JP2000093925A - ゴミ減容固形化処理装置 - Google Patents

ゴミ減容固形化処理装置

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JP2000093925A
JP2000093925A JP10283568A JP28356898A JP2000093925A JP 2000093925 A JP2000093925 A JP 2000093925A JP 10283568 A JP10283568 A JP 10283568A JP 28356898 A JP28356898 A JP 28356898A JP 2000093925 A JP2000093925 A JP 2000093925A
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JP
Japan
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screw
auxiliary screw
dust
hopper
auxiliary
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JP10283568A
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Takashi Nakai
隆 中井
Tetsuo Makabe
哲夫 真壁
Yoshiyuki Uematsu
義幸 上松
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Matsuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Matsuda Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体のサイズを大型化することなく、か
つコスト低廉でありながら減容固形化処理作用を促進せ
しめ、さらに、補助スクリュへのゴミの食い込み性を向
上せしめると共に、確実な連続運転を図らしめるゴミ減
容固形化処理装置を提供することである。 【解決手段】 ゴミ投入部1b内下方に補助スクリュ3
を貫通状に備えたホッパ1と、該補助スクリュ3の先端
3aを直交状に臨ませて連絡され、該補助スクリュ3を
介して送られたゴミを、加熱筒6内において溶融混練せ
しめて減容排出する主スクリュ13を備えた可塑化押出
し装置5とを少なくとも備え、上記ホッパ1内に、正転
時にはホッパ1内のゴミを補助スクリュ3方向へと押し
込む垂直スクリュ52を正逆回転可能に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ,プラスチ
ックゴミ,紙ゴミなどを減容せしめて固形化処理する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭あるいはマーケットの食品
売り場などから出される生ゴミやプラスチックゴミなど
は、業者による分別回収後、焼却処理あるいは廃棄処理
されていたが、昨今の環境問題や、資源リサイクル問題
などの観点から、ゴミの再利用が重要な課題とされてい
るのが現実である。
【0003】昨今、上記ゴミ再利用の一方法として、ゴ
ミを減容固形化せしめて燃料として利用するゴミ固形燃
料化(Refuse Derived Fuel、略し
てRDFという)が注目されてきており、このRDF化
を図る装置として各種提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のゴミ減容固形
化処理装置は、例えばゴミ投入口(ホッパなど)を備
え、所望な溶融温度に設定可能な加熱筒と、該加熱筒内
に回転可能に配されて投入されたゴミを溶融混練せしめ
て先端の押出し口へと送り出すスクリュとにより構成さ
れている可塑化押出し装置が知られている(スクリュが
二軸状に配設されているものが一般に知られている)。
すなわち、この種の装置は、回収されたゴミを可塑化押
出し装置の加熱筒内に送り、該加熱筒内において混練押
出し用のスクリュによって溶融混練せしめて先端の押出
し口へと送り出し、先端の押出し口より細棒状に減容固
形化した状態で排出せしめていた。
【0005】しかし、上述のように加熱筒内でのスクリ
ュによる溶融混練作用のみに頼っていたのでは、溶融混
練が不十分なまま押出され、減容率が良くないという事
態が生じることも考えられた。このような事態は、加熱
筒およびスクリュを極端に長尺状に構成すれば解決され
得るものであるが、装置全体の大型化につながり、設置
スペース、コスト等種々の問題から好ましくない。ま
た、上述のようにスクリュを二軸状に配設するものとし
ても、ある程度の減容率は得られるが、このような構成
を採っていたためコスト高騰を招いていたという不具合
もある。
【0006】そこで本願出願人は、この問題点を解決す
るため、先端が可塑化押出し装置に臨んだ補助スクリュ
を、ホッパ内に備えてなるゴミ減容固形化処理装置を先
に出願した。そして更に研究を重ねた結果、ホッパから
可塑化押出し装置へとゴミを送るときのゴミ混練送り作
用を促進せしめるという点で改良の余地があった。すな
わち、ホッパに投入されたゴミの種類、例えば、発泡ス
チロールなどの比重の小さいゴミにあっては、他のゴミ
と比して食い込みが悪く、補助スクリュによる混練・送
り込みがなされずにホッパ内に残ってしまう。また、補
助スクリュに異物が噛んだり、あるいはホッパ(補助ス
クリュ)から可塑化押出し装置への送り量が多すぎたり
して補助スクリュに回転負荷が掛かると、連続運転に支
障を来たすおそれがあった。
【0007】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、装置全体のサイズを大型化することなく、かつコス
ト低廉でありながら減容固形化処理作用を促進せしめ、
さらに、補助スクリュへのゴミの食い込み性を向上せし
めると共に、確実な連続運転を図らしめるゴミ減容固形
化処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明がなした技術的手段は、投入されたゴミを予め
混練せしめる補助スクリュを備えたホッパと、該ホッパ
より補助スクリュを介して送られたゴミを、加熱筒内に
