JP2016112090A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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脇田 克也
Katsuya Wakita
克也 脇田
菊川 智之
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智之 菊川
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【課題】給水時の水圧が高い場合でも、洗濯水を安定して循環させる。【解決手段】水槽2内の洗濯水を循環水路20を介して循環させる循環ポンプ22と、ドラム3内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部25と、水槽2内の洗濯水の量を検知する水量検知部23と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御して洗濯運転を実行する制御部24とを備え、制御部24は、洗い工程において、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を供給し洗濯物に含ませる含水動作と、水槽2内に洗剤を含んだ洗濯水を供給する給水動作とを実行し、含水動作において、水量検知部23によって収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量L0より少ない第1の水量L1を検知するまで給水し、給水動作において、所定の水量L0を検知するまで給水し、撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の洗濯物を洗うドラム式洗濯機に関するものである。
従来、ドラム式洗濯機は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程の一連の洗濯運転を行う。洗い工程における給水は、水道の蛇口に接続された給水弁を通じて洗剤が収容された洗剤ケースに水道水を流し、洗剤を溶かした洗濯水を水槽内へ供給する。使用される洗剤が粉末洗剤の場合は液体洗剤より水に溶けにくい。溶けていない粉末洗剤を含んだ洗濯水を直接洗濯物へ給水すると、未溶解の洗剤が洗濯物の繊維に入り込んで一層溶けにくくなる。特に、ドラム式洗濯機は給水量が少なく、洗濯物が常に洗濯水に浸かっているものではないので、粉末洗剤が溶けにくく、洗いムラの原因になる。このため、粉末洗剤を含んだ洗濯水を、洗濯物が収容されたドラムの外側を通じて洗濯物にかからないようにして水槽内へ給水するのが一般的である。
水槽内へ給水された洗濯水は、洗剤の溶解が進むとともに水位の上昇によってドラム内に流入する。このときドラムは低速で回転しており、ドラムの回転によって撹拌されている洗濯物を徐々に濡らしていく。ドラム式洗濯機の制御部は、ドラムに収容された洗濯物の量に応じてあらかじめ設定された量の洗濯水が給水されたことを検知すると給水を停止する。このとき、洗濯物には洗濯水がおおむね含水されている。
そして、洗い工程において、循環ポンプによって水槽内の洗剤が含まれた洗濯水を循環させてドラム内の洗濯物にかけながら撹拌することにより、叩き洗いによる洗浄効果を高めることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたドラム式洗濯機は、洗濯水の循環によって水槽内の水位が低下しても空気を吸い込まないように、循環ポンプによる循環流量を制御するようにしたものである。
また、洗い工程において、予め設定された水位まで洗剤を含まない洗濯水を給水して洗濯物に含水させることが考えられている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載されたドラム式洗濯機は、洗剤を含まない洗濯水を給水し、洗濯物に含水された洗濯水を温風で加温した後、洗剤を含む洗濯水を供給するようにしたものである。
また、洗濯水を扇状に吐出させてドラム内の衣類全体を満遍なく濡らすようにすることが考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−087466号公報 特開2000−325694号公報 特開2006−068409号公報
しかしながら、水道の水圧は、高層住宅等の建物の形態や地域によって一定でなく、時間帯によっても変化する。また、洗濯機が接続されている蛇口は、不使用時は閉じられ、洗濯時に開かれることが多い。そして、使用時に蛇口が開かれる開度が一定でない場合、開度が大きいほど給水圧が高くなり、水槽に溜められる洗濯水の水位の上昇が速くなる。
このような場合、制御部が所定の給水量を検知して給水を停止するまでの時間が短く、ドラム内の洗濯物へ吸水される含水量が少ない状態である。特に、洗濯物の量が多い場合は、洗濯物の中まで浸透するのに時間がかかるために、まだ含水していない洗濯物が存在する。この状態のまま、給水に続いて、ドラムの回転による叩き洗いの開始により循環ポンプが駆動し、水槽内の洗濯水を循環させてドラム内へ吐出させると、洗濯物への含水が進行し、水槽内の水位が低下して循環ポンプに空気が吸い込まれる状態となり、ポンプが空気を噛み込んだ騒音が発生するなどの不具合が生じる。
