JPH11244584A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH11244584A
JPH11244584A JP10053209A JP5320998A JPH11244584A JP H11244584 A JPH11244584 A JP H11244584A JP 10053209 A JP10053209 A JP 10053209A JP 5320998 A JP5320998 A JP 5320998A JP H11244584 A JPH11244584 A JP H11244584A
Authority
JP
Japan
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water
suction pump
washing
priming
bath
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Pending
Application number
JP10053209A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
健 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂の残り湯等を利用するための吸水ポンプ
を備え、洗い、すすぎ、脱水の行程を自動で行う洗濯機
において、一層の水道水の節約を図り、また、使用者の
違和感を解消する。 【解決手段】 風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポ
ンプ14と、水道水を給水する給水弁18とを備え、吸
水ポンプ14の動作開始後、所定時間経過後、給水弁1
8を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風呂の残り湯等を
利用するための吸水ポンプを備え、洗い、すすぎ、脱水
の行程を自動で行う洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風呂の残り湯等を洗濯に利用する
ための風呂水吸水ポンプを備えた洗濯機では、吸水ポン
プ、水道水を給水する給水弁を機体上部に配設し、この
給水弁の吐出口の一つと吸水ポンプの呼び水供給口を接
続し、水道水によって吸水ポンプの呼び水を供給する構
成になっている。吸水ポンプ内の呼び水は、吸水ポンプ
の呼び水供給口に設けた逆止弁により、呼び水供給口か
ら戻らない構造になっている。
【0003】そして、洗い行程、すすぎ行程などで風呂
水を使用する場合、先端にごみ等を除去するフィルター
を備えた吸水用のホースを風呂の浴槽内に入れ、吸水ポ
ンプを運転している。
【0004】このとき、通常は一度吸水すると吸水ポン
プのケーシング内に呼び水は貯まったままになっている
が、吸水ポンプの逆止弁に異物が挟まった場合や、冬期
に凍結防止のために呼び水を強制排水した場合など、吸
水ポンプ内の呼び水が排水された場合に備え、吸水ポン
プの運転動作の前に15秒から20秒程度、水道に接続
された給水弁を動作させて、自動的に呼び水を供給して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、一律に給水弁を一定時間駆動して
給水ポンプに呼び水を供給しているため、吸水ポンプの
逆止弁が正常で呼び水の必要がない場合でも、水道水を
給水している。このため、風呂の残り湯を再利用し、水
道水の節約を図ろうとしているのに、無駄に水道水を消
費するという問題がある。
【0006】また、使用者によっては、洗濯機の設定を
風呂水の吸水モードに設定したにもかかわらず、動作を
開始したとき、吸水ポンプではなく、水道水を給水する
給水弁が動作することに違和感を感じることもある。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、一層の水道水の節約を図り、また、使用者の違和感
を解消することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポン
プと、水道水を給水する給水弁とを備え、吸水ポンプの
動作開始後、所定時間経過後、給水弁を動作させて吸水
ポンプに呼び水を供給するようにしたものである。
【0009】これにより、吸水ポンプ内に呼び水が充分