おいて溶融混練せしめると共に前方の押出し口より減容
排出する主スクリュを備えてなる可塑化押出し装置とを
少なくとも備え、上記ホッパ内には、補助スクリュ上方
に対して直交状で、かつ正転時にはホッパ内のゴミを補
助スクリュ方向へと押し込む垂直スクリュが正逆回転可
能に配設されていることである。
【0009】また、投入されたゴミを予め混練せしめる
補助スクリュを備えたホッパと、該ホッパより補助スク
リュを介して送られたゴミを、加熱筒内において溶融混
練せしめると共に前方の押出し口より減容排出する主ス
クリュを備えてなる可塑化押出し装置とを少なくとも備
え、上記補助スクリュが、所定時間毎に正逆回転作動を
交互に繰り返すこととした。
【0010】また、補助スクリュの回転負荷を検出した
時に、当該補助スクリュを逆回転させるか、あるいは補
助スクリュと共に垂直スクリュをも逆回転させることと
してもよい。
【0011】ホッパの投入部下端を貫通するように補助
スクリュを配すると共に、ホッパの投入部下端と補助ス
クリュとの連絡位置よりも後方には、異物等排出用開口
部を設けた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明ゴミの減容固形化処
理装置の一実施形態を説明する。
【0013】図中、1はホッパ、5は可塑化押出し装
置、17はカッティング装置、33は脱臭除去装置、4
6は本発明処理装置を覆う外ケースである(図1)。
尚、本実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであ
って、何等これに限定されるものではなく本発明の範囲
内において適宜変更可能である。
【0014】ホッパ1は、所望な形状、例えば上方を開
放した略漏斗状にゴミ投入部1bが構成されると共に、
該ゴミ投入部1b内においてその下方に補助スクリュ3
が、そして該補助スクリュ3の上方に垂直スクリュ52
が夫々配設されている。ホッパ1は、図示せる形状に何
等限定されるものではなく、他の周知形状が本発明の範
囲内において適用可能である。
【0015】ホッパ1の送り出し口2は、可塑化押出し
装置5の側面に連絡され、そして補助スクリュ3が可塑
化押出し装置5における加熱筒6内の主スクリュ13に
臨み、その補助スクリュ3の先端3aが主スクリュ13
の側方に近接するよう配設されている(図2参照)。
【0016】補助スクリュ3の先端3aと主スクリュ1
3との間隔が離れていると、主スクリュ13によるゴミ
の溶融混練作動による圧力で補助スクリュ3が揺動して
しまい、補助スクリュ3による撹拌、供給作用に影響を
及ぼすばかりか、補助スクリュ3がホッパ内壁に接触し
破損してしまうという事態も考えられる。
【0017】そこで、本実施形態のように補助スクリュ
3の先端3aが主スクリュ13の側方に近接するように
配設することで、補助スクリュ3の揺動が抑えられるた
め、上記事態を事前に解消することができ、結果的に減
容固形化処理作用の促進が期待できる。
【0018】この補助スクリュ3の先端3aが主スクリ
ュ13の側方に近接する程度(間隔)は特に限定されな
いが、できる限り主スクリュ13に先端3aが近づくよ
うに配設されるのが好ましい。
【0019】上記補助スクリュ3は、投入されたゴミを
可塑化押出し装置5へと送る前に予め混練して、可塑化
押出し装置5でのゴミの攪拌、供給を確実に行わせるた
めに備えられているもので、ホッパ1におけるゴミ投入
部1bの下側部分1cにおいて、先端部3aと後端部3
bとを外方に残して上記投入部下側部分1c内を横切る
ように貫通して備えられると共に、正逆回転可能に構成
されている。
【0020】補助スクリュ3は、後端部3bに連絡した
駆動源48を油圧モータあるいはトルクモータとし、常
に一定の圧力が保てるように構成するのが好ましい。ま
た、補助スクリュ3は、本発明の範囲内において、その
スクリュ形状、スクリュ全長、スクリュピッチ、ブレー
ド幅など、あるいはスクリュ回転rpm等も任意に選択
可能である。
【0021】補助スクリュ3を正逆回転可能に構成して
いるのは次の理由による。ホッパ1内のゴミを可塑化押
出し装置5へと送り込む際には補助スクリュ3を正転さ
せ、そして、例えばホッパ1内に混入した異物が補助ス
クリュ3に噛んだり、ホッパ1(補助スクリュ3)から
可塑化押出し装置5へのゴミ送り量が多すぎたりして補
助スクリュ3に回転負荷が掛かると、連続運転に支障を
来たすおそれがあることから、補助スクリュ3を逆転さ
せてその負荷を解消するものとした。
【0022】この逆転動作は、回転負荷の検出により自
動的に行うよう制御するが、手動的に行えるものとする
ことも本発明の範囲内である。また、上記回転負荷状態
の検出は周知手段、例えばロータリエンコーダ51等に
よるものとしている。
【0023】また、補助スクリュ3は、連続運転に支障
を来さないようにするために、所定時間毎に正逆回転作
動を交互に繰り返すように制御するのが好ましい。例え
ば、その一例を次に示す。
【0024】一般都市ゴミを対象とした場合、133r
pm以上で2分間正転させた後、3秒間逆転させ、さら
に1分間正転させた後、3秒間逆転させる。これを1サ
イクルとして繰り返し行うものとする。
【0025】これにより、連続運転によってもホッパ1
側から可塑化押出し装置5側へのゴミの送り量が断続的
となり、補助スクリュ3に回転負荷は掛からない。尚、
上記補助スクリュ3の回転数、正転および逆転の各時間
は任意に変更可能で、特に上記サイクルの設定に限定は
されない。
【0026】また、ホッパ1のゴミ投入部1bの下側部
分1cと補助スクリュ3との連絡位置よりも後方に異物
等排出用開口部50を設けている。
【0027】具体的には、ゴミ投入部1bの下側部分1
cにて貫通するよう配され、かつ投入部下側部分1cか
ら露呈している補助スクリュ3のスクリュ後端部分3b
を覆うようにケーシング49を取付け、該ケーシング4
9の下端面を開放せしめて異物等排出用開口部50を設
けることとしている。ケーシング49の形状あるいは異
物等排出用開口部50の開口形状,大きさ等は特に限定
されるものではなく本発明の範囲内において任意であ
る。
【0028】ケーシング49とホッパ1のゴミ投入部下
側部分1cとの連絡口1dは、補助スクリュ3を挿通せ
しめて、そのスクリュ外周との間に僅かに隙間56がで
きる程度とする。隙間56が大きすぎると、補助スクリ
