JPH11104393A - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

洗濯機の制御装置

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Publication number
JPH11104393A
JPH11104393A JP9269574A JP26957497A JPH11104393A JP H11104393 A JPH11104393 A JP H11104393A JP 9269574 A JP9269574 A JP 9269574A JP 26957497 A JP26957497 A JP 26957497A JP H11104393 A JPH11104393 A JP H11104393A
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JP
Japan
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water
suction pump
water suction
pump
control means
Prior art date
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Application number
JP9269574A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Takagi
眞一郎 高木
Masamitsu Mihara
正光 三原
Hisashi Imahashi
久之 今橋
Yoshiaki Sakida
義明 崎田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9269574A priority Critical patent/JPH11104393A/ja
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自吸水可能な吸水ポンプを備えた洗濯機の制
御装置において、寒冷地や冬の屋外でも、吸水ポンプ内
の残水の凍結を防止し、確実に吸水ポンプを動作できる
ようにする。 【解決手段】 呼び水により自吸水可能な吸水ポンプ1
5の起動、停止を凍結防止スイッチ53により設定し、
制御手段54により吸水ポンプ15と水道水を給水する
給水弁13を制御し、一連の洗い、すすぎ、脱水行程を
自動運転させる。制御手段54は、凍結防止スイッチ5
3からの入力に基づき、優先的に吸水ポンプ15を起
動、停止させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼び水により自吸
水可能な吸水ポンプを備えた洗濯機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機の制御装置は図1
2および図13に示すように構成していた。以下、その
構成について説明する。
【0003】図に示すように、水位スイッチ1は、水位
を高、中、低のいずれかに設定するもので、水位スイッ
チ1によって設定された水位を水位表示部2に表示す
る。予約スイッチ3は、予約時間を6時間、9時間、1
2時間のいずれかに設定するもので、予約スイッチ3に
よって設定された内容を予約表示部4に表示する。行程
スイッチ5は、洗い、すすぎ、脱水の行程を設定するも
ので、行程スイッチ5によって設定された行程を行程表
示部6に表示する。
【0004】コーススイッチ7は、つけ洗い、標準、手
洗い、風呂水などのコースを設定するもので、コースス
イッチ7により設定されたコースをコース表示部8に表
示する。スタート/ストップスイッチ9は、一連の動作
を開始、一時停止するものである。
【0005】制御手段10は、マイクロコンピュータな
どで構成し、双方向性サイリスタ、トランジスタなどで
構成した負荷駆動手段11を介してモータ12、給水弁
13、排水弁14、吸水ポンプ15などを制御し、一連
の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転させる。水位セン
サ(水位検知手段)16は、タンク17内の水位を検知
するものである。なお、18は交流電源、19は電源ス
イッチである。
【0006】つぎに、洗濯機の構成を図14により説明
すると、外枠20は、洗濯兼脱水槽21を回転自在に設
けたタンク17を弾性支持しており、洗濯兼脱水槽21
の内底部に回転翼22を回転自在に設けている。タンク
17の底部にモータ12および動力切換機構23を設
け、モータ12によりベルト24を介して、洗濯時には
回転翼22を駆動し、脱水時には洗濯権脱水槽21を駆
動するように構成している。
【0007】タンク17の底部にタンク17内の水位に
対応した圧力を発生させる空気だまり25を設け、エア
ーホース26を介して水位センサ16に接続し、タンク
17内の水位を検知するようにしている。排水弁14
は、排水ホース27を通してタンク17内の洗濯液を排
