JPH11179093A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH11179093A
JPH11179093A JP9348107A JP34810797A JPH11179093A JP H11179093 A JPH11179093 A JP H11179093A JP 9348107 A JP9348107 A JP 9348107A JP 34810797 A JP34810797 A JP 34810797A JP H11179093 A JPH11179093 A JP H11179093A
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JP
Japan
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water supply
pump device
water
washing
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP9348107A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Hashimoto
好美 橋本
Takashi Nishimura
孝 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ装置に設けられたフィルタの適切な掃
除時期を知ることができるようにする。 【解決手段】 制御回路はポンプ装置のポンプモータを
通電制御して風呂水給水を制御する。この場合、ポンプ
装置の使用回数が基準回数に達するとポンプ装置のフィ
ルタの掃除時期であると判定して「お掃除」ランプを点
灯させる(ステップS8、S20、S21)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の水を洗濯槽
に給水するための風呂水給水用のポンプ装置を備えた洗
濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】最近の洗濯機には、風
呂の残り湯(風呂水)を利用して洗濯できるように、風
呂水給水用のポンプ装置を備えたものがある。このポン
プ装置は、通常、ポンプモータやポンプ羽根を収容する
ポンプケースに形成された吸込口に、風呂水を吸い込む
ためのホースを接続して構成されている。この場合、垢
やごみが風呂水と共に洗濯槽内に供給されることを防止
するために、例えば前記ホースの先端部にフィルタを備
えた構成となっている。
【0003】そして、風呂水給水モードで洗濯運転を実
行すると、所定の給水行程においてポンプ装置が駆動さ
れることにより、風呂水を洗濯に使用することができ
る。
【0004】ところで、前記フィルタが目詰まりする
と、ポンプ装置による給水能力が低下するため、給水作
業に要する時間が長くなり、その結果、洗濯所要時間が
長くなる。また、フィルタが目詰まりすると、ポンプモ
ータの負荷が大きくなるため、消費電力の無駄になった
り、ポンプモータの寿命が短くなる原因となる。そのた
め、適切な時期にフィルタを掃除することが望ましい
が、使用者が、フィルタの掃除時期を判断することは難
しかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ポンプ装置に設
けられたフィルタの適切な掃除時期を知ることができる
洗濯機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の洗濯
機は、浴槽の水を洗濯槽内に給水するための風呂水給水
用のポンプ装置と、このポンプ装置を制御する制御手段
と、前記ポンプ装置に設けられた着脱可能なフィルタ
と、このフィルタの掃除時期を報知する報知手段と、前
記ポンプ装置の給水動作回数を検出する回数検出手段と
を備え、前記制御手段は、前記回数検出手段の検出回数
が基準回数に達したとき、前記フィルタの掃除時期であ
ると判定して前記報知手段に報知動作をさせるところに
特徴を有する。
【0007】上記洗濯機は、フィルタの目詰まりの程度
