JPH07236791A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH07236791A
JPH07236791A JP6027866A JP2786694A JPH07236791A JP H07236791 A JPH07236791 A JP H07236791A JP 6027866 A JP6027866 A JP 6027866A JP 2786694 A JP2786694 A JP 2786694A JP H07236791 A JPH07236791 A JP H07236791A
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JP
Japan
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washing
laundry
water
amount
water level
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Application number
JP6027866A
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English (en)
Inventor
Mitsuko Sanemasa
充子 実政
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一の洗い終了後の洗濯液を第二の洗いに使
用する。 【構成】 第一の洗いが終了すると、水槽3内の洗濯液
を排水せずにブザー68を鳴らしてそのまま一旦停止状
態となる。導電率計26により水槽3内の洗濯液の洗浄
力を検知する。洗濯液の洗浄力が低下したとき、洗浄能
力報知手段81によってブザー68を鳴らす。追加洗剤
量算出手段82により第二の洗いに必要な追加洗剤量を
算出する。必要量の洗剤を投入して第二の洗いを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物を洗いから脱水
まで行うマイクロコンピュータを内蔵した全自動洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全自動洗濯機は、水槽内に設けら
れたパルセータを駆動するモータと、水槽内へ水を供給
する給水機能と、電源スイッチ,スタートスイッチ,コ
ース選択,各運転の設定等を行う運転操作機能と、水槽
内の水位を検知する水位検知機能と、パルセータを駆動
して洗濯物の容量を検知する布量検知機能と、進行状
況,水位,洗剤適量等を表示する表示機能と、これら各
機能の出入力を総合的に制御するマイクロコンピュータ
からなる制御部とを備えており、使用者が選択した運転
コースや、洗濯物の布量あるいは汚れ具合に応じて給水
から洗い、すすぎ、脱水まで連続的に実行して洗濯を完
了するものである。
【0003】ところが、実際に使用者が洗濯を行うとき
は、洗濯物の汚れ具合や布質あるいは色柄等に応じて洗
濯物を分別し、それぞれ個別に洗濯を行う場合がほとん
どであるため、複数回の洗濯が行われる。そのため、分
別された洗濯物がそれぞれ少量の場合であっても、毎回
洗いから脱水まで連続して行われるので、少量の洗濯物
に対応した低水位で運転を行っても使用する水量が多
く、不経済であった。
【0004】そこで、使用者は経済的な洗濯を行うため
に、手動操作によって洗濯物を第一の洗いと第二の洗い
とをそれぞれ個別に連続して行い、その後両洗濯物を合
わせて、すすぎおよび脱水を行う二度洗いを実施させて
いた。これは第一の洗い終了後、その洗濯液を排水せず
に第二の洗いを行って節水等を図って経済的な洗濯を行
うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動操
作による二度洗いは、各工程が終了する度に次の工程の
設定をする必要があるので、その都度の操作が面倒で時
間が掛かり、使用者が洗濯機から長時間離れることがで
きなかった。しかも、使用者自身が第一の洗い終了時点
を確認しなければならず、第二の洗い開始時点では、洗
濯液の洗浄力の確認や洗濯物の布量の把握を使用者自身
が行い、追加洗剤の量や追加水の量等は使用者の経験と
勘により行われていた。そのため、洗剤を追加する量が
多い場合や、洗濯物の布量に対する水量が少ない場合は
布傷みの原因となり、追加洗剤の量が少ない場合や、布
量に対する水量が多い場合は、洗濯効率が低下する恐れ
