JP2860091B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2860091B2
JP2860091B2 JP9020774A JP2077497A JP2860091B2 JP 2860091 B2 JP2860091 B2 JP 2860091B2 JP 9020774 A JP9020774 A JP 9020774A JP 2077497 A JP2077497 A JP 2077497A JP 2860091 B2 JP2860091 B2 JP 2860091B2
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pump
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washing tub
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保 鹿森
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機、さらに詳細
には、風呂水吸水ポンプを備える洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】風呂の残り湯を洗濯水に利用して水道水
の節水を図ることが従来からおこなわれている。
【0003】そして、その使用形態の一例として、本出
願人が実開昭53−82274号で先に提案したよう
に、洗濯機の吸水管路にジェットポンプを具備し、ジェ
ットポンプの駆動流を水道水とし、前記駆動流により生
ずる二次流により風呂水の残り湯を吸水するものがあ
る。
【0004】また、投げ込み式の風呂水吸水ポンプを浴
槽内に入れ、このポンプを介して浴槽内の水を洗濯槽内
に吸水するタイプのものがある。
【0005】さらに、他の使用形態として、洗濯機に風
呂水吸水ポンプを内蔵し、このポンプを介して浴槽内の
水を洗濯槽内に吸水するタイプのものもある。
【0006】なお、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵
し、このポンプを介して浴槽内の水を洗濯槽内に吸水す
る先行技術としては、前掲実開昭53−82274号以
外に、例えば特開昭57−117894号,同第57−
117895号、および特開平6−23190号公報等
を挙げることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、風呂の残り
湯を洗濯水に利用する場合、その使用量が分かると水道
水がどの程度節水されたかを直覚的に知ることができ、
非常に便利である。
【0008】しかし、従来、洗濯に風呂水を使用した場
合、その節水量を知ることはできない。
【0009】なお、風呂水吸水ポンプ以外の一般的なポ
ンプの分野では液体の吐出積算値を表示することがおこ
なわれているが、これは、単位時間当りにおける液体の
総吐出量を単に表示するに止どまる。
【0010】一方、風呂の残り湯を洗濯水に利用するの
にジェットポンプを使用する場合、ジェットポンプの駆
動流として水道水を用いるため、その節水効果はそれほ
ど上がらず、またジェットポンプは水道水圧が低い所で
は使えないというように、使用条件に制限が付加される
不便ないし欠点があった。
【0011】また、投げ込み式の風呂水吸水ポンプを利
用する場合は、ホースとリード線とが絡み合い、作業
性,収納性共に悪いと云う点で難点がある。
【0012】さらに、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵
するタイプのものは、従来一般に、洗濯機の下方にポン
プを設置するようにしており、呼び水タンクを必要とす
るばかりでなく、洗濯機下方のポンプから洗濯槽開口部
に至る配管長も長くなり、その分コストアップの原因と
なる。
【0013】なお、前掲特開昭57−117894号お
よび同第57−117895号公報には、呼び水タンク
を不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯機が提案されて
いるが、その場合であってもポンプは洗濯機の下方に設
けられている。
【0014】また、前掲特開平6−23190号公報に