したがって、洗濯水の水位が低下すると、循環ポンプの動作を停止するなどして循環ポンプが空気を吸い込まないように循環水量を制限する必要がある。このため、洗い工程中にドラム内の洗濯物に洗濯水を安定してかけることができず、洗浄効果を高めることができないという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、給水時の水圧が高い場合でも、洗濯物に十分に含水させ、循環ポンプにより洗濯水を安定して循環させることができるようにしたドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、水槽内に回転可能に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、前記制御部は、前記洗い工程において、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、前記含水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第1の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、前記給水動作において、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。
また、本発明のドラム式洗濯機は、水槽内に回転可能に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、前記水槽内への給水時間を測定する計時部と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、前記制御部は、前記洗い工程において、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給水動作と、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、まず前記給水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第2の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水するとともに、給水に要した時間を前記計時部で測定し、前記給水動作で給水に要した時間が所定時間より短い場合、前記給水動作に続いて前記含水動作を実行し、前記含水動作において、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、その後、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構
成されたものである。
これによって、給水時の水圧が高い場合でも、ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出して洗濯物に十分に含水させることができ、撹拌動作において、循環ポンプの駆動によって水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22による洗濯水の安定した循環により洗浄効果を高めることができる。
本発明のドラム式洗濯機は、給水時の水圧が高い場合でも、洗濯水を安定して循環させることができ、洗浄効果を高めることができる。
本発明の実施の形態1のドラム式洗濯機の概略構成図 同ドラム式洗濯機のブロック構成図 同ドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2のドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態3のドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態4のドラム式洗濯機の動作を示すタイムチャート
第1の発明は、水槽内に回転可能に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、前記制御部は、前記洗い工程において、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、前記含水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第1の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、前記給水動作において、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。
これにより、給水時の水圧が高い場合でも、ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出して洗濯物に十分に含水させることができ、撹拌動作において、循環ポンプの駆動によって水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプからの騒音を防止することができ、循環ポンプによる洗濯水の安定した循環により洗浄効果を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記制御部は、前記含水動作において、前記ドラム内に供給される給水量が、前記所定の水量より少なく、かつ、前記布量検知部で検知された洗濯物の量と同等の重量以上になるように制御するものである。これにより、ドラム内の洗濯物に吸水された後の洗濯水を水槽内へ溜めることができ、洗濯物に洗濯水を十分に含水させて、循環ポンプを駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽内の洗濯水の水位の低下に伴う循環ポンプからの騒音を防止することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記制御部は、前記含水動作において、前記ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出した後、前記ドラムを洗濯物が前記ドラム
の内周面に張り付く速度で回転させるように構成されたものである。これにより、洗濯物に含水させた洗濯水を遠心力により浸透させて、洗濯水を洗濯物全体により的確に吸水させることができる。