あり、所定時間までに洗濯槽への給水が完了したとき
は、吸水ポンプに呼び水を供給することがなく、また、
呼び水が不十分なときは、吸水ポンプに呼び水を自動的
に供給することができ、一層の水道水の節約を図り、ま
た、使用者の違和感を解消することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポンプと、水
道水を給水する給水弁とを備え、前記吸水ポンプの動作
開始後、所定時間経過後、前記給水弁を動作させて吸水
ポンプに呼び水を供給するようにしたものであり、吸水
ポンプの動作を開始し、所定時間が経過した後、給水弁
を動作させて吸水ポンプに呼び水を供給することで、吸
水ポンプ内に呼び水が充分あり、所定時間までに洗濯槽
への給水が完了したときは、吸水ポンプに呼び水を供給
することがなく、また、呼び水が不十分で所定時間まで
に洗濯槽への給水が完了しないときは、吸水ポンプに呼
び水を自動的に供給して風呂水を吸水することができ、
一層の水道水の節約を図り、また、使用者の違和感を解
消することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、所定時間は、吸水ポンプにより洗
濯槽に給水が完了する時間としたものであり、吸水ポン
プの動作を開始し、通常の状態で所定時間までに洗濯槽
に給水が完了ないときに、給水弁を動作させて吸水ポン
プに呼び水を供給することで、風呂水を吸水することが
できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、風呂等から洗濯
用水を吸い上げる吸水ポンプと、水道水を給水する給水
弁と、運転コース、風呂水吸水等を設定する設定スイッ
チとを備え、前記設定スイッチを特殊操作することによ
り、前記吸水ポンプの動作開始前または動作と同時に前
記給水弁を動作させて吸水ポンプに呼び水を供給するよ
うにしたものであり、吸水ポンプ内に呼び水がなく、風
呂水を吸水できない場合に、設定スイッチを特殊操作す
ることで、吸水ポンプに呼び水を供給することができ、
風呂水を吸水することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、風呂等から洗濯
用水を吸い上げる吸水ポンプと、水道水を給水する給水
弁と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段とを備
え、前記吸水ポンプの動作時の洗濯槽内の水位変化を前
記水位検知手段で検知し、水位変化が所定値を下回った
場合、前記給水弁を動作させて吸水ポンプに呼び水を供
給するようにしたものであり、吸水ポンプの動作時に、
水位検知手段により検知した洗濯槽内の水位変化が所定
値を下回った場合、吸水ポンプの呼び水の不足による吸
水不良と判断し、給水弁を動作させて自動的に吸水ポン
プに呼び水を供給することで、吸水ポンプの呼び水の不
足による吸水不良をなくすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1)図2に示すように、制御装置
1は、洗濯機の運転を制御するマイクロコンピュータ等
で構成し、上部外装体2の上部前方に設けた操作表示部
3のスイッチを使用者が操作することにより、洗い、す
すぎ、脱水等の運転内容の設定を行い、発光ダイオード
等の表示部で表示を行い、洗濯行程を制御する。また制
御装置1は、ブザーを備え、設定の受付、行程の終了、
異常等の報知を行う。
【0016】操作表示部3は、図3に示すように、電源
を投入する電源スイッチ30、動作のスタートまたは一
時停止を指示するスタート/一時停止スイッチ31、運
転コースを設定するコース設定スイッチ32、風呂水吸
水を設定する風呂水設定スイッチ33等のスイッチと、
コース設定スイッチ32により設定されたコースを表示
するコース表示部40、風呂水設定スイッ33により風
呂水の吸水が設定されたとき表示する風呂水表示部4
1、給水する水位を表示する水位表示部42、呼び水を
表示する呼び水表示部43などの表示部を備えている。
【0017】ふた5は、洗濯物投入口の後端を支点にし
て開閉自在に覆っている。洗濯兼脱水槽6は、本体外装
体7につり棒8で支持された外槽9に内包されている。
パルセーター10は、減速クラッチ部11、ベルト12
を介してモータ13により駆動され洗濯物を撹拌する。
【0018】吸水ポンプ14はモータを内蔵し、洗濯機
