そのスクリュ形状,スクリュ全長,スクリュピッ
チ,ブレード幅など,あるいはスクリュ回転rpm等も
任意に選択可能である。
【0021】可塑化押出し装置5は、上記ホッパ1を連
絡し、該ホッパ1から予備スクリュ3を介して送り込ま
れるゴミを加熱溶融せしめる加熱筒6と、該加熱筒6内
にて回転可能に配設され、加熱筒6内に供給されたゴミ
を溶融混練せしめて前方の押出し口8へと押出す主スク
リュ9とで構成されている。
【0022】上記加熱筒6は、その孔径,全長など本発
明の範囲内において任意に設定されるものとしている。
また、加熱筒6の先端にはノズルを設け、押出し形状を
調整するものとしてもよく任意である。
【0023】図中7a,7b,7cは、加熱筒6の周囲
に備えられ、送り込まれたゴミを加熱せしめるヒータを
示す。また、各ヒータ7a,7b,7cは、夫々前部、
中部、後部と別個に温度設定が可能である。
【0024】主スクリュ9は、そのスクリュ形状,スク
リュ全長,スクリュのピッチ,ブレード幅などあるいは
スクリュ回転rpm等本発明の範囲内において任意に設
定されるものとしている。
【0025】本実施形態では加熱筒6の側方に直交する
ようにホッパ1の送り出し口2を臨ませているが、その
連絡状態は限定されず本発明の範囲内において任意であ
る。
【0026】尚、上述した主スクリュ9の回転は、例え
ば50〜180rpm、予備スクリュ3の回転は例えば
40〜180rpmとするが、これら回転(rpm)は
一例にすぎず、本発明の範囲内において適宜増減変更可
能なものであり、限定はされない。
【0027】また、特に限定されるものではないが、ホ
ッパに投入する以前にゴミの乾燥工程を設けるものとす
れば、減容固形化処理予定のゴミの水分が乾燥し、予め
水分を除去することができ効果的ではある。
【0028】カッティング装置10は、上記可塑化押出
し装置5の押出し口8先端位置に配設され、該押出し口
8先端に沿ってカッタ刃11,13が、その押出し口8
との間に所望なクリアランス20をもって上下スライド
可能に移動して、押出し口8より押し出される減容固形
化された連続状のゴミを順次カットするよう構成されて
おり、該カッタ刃11,13の上下スライド作動はシリ
ンダ16により行うものとしている。
【0029】上記カッタ刃11,13と、押出し口8と
の間に形成されるクリアランス20は、特に限定される
ものではないが、例えば0.2mm乃至2.0mm程度
が好ましい。
【0030】このクリアランスが大きすぎると、押出し
口8とカッタ刃11,13との間で溶融混練状の連続状
ゴミが垂れ下がりカッティング不良が生じる可能性が考
えられ、一方クリアランスが小さすぎると硬質ゴミの噛
み込みが発生すると考えられる。
【0031】具体的には、図3,図4に示すように、シ
リンダロッド17の先端に備えた穴あきプレート18
と、該プレート18の穴19に刃先が夫々臨むように取
り付けられた上下カッタ刃11,13とを備え、可塑化
押出し装置5の押出し口8から順次押出される溶融混練
された連続状のゴミを、上記上下カッタ刃11,13に
て裁断する。
【0032】また、下側に備えられたカッタ刃13は、
プレート18の穴19に臨む刃先(上刃14)とは反対
側(下側)の刃先(下刃15)をプレート18よりも下
方に位置させ、該下刃15も裁断時に使用するものとし
ている。
【0033】すなわち、本実施形態のカッティング装置
10によれば、まず下側に備えられるカッタ刃13の下
刃15が可塑化押出し装置5の押出し口8よりも上方に
くるように位置させる。
【0034】そして、押出し口8より押出されるゴミの
押出しスピードに合わせて上下スライド作動させ、例え
ば、下降スライド時には下側カッタ刃13の下刃15と
プレート18の穴19に臨む上側カッタ刃11の下刃1
2によりゴミを裁断し、上昇スライド時にはプレート1
8の穴19に臨む下側カッタ刃13の上刃14によりゴ
ミを裁断せしめる。
【0035】また、カッタ刃の形状や配設枚数は任意で
あり、また上下スライドスピードもゴミの押出しスピー
ドに合わせて任意に調整可能である。
【0036】従って、ホッパ1内にて予め溶融混練せし
めた後に加熱筒6内に供給されたゴミは、主スクリュ9
によって所望時間,所望温度などの諸条件のもとで溶融
混練され、先端の押出し口8から所望な径をもって押出
されると共に、その押出し位置でカッティング装置10
により所望大きさに裁断されて排出される。
【0037】他の実施形態の一つとして次に説明する。
本実施形態は、カッティング装置10におけるカッタ刃
11,13と上記穴あきプレート18との間に弾性部材
21,21を介在するものとし、カッタ刃11,13と
押出し口8との間に異物等(硬質ゴミ等)が噛んだ際の
カッタ刃の逃げを確保するものとしている(図6参
照)。カッタ刃の逃げ状態を仮想線にて示す。
【0038】弾性部材21,21は、例えばコイルバ