第4の発明は、水槽内に回転可能に設けられたドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、前記水槽内への給水時間を測定する計時部と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、前記制御部は、前記洗い工程において、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給水動作と、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、まず前記給水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第2の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水するとともに、給水に要した時間を前記計時部で測定し、前記給水動作で給水に要した時間が所定時間より短い場合、前記給水動作に続いて前記含水動作を実行し、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、その後、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。
これにより、給水時の水圧が高い場合でも、ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出して洗濯物に十分に含水させることができ、撹拌動作において、循環ポンプの駆動によって水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22による洗濯水の安定した循環により洗浄効果を高めることができる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、前記制御部は、前記含水動作において、前記ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出しながら、前記ドラムを洗濯物が前記ドラムの内周面に張り付く速度で回転させるように構成されたものである。これにより、洗濯物に含水させた洗濯水を遠心力により浸透させて、洗濯水を洗濯物全体により的確に吸水させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の概略構成図である。図2は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機のブロック構成図である。図3は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。
図1〜図3において、筐体1内に弾性的に支持された水槽2が設けられている。水槽2内には有底円筒状のドラム3が回転可能に設けられ、ドラム3の回転軸3aは角度θ(例えば、5度〜20度)で前上がりに傾斜している。ドラム3の内周面には、内方へ突出させた複数のバッフル4と、水槽2内と連通する多数の小孔5が設けられ、前面側には衣類等の洗濯物を出し入れする開口部6が設けられている。筐体1の前面には開閉自在な扉27が設けられており、使用者は、扉27を開くことによりドラム3の開口部6から洗濯物を出し入れすることができる。
ドラム3を回転駆動するモータ7が水槽2の後面に取り付けられている。モータ7は、
ブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度を自在に変化させることができるようになっている。
水槽2内に洗濯水を給水する給水部は、給水弁8と給水配管9と洗剤ケース10と給水経路11と注水経路15などを含む。給水弁8は、上水道等に接続された給水配管9に設けられて給水配管9を開閉する。洗濯水は、給水配管9に設けられた洗剤を収容する洗剤ケース10を経て給水経路11を通り、水槽2の後方上部に設けられた給水口12から水槽2内に流入する。このとき、洗濯運転の洗い工程の場合には、洗剤ケース10に収容された洗剤が水道水とともに洗濯水として水槽2に供給され、すすぎ工程の場合には、水道水だけが洗濯水として供給される。水槽2内に供給された洗濯水は小孔5からドラム3内に流入する。
給水配管9には、洗剤ケース10の上流側に給水切替弁13が設けられている。開口部6からドラム3内に直接洗濯水を供給する注水口14が水槽2の前部上方に設けられている。給水切替弁13は、注水経路15を介して注水口14と連通しており、給水弁8を通過した水の流れを、給水経路11側と注水経路15側のいずれかに切り替える。
水槽2内の洗濯水を排水する排水部は、排水弁16と排水経路17とを含む。排水弁16は、排水経路17に設けられている。排水時は、水槽2内の洗濯水が水槽2の底部に設けられた取水部18から排水経路17に流入し、排水弁16が開放されて機外へ排出される。
取水部18と排水弁16の間の排水経路17に排水切替弁19が設けられている。排水切替弁19の一方には、循環水路20が設けられている。循環水路20は、取水部18から排水経路17に洗濯水を流入させ、水槽2の前部から水槽2内へ流出させる経路である。循環水路20から洗濯水が流出する吐出部21が、水槽2の前部下方に設けられている。循環ポンプ22が循環水路20に設けられ、水槽2内の洗濯水を循環水路20と吐出部21を通して水槽2内へ循環させる。
取水部18と排水切替弁19との間には、水槽2の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部23が設けられている。水量検知部23は、例えば、隔膜(ダイアフラム)に加わる圧力を膜の変形として検出することで水槽2内の水位を検知する。隔膜の変形を検出する方法として、静電容量の変化やひずみゲージが用いられる。