水し、給水弁13はタンク17内に給水する。
【0008】制御装置28は、一連の洗い、すすぎ、脱
水行程を自動運転させるもので、図12に示すように構
成している。
【0009】吸水ポンプ15は、外枠20に取り付け、
先端に吸水フィルタ29を設けた吸水ホース30を吸水
口31に連結し、吸水フィルタ30を風呂の浴槽32内
に入れている。給水弁13は、注水口33を通してタン
ク17内に給水する。風呂水を使用する風呂水コースの
場合は、給水弁13を一定時間動作して、タンク17内
に給水すると同時に、注水口33に設けた呼び水吐出口
34から呼び水口35に連結した呼び水パイプ36を通
り、吸水ポンプ15のポンプケース内へ満水の状態に供
給するようにしている。吐出口37は、吸水ポンプ15
により吸水された水を吐出し、吐出パイプ38を通して
注水ガイド39に連結し、注水ガイド39に沿ってタン
ク17内に注水するように構成している。
【0010】吸水ポンプ15は、図15および図16に
示すように構成しており、ポンプケース40は、呼び水
を貯水可能で、ランナーケーシング41を設けて過室4
2を形成し、その吐出部43を気水分離室44に連通さ
せている。過室42の内部にランナー45を回転自在に
設け、電動機46によりランナー45を駆動する。電動
機46は、回転子47を永久磁石で構成し、巻線48に
商用電源を接続することにより回転する。
【0011】吸水口31は、吸水ホース30を連結し、
風呂水を吸水するもので、逆止弁49と整流ガイド50
を介して過室42に連通している。整流ガイド50は、
円筒状の整流筒部51を有し、整流筒部51の端部外周
とランナーケーシング41との間にリング状の貫通口5
2を設けている。吐出口37は、気水分離室44に連通
し、呼び水行程で気水分離した空気を排出するととも
に、揚水行程で吸水口31から過室42に吸水された水
を吐出する。呼び水口35は、ポンプケース40内に呼
び水を供給するものである。
【0012】一般に、洗濯機の一連のシーケンスは、図
17に示すように、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程の
3つの行程からなり、その中に給水行程、攪拌行程、排
水行程、間欠脱水行程、脱水行程、ブレーキ行程の動作
がある。制御手段10は、給水行程では、負荷駆動手段
11を介して給水弁13または吸水ポンプ15を駆動し
て給水する。攪拌行程では、負荷駆動手段11を介して
モータ12を正逆反転駆動して攪拌を行う。排水行程で
は、負荷駆動手段11を介して排水弁14を駆動して排
水する。脱水行程では、排水弁14とモータ12を駆動
し、動力切換機構23により洗濯兼脱水槽21を回転さ
せる。間欠脱水行程とは、間欠的にモータ12を駆動す
る脱水行程である。ブレーキ行程は、脱水行程後にモー
タ12への通電のみを中止した惰性回転期間と排水弁1
4への通電をも中止した休止期間からなる。
【0013】上記構成において吸水ポンプ15により風
呂水を給水する場合の動作について説明する。
【0014】吸水ポンプ15により風呂水を給水する場
合、使用者は吸水口31に吸水ホース30を接続し、吸
水ホース30の先端の吸水フィルタ29を風呂の浴槽3
2の中に入れ、コーススイッチ7により風呂水コースを
設定する。スタート/ストップスイッチ9が押される
と、制御手段10は、負荷駆動手段11を介して一定時
間給水弁13を駆動し、水道水を注水口33の呼び水吐
出口34より吸水ポンプ15のポンプケース40に給水
する。これが、吸水ポンプ15の呼び水となる。
【0015】このときの給水弁13の動作時間は、タン
ク17とポンプケース40内に水道水が分流されること
を考慮して決定される。ここでは、20秒とする。つま
り、20秒間の給水弁13の動作により吸水ポンプ15
内が満水になる。そして、給水弁13を停止し、吸水ポ
ンプ15を駆動する。
【0016】すると、吸水ポンプ15内のランナー45
が回転し、ポンプケース40内の水を吐出すると同時
に、吸水ホース30内の空気を吸い上げ、吸水ホース3
0が入っている風呂水をも吸い上げる。これにより、風
呂水を吸水する仕組みになっている。吸水ポンプ15を
動作させ始めてから、風呂水が吸水されるまでの時間が
給水待ち時間となる。一度風呂水を吸水したら、逆止弁
49の働きにより吸水ホース30および吸水ポンプ15
内は満水されており、次回の給水時には、待ち時間なし
に風呂水を給水可能となる。
【0017】なお、風呂水コースが選択された場合、洗
い行程およびすすぎ行程の一回目の給水は、負荷駆動手
段11を介して吸水ポンプ15を駆動して風呂水を給水
する。すすぎ行程の2回目(最終)給水は、給水弁13
より、水道水を給水する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、寒冷地や冬の屋外での使用に対
し、吸水ポンプ15内の残水が凍結してしまい、そのま
までは吸水ポンプ15を使用することができない、ある
いは凍結により吸水ポンプ15が故障するという問題を
有していた。さらに、無理に使用すると、吸水ポンプ1
5内の電動機46のロック、発熱、異臭、故障という問