本体上部後方に内蔵し、吸水ホース15を接続して風呂
の浴槽の残り湯等を吸い上げ、洗濯兼脱水槽6に給水す
る。吸水ポンプ14のポンプケーシング下部には冬期の
凍結防止のため呼び水排水口14aを設けており、排水
ボタン14bを押すことにより、ポンプケーシング内の
呼び水を排水できるようになっている。
【0019】水位検知手段16は圧力導入ホース17を
介して外槽9に設けたエアートラップ9aに接続し、洗
濯水位を検知する。
【0020】図1は吸水ポンプ14の周辺を洗濯機前方
より見た図で、給水弁18は、水道に接続され、その給
水の一方は洗剤ケース19を通って洗濯兼脱水槽6に給
水され、他の一方は呼び水ホース20を通って、吸水ポ
ンプ14の呼び水供給口14cに接続されている。呼び
水供給口14cには逆止弁を設け、吸水ポンプ14内の
呼び水が流出しないようになっている。
【0021】吸水ポンプ14の吐出水は吐出口14dか
ら吐出ホース21を通じて洗剤ケース19に通水され
る。吸水ホース15の先端にはフィルターを内包した吸
水フィルター装置22を接続しており、風呂の浴槽等に
投入される。
【0022】ここで、制御装置1は、吸水ポンプ14の
動作開始後、吸水ポンプ14により洗濯兼脱水槽6に給
水が完了する所定時間(たとえば、7分)経過した後、
給水弁18を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給
するようにしている。
【0023】上記構成において風呂の残り湯を使用して
洗濯を行う場合、使用者は、操作表示部3の電源スイッ
チ30を押して電源を投入し、コース設定スイッチ32
で運転コースを選んだ後、風呂水設定スイッチ33で風
呂水表示部41に「洗い」、「すすぎ1」の表示を点灯
させると、洗い行程と1回目のすすぎ行程で、風呂水の
吸水が設定される。
【0024】この設定で、スタート/一時停止スイッチ
31を押すと運転が開始される。制御装置1はモータ1
3を駆動して、パルセーター10を左右に数回反転運転
し、この時のモーターの惰性回転を検知して、洗濯物の
量を判定し、判定した洗濯物の量に基づいて洗濯水位を
決定し、水位表示部42に表示する。
【0025】つぎに、給水行程に移行する。この給水行
程における動作を図4を参照しながら説明する。
【0026】図4のステップ50で給水行程をスタート
し、ステップ51で風呂水吸水が設定されていると、ス
テップ52で給水時間タイマーをスタートさせた後、ス
テップ53で吸水ポンプ14をオンし、吸水ポンプ14
の動作を開始する。
【0027】吸水ポンプ14が動作を開始すると、最初
に吸水ホース15内の空気を1分ほどで排出した後、吸
水を開始する。吸水ポンプ14の吸水流量は、吸水ホー
ス15の長さや揚程にもよるが、概ね10リットル/分
程度であり、洗濯容量7kgの洗濯機の高水位の場合、
洗濯水量は約60リットルであるので、約6分で洗濯兼
脱水槽6への給水が完了する。
【0028】ステップ54で、給水時間タイマーにより
7分(所定時間)が経過するまでは、ステップ55へ進
み、ステップ55で水位検知手段16により検知した水
位が洗濯水位に達するとステップ56へ進み、吸水ポン
プ14をオフし、給水行程を終了する。
【0029】ステップ55で水位検知手段16により検
知した水位が洗濯水位に達しない状態で、ステップ54
で、給水時間タイマーにより7分(所定時間)が経過す
ると、ステップ57で吸水ポンプ14をオフし、ステッ
プ58で給水弁18を20秒間オンして呼び水を自動的
に供給する。その後、ステップ59へ進み吸水ポンプ1
4をオンする。
【0030】その後、ステップ60で水位検知手段16
により検知した水位が洗濯水位に達するとステップ56
へ進み、吸水ポンプ14をオフし、給水行程を終了す
る。なお、ステップ51で風呂水吸水が設定されていな
いと、ステップ61で給水弁18をオンし、ステップ6
0で水位検知手段16により検知した水位が洗濯水位に
達するとステップ56へ進み、給水弁18をオフし、給
水行程を終了する。
【0031】給水行程が完了すると、洗い行程に移行
し、パルセーター10を左右反転運転して衣類を撹拌し
洗って洗い行程が終了する。つぎに、すすぎ行程に移行
し、排水弁23を駆動し排水した後、洗濯兼脱水槽6を
回転し、洗剤液を脱水する。そして、1回目のすすぎの
給水行程に移る。
【0032】1回目のすすぎの給水行程も風呂水吸水が