制御部24は、筐体1内の前部上方に設けられている。制御部24の上部には、使用者が洗濯運転を設定する操作表示部28が設けられている。図2に示されるように、制御部24は、モータ7、給水弁8、給水切替弁13、排水弁16、排水切替弁19、循環ポンプ22等の駆動を制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程等の各工程を制御して洗濯運転を実行する。
また、制御部24には、水量検知部23の出力と、ドラム3内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部25の出力と、ドラム3の駆動を検知する回転検知部26などの出力が入力される。
以上のように構成されたドラム式洗濯機について、以下、洗い工程を中心にその動作と作用を説明する。
図3に示されるように、洗い工程は、布量検知動作、含水動作、給水動作および撹拌動作を含む。布量検知動作は、収容された洗濯物の量を検知して所定の水量(L0)を設定する工程である。含水動作は、ドラム3を低速(例えば、30rpm)で回転させながら
、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を注水口14から供給し、洗濯物に直接吐出して洗濯水を洗濯物に含ませる工程である。給水動作は、ドラム3を低速(例えば、30rpm)で回転させながら、水槽2内に洗剤ケース10内の洗剤を溶解させた洗濯水を給水口12から供給して所定の水量(L0)を溜める工程である。撹拌動作は、循環ポンプ22を駆動して洗濯水を吐出部21からシャワー状に洗濯物に吐出させながら、洗濯物がドラム3内の上方から落下する速度(例えば、45rpm)でドラム3を回転させて洗濯物に機械力を作用させて叩き洗いで洗浄を行う工程である。
まず、使用者が、筐体1の扉27を開いて開口部6からドラム3内に洗濯物を収容する。そして、操作表示部28の電源スイッチ(図示せず)をオンし、洗濯運転の設定を行い、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始する。制御部24は、洗濯運転の設定に従い、例えば、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程、最終脱水工程の順に制御する。
洗濯運転の開始により洗い工程が実行される。制御部24は、最初に布量検知動作を行い、ドラム3内に収容された洗濯物の量を布量検知部25によって検知する。制御部24は、ドラム3を回転駆動し、ドラム3の回転時にモータ7にかかるトルク負荷や、モータ7の電流値などから洗濯物の量を検知する。
制御部24は、検知した洗濯物の量に応じて洗い工程、すすぎ工程、脱水工程等の各工程の時間と洗濯水量を設定するとともに、洗濯物の量に応じて設定された洗剤量を操作表示部28に表示する。使用者は、操作表示部28に表示された洗剤量にしたがって洗剤を洗剤ケース10に投入する。
制御部24は、含水動作において、給水弁8を開き、給水切替弁13を注水経路15側に切り替え、排水切替弁19および排水弁16を閉じて、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を供給する。給水弁8から給水配管9を流れる洗濯水は、給水切替弁13を経て注水経路15を通り、注水口14からドラム3内に供給され、洗濯物に直接吐出されて洗濯物に吸水される。含水動作では、洗剤ケース10を通過せず洗剤を含まない洗濯水が供給され、この洗濯水は、ドラム3が低速(例えば、30rpm)で回転する中で洗濯物全体に吸水される。
このようにして、洗濯物の吸水のためにドラム3内に供給される含水給水量は、布量検知部25で検知した洗濯物の量に応じて設定される。例えば、洗濯物の量が多い(例えば、7kg)の場合は10リットルである。ここで、洗濯物が給水することができる最大含水量が7リットルとすると、洗濯物に吸水された後に水槽2内に溜まる洗濯水の第1の水量(L1)は3リットルである。すなわち、水道の水圧に関わらず、水量検知部23によって3リットルを検知すると、7kgの洗濯物の吸水が飽和状態になる程度に十分含水されたことになり、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。
制御部24は、水量検知部23によって第1の水量(L1)を検知すると、含水動作に続いて給水動作を実行する。制御部24は、給水動作において、給水弁8を開き、給水切替弁13を給水経路11側に切り替え、排水切替弁19および排水弁16を閉じて、ドラム3内に洗剤を含む洗濯水を供給する。給水弁8から給水配管9を通って洗剤ケース10に入った洗濯水は、洗剤ケース10の中の洗剤を溶かしながら給水経路11を通り、水槽2に設けられた給水口12よりドラム3の外側を通って水槽2内に供給される。
制御部24は、水槽2内に給水された洗濯水の水位が上昇し、洗濯物の量に応じて設定された所定の水量(L0)を検知するまで給水する。例えば、洗濯物の量が多い(例えば、7kg)の場合は30リットルである。これにより、粉末洗剤は多量の給水により溶解し、洗濯物の繊維に入り込んで溶けにくくなることを抑制することができる。さらに、含水動作により洗濯物が吸水しているため、粉末洗剤が繊維に入り込んでも容易に溶解させることができる。
表1に洗濯物の量と水量の関係の一例を示す。ここでは、洗濯物が給水することができる最大含水量を洗濯物と同じ重量と見なしている。
Figure 2016112090
表1に示されるように、洗濯物の量が中(例えば、5kg)の場合や少ない(例えば、3kg)の場合でも、水槽2の底部に溜まる第1の水量は3リットルとなるように設定されている。これにより、含水動作により洗濯物の吸水が飽和状態になる程度に十分含水されたあと、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。また、粉末洗剤も容易に溶解させることができる。