と、ポンプ装置の給水動作回数との間には密接な関係が
あることに基づいて構成されたもので、このような構成
によれば、使用者は、フィルタの掃除時期を確実に知る
ことができ、速やかにフィルタの掃除をすることができ
る。
【0008】ところで、ポンプ装置の給水能力は、使用
開始時、即ちフィルタが目詰まりしていない正常状態に
おいても、洗濯機の設置状況、例えばポンプ装置と浴槽
との高さ関係、ポンプ装置と浴槽との距離等によって異
なる。そして、このような給水能力の違いは、異物のフ
ィルタに対する詰まり易さの違いの原因となる。即ち、
給水能力が高いときには、フィルタを通過するような微
細な異物であっても、給水能力が低いとフィルタに詰ま
る。そこで、制御手段を、使用開始時のポンプ装置の給
水能力に応じて上記基準回数を設定すると(請求項2の
発明)、フィルタの掃除時期の判定精度が向上する。
【0009】また、同じ1回の給水動作であっても、ポ
ンプ装置により洗濯槽に供給される水量が多い方がフィ
ルタが早く目詰まりする。そのため、本発明の請求項3
の洗濯機は、浴槽の水を洗濯槽に給水するための風呂水
給水用のポンプ装置と、このポンプ装置を制御する制御
手段と、前記ポンプ装置に設けられた着脱可能なフィル
タと、このフィルタの掃除時期を報知する報知手段と、
前記ポンプ装置により洗濯槽に供給された水量を検出す
る水量検出手段とを備え、前記制御手段は、前記水量検
出手段の検出水量に基づいて前記ポンプ装置の使用開始
時からの積算水量を算出し、その積算水量が基準量に達
したとき、前記フィルタの掃除時期であると判定して前
記報知手段に報知動作をさせることを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、フィルタの掃除
時期をより正確に判定することができる。この場合、制
御手段を、使用開始時のポンプ装置の給水能力に応じて
上記基準水量を設定するように構成すると良い(請求項
4の発明)。
【0011】また、上記構成の洗濯機においては、制御
手段は、報知手段による報知動作がされた後も洗濯運転
を実行するように構成することが好ましい(請求項5の
発明)。このような構成によれば、報知手段による報知
動作がなされた後は、一義的に洗濯運転を終了させる構
成と異なり、使用者自身が、洗濯運転を継続するか否か
を判断することができる。また、一旦、洗濯運転が開始
された洗濯物が、途中の過程、例えば水に漬かった状態
で放置されるという事態を避けることができる。この場
合、フィルタの掃除時期を本来の掃除時期よりも若干早
めに設定すると、フィルタの掃除時期であると判定され
て報知手段が報知した後に洗濯運転が実行されても、不
具合が生じることがない。
【0012】更に、制御手段は、給水弁により水道水を
洗濯槽に供給する給水動作とポンプ装置による給水動作
とを選択的に実行可能に構成されていると共に、報知手
段による報知動作がなされたときには、前記給水弁によ
る給水動作を実行するように構成すると良い(請求項6
の発明)。このような構成によれば、フィルタが目詰ま
りした状態のままポンプ装置が動作されることがない。
【0013】更にまた、制御手段は、フィルタの掃除時
期である判定したときには、次回の洗濯運転時に報知手
段に報知動作をさせるようにすることも良い構成である
(請求項7の発明)。この構成においては、使用者は、
次に洗濯運転を行う際にフィルタの掃除時期であること
を確実に知ることができる。
【0014】この場合、前回の報知動作に基づいて使用
者がフィルタを掃除した場合は、ポンプ装置の給水能力
が向上するため、ポンプ装置の給水能力を検出する給水
能力検出手段を設け、制御手段は、今回のポンプ装置の
給水能力と、前回の給水能力とを比較して今回の給水能
力の方が大なる場合には、報知手段による報知動作をリ
セットするように構成すると良い(請求項8の発明)。
このような構成によれば、フィルタの掃除を行った場合
は、報知手段の報知動作が自動的にリセットされるた
め、使い勝手が良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を全自動洗濯機(脱
水兼用洗濯機)に適用した第1の実施例について図1な