題を有していた。
【0019】本発明は上記課題を解決するもので、寒冷
地や冬の屋外でも、吸水ポンプ内の残水の凍結を防止
し、確実に吸水ポンプを動作できるようにすることを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、呼び水により自吸水可能な吸水ポンプの起
動、停止を吸水ポンプ入力手段により設定し、制御手段
により吸水ポンプと水道水を給水する給水弁を制御し、
一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転させる。制御
手段は、吸水ポンプ入力手段からの入力に基づき、優先
的に吸水ポンプを起動、停止させるように構成したもの
である。
【0021】これにより、寒冷地や冬の屋外でも、吸水
ポンプ内の残水を攪拌して凍結するのを防止することが
でき、確実に吸水ポンプを動作できるようにすることが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、呼び水により自吸水可能な吸水ポンプと、水道水を
給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知
手段と、前記吸水ポンプの起動、停止を設定する吸水ポ
ンプ入力手段と、前記吸水ポンプ、給水弁の制御および
一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転させる制御手
段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ入力手段
からの入力に基づき、優先的に吸水ポンプを起動、停止
させるように構成したものであり、使用環境(寒冷地、
季節、時刻など)に応じて、使用者が吸水ポンプ入力手
段を操作することにより、残水を攪拌し、凍結を防止す
ることができ、確実に吸水ポンプを動作できるようにす
ることができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、計時手段を備え、制御手段は、吸
水ポンプ入力手段からの入力に基づき、吸水ポンプを起
動、停止させ、かつ前記吸水ポンプを前記計時手段によ
り間欠動作させるように構成したものであり、使用者が
スイッチ操作することによって、吸水ポンプを動作させ
たとき、吸水ポンプは間欠動作するため、騒音、使用電
力などを低減できるとともに、ポンプモータの劣化を防
止することができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、呼び水により自
吸水可能な吸水ポンプと、水道水を給水する給水弁と、
洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段と、計時手段
と、前記吸水ポンプ、給水弁の制御および一連の洗い、
すすぎ、脱水行程を自動運転させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記吸水ポンプを計時手段により間欠
的に動作させるように構成したものであり、計時手段に
より吸水ポンプを間欠的に動作させることで、使用者が
スイッチ操作する必要がなくなり、スイッチ操作の手間
を省くことができるとともに、スイッチの入れ忘れ、切
り忘れをなくすることができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、呼び水により自
吸水可能な吸水ポンプと、水道水を給水する給水弁と、
洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段と、温度を検知
する温度検知手段と、前記吸水ポンプ、給水弁の制御お
よび一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転させる制
御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検知手段か
らの入力に基づき、前記吸水ポンプを起動、停止させる
ように構成したものであり、残水が凍結しない環境で
は、吸水ポンプを動作させないので、省エネルギとする
ことができる。
【0026】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、計時手段を備え、制御手段は、吸
水ポンプを前記計時手段からの入力に基づき、間欠動作
させるようにしたものであり、残水が凍結する環境にな
って、吸水ポンプを動作させたとき、吸水ポンプは間欠
動作するため、騒音、使用電力などを低減できるととも
に、ポンプモータの劣化を防止することができ、さら
に、省エネルギとすることができる。
【0027】請求項6に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、温度を判別する温度判別御手段を
備え、制御手段は、前記温度判別手段からの入力に基づ
き、吸水ポンプのオン、オフの間欠時間を変化させるよ
うにしたものであり、温度が低い場合は吸水ポンプのオ
ン時間を長く、温度の高い場合はオン時間を短くするこ