ュ3の逆転作動によって異物のみならず多くのゴミがケ
ーシング49側へと送り込まれすぎてしまうからであ
る。
【0029】これにより、補助スクリュ3に異物等が噛
んだ時、補助スクリュ3を逆転させて後方へと異物を送
り、そして、その異物は隙間56を通過してケーシング
49側に入り込み、異物等排出用開口部50よりホッパ
1外部へと排出せしめることができる。
【0030】垂直スクリュ52は、後端側を駆動源53
と連絡して正逆回転可能に構成すると共に、先端52a
を補助スクリュ3上方に臨ませた状態で直交状にホッパ
1内に備えられている。
【0031】従って、正転時にはホッパ1内のゴミを補
助スクリュ3方向へと順次強制的に押し込むよう構成さ
れ、逆転時には、補助スクリュ3周辺にあるゴミをゴミ
投入部1b内へと逆流せしめる作用を奏する。
【0032】垂直スクリュ52は、本発明の範囲内にお
いて、そのスクリュ形状、スクリュ全長、スクリュピッ
チ、ブレード幅など、あるいはスクリュ回転rpm等も
任意に選択可能である。本実施形態では、例えばφ10
0の補助スクリュ3の場合、φ130とするが特に限定
されず任意である。
【0033】また、補助スクリュ3の回転負荷を検出し
た時には、補助スクリュ3と共に垂直スクリュ52をも
逆回転させるように制御することにより、補助スクリュ
3の逆転により補助スクリュ3後方にゴミを送ると共
に、垂直スクリュ52の逆転によりホッパ1のゴミ投入
部1b内へとゴミを戻すことが出来るため、補助スクリ
ュ3の回転負荷を有効に解消させることが出来る。垂直
スクリュ52は、特に限定されるものではないが、例え
ば補助スクリュ3の回転が50rpm以下になった時、
10秒間だけ逆転させるようにする。また、垂直スクリ
ュ52は、手動によっても正逆回転を切り替えることが
可能である。
【0034】本実施形態では、垂直スクリュ52と第二
ブリッジ防止部材55とが挿通可能な略漏斗状のガイド
筒1eを、補助スクリュ3の上方に備え、補助スクリュ
3へのゴミの送り量を絞っている。なお、ホッパ1下側
部分を上記ガイド筒1eと同様径とするものであれば、
このガイド筒1eは省略可能である。
【0035】本実施形態では、上方位置に第一ブリッジ
防止部材54を、その下方に第二ブリッジ防止部材55
を備えている。
【0036】第一ブリッジ防止部材54は、基端54a
が垂直スクリュ52に対してネジ止などの所望手段によ
って固着され、該基端54aから水平状に延びた腕部5
4b先端に、所望長さの撹拌バー54cが上下揺動自在
に連結されて構成されている。従って、第一ブリッジ防
止部材54は、垂直スクリュ52の正逆回転作動にした
がって回転作動すると共に、揺動自在な撹拌バー54c
が上下動しつつゴミ投入部1b内のゴミを撹拌する。
【0037】第二ブリッジ防止部材55は、上記第一ブ
リッジ防止部材54の基端54a固着部分よりも下方に
て、その基端55aが垂直スクリュ52に対してネジ止
などの所望手段によって固着され、該基端55aから水
平状に延びた腕部55bの先端から略直角状に撹拌バー
55cが一体的に垂設され、該撹拌バー55cは垂直ス
クリュ52と略平行して備えられる。従って、第二ブリ
ッジ防止部材55は、垂直スクリュ52の正逆回転作動
にしたがって回転作動してゴミ投入部1bのゴミを撹拌
する。この第二ブリッジ防止部材55の回転作動によっ
て、投入部1b内のゴミを垂直スクリュ52に上手く噛
みこませて補助スクリュ3側へと送ることが出来るとい
う利点もある。
【0038】尚、これら第一ブリッジ防止部材54,第
二ブリッジ防止部材55は、垂直スクリュ52の上下方
向範囲(図2中矢印にて示す。)にて自由に固着位置が
選択決定できる。また、本実施形態では、垂直スクリュ
52の回転作動を利用して夫々のブリッジ防止部材5
4,55を回転作動せしめているが、何等これに限定は
されず、別途個別の駆動源を介して各ブリッジ防止部材
54,55を回転作動せしめるものとしても良く本発明
の範囲内である。
【0039】本実施形態では、ホッパ1の側壁にヒータ
1aのような加温構造を設け、ホッパ1内のゴミを単に
補助スクリュ3によって混練するだけではなく、所望な
温度で溶融せしめてから可塑化押出し装置5へと送り込
む構成としているため、可塑化押出し装置5における溶
融混練作用がより一層促進される(図3参照)。尚、ホ
ッパ1の加温構造は図示例に限定されず、本発明の範囲
内において他の周知加温構造が適用可能である。
【0040】可塑化押出し装置5は、上記ホッパ1を側
方に連絡し、該ホッパ1から補助スクリュ3を介して送
り込まれる、ある程度溶融混練されたゴミを加熱溶融せ
しめる加熱筒6と、該加熱筒6内にて回転可能に配設さ
れ、加熱筒6内に供給されたゴミを溶融混練せしめて前
方の押出し口12へと押出す主スクリュ13とで構成さ
れている。
【0041】上記加熱筒6は、その孔径,全長など本発
明の範囲内において任意に設定され、その外周には、該
筒6内に送り込まれたゴミを加熱せしめるヒータ11
a,11b,11cを備え、先端に押出し口12を備え
ている。また、各ヒータ11a,11b,11cは、夫
々後部、中部、前部と別個に温度設定が可能である。ま
た、加熱筒6の先端にはノズルを設け、押出し形状を調
整するものとしてもよく任意である。
【0042】主スクリュ13は、上記加熱筒6内におい
て回転可能に備えられ、そのスクリュ形状,スクリュ全
長,スクリュのピッチ,ブレード幅などあるいはスクリ
ュ回転rpm等本発明の範囲内において任意に設定され
る。
【0043】上述した主スクリュ13と、補助スクリュ
3との圧縮比は、主スクリュ13を1とした場合に、補
助スクリュ3が2以上であるように構成され、補助スク
リュ3から送られるゴミが主スクリュ13の側方に圧力
を掛けるようにする。この圧縮比は、本発明の範囲内に
おいて適宜増減変更可能なものであり、特に限定はされ
ない。
【0044】そして、本実施形態では上記加熱筒6にお
ける補助スクリュ3との連絡位置(すなわち、ホッパ1
の送り出し口2の連絡位置)より後方の内壁7に、ゴミ
中の水分,加熱時のガス分等を本装置の後方へと案内逃
がすための水分逃がし路8を形成するものとしている。
【0045】この水分逃がし路8を設けたことにより、
ゴミ中に含まれている、あるいは補助スクリュ3より送
られた際に混入される水分,加熱時のガス分等を後方へ
