JPH09276591A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH09276591A
JPH09276591A JP8094385A JP9438596A JPH09276591A JP H09276591 A JPH09276591 A JP H09276591A JP 8094385 A JP8094385 A JP 8094385A JP 9438596 A JP9438596 A JP 9438596A JP H09276591 A JPH09276591 A JP H09276591A
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JP
Japan
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water supply
bath water
supply pump
hose
bath
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Application number
JP8094385A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Nakamura
公彦 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯槽に風呂水を供給する風呂水給水用ポン
プを洗濯運転とは関係なく一定時間運転できるようにす
る。 【解決手段】 風呂水給水用ポンプを内蔵した全自動洗
濯機において、回転槽(洗濯槽)に漂白剤液を収容し、
風呂水給水用ポンプの吐出口に接続したホースの先端を
回転槽内の漂白剤液に浸す。そして、操作パネルのスイ
ッチを特殊操作すると、給水弁が短時間(例えば10秒
間)開き、風呂水給水用ポンプに呼び水を供給した後、
風呂水給水用ポンプが一定時間運転され、漂白剤液をホ
ースを介して吸引して回転槽内に戻す。これにより、ホ
ース内面に付着している水垢などが除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂水給水用ポンプ
に接続されて浴槽の水を洗濯槽に給水するためのホース
を洗浄できるようにした洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽の残り湯を洗濯に利用することは良
く行われている。浴槽の水を洗濯機の洗濯槽内に供給す
る場合は、通常、ポンプが用いられる。従来の全自動洗
濯機には、この風呂水給水用ポンプを内蔵したものがあ
る。これは、風呂水給水用ポンプの吸入口に接続したホ
ースの先端を浴槽内の水中に浸漬し、複数の洗濯コース
のうちから、風呂水を使用するコースを選択すると、洗
剤洗いのための給水時、およびすすぎ洗いのための給水
時に風呂水給水用ポンプが給水動作を行って浴槽の水を
洗濯槽内に供給するようになっている。
【0003】また、ポンプ用駆動装置を内蔵した全自動
洗濯機もある。これは、ポンプ用駆動装置によって外付
けの風呂水給水用ポンプを制御できるようにしたもの
で、風呂水を使用して洗濯を行う場合には、その電源コ
ードをポンプ駆動装置のコンセントに接続し、風呂水給
水用ポンプを浴槽内の水に浸漬すると共にその吐出口に
接続したホースを全自動洗濯機に接続しておく。そし
て、風呂水を使用する洗濯コースを洗濯してスタート操
作すると、風呂水給水用ポンプが上述したと同様に制御
され、ホースを介して浴槽の水が洗濯槽内に供給される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポンプに接続されたホ
ースの先端には濾過器が設けられており、このフィルタ
により洗濯槽に供給される風呂水から水垢などを除去し
て洗濯物である衣類などに水垢などが付着することのな
いようにしている。しかしながら、長い間使用している
と、ホースの内面に少しずつ水垢が滞積し、やがてホー
ス内面から剥がれて風呂水と共に洗濯槽内に供給されて
しまうという不具合を生ずる。このようにホース内面に