があった。そして、すすぎ時の洗濯物の布量の把握も同
様で、洗濯物の布量に対する水量が少ない場合は布傷み
や、すすぎ効率低下の恐れがあり、布量に対する水量が
多い場合は不経済で実際には節水等を図ることができず
逆効果であった。
【0006】そこで、最近では、汚れのひどい洗濯物を
先に洗い、その洗いが終了すると排水および脱水し、次
に普通の洗濯物を入れて先の洗濯物と一緒にまとめて洗
いから脱水まで行う分け洗いコースを備えた洗濯機があ
る。
【0007】しかし、この洗濯機では、第一の洗い終了
時点で排水および脱水が行われるので、使用水量が多
く、しかも通常の洗濯を二回行う場合と同等量の洗剤が
必要であり、不経済で効率が悪かった。
【0008】本発明は、上記に鑑み、第一の洗い終了後
の洗濯液を第二の洗いに使用して効率よく経済的な二度
洗いを行う洗濯機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1〜3によ
る課題解決手段は、図1の如く、汚れ具合や布質あるい
は色柄に応じて洗濯物を個別に洗濯するとき、第一の洗
い終了後に、水槽3から洗濯液を排水せずに洗濯物に応
じた第二の洗いを行う二度洗い実行手段80を備えてお
り、水槽3内の洗濯液の洗浄力を検出する洗浄能力検知
手段26と、該洗浄能力検知手段26により検出された
洗浄力が設定値より低下したときに報知する洗浄能力報
知手段81と、洗浄能力検知手段26により検出された
洗浄力に基づいて第二の洗いに必要な洗剤量を算出する
追加洗剤量算出手段82とが設けられたものである。
【0010】請求項4による課題解決手段は、第二の洗
い開始前に水槽3内の水位を洗濯物の容量に応じた水位
にする水位修正手段83が設けられたものである。
【0011】
【作用】上記請求項1〜3による課題解決手段におい
て、スタートキー36をオンすると第一の洗いが開始さ
れる。そして、第一の洗いが終了すると、水槽3内の洗
濯液を排水せずにそのまま一旦停止状態となる。このと
き、洗浄能力検知手段26により水槽3内の洗濯液の洗
浄力を検知する。洗濯液の洗浄力が設定値よりも低下し
ていれば、洗浄能力報知手段81によって報知するとと
もに、追加洗剤量算出手段82により第二の洗いに必要
な追加洗剤量を算出するので、洗濯液を経済的で効率よ
く使用できる。そして、必要量の洗剤を投入して第二の
洗いが開始される。
【0012】請求項4による課題解決手段において、第
二の洗い開始前に、水位修正手段83によって洗濯物の
容量に応じた水位と現在の水位とを比べて排水あるいは
給水が行われ、洗濯物の容量に対して最適な水位に修正
される。したがって、使用者が水量を調節する必要がな
くなる。
【0013】
【実施例】本実施例の全自動洗濯機は、図2の如く、上
面開放の箱型に形成された洗濯機本体1に内装された外
槽2と、該外槽2に回転自在に内装された水槽3と、洗
濯機本体1の上部に開閉可能に設けられた開閉蓋4とを
備えている。
【0014】前記外槽2は、上面開放の有底円筒状に形
成されており、運転中の振動を防ぐために支持ロッド5
およびスプリング6等から構成される防振機構により洗
濯機本体1に弾性的に吊り下げられている。
【0015】前記水槽3は、上面開放の有底円筒状に形
成されており、上部の周壁には脱水孔7が穿通され、下
部に回転可能なパルセータ8が配置されている。水槽3
の底面には中空状の回転軸9が取付けられ、該回転軸9
が外槽下部の機構部10に回転自在に支持されている。
また、水槽3の底面には、水槽3内の洗濯液を排水する
ための水孔11が形成されており、パルセータ8を支持
するパルセータ軸12が水孔11を貫通して回転軸9に
回転可能に内嵌され、回転軸9およびパルセータ軸12
が駆動装置13により回転駆動される。
【0016】そして、前記外槽2の底面中央には、水槽
3の水孔11に連通した第一排水路14が設けられてお
り、該第一排水路14は水槽3の水孔11からの洗濯液
が外槽2内に侵入しないよう回転軸9を囲むように形成
され、第一排水路14は排水弁15を介して排水管16
に接続されている。また、外槽2の底面には排水口17
が形成されており、該排水口17に連通した第二排水路
18が設けられている。該第二排水路18は排水管16
の排水弁15よりも下流側に接続され、外槽2内に溜ま
る洗濯液が排水口17から第二排水路18を介して排水
管16へ排水される。
【0017】前記駆動装置13は、外槽2の下部に取付
けられた駆動モータ19と、モータ軸20に取付けられ