も呼び水タンクを不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯
機が提案されている。
【0015】しかし、同公報には、非常に簡略化された
図が掲載されているのみであって、またその文中にもポ
ンプが洗濯機のどの部分に組み込まれているかの具体的
説明がない。
【0016】本発明の目的は、洗濯という独自の分野、
つまり洗濯水として水道水以外に風呂水(入浴という本
来の用途に供された後の残り湯)利用できる分野にお
いて、洗濯に風呂水を使用した場合に、どの程度水道水
が節水されたか、つまり「洗い」に風呂水を使用し、ま
た「すすぎ」工程が2回以上あるときには、最終回の
「すすぎ」以外に風呂水を利用して水道水の節水効果を
高めた場合に、どの程度水道水が節水されたかを使用者
に直覚的に知らせることができ、経済的効果の達成度を
把握することのできる改良された洗濯機を提供すること
にある。
【0017】また、本発明の他の目的は、前記第1の目
的に加えて、さらに、風呂水吸水ホースを通じて吸い上
げる風呂水を洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自
動吸水ポンプの設置個所を特定したものであって、従来
に比べてポンプの配管ロスが少なく、コストの低減化を
図ることができ、しかもポンプの耐湿性を向上させてポ
ンプモータの経年劣化を極力少なくし、ポンプモータの
長寿命化を図ると共に、従来に比べてコントローラとポ
ンプ間の配線引廻しを短くしてその合理化を図った洗濯
機を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、風呂水吸水ホースを通じ
て吸い上げる風呂水を洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモ
ータ式自動吸水ポンプを備える洗濯機であって、モータ
式自動吸水ポンプで洗濯槽内に注ぐ風呂水の使用積算量
を記憶し、かつその使用積算量を表示する手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0019】また、請求項2に記載の発明は、風呂水吸
水ホースを通じて吸い上げる風呂水を洗濯槽の上から洗
濯槽内に注ぐモータ式自動吸水ポンプを備える洗濯機で
あって、節水すすぎで水道水の節約された節約水量およ
び風呂水の使用で水道水の節約された節約水量を積算節
約水量として記憶し、かつその積算節約水量を表示する
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、外枠の内側に置かれる洗濯槽と、この洗濯
槽の内底に回動自在に設けられる回転翼と、洗濯槽の下
方に備えられ、かつ前記回転翼を回転駆動する洗濯用モ
ータと、前記外枠の上側に設けられるトップカバーとを
備え、風呂水吸水ホースを通じて吸い上げる風呂水を洗
濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自動吸水ポンプを
前記トップカバーに設けたことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面の一実施例
にもとづいて説明すると、図1において、1は洗濯機の
トップカバー、2は洗濯機の運転を制御するコントロー
ラで、コントローラ2は、トップカバー1の前方に内蔵
され、タイマーを含むマイクロコンピュータ等で構成さ
れている。
【0022】3は洗濯機の運転内容を作業者が外部から
指示するメンブレンスイッチである。
【0023】4は蓋で、支点5を軸にして上方に開く。
【0024】6は洗濯物投入口、7は洗濯兼脱水槽(以
下、洗濯槽と略称する)8と外槽9との間に洗濯物が落
下するのを防止するカバーで、外槽9の上部に設けられ
ている。
【0025】10は洗濯槽8の壁面に穿設された脱水孔
である。
【0026】11はバランスリングで、脱水運転時洗濯
槽8の回転を円滑におこなう。
【0027】12は吊り棒で、バネ13を介して外槽9
を懸垂する。
【0028】14は撹拌翼で、洗濯槽8の底部に設置さ
れる。
【0029】15はモータで、モータ15の動力をモー
タプーリ16,ベルト17,従動プーリ18,クラッチ
・減速部19を介して、洗濯,すすぎ時には撹拌翼14