水垢が付着した場合、その内面を清掃すれば良いが、ホ
ースは浴槽と洗濯機との間を接続できるように長尺であ
るため、その清掃は困難且つ面倒である。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、風呂水給水用ポンプに接続されるホー
ス内面の洗浄を行うことができる洗濯機を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は浴槽の水を洗濯
槽内に供給するための風呂水給水用ポンプを制御可能な
洗濯機において、前記風呂水給水用ポンプを設定された
時間だけ運転する機能を有することを特徴とするもので
ある。
【0007】この構成の洗濯機では、風呂水給水用ポン
プのホースを以下のようにして洗浄できる。洗濯槽内に
例えば漂白剤を混入した水を溜めておく。そして、風呂
水給水用ポンプを内蔵したタイプの洗濯機にあっては、
そのポンプの吸入口に接続したホースの先端を漂白剤入
りの水に浸し、風呂水給水用ポンプを外付けするタイプ
の洗濯機にあっては、そのポンプの吸入口を漂白剤入り
の水に浸すと共にポンプの吐出口に接続したホースから
出る水が洗濯槽内に戻る状態にしておく。この状態で風
呂水給水用ポンプを設定された時間運転させると、漂白
剤入りの水がホース内を通って循環するため、ホース内
面が洗浄され、水垢が除去される。
【0008】この場合、風呂水給水用ポンプは設定され
た時間の運転中、給水動作と給水停止とを繰り返すよう
にすることが好ましい。このようにすると、給水停止時
に水垢などが漂白剤入りの水を含み、ホース内面から剥
がれ易くなる。また、洗濯槽内にホース洗浄のための水
を手操作で供給する手間を省くために、風呂水給水用ポ
ンプの運転に先立って給水弁が開き、水道水が洗濯槽内
に一定水位となるまで供給されるように構成することが
できる。
【0009】風呂水給水用ポンプを一定時間運転する操
作がなされると、風呂水を洗濯槽内に供給するために風
呂水給水用ポンプを運転し、洗濯槽内に一定水位まで給
水されると報知手段を報知動作させ、その後、風呂水給
水用ポンプを一定時間運転するように構成することがで
きる。
【0010】この構成のものでは、まず、風呂水がホー
スの洗浄のために洗濯槽に供給される。この風呂水の供
給終了は報知手段により報知されるので、次に、風呂水
給水用ポンプ或いはホースを洗濯槽内に入れて風呂水給
水用ポンプを設定された時間運転することにより、ホー
スの洗浄を行う。
【0011】本発明は、上述のようなホース洗浄のため
の風呂水給水用ポンプの運転中に洗濯槽内の水位の低下
または上昇を検出したとき、風呂水給水用ポンプを停止
すると共に、報知手段を報知動作させるように構成する
ことができる。この構成によれば、ホース洗浄のための
運転が風呂水給水用ポンプを浴槽に浸したままで行われ
ると、洗濯槽内の水位が上昇し、またホースの先端から
水が洗濯槽の外に吐出されるような状態にあるときに
は、洗濯槽内の水位が低下するので、そのような事態が
発生した場合に風呂水給水用ポンプを速やかに停止して
この異常事態が長く続くことのないようにする。
【0012】本発明は、ホースを洗浄する時期に至った
ことを使用者に報知するために、風呂水給水用ポンプの
運転時間を積算し、これが所定時間以上になったとき、
報知手段が報知動作する構成とすることができる。ま
た、風呂水の通水路に水垢センサを設け、この水垢セン
サの検知信号に基づき報知手段が報知動作する構成とす
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を全自動洗濯機(脱
水兼用洗濯機)に適用した実施例により具体的に説明す
る。図1〜図4は本発明の第1実施例を示すもので、図
3に示すように、本体1は外箱2の上部にトップカバー
3を装着して構成されている。この本体1の外箱2内に
は水受槽4が弾性吊持機構5を介して揺動自在に吊持さ
れている。そして、水受槽4内に洗濯槽兼脱水槽たる回
転槽6が回転可能に配設され、この回転槽6の内底部に
洗濯水流生成用の撹拌体7が回転可能に配設されてい
る。