たプーリ21と、パルセータ軸12の下端に取付けられ
たプーリ22と、機構部10に内装されたパルセータ軸
12に回転軸9を断続させるクラッチおよびブレーキ
と、両プーリ21,22に掛け巻きされたベルト23と
からなり、駆動モータ19の駆動力がモータ軸20、プ
ーリ21、ベルト23、プーリ22を介してパルセータ
軸12に伝達される。
【0018】また、前記洗濯機本体1内には、水槽3内
の水位を検知する水位検知手段25と、水槽3内の洗濯
液の洗浄力を検出する洗浄能力検知手段26とが設けら
れている。前記水位検知手段25は、本体上面の後部に
配置された圧力センサ27と、外槽2の下部後方に配置
され第一排水路14に連通する水位検知箱28と、該水
位検知箱28の上部の空気取出口28aと圧力センサ2
7とを接続する導圧パイプ29とからなる。これは、水
位検知箱28によりエアトラップが構成されており、そ
の圧力変化によって水槽3への給水が高水位、中水位、
低水位、少量水位となったことを圧力センサ27が検知
する。
【0019】前記洗浄能力検知手段26は、水槽3内の
洗濯液の導電率を検出するもので、外槽下部に配置され
た導電率計とされている。該導電率計26は、その電極
部26aが第一排水路14内に配されており、電極部2
6aから洗濯液に電気を流して洗濯液の導電率を検出す
ることにより、洗濯液の洗剤の洗浄力を検知するもので
ある。
【0020】前記洗濯機本体1の上面には、洗濯物を出
し入れする洗濯物投入口30が形成されており、該洗濯
物投入口30を開閉する前記開閉蓋4が回動可能に支持
され、後部に水槽3へ水を供給する給水弁を備えた給水
部(図示せず)が設けられ、前部に開閉蓋4が閉じてい
るか否かを検知するリミットスイッチ31が設けられて
いる。該リミットスイッチ31は開閉蓋4が閉じられる
とオン信号を発生し、開閉蓋4が開かれるとオフ信号を
発生する。また、本体上面には図示しない洗剤収納部や
漂白剤および柔軟剤等を投入する添加剤投入口が設けら
れている。
【0021】そして、洗濯機本体上面の前部には、図3
の如く、電源のオンオフや運転内容等を設定する操作キ
ー部32と、運転内容や各工程の進行状況等を表示する
表示部33と、運転等の終了や各部の異常等を発生音に
より知らせるブザー(図示せず)とを備えた操作パネル
34が設けられている。
【0022】前記操作キー部32は、電源のオンオフに
用いる電源キー35と、運転の開始および一旦停止等に
用いるスタート/一時停止キー36と、二度洗いを行う
ときに用いる二度洗いキー37と、各種洗濯コースを選
ぶコースキー38と、水位を選ぶ水位キー39と、洗い
の内容を選ぶ洗いキー40と、すすぎの内容を選ぶすす
ぎキー41と、脱水の内容を選ぶ脱水キー42と、現在
時刻の設定に用いる時計キー43と、予約運転の設定に
用いる予約キー44と、現在時刻および予約時刻の設定
に用いる時刻設定キー45と、ブザーの鳴動を停止させ
るブザー音取り消しキー46とを有している。
【0023】前記表示部33は、発光ダイオードからな
り、洗濯に必要な洗剤量を示す洗剤量表示ランプ47
と、水位を示す水位表示ランプ48と、洗濯コースの内
容を示す洗濯コースランプ49と、洗いを行っているこ
とを示す洗いランプ50と、すすぎを行っていることを
示すすすぎランプ51と、脱水を行っていることを示す
脱水ランプ52と、二度洗いを行っていることを示す二
度洗いランプ53と、予約運転を行っていることを示す
予約ランプ54と、現在時刻、終了時刻および残時間を
示す時刻ランプ55とを有している。
【0024】そして、全自動洗濯機には、操作パネル3
4の操作キー部32により設定された内容に基づいて、
洗濯機の各部の制御および洗いから脱水までの各工程の
実行等を総合的に制御する制御部60が設けられてい
る。該制御部60は、図示しない外部からの交流電源が
供給されており、図1の如く、この供給電源を駆動電力
に変換する電源回路61と、該電源回路61からの電源
供給により駆動するマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと称す)62と、該マイコン62に接続されたリセ
ット回路63と、操作キー部32からなる入力キー回路
64と、リミットスイッチ31,圧力センサ27,導電
率計26,布量検知部65,水温検知部66等からなる
状態検知回路67と、表示部33,ブザー68等からな
る表示回路69と、駆動モータ19,排水弁15および
給水弁70を制御するための負荷駆動回路71とを備え