いし図9を参照して説明する。
【0016】まず、図3は、本発明に係る全自動洗濯機
の全体構成を示している。この図3において、洗濯機本
体1は外箱2の上部にトップカバー3を装着して構成さ
れている。外箱2内には、外槽4が弾性吊持機構5を介
して支持されている。そして、外槽4内には、洗濯槽と
脱水槽とを兼用する回転槽6が回転可能に設けられてお
り、回転槽6の内底部には、撹拌体7が回転可能に設け
られている。
【0017】また、前記外槽4の上部には槽カバー8が
取り付けられており、この槽カバー8に内蓋9が開閉可
能に設けられている。この内蓋9の後部側には、多数の
通水孔(図示せず)を有する凹状部9aが形成されてい
る。
【0018】更に、前記外槽4の底部の図3中右側に
は、排水口10が設けられている。この排水口10に
は、例えばモータ式の排水弁11が設けられていると共
に、排水ホース12が接続されている。前記排水口10
と隣接する部位には、水位検知用のエアトラップ13が
設けられている。そして、このエアトラップ13に、回
転槽6内の水位を検知する例えば圧力センサからなる水
位センサ14(図7にのみ示す)が、エアパイプ15を
介して連結されている。
【0019】また、前記外槽4の外底部には、モータ1
6及び駆動機構17が配設されている。詳しい説明は省
略するが、前記駆動機構17により、洗濯運転時には回
転槽6は制止してモータ16の回転力が撹拌体7にのみ
伝達され、脱水運転時にはモータ16の回転力が回転槽
6及び撹拌体7に伝達されるように構成されている。一
方、図4にも示すように、トップカバー3には、洗濯物
の出し入れ口を開閉する例えば二つ折り式の蓋18が設
けられている。そして、トップカバー3内の後部には、
前記回転槽6内への給水動作を行うための電磁式の給水
弁19、給水器20及び風呂水給水用のポンプ装置21
が配設されている。前記給水弁19は、給水ホース22
を介して水道の蛇口23に接続されている。
【0020】詳しい図示は省略するが、前記ポンプ装置
21は、ポンプケース内にポンプモータ21a及びポン
プ羽根が配設されて構成されている。そして、前記ポン
プ装置21の吸水口21bには例えば伸縮自在なホース
24が着脱可能に連結されており、浴槽Bの水を吸引す
るように構成されている。そして、前記給水器20から
の水は上記した内蓋9の凹状部9aを経て回転槽6内へ
供給されるように構成されている。
【0021】また、前記ホース24の先端部には水取入
口体25が取付けられている。この水取入口体25は、
図5に示すように、本体25aに蓋部25bをねじ込ん
で構成されており、蓋部25bには複数の通水孔25c
が形成されている。そして、水取入口体25の内部には
目の細かいフィルタ26a及び目の粗いフィルタ26b
が収容されている。
【0022】一方、図3及び図4に示すように、前記ト
ップカバー3の上面の前部には、操作パネル27が設け
られ、この操作パネル27の裏側には制御手段たる制御
回路28が配設されている。操作パネル27には、図6
に示すように、電源スイッチ29、一時停止スイッチ兼
用のスタートスイッチ30の他、洗濯コースや洗濯水位
などを設定する各種スイッチ31が設けられている。ま
た、操作パネル27には、洗濯行程や水位等を表示する
表示器32が設けられている。
【0023】図7は、電気的構成の概略を機能ブロック
の組み合わせにより示している。この図7において、制
御回路30は、例えばマイクロコンピュータなどから構
成されており、洗濯運転全般を制御する機能を有し、そ
のための制御プログラムや各種データを記憶している。
【0024】上記制御回路30には、各種スイッチ3
1、水位センサ14、モータ16の回転数を検出するた
めの回転センサ33からの信号が入力されるように構成
されている。さらに、制御回路30は、表示器32、ブ
ザー34を制御するように構成されている。また、制御
回路30は上記した各種の入力信号に基づき、制御プロ
グラムに従ってポンプモータ21a、給水弁19、排水
弁11、モータ8を駆動回路35を介して通電制御する
と共に、RAM28aに対する書き込み及び読み込み制
御を実行するように構成されている。