を、また脱水時には洗濯槽8と撹拌翼14とを共に駆動
する。
【0030】20は外枠21を支承する脚部、22は外
槽9の底部に設けた排水孔で、排水孔22の下流側に
は、コントローラ2からの指令で開閉する排水電磁弁2
3と排水ホース24とを有する。
【0031】25はバックパネルである。
【0032】26はケーシングを抗菌剤入りの合成樹脂
で成形した、風呂水を洗濯槽8の上から洗濯槽8内に注
ぐ風呂水吸水ポンプ(モータ式自動吸水ポンプ)で、ト
ップカバー1に内蔵されている。
【0033】27は抗菌剤入りの風呂水吸水ホースで、
その後端はOリング28を介してポンプ26の上面に設
けた風呂水吸水口26aに装着される。
【0034】図1に符号25で示すバックパネルを取り
除いてトップカバー1の内部構造を示す図2において、
1aはトップカバー1に設けた、水道水を洗濯槽内に供
給する注水口と風呂水吐出口とを共用化した水道水注水
口兼風呂水吐出口で、この水道水注水口兼風呂水吐出口
1aからはソフナーも投入される。
【0035】4が蓋、26がポンプ、26aが風呂水吸
水口、26bは風呂水吐出管、29は蓋スイッチ、30
は水道水蛇口、31は水道水を洗濯槽8内に供給する給
水用電磁弁である。
【0036】図2のトップカバー1にバックパネル25
を取り付けてX−X方向から見た図3において、1がト
ップカバー、25がバックパネル、26がポンプ、26
aがポンプ26の風呂水吸水口、25aはバックパネル
25のハブを示し、ポンプ26は防振ゴム32を介し、
トップカバー1とバックパネル25間に挟み込まれてお
り、トップカバー1とバックパネル25とは、バックパ
ネル25に設けた爪をトップカバー1の係合部に引っ掛
け、図示を省略したネジによって固定される。
【0037】モータ式自動吸水ポンプ26の内部構造を
示す図4において、26aがポンプ26の風呂水吸水
口、26bが風呂水吐出管、26cはケーシング、26
dはポンプ駆動用モータ、26eはランナ、26fはメ
カニカルシール、26gは吸水室、26hは気水分離
室、26iは仕切板を示し、ポンプ26の上面に設けた
風呂水吸水口26aを呼び水給水口として兼用してい
る。
【0038】26jは風呂水吸水口26aの出口に設け
た逆止弁を示しており、なお風呂水吸水口26aの上端
面は、風呂水吐出口26kの下面よりも上位としてあ
る。
【0039】そして、ポンプ26の吸水室26gに吸水
された風呂水は、従来のこの種ポンプと同様の送水方法
によりランナ26eを介して気水分離室26hに送ら
れ、気水分離室26hに送られた風呂水は、その後、風
呂水吐出管26bを介して洗濯槽8内に供給される。
【0040】トップカバー1に設けられた操作パネルを
示す図5において、33は電源スイッチ、34は水道水
スタート・一時停止ボタン、35は風呂水スタート・一
時停止ボタン、36は節水量目安表示部で、本実施例に
おいては、風呂水使用、節水すすぎ等、通常の運転と比
較して節水できる工程を実施した場合にその節水量を、
電源スイッチ33の投入時に例えばキロリットル単位で
節水量目安表示部36に表示する。
【0041】なお、この表示は、表示部36のカウンタ
がオーバーフローするとゼロクリアされ、再びカウント
を開始する。
【0042】図6は図1に示す洗濯機の電気回路図、図
7は同じく図1に示す洗濯機の動作フローチャートで、
図5の電源スイッチ33を入れ(図7のステップ10
1)、風呂水スタート・一時停止ボタン35を押して風
呂水コースをスタートさせる(ステップ102)。
【0043】そして、最初にポンプ駆動用モータ電流I
pが1アンペア以上であるか否かを検出し(ステップ1
03)、1アンペア以上であればロック電流が流れたと
云うことでポンプモータをオフし、水道水の給水用電磁
弁31をオンし(ステップ104)、15秒間合成音あ
るいは合成音と文字との併用等適宜の手段によって異常
報知をおこない(ステップ105)、その後異常内容を
メモリーに記憶して(ステップ106)、水道水による
給水処理工程に移行し(ステップ107)、通常のプロ
グラムにもとづき一連の洗濯工程を実施する。
【0044】そして、一連の洗濯工程が終了したならば
電源スイッチ33が自動的に切られる(ステップ10
8)。
【0045】また、次回洗濯機の使用に際しては(ステ