ネ,皿バネ,ゴム部材等からなり、常時押出し口8との
間に通常(設定時)のクリアランス20を形成するよう
カッタ刃11,13を付勢している。
【0039】本実施形態では、図6に示すように、弾性
部材22,22にコイルバネを採用し、異物等の噛んだ
際のクリアランスが通常のクリアランス20の10〜2
0倍程度になるようにコイルバネを設定調整している。
尚このクリアランスは任意であり限定はされない。
【0040】この構成とすることにより、通常のクリア
ランスにて対応できない異物等が押し出されてきた場合
にも、カッタ刃11,13は、夫々弾性部材21,21
に抗して後退し、該クリアランスをさらに広げてカッタ
刃11,13が逃げることができるため、カッタ裁断作
動の支障を招くおそれも極めて少なくなる。
【0041】また、上述の各実施形態では、カッタ刃1
1,13が可塑化押出し装置5の押出し口8前方にて上
下スライド可能となるようにカッティング装置10を配
設したが、カッタ刃11,13が可塑化押出し装置5の
押出し口8前方にて左右スライド可能となるようにカッ
ティング装置を配設するものとしても本発明の範囲内で
ある。
【0042】次に、本発明ゴミの減容固形化処理装置の
使用例について説明する。まず本装置にゴミを投入する
前段階作業として、生ゴミ,プラスチックゴミ,紙ゴミ
その他のゴミ中から、金属類,石,土砂,ガラスビン等
を取り除き、上記取り除き作業後のゴミを、例えば変則
ネジレ刃20枚(φ158×20)構成のカッタを備え
た破砕機(クラッシャ)へと送り、該破砕機によって所
望大きさに破砕する。
【0043】そして、次に上記破砕機によって細かく破
砕されて減容されたゴミを、コンベア等を介して、例え
ば周知のドラム磁選機等の金属除去装置へと送り、ここ
で上記分別取り除き作業にて分別しきれなかった鉄片,
ボルト,缶類などを、紙,プラスチック,木,布等と分
別する。
【0044】そして、上記金属除去装置によって分別さ
れた鉄片、ボルト等の金属くずを排出用コンベア等を介
して排出回収し、他方これら金属くずと分別された紙、
プラスチック等のゴミを送り用コンベア等を介して本発
明のゴミ減容固形化処理装置へと送る。尚、上述した工
程は、本発明の前段工程であって特に限定されるもので
はなく任意である。
【0045】すなわち、雑芥の状態で金属類が殆んど含
まれていないケースでは金属除去装置を省略する場合も
ある。
【0046】また、破砕機の細かさをより細かくするた
めに破砕機(クラッシャ)のカッタを上下二段に配した
二段カットとする場合もある。
【0047】ゴミ減容固形化処理装置へと送られたゴミ
は、まず、ホッパ1内に投入される。そして、ヒータ1
aによって加温されているホッパ1内で、予備スクリュ
3によりある程度溶融混練されてから加熱筒6内へと送
られる。これにより加熱筒6内での溶融混練作用が促進
される。
【0048】そして、加熱筒6内に送られたゴミは、加
熱筒6内において回転作動している主スクリュ9により
溶融混練されて前方の押出し口8へと送られる。
【0049】そして次に、上記押出し口8より連続状に
押出される溶融混練状態のゴミを、押出し口8との間に
クリアランス20を形成しながら上下動するカッティン
グ装置10によって順次裁断排出する。
【0050】さらに、作業停止後の再スタート時(再昇
温時)に発生すると考えられる爆発音対策として次のよ
うなことが考えられる。すなわち、再スタート時に主ス
クリュ9に残っているゴミが昇熱温度により分解,ガス
化し易いが、作業終了時にその残っているゴミ残量を少
なくすれば再スタート時のガス化発生が少なく爆発音が
小さくなることが判った。
【0051】そこで、ホッパ内のゴミが無い状態の時あ
るいは主スクリュ9側に新たにゴミを送り込まないよう
にして主スクリュ9の回転のみを自動的に行うものと
し、ゴミ残量を少なくする。
【0052】このような構成を本実施形態中に取り入れ
ることにより爆発音対策が確実となる。また、ノズル形
状(ノズル内壁角度がきついものから緩やかなものま
で)に左右されることもない。ちなみに、ノズル内壁角
度がきついものにあっては、締り状況が良く、吐出径が
細く比重が高い。これに比して角度が緩やかなものにあ
っては、締り状況が弱く、吐出径が太く比重が低い。
【0053】また、次のような自動冷却装置構成を採用
することも好ましい。すなわち、再スタート時(再昇温
時)に主スクリュ9に残っているゴミは、設定温度30
0℃〜310℃になるため、ゴミの種類によっては発火
の虞がある。そこで、図7記載の実施形態のように、押
出し口8より落下するゴミに水を噴射して自動的に冷却
する構成とする。
【0054】本実施形態では、押出し口8下位にゴミ受
け部(シュータ)22を備え、該ゴミ受け部22の側面
任意個所に水噴射ノズル23をゴミ通路22aに臨ませ
て備えるものとしている。