【0025】ここで、各種洗濯コースのうち風呂水給水
モードに関係する洗濯コースについて図8を参照して説
明する。まず、図8(a)は、全自動コースのうちの
「標準コース」を示しており、このコースは、電源スイ
ッチ29がオン操作されると設定されるように構成され
ている。そして、各種スイッチ31のうちのコース設定
スイッチ31aが操作されることなくスタートスイッチ
30がオン操作されると実行される。具体的には、給水
行程(給水弁19オンによる水道水給水)、洗い行程、
排水行程、脱水行程、給水行程(水道水給水)、第1の
すすぎ行程、排水行程、脱水行程、給水行程(水道水給
水)、第2のすすぎ行程、排水行程、最終脱水行程が順
に実行される。
【0026】これに対して、「標準」コースが設定され
た上で、「ふろ水ポンプ」スイッチ31bがオン操作さ
れると、所定の給水行程においてポンプ装置21による
給水動作が実行される風呂水給水モードが設定されるよ
うに構成されている。このとき、スイッチ31bのオン
操作ごとに、「洗いのみ」、「洗い・すすぎ」、「風呂
水給水なし(即ち、「標準」コース)」、「洗いのみ」
…というように順次繰り返し設定され、これに対応し
て、風呂水給水モードの種類を示す表示器32aが点灯
する。
【0027】この場合、「洗いのみ」の風呂水給水モー
ドが設定されると、図8(b)に示すように、洗い行程
の直前の給水行程のみポンプ装置21による風呂水給水
を行い、残りの給水行程は水道水給水となる。また、
「洗い・すすぎ」の風呂水給水モードが設定されると、
図8(c)に示すように、洗い行程直前の給水行程及び
第1のすすぎ行程直前の給水行程は風呂水給水を行い、
それ以降の給水行程では水道水給水となる。
【0028】そして、詳しくは後述するように、制御回
路28は、風呂水給水モードの実行時において、ポンプ
装置21による給水動作回数が基準回数に達すると、フ
ィルタ26a,26bの掃除時期であることを表示器3
2のうちの「お掃除」ランプ32bを表示させることに
より報知させるように構成されている。従って、本実施
例においては、「お掃除」ランプ32bが報知手段とし
て機能する。
【0029】さて、前記制御回路28の制御内容につい
て、図1及び図2のフローチャートを参照して説明す
る。ステップS1においては、電源プラグが電源コンセ
ント(いずれも図示せず)に差し込まれたことに基づい
て初期設定が行われる。これは、RAM28aに対し
て、ポンプ装置21の使用回数N、基準回数Nc、フラ
グF(これは、前回の洗濯運転時にポンプ装置21の使
用回数が基準回数に達したか否か、即ち、「お掃除」ラ
ンプ32bが点灯したか否かを示す。ランプ32bが点
灯すると、Fは「1」にセットされ、ランプ32bが消
灯すると、Fは「0」にリセットされる。)、前回の給
水能力Spreが書き込まれる。具体的には、初期設定
では、N,Fとしてそれぞれ「0」が書き込まれ、N
c,Spreとして大きな数値例えば「∞」が書き込ま
れる。そして、ステップS2以降の動作は、電源スイッ
チ29がオンされて駆動回路35に駆動電源が供給され
たことを条件に実行される。
【0030】ステップS2では、各種スイッチ31の操
作に基づいて洗濯コースの変更や行程内容の変更等の洗
濯モードの設定があったか否かを判断する。洗濯モード
の変更があった場合は(ステップS2にてYES)、ス
テップS3にて風呂水給水モード(図8(b)或いは
(c)に示すコースのいずれか)が選択されたか否かを
判断する。そして、風呂水給水モードが選択された場合
は、次のステップS4にて、フラグFが「1」であるか
否かの判断がなされる。
【0031】ここでは、まず、電源プラグが差し込まれ
て初めて風呂水給水モードの洗濯運転が実行された場合
について説明する。この場合は、Fは「0」であるか
ら、ステップS5に移行して、スタートスイッチ30が
操作されることに基づいて、ポンプモータ21aを通電
してポンプ装置21の動作を開始する(ステップS
6)。これにより、浴槽B内の風呂水が吸い上げられて
回転槽6へ給水される。
【0032】この後、ステップS7に移行し、RAM2
8aに記憶されている使用回数NをN+1、即ち「1」