制御部24は、給水動作に続いて撹拌動作を実行する。撹拌動作による叩き洗いにおいて、回転するドラム3の中で洗濯物がバッフル4によってドラム3の回転方向へ持ち上げられた後、ドラム3内の上部から落下し、ドラム3の底面あるいはドラム3の底部に留まっている洗濯物に叩きつけられる。これにより、洗剤による化学力と併せて、その機械力によって洗濯物の洗浄が行われる。叩き洗いが行われるドラム3の回転数は、例えば、45rpmであり、所定時間毎に正転と逆転が交互に繰り返される。
制御部24は、撹拌動作において、排水切替弁19を循環水路20側に開くとともに、循環ポンプ22を駆動して吐出部21からドラム3内の洗濯物に向けて洗濯水を吐出する。吐出部21は、吐出された洗濯水が拡がって洗濯物に散水されるように形成されている。これにより、洗濯水が汚れに確実に接触するとともに接触時間を長くし、洗浄力を高めることができる。
撹拌動作が終わって洗い工程が終了すると、洗濯水は機外へ排水される。そして、制御部24は、中間脱水工程、すすぎ工程、最終脱水工程の順に実行して洗濯運転を終了する。
以上のように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、水槽2内に回転可能に設けられたドラム3と、ドラム3を回転駆動するモータ7と、水槽2内に洗濯水を給水する給水部と、水槽2の底部に設けられた取水部18と水槽2の前部に設けられた吐出部21とを連通する循環水路20と、水槽2内の洗濯水を循環水路20を介して循環させる循環ポンプ22と、ドラム3内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部25と、水槽2内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部23と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制
御して洗濯運転を実行する制御部24とを備える。そして、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路15と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路11とを有し、制御部24は、洗い工程において、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を注水経路15から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、水槽2内に洗剤を含んだ洗濯水を給水経路11から供給する給水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、含水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第1の水量を水量検知部23によって検知するまで給水し、給水動作において、所定の水量を水量検知部23によって検知するまで給水し、撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。これにより、給水時の水圧が高い場合でも、ドラム3内の洗濯物に洗濯水を吐出して洗濯物に十分に含水させることができ、撹拌動作において、循環ポンプ22の駆動によって水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22による洗濯水の安定した循環により洗浄効果を高めることができる。
また、制御部24は、含水動作において、ドラム3内に供給される給水量が、所定の水量(L0)より少なく、かつ、布量検知部25で検知した洗濯物の量と同等の重量以上になるように制御するものである。これにより、ドラム3内の洗濯物に吸水された後に洗濯水を第1の水量(L1)だけ水槽2内へ溜めることができ、洗濯物に洗濯水を飽和状態に十分含水させて、循環ポンプ22を駆動した時の水位低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができる。
なお、給水配管9に給水切替弁13を設けて注水経路15を分岐し、給水切替弁13によって給水経路11側と注水経路15側に切り替え可能に構成したが、給水経路11と注水経路15の各々に開閉弁(図示せず)を設けて切り替えるようにしてもよい。また、洗剤ケース10に給水経路11と連通する流路(図示せず)と、注水経路15と連通する流路(図示せず)を形成し、切替弁(図示せず)によって洗剤ケース10に設けた複数の流路のいずれかに切り替えるようにしてもよい。要は、洗い工程において、初めに洗剤を含まない洗濯水を注水経路15を通してドラム3内へ供給し、後から洗剤を含んだ洗濯水を給水経路11を通して水槽2内へ供給できればよい。
また、給水動作において、循環ポンプ22を停止するようにして説明したが、吐出部21からの洗濯水が洗濯物にかからない程度に循環ポンプ22を駆動してもよい。これにより、洗剤を含んだ洗濯水が循環ポンプ22により撹拌されて溶解が促進される。
また、水槽2内の洗濯水を循環水路20へ排出する取水部18を、機外へ排水する排水経路17と兼用するようにしたが、取水部18を排水経路17と別にして循環水路20を独立して形成してもよい。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態の特徴は、含水動作において、ドラム3内の洗濯物に洗濯水を吐出した後、ドラム3を洗濯物がドラム3の内周面に張り付く速度で回転させるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
制御部24は、含水動作において、注水口14から洗濯水をドラム3内の洗濯物に向けて吐出した後、ドラム3を洗濯物がドラム3の内周面に張り付く速度、例えば90rpmで回転させる。
