JPH11188334A - ゴミ処理方法およびゴミ処理装置 - Google Patents

ゴミ処理方法およびゴミ処理装置

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JPH11188334A
JPH11188334A JP9366727A JP36672797A JPH11188334A JP H11188334 A JPH11188334 A JP H11188334A JP 9366727 A JP9366727 A JP 9366727A JP 36672797 A JP36672797 A JP 36672797A JP H11188334 A JPH11188334 A JP H11188334A
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JP
Japan
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garbage
volume
refuse
cylindrical container
solid residue
Prior art date
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Application number
JP9366727A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakai
隆 中井
Towata Satou
東和太 佐藤
Shoichi Uchimura
正一 内村
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NIKKO SANGYO KK
UEC KK
Matsuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
NIKKO SANGYO KK
UEC KK
Matsuda Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のゴミ処理システムにより、生ゴミの減
容固形化処理と、雑芥の減容固形化処理の双方を簡易か
つ高減容率をもって処理することが可能であると共に、
減容固形化された生ゴミの固形残滓を雑芥の減容固形化
処理工程にて単独あるいは他の雑芥と共に減容固形化処
理できる簡易かつ便利なゴミ処理方法およびゴミ処理装
置を提供することである。 【解決手段】 生ゴミを圧縮することにより微細化され
た有機組織を水分と共に分離流出せしめ、そしてその
後、減容されて残った固形残滓を排出せしめる生ゴミ圧
縮分別装置38と、前記圧縮分別された固形残滓を脱水
せしめた後に単独あるいは所望量の雑芥と共に破砕する
破砕装置40と、該破砕して減容した後に含有金属材を
除去する金属除去装置42と、該金属除去装置42を介
して送られるゴミを溶融せしめて可塑化押出しせしめた
後に裁断排出せしめる固形化処理装置45とによって構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルや食品マー
ケット、あるいはマンション等において出される生ゴミ
雑芥の処理方法および処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マーケットの食品売り場などか
ら出される生ゴミおよび雑芥(プラスチックくず、紙く
ず等)は、業者による分別回収後、焼却処理あるいはコ
ンポスト(肥料)化処理され、また雑芥にあっては固形
圧縮化せしめて固形燃料として再利用せしめていた。ま
た、昨今このようなゴミ固形燃料化(Refuse D
erived Fuel、略してRDFという)が注目
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マーケット等
の大型店舗から出されるこれらゴミの一日の量は膨大で
あるため、業者回収に処理を頼るのでは、毎日数台の回
収車を要し、ゴミ処理コストが嵩んでいたため、コスト
低廉化を図るべく解決手段が望まれている。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、単一のゴミ処理システムにより、生ゴミの減容固形
化処理と、雑芥の減容固形化処理の双方を簡易かつ高減