とにより、温度に適した動作時間を設定することができ
る。
【0028】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、吸水ポンプが動作しているこ
とを表示する吸水ポンプ表示手段を備え、制御手段は、
吸水ポンプの動作中は前記吸水ポンプ表示手段に表示す
るようにしたものであり、使用者に吸水ポンプを動作さ
せていることを知らせることにより、突然動きだした吸
水ポンプに驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。また、洗濯機と吸水ポ
ンプの構成は従来例と同じである。
【0030】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、凍結防止スイッチ(吸水ポンプ入力手段)53は、
吸水ポンプ15の起動、停止を設定するもので、制御手
段54に入力し、制御手段54は、マイクロコンピュー
タで構成し、凍結防止スイッチ53からの入力に基づ
き、優先的に吸水ポンプ15を起動、停止させるように
構成している。凍結防止表示部55は、吸水ポンプ15
の動作中に表示する。
【0031】上記構成において動作を説明すると、寒冷
な気候条件下で使用する場合、吸水ポンプ15内の残水
の凍結防止するために、使用者は凍結が予想される場合
には、凍結防止スイッチ53を押し、負荷駆動手段11
を介して吸水ポンプ15をオンさせる。つまり、吸水ポ
ンプ15内のランナー45を回転させることによって、
残水を攪拌する。これにより、残水の凍結を防止するこ
とができる。
【0032】また、吸水ポンプ15の動作中は凍結防止
表示部55に表示することで、使用者に吸水ポンプ15
を動作させていることを知らせ、突然動きだした吸水ポ
ンプ15に驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0033】なお、本実施例では、凍結防止スイッチ5
3を操作表示部に設けているが、通常の使用時には不必
要であるので、隠しスイッチとしてもよい。
【0034】(実施例2)図3に示すように、タイマー
(計時手段)56は、制御手段57を構成するマイクロ
コンピュータに内蔵している。制御手段57は、凍結防
止スイッチ53からの入力に基づき、吸水ポンプ15を
起動、停止させ、かつ吸水ポンプ15をタイマー56に
より間欠動作させるように構成している。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0035】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。ステップ101で凍結防止スイッチ53を
押すと、ステップ102で負荷駆動手段11を介して、
吸水ポンプ15を動作させる。同時にステップ103で
タイマー56により計時し、ステップ104で、たとえ
ば、3秒経過すると、ステップ105で吸水ポンプ15
の動作を停止する。ステップ106で再度タイマー56
により計時し、ステップ107で、たとえば、20分経
過するまで、吸水ポンプ15を停止する。以後は、ステ
ップ108で凍結防止スイッチ53によって凍結防止機
能を停止させるまで、オン、オフが繰り返される。
【0036】このように、予め制御手段57に定められ
たオン、オフ時間に応じて、吸水ポンプ15を間欠的に
動作させることによって、残水の凍結を防止できると同
時に、吸水ポンプ15の騒音を低減し、耐久性を向上す
ることができる。
【0037】また、吸水ポンプ15の動作中は凍結防止
表示部55に表示することで、使用者に吸水ポンプ15
を動作させていることを知らせ、突然動きだした吸水ポ
ンプ15に驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0038】なお、本実施例では、吸水ポンプ15を3
秒動作、20分停止で間欠動作させているが、これらの
時間は一例であって限定するものではない。
【0039】(実施例3)図5に示すように、タイマー
(計時手段)58は、制御手段59を構成するマイクロ
コンピュータに内蔵している。制御手段59は、吸水ポ
ンプ15をタイマー58により間欠的に動作させるよう
に構成している。他の構成は上記実施例1と同じであ
る。
【0040】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。ステップ201で一連の洗濯動作が終了す
ると、ステップ202でタイマー58により計時し、ス
テップ203で、たとえば、20分が経過すると、ステ
ップ204で負荷駆動手段11を介して吸水ポンプ15
を動作させる。ステップ205で再度タイマー58によ
り計時し、ステップ206で、たとえば、3秒が経過す
ると、ステップ207で吸水ポンプ15を停止する。以
後、ステップ208で、制御手段59への通電が遮断さ
れるか、または洗濯動作が開始されるまで、吸水ポンプ
15はオフ、オン動作を繰り返す。
【0041】このように、タイマー58により吸水ポン
プ15を間欠的に動作させることで、使用者がスイッチ
