JP3080365B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3080365B2
JP3080365B2 JP10114587A JP11458798A JP3080365B2 JP 3080365 B2 JP3080365 B2 JP 3080365B2 JP 10114587 A JP10114587 A JP 10114587A JP 11458798 A JP11458798 A JP 11458798A JP 3080365 B2 JP3080365 B2 JP 3080365B2
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保 鹿森
明 宮尾
和幸 矢野
高見 小山
功 桧山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水,洗い,濯ぎ,
脱水等の工程を自動的に遂行する洗濯機に係り、さらに
詳細には、風呂水吸水ポンプを備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】風呂の残り湯を洗濯水に利用して水道水
の節水を図ることが従来から行われている。
【0003】そして、風呂水を給水するための手段とし
て、投げ込み式の風呂水吸水ポンプを浴槽内に入れ、こ
のポンプを介して浴槽内の水を洗濯槽内に送水するタイ
プのものがある。
【0004】また、他の例として、洗濯機に風呂水吸水
ポンプを内蔵し、このポンプを介して浴槽内の水を洗濯
槽内に送水するタイプのものもある。この場合使用され
るポンプは、当然自吸水式のポンプとなり、呼び水の方
式については1回目の呼び水を行うと、ポンプに内蔵し
た逆止弁により呼び水がポンプの吸い込み側へ戻らない
構造としている。
【0005】なお、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵
し、このポンプを介して浴槽内の水を洗濯槽内に送水す
る先行技術としては、例えば特開昭57−117894号公報,
特開昭57−117895号公報、および特開平6−23190号公報
等を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、投げ込み式の
風呂水吸水ポンプを利用する場合は、ホースとリード線
とが絡み合い、作業性,収納性共に悪いという点で難点
がある。
【0007】一方、洗濯機に風呂水吸水ポンプを内蔵す
るタイプのものは、従来一般に、洗濯機の下方にポンプ
を設置するようにしており、呼び水タンクを必要とする
ばかりでなく、洗濯機下方のポンプから洗濯槽開口部に
至る配管長も長くなり、その分コストアップの原因とな
る。また、呼び水については、逆止弁組立て不良や逆止
弁にごみや髪の毛が挾まった場合には、呼び水はサイホ
ン現象により、吸水ホースを通って逆流してしまい、吸
水ポンプ使用の度に、呼び水を行う必要が生じる。
【0008】なお、前掲の特開昭57−117894号および特
開昭57−117895号公報には、呼び水タンクを不要とした
風呂水吸水ポンプ付の洗濯機が提案されているが、その
場合であってもポンプは洗濯機の下方に設けられてい
る。
【0009】また、前掲の特開平6−23190号公報にも呼
び水タンクを不要とした風呂水吸水ポンプ付の洗濯機が
提案されている。
【0010】しかし、同公報には、非常に簡略化された
図が掲載されているのみであって、またその文中にもポ
ンプが洗濯機のどの部分に組み込まれているかの具体的
説明がなく、先の2公知例と同様、ポンプは洗濯機の下
方に設置されるのか、あるいはそれ以外の個所に設置さ
れるのか一切不明であり、ポンプを洗濯機の下方に設置
した場合に特有の効果を示唆する記載も一切開示されて
いない。また、呼び水に対する具体的な方式の開示もな
い。
【0011】本発明は、風呂水吸水ポンプ付洗濯機の呼
び水の具体的方式を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】課題を解決する発明の1
つは、洗濯槽と前記洗濯槽の内側に回転自在に設けられ
る攪拌翼と前記攪拌翼を回転駆動する洗濯用モータとを