容率をもって処理することが可能であると共に、減容固
形化された生ゴミの固形残滓を雑芥の減容固形化処理工
程にて単独あるいは他の雑芥と共に減容固形化処理でき
る簡易かつ便利なゴミ処理方法およびゴミ処理装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、底端に微細隙間あるい
は微細連続気孔を有する有底筒状容器に所望量の生ゴミ
を投入し、次に該筒状容器の底端に向けてプランジャを
前進させ、該プランジャの前面にて上記生ゴミを圧縮し
てその有機組織を微細化すると共に、該微細化された有
機組織を生ゴミ中の含有水分と一緒に上記微細隙間ある
いは微細連続気孔を通して筒状容器外へと流出させるこ
とで、該容器内に生ゴミ固形残滓のみを残し、次に上記
プランジャの移動端において略密着状態となった筒状容
器の底端とプランジャ前面との間に残った固形の残滓
を、プランジャの付勢力を解放した後に筒状容器外へと
排出し、次に該排出された残滓を脱水せしめた後に単独
あるいは所望量の雑芥と共に破砕機に投入して細かく破
砕処理して減容し、そしてその破砕処理して減容した後
に金属除去装置へと移送し、そして該金属除去装置によ
って含有金属を除去した後に固形化装置へと移送し、そ
して該固形化装置によって溶融混練せしめて可塑化押出
しすると共に、所望大きさに裁断せしめて減容排出する
ことである。
【0006】生ゴミを圧縮することにより微細化された
有機組織を水分と共に分離流出せしめ、そしてその後、
減容されて残った固形残滓を排出せしめる生ゴミ圧縮分
別装置と、前記圧縮分別された固形残滓を脱水せしめた
後に単独あるいは所望量の雑芥と共に破砕する破砕装置
と、該破砕して減容した後に含有金属材を除去する金属
除去装置と、該金属除去装置を介して送られる芥を溶融
混練せしめて可塑化押出しせしめた後に裁断排出せしめ
る固形化処理装置とによって構成されていることであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。本実施形態は、生ゴミを減容固形化処理する工程
と、雑芥を減容固形化処理する工程とを備えると共に、
上記生ゴミ減容固形化処理工程によって固形化された残
滓を脱水後に雑芥減容固形化処理工程へと送る固形残滓
移送工程とからなるゴミ処理方法およびゴミ処理装置
で、その概略図を図1に、概略フローチャートを図2に
示す。
【0008】従って、本発明によれば次のような減容固
形化処理が考えられる。 (1)生ゴミ減容固形化処理工程により水分を除去した生
ゴミを固形残滓移送工程を介して雑芥減容固形化処理工
程により減容固形化する。 (2)上述の如く雑芥減容固形化処理工程へと送られた固
形残滓のみを、雑芥減容固形化処理工程により減容固形
化する。 (3)雑芥減容固形化処理工程により、雑芥のみを減容固
形化する。
【0009】「生ゴミ減容固形化処理工程」まず、生ゴ
ミと雑芥とを人為的あるいは機械的に選別し、そして該
選別された生ゴミをコンベア等によって破砕工程へと移
送する。
【0010】そして、破砕が必要であればここで細かく
破砕せしめ、破砕が不要であればこの破砕工程は省略し
てもよい。なお、破砕工程にて使用される破砕装置は従
来周知のものが使用可能である。
【0011】そして次に、破砕工程を介してあるいは破
砕工程を介さずに移送された生ゴミを、コンベア等によ
って生ゴミ圧縮分別機38に移送する。該圧縮分別機3
8に送られた生ゴミは、圧縮されてその有機組織が微細
化されると共に、該微細化された有機組織を生ゴミ中の
含有水分と一緒に排出させることで、該圧縮分別機38
内に生ゴミ固形残滓のみを残し、その後その残った固形
の残滓を圧縮分別機38外へと排出する。
【0012】上記生ゴミ圧縮分別機38は、例えば次の
ような構成とし、以下詳述する。基台1の上方には有底
筒状容器2が鉛直方向に立設され、さらにその上方には
有底筒状容器2の内径とほぼ等しい内径(実際にはパッ
キン等の摩擦損失分だけ大きい内径)の油圧シリンダ3
が、基台1との間を4本のタイロッド4で連結して鉛直
方向に立設されており、その下方を向いたシリンダロッ
ド5の下端に有底筒状容器2の内径に嵌合するプランジ
ャ6が固定されている。
【0013】有底筒状容器2の上方一側面には円形の開
口11が設けられ、この開口11に側壁底部を連接する
形で生ゴミ投入用のホッパ12が設けられている。そし