ップ109)、電源スイッチ33を入れると同時に再度
ポンプ駆動用モータ26dの異常報知をおこなう(ステ
ップ110)。
【0046】ステップ101において、ポンプ駆動用モ
ータ26dの電流が1アンペア以下の場合は、次にポン
プ駆動用モータ電流Ipが0.3アンペア以上であるか
否かを検出する(ステップ111)。
【0047】なお、ポンプ駆動用モータ26dのスター
ト開始直後はまだ空気を巻き込んでいるため0.3アン
ペア以下となっているから、その場合はステップ112
において、ポンプ駆動用モータ26dの運転開始後2分
を経過したか否かを検出し、まだ2分を経過していない
場合はステップ103に戻る。
【0048】そして、ステップ112において、ポンプ
駆動用モータ26dの運転開始後2分を経過してもポン
プ駆動用モータ電流Ipが0.3アンペア以下の場合
は、浴槽内に水がないとか、ホース27の先端を浴槽内
に入れ忘れたとか、ホース27の先端が浴槽の水面から
浮き上がっているとか、吸水途中で風呂水がなくなった
ものとみなしてポンプ駆動用モータ26dへの通電をオ
フし、水道水供給のための吸水電磁弁31をオンして
(ステップ113)、水道水による給水処理工程に移行
する(ステップ114)。
【0049】ステップ111において、ポンプ駆動用モ
ータ26dの運転開始後2分以内にポンプ駆動用モータ
電流Ipが0.3アンペア以上となった場合は、ステッ
プ115で洗濯槽8内の水位が規定水位に達したか否か
を検出し、規定水位に達している場合は洗い撹拌の工程
に移行し、規定水位に達していない場合はステップ10
3に戻る。
【0050】なお、洗濯のコースには洗い,排水,脱
水,シャワーすすぎ,排水,脱水,溜めすすぎ,排水,
脱水と云った標準コースと、それ以外の手造りコースと
があるが、風呂水コースを選択した場合は、標準コー
ス,手造りコースのいずれも、「洗い」に風呂水を使用
し、また「すすぎ」工程が2回以上ある場合は、最終回
の「すすぎ」以外に風呂水を利用して水道水の節水効果
をさらに高めることもできる。
【0051】本実施例によれば、風呂水吸水ホース27
を通じて吸い上げる風呂水を洗濯槽8の上から洗濯槽8
内に注ぐモータ式自動吸水ポンプ(風呂水吸水ポンプ)
26をトップカバー1に設けることにより、ポンプを洗
濯機の下方に設置する場合に比べてポンプ26と洗濯槽
8の開口部間の配管長を短くすることができ、その分コ
ストの低減化を図ることができる。
【0052】トップカバー1にモータ式自動吸水ポンプ
26を密閉状態で内蔵すれば、ポンプ26の耐湿性を向
上させてポンプ駆動用モータ26dの経年劣化を極力少
なくし、モータ26dの長寿命化を図ると同時に、騒音
低減の点でも効果的である。
【0053】モータ式自動吸水ポンプ26をトップカバ
ー1に設けることにより、ポンプ26を洗濯機の下方に
設置する場合に比べてコントローラ2とポンプ26間の
配線引廻しを短くしてその合理化も図ることができる。
【0054】トップカバー1に取り付けられるバックパ
ネル25を設け、モータ式自動吸水ポンプ26をトップ
カバー1とバックパネル25で挾持することにより、そ
の取付作業の簡略化を図ることができる。
【0055】モータ式自動吸水ポンプ26を防振ゴム3
2を介してトップカバー1に取り付けることにより、水
揚げによって振動しようとする傾向にあるポンプ26を
極力安定的に保持し、ひいてはポンプ26の振動が洗濯
機本体側に伝播して発生する騒音を極力抑えることがで
きる。
【0056】洗濯用の水を洗濯槽8内に注ぐ注水口(水
道水注水口兼風呂水吐出口)1aをトップカバー1に設
け、水道水給水用電磁弁31の下流口側とモータ式自動
吸水ポンプ26の吐出口側を前記注水口1aに導くこと
により、水道水を洗濯槽8内に供給する注水口と風呂水
吐出口とを共用化して、その分部品を少なくすることが
できる。
【0057】モータ式自動吸水ポンプ26の吸水口26
aがトップカバー1の上側を向くようモータ式自動吸水
ポンプ26を配置することにより、吸水口26aの上部
から風呂水吸水ホース27を360°全方向に取り出す
ことができ、使い勝手の点で優れている。
【0058】モータ式自動吸水ポンプ26の吸水口26
aを呼び水給水口と兼用することにより、別呼び水口や
呼び水口塞ぎ用のキャップ等が不要となり、その分部品
を少なくすることができる。