ている。
【0025】前記布量検知部65は、水槽3に洗濯物を
投入して低水位まで給水し、パルセータ8を回転させて
駆動モータ19が正反転駆動するときのオフ時に、駆動
モータ19に接続された図示しない進相コンデンサのパ
ルス数をカウントするもので、図4のようにパルス数が
少なければ布量が多く、パルス数が多ければ布量が少な
いと判断する。
【0026】前記マイコン62は、ROM72、RAM
73、CPU74、各入出力装置とデータのやり取りを
行うI/Oポート75およびタイマー76から構成され
ている。前記ROM72は、読みだし専用メモリで、R
OM72には洗濯機の運転プログラムがすべて記憶され
ており、プログラムは操作パネル34の操作キー部32
により変更可能とされている。前記RAM73は、デー
タ書き込みメモリで、操作キー部32からの信号がI/
Oポート75を介してRAM73に格納される。そし
て、マイコン62の入力側には、入力キー回路64、状
態検知回路67が接続され、出力側には表示回路69、
負荷駆動回路71が接続されている。
【0027】そして、前記マイコン62には、第一の洗
い終了後に、水槽3から洗濯液を排水せずに洗濯物に応
じた第二の洗いを行う二度洗い実行手段80と、導電率
計26により検出された洗浄力が設定値より低下したと
きに報知する洗浄能力報知手段81と、導電率計26に
より検出された洗浄力に基づいて第二の洗いに必要な洗
剤量を算出する追加洗剤量算出手段82と、第二の洗い
開始前に水槽3内の水位を洗濯物の容量に応じた水位に
する水位修正手段83とを有せしめられている。なお、
マイコン62では、リミットスイッチ31からの出力信
号に基づいて、開閉蓋4が開いているときにはスタート
キー36を押しても運転を開始せず、閉じているときに
運転を開始するようにされており、運転中の場合は、開
閉蓋4が開かれると運転を一旦停止させ、閉じられると
停止状態からスタートするよう構成されている。
【0028】前記二度洗い実行手段80は、洗濯物の汚
れ具合や布質あるいは色柄等に応じて洗濯物を分別して
洗濯を行うもので、操作キー部32の二度洗いキー37
を押すことにより実施される。これは第一の洗いが終了
すると、その洗濯液を排水せずにブザー68を鳴らして
一旦停止させ、洗濯物を入れ換えて第二の洗いが終了す
ると排水し、第一および第二の洗いを行った洗濯物を合
わせて投入すると、給水してすすぎおよび脱水を行うよ
う構成されている。
【0029】前記洗浄能力報知手段81は、洗濯液の洗
浄力が低下したときにブザー68を鳴動させて知らせる
もので、導電率計26による第一の洗い終了時の洗濯液
の導電率が設定値よりも低くなるとブザー68を鳴らす
よう構成されている。
【0030】前記追加洗剤量算出手段82は、第二の洗
いに必要な洗剤量を算出するもので、導電率計26およ
び布量検知部65からの出力信号に基づいて、以下の式
により算出される。洗濯物の布量をA、洗濯に必要な洗
剤の電導率P(設定値)とすると、必要洗剤量Bは、 B=βAP と考えられる。ただし、βは定数である。そして、布量
検知部65により検知された第一の洗いの洗濯物の布量
をAとすると、第一の洗いに必要な洗剤量Bは、 B=βAP ・・・・(1) で表される。次ぎに第一と第二の洗濯物を入れ換えた
後、布量検知部65により検知された第二の洗いの洗濯
物の布量をAとすると、第二の洗いに必要な洗剤量B
は、 B=βAP ・・・・(2) となり、第一の洗い終了後の洗濯液の電導率をPとす
ると、追加する洗剤量Bは、(2)式から B=βAP−βA =βA(P−P) ・・・・(3) により算出される。そして、この算出された値に基づい
て洗剤量表示ランプ47によって追加分の洗剤量が表示
される。
【0031】前記水位修正手段83は、布量検知部65
により検出した布量、および圧力センサ27からの水位
に基づいて給水あるいは排水して水槽3内の水位を調整
するもので、第二の洗い開始前およびすすぎ開始前に布
量検知部65により布量を検知し、その容量に対して水
槽3内の水位が高い場合は排水弁15を開いて排水し、
水位が低い場合は給水弁70を開いて給水して最適な水
位に修正するよう構成されている。
【0032】上記構成において、二度洗いを行うときの
全自動洗濯機の運転動作を図5,6に示すフローチャー
トに基づいて説明する。まず、電源キー35をオンして
第一の洗濯物を洗濯機に投入し、開閉蓋4を閉じて二度
洗いキー37を押して二度洗いコースを設定し、スター