案内し、装置外へと排出することが可能となる。
【0046】上記水分逃がし路8は、補助スクリュ3よ
り送られたゴミを誤って後方へと送らないようにその路
径、路長さなどが設定されていれば、特に限定されるも
のではないが、加熱筒6の後方へと下り傾斜状に形成さ
れているものが好ましい。
【0047】さらに本実施形態では、上記主スクリュ1
3におけるブレード14の外周任意箇所に、ゴミ中の水
分,加熱時のガス分等を本装置の後方へと案内逃がすた
めの軸方向へと凹設した(ブレード14の前後面にわた
って連通した)水分逃がし溝15…を形成するものとし
ている。
【0048】この水分逃がし溝15…を設けたことによ
り、ゴミ中に含まれている、あるいは補助スクリュ3よ
り送られた際に混入される水分,加熱時のガス分等を後
方へ案内して排出することが可能となる。
【0049】上記水分逃がし溝15は、軸方向へと凹設
(ブレード14の前後面にわたって連通)しているもの
で、補助スクリュ3より送られたゴミの溶融混練作用に
支障をきたさない程度で、かつゴミを誤って後方へと送
らないようにその溝深さ、溝幅などが設定されていれ
ば、特に限定されるものではない。
【0050】また、水分逃がし溝15は、押出し口12
に近いブレード外周には設けない方が溶融混練する上で
好ましい(図6,7参照)。
【0051】さらに、本実施形態では、主スクリュ13
の後方周面に、水分,加熱時のガス分等案内用の周溝1
6を連続的(螺旋状)に設けている。
【0052】この周溝16構造によりさらに水分,加熱
時のガス分等の後方への排出案内が確実となる。周溝1
6は、主スクリュ13の周面における補助スクリュ3と
の連絡位置付近から加熱筒6の内壁に設けた上記水分逃
がし路8位置にわたって凹設されている。
【0053】また、本実施形態では、フィルタ9を介し
て真空ポンプ10にて強制的に水分,加熱時のガス分等
を後方へ排出するものとしている。上述のように真空ポ
ンプ10を用いることは本発明の必須要素ではなく、真
空ポンプを用いずに圧縮作用により大気中に放出(排
出)させるものとすることも任意である。
【0054】このように水分逃がし路8,水分逃がし溝
15,周溝16を設けている理由は、ゴミの減容固形押
出し時には装置の押出し口付近にて爆発音が生じるが、
これはゴミ中に含まれている水分,加熱時のガス分等が
要因となって押出し時の急激な圧力により発生している
ことから、その要因となっている水分,加熱時のガス分
を溶融混練時に排出し、不快な爆発音の発生を防止する
ためである。従って、減容固形押出し作業毎に生じる虞
れのあった爆発音が発生しないため、限られた作業空間
内において作業する上で環境衛生上大変好ましい。
【0055】また本実施形態では、主スクリュ13のブ
レード14に設けた水逃がし溝15と、加熱筒6の内壁
7に設けた水逃がし路8の双方を備え持つ構成としてい
るが、これら水逃がし構造(水逃がし溝15,水逃がし
路8)は、主スクリュ13のブレード14に水逃がし溝
15を設けた構成のみ、あるいは加熱筒6の内壁7に水
逃がし路8を設けた構成のみからなるものであっても水
分,加熱時のガス分等の後方への逃がし効果は十分であ
る。
【0056】特に限定されるものではないが、ホッパ1
に投入する以前にゴミの乾燥工程を設けるか、あるいは
ホッパ1に直接乾燥用のヒータを備えてゴミを乾燥させ
ておくものとすれば、減容固形化処理予定のゴミの水分
が乾燥し、予め水分を除去することができ効果的ではあ
る。
【0057】さらに、例えば流動性がやや良く、主スク
リュ13の後部へ流れ易いゴミをとらえ、水分,加熱時
のガス分のみを逃げ易くするために、焼結金属の様なポ
ーラス部材28を使用することも考えられる(図7参
照)。
【0058】すなわち、図7記載の実施形態では、主ス
クリュ13の後部外周に設けられる管状のポーラス部材
28とし、該ポーラス部材28は、後端に備えたフラン
ジ28aを介して固着されており、先端側にのみポーラ
ス部分28bを備えるものとして、その他の部分28c
は、主スクリュ13のラジアル方向の摺動に耐え得るよ
うにポーラス部分とはしない。
【0059】尚、ポーラス部材28の形状,厚み,大き
さ等は特に図示例に限定されるものではなく、またポー
ラス部分28bの範囲,ポーラス形状等も何等図示例に
限定されず、本発明の範囲内において他の任意形状を選
択するも自由である。
【0060】カッティング装置17は、上記可塑化押出
し装置5の押出し口12先端位置に配設され、例えば、
該押出し口12先端に沿ってカッタ刃18,20が上下
スライド可能に移動して、押出し口12より押し出され
る減容固形化された連続状のゴミを順次カットするよう
構成されており、該カッタ刃18,20の上下スライド
作動はシリンダ23により行うものとしている。
【0061】具体的には、図9に示すように、シリンダ
ロッド24の先端に備えた穴あきプレート25と、該プ
レート25の穴26に刃先が夫々臨むように取り付けら
れた上下カッタ刃18,20とを備え、可塑化押出し装
置5の押出し口12から順次押出される溶融混練された
連続状のゴミを、上記上下カッタ刃18,20にて裁断
する。
【0062】本実施形態では、特に限定されるものでは
ないが、押出し口12と上下カッタ刃18,20との間
に所望なクリアランス27が形成されるようにカッティ
ング装置17が構成されている。
【0063】上記クリアランス27は、押出し口12か
ら押出されてくる減容固形化された連続状のゴミ中に、
金属,石等の溶融不良硬質ゴミが混じっていることも考
えられ、このような場合にカッタ刃18,20が押出し
口12のある先端面に接した状態で上下スライドしたの
では、この種の硬質ゴミがカッタ刃18,20と押出し
口12との間で噛んでしまうという事態が発生し、この
噛み込みによってカッタ刃18,20が欠けてしまった
り、強いてはカッタ作動に支障を来たし、減容固形化処
理ライン全体の停止をも招く虞れがあると考えられるた
め、このような事態を回避するため考えられているもの
である。
【0064】尚、クリアランス27は、特に限定される
ものではないが、例えば0.2mm乃至2.0mm程度が好
ましく、このクリアランス27が大きすぎると、押出し
口12とカッタ刃18,20との間で溶融混練状の連続
状ゴミが垂れ下がりカッティング不良が生じる可能性が
考えられ、一方クリアランス27が小さすぎると硬質ゴ