有し、水道給水用電磁 弁と風呂水吸水ポンプと水道水注
水口兼風呂水供給口と風呂水吐出管とを洗濯機の上部後
方に設け、前記水道給水用電磁弁からの水あるいは前記
風呂水吸水ポンプから前記風呂水吐出管を介して供給さ
れる水を前記水道水注水口兼風呂水供給口を介して前記
洗濯槽に給水する洗濯機であって、前記風呂水吸水ポン
プは、ポンプランナーと該ポンプランナーの吸込側に連
通する吸込室と前記ポンプランナーの上に位置する気水
分離機能を有する吐出室と風呂水吸水ホースが装着され
る風呂水吸水口と汲み上げた風呂水を吐出するための吐
出口と呼び水が供給される呼び水口とを備えたポンプ部
と、前記ポンプランナーを回転駆動するモータ部と、を
有し、前記吐出口と前記呼び水口は前記吐出室の上部に
連通し、前記風呂水吸水口は前記吐出口および前記呼び
水口より高い位置に設けられ、前記風呂水吸水ホースか
らの風呂水は前記風呂水吸水口および前記吸込室を通り
前記ポンプランナーに導かれ、吐出室を通り前記吐出口
から前記風呂水吐出管を介して前記水道水注水口兼風呂
水供給口へ供給され、前記水道水注水口兼風呂水供給口
を挟んで前記水道給水用電磁弁および前記風呂水吸水ポ
ンプが配置され、前記風呂水吸水ポンプの前記吐出口と
前記呼び水口は前記水道水注水口兼風呂水供給口の方向
を向くように前記風呂水吸水ポンプに設けられ、前記洗
濯機の上部後方に呼び水ホースを設け、前記風呂水吸水
ポンプの前記呼び水口の太さは前記風呂水吸水ポンプの
吐出口の太さより細く形成され、また前記呼び水ホース
の太さは前記風呂水吐出管の太さより細く形成され、前
記水道給水用電磁弁の吐出口から吐出した水は減速さ
れ、前記水道水注水口兼風呂水供給口と前記呼び水ホー
スとに分けられ、前記風呂水吸水ポンプの運転に際し、
前記水道給水用電磁弁を開放作動し、前記水道給水用電
磁弁から吐出した水道水の一部が前記呼び水ホースを介
して前記風呂水吸水ポンプの前記呼び水口へ供給される
ようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面の一実施例
にもとづいて説明すると、図1において、1は洗濯機の
トップカバー、2は洗濯機の運転を制御するコントロー
ラで、コントローラ2は、トップカバー1の前方に内蔵
され、タイマー機能を有するマイクロコンピュータ等で
構成されている。
【0014】3は洗濯機の運転内容を作業者が外部から
指示するメンブレンスイッチである。
【0015】4はトップカバーの中央部に大きく開口し
た洗濯物投入口6を覆う蓋で、支点5を軸にして上方に
開くものである。
【0016】7は洗濯兼脱水槽(以下、洗濯槽と略称す
る)8と外槽9との間に洗濯物が落下するのを防止する
カバーで、外槽9の上部に設けられている。
【0017】10は洗濯槽8の壁面に穿設された脱水孔
である。
【0018】11はバランスリングで、洗濯槽8の上端
に固着され、脱水運転時洗濯槽8に発生する振動の振幅
を低減する。
【0019】外槽9は、吊り棒12により外枠21の上
部に吊るされており、バネ13を介挿することにより外
槽9を弾性支持している。
【0020】14は撹拌翼で、洗濯槽8の底部中央に回
転自在に設置され、洗濯及びすすぎ時には、短時間周期
で正逆転する。
【0021】15はモータで、モータ15の動力をモー
タプーリ16,ベルト17,従動プーリ18,クラッチ
・減速部19を介して、洗濯,すすぎ時には撹拌翼14
を、また脱水時には洗濯槽8と撹拌翼14とを共に駆動
する。
【0022】20は外枠21を支承する脚部、22は外
槽9の底部に設けた排水孔で、排水孔22の下流側に
は、コントローラ2からの指令で開閉する排水電磁弁2
3と排水ホース24とを有する。
【0023】25はバックパネルであり、後述の風呂水
吸水ポンプ26及び給水電磁弁31が内蔵されている。
【0024】26はケーシングを抗菌剤入りの合成樹脂
でケーシングを成形した風呂水吸水ポンプで、トップカ
バー1のバックパネル25に内蔵されている。
【0025】27は抗菌剤入りの風呂水吸水ホースで、
その接続端はOリング28を介してポンプ26の上面に
設けた風呂水吸水口26aに着脱自在に装着される。
【0026】図2は、バックパネル25を取り除いてそ