上記の構成によれば、洗濯物に含水させた洗濯水を遠心力により浸透させて、洗濯水を
洗濯物全体により的確に吸水させることができる。そして、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を抑制することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態の特徴は、洗い工程において、水量検知部23によって収容された洗濯物の量に応じて設定された水量より少ない第2の水量(L2)を検知するまで給水動作を行い、第2の水量(L2)までの給水に要した時間を測定して、所定時間より短い場合、水道の水圧が高いと判断して、給水動作に続いて含水動作を実行することである。その後、水量検知部23によって水槽2内の洗濯水が洗濯物の量に応じて設定された所定の水量(L0)を検知するまで給水する。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図2に示されるように、制御部24は、水槽2内への給水時間を測定する計時部29を有している。制御部24は、洗い工程において、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を供給し、洗濯物に直接吐出して洗濯水を含ませる含水動作と、水槽2内に洗剤を含んだ洗濯水を供給する給水動作を有し、最初に給水動作を実行する。制御部24は、給水動作において、水量検知部23によって収容された洗濯物の量に応じて設定された水量より少ない第2の水量(L2)を検知するまで給水する。
さらに、制御部24は、給水と同時に計時部29による時間の測定を開始し、第2の水量(L2)になるまでの給水に要した所要時間(T1)を測定する。この所要時間(T1)が、あらかじめ設定された所定給水時間(T0)より短い場合、制御部24は、給水動作に続いて含水動作を実行し、洗濯物の量に応じて設定された所定の水量(L0)を検知するまで給水する。表2に洗濯物の量と水量および時間の関係の一例を示す。
Figure 2016112090
表2に示されるように、給水動作において、所定の水量(L0)は、例えば、洗濯物の量が多い(例えば、7kg)の場合は30リットルである。そして、所定の水量(L0)より少ない水量である第2の水量(L2)は、例えば、20リットルである。制御部24は、第2の水量(L2)を水量検知部23により検知するまで給水する。
さらに、第2の水量(L2)が20リットルの場合、所定給水時間(T0)は133秒(約9リットル/分)に設定されている。しかし、水圧が高く、所要時間(T1)が、例えば、92秒(約13リットル/分)で第2の水量(L2)を検知した場合、水位の上昇が速く洗濯物への吸水が不十分で含水量が少ない。このため、制御部24は、含水動作を実行し、洗濯物に洗剤を含まない洗濯水を洗濯物に直接吐出する。
含水動作において、注水口14からドラム3内に供給された洗剤を含まない洗濯水が洗濯物に吸水され、洗濯物が7kgの場合、最大含水量が7リットルであると、洗濯物に吸
水された後に水槽2内に流出する。制御部24は、水量検知部23により所定の水量(L0)の30リットルを検知するまで給水する。すなわち、水道の水圧に関わらず、水量検知部23によって所定の水量(L0)の30リットルを検知すると、7kgの洗濯物の吸水が飽和状態になる程度に十分含水されたことになり、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。
また、表2に示されるように、洗濯物の量が中(例えば、5kg)の場合や少ない(例えば、3kg)の場合でも、所定給水時間(T0)が設定されている。したがって、水圧が高く、所定時間(T1)のように短時間で第2の水量(L2)を検知した場合、制御部24は、含水動作を実行し、洗濯物に洗剤を含まない洗濯水を洗濯物に直接吐出する。そして、含水動作により洗濯物の吸水が飽和状態になる程度に十分含水させる。これにより、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。また、粉末洗剤も容易に溶解させることができる。
その後、実施の形態1と同様に撹拌動作が行われ、洗い工程が終了すると、洗濯水は機外へ排水される。そして、制御部24は、中間脱水工程、すすぎ工程、最終脱水工程の順に実行して洗濯運転を終了する。
以上のように、本実施の形態のドラム式洗濯機は、水槽2内に回転可能に設けられたドラム3と、ドラム3を回転駆動するモータ7と、水槽2内に洗濯水を給水する給水部と、水槽2の底部に設けられた取水部18と水槽2の前部に設けられた吐出部21とを連通する循環水路20と、水槽2内の洗濯水を循環水路20を介して循環させる循環ポンプ22と、ドラム3内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部25と、水槽2内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部23と、水槽2内への給水時間を測定する計時部29と、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部24とを備える。そして、前記給水部は、洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路15と、洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路11とを有し、制御部24は、洗い工程において、水槽2内に洗剤を含んだ洗濯水を給水経路11から供給する給水動作と、ドラム3内に洗剤を含まない洗濯水を注水経路15から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、まず給水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第2の水量を水量検知部23によって検知するまで給水するとともに、給水に要した時間を計時部29で測定し、給水動作で給水に要した時間が所定時間より短い場合、給水動作に続いて含水動作を実行し、含水動作において、所定の水量を水量検知部23によって検知するまで給水し、その後、撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成されたものである。