に書き替える。そして、次のステップS8では、使用回
数Nが基準回数Ncに達したか否かを判断する。この場
合、基準回数Ncは「∞」とされており、使用回数Nは
基準回数Ncに達していないため(ステップS8にてN
O)、ステップS9に移行する。
【0033】ステップS9においては、ポンプ装置21
の運転開始初期における給水能力Sを検出する。ここで
は、水位センサ14からの入力信号に基づいて、極小水
位例えば10lに達するまでの時間tを測定し、給水能
力S(l/min)が検出される。そして、次のステッ
プS10において、使用回数Nが1であるか否か、即
ち、このポンプ装置21の給水動作が1回目のものであ
るかが判断されてる。この場合、1回目のものであるた
め、ステップS11に移行して、前記給水能力Sに基づ
いて基準回数Ncが設定される。
【0034】ポンプ装置21の給水能力は、フィルタ2
6a,26bの目詰まりの程度だけでなく、ポンプモー
タ21aの性能や、洗濯機の設置状況、即ち、浴槽Bと
ポンプ装置21との高さ関係、回転槽6から浴槽Bまで
の距離、ホース24の流路抵抗等の影響を受ける。従っ
て、フィルタ26a,26bに目詰まりがない正常状態
であっても、ポンプ装置21の給水能力は洗濯機の設置
状況等により異なる。このような給水能力の違いによ
り、フィルタ26a,26bに対する異物の詰まり易さ
が異なる。即ち、給水能力が高いときにはフィルタ26
a,26bを通過するような微細な異物であっても、給
水能力が低いときにはフィルタ26a,26bに詰まっ
てしまう。
【0035】図9は、ポンプ装置21の給水能力と使用
回数(給水動作回数)との関係を示したもので、ここで
は、使用開始時の給水能力が12l/minの場合と5
l/minの場合を例に示している。そして、本実施例
では、フィルタ26a,26bの掃除時期の判定を、給
水能力が3l/minを下回ったことに基づいて行うこ
ととした。従って、使用開始時の給水能力が12l/m
inの場合は、基準回数Ncは30回となり、5l/m
inの場合は、基準回数Ncは20回となる。次のステ
ップS12では、今回の給水能力Sが前回の給水能力S
preより大きいか否かを判断する。この場合、前回の
給水能力Spreは「∞」であるため、ステップS13
へ移行して、フラグFが「1」であるか否かが判断され
る。そして、フラグFは「0」であるため、ステップS
14へ移行して、今回の給水能力Sが前回の給水能力S
preとしてRAM28aに書き込まれる。
【0036】その後、ポンプ装置21による給水動作に
より水位が順次上昇していき、設定水位に達するとステ
ップS15によりこれが判断され、ステップS16にて
ポンプモータ21aを断電させて給水を停止する。この
後、ステップS17に移行し、この洗濯コースで設定さ
れた次の行程以降が実行される。
【0037】尚、ステップS2にて「NO」の場合、及
びステップS3にて「NO」の場合は、ステップS18
に移行して、スタートスイッチ30が操作されたか否か
を判断し、操作されればステップS19に移行して、標
準コースやその他、風呂水給水モード以外の各モードの
洗濯コースに応じた制御が実行される。
【0038】上述した最初の風呂水給水モードの洗濯運
転が行われた後、風呂水給水モードの洗濯コースが繰り
返し実行されることにより、フィルタ26a,26bが
目詰まりしていき、ポンプ装置21の給水能力は次第に
低下していく。そのため、今回の給水能力Sは、前回の
給水能力Spreよりも小さくなっていく。そして、ポ
ンプ装置21の給水動作回数が基準回数Ncに達する
と、ステップS8における動作回数Nが基準回数Ncに
達したか否かの判断が「YES」となり、フィルタ26
a,26bの掃除時期であることが判定される。これに
より、ステップS20にて、「お掃除」ランプ32bが
点灯し、掃除時期であることが報知され、ステップS2
1において、フラグFが「1」にセットされる。
【0039】続いて、ステップS9で給水能力Sが測定
される。次の、ステップS10では、使用回数Nは1で
はないため、そのままステップS12に移行する。ステ
ップS12では、今回の給水能力Sは前回の給水能力S
