JPH0375234B2 - - Google Patents

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JPH0375234B2
JPH0375234B2 JP58192920A JP19292083A JPH0375234B2 JP H0375234 B2 JPH0375234 B2 JP H0375234B2 JP 58192920 A JP58192920 A JP 58192920A JP 19292083 A JP19292083 A JP 19292083A JP H0375234 B2 JPH0375234 B2 JP H0375234B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のスクラツプ品とか家電品や
粗大ゴミ等を回収したシユレツダーにより破砕し
た後の、いわゆるシユレツダーダストを処理する
ゴミ処理装置に関する。
上記シユレツダーダストを処理物するに、従来
一般に、そのシユレツダーダストをトラツク等に
より埋め立て地へ投棄していたが、運搬途中で処
理物の一部が飛散して環境衛生上の問題を生じた
り、又、その嵩が高くて、運送費や投棄費用が高
くつき不経済となる欠点があつた。
本発明は、上記の点に鑑み、シユレツダーダス
トを、取扱い良好に、かつ、経済的に処理できる
装置を提供し、更に、簡単な構成の付加により、
単位時間当りの処理量を増大して処理効率の向
上、並びに、経済性のより一層の向上を図れるよ
うにすることを目的とする。
本発明のゴミ処理装置は、上記目的の達成のた
めに、スクリユーを駆動回転自在に内装したケー
シングに処理物供給部を連通接続するとともに、
前記ケーシングの内周面に切断刃を付設し、前記
スクリユーの搬送終端部に、前記ケーシングとの
間での有効搬送断面積を減少して処理物を圧縮成
形する成形部を設け、前記成形部において、前記
スクリユーの羽根体に、その螺旋方向に所定間隔
をへだてて処理物の移送促進用の送り羽根を突設
してあることを特徴とする。
つまり、シユレツダーダストでは、ビニールや
プラスチツク等の石油製品が多量に含まれている
ことに着目し、シユレツダーダストを搬送しなが
ら切断刃によつて更に破砕処理し、その破砕処理
物を搬送しながら圧縮成形し、それに伴つて処理
物とケーシング内周面との間での摩擦により発熱
させ、処理物中の石油製品を溶融するとともにそ
の溶融物で成形処理物を囲繞し、それら溶融物を
冷却固化して処理物を固めた状態で成形品として
取出すのである。
したがつて、シユレツダーダストを破砕圧縮
し、その容量を大幅に減少できるとともに、それ
に含有される石油製品を凝集固化に有効利用し、
何ら凝集固化剤を用いずに処理物を固化し、定形
化された成形品を得ることができ、その取扱いが
容易な上に従来に比して嵩が低く、埋め立て地や
後利用等のために運搬する運送費や投棄費用を軽
減できるとともに、その運搬途中でのダストの飛
散を無くせて環境衛生の低下を確実に回避でき、
更に、凝集固化のための薬剤費も不用であり、全
体として、シユレツダーダストを、取扱い良好
に、かつ、経済的に処理できるようになつた。
しかも、処理物の破砕、圧縮、固化並びに成形
を、処理物を搬送しながら行なえるから、シユレ
ツダーダストを連続処理して成形品を取出するこ
とができ、作業能率面でも有利である。
また、上述成形品ではスクリユーの押込み力に
よつて処理物を圧縮するものの、圧縮に伴う反
力、換言すれば、ケーシングとの間での搬送抵抗
が増大し、それに起因して処理物とスクリユーの
羽根体との間でスリツプを生じやすく、処理物の
移送速度が遅くなつて処理量が低減する欠点があ
つたが、本発明では、スクリユーの羽根体に送り
羽根を設けるだけでありながら、処理物との間で
のスリツプを抑制でき、ケーシングとの間での搬
送抵抗にかかわらず、処理物を良好に移送して圧
縮し、単位時間当りの処理量を大幅に増加できる
ようになつた。そして、処理量を増大できる結
果、多量のゴミを処理する上で、ゴミ処理装置の
設置台数を少なくでき、かつ、それに伴つて装置
の設置面積を少なくでき、ゴミ処理プラントなど
におけるイニシヤルコストおよびランニングコス
トを低減できて経済性をより一層向上できるよう
になつた。
また、シユレツダーダストを更に破砕して圧縮
固化するから、その成形品として密度の高いもの
が得られ、土木や建築における骨材とか建材、更
には、石油製品の含有量が多い場合には燃料にす
る等、各種の後利用が可能で、経済性をより一層
向上できる利点がある。
以下、本発明の実施例を例示図に基いて詳述す
る。
電動モータ1によつて駆動されるスクリユーコ
ンベア2の長手方向一方に処理物供給部としての
定量ホツパー3が連通接続されるとともに、他方
側に成形部4が設けられ、かつ、その成形部4に
連ねて取出し装置5が設けられ、自動車のスクラ
ツプ品とか家電品や粗大ゴミ等を回収してシユレ
ツダーにより破砕した後の、シユレツダーダスト
を呼ばれる処理物を定量供給し、その処理物を搬