ミの噛み込みが発生すると考えられる。
【0065】また、下側に備えられたカッタ刃20は、
プレート25の穴26に臨む刃先(上刃21)とは反対
側(下側)の刃先(下刃22)をプレート25よりも下
方に位置させ、該刃先22も裁断時に使用するものとし
ている。
【0066】すなわち、本実施形態のカッティング装置
17によれば、まず下側に備えられるカッタ刃20の下
刃22が可塑化押出し装置5の押出し口12よりも上方
にくるように位置させる。
【0067】そして、押出し口12より押出されるゴミ
の押出しスピードに合わせて上下スライド作動させ、例
えば、下降スライド時には下側カッタ刃20の下刃22
とプレート25の穴26に臨む上側カッタ刃18の下刃
19によりゴミを裁断し、上昇スライド時にはプレート
25の穴26に臨む下側カッタ刃20の上刃21により
ゴミを裁断せしめる。
【0068】また、カッタ刃の形状や配設枚数は任意で
あり、また上下スライドスピードもゴミの押出しスピー
ドに合わせて任意に調整可能である。
【0069】従って、ホッパ1を介して加熱筒6内に供
給されたゴミは、主スクリュ13によって所望時間,所
望温度などの諸条件のもとで溶融混練され、先端の押出
し口12から所望な径をもって押出されると共に、その
押出し位置でカッティング装置17により所望大きさに
裁断されて排出される。
【0070】また、カッティング装置17の他の実施形
態を図8に示す。図示せる実施形態は、カッティング装
置17におけるカッタ刃18,20と上記穴あきプレー
ト25との間に弾性部材29,29を介在するものと
し、カッタ刃18,20と押出し口12との間に異物等
(硬質ゴミ等)が噛んだ際のカッタ刃の逃げを確保する
ものとしている。尚、カッタ刃の逃げ状態を仮想線にて
示す。
【0071】弾性部材29,29は、例えばコイルバ
ネ、皿バネ、ゴム部材等からなり、常時押出し口12と
の間に通常(設定時)のクリアランス27を形成するよ
うカッタ刃18,20を付勢している。
【0072】本実施形態では、図8に示すように、弾性
部材29,29にコイルバネを採用し、異物等を噛んだ
際のクリアランスが通常のクリアランス27の10〜2
0倍程度になるようにコイルバネを設定調整している。
尚、このクリアランスは任意であり限定はされない。
【0073】このような構成とすることにより、通常の
クリアランス27にて対応できない異物等が押出されて
きた場合にも、カッタ刃18,20は、夫々弾性部材2
9,29に抗して後退し、該クリアランス27をさらに
広げてカッタ刃18,20が逃げることができるため、
カッタ裁断作動の支障を招くおそれも極めて少なくな
る。
【0074】また、上述の各実施形態では、カッタ刃1
8,20が可塑化押出し装置5の押出し口12前方にて
上下スライド可能となるようにカッティング装置17を
配設したが、カッタ刃18,20が可塑化押出し装置5
の押出し口12前方にて左右スライド可能となるように
カッティング装置を配設するものとしても本発明の範囲
内である。
【0075】次に、本実施形態にて備えている脱臭除去
装置33について説明する(図1,3,4参照)。
【0076】脱臭除去装置33は、押出し口12付近に
吸気口35を位置せしめて、上述の可塑化押出し装置5
と同様に外ケース46内に収容した架台48上に配設さ
れる脱臭除去部34と、該脱臭除去部34の排気口36
側と連絡して下流側に配設されるファン43とで構成さ
れており、可塑化押出し装置5の押出し口12から排出
されたゴミから発生する有害ガスをファン43の作動に
より強制的に脱臭除去部34に回収し、該脱臭除去部3
4にて脱臭除去された後にダクト45を介して外ケース
46外面に突設した排気口47から大気中に排出する。
【0077】従って、本実施形態では、押出し口12か
ら排出された際に外ケース46内に広がる有害ガスを、
上記ファン43を介して脱臭除去部34に強制的に吸い
込み、該ガス中の有害物質を脱臭除去せしめるものとし
ている。よって、本実施形態に用いられるファン43
は、外ケース46内に充満するおそれのある有害ガス
を、該外ケース46から外部に流出せしめないように勢
いよく吸気するためにも強力な吸気力を発揮し得るもの
を用いるのが好ましい。
【0078】さらに、図示せる本実施形態よりも脱臭除
去部34の吸気口35を押出し口12に近接させること
とすればより有害ガスの吸気が効率よく行えることは言
うまでもなく、このように構成することも本発明の範囲
内である。
【0079】脱臭除去部34は、例えば一端にメッシュ
状の吸気口35を備えると共に他端に排気口36を備え
たケーシング37内に脱臭剤41を充填し、該排気口3
6にダクト45を連結して下流側のファン室44と連絡
している。
【0080】本実施形態では、吸気口35側から排気口
36側に向けてケーシング37内部を細分化し、複数の
脱臭剤収納室38…を設けると共に、各収納室38…間
にスペース39…を形成することでガスの流通を妨げな
いようにしている。尚、各収納室38…の壁面40…は
メッシュ状に形成されており、該メッシュ形状は限定さ
れず任意である。
【0081】すなわち、ゴミを加熱溶融せしめて減容固
形化する場合、温度が高く(300℃以上)なると有害
ガス,悪臭を発生する危険性が考えられる。有害ガスと
しては、減容対象とされるゴミの種類によっても異なる
が、例えばCl(塩化水素),F(フッ化水素),No
2(二酸化窒素),No3(窒素酸化物),So4(硫黄
酸化物)等が含まれていることが確認できる。
【0082】また装置の再スタート時(再昇温時)に押
出し用のスクリュ先端に残っているゴミは300℃以上
に加熱溶融された状態で押出されてくることから、上述
の有害ガス,悪臭を発生する可能性が極めて高いと考え
られる。
【0083】そこで脱臭剤41としては、例えばCl
(塩化水素),F(フッ化水素),No2(二酸化窒
素),No3(窒素酸化物),So4(硫黄酸化物)等の
有害物質あるいは悪臭を脱臭除去可能な各種活性炭など
の周知の脱臭剤が用いられ、本実施形態では粒状(球
状,円柱状など任意形状)あるいは粉状の活性炭が使用
され、これらをメッシュ状の袋42に充填して上記脱臭
剤収納室38に配設している。
【0084】また、脱臭除去対象とされる各種有害ガス
に対応する機能性活性炭を各収納室38…毎に振り分け
て収納するものとすれば、排出されたゴミから発生する