の内部構造を示す図であって、1aはトップカバー1に
設けた、水道水を洗濯槽内に供給する注水口と風呂水供
給の供給口とを共用化した水道水注水口兼風呂水供給
で、この水道水注水口兼風呂水供給口1aからはソフナ
ーも投入される。
【0027】風呂水吸水ポンプ26は、風呂水吸水口2
6a,風呂水吐出管26bを備えている。バックパネル
25内には、更に蓋スイッチ29及び給水電磁弁31を
内蔵しており、給水電磁弁31は、水道水蛇口へホース
により連通される水道水受入れ口30を一体に設けてい
る。
【0028】33は呼び水供給口、34は給水電磁弁3
1から吐出された水道水の一部を風呂水吸水ポンプに呼
び水として供給する呼び水ホースである。
【0029】風呂水吸水ポンプ26の縦断面を示す図4
において、40は合成樹脂にて一体成形されたケーシン
グであって、ポンプランナーを収納するポンプケーシン
グ部分とモータを収納するモータ保持部とポンプとモー
タとの形成されたカップリング収納部とを備えている。
更に、ケーシング40は、冷却用通水路40e,メカニ
カルシールからの漏水を排出する水抜き穴40f,蒸気
抜き穴40g及び40h,排出室40i等を一体的に構成
している。
【0030】41はケーシング40に組み合わせられる
ケーシングカバーであって、ケーシングカバーには、吸
込室形成壁41c,吸込室41d等が一体に形成されて
いる。42はポンプのランナーであり、ランナーシャフ
ト49の端部に固着される。43はポンプモータでその
シャフト43aは、絶縁性材料で製作されたカップリン
グ45を介してランナーシャフト49に接続される。4
6はケーシングカバー吸込室41d内に設けられポンプ
内の水が吸い込み側に流出するのを防止する逆止弁であ
る。
【0031】ケーシング40とケーシングカバー41と
のあいだには、仕切り板44が介挿され、この仕切り板
は、ランナー室と吸込室41dとを区画し、ランナー4
2の水込み口に一致して開口した吸い込み穴により両室
が連通している。
【0032】47はケーシング40とケーシングカバー
41との接合面の機密を保つパッキングである。48は
ポンプ室とカップリング室との水密を保つメカニカルシ
ールである。
【0033】図5は、ケーシングカバー41及び仕切り
板44を取り除いて示した正面図であり、ケーシング4
0と一体に形成した上ボリュート40a1 ,下ボリュー
ト40a2 には、ランナー42の方向に突出した分離壁
40b1 及び40b2 と、分離壁のランナー回転方向に
隣接してボリュートの内外を連通する戻り水穴40c1
及び40c2 を備えている。下ボリュート40a2 の上
端には、水平方向に延びた気泡防止リブ40dを設け
る。
【0034】上下のボリュートの外側には、排出室40
iが形成され、この室は上方では大きな容積を有する気
水分離室の機能を備えている。
【0035】気水分離室の一部がモータ保持部の方向に
膨出して、前述の冷却用通水路40eを構成する。
【0036】図6は、図5のY−Y線に沿う断面図であ
り、ケーシングカバー41と一体に吐出管26bが接続
される吐出口41aと呼び水ホース34が接続される呼
び水口41bが形成されている。
【0037】電源スイッチを「入」にして、風呂水コー
ススタートボタンを押すと、15秒間給水電磁弁31に
通電され、水道水が給水される。水道水の吐出口からで
た水は、呼び水供給口33の壁に当たり、水道水の一部
は呼び水ホース34を通してケーシングカバー41の呼
び水口41bからポンプ内へ呼び水として供給される。
15秒経過すると給水電磁弁31の通電が停止し、ポン
プ26が起動される。
【0037】モータ43が回転すると、モータシャフト
43,カップリング45,ランナーシャフト49を介し
て、ランナー42がP方向に回転する。ランナー42の
回転により吸込室41dは負圧となり、吸水口26aに
接続された吸水ホース27内の空気を吸い込み、吐出
40iから排出しながら風呂水を吸水する。この時ラン
ナー42内に吸い込まれた空気は、分離壁40b1,分
離壁40b2,戻り水穴40c1,戻り水穴40c2,気
泡防止リブ40dの効果により、短時間で空気と水を分
離する構造としている。また、冷却水路40eには吸水
された風呂水が循環し、モータを冷却するとともに、モ