preよりも小さいため、ステップS13に移行する。
そして、ステップS13において、フラグFが「1」で
あるか否かの判断が「YES」となり、ステップS22
に移行する。ステップS22では、ポンプモータ21a
を停止すると共に、給水弁19に通電することにより、
給水弁19による水道給水に切換えられる。また、ステ
ップS23において、今回の給水能力Sが前回の給水能
力Spreとして設定更新される。その後、給水弁19
による給水動作により水位が順次上昇していき、設定水
位に達するとステップS24によりこれが判断され、ス
テップS25にて給水弁19を断電させて給水を停止
し、ステップS17に移行して、次の行程以降が実行さ
れる。
【0040】このように、掃除時期であることの報知が
なされると、フラグFが「1」にセットされるため、次
回の風呂水給水モードの洗濯コースが選択された時点
で、「お掃除」ランプ32bが点灯する(ステップS4
にてYES、ステップS26)。これは、ステップS2
及びS18を繰り返している間に、電源スイッチ29が
手動によりオフされ或いはオートパワーオフされると、
駆動回路35に対する駆動電源が停止されて、「お掃
除」ランプ32bが消灯されるからである。そして、使
用者がフィルタ26a,26bの掃除を行った場合は、
今回の給水能力Sが前回の給水能力Spreよりも大き
くなるため、ステップS12における判断が「YES」
となり、ステップS27へ移行する。この結果、「お掃
除」ランプ32bはオフされて、ステップS28にて、
フラグFが「0」にリセットされると共に、使用回数N
は「0」、基準回数Ncは「∞」にそれぞれセットされ
る。従って、フィルタ26a,26bの掃除がなされた
次の風呂水給水モードの実施が、ポンプ装置21の1回
目の使用となる。
【0041】このような本実施例によれば、ポンプ装置
21の給水動作回数が所定の回数(基準回数)に達する
とフィルタ26a,26bの掃除時期であると判定し
て、「お掃除」ランプ32bが点灯するので、使用者
は、フィルタ26a,26bの掃除を行わなければなら
ないことを確実に知ることができる。
【0042】しかも、前記基準回数Ncは、使用開始時
の給水能力に応じて設定されるので、洗濯機の設置状況
によらず、フィルタ26a,26bの掃除時期を正確に
判定することができる。
【0043】また、本実施例においては、フィルタ26
a,26bの掃除時期であると判定されて「お掃除」ラ
ンプ32bが点灯した後も、洗濯運転が継続されるよう
に構成した。このため、一旦、洗濯作業が開始された
後、洗濯が終了しないまま洗濯物が放置されてしまうと
いう不具合がない。
【0044】特に、本実施例においては、「お掃除」ラ
ンプ32bが点灯した後は、給水弁19による水道水の
給水動作に切換えて洗濯運転を実行するように構成し
た。そのため、掃除時期に達した、即ちフィルタ26
a,26bが目詰まりした状態でポンプ装置21が動作
されることを避けることができる。
【0045】また、本実施例においては、フィルタ26
a,26bの掃除時期にあることが判定されると、次
回、風呂水給水モードを選択した時点で「お掃除」ラン
プ32bを再度点灯するように構成した。つまり、次
回、使用者がポンプ装置21による風呂水給水を行おう
とするときにフィルタ26a,26bの掃除時期である
ことが報知されるので、使用者がそのことを再認識する
ことができる。
【0046】しかも、今回の給水能力が前回の給水能力
よりも大きい場合には、フィルタ26a,26bの掃除
がなされ、フィルタ26a,26bの目詰まりが解消さ
れたと判断して、「お掃除」ランプ32bの点灯をリセ
ットするように構成した。そのため、使用者が「お掃
除」ランプ32bの点灯をリセットする必要がない。
【0047】図10ないし図12は、本発明の第2の実
施例を示しており、第1の実施例と異なるところを説明
する。この第2の実施例と第1の実施例との相違点は、
ポンプ装置21により回転槽6に供給された水量の積算
(積算水量)によってフィルタ26a,26bの掃除時
期であることを判定するように構成したことである。即
ち、ステップS7まで上述した制御がなされた後、ステ