設定されているので、洗い行程と同様に吸水ポンプ14
を駆動して吸水を行う。この場合は、洗い行程で呼び水
が補給されているので、給水弁18は時間にかかわらず
動作しない。以後、2回目のすすぎ行程は給水弁18に
より水道水から給水が行われ、すすぎ、脱水行程を経て
ブザーにて終了報知を行い、運転を終了する。
【0033】このように本実施例によれば、所定時間
(7分)が経過しても、吸水ポンプ14により洗濯兼脱
水槽6に給水が完了しないとき、給水弁18を動作させ
て吸水ポンプ14に呼び水を供給するようにしているの
で、吸水ポンプ14内に呼び水が充分あるときは、吸水
ポンプに呼び水を供給することがなく、また、呼び水が
不十分なときは、吸水ポンプに呼び水を自動的に供給し
て風呂水を吸水することができ、一層の水道水の節約を
図り、また、使用者の違和感を解消することができる。
【0034】なお、本実施例では、図4のステップ54
の所定時間は7分としているが、個の所定時間は、洗濯
物の量などによる洗濯水位により異なり、水位が低いほ
ど、短くなるのはいうまでもない。
【0035】(実施例2)図2における制御装置1は、
風呂水吸水を設定する風呂水設定スイッチ33を特殊操
作することにより、吸水ポンプ14の動作開始前または
動作と同時に給水弁18を動作させて、吸水ポンプ14
に呼び水を供給するようにしている。他の構成は上記実
施例1と同じである。
【0036】上記構成において風呂の残り湯を使用して
洗濯を行う場合、使用者は、操作表示部3の電源スイッ
チ30を押して電源を投入し、コース設定スイッチ32
で運転コースを選んだ後、風呂水設定スイッチ33で風
呂水表示部41に「洗い」、「すすぎ1」の表示を点灯
させると、洗い行程と1回目のすすぎ行程で、風呂水の
吸水が設定される。
【0037】この設定で、スタート/一時停止スイッチ
31を押すと運転が開始される。制御装置1はモータ1
3を駆動して、パルセーター10を左右に数回反転運転
し、この時のモーターの惰性回転を検知して、洗濯物の
量を判定し、判定した洗濯物の量に基づいて洗濯水位を
決定し、水位表示部42に表示する。つぎに、給水行程
に移行する。
【0038】この場合は、風呂水吸水が設定されている
ので、吸水ポンプ14を駆動する。このとき、制御装置
1の設定は、「呼び水なし」の設定になっており、給水
行程の最初から吸水ポンプ14が動作を開始し、洗濯水
位に達するまで吸水する。通常は、吸水ポンプ14内に
は呼び水が、前回の吸水時や給水弁18による給水時か
ら残留しているため、この動作で正常に給水される。
【0039】しかし、冬期など凍結防止のため、吸水ポ
ンプ14の排水ボタン14bを操作して、洗濯の都度、
呼び水を排水してしまうような場合は、呼び水がないた
め、吸水ポンプ14により風呂水を吸水することができ
ない。このときは、つぎのような特殊操作を行う。
【0040】まず、電源を投入する前に、風呂水設定ス
イッチ33を押し、そのまま電源スイッチ30を押して
電源を投入し、以後3秒間、風呂水設定スイッチ33を
押したまま保持する。制御装置1は3秒経過時に、ブザ
ーを「ピッピッ」と報知すると同時に呼び水設定表示4
3を点灯させる。
【0041】この操作により、制御装置1の設定は、
「呼び水あり」の設定になり、風呂水吸水時には、まず
給水弁18が20秒間動作し水道から吸水ポンプ14に
呼び水が供給される。そして5秒間の給水弁18との同
時駆動を経て吸水ポンプ14が動作し、以後洗濯水位に
達するまで吸水する。
【0042】給水行程完了後は、上記実施例1と同様、
洗い行程を経て、すすぎ行程に移行する。1回目のすす
ぎ行程も風呂水の吸水が設定されているので、洗い前の
給水行程と同様「呼び水あり」「呼び水なし」の設定に
応じて、給水弁18が動作した後、吸水ポンプ14が動
作して吸水される。2回目のすすぎ行程以後の動作は、
上記実施例1の動作と同じである。
【0043】このように本実施例によれば、風呂水吸水
を設定する風呂水設定スイッチ33を特殊操作すること
により、吸水ポンプ14の動作開始前または動作と同時
に給水弁18を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供
給するようにしているので、吸水ポンプ14内に呼び水
がなく、風呂水を吸水できない場合に、風呂水設定スイ
ッチ33を特殊操作することで、吸水ポンプ14に呼び