てこのホッパ12の内側底部に設けたスクリュコンベア
13の先端が、前記有底筒状容器2の開口11に突出す
ることなく臨んでいる。プランジャ6の上昇端は開口1
1より上方に設定されている。
【0014】基台1及び有底筒状容器2の下端部分を断
面で示す図4において、基台1には油圧シリンダ3の内
径より大径のシリンダ孔21が設けられており、このシ
リンダ孔21にラム22が嵌合されている。ラム22の
上面(有底筒状容器の底面となる面)23は平面とさ
れ、シリンダ孔21に供給される油圧力により上方に付
勢されて有底筒状容器2の下端に押接される。
【0015】有底筒状容器2の下端には図6に示すよう
な深さ50〜200ミクロンの浅い放射状の溝24が設
けてあり、ラム22が有底筒状容器2に押接されたとき
にこの溝24部分に微細隙間が形成される。
【0016】上記微細隙間(溝)24は、50ミクロン
程度の偏平な隙間が好ましく、直径30ミクロンの丸孔
状の隙間とすると目詰まりが生じやすく、また100ミ
クロンを越える偏平な隙間としたときは、微細化された
組織の粒径が大きくなって、流出する流動分中に懸濁粒
子が視認されるようになる。この微細化された有機組織
は、例えば水分に懸濁させたままバクテリア処理する等
の方法で処理される。微細隙間24は、採用される処理
に最も適した大きさに有機組織が微細化されるように、
その形状や寸法を定める。
【0017】なお、本実施形態では上記せるように、微
細隙間を有底筒状容器2の下端面に放射状に設けた浅い
溝24によって形成したものであるが、このような溝2
4はラム22の上面23の周囲に設けることもできる。
【0018】また図7に示すように、ラム22の上面2
3を微細な連続気孔を有するフィルター材33で形成
し、流動分をフィルター材33の連続気孔を通過して排
出する構造とすることもできる。この場合のフィルター
材33としては、キャビティの空気を逃すための微細な
連続気孔を設けた射出成形用の金型材などを用いること
ができる。この明細書でいう微細隙間には、フィルター
材33の連続気孔のような丸孔や網目状の隙間も含まれ
る。
【0019】基台1のシリンダ孔21は、プランジャ6
を高圧で下降させるときに有底筒状容器2の上方の油圧
シリンダ3と同一圧力がシリンダ孔21にも供給される
ように、油圧シリンダ3のヘッドエンド側(上方の油圧
室)に途中に開閉弁を設けた図示しない配管で連通され
ている。
【0020】有底筒状容器2は、その下端に固設したフ
ランジ25のタイボルト26で基台1に締結されてお
り、フランジ25の内周面には前記微細隙間(溝)24
から流出した流動分を受ける円周溝状の空室27が設け
られており、この空室27からフランジ25の外側へ連
なる流出孔28が設けられている。
【0021】フランジ25と基台1との間には、そのタ
イボルト26の締結部を残して隙間が設けられており、
この隙間に図5に示す平面半円弧状のスクレーパ31が
図5の左右方向に移動自在に嵌装され、このスクレーパ
31は基台1の上端側方に設けた水平方向のスクレーパ
シリンダ32のロッドに連結されている。
【0022】ラム22の上面は、下動したときにスクレ
ーパ31の移動面の下まで下がり、この状態でスクレー
パシリンダ32を伸長してスクレーパ31を水平移動さ
せることにより、ラム22の上面23が摺擦される。
【0023】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。
【0024】まず、生ゴミは、コンベアを介して圧縮分
別機38のホッパ12に投入され、プランジャ6が上昇
端にあるときに、スクリュコンベア13の回転により一
定量が有底筒状容器2内へと給送される。このとき基台
1のシリンダ孔21には低い油圧力が供給され、ラム2
2は小さい力で有底筒状容器2の下面に当接して有底筒
状容器2の底面を閉鎖している。
【0025】そして、有底筒状容器2に一定量の生ゴミ
が給送された時にスクリュコンベア13を停止し、油圧
シリンダ3のヘッドエンド側に油圧を供給してプランジ
ャ6を下降させる。この油圧シリンダ3のヘッドエンド
側の加圧中においては、油圧シリンダ3と基台1のシリ
ンダ孔21とに等しい油圧力が作用して、その径差によ
る力でラム22が有底筒状容器2の下端に押接されるよ
うにする。
【0026】油圧シリンダ3に油圧を供給するための油