トキー36をオンする。すると布量検知部65により洗
濯物の布量を判断し、それに応じた水位と洗剤量を決定
して洗剤量表示ランプ47および水位表示ランプ48に
それぞれ表示され、使用者が表示された必要量の洗剤を
投入する。また、そのとき操作パネル34の二度洗いラ
ンプ53が点灯して二度洗いコースが設定されているこ
とを表示する。そして、給水が行われて第一の洗いが開
始される。
【0033】第一の洗いが終了すると、ブザー68が鳴
って第一の洗いが終了したことを報知し、水槽3内の洗
濯液を排水せずにそのまま一旦停止状態となる。使用者
は、開閉蓋4を開いて第一の洗濯物を水槽3から取り出
し、第二の洗濯物を投入する。
【0034】その後、第二の洗いを行うために再びスタ
ートキー36をオンする。すると布量検知部65および
圧力センサ27により第二の洗濯物の布量と水槽3内の
水位が検知され、布量に応じた水位でなければ水位修正
手段83により排水、あるいは給水が行われて最適な水
位に修正される。
【0035】そして、水槽3の水位の修正が終わると、
導電率計26により洗濯液の洗浄力を検知し、洗浄力が
低下していると洗浄能力報知手段81によりブザー68
を鳴らして報知するとともに、追加洗剤量算出手段82
により追加洗剤量を算出して、その必要量を洗剤量表示
ランプ47で表示する。なお、洗剤の追加が不要な場合
は、ブザー68を鳴らさずそのまま第二の洗いがスター
トする。ただしここで、開閉蓋4が開いているとブザー
68を鳴らして開閉蓋4が開いていることを報知するの
で、開閉蓋4が開いた状態のままで運転が一向にスター
トしないようなことはない。
【0036】次に、使用者が追加洗剤を投入して開閉蓋
4を閉じると、第二の洗いが開始される。その後、第二
の洗いが終了するとブザー68が鳴って、水槽3内の洗
濯液が排水されて一旦停止状態となり、使用者は開閉蓋
4を開いて水槽3に第一の洗濯物を投入して第二の洗濯
物と合わせる。そして、開閉蓋4を閉じると、布量検知
部65および圧力センサ27により水槽3内の洗濯物の
布量と水槽3内の水位が検知され、水位修正手段83に
より最適な水位になるよう給水されて、以後すすぎおよ
び脱水が連続して行われる。
【0037】このように、二度洗い実行手段80により
第一の洗いおよび第二の洗いからすすぎ、および脱水ま
で連続して行えるので、従来の手動操作による二度洗い
よりも容易に二度洗いを行うことができ、使用者自身が
終了時点を確認する必要がなく、洗濯機から離れて別の
事ができて時間の無駄にならない。しかも、第一の洗い
終了後に洗濯液を排水せずに第二の洗いを行うので、従
来の分け洗いを行う洗濯機よりも、使用水量や洗剤量が
少なくて済む。したがって、二度洗いを行う場合の洗濯
時間の短縮や節水が可能となり、経済的で効率のよい洗
濯が行える。
【0038】そして、導電率計26によって第一の洗い
終了時の洗濯液の洗浄力を検知し、洗濯液の洗浄力が低
下したときに洗浄能力報知手段81によりブザー68を
鳴らして報知するので、追加洗剤を投入する必要がある
ことを使用者に気づかせることできる。しかも追加洗剤
量算出手段82によって追加洗剤量を算出して報知する
ことにより、必要量の洗剤だけ投入でき、洗剤の節約が
可能となる。
【0039】また、水位修正手段83によって水槽3内
の水位を洗濯物の容量に応じて修正できるので、使用者
自身が水量を調節する必要がなく、最適な水位で洗濯お
よびすすぎが行える。したがって、洗剤の多少および水
量の多少による洗濯効果の低下、すすぎ効果の低下ある
いは布傷み等の発生を防止することができる。
【0040】また、布質あるいは色柄に応じて分別され
た二種類の洗濯物を二度洗い実行手段80によって洗濯
することにより、他の洗濯物への色移りや染み付き等が
防止でき、仕上がり感を損なうことはない。さらに、一
種類の洗濯物を二度洗い手段80によって洗濯すること
により、汚れのひどい洗濯物に対して効果的に汚れを落
とすことができる。
【0041】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0042】例えば、上記実施例では、第二の洗いの開
始前に洗剤の追加が必要な場合、使用者が表示に従って
必要量の洗剤を投入していたが、洗濯機に制御部60か
らの信号に基づいて、必要な洗剤量を水槽3に投入する
洗剤自動投入装置を設ければ、第一と第二の洗濯物の入
れ換えの後、再度スタートキー36を押す必要がなくな
り、開閉蓋4を閉めれば追加洗剤が投入される。したが