【0014】上記水受槽4の底部外周側には排水口8が
形成されており、この排水口8に電動式の排水弁9およ
び排水ホース10が接続されている。また、排水口8に
隣接する部位には水受槽4内の水位に応じた空気圧を呈
するエアトラップ11が形成されており、トップカバー
3内に設けられた水位センサ12がエアトラップ11内
の圧力により水受槽4内の水位を検出するように構成さ
れている。
【0015】前記水受槽4の底部下側には洗濯モータ1
3および駆動機構14が配設されており、駆動機構14
は洗いおよびすすぎ時にはブレーキ機構(図示せず)に
より回転槽6を制動状態にしたまま洗濯モータ13の回
転を撹拌体7に伝えてこれを回転させ、脱水時にはブレ
ーキ機構による回転槽6の制動を解除して洗濯モータ1
3の回転を回転槽6および撹拌体7の双方に伝えてこれ
らを一体的に回転させるように構成されている。
【0016】この実施例の全自動洗濯機は風呂水給水用
ポンプ15を内蔵しており、その風呂水給水用ポンプ1
5は例えばトップカバー3の後部内側に電磁式の給水弁
16と共に固定配置されている。そして、風呂水給水用
ポンプ15の吸入口15aには長尺なホース17が着脱
可能に連結されていて該ポンプ15はそのホース17を
介して浴槽内の水を吸引するようになっている。なお、
給水弁16は耐圧ホースを介して水道の蛇口に接続され
ている。
【0017】上記風呂水給水用ポンプ15の吐出口15
bおよび給水弁16の出水口16aは図示しない給水ケ
ースを介して風呂水および水道水を回転槽6(水受槽
4)内に供給するようになっている。この場合、給水弁
16の出水口16aから給水ケースに供給された水道水
の一部は風呂水給水用ポンプ15に呼び水として供給さ
れるように構成されている。
【0018】さて、トップカバー3の前部上面には操作
パネル18が配設されており、この操作パネル18の裏
側には制御手段としての制御装置19および報知手段と
してのブザー20が設けられている。上記操作パネル1
8には図4に示すように電源の入り切り用の「入」スイ
ッチ21a、「切」スイッチ21bの他、コース選択や
洗濯内容、洗濯水位を設定するための各種のスイッチ2
2が設けられていると共に、それら各種のスイッチ22
により選択されたコースや設定内容を表示するための例
えば発光ダイオードからなる各種の表示器23が設けら
れている。
【0019】一方、上記制御装置19はマイクロコンピ
ュータを主体として構成され、上記各種のスイッチ22
により選択設定された内容に応じた洗濯運転を実行する
ようになっている。この場合、スイッチ22群のうち、
「風呂水コース」のスイッチ22aが選択されると、制
御装置19は洗剤洗い行程およびすすぎ洗い行程の給水
時に風呂水給水用ポンプ15が運転されて風呂水が水受
槽4内に供給されるように構成されている。
【0020】また、制御装置19はEEPROMを含ん
でおり、風呂水を水受槽4内に供給するための風呂水給
水用ポンプ15の運転時間を積算してEEPROMに記
憶し、その積算時間が予め設定された時間以上になる
と、これを報知する報知手段、すなわち各種表示器23
のうち「ホース洗浄」の表示器23aを発光させるよう
になっている。
【0021】この表示器23aによる報知は風呂水給水
用ポンプ15のホース17を洗浄する時期に至ったこと
の報知とされている。すなわち、ホース17の洗浄は内
面の汚れ度合いに応じて適宜行う必要がある。しかしな
がら、ホース17の内面の汚れ状態を日常的に確認する
ことは面倒で、忘れ勝ちである。
【0022】このことに関し、本実施例では、ホース1
7の内面の汚れ度合いはホース17を通る風呂水の量、
すなわち風呂水給水用ポンプ15の運転時間と相関関係
を持つという考え方に基づいて、風呂水給水用ポンプ1
5の運転時間を積算し、これが予め設定された所定時間
に達すると、表示器23aを点灯させて、ホース17の
洗浄を時期を失することなく行うことができるようにし
ているのである。
【0023】そして、このホース17の洗浄は制御装置
19による風呂水給水用ポンプ15の制御の下で自動的
に行うことができるようになっており、制御装置19は