【0055】従って、押出し口8より落下したゴミは、
ゴミ受け部22を介して送られる間に水タンク24等と
連絡された噴射ノズル23から水を噴霧されて冷却され
る。尚、ノズル23の配設数は任意である。またゴミ受
け部22は、例えばステンレス等で形成されて下り傾斜
状に配設される。
【0056】また、水噴霧状態は強弱、粗細等任意で、
その噴霧時間も連続的あるいは間歇的のいずれを設定し
てもよい。尚、当該自動冷却装置(水噴射ノズル23)
は、カッティング装置10と連動させることも可能であ
る。
【0057】
【実施例】本発明のゴミ減容固形化処理装置による実施
の一例を下記に示す。
【0058】
【表1】
【0059】(1) 尚、表中 実1〜実22は夫々実施例
1〜実施例22を省略して表す。 (2) 使用された雑芥は、 a)ストロ b)プラスチックシート c)弁当箱(プラスチ
ック) d)みかん e)紙コップ f)バナナ g)ジュース,牛乳の
紙パック h)割箸 i)ペットボトル j)プラスチックスプーン,ホ
ーク k)発泡スチロール l)ダンボール m)新聞紙,包装紙,
紙袋 n)スポンジ o)アルミホイル p)サランラップ q)水分 r)梱包用バンド s)タバコ,空き箱 t)コーヒ粉 を破砕機により破砕(クラッシャ)した後のものを使用
した。 (3) 処理能力は、ホッパへの投入重量(クラッシャ後の
重量)より算出した。 (4) 時間測定はストップウォッチ、重量測定は台秤を使
用した。 (5) 加熱温度(設定温度)は、後部250℃、中部30
0℃、前部300℃とした。 (6) 主スクリュ:φ75mm、予備スクリュ:φ100
mm
【0060】上記試験結果は、ホッパ1へと破砕機によ
って破砕(クラッシャ)した後のゴミを送り、該ホッパ
1にて加温されて溶融されつつ予備スクリュ3によって
予め混練せしめ、そして可塑化押出し装置5に送り、該
装置5によって溶融混練せしめて押出し、カッティング
装置10によって所望大きさに裁断し、ゴミの減容率と
共にカッタの作動状況を確認したが、何等カッタ11,
13に硬質ゴミ等が噛んでしまうという状態は生じずス
ムーズな上下裁断作動が確認できた。
【0061】尚、上記表中の各実施例結果からも確認で
きるように、破砕後容積に対し、本発明ゴミの減容固形
化処理装置により減容処理した後の容積は大体1/15
程度に減容されることがわかった。尚、本実施例では一
例として上述したゴミをもって試験をしたが、減容処理
可能なゴミは、何等これ等に限定されるものではなく広
く減容処理可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明は、上記せる構成を有するため、
きわめて優れたゴミ減容率が得られる減容固形化処理装
置が提供できることはもちろんのこと、本発明によれ
ば、溶融混練されて連続状に押出されてくる溶融ゴミ中
にたとえ硬質ゴミが含まれていたとしても、カッタと押
出し口との間でこのような硬質ゴミを噛み込んでしまい
カッタ刃が欠けてしまうという事態もなく、またそのよ
うな噛み込みによりカッティング装置が動かなくなり、
減容固形化処理ライン全体の停止を招くという事態も皆
無であるため、カッタによる裁断作動に支障を及ぼさな
いゴミ減容固形化処理装置となる。
【0063】また、上記構造においてホッパに加温構造
を有しているものとすれば、可塑化押出し装置へと送ら
れる以前にホッパにおいて投入されたゴミを溶融混練
し、可塑化押出し装置における溶融混練作用を促進でき
るため、例えば金属ゴミなどが溶融不足で押出されるこ
とも解消され、結果的にカッタによる裁断作動に支障を
及ぼす原因除去となり大変有用である。
【0064】また、昨今注目されているRDF(Ref
use Derived Fuel)化にも十分に対応
せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ゴミ減容固形化処理装置の一実施形態を
示す側面図。
【図2】ホッパ部分の一実施形態を示す縦断面図。
【図3】ホッパ部分の正面図。
【図4】ゴミ減容固形化処理装置の正面図。
【図5】カッティング装置の縦断面図。
【図6】カッティング装置の他の実施形態を示す縦断面
図。
【図7】本装置に接続する自動冷却装置の一実施形態を
示す概略図。
【符号の説明】
1:ホッパ 1a:ヒータ 3:予備スクリュ 5:可塑化押出し装置 6:加熱筒 8:押出し口 9:主スクリュ 10:カッティング装置 11,13:カッタ刃 20:クリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたゴミを予め混練せしめる予備
    スクリュを備えたホッパと、該ホッパより予備スクリュ
    を介して送られたゴミを加熱筒内において溶融混練せし
    めて前方へと排出する主スクリュを備えてなる可塑化押
    出し装置と、該装置の押出し口から押出される溶融混練