各種有害ガスの脱臭除去が効率よくかつ確実に図り得
る。
【0085】本実施形態では、粒状あるいは粉状の活性
炭を所望量詰め込んだメッシュ状袋42を各収納室38
に収納しているが、直接活性炭を収納室38内に充填し
てもよく、あるいは活性炭をハニカムシート状等に形成
したものを配設してもよく、本発明の範囲内において任
意である。
【0086】脱臭剤41としては、活性炭を用いるもの
としているが、特にこれに限定されるものではなく、他
の周知脱臭剤を使用することも本発明の範囲内である。
【0087】排気口47は、図示のように外ケース46
外面に突設した状態のままでもよいが、さらにフィルタ
等を設けて、該フィルタを通してから大気中に排出する
ものとしてもよい。このフィルタとしては、上述の活性
炭を詰めたものを用いても良いが、周知のバグフィルタ
等を使用することも可能である。
【0088】また、図9に示すように冷却装置wを配設
するものとすることも本発明の一実施形態である。
【0089】本実施形態では、押出し口12下位にゴミ
受け部(シュータ)30を備え、該ゴミ受け部30の側
面任意箇所に水噴射ノズル31をゴミ通路30aに臨ま
せて備えるものとしている。
【0090】従って、押出し口12より落下したゴミ
は、ゴミ受け部30を介して送られる間に水タンク32
等と連絡された噴射ノズル31から水を噴霧されて冷却
される。尚、ノズル31の配設数あるいは配設箇所は任
意である。また、ゴミ受け部30は、例えばステンレス
等で形成されて下り傾斜状に配設される。
【0091】このように冷却装置wを配設することで、
溶融されて押出されてくるゴミを自動的に冷却して温度
を急激に下げることができるため、特に再スタート時
(再昇温時)に主スクリュ13に残っているゴミで、押
出し時に300℃程度の高温となって押出されるゴミを
急激に冷却するため有害ガスの発生量も抑えられる。こ
れは、上述の脱臭除去装置33と共に使用すれば有害ガ
スの脱臭除去が有効かつ確実に図り得る。
【0092】さらに、上述のように高温で押出されるゴ
ミの種類によっては発火のおそれがあるが、この点の問
題点も同時に解決される。
【0093】また、水噴霧状態は、強弱、あるいは細か
い粗い等任意で、その噴霧時間も連続的あるいは間歇的
のいずれを選択設定してもよい。さらに、本実施形態で
は水を使って冷却するものとしているが、この水は水道
水であっても、所望温度に冷却した水であってもよく、
また水以外の冷却液体を使用することも本発明の範囲内
である。
【0094】当該冷却装置w(水噴霧ノズル31)は、
カッティング装置17と連動させることも可能である。
尚、本実施形態は一例にすぎず、押出し口12より落下
するゴミを冷却し得る構造を備えていれば良く限定はさ
れない。
【0095】次に、本発明ゴミの減容固形化処理装置の
使用例について説明する。まず本装置にゴミを投入する
前段階作業として、生ゴミ、プラスチックゴミ、紙ゴミ
その他のゴミ中から、金属類、石、土砂、ガラスビン等
を取り除き、上記取り除き作業後のゴミを、例えば変則
ネジレ刃20枚(φ158×20)構成のカッタを備え
た破砕機(クラッシャ)へと送り、該破砕機によって所
望大きさに破砕する。
【0096】そして、次に上記破砕機によって細かく破
砕されて減容されたゴミを、コンベア等を介して、例え
ば周知のドラム磁選機等の金属除去装置へと送り、ここ
で上記分別取り除き作業にて分別しきれなかった鉄片,
ボルト,缶類などを、紙,プラスチック,木,布等と分
別する。
【0097】そして、上記金属除去装置によって分別さ
れた鉄片、ボルト等の金属くずを、排出用コンベア等を
介して排出回収し、他方これら金属くずと分別された
紙、プラスチック等のゴミを送り用コンベア等を介して
本発明のゴミ減容固形化処理装置へと送る。尚、上述し
た工程は、本発明の前段工程であって特に限定されるも
のではなく任意である。
【0098】すなわち、雑芥の状態で金属類が殆ど含ま
れていないケースでは金属除去装置を省略する場合もあ
る。また、破砕機の細かさをより細かくするために破砕
機(クラッシャ)のカッタを上下二段に配した二段カッ
トとする場合もある。
【0099】ゴミ減容固形化処理装置へと送られたゴミ
は、まず、ホッパ1のゴミ投入部1b内に投入される。
そして、ホッパ1内で垂直スクリュ52の回転(正転)
作動によって補助スクリュ3側へと送られ、該補助スク
リュ3により混練し、順次加熱筒6内へと送られる。
【0100】そして、加熱筒6内に送られたゴミは、加
熱筒6内において回転作動している主スクリュ13によ
り溶融混練されて前方の押出し口12へと送られる。
【0101】このように、ホッパ1から補助スクリュ3
を介して可塑化押出し装置5へとゴミを連続送り作業す
るが、ゴミ投入部1b内に投入されたゴミ中に発泡スチ
ロールなどの比重の小さいゴミがあっても、ホッパ1内
に備えられている垂直スクリュ52の回転(正転)作動
によって強制的に補助スクリュ3側へとゴミを送り込む
ことが出来るため、ホッパ1内にゴミが残ることもな
い。
【0102】また、補助スクリュ3が所定時間毎に正逆
回転を交互に繰り返す構成としているため、連続運転に
よっても可塑化押出し装置5へのゴミの送り量が断続的
となり、補助スクリュ3に回転負荷は掛からず連続運転
を妨げることもない。
【0103】さらにこの連続ゴミ送り作業中に、たとえ
補助スクリュ3に異物が噛んだり、あるいはホッパ1
(補助スクリュ3)から可塑化押出し装置5への送り量
が多すぎたりして補助スクリュ3に回転負荷が掛かった
としても、ロータリエンコーダ51によってその負荷状
態が検出されると同時に、補助スクリュ3を逆転作動せ
しめてゴミを後方へと逆流させ、現在の負荷状態を解消
させることができる。また、この時、補助スクリュ3に
掛かる負荷が高い場合には補助スクリュ3と共に垂直ス
クリュ52も逆転させ、補助スクリュ3周辺のゴミを一
度ゴミ投入部1b内に戻すことにより、早期に負荷を解
除させることができる。
【0104】また、上述のように補助スクリュ3の逆転
作動によって逆流させられてきた異物等は、そのまま補
助スクリュ3の逆転作動を続けることにより、補助スク
リュ3によってケーシング49方向へと送り込まれ、そ
して異物等排出用開口部50から外方へと排出させるこ
とができる。
【0105】また本実施形態によれば、上記ゴミの溶融