特殊な操作、例えば「風呂水コース」のスイッチ22a
が操作された状態で電源「入」スイッチ19aが操作さ
れると、ホース洗浄運転を実行するようにプログラムさ
れている。
【0024】次に、風呂水給水用ポンプ15の運転時間
の積算動作およびホース洗浄運転の内容を図2および図
1のフローチャートをも参照しながら説明する。なお、
図2の運転時間積算ルーチンは所定時間毎に実行される
割り込みルーチンとして構成されている。すなわち、制
御装置19は「風呂水コース」のスイッチ22aが操作
されると、まずステップS1でホース洗浄運転か否かを
判断する。このホース洗浄運転か否かの判断は、「風呂
水コース」のスイッチ22aが単独で操作されたか、
「風呂水コース」のスイッチ22aと共に電源「入」ス
イッチ19aも操作されたかによって判断される。
【0025】ホース洗浄運転ではなく、洗濯を風呂水を
利用して行う「風呂水コース」であった場合には、制御
装置19はステップS1で「NO」と判断し、次のステ
ップS2で風呂水給水用ポンプ15の運転時間を積算し
てEEPROMに記憶する。次いで制御装置19はステ
ップS3で運転積算時間が予め設定された時間以上にな
ったか否かを判断する。そして、運転積算時間が設定時
間未満のときには、制御装置19はステップS3で「N
O」と判断し、リターンとなる。
【0026】さて、「風呂水コース」の洗濯が何回か行
われると、やがて運転積算時間が設定時間以上になる。
すると、制御装置19はステップS3で「YES」と判
断し、次のステップS4で「ホース洗浄」の表示器23
aを点灯させ、リターンとなる。
【0027】そして、使用者は「ホース洗浄」の表示器
23aが点灯していることにより、ホース17を洗浄す
る時期に至ったことを知り、ホース洗浄運転を行う。こ
のホース洗浄運転を開始するに先立って、まず、トップ
カバー3の洗濯物出入口の蓋(図示せず)を開いてバケ
ツなどにより水受槽4内に低水位の水を供給し、その水
に漂白剤を混ぜる。そして、図3に示すように、風呂水
給水用ポンプ15の吸入口15aに接続したホース17
の先端を洗濯物出入口を通じて回転槽6内に入れ、漂白
剤が混ぜられた水(以下、漂白剤液)に浸漬する。
【0028】この後、「風呂水コース」のスイッチ22
aを操作した状態で電源「入」スイッチ21aを操作す
る。すると、制御装置19はホース洗浄運転を開始し、
給水弁16を例えば10秒間開放動作させて風呂水給水
用ポンプ15に呼び水を供給する(ステップS1〜S
3)。
【0029】この後、制御装置19は風呂水給水用ポン
プ15に一定時間、例えば30分間連続通電して給水運
転を行わせる(ステップS4〜S6)。この給水運転に
より、漂白剤液がホース17を通じて風呂水給水用ポン
プ15に吸入され、吐出口15bから回転槽6内に戻さ
れるというように循環する。すると、ホース17の内面
が漂白剤液により洗浄され、水垢などが取り去られる。
【0030】なお、ホース17の内面に付着する水垢は
石鹸滓(石鹸の成分である脂肪酸ナトリウムと水中に含
まれるカルシウムイオンとが反応して生じた脂肪酸カル
シウムが主成分で、人体の皮脂に含まれる脂肪酸からも
似た成分がでる)が主たるもので、これは酸化型の塩素
系(次亜塩素酸ナトリウム等)漂白剤、酸素系(過炭酸
ナトリウム等)漂白剤の除菌、分解、剥離作用によって
除去されるものである。また、ホース17内面の「か
び」や「ぬめり」なども同様にして除去される。
【0031】風呂水給水用ポンプ15を一定時間運転す
ると、制御装置19は排水弁9に通電して開放動作さ
せ、回転槽6(水受槽4)内の漂白剤液を排出する(ス
テップS7)。そして、水位センサ12により排水完了
が検知されると(ステップS8で「YES」)、排水弁
9を断電して閉動作させ(ステップS9)、ブザー20
を鳴動させてホース洗浄運転が終了したことを報知する
(ステップS10)。
【0032】このようなホース洗浄運転の実行中も、図
2に示す風呂水給水用ポンプ15の運転時間積算ルーチ
ンは割り込み処理され、このルーチンの実行中、制御装
置19はステップS1で「YES」と判断してステップ