圧ポンプは、少なくとも70kg/cm2 以上、好まし
くは210kg乃至350kg/cm2 の最大油圧力を
発生させることができるようにする。
【0027】図の圧縮分別機38では、油圧シリンダ3
に供給される油圧力とほぼ等しい圧力が有底筒状容器2
内の生ゴミに印加され、この高い圧力により、生ゴミの
有機組織が微細な懸濁粒子となって生ゴミ中の水分とと
もに微細隙間24から流出し、空所27及び排出孔28
を通って装置外へ排出される。そして油圧シリンダ3に
供給する圧力を最大圧力まで高めた後、油圧シリンダ3
に供給する圧力を低圧とし、基台1のシリンダ孔21の
油圧力を解放することにより、ラム22はプランジャ6
に押されてその下降端に移動する。
【0028】次に、油圧シリンダ3のロッドエンド側に
低い圧力の油圧を供給してプランジャ6を上昇させる。
この状態でスクレーパシリンダ32を伸長させ、ラム2
2の上面23に残った残滓をスクレーパ31で圧縮分別
機38の側方へ掻き出す。
【0029】次に、スクレーパシリンダ32を縮退し、
シリンダ孔21に低圧の油圧を供給してラム22を再び
有底筒状容器2の下端に当接させる。以上の動作を繰り
返すことにより、ホッパ12に投入された生ゴミを排出
孔28から流出する流動分と、スクレーパ31で掻き出
される固形の残滓とに分離する。
【0030】前述したように、プランジャ6とラム22
の上面23との間に作用する面圧力を高い圧力とするこ
とにより、固形の残滓を非常に少なくすることができ、
生ゴミの体積のほとんどを流動分として排出することが
できる。
【0031】また、上記固形残滓の排出は、上記スクレ
ーパ31による掻き出しに代えて、噴射空気流を有底筒
状容器2とシリンダ孔22との間に噴射することによっ
て容易に行うこともできる。
【0032】上記装置により、野菜や魚などの植物性及
び動物性の生ゴミを、100kg/cm2 以上の圧力で
加圧室中に水が残留しないように流動分を排出しながら
圧縮すると、生ゴミの有機組織の殆どが微細に破壊さ
れ、生ゴミから絞り出された水分に懸濁して流動分とな
って排出され、ほんのわずかな残滓のみが固形分として
残ることが分かった。
【0033】具体的には、野菜を上記方法または装置で
処理した場合、大根では面圧100kg/cm2 以下、
キャベツでは面圧130kg/cm2 程度の圧力を加
えることにより、植物組織が微細に破壊されて水ととも
に微細隙間24から流出し、固形分としての残滓は何も
残らない。また魚の場合には、面圧150kg/cm2
程度の圧力では魚のかなりの部分が潰れた形で残滓とし
て残るが、面圧を340kg/cm2 程度に上げると、
背骨とひれ部分が薄く圧壊されて残るだけであった。
【0034】次に、上記生ゴミ減容固形化処理工程を介
して排出された固形残滓を、固形残滓移送工程へと移
す。
【0035】「固形残滓移送工程」本工程は、生ゴミ減
容固形化処理工程における圧縮分別機38によって減容
排出された固形残滓を、脱水処理せしめた後に雑芥減容
固形化処理工程における破砕機40へと連絡された移送
装置(コンベア)54に乗せて移送せしめ、他に用意し
た雑芥と共に、あるいはその固形残滓のみが減容固形化
処理される。なお、本移送工程中途部位に別途破砕機を
備え、雑芥減容固形化処理工程に移す以前に一旦破砕処
理せしめるものとしてもよく任意である。
【0036】また、生ゴミ減容固形化処理工程における
圧縮分別機38によって排出される固形残滓以外の異
物、例えばプラスチック、紙などもこの固形残滓移送工
程によって雑芥減容固形化処理工程へと送り込むのも自
由である。
【0037】「雑芥減容固形化処理工程」次に、雑芥減
容固形化処理工程について説明すると、雑芥の破砕機4
0、金属除去装置42、固形化装置45を介して雑芥お
よび上述のように送り込まれた固形残滓、あるいはその
固形残滓のみを減容固形化せしめる(図10参照)。
【0038】まず、本工程では先に生ゴミと選別された
雑芥をコンベア39上に送り、該雑芥中から金属類、
石、土砂、ガラスビン等を取り除く(なお、特に限定さ
れるものではないが、上記取り除き作業は作業者の手作
業でもよい)。
【0039】そして、上記取り除き作業後の雑芥を破砕
機(クラッシャ)40へと送り、該破砕機40によって
所望大きさに破砕する。また、この時上述した固形残滓