操作する必要がなくなり、スイッチ操作の手間を省くこ
とができるとともに、スイッチの入れ忘れ、切り忘れを
なくすることができる。
【0042】また、吸水ポンプ15の動作中は凍結防止
表示部55に表示することで、使用者に吸水ポンプ15
を動作させていることを知らせ、突然動きだした吸水ポ
ンプ15に驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0043】なお、本実施例では、吸水ポンプ15を3
秒動作、20分停止で間欠動作させているが、これらの
時間は一例であって限定するものではない。
【0044】(実施例4)図7に示すように、サーミス
タ(温度検知手段)60は、制御装置上に設けて温度を
検知するもので、その出力を制御手段61に入力してい
る。制御手段61は、マイクロコンピュータで構成し、
サーミスタ60からの入力に基づき、吸水ポンプ15を
起動、停止させるように構成している。他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0045】上記構成において図8を参照しながら動作
を説明する。ステップ301で一連の洗濯動作を終了す
ると、ステップ302でサーミスタ60によって気温を
検知し、そのデータより、ステップ303で気温が0℃
以下になった場合、ステップ304で吸水ポンプ15内
の残水が凍結すると判断する。そして、ステップ305
で負荷駆動手段11を介して、吸水ポンプ15を動作さ
せ、残水を排出、または攪拌を行う。サーミスタ60に
よる気温検知は常時行われており、ステップ306で気
温が0℃を越えれば、ステップ307で吸水ポンプ15
を停止させる。
【0046】このように、サーミスタ60からの入力に
基づき、吸水ポンプ15を起動、停止させることで、残
水が凍結しない環境では、吸水ポンプ15を動作させな
いので、省エネルギとすることができる。
【0047】また、吸水ポンプ15の動作中は凍結防止
表示部55に表示することで、使用者に吸水ポンプ15
を動作させていることを知らせ、突然動きだした吸水ポ
ンプ15に驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0048】なお、本実施例では、サーミスタ60は、
制御装置上に設け、気温を検知して残水の凍結の可能性
を判定しているが、吸水ポンプ15内の残水の温度を検
知するようにしてもよい。
【0049】(実施例5)図9に示すように、タイマー
(計時手段)62は、マイクロコンピュータで構成した
制御手段63に内蔵している。制御手段63は、サーミ
スタ60からの入力に基づき、吸水ポンプ15を起動、
停止させるとともに、タイマー62からの入力に基づ
き、間欠動作させるように構成している。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0050】上記構成において図10を参照しながら動
作を説明する。ステップ401で一連の洗濯動作を終了
すると、ステップ402でタイマー62により計時し、
ステップ403、404で、10分ごとにサーミスタ6
0によって気温を検知する。そのデータより、ステップ
405で気温が0℃以下になった場合、ステップ406
で吸水ポンプ15内の残水が凍結すると判断し、ステッ
プ407で負荷駆動手段11を介して吸水ポンプ15を
動作させ、残水の攪拌を行う。
【0051】気温が上昇し、0℃以上になると、吸水ポ
ンプ15を停止させるように制御する。ただし、吸水ポ
ンプ15の動作時は、タイマー62を用いて、3秒動
作、20分停止のサイクルで動作する。図10には、吸
水ポンプ15のサイクル運転や、気温が上昇する場合に
ついては省略している。
【0052】このように、吸水ポンプ15をタイマー6
2からの入力に基づき、間欠動作させることで、残水が
凍結する環境になって、吸水ポンプ15を動作させたと
き、吸水ポンプ15は間欠動作するため、騒音、使用電
力などを低減できるとともに、ポンプモータの劣化を防
止することができ、さらに、省エネルギとすることがで
きる。
【0053】また、吸水ポンプ15の動作中は凍結防止
表示部55に表示することで、使用者に吸水ポンプ15
を動作させていることを知らせ、突然動きだした吸水ポ
ンプ15に驚いたり、不信感を抱かすのを防止できる。
【0054】(実施例6)図11に示すように、温度判
別手段64は、サーミスタ60からのデータを判別する
もので、マイクロコンピュータで構成した制御手段65
に内蔵している。制御手段65は、温度判別手段64か
らの入力に基づき、(表1)に示すように、タイマー6
6による吸水ポンプ15のオン、オフの間欠時間を変化
させるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じ
である。
【0055】
【表1】
【0056】上記構成において動作を説明すると、(表
1)に示すように、サーミスタ60によって検知した気
温を温度判別手段64によって判別し、−5℃以上の場
合は、吸水ポンプ15を3秒動作、20分停止のサイク
ルで動作させ、−10℃以上−5℃未満の場合は、吸水