S5に移行し、ここでEEPROMの積算時間をクリア
する。
【0033】このように本実施例によれば、洗濯運転と
は関係なく、風呂水給水用ポンプ15を一定時間運転す
ることができるので、上述のようにホース17の洗浄を
行ってその内面に付着している水垢などを容易に除去す
ることができる。ちなみに、従来の全自動洗濯機では、
風呂水給水用ポンプは洗濯運転に関連した運転、すなわ
ち風呂水コースを選択して洗濯運転を実行する場合に洗
剤洗い、すすぎ洗いの際の給水時に運転されるだけであ
った。このため、上述のように風呂水給水用ポンプを運
転してホースの洗浄を行うようなことは、従来の全自動
洗濯機では困難であった。
【0034】また、本実施例では、上記ホース洗浄のた
めの風呂水給水用ポンプ15の運転を、特殊操作、すな
わち「風呂水コース」のスイッチ22aを操作した状態
で電源「入」スイッチ21aを操作することにより行う
ことができるので、そのホース洗浄運転それ専用のスイ
ッチを設けずとも済む。
【0035】図5は本発明の第2実施例を示すホース洗
浄運転のフローチャートである。この第2実施例が上記
第1実施例との相違はホース洗浄運転において、風呂水
給水用ポンプ15の30分の給水運転中、水位センサ1
2により水受槽4内の洗浄水の水位変動の有無を判断し
(ステップS5)、水位変動があった場合には風呂水給
水用ポンプ15を停止し(ステップS12)、ブザー2
0を鳴動させる(ステップS13)ようにしたところに
ある。
【0036】このように構成すると、例えばホース17
を回転槽6内に収容することを忘れ、浴槽の水中に浸し
たままホース洗浄運転を行った場合、風呂水が回転槽6
内に供給されてその水位が上昇するので、風呂水給水用
ポンプ15が直ちに停止され、且つブザー20が鳴動す
る。このため、水受槽4から水が溢れ出たりすることが
ない。また、ブザー20が鳴動することにより、使用者
は操作ミスに気付き、正規の状態でホース洗浄運転を再
開できるようになる。
【0037】図6は本発明の第3実施例を示すホース洗
浄運転のフローチャートである。この第3実施例が前記
第1実施例と異なるところは、風呂水給水用ポンプ15
を例えば5分間通電して給水動作を行わせた後、断電し
て20分間の給水停止動作を行わせる、というサイクル
を2回行い(ステップS4〜S11)、その後、風呂水
給水用ポンプ15を例えば5分間通電して給水動作を行
い(ステップS12およびS13)、排水に移行するよ
うにしたところにある。
【0038】このように構成した場合には、制御装置1
8の制御下での風呂水給水用ポンプ15の一定時間(5
5分)の運転中、給水動作と給水停止動作とを繰り返す
ので、給水停止期間で漂白剤液がホース17内面に付着
している水垢に十分にしみ込むようになって剥がれ易い
状態となる。そして、風呂水給水用ポンプ15の給水動
作の再開によりホース17内を流れる水によって水垢な
どが容易に剥がし取られるようになる。このため、風呂
水給水用ポンプ15の給水動作時間(通電時間)を短縮
でき、消費電力量を低減できる。
【0039】図7は本発明の第4実施例を示すホース洗
浄運転のフローチャートである。この第2実施例が前述
の第1実施例と異なるところは、風呂水給水用ポンプ1
5を30分連続通電する前段階で行われる給水弁16に
よる給水を、図示しない水位センサ12が洗濯運転時の
「低水位」を検出するまで行うようにしたところにある
(ステップS1〜S3)。
【0040】このように構成した場合には、ホース洗浄
のための水をバケツなどで水受槽4内に供給する必要が
なくなる。なお、漂白剤は図示しない給水器に予め貯留
しておくことにより、給水弁16の出水口16aから給
水器を通じて水受槽4内に供給される水に自動的に混入
される。
【0041】図8〜図12は本発明の第5実施例を示す
もので、第1実施例を示す図 と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。この
実施例の全自動洗濯機は、風呂水給水用ポンプ24を外
付けするタイプのものとして構成されており、トップカ
バー3にポンプ用駆動装置25が設けられている。この