【0059】モータ式自動吸水ポンプ26の吸水口の上
端をモータ式自動吸水ポンプ26の吐出口26kよりも
高い位置に配置することにより、たとえポンプ室内の逆
止弁26jに微少水漏れが生じても呼び水が減少するよ
うなことはない。
【0060】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dへの通
電をオフする制御手段を備えれば、風呂水の有無や吸水
ホース27の先端部の水面からの浮き上がり等をモータ
26dの電流検知で知ることができ、従来のように一定
水位までの給水時間で風呂水の有無や吸水ホース先端部
の水面からの浮き上がり等を検知する方式に比べてその
検知を短時間でできると共に、水位検知スイッチや排水
バルブ23の故障も検知できるため、ポンプモータ26
dの無駄な運転時間を極力短くし、ポンプ26の寿命を
延ばすことができる。
【0061】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dへの通
電をオフすると共に、水道水供給のための吸水電磁弁3
1をオンする制御手段を備えれば、前記効果に加えて、
一連の洗濯工程を途中で中断することなく、最後まで遂
行することができる。
【0062】ポンプ26の運転を開始して一定時間経過
後定格電流に達しない場合、ポンプモータ26dに通電
したまま、水道水供給のための吸水電磁弁31をオンす
る手段を備えれば、一連の洗濯工程を途中で中断するこ
となく、最後まで遂行することができると共に、吸水ホ
ース27の先端が一旦風呂水の水面より出た後再び水面
下に沈んで風呂水吸水が可能となったような場合に、再
度風呂水を洗濯水として利用することができ、水道水の
節水に役立つ。
【0063】ポンプモータ26dのロック電流を検知し
た場合、そのポンプモータ26dへの通電をオフする手
段を備えれば、ポンプモータロック時のモータ焼損を防
止できると共に、従来PTCによりおこなわれていたポ
ンプモータロック検知に比べてその検知を瞬時におこな
うことができ、ポンプモータ26dの寿命を長くするこ
とができる。
【0064】ポンプモータ26dのロック電流を検知し
た場合、そのポンプモータ26dへの通電をオフすると
共に、水道水供給のための吸水電磁弁31をオンする手
段を備えれば、前記効果に加えて、一連の洗濯工程を途
中で中断することなく、最後まで遂行することができ
る。
【0065】ポンプモータ26dのロック電流検知と同
時に異常報知すると共に、次回洗濯機の使用時、電源ス
イッチ33の「入」に際してもポンプモータ26dの異
常報知をおこなう手段を備えれば、前記効果に加えて、
ポンプモータ26dのロック状態を即使用者に知らせる
と共に、使用者が何等かの対策をとらない場合には、再
度使用者にその旨を知らせ、ポンプ26がロック状態の
まま何度も使用されてポンプモータ26dの寿命が縮ま
るのを防止することができる。
【0066】ポンプ26のケーシング26cを抗菌剤入
りの合成樹脂で成形すれば、自吸のための呼び水がポン
プケーシング26c内に長時間残水した状態で放置され
た場合であっても、その残水内に細菌が繁殖して腐敗す
るのを防止することができる。
【0067】風呂水吸水ホース27を抗菌剤入りのゴム
ホースまたは合成樹脂ホースとすれば、長期間繰返し使
用されるホースに細菌が付着するのを防止することがで
きる。
【0068】風呂水使用、節水すすぎ等通常の運転と比
較して節水できる工程を実施した場合はその節水量を記
憶し、その積算量を表示する手段を備えれば、一定期間
内にどの程度水道水が節水されたかを使用者に直覚的に
知らせることができる。
【0069】
【発明の効果】以上本発明によれば、洗濯水として水道
水以外に風呂水を利用できる洗濯の分野において、洗濯
に風呂水を使用した場合に、直接金銭に換算はできなく
てもどの程度水道水が節水されたか、つまり「洗い」に
風呂水を使用し、また「すすぎ」工程が2回以上あると
きには、最終回の「すすぎ」以外に風呂水を利用して水
道水の節水効果を高めた場合に、どの程度水道水が節水
されたかを使用者に直覚的に知らせることができ、経済
的効果の達成度を把握する上で有効である。
【0070】また、本発明によれば、前記第1の効果に
加えて、さらに、風呂水吸水ホースを通じて吸い上げる