水を供給することができ、風呂水を吸水することができ
る。
【0044】なお、本実施例では、風呂水吸水を設定す
る風呂水設定スイッチ33を特殊操作することにより、
吸水ポンプ14の動作開始前または動作と同時に給水弁
18を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給するよ
うにしているが、これは一例で、他の設定スイッチの単
独または組み合わせの特殊操作により、給水弁18を動
作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給するようにして
もよい。
【0045】(実施例3)図2における制御装置1は、
吸水ポンプ14の動作時の洗濯兼脱水槽6内の水位変化
を水位検知手段16で検知し、水位変化が所定値を下回
った場合、給水弁18を動作させて吸水ポンプ14に呼
び水を供給するようにしている。他の構成は上記実施例
1と同じである。
【0046】上記構成において風呂の残り湯を使用して
洗濯を行う場合、使用者は、操作表示部3の電源スイッ
チ30を押して電源を投入し、コース設定スイッチ32
で運転コースを選んだ後、風呂水設定スイッチ33で風
呂水表示部41に「洗い」、「すすぎ1」の表示を点灯
させると、洗い行程と1回目のすすぎ行程で、風呂水の
吸水が設定される。
【0047】この設定で、スタート/一時停止スイッチ
31を押すと運転が開始される。制御装置1はモータ1
3を駆動して、パルセーター10を左右に数回反転運転
し、この時のモーターの惰性回転を検知して、洗濯物の
量を判定し、判定した洗濯物の量に基づいて洗濯水位を
決定し、水位表示部42に表示する。つぎに、給水行程
に移行する。
【0048】この場合は、風呂水吸水が設定されている
ので、吸水ポンプ14を駆動する。制御装置1は、水位
検知手段16で洗濯兼脱水槽6内の水位を検知してお
り、給水行程開始後1分毎の水位を比較している。
【0049】吸水ポンプ14が動作を開始すると、最初
に吸水ホース15内の空気を1分ほどで排出した後、水
を吸い始める。このため、洗濯水位は吸水開始1〜2分
後から変化を始め、水位が上がっていく。制御装置1
は、通常は水位が順に上昇するため、そのまま吸水ポン
プ14を駆動する。
【0050】しかし、呼び水がない等、吸水不良の場合
は1分毎の水位変化がほとんどないため、制御装置1
は、吸水開始後2分以降の水位変化を判定し、一定値以
下の場合は、吸水ポンプ14を一時停止し、給水弁18
を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給する。すな
わち、給水弁18を20秒間動作した後、5秒間の給水
弁18との同時駆動を経て、再び吸水ポンプ14を動作
させ、再度給水行程を継続する。
【0051】給水行程完了後は、上記実施例1と同様、
洗い行程を経て、すすぎ行程に移行する。1回目のすす
ぎ行程も風呂水の吸水が設定されているため、洗い前の
給水行程と同様に吸水される。2回目のすすぎ行程以後
の動作は、上記実施例1の動作と同じである。
【0052】このように本実施例によれば、吸水ポンプ
14の動作時の洗濯兼脱水槽6内の水位変化を水位検知
手段16で検知し、水位変化が所定値を下回った場合、
給水弁18を動作させて吸水ポンプ14に呼び水を供給
するようにしているので、吸水ポンプ14の呼び水の不
足による吸水不良をなくすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポ
ンプと、水道水を給水する給水弁とを備え、前記吸水ポ
ンプの動作開始後、所定時間経過後、前記給水弁を動作
させて吸水ポンプに呼び水を供給するようにしたから、
吸水ポンプ内に呼び水が充分あり、所定時間までに洗濯
槽への給水が完了したときは、吸水ポンプに呼び水を供
給することがなく、また、呼び水が不十分で所定時間ま
でに洗濯槽への給水が完了しないときは、吸水ポンプに
呼び水を自動的に供給して風呂水を吸水することがで
き、一層の水道水の節約を図り、また、使用者の違和感
を解消することができる。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記請求項1に記載の発明において、所定時間は、吸水ポ
ンプにより洗濯槽に給水が完了する時間としたから、吸
水ポンプの動作を開始し、通常の状態で所定時間までに
洗濯槽に給水が完了ないときに、給水弁を動作させて吸