ータの騒音を吸収している。吸込室41dと吐出室40
iを分離する仕切り板44のリブ44aは、ケーシング
41の吸込室形成壁41cとはラビリンス構造で取り付
けられている。またランナー先端部42aと仕切り板4
4のギャップmは1mm以上とし、ランナー42,平面部
42bと仕切り板44のギャップは0.6〜1.3mmにして
いる。吸水された風呂水は、従来のこの種ポンプと同様
の送水方法によりランナー42を介して吐出室40iに
送られ、吐出室40iに送られた風呂水は、その後、風
呂水吐出管26bを介して洗濯槽8内に供給される。
【0038】以上本発明の一実施例によれば、風呂水吸
水ポンプ運転時に給水電磁弁より、 自動的に呼び水を行
わせることにより、1回目の使用から、使用者が呼び水
する必要がなく、しかも、ポンプのケ−シング内の呼び
水の漏れを防止する。逆止弁に不具合が生じた場合も吸
水運転に支障が無く、使い勝手が良く、信頼性の高い風
呂水吸水ポンプを提供できる。また、給水電磁弁の吐出
口と呼び水供給口を一定の空間距離を設けてあるので、
風呂水の水道管への逆流のない安全な方式となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、風呂水吸水ポンプ運転
時に給水電磁弁より、自動的に呼び水を行わせることに
より、1回目の使用から、使用者が呼び水する必要がな
く信頼性の高い風呂水吸水ポンプとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動洗濯機の一実施例を示す全体的
内部構造説明図である。
【図2】バックパネルを取り除いてその内部構造を示し
た平面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】風呂水吸水ポンプの内部構造を示す縦断面図で
ある。
【図5】ケーシングカバー及び仕切り板を除去してポン
プ内部を示す正面図である。
【図6】図5のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…トップカバー、8…洗濯槽(洗濯兼脱水槽)、25
…バックパネル、26…風呂水吸水ポンプ、31…給水
電磁弁、33…呼び水供給口、34…呼び水ホース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮尾 明 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (72)発明者 矢野 和幸 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (72)発明者 小山 高見 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 多賀本部内 (56)参考文献 特開 昭57−192595(JP,A) 特開 平6−23190(JP,A) 特開 平3−185296(JP,A) 実開 昭63−108590(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 39/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽と前記洗濯槽の内側に回転自在に
    設けられる攪拌翼と前攪拌翼を回転駆動する洗濯用モ
    ータとを有し、水道給水用電磁弁と風呂水吸水ポンプと
    水道水注水口兼風呂水供給口と風呂水吐出管とを洗濯機
    の上部後方に設け、前記水道給水用電磁弁からの水ある
    いは前記風呂水吸水ポンプから前記風呂水吐出管を介し
    て供給される水を前記水道水注水口兼風呂水供給口を介
    して前記洗濯槽に給水する洗濯機あって、 前記風呂水吸水ポンプは、ポンプランナーと該ポンプラ
    ンナーの吸込側に連通する吸込室と前記ポンプランナー
    の上に位置する気水分離機能を有する吐出室と風呂水吸
    水ホースが装着される風呂水吸水口と汲み上げた風呂水
    を吐出するための吐出口と呼び水が供給される呼び水口
    を備えたポンプ部と、前記ポンプランナーを回転駆動
    するモータ部と、を有し、 前記吐出口と前記呼び水口は前記吐出室の上部に連通