ポンプ用駆動装置25は風呂水給水用ポンプ24の電源
コード26のプラグ27を接続するためのコンセント2
8を備えている。そして、制御装置19はポンプ用駆動
装置25を介して風呂水給水用ポンプ24を制御する。
【0042】なお、風呂水給水用ポンプ24が直流モー
タを駆動源とするものとした場合、ポンプ用駆動装置2
5としては、例えば100Vの商用交流電源を風呂水給
水用ポンプ24の直流モータの使用電圧に降圧して直流
化する直流電源と、制御装置19により制御されてこの
直流電源をコンセント28を介して風呂水給水用ポンプ
24に供給するスイッチ装置などから構成される。た、
風呂水給水用ポンプ24が直流電源を備えていたり、或
いは交流モータを駆動源とする場合には、ポンプ用駆動
装置25としては、制御装置19により制御されて交流
電源をコンセント28を介して風呂水給水用ポンプ24
に供給するスイッチ装置などから構成される。
【0043】風呂水給水用ポンプ24は浴槽の水中に浸
漬され、吸入口23aから風呂水を吸入する。この風呂
水給水用ポンプ24の吐出口23bにはホース29が接
続され、ホース29の先端部はトップカバー3に設けら
れた風呂水通水路としての風呂水給水用パイプ30に差
込まれる。この風呂水給水用パイプ30には、図9に示
すにように投光素子31aと受光素子31bとを対向配
置してなる水垢センサ31が設けられており、それら両
素子31aおよび31b間を風呂水が通過するように構
成されている。そして、受光素子31bの出力信号は制
御装置19に入力される。
【0044】上記水垢センサ31はホース29が洗浄す
る時期になったことを検出するためのもので、風呂水の
給水時にホース29内面に付着した水垢が剥がれて水垢
センサ31を通過すると、受光素子31bの出力信号
(電圧)が図10に示すように高低変化する。そして、
制御装置19は図 の水垢検出ルーチンのフローチャー
トに示されているように、受光素子31bの出力信号が
所定値以下となったとき(ステップS1で「YE
S」)、「ホース洗浄」の表示器23aを点灯させる
(ステップS2)ように構成されている。
【0045】そして、使用者は表示器23aの点灯によ
りホース29を洗浄する時期となったことを知り、ホー
ス洗浄運転を行う。この洗浄運転を図12に示すフロー
チャートをも参照して説明する。この実施例では、風呂
水をホース洗浄用の水に利用するようにしている。その
ために、使用者は、まず風呂水給水用ポンプ24を浴槽
内の水中に浸漬し、そのホース29の先端を風呂水給水
用パイプ30に接続する。そして、「風呂水コース」の
スイッチ22aを操作した状態で電源「入」スイッチ2
1aを操作する。これにより、制御装置19はホース洗
浄運転を実行し、まず風呂水給水用ポンプ24を運転し
て風呂水を水受槽4内に供給する。
【0046】そして、制御装置19は水位センサ12が
「低水位」を検出すると、風呂水給水用ポンプ24の運
転を停止してブザー20を鳴動させ(以上、ステップS
1〜S4)、その後、「風呂水コース」のスイッチ22
aが操作されたか否かを監視する状態となる(ステップ
S5)。そこで、使用者は風呂水給水用ポンプ24を浴
槽から引き上げると共に、ホース29の先端を風呂水給
水用パイプ30から外し、回転槽6内の水に漂白剤を溶
かした上で、図8に示すように、風呂水給水用ポンプ2
4を水受槽4内の水中に浸漬すると共に、吐出口24b
に接続されたままになっているホース29を水受槽4内
に収納する。
【0047】この後、「風呂水コース」のスイッチ22
aを操作すると(ステップS5で「YES」)、制御装
置19は風呂水給水用ポンプ24を一定時間、例えば3
0分間運転する(ステップS6,S7)。この風呂水給
水用ポンプ24の運転により、回転槽6内の漂白剤液が
風呂水給水用ポンプ24の吸入口23aから吸入され、
ホース29を通って回転槽6内に戻されるというように
循環し、これによりホース29が洗浄される。
【0048】さて、風呂水給水用ポンプ24を一定時間
運転すると、制御装置19は風呂水給水用ポンプ24を
停止させ(ステップS8)、その後、排水弁9を開き、