移送工程を介して送り込まれた固形残滓等も、この破砕
機40を介して一緒に破砕される。
【0040】破砕機40は、特に限定されるものではな
く、本発明の範囲内において周知構造が適用可能であ
り、例えば変則ネジレ刃20枚(φ158×20)構成
のカッターを備えたもの等が適宜選択される。
【0041】また、該破砕機40による破砕処理時間も
任意であり、破砕量、雑芥種類等の諸条件に適合した処
理能力を有するものが適宜選択変更される。
【0042】そして、次に上記破砕機40によって細か
く破砕されて減容された雑芥(固形残滓を含む。以下同
じ。)を、コンベア41上に移して金属除去装置42へ
と送る。
【0043】金属除去装置42へと送られた雑芥は、こ
こで上記分別取り除き作業にて分別しきれなかった鉄
片,ボルト,缶類などを、紙,プラスチック,木,布等
と分別する。
【0044】金属除去装置42としては、特に限定され
るものではなく、本発明の範囲内において周知構造,処
理能力のものが適用可能で、例えば周知のドラム磁選機
が採用される。
【0045】そして、上記金属除去装置42によって分
別された鉄片、ボルト等の金属くずを排出用コンベア4
3上に移して排出回収し、他方これら金属くずと分別さ
れた紙、プラスチック等の雑芥を送り用コンベア44上
に移して固形化装置45へと送る。
【0046】固形化装置45へと送られた雑芥は、ここ
で溶融混練されて所望径状態に可塑化押出しされると共
に、押出し口にて所望大きさにカットされて回収され
る。
【0047】固形化装置45は、予備スクリュ48aを
備えたホッパ48と、主スクリュ51を備えた可塑化押
出し装置46と、カッティング装置53とで構成されて
いる(図10乃至図14参照)。図10は全体をカバー
47で覆っており、図11はカバー47をはずした状態
である。
【0048】ホッパ48は、上記金属除去装置42から
送り用コンベア44によって送られてきた雑芥が投入さ
れ、該投入された雑芥を前もって混練して、可塑化押出
し装置46での雑芥の攪拌、供給を確実に行わせるため
に、回転可能に配された予備スクリュ48aを備えてい
る。
【0049】また、本実施形態では、上記予備スクリュ
48aよりも上方位置に平行してブリッジ防止部材48
bを回転可能に備えている。
【0050】ホッパ48の送り出し口は、可塑化押出し
装置46の側面に連絡され、主スクリュ51に臨んでい
る。
【0051】予備スクリュ48aは、本発明の範囲内に
おいて、そのスクリュ形状、スクリュ全長、スクリュピ
ッチ、ねじ山幅など、あるいはスクリュ回転rpm等も
任意に選択可能である。
【0052】可塑化押出し装置46は、ホッパ48を連
絡し、該ホッパ48から予備スクリュ48aを介して送
り込まれる雑芥を加熱溶融せしめるシリンダ50と、該
シリンダ50内にて回転可能に配設され、シリンダ内に
供給された雑芥を溶融混練せしめて前方へと押出す主ス
クリュ51とで構成されている。なお、シリンダ50の
先端にはノズルを設け、押出し形状を調整するものとし
てもよく任意である。図中52は、シリンダ50の周囲
に備えられ、送り込まれた雑芥を加熱せしめるヒータを
示す。また、各ヒータ52は、夫々後部、中部、前部と
別個に温度設定が可能である。
【0053】上記シリンダ50は、その孔径,全長など
本発明の範囲内において任意に変更可能である。スクリ
ュ51は、本発明の範囲内において、スクリュ形状,ス
クリュ全長,スクリュのピッチ,ねじ山幅などあるいは
スクリュ回転rpm等も任意に選択可能である。
【0054】本実施形態ではシリンダ50の側方に直交
するようにホッパ48の送り出し口を臨ませているが、
その連絡状態は限定されず本発明の範囲内において任意
である。
【0055】尚、上述した主スクリュ51の回転は例え
ば50〜180rpm、予備スクリュ48aの回転は例
えば40〜180rpmとするが、これら回転(rp
m)は一例にすぎず、本発明の範囲内において適宜増減
変更可能なものであり、限定はされない。
【0056】カッティング装置53は、上記可塑化押出
し装置46の押出し口先端位置に配設され、例えば、該
押出し口先端に沿ってカッター刃54,55が上下スラ
イド可能に移動して、押出し口より押し出される雑芥を
順次カットするよう構成されており、該カッター刃5
4,55の上下スライド作動はシリンダ56により行う
ものとしている。