    し、前記風呂水吸水口は前記吐出口および前記呼び水口
    より高い位置に設けられ、前記風呂水吸水ホースからの
    風呂水は前記風呂水吸水口および前記吸込室を通り前記
    ポンプランナーに導かれ、吐出室を通り前記吐出口から
    前記風呂水吐出管を介して前記水道水注水口兼風呂水供
    給口へ供給され、 前記水道水注水口兼風呂水供給口を挟んで前記水道給水
    用電磁弁および前記風呂水吸水ポンプが配置され、前記
    風呂水吸水ポンプの前記吐出口と前記呼び水口は前記水
    道水注水口兼風呂水供給口の方向を向くように前記風呂
    水吸水ポンプに設けられ、 前記洗濯機の上部後方に呼び水ホースを設け、前記風呂水吸水ポンプの前記呼び水口の太さは前記風呂
    水吸水ポンプの吐出口の太さより細く形成され、また前
    記呼び水ホースの太さは前記風呂水吐出管の太さより細
    く形成され、 前記水道給水用電磁弁の吐出口から吐出した水は、吐出
    した後に前記水道水注水口兼風呂水供給口と前記呼び水
    ホースとに分けられ、 前記風呂水吸水ポンプの運転に際し、前記水道給水用電
    磁弁を開放作動し、前記水道給水用電磁弁から吐出した
    水道水の一部が前記呼び水ホースを介して前記風呂水吸
    水ポンプの前記呼び水口へ供給されるようにしたことを
    特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯槽と、この洗濯槽の内側に回転自在
    に設けられる攪拌翼と、前記攪拌翼を回転駆動する洗濯
    用モータと、水道給水用電磁弁と、風呂水吸水ポンプ
    と、水道水注水口兼風呂水供給口とを有し、前記水道給
    水用電磁弁と前記風呂水吸水ポンプと前記水道水注水口
    兼風呂水供給口とを洗濯機の上部後方に設けると共に
    記水道水注水口兼風呂水供給口は前記水道給水用電磁弁
    と前記風呂水吸水ポンプとの間に位置させ、前記水道給
    水用電磁弁あるいは前記風呂水吸水ポンプから前記水道
    水注水口兼風呂水供給口を介して前記洗濯槽に給水する
    洗濯機あって、 前記風呂水吸水ポンプは、ポンプランナーと該ポンプラ
    ンナーの吸込側に連通する吸込室と前記ポンプランナー
    の上に位置する気水分離機能を備える吐出室と風呂水吸
    水ホースが装着される風呂水吸水口と汲み上げた風呂水
    を吐出するための吐出口と呼び水が供給される呼び水口
    を備えたポンプ部と、前記ポンプランナーを回転駆動
    するモータ部と、を有し、前記吐出口と前記呼び水口は前記吐出室の上部に連通
    し、前記風呂水吸水口は前記風呂水吸水ポンプの上部に
    あって前記吐出口および前記呼び水口より高い位置に設
    けられ、 前記風呂水吸水ポンプの前記呼び水口の太さを前記風呂
    水吸水ポンプの吐出口の太さより細く形成し、 前記風呂水吸水ポンプを前記洗濯機の上部後方に配置す
    るとともに前記水道給水用電磁弁から吐出した水の一部
    前記ポンプ部に呼び水として供給する呼び水ホースと
    前記風呂水吸水ポンプの吐出口から吐出した水を前記水
    道水注水口兼風呂水供給口に導く風呂水吐出管と前記
    洗濯機の上部後方に備え、前記呼び水ホースの太さを前記風呂水吐出管の太さより
    細く形成し、 前記水道給水用電磁弁の吐出口から吐出した水は前記水
    道水注水口兼風呂水供給口と前記呼び水ホースとに分け
    られ、 前記風呂水吸水ポンプの運転に際し、前記水道給水用電
    磁弁を開放作動させ、該水道給水用電磁弁から流出する
    水道水の一部を前記風呂水吸水ポンプの呼び水として前
    記呼び水ホースを介して前記ポンプ部に供給することを
    特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯槽、この洗濯槽の内側に回転自在
    に設けられる攪拌翼と、前記攪拌翼を回転駆動する洗濯
    用モータと、水道給水用電磁弁と風呂水吸水ポンプ
    、水道水注水口兼風呂水供給口とを洗濯機の上部後方