排水が完了したところでブザー20を鳴動させてホース
洗浄運転が終了したことを報知する(以上、ステップS
9〜S12)。このように構成しても第1実施例と同様
の効果を得ることができる他、特に本実施例のように構
成した場合には、ホース29の洗浄のために風呂水を利
用できる。
【0049】図13は本発明の第6実施例を示すもの
で、これは、ホース洗浄運転を特殊操作でなく、それ専
用のスイッチ32を操作することにより行うことができ
るように構成したものである。
【0050】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、次のような変更または拡
張が可能である。第2実施例で説明した、ホース洗浄運
転において、水受槽4内の水位に変化があった場合、風
呂水給水用ポンプ15を停止すると共にブザーを鳴動さ
せる構成は、第5実施例に示した風呂水給水用ポンプ2
4を外付けするタイプの全自動洗濯機にも適用できる。
この場合、風呂水給水用ポンプ24とホース29とを回
転槽6内に収容したが、ホース29の先端が水受槽4の
上端近くにあって該ホース29から吐出される水が水受
槽4外に飛び出る状態になったとき、水受槽4内の水位
が低下するので、このような事態の発生時には直ちに風
呂水給水用ポンプ24を停止させると共に、ブザー20
で報知することできるものである。
【0051】図12のフローチャートにおいて、ステッ
プS1〜S5はなくても良い。風呂水給水用ポンプ24
を外付けするタイプの洗濯機では、ホース29の先端を
風呂水給水用パイプ30に接続した状態でホース洗浄運
転を行うようにしても良く、また、漂白剤液を入れたバ
ケツに風呂水給水用ポンプ24とホース29を入れてホ
ース洗浄運転を行うようにしても良い。
【0052】図12のように、風呂水を回転槽6内に供
給するために風呂水給水用ポンプ24を運転し、回転槽
6内に一定水位まで給水されるとブザー20を鳴動さ
せ、その後、ホース29の洗浄のために風呂水給水用ポ
ンプ24を一定時間運転する構成は、風呂水給水用ポン
プ15を内蔵した全自動洗濯機に適用しても良い。この
場合には、ホース17を最初浴槽の水中に浸漬してお
き、ブザー20が鳴ったらホース17を回転槽6内に入
れるようする。
【0053】ホース洗浄時に水に混ぜる洗浄剤は漂白剤
に限られず、分解、剥離作用を有するものであれば良
い。水受槽6の排水は水位センサ12が所定の低水位を
検出した後、所定時間の経過をもって、或いは排水弁9
の開放時点から所定時間経過することをもって完了と判
断する構成としても良い。
【0054】風呂水給水用ポンプ15,24の一定時間
運転機能は風呂水給水用ポンプ15,24のホース1
7,29の洗浄ばかりでなく、例えば洗濯後に風呂水を
使って回転槽を洗浄したりする場合などに利用できる。
風呂水給水用ポンプ15,24を運転する時間はスイッ
チ操作により所望に設定できるように構成しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、風呂水給水用ポンプを一定時間運転でき、この機
能を利用して風呂水給水用ポンプのホースを洗浄でき
る。請求項2記載の発明では、風呂水給水用ポンプの一
時停止時にホース内面に付着した水垢などに洗浄剤がし
み込むので、風呂水給水用ポンプの短時間の給水動作で
ホース内面を洗浄できる。
【0056】請求項3記載の発明では、風呂水給水用ポ
ンプのホース洗浄のための水を給水弁から自動的に供給
できる。請求項4記載の発明では、風呂水給水用ポンプ
のホースを洗浄するための水を風呂水給水用ポンプによ
り浴槽から自動供給できる。請求項5記載の発明では、
ホース洗浄運転において洗濯槽内の水位変化を検出した
場合、運転を停止するので、風呂水給水用ポンプやホー
スを誤った状態にしたままホース洗浄が終了まで進行す
ることを防止できる。請求項6記載の発明では、風呂水
給水用ポンプの運転積算時間によりホースの洗浄時期を
検出できる。請求項7記載の発明では、水垢センサによ
りホースの洗浄時期を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すホース洗浄運転のフ