風呂水を洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自動吸
水ポンプをトップカバーに設けることにより、ポンプを
洗濯機の下方に設置する場合に比べてポンプと洗濯機開
口部間の配管長を短くすることができ、その分コストの
低減化を図ることができる。
【0071】さらに、トップカバーにモータ式自動吸水
ポンプを密閉状態で内蔵すれば、ポンプの耐湿性を向上
させてポンプ駆動用モータの経年劣化を極力少なくし、
モータの長寿命化を図ると同時に、騒音低減の点でも効
果的である。
【0072】またさらに、モータ式自動吸水ポンプをト
ップカバーに設けることにより、ポンプを洗濯機の下方
に設置する場合に比べてコントローラとポンプ間の配線
引廻しを短くしてその合理化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明洗濯機の一実施例を示す全体的内部構造
説明図である。
【図2】図1に符号25で示すバックパネルを取り除い
てトップカバー1の内部構造を示した平面図である。
【図3】図2のトップカバー1にバックパネル25を取
り付けてX−X方向から見た場合の断面図である。
【図4】風呂水吸水ポンプ(モータ式自動吸水ポンプ)
26の内部構造を示す一部破断斜視図である。
【図5】図1に符号1で示すトップカバーに設けられた
操作表示パネルの平面図である。
【図6】図1に示す洗濯機の電気回路図である。
【図7】同じく図1に示す洗濯機の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1…トップカバー、8…洗濯槽(洗濯兼脱水槽)、25
…バックパネル、26…風呂水吸水ポンプ(モータ式自
動吸水ポンプ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮尾 明 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社日立製作所 リビング機器事業 部内 (72)発明者 田中 信政 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社日立製作所 リビング機器事業 部内 (56)参考文献 特開 平6−238089(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 1/00 - 51/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風呂水吸水ホースを通じて吸い上げる風
    呂水を洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自動吸水
    ポンプを備える洗濯機であって、 モータ式自動吸水ポンプで洗濯槽内に注ぐ風呂水の使用
    積算量を記憶し、かつその使用積算量を表示する手段を
    設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 風呂水吸水ホースを通じて吸い上げる風
    呂水を洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自動吸水
    ポンプを備える洗濯機であって、 節水すすぎで水道水の節約された節約水量および風呂水
    の使用で水道水の節約された節約水量を積算節約水量と
    して記憶し、かつその積算節約水量を表示する手段を設
    けたことを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 外枠の内側に置かれる洗濯槽と、この洗
    濯槽の内底に回動自在に設けられる回転翼と、洗濯槽の
    下方に備えられ、かつ前記回転翼を回転駆動する洗濯用
    モータと、前記外枠の上側に設けられるトップカバーと
    を備え、風呂水吸水ホースを通じて吸い上げる風呂水を
    洗濯槽の上から洗濯槽内に注ぐモータ式自動吸水ポンプ
    を前記トップカバーに設けたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の洗濯機。
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