送しながら、破砕、圧縮、並びに、成形処理し、
成形品として取出すようにゴミ処理装置が構成さ
れている。図中6は処理物供給用のコンベアを示
し、そして、7は成形品取出し用のコンベアを示
す。
前記スクリユーコンベア2は、定量ホツパー3
側の、長手方向ほぼ全長に亘つて等径かつ大径の
円筒部材8aと、取出し装置5側の、先細り筒状
の截頭円錐筒部材8bとから成る第1ケーシング
8内にスクリユー9を設けて構成されている。
前記円筒部材8aの内周面に、周方向に所定間
隔をへだてて切断刃10…が付設され、処理物を
搬送しながら破砕処理するように構成されてい
る。
前記スクリユー9の羽根体9aは、前記截頭円
錐筒部材8bに内装される箇所において、処理物
搬送方向下手側程小径に構成され、スクリユー9
と截頭円錐筒部材8bとの間での有効搬送断面積
を減小させ、破砕処理物を圧縮するとともに、そ
の圧縮に伴い、処理物をスクリユー9と共回りさ
せる状態で搬送し、処理物と截頭円錐筒部材8b
の内周面との間での摩擦により発熱させ、処理物
中に含まれるビニールやプラスチツク等の石油製
品を溶融するとともに、遠心力により溶融物を截
頭円錐筒部材8bの内周面側に流動させ、それら
溶融物の固化により処理物を成形していくよう
に、前記成形部4が構成されている。
前記截頭円錐筒部材8bの内周面に、その筒軸
芯方向で処理物移送方向始端側から1/2をやや
越える位置にわたらせるとともに周方向に所定間
隔をへだてて切断刃10a…が連設され、その切
断刃10aの連設箇所では、切断破砕に伴つて隣
り合う切断刃10a,10a…間に位置する処理
物が筒軸芯方向に移動されるに伴い、それら処理
物と截頭円錐筒部材8bの内周面との摩擦により
発熱され、かつ、スクリユー9と共回りする処理
物と、隣り合う切断刃10a,10a間に位置す
る処理物との間での摩擦によつて発熱されるよう
に構成されている。そして、切断刃10a…の終
端を越えるに伴い、処理物全体がスクリユー9と
共回りして処理物と截頭円錐筒部材8bの内周面
との間での摩擦により発熱され、圧縮並びに溶融
を良好に行えるように構成されている。
前記截頭円錐筒部材8bの開口端からら取出し
装置5にわたらせて、周方向に所定間隔をへだて
て8本のガイドロツド11…が設けられ、成形処
理物をスクリユー9と共回りさせない状態で取出
し装置5に供給していくように成形品取出し経路
Rが構成されている。
前記成形品取出し経路Rの始端側所定長さにわ
たり、その取出し経路Rを周方向全周にわたつて
覆う保形用の第2ケーシング12が、前記截頭円
錐筒部材8bの開口端に連ねて設けられ、成形部
4からの取出し状態で軟性が高い場合でも、成形
状態を良好に維持しながら移送するように構成さ
れ、かつ、その取出し経路Rでの移送に伴い、始
端側では第2ケーシング12を介して間接的に、
そして、終端側では直接的に夫々外気によつて冷
却し、成形品を固化するように構成されている。
前記第2ケーシング12の内径が、成形品の移
送方向下手側程大径に構成され、取出される成形
品の外周面と第2ケーシング12の内周面との間
に、その筒軸芯方向ほぼ全長にわたつて環状の間
隙Sが形成され、成形部4での発熱溶融に伴つて
発生する水蒸気やガスを成形部4からの成形品取
出しに伴い、間隙Sを通じて大気中に放出させ、
発生蒸気やガスの圧力に起因して成形処理物が噴
出されることを防止するように構成されている。
第2ケーシング12の排出端部に、周方向に8
個の取出し孔13…を形成した取出し部材14
が、モータ15により所定時間おきに45゜づつ間
歇的に駆動回転自在に設けられ、第2ケーシング
12からの成形処理物を取出し孔13に受け入
れ、所定量収容された状態で取出し部材14の回
転により剪断し、順次、所定量づつ成形処理物を
取出すように前記取出し装置5が構成されてい
る。この取出し装置5において、第2ケーシング
12の両側夫々に、プツシヤー16,17を取付
けた油圧シリンダ18,19が設けられ、プツシ
ヤー16,17の一方16が圧縮用に、そして、
他方17が押出し用に構成され、取出し孔13に
収容された所定量の成形処理物をプツシヤー16
によつて更に圧縮成形処理し、しかる後に、その
最終的な成形品をプツシヤー17によつて取出し
孔13から排出させ、シユート20とコンベア7
により所望箇所に搬出するように構成されてい
る。
図中21は、前記シユート20に対応する箇所
以外の取出し孔13を閉塞する蓋を示す。
前記截頭円錐筒部材8bに内装される箇所にお
いて、前記羽根体9aに、螺旋方向で所定間隔を
へだてて送り羽根9b…が連設され、圧縮処理に
伴う、処理物と羽根体9aとの間でのスリツプに
かかわらず、送り羽根9b…により処理物を強制
的に移送し、単位時間当りの処理量を大幅に増加
できるように構成されている。
前記第2ケーシング12の外周部に、電気ヒー
タ22による加熱装置23が取付けられるととも
に、その加熱装置23を外嵌して、クーリングタ
ワー24からの冷却水を環状流路25に流動させ
る冷却装置26が付設されており、第2ケーシン