    に設け、前記水道給水用電磁弁あるいは前記風呂水吸水
    ポンプから前記水道水注水口兼風呂水供給口を介して
    記洗濯槽に給水する洗濯機あって、 前記風呂水吸水ポンプは、ポンプランナーと該ポンプラ
    ンナーの吸込側に連通する吸込室と前記吸込室に連通す
    るように成形された風呂水を吸水するための風呂水吸水
    口と前記ポンプランナーの上に位置する気水分離機能を
    備える吐出室と前記吐出室に形成された風呂水を吐出す
    るための吐出口と前記吐出室に形成された呼び水口と
    備えたポンプ部と、前記ポンプランナーを回転駆動する
    モータ部とを有し、前記風呂水吸水口は前記風呂水吸水ポンプの上部にあっ
    て前記吐出口および前記呼び水口より高い位置に設けら
    れ、 前記呼び水口はその太さが前記風呂水吸水ポンプの吐出
    口の太さより細く形成され、 前記モータ部を構成するモータは、モータの回転軸が横
    方向を向くように横向きに設けられ、 前記洗濯機の上部後方に呼び水ホースを設け、前記水道給水用電磁弁の吐出口から吐出した水は前記水
    道水注水口兼風呂水供給口と前記呼び水ホースとに分け
    られ、前記吐出した水の一部が前記呼び水ホースに導か
    れるように構成され、 前記風呂水吸水ポンプの運転に際し、前記水道給水用電
    磁弁を開放作動させ、該水道給水用電磁弁から前記風呂
    水吸水ポンプの呼び水口に水道水の一部を前記呼び水ホ
    ースを介して供給することを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した洗濯機あって、前
    記風呂水吸水ポンプを形成するケースの前記水道給水用
    電磁弁側には前記呼び水口および前記吐出口を設け、前
    記呼び水口に前記呼び水ホースを接続し、風呂水を風呂
    水吸水ポンプから前記水道水注水口兼風呂水供給口へ導
    くための風呂水吐出管を前記吐出口に接続し、 前記呼び水ホースの太さを前記風呂水吐出管の太さより
    細くした ことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯槽、この洗濯槽の内側に回転自在
    に設けられる攪拌翼と、前記攪拌翼を回転駆動する洗濯
    用モータと、水道給水用電磁弁と、風呂水吸水ポンプ
    と、水道水注水口兼風呂水供給口とを有し、前記水道給
    水用電磁弁と前記風呂水吸水ポンプと前記水道水注水口
    兼風呂水供給口とを洗濯機の上部後方に設けると共に
    道水注水口兼風呂水供給口は前記水道給水用電磁弁と前
    記風呂水吸水ポンプとの間に位置させ、前記水道給水用
    電磁弁あるいは前記風呂水吸水ポンプから前記水道水注
    水口兼風呂水供給口を介して前記洗濯槽に給水する洗濯
    あって、 洗濯機の上部後方に呼び水ホースを設け、 前記風呂水吸水ポンプは、ポンプランナーと該ポンプラ
    ンナーの吸込側に連通する吸込室と前記吸込室に連通す
    ると共に風呂水を吸水するための風呂水吸水口と前記ポ
    ンプランナーの上に位置する気水分離機能を備える吐出
    室と前記吐出室に形成され風呂水を吐出するための吐出
    口と前記呼び水ホースが接続されかつ前記吐出室に形成
    される呼び水口とを備えたポンプ部と、前記ポンプラン
    ナーを回転駆動するモータ部を有し、前記呼び水口の太さを前記風呂水吸水ポンプの吐出口の
    太さより細くし、 前記 モータ部を構成するモータは、モータの回転軸が横
    方向を向くように横向きに設け、前記水道給水用電磁弁の吐出口から吐出した水は前記水
    道水注水口兼風呂水供給口と前記呼び水ホースとに分け
    られ、その一部が前記呼び水ホースに導かれるように構
    成され、 前記風呂水吸水ポンプの運転に際し、前記水道給水用電
    磁弁を開放作動させ、該水道給水用電磁弁から前記風呂
    水吸水ポンプへ水道水の一部を前記呼び水ホースを介し
    て供給するようにしたことを特徴とする洗濯機。
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