ローチャート
【図2】風呂水給水用ポンプの運転時間積算のフローチ
ャート
【図3】ホース洗浄運転の状態で示す全自動洗濯機の縦
断側面図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図3相当図
【図9】水垢センサの断面図
【図10】水垢センサの検出信号の波形図
【図11】水垢センサによるホース洗浄時期報知のフロ
ーチャート
【図12】図1相当図
【図13】本発明の第6実施例を示す図4相当図
【符号の説明】
図中、4は水受槽、6は回転槽(洗濯槽)、9は排水
弁、12は水位センサ、15は風呂水給水用ポンプ、1
6は給水弁、17はホース、18は操作パネル、19は
制御装置、20はブザー(報知手段)、23aは表示器
(報知手段)、24は風呂水給水用ポンプ、25はポン
プ用駆動装置、29はホース、30は風呂水給水用パイ
プ(風呂水通水路)、31は水垢センサである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の水を洗濯槽内に供給するための風
    呂水給水用ポンプを制御可能な洗濯機において、 前記風呂水給水用ポンプを設定された時間だけ運転する
    機能を有することを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 風呂水給水用ポンプは設定された時間の
    運転中、給水動作と給水停止動作とを繰り返すことを特
    徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 風呂水給水用ポンプを設定された時間運
    転する操作がなされると、給水弁を介して水道水を洗濯
    槽内に一定水位まで給水した後、風呂水給水用ポンプを
    設定された時間運転することを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  4. 【請求項4】 風呂水給水用ポンプを設定された時間運
    転する操作がなされると、風呂水を洗濯槽内に供給する
    ために風呂水給水用ポンプを運転し、洗濯槽内に一定水
    位まで給水されると風呂水給水用ポンプの運転を停止す
    ると共に報知手段を動作させ、その後に再開操作がなさ
    れると、風呂水給水用ポンプを設定された時間運転する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  5. 【請求項5】 風呂水給水用ポンプの設定時間の運転
    中、洗濯槽内の水位の低下または上昇を検知した時、風
    呂水給水用ポンプを停止させると共に、報知手段を動作
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 風呂水給水用ポンプの運転時間を積算
    し、これが所定時間以上となったとき、報知手段を動作
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 風呂水通水路に水垢センサを設け、この
    水垢センサの検知信号に基づき報知手段を動作させるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗
    濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061598A (ja) * 2005-08-03 2007-03-15 Welco Butsuryu Kk 残り湯供給用ホースの殺菌洗浄方法及びその殺菌洗浄方法に使用するホース用薬剤と洗濯機の洗浄方法及びその洗浄方法に使用する洗濯機の洗浄用薬剤
CN112210956A (zh) * 2019-07-10 2021-01-12 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机自洁的判断方法、装置、设备及存储介质

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