混練作動をしている時に、該ゴミ中に含まれていた水
分,加熱時のガス分などが、主スクリュ13のブレード
14に設けられている水分逃がし溝15…を介して後方
へと送り戻され、周溝16、加熱筒6後方の内壁7に設
けられている水分逃がし路8に案内されて、真空ポンプ
10により強制的に装置外へと排出される。
【0106】また、主スクリュ13のブレード14によ
ってゴミが前方へと送られる以前に、補助スクリュ3か
ら送られてきた段階で、ゴミと共に送られてきた余分な
水分,加熱時のガス分等は真空ポンプ10の吸引力によ
って周溝16、水分逃がし路8を介して強制排出され
る。または、真空ポンプを使用せずに大気中へと排出さ
せることも可能である。
【0107】そして、水分,加熱時のガス分を十分に除
去排出し、かつ溶融混練されて先端の押出し口12より
所望径の連続状態に可塑化押出しされると共に、押出し
口12にてカッティング装置17により所望大きさにカ
ットされて減容回収される。
【0108】また、上記カットされて排出されたゴミ
は、冷却装置w(水噴霧ノズル31)によって噴霧され
る水により急激に冷却されるため、温度が急激に下が
る。
【0109】従って、特に再スタート時に排出される高
温(300℃程度)のゴミに対して噴霧して急激にその
温度を低下させることで、該高温で排出されるゴミから
出る有害ガスの発生量も抑えられる。また、火災の発生
も抑えられる。
【0110】そして、再スタート時に排出される高温
(300℃程度)のゴミから発生する可能性がある有害
ガスは、脱臭除去装置33によってその有害物質,悪臭
を脱臭除去して排出せしめるものとしたため、該有害ガ
スによる影響を受けるおそれもない。本実施形態にて脱
臭除去される有害ガスの一例を挙げるとすると、例えば
Cl(塩化水素),F(フッ化水素),No2(二酸化
窒素),No3(窒素酸化物),So4(硫黄酸化物)等
が確認できる。
【0111】さらに、作業停止後の再スタート時(再昇
温時)に発生すると考えられる爆発音対策として次のよ
うなことが考えられる。
【0112】すなわち、再スタート時に主スクリュ13
に残っているゴミが昇熱温度により分解・ガス化し易い
が、作業終了時にその残っているゴミ残量を少なくすれ
ば再スタート時のガス化発生が少なくなることが判っ
た。
【0113】そこで、ホッパ内のゴミがない状態の時、
あるいは主スクリュ13側に新たにゴミを送り込まない
ようにして主スクリュ13の回転のみを行うものとして
ゴミ残量を少なくする。
【0114】このような構成を本実施形態中に取り入れ
ることにより爆発音対策が確実となる。また、ノズル形
状(ノズル内壁角度がきついものから緩やかなものま
で)に左右されることもない。ちなみに、ノズル内壁角
度がきついものにあっては、締まり状況が良く、吐出径
が細く比重が高い。これに比して角度が緩やかなものに
あっては、締まり状況が弱く、吐出径が太くて比重が低
い。
【0115】
【実施例】本発明のゴミ減容固形化処理装置による実施
の一例を下記に示す。
【0116】
【表1】
【0117】(1) 尚、表中の実1〜実22は夫々実施例
1〜実施例22を省略して表す。 (2) 使用された雑芥は、 a)ストロ b)プラスチックシート c)弁当箱(プラスチ
ック) d)みかん e)紙コップ f)バナナ g)ジュース、牛乳の
紙パック h)割箸 i)ペットボトル j)プラスチックスプーン、
ホーク k)発泡スチロール l)ダンボール m)新聞紙、包装紙、
紙袋 n)スポンジ o)アルミホイル p)サランラップ q)水分 r)梱包用バンド s)タバコ、空き箱 t)コーヒ粉 を破砕機により破砕(クラッシャ)した後のものを使用
した。 (3) 処理能力は、ホッパへの投入重量(クラッシャ後の
重量)より算出した。 (4) 時間測定はストップウォッチ・重量測定は台秤を使
用した。 (5) 加熱温度(設定温度)は、後部250℃、中部30
0℃、前部300℃とした。 (6) 主スクリュ:φ75mm,補助スクリュ:φ100
mm 圧縮比は、主スクリュ:補助スクリュ=1:2以上
【0118】上記試験結果は、ホッパ1へと破砕機によ
って破砕(クラッシャ)した後のゴミを送り、該ホッパ
1の補助スクリュ3によって予め混練せしめ、そして可
塑化押出し装置5に送り、該装置5によって溶融混練せ
しめて押出し、カッティング装置17によって所望大き
さに裁断してゴミの減容率を確認した。
【0119】上記表中の各実施例結果からも確認できる
ように、破砕後容積に対し、本発明ゴミの減容固形化処
理装置により減容処理した後の容積は大体1/15程度
に減容されることがわかった。尚、本実施例では一例と
して上述したゴミをもって試験をしたが、減容処理可能
なゴミは、何等これ等に限定されるものではなく広く減
容処理可能である。
【0120】また、脱臭除去装置33による有害ガスの
脱臭除去効果のテストも行った。 (1)再スタート時,通常運転時の双方について冷却装置
wを使用せずに行った。 再スタート時に押出し口12より減容排出されたゴミ
から発生し、外ケース46内にて充満したガス中の有害
物質としては、例えばCl(塩化水素),F(フッ化水
素),No2(二酸化窒素),No3(窒素酸化物),S
4(硫黄酸化物)等が確認できた。 これら有害物質は、装置再スタート時には、可塑化押
出し装置5の押出し口12に残っていたゴミが高温(3
00℃程度)で排出されることが要因であり、通常運転
時(150℃程度)になると有害ガスの発生が見られ
ず、有害ガスはこのような再スタート時(初期段階)で
のみの発生であることも確認した。 そして、脱臭除去装置33を作動せしめると外ケース
46内に充満していた有害ガス,悪臭は、強烈なファン
43の吸気作動により脱臭除去部34へと吸い込まれて
吸着除去されるため、外ケース46内は勿論のこと、作
業室内への漏れもなく直ちにこれら有害物質の除去と悪
臭の除去が行われた良好な結果が確認できた。 (2)また、冷却装置wを使用し、排出された減容ゴミを
同時に急冷(冷却水を使用)せしめた場合、ゴミ中から
発生される有害ガス量は極端に減るという良好な結果が
確認できた。
【0121】
【発明の効果】本発明は、上記せる構成を有するため、
装置全体のサイズを大型化することなく減容固形化処理
作用を促進せしめるものとするゴミ減容固形化処理装置
の提供が図れた。また、本発明の減容固形化処理装置に
よれば、従来の二軸状にスクリュを配したタイプと比し