水ポンプに呼び水を供給することで、風呂水を吸水する
ことができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、風
呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポンプと、水道水を
給水する給水弁と、運転コース、風呂水吸水等を設定す
る設定スイッチとを備え、前記設定スイッチを特殊操作
することにより、前記吸水ポンプの動作開始前または動
作と同時に前記給水弁を動作させて吸水ポンプに呼び水
を供給するようにしたから、吸水ポンプ内に呼び水がな
く、風呂水を吸水できない場合に、設定スイッチを特殊
操作することで、吸水ポンプに呼び水を供給することが
でき、風呂水を吸水することができる。
【0056】また、請求項4に記載の発明によれば、風
呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポンプと、水道水を
給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知
手段とを備え、前記吸水ポンプの動作時の洗濯槽内の水
位変化を前記水位検知手段で検知し、水位変化が所定値
を下回った場合、前記給水弁を動作させて吸水ポンプに
呼び水を供給するようにしたから、吸水ポンプの動作時
に、水位検知手段により検知した洗濯槽内の水位変化が
所定値を下回った場合、給水弁を動作させて自動的に吸
水ポンプに呼び水を供給することで、吸水ポンプの呼び
水の不足による吸水不良をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機の側断面図
【図3】同洗濯機の操作表示パネルの拡大正面図
【図4】同洗濯機の給水行程の動作フローチャート
【符号の説明】
14 吸水ポンプ 18 給水弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポ
    ンプと、水道水を給水する給水弁とを備え、前記吸水ポ
    ンプの動作開始後、所定時間経過後、前記給水弁を動作
    させて吸水ポンプに呼び水を供給するようにした洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 所定時間は、吸水ポンプにより洗濯槽に
    給水が完了する時間とした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポ
    ンプと、水道水を給水する給水弁と、運転コース、風呂
    水吸水等を設定する設定スイッチとを備え、前記設定ス
    イッチを特殊操作することにより、前記吸水ポンプの動
    作開始前または動作と同時に前記給水弁を動作させて吸
    水ポンプに呼び水を供給するようにした洗濯機。
  4. 【請求項4】 風呂等から洗濯用水を吸い上げる吸水ポ
    ンプと、水道水を給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を
    検知する水位検知手段とを備え、前記吸水ポンプの動作
    時の洗濯槽内の水位変化を前記水位検知手段で検知し、
    水位変化が所定値を下回った場合、前記給水弁を動作さ
    せて吸水ポンプに呼び水を供給するようにした洗濯機。
JP10053209A 1998-03-05 1998-03-05 洗濯機 Pending JPH11244584A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10053209A JPH11244584A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 洗濯機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013150654A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Panasonic Corp 洗濯機
JP2015019828A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 シャープ株式会社 洗濯機

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