ポンプ15を10秒動作、15分停止のサイクルで動作
させ、−10℃未満の場合は、吸水ポンプ15を20秒
動作、10分停止のサイクルで動作させる。これによ
り、気温の低下に応じた対応が可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、呼び水により自吸水可能な吸水ポンプ
と、水道水を給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知
する水位検知手段と、前記吸水ポンプの起動、停止を設
定する吸水ポンプ入力手段と、前記吸水ポンプ、給水弁
の制御および一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転
させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポ
ンプ入力手段からの入力に基づき、優先的に吸水ポンプ
を起動、停止させるように構成したから、使用環境(寒
冷地、季節、時刻など)に応じて、使用者が吸水ポンプ
入力手段を操作することにより、残水を攪拌し、凍結を
防止することができ、確実に吸水ポンプを動作できるよ
うにすることができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、計
時手段を備え、制御手段は、吸水ポンプ入力手段からの
入力に基づき、吸水ポンプを起動、停止させ、かつ前記
吸水ポンプを前記計時手段により間欠動作させるように
構成したから、使用者がスイッチ操作することによっ
て、吸水ポンプを動作させたとき、吸水ポンプは間欠動
作するため、騒音、使用電力などを低減できるととも
に、ポンプモータの劣化を防止することができる。
【0059】また、請求項3に記載の発明によれば、呼
び水により自吸水可能な吸水ポンプと、水道水を給水す
る給水弁と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段
と、計時手段と、前記吸水ポンプ、給水弁の制御および
一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転させる制御手
段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプを計時手
段により間欠的に動作させるように構成したから、計時
手段により吸水ポンプを間欠的に動作させることで、使
用者がスイッチ操作する必要がなくなり、スイッチ操作
の手間を省くことができるとともに、スイッチの入れ忘
れ、切り忘れをなくすることができる。
【0060】また、請求項4に記載の発明によれば、呼
び水により自吸水可能な吸水ポンプと、水道水を給水す
る給水弁と、洗濯槽内の水位を検知する水位検知手段
と、温度を検知する温度検知手段と、前記吸水ポンプ、
給水弁の制御および一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自
動運転させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
温度検知手段からの入力に基づき、前記吸水ポンプを起
動、停止させるように構成したから、残水が凍結しない
環境では、吸水ポンプを動作させないので、省エネルギ
とすることができる。
【0061】また、請求項5に記載の発明によれば、計
時手段を備え、制御手段は、吸水ポンプを前記計時手段
からの入力に基づき、間欠動作させるようにしたから、
残水が凍結する環境になって、吸水ポンプを動作させた
とき、吸水ポンプは間欠動作するため、騒音、使用電力
などを低減できるとともに、ポンプモータの劣化を防止
することができ、さらに、省エネルギとすることができ
る。
【0062】また、請求項6に記載の発明によれば、温
度を判別する温度判別御手段を備え、制御手段は、前記
温度判別手段からの入力に基づき、吸水ポンプのオン、
オフの間欠時間を変化させるようにしたから、温度が低
い場合は吸水ポンプのオン時間を長く、温度の高い場合
はオン時間を短くすることにより、温度に適した動作時
間を設定することができる。
【0063】また、請求項7に記載の発明によれば、吸
水ポンプが動作していることを表示する吸水ポンプ表示
手段を備え、制御手段は、吸水ポンプの動作中は前記吸
水ポンプ表示手段に表示するようにしたから、使用者に
吸水ポンプを動作させていることを知らせることによ
り、突然動きだした吸水ポンプに驚いたり、不信感を抱
かすのを防止できる。プ内の残水の凍結を防止できるよ
うになり、凍結による吸水ポンプ使用上の不具合をなく
すことができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の制御装置のブ
ロック回路図
【図2】同洗濯機の制御装置の操作表示部の正面図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機の制御装置のブ
ロック回路図
【図4】同洗濯機の制御装置の要部動作フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の洗濯機の制御装置のブ