【0057】具体的には、図13,図14に示すよう
に。シリンダロッド56aの先端に備えた穴あきプレー
ト57と、該プレート57の穴57aに刃先が夫々臨む
ように取り付けられた上下カッター刃54,55とを備
え、可塑化押出し装置46の押出し口から順次押出され
る溶融混練された雑芥を、上記上下カッター刃54,5
5にて裁断する。
【0058】また、下側に備えられたカッター刃55
は、プレート57の穴57aに臨む刃先(上刃55b)
とは反対側(下側)の刃先(下刃55a)をプレート5
7よりも下方に位置させ、該刃先55aも裁断時に使用
するものとしている。
【0059】すなわち、本実施形態のカッティング装置
53によれば、まず下側に備えられるカッター刃55の
下刃55aが可塑化押出し装置46の押出し口よりも上
方にくるように位置させる。
【0060】そして、押出し口より押出される雑芥の押
出しスピードに合わせて上下スライド作動させ、例え
ば、下降スライド時には下側カッター刃55の下刃55
aとプレート57の穴57aに臨む上側カッター刃54
の下刃54aにより雑芥を裁断し、上昇スライド時には
プレート57の穴57aに臨む下側カッター刃55の上
刃55bにより雑芥を裁断せしめる。
【0061】また、カッター刃の形状や配設枚数は任意
であり、また上下スライドスピードも雑芥押出しスピー
ドに合わせて任意に調整可能である。
【0062】従って、ホッパ48を介してシリンダ50
内に供給された雑芥は、主スクリュ51によって所望時
間,所望温度などの諸条件のもとで溶融混練され、先端
の押出し口から所望な径をもって押出されると共に、そ
の押出し位置でカッティング装置53により所望大きさ
に裁断されて排出される。
【0063】
【実施例】上記雑芥減容固形化処理装置による実施の一
例を下記に示す。
【0064】
【表1】
【0065】(1) 尚、表中 実1〜実22は夫々実施例
1〜実施例22を省略して表す。 (2) 使用された雑芥は、 a)ストロ b)プラスチックシート c)弁当箱(プラスチ
ック) d)みかん e)紙コップ f)バナナ g)ジュース、牛乳の
紙パック h)割箸 i)ペットボトル j)プラスチックスプーン、ホ
ーク k)発泡スチロール l)ダンボール m)新聞紙、包装紙、
紙袋 n)スポンジ o)アルミホイル p)サランラップ q)水分 r)梱包用バンド s)タバコ、空き箱 t)コーヒ粉を破砕
機40により破砕(クラッシャ)した後のものを使用し
た。 (3) 処理能力は、ホッパ48への投入重量(クラッシャ
後の重量)より算出した。 (4) 時間測定はストップウォッチ、重量測定は台秤を使
用した。 (5) 加熱温度(設定温度)は、後部250℃、中部30
0℃、前部300℃とした。 (6) 主スクリュ51:φ75mm,予備スクリュ48
a:φ100mm
【0066】上記試験結果は固形化装置45のホッパ4
8へと破砕機40によって破砕(クラッシャ)した後の
雑芥を送り、該ホッパ48の予備スクリュ48aによっ
て予め混練せしめ、そして可塑化押出し装置46に送
り、該装置46によって溶融混練せしめて押出しすると
共に、カッティング装置53によって所望大きさに裁断
し、その雑芥の減容率を確認した。上記表中の各実施例
結果からも確認できるように、破砕後容積に対し、固形
化装置45により減容処理した後の容積は大体1/15
程度に減容されることがわかった。尚、本実施例では一
例として上述した雑芥をもって試験をしたが、減容処理
可能な雑芥は、何等これ等に限定されるものではなく広
く減容処理可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明は、上記せる構成を有するため、
単一のゴミ処理システムにより、生ゴミの減容固形化処
理と、雑芥の減容固形化処理の双方を個人的に簡易かつ
高減容率をもって処理することが可能であると共に、減
容固形化された生ゴミの固形残滓を雑芥の減容固形化処
理工程にて単独あるいは他の雑芥と共に減容固形化処理
できる簡易かつ便利なゴミ処理方法およびゴミ処理装置
を提供することができた。
【0068】従って、本発明ゴミ処理方法およびゴミ処
理装置を使用することにより、従来のように回収業者に
よる高コストなゴミ処理を行っていたデパート、マーケ
ット、企業などにおいても自社処理が可能となり、ゴミ
処理の面におけるコスト低廉化が簡易かつ有効に図り得