ップS101にて、給水量P1が検出される。この場
合、給水量P1は例えば洗濯物の重量に応じて自動設定
された水位、或いは、使用者のマニュアル操作により設
定された水位から検出される。その後、ステップS10
2へ移行して、今回の水量P1を前回までの積算水量P
に加算する。そして、ステップS103では、積算水量
Pが基準水量Pcに達したか否かを判断する。この場
合、基準水量PCは、ポンプ装置21の使用開始時の給
水能力に基づいて設定される(ステップS104)。
尚、図12は、ポンプ装置21の給水能力と積算水量と
の関係を示しており、この例ではPcはQ1,Q2であ
る。
【0048】上記構成によれば次のような効果がえられ
る。即ち、ポンプ装置21により回転槽6に供給される
水量は、設定水位、即ち、洗濯物の量によって異なり、
同じ1回の給水動作であっても、給水量が多いほど多く
の異物がフィルタ26a,26bに詰まる。従って、上
記構成のように、各給水動作時における給水量を検出
し、積算水量に基づいてフィルタ26a,26bの掃除
時期を判定することにより、判定精度が向上する。
【0049】尚、上記第1及び第2の実施例では説明し
なかったが図8(c)のコースが選択された場合には、
第1すすぎ行程の前段の給水(風呂水)行程において
も、同様の目詰まり判定及び処理が行われるようになっ
ている。
【0050】また、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例に限定されるものではなく、次のような変形或いは
拡張が可能である。上記第2実施例では、ポンプ装置2
1による給水量は、設定水位から求めるように構成した
が、水位センサ14により回転槽6内の水位を検出する
ように構成しても良い。
【0051】上記各実施例においては、フィルタ26
a,26bの掃除時期であることが判定されると、次
回、風呂水給水モードを選択した時点でその旨を報知す
るように構成したが、次回、洗濯運転を行おうとした時
点で、即ち電源スイッチ29を操作した時点で報知する
ように構成しても良い。このような構成であっても、使
用者は、フィルタ26a,26bの掃除時期であること
に容易に気付くことができる。フィルタの掃除時期であ
ることが判定されたときには、ブザーを鳴動させるよう
に構成しても良い。
【0052】基準回数や基準水量は、風呂水の汚れ具合
に基づいて設定するように構成しても良い。この場合、
風呂水の汚れ具合は、ポンプ装置に透過度センサを設け
ることにより検出することができる。また、基準回数や
基準水量は、洗濯機の製造時に設定される固有の値とし
ても良い。
【0053】ポンプ装置は、洗濯機本体に内蔵されたタ
イプに限らず、浴槽内に配置されて用いられる、いわゆ
る外付けタイプでも良い。ただし、この場合もポンプ装
置のポンプモータは洗濯機本体側の制御手段により制御
される。報知手段の報知動作をリセットするリセットス
イッチを設け、使用者がマニュアル操作でリセットする
ようにしても良い。EEPROMからなる不揮発性メモ
リを設け、これにF,N,Nc,Spre,,P,Pc
等を記憶させても良い。このようにすれば、停電が生じ
た場合に対処できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗濯機
は、浴槽の水を洗濯槽内に給水するための風呂水給水用
のポンプ装置を備えたものであって、前記ポンプ装置の
給水動作回数を検出する回数検出手段を設け、制御手段
は、回数検出手段の検出回数が基準回数に達したとき、
前記フィルタの掃除時期であると判定して報知手段に報
知動作をさせたり、或いは、前記ポンプ装置により洗濯
槽に供給された水量を検出する水量検出手段を設け、前
記ポンプ装置の使用開始時からの積算水量が基準量に達
したとき、前記フィルタの掃除時期であると判定して前
記報知手段に報知動作をさせるように構成したので、使
用者は、フィルタの掃除時期であることを容易に知るこ
とができ、適切な時期にフィルタを掃除することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の制御内容を示すフロー