グ12内の成形部4に近接した箇所での雰囲気温
度に応じ、加熱装置23と冷却装置26とを選択
的に作動させて、上述雰囲気温度を設定範囲(例
えば150〜170℃)に維持させ、高温に起因して塩
素ガスなどの有害ガスが発生すること、並びに、
低温に起因して溶融不良を生じることのいずれを
も回避するように構成されている。
前記成形部4を構成するに、その搬送断面積を
減少して圧縮処理できれば良く、例えば、截頭円
錐筒部材8bを円筒部材8aと同径にして一体的
に形成し、スクリユー軸9cを搬送方向下手側程
大径になるように構成してもよい。
上記実施例では、送り羽根9b…を成形部4に
対応する箇所においてのみ付設しているが、本発
明としては、大径円筒部材8aに内装される箇所
にまでわたつて付設するようにしても良い。ま
た、前記送り羽根9bとしては、径方向外方側程
処理物移送方向後方側に位置するように湾曲させ
ても良い。
上記ゴミ処理装置では、通常、見掛け比重が
0.06g/cm2で、直径5mm以上の金属片が含まれ
ず、かつ、個々の大きさが50mm以内のシユレツダ
ーダストを処理するものであり、そして、処理後
において、約1/15〜1/20に容量を減少でき、
かつ、比重が1.1〜1.8程度の成形品が得られる。
その成形品の大きさ並びに形状は、第2ケーシン
グ12や取出し孔13…の径、更には取出し部材
14の構造を適宜設定することにより、例えば、
80〜130φの円柱状等、所望のものが得られる。
また、上記ゴミ処理装置としては、現状では、
大径円筒部材8aの内径が250mm程度に構成され
ているが、本発明によれば、処理物の移送性能を
大幅に向上でき、大径円筒部材8aの内径を750
mmあるいはそれ以上に構成しても、十分かつ良好
な破砕圧縮処理物が可能である。
上述のようにして得られた成形品は、埋め立て
材料としてはもとより、その含有物の組成に応じ
て建材とか燃料にも利用可能であり、例えば、ヒ
ーター22に代えて高温ガスによる加熱室を設
け、そこへの高温ガスを、得られる成形品の一部
を燃料として得るように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るゴミ処理装置の実施例を示
し、第1図は全体側面図、第2図は全体縦断面
図、第3図は要部の拡大縦断面図、第4図は第3
図の―線断面図、第5図は第3図の―線
断面図、第6図は第3図の―線断面図、第7
図は第3図の―線断面図、第8図は第3図の
−線断面図である。 3…処理物供給部、4…成形部、8…ケーシン
グ、8a…截頭円錐筒部材、9…スクリユー、9
a…羽根体、9b…送り羽根、10,10a…切
断刃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スクリユー9を駆動回転自在に内装したケー
    シング8に処理物供給部3を連通接続するととも
    に、前記ケーシング8の内周面に切断刃10,1
    0aを付設し、前記スクリユー9の搬送終端部
    に、前記ケーシング8との間での有効搬送断面積
    を減少して処理物を圧縮成形する成形部4を設
    け、前記成形部4において、前記スクリユー9の
    羽根体9aに、その螺旋方向に所定間隔をへだて
    て処理物の移送促進用の送り羽根9b…を突設し
    てあるゴミ処理装置。 2 前記ケーシング8の前記成形部4に対応する
    部分を、処理物移送方向後方側程小径になる截頭
    円錐筒部材8bで構成し、かつ、前記截頭円錐筒
    部材8bの内周面に、その処理物移送方向始端側
    の所定範囲においてのみ、周方向に所定間隔をへ
    だてて前記切断刃10aを付設してある特許請求
    の範囲第1項に記載のゴミ処理装置。
JP58192920A 1983-10-14 1983-10-14 ゴミ処理装置 Granted JPS6084165A (ja)

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JP58192920A JPS6084165A (ja) 1983-10-14 1983-10-14 ゴミ処理装置

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JPS6084165A JPS6084165A (ja) 1985-05-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT1217317B (it) * 1987-05-05 1990-03-22 Montedison Spa Procedimento per l'idrogenazione di bisfenoli
JP2567626Y2 (ja) * 1988-08-20 1998-04-02 株式会社御池鐵工所 高分子を含む廃棄物の固型化装置
JPH03102240U (ja) * 1990-02-09 1991-10-24

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