ロック回路図
【図6】同洗濯機の制御装置の要部動作フローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の洗濯機の制御装置のブ
ロック回路図
【図8】同洗濯機の制御装置の要部動作フローチャート
【図9】本発明の第5の実施例の洗濯機の制御装置のブ
ロック回路図
【図10】同洗濯機の制御装置の要部動作フローチャー
【図11】本発明の第6の実施例の洗濯機の制御装置の
ブロック回路図
【図12】従来の洗濯機の制御装置のブロック回路図
【図13】同洗濯機の制御装置の操作表示部の正面図
【図14】同洗濯機の制御装置を備えた洗濯機の断面図
【図15】同洗濯機の制御装置を備えた洗濯機に用いる
吸水ポンプの断面図
【図16】同吸水ポンプの一部切欠した側面図
【図17】同洗濯機の制御装置の行程説明図
【符号の説明】
13 給水弁 15 吸水ポンプ 16 水位センサ(水位検知手段) 53 凍結防止スイッチ(吸水ポンプ入力手段) 54 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎田 義明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼び水により自吸水可能な吸水ポンプ
    と、水道水を給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知
    する水位検知手段と、前記吸水ポンプの起動、停止を設
    定する吸水ポンプ入力手段と、前記吸水ポンプ、給水弁
    の制御および一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動運転
    させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポ
    ンプ入力手段からの入力に基づき、優先的に吸水ポンプ
    を起動、停止させるように構成した洗濯機の制御装置。
  2. 【請求項2】 計時手段を備え、制御手段は、吸水ポン
    プ入力手段からの入力に基づき、吸水ポンプを起動、停
    止させ、かつ前記吸水ポンプを前記計時手段により間欠
    動作させるように構成した請求項1記載の洗濯機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 呼び水により自吸水可能な吸水ポンプ
    と、水道水を給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知
    する水位検知手段と、計時手段と、前記吸水ポンプ、給
    水弁の制御および一連の洗い、すすぎ、脱水行程を自動
    運転させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸
    水ポンプを計時手段により間欠的に動作させるように構
    成した洗濯機の制御装置。
  4. 【請求項4】 呼び水により自吸水可能な吸水ポンプ
    と、水道水を給水する給水弁と、洗濯槽内の水位を検知
    する水位検知手段と、温度を検知する温度検知手段と、
    前記吸水ポンプ、給水弁の制御および一連の洗い、すす
    ぎ、脱水行程を自動運転させる制御手段とを備え、前記
    制御手段は、前記温度検知手段からの入力に基づき、前
    記吸水ポンプを起動、停止させるように構成した洗濯機
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 計時手段を備え、制御手段は、吸水ポン
    プを前記計時手段からの入力に基づき、間欠動作させる
    ようにした請求項4記載の洗濯機の制御装置。
  6. 【請求項6】 温度を判別する温度判別御手段を備え、
    制御手段は、前記温度判別手段からの入力に基づき、吸
    水ポンプのオン、オフの間欠時間を変化させるようにし
    た請求項4記載の洗濯機の制御装置。
  7. 【請求項7】 吸水ポンプが動作していることを表示す
    る吸水ポンプ表示手段を備え、制御手段は、吸水ポンプ
    の動作中は前記吸水ポンプ表示手段に表示するようにし
    た請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機の制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8968483B2 (en) 2012-09-10 2015-03-03 Whirlpool Corporation Method of using liquid in a dishwasher
JP2015059480A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 株式会社荏原製作所 給液装置の運転装置、及び給液装置
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