    状の連続状ゴミを、該装置の前方にて所望大きさに裁断
    して減容固形化排出せしめるカッティング装置とにより
    構成され、上記カッティング装置は、可塑化押出し装置
    の押出し口前方にて上下スライド可能、あるいは左右ス
    ライド可能にカッタを備えると共に、該カッタが押出し
    口との間に任意のクリアランスを形成して上下動するこ
    とを特徴とするゴミ減容固形化処理装置。
  2. 【請求項2】 ホッパに加温構造を有していることを特
    徴とする請求項1記載のゴミ減容固形化処理装置。
JP10061933A 1998-02-27 1998-02-27 ゴミ減容固形化処理装置 Pending JPH11244822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061933A JPH11244822A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ゴミ減容固形化処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061933A JPH11244822A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ゴミ減容固形化処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11244822A true JPH11244822A (ja) 1999-09-14

Family

ID=13185484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10061933A Pending JPH11244822A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ゴミ減容固形化処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11244822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050080952A (ko) * 2004-02-11 2005-08-18 엄병진 폐기물 재활용 생산기계

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050080952A (ko) * 2004-02-11 2005-08-18 엄병진 폐기물 재활용 생산기계

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2004222068B2 (en) Drainage/irrigation elements from recycled plastics
CN104494007A (zh) 废旧硬质泡沫塑料再生利用方法及其生产线
JP2009084517A (ja) 廃プラスチック類の圧縮固化方法及び圧縮固化装置
JPH11244822A (ja) ゴミ減容固形化処理装置
JP2004034437A (ja) 廃プラスチックの再ペレット化方法、及びそのシステム
JPS58189051A (ja) シ−ト状あるいはテ−プ状情報媒体の破砕装置
CN207888975U (zh) 塑料破碎机
CN207888976U (zh) 一种塑料破碎机
JPH065852Y2 (ja) 発泡プラスチックの減容機
JP2000093925A (ja) ゴミ減容固形化処理装置
JPH11244823A (ja) ゴミ減容固形化処理装置
JPH11226955A (ja) 使用済み発泡ポリスチレンの処理方法及び装置
JPH11244821A (ja) ゴミ減容固形化処理装置
DE4420211C1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Granulat aus Kunststoffen
JP3985529B2 (ja) 廃棄プラスチックの処理方法
GB2431896A (en) Drainage/irrigation elements from recycled plastics
JP2502423B2 (ja) 発泡プラスチックの減容機
JP2003165115A (ja) プラスチックフィルム廃材の処理装置
JPH11188334A (ja) ゴミ処理方法およびゴミ処理装置
JPH0375234B2 (ja)
JP2007136743A (ja) 発泡ポリスチロールの減容固化方法
JPH0335201B2 (ja)
JP2007136287A (ja) 発泡ポリスチロールの破砕装置および減容固化装置
JP3314074B2 (ja) 端材合成樹脂の再生方法
JP4235527B2 (ja) 発泡樹脂廃材減容処理装置