チャート(1)
【図2】フローチャート(2)
【図3】全自動洗濯機の縦断側面図
【図4】洗濯機を浴槽と共に示す図
【図5】水取入口体の分解側面図
【図6】操作パネルの平面図
【図7】電気的構成のブロック図
【図8】全自動コースのうちの、標準コース(a)、
「洗いのみ」風呂水給水モード(b)、「洗い・すす
ぎ」風呂水給水モード(c)の洗濯行程を示す図。
【図9】給水能力とポンプ装置の給水動作回数との関係
を示す図
【図10】本発明の第2の実施例の制御内容を示すフロ
ーチャート(その1)
【図11】フローチャート(その2)
【図12】給水能力と風呂水給水量との関係を示す図
【符号の説明】
図中、1は洗濯機本体、6は回転槽(洗濯槽)、14は
水位センサ(水位検知手段)、19は給水弁、21はポ
ンプ装置、26a,26bはフィルタ、28は制御回路
(制御手段)、32bは「お掃除」ランプ(報知手段)
を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の水を洗濯槽内に給水するための風
    呂水給水用のポンプ装置と、 このポンプ装置を制御する制御手段と、 前記ポンプ装置に設けられた着脱可能なフィルタと、 このフィルタの掃除時期を報知する報知手段と、 前記ポンプ装置の給水動作回数を検出する回数検出手段
    とを備え、 前記制御手段は、前記回数検出手段の検出回数が基準回
    数に達したとき、前記フィルタの掃除時期であると判定
    して前記報知手段に報知動作させることを特徴とする洗
    濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、使用開始時のポンプ装置の
    給水能力に応じて基準回数を設定することを特徴とする
    請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 浴槽の水を洗濯槽に給水するための風呂
    水給水用のポンプ装置と、 このポンプ装置を制御する制御手段と、 前記ポンプ装置に設けられた着脱可能なフィルタと、 このフィルタの掃除時期を報知する報知手段と、 前記ポンプ装置により洗濯槽に供給された水量を検出す
    る水量検出手段とを備え、 前記制御手段は、前記水量検出手段の検出水量に基づい
    て前記ポンプ装置の使用開始時からの積算水量を算出
    し、その積算水量が基準量に達したとき、前記フィルタ
    の掃除時期であると判定して前記報知手段に報知動作を
    させることを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、使用開始時のポンプ装置の
    給水能力に応じて基準量を設定することを特徴とする請
    求項3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、報知手段による報知動作が
    された後も洗濯運転を実行することを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、給水弁により水道水を洗濯
    槽に供給する給水動作とポンプ装置による給水動作とを
    選択的に実行可能に構成されていると共に、報知手段に
    よる報知動作がなされたときには、前記給水弁による給
    水動作を実行することを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 制御手段は、フィルタの掃除時期である
    判定したときには、次回の洗濯運転時に報知手段に報知
    動作をさせることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 ポンプ装置の給水能力を検出する給水能
    力検出手段を備え、制御手段は、今回のポンプ装置の給
    水能力と、前回の給水能力とを比較して今回の給水能力
    の方が大なる場合には、報知手段による報知動作をリセ
    ットすることを特徴とする請求項7記載の洗濯機。
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