る。また、昨今注目されているRDF(Refuse
Derived Fuel)化にも対応せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の工程概略を示す図。
【図2】本発明のフローチャート。
【図3】圧縮分別機の全体側面図。
【図4】圧縮分別機の要部の断面図。
【図5】図4のv- v線断面図。
【図6】圧縮分別機の微小隙間を示す模式的な部分平面
図。
【図7】微小隙間の他の構造を示す要部の断面図。
【図8】第3実施例における圧縮分別機の要部の断面
図。
【図9】第3実施例における圧縮分別機の微小隙間を示
す要部拡大断面図。
【図10】雑芥減容処理工程の一実施形態を示す全体斜
視図。
【図11】固形化装置の一実施形態を示す縦断側面図。
【図12】ホッパの縦断面図。
【図13】固形化装置の正面図。
【図14】カッティング装置の縦断面図。
【符号の説明】
2:有底筒状容器 3:油圧シリンダ 6:プランジャ 21:シリンダ孔 22:ラム 24:微細隙間 31:スクレーパ 38:圧縮分別機 40:破砕機 42:金属除去装置 45:固形化装置 46:可塑化押出し装置 48:ホッパ 48a:予備スクリュ 50:シリンダ 51:主スクリュ 52:ヒータ 53:カッティング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 東和太 東京都渋谷区桜丘町3番2号 日工産業株 式会社内 (72)発明者 内村 正一 東京都大田区東糀谷2−8−9 ユーイー シー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底端に微細隙間あるいは微細連続気孔を
    有する有底筒状容器に所望量の生ゴミを投入し、次に該
    筒状容器の底端に向けてプランジャを前進させ、該プラ
    ンジャの前面にて上記生ゴミを圧縮してその有機組織を
    微細化すると共に、該微細化された有機組織を生ゴミ中
    の含有水分と一緒に上記微細隙間あるいは微細連続気孔
    を通して筒状容器外へと流出させることで、該容器内に
    生ゴミ固形残滓のみを残し、次に上記プランジャの移動
    端において略密着状態となった筒状容器の底端とプラン
    ジャ前面との間に残った固形の残滓を、プランジャの付
    勢力を解放した後に筒状容器外へと排出し、次に該排出
    された残滓を脱水せしめた後に、単独あるいは所望量の
    雑芥と共に破砕機に投入して細かく破砕処理して減容
    し、そしてその破砕処理して減容した後に金属除去装置
    へと移送し、そして該金属除去装置によって含有金属を
    除去した後に固形化装置へと移送し、そして該固形化装
    置によって溶融混練せしめて可塑化押出しすると共に、
    所望大きさに裁断せしめて減容排出することを特徴とす
    るゴミ処理方法。
  2. 【請求項2】 生ゴミを圧縮することにより微細化され
    た有機組織を水分と共に分離流出せしめ、そしてその
    後、減容されて残った固形残滓を排出せしめる生ゴミ圧
    縮分別装置と、前記圧縮分別された固形残滓を脱水せし
    めた後に単独あるいは所望量の雑芥と共に破砕する破砕
    装置と、該破砕して減容した後に含有金属材を除去する
    金属除去装置と、該金属除去装置を介して送られる芥を
    溶融混練せしめて可塑化押出しせしめた後に裁断排出せ
    しめる固形化処理装置とによって構成されていることを
    特徴とするゴミ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108014920A (zh) * 2018-01-15 2018-05-11 大连民族大学 垃圾分类回收一体机
CN111495931A (zh) * 2020-04-23 2020-08-07 湖南中洲节能科技股份有限公司 一种垃圾处理设备及垃圾处理系统

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CN108014920B (zh) * 2018-01-15 2024-02-02 大连民族大学 垃圾分类回收一体机
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