って、使用者は洗濯物を入れ換えるだけでよく、開閉蓋
4の開け閉めを行うことにより、二度洗いができるの
で、使用者の手間が省け、さらに洗濯時間の短縮が図れ
る。
【0043】また、洗浄能力検知手段として導電率計2
6を使って洗濯液の洗浄力を検知したが、フォトダイオ
ードおよびフォトトランジスタ等の光センサを使って洗
濯液の透過率を検出してもよい。
【0044】そして、上記実施例では、一槽式の全自動
洗濯機について記述したが、二槽式の洗濯機でも適用で
きる。この場合、脱水は別工程になるが洗いからすすぎ
までを連続的に二度洗いが行えるので、従来の二槽式に
比べて経済的で効率のよい洗濯が行える。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1〜3によると、二度洗い実行手段により第一の洗
いおよび第二の洗いからすすぎ、および脱水まで連続し
て行えるので、従来の手動操作による二度洗いよりも容
易に二度洗いを行うことができ、使用者自身が終了時点
を確認する必要がなく、洗濯機から離れて別の事ができ
て時間が無駄にならない。しかも、第一の洗い終了後に
洗濯液を排水せずに第二の洗いを行うので、従来の分け
洗いを行う洗濯機よりも、使用水量が少なくて済む。し
たがって、従来に比べて二度洗いの洗濯時間の短縮や節
水が可能となり、経済的で効率のよい洗濯が行える。
【0046】そして、洗浄能力検知手段によって第一の
洗い終了時の洗濯液の洗浄力を検知し、洗濯液の洗浄力
が低下したときに洗浄能力報知手段により報知するの
で、追加洗剤を投入する必要があることを使用者に気づ
かせることができる。しかも追加洗剤量算出手段によっ
て追加洗剤量を算出することにより、必要量の洗剤だけ
投入でき、洗剤の節約が可能となる。
【0047】また、布質あるいは色柄に応じて分別され
た二種類の洗濯物を二度洗い実行手段によって洗濯する
ことにより、他の洗濯物への色移りや染み付き等が防止
でき、洗濯物の仕上がり感を損なうことはない。さら
に、一種類の洗濯物を二度洗い手段によって洗濯するこ
とにより、汚れのひどい洗濯物に対して効果的に汚れを
落とすことができる。
【0048】請求項4によると、水位修正手段によって
水槽内の水位を洗濯物の容量に応じて修正できるので、
使用者自身が水量を調節する必要がなく、最適な水位で
第二の洗いが行える。したがって、洗剤の多少および水
量の多少による洗濯効果の低下、あるいは布傷み等の発
生を防止することができるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗濯機の制御部のブ
ロック構成図
【図2】全自動洗濯機の全体構成図
【図3】操作パネルの平面図
【図4】布量と駆動モータとの関係を示す図
【図5】二度洗いの運転動作を示すフローチャート
【図6】同じく二度洗いの運転動作を示すフローチャー
【符号の説明】
3 水槽 26 導電率計 80 二度洗い実行手段 81 洗浄能力報知手段 82 追加洗剤量算出手段 83 水位修正手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06F 39/08 301 J 7504−3B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚れ具合や布質あるいは色柄に応じて洗
    濯物を個別に洗濯するとき、第一の洗い終了後に、水槽
    から洗濯液を排水せずに洗濯物に応じた第二の洗いを行
    う二度洗い実行手段を備えた洗濯機。
  2. 【請求項2】 水槽内の洗濯液の洗浄力を検出する洗浄
    能力検知手段と、該洗浄能力検知手段により検出された
    洗浄力が設定値より低下したときに報知する洗浄能力報
    知手段とが設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗浄能力検知手段により検出された洗浄
    力に基づいて第二の洗いに必要な洗剤量を算出する追加
    洗剤量算出手段が設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 第二の洗い開始前に水槽内の水位を洗濯
    物の容量に応じた水位にする水位修正手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の洗濯機。
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