てコスト低廉でありながら上記効果が得られる。
【0122】また、昨今注目されているRDF(Ref
use Derived Fuel)化にも十分に対応
せしめることができる。
【0123】請求項1記載の発明によれば、発泡スチロ
ールなどの比重の小さいゴミにあっても、ホッパ内に備
えられている垂直スクリュの回転作動によって強制的に
補助スクリュ側へとゴミを送り込むことが出来るため、
補助スクリュへのゴミの食い込み性を向上し、補助スク
リュによるゴミ混練・送り込みが確実に図り得る。
【0124】請求項2記載の発明によれば、補助スクリ
ュが所定時間毎に正逆回転を交互に繰り返す構成とした
ため、連続運転によっても可塑化押出し装置へのゴミの
送り量が断続的となり、補助スクリュ3に回転負荷は掛
からない。
【0125】請求項3記載の発明によれば、たとえ補助
スクリュに異物が噛んだり、あるいはホッパ(補助スク
リュ)から可塑化押出し装置への送り量が多すぎたりし
て補助スクリュに回転負荷が掛かったとしても、負荷検
出手段によってその負荷状態が検出されると同時に、補
助スクリュ、あるいは補助スクリュと共に垂直スクリュ
を逆転作動せしめてゴミを後方へと逆流させることによ
り、現在の負荷状態を解消させることができる。従っ
て、スムーズな連続運転の可能な装置が提供できる。
【0126】請求項4記載の発明によれば、補助スクリ
ュに異物等が噛んで回転負荷が掛かったとしても、その
異物等を補助スクリュの逆転作動によって後方へと送る
と共に、スクリュの後端側に配設したケーシングの異物
等排出用開口部から、異物等を外方へと排出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ゴミ固形減容処理装置の一実施形態を示
す側面図。
【図2】ホッパ部分の一実施形態を示す縦断面図。
【図3】ホッパ部分の一実施形態を示す正面図。
【図4】脱臭除去装置の一実施形態を一部切り欠いて示
す斜視図。
【図5】脱臭除去部の一実施形態を示す縦断側面図。
【図6】スクリュの水逃がし溝と加熱筒内壁の水逃がし
路を示す一部省略縦断面図。
【図7】他の実施形態の要部を示す断面図。
【図8】カッティング装置の他の実施形態を示す縦断面
図。
【図9】カッティング装置の縦断面図および冷却装置の
一実施形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1:ホッパ 1b:ゴミ投入部 3:補助スクリュ 5:可塑化押出し装置 6:加熱筒 13:主スクリュ 50:異物等排出用開口部 52:垂直スクリュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上松 義幸 埼玉県久喜市清久町1番地1 株式会社松 田製作所内 Fターム(参考) 4D004 AA03 AA07 AA12 AC04 CA03 CA04 CA15 CA23 CA29 CB02 CB16 CB32 CB42 DA01 DA02 DA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入されたゴミを予め混練せしめる補助ス
    クリュを備えたホッパと、該ホッパより補助スクリュを
    介して送られたゴミを、加熱筒内において溶融混練せし
    めると共に前方の押出し口より減容排出する主スクリュ
    を備えてなる可塑化押出し装置とを少なくとも備え、上
    記ホッパ内には、補助スクリュ上方に対して直交状で、
    かつ正転時にはホッパ内のゴミを補助スクリュ方向へと
    押し込む垂直スクリュが正逆回転可能に配設されている
    ことを特徴とするゴミ減容固形化処理装置。
  2. 【請求項2】投入されたゴミを予め混練せしめる補助ス
    クリュを備えたホッパと、該ホッパより補助スクリュを
    介して送られたゴミを、加熱筒内において溶融混練せし
    めると共に前方の押出し口より減容排出する主スクリュ
    を備えてなる可塑化押出し装置とを少なくとも備え、上
    記補助スクリュが、所定時間毎に正逆回転作動を交互に
    繰り返すことを特徴とするゴミ減容固形化処理装置。
  3. 【請求項3】補助スクリュの回転負荷を検出した時に、
    当該補助スクリュを逆回転させるか、あるいは補助スク
    リュと共に垂直スクリュをも逆回転させることを特徴と
    する請求項1あるいは2のいずれかに記載のゴミ減容固
    形化処理装置。
  4. 【請求項4】ホッパの投入部下端を貫通するように補助
    スクリュを配すると共に、ホッパの投入部下端と補助ス
    クリュとの連絡位置よりも後方に異物等排出用開口部を
    設けたことを特徴とする請求項1、2あるいは3のいず
    れかに記載のゴミ減容固形化処理装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315843A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ごみ固形燃料化施設の火災検知装置
JP2002361493A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Nicotec Co Ltd 廃棄物圧縮固形化装置
KR100999947B1 (ko) * 2010-04-05 2010-12-13 김점식 폐합성수지 고형연료용 버너
CN105128397A (zh) * 2015-08-29 2015-12-09 安庆市纯真植物油有限公司 一种芝麻油压榨设备的烘料结构
CN109774219A (zh) * 2019-01-25 2019-05-21 孙鹏雨 一种生态有机肥生产用固液分离装置
US11014091B2 (en) * 2015-07-16 2021-05-25 Gea Food Solutions Bakel B.V. Method to operate a grinder
US11504720B2 (en) 2017-07-27 2022-11-22 Gea Food Solutions Bakel B.V. Method to operate a grinder during production

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