これにより、給水時の水圧が高い場合でも、ドラム3内の洗濯物に洗濯水を吐出して洗濯物に十分に含水させることができ、撹拌動作において、循環ポンプ22の駆動によって水位の低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を防止することができ、循環ポンプ22による洗濯水の安定した循環により洗浄効果を高めることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態の特徴は、含水動作において、ドラム3内の洗濯物に洗濯水を吐出しながら、ドラム3を洗濯物がドラム3の内周面に張り付く速度で回転させるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
制御部24は、含水動作において、注水口14から洗濯水をドラム3内の洗濯物に吐出しながら、ドラム3を洗濯物がドラム3の内周面に張り付く速度、例えば90rpmで回転させる。
上記の構成によれば、洗濯物に含水させた洗濯水を遠心力により浸透させて、洗濯水を洗濯物全体により的確に吸水させることができる。そして、循環ポンプ22を駆動したときにはそれ以上吸水されず、水槽2内の洗濯水の水位低下が抑制される。したがって、水位の低下に伴う循環ポンプ22からの騒音を抑制することができ、循環ポンプ22により洗濯水を安定して循環させることができる。
なお、図6に示されるように、洗濯物がドラム3の内周面に張り付く速度での回転動作は、含水動作の一部としたが、これに限られるものではなく、含水動作の全体で実行されてもよい。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、給水時の水圧が高い場合でも、洗濯水を安定して循環させることができ、洗浄効果を高めることができるので、ドラム式洗濯機として有用である。
2 水槽
3 ドラム
7 モータ
8 給水弁(給水部)
9 給水配管(給水部)
10 洗剤ケース(給水部)
11 給水経路(給水部)
12 給水口(給水部)
13 給水切替弁(給水部)
14 注水口(給水部)
15 注水経路(給水部)
18 取水部
19 排水切替弁
20 循環水路
21 吐出部
22 循環ポンプ
23 水量検知部
24 制御部
25 布量検知部

Claims (5)

  1. 水槽内に回転可能に設けられたドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、
    前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、
    前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、
    前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、
    前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、
    洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、
    前記給水部は、
    洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、
    洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、
    前記制御部は、
    前記洗い工程において、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、
    前記含水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第1の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、
    前記給水動作において、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成された、
    ドラム式洗濯機。
  2. 前記制御部は、
    前記含水動作において、前記ドラム内に供給される給水量が、前記所定の水量より少なく、かつ、前記布量検知部で検知された洗濯物の量と同等の重量以上になるように制御する、
    請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記制御部は、
    前記含水動作において、前記ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出した後、前記ドラムを洗濯物が前記ドラムの内周面に張り付く速度で回転させるように構成された、
    請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 水槽内に回転可能に設けられたドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記水槽内に洗濯水を給水する給水部と、
    前記水槽の底部に設けられた取水部と前記水槽の前部に設けられた吐出部とを連通する循環水路と、
    前記水槽内の洗濯水を前記循環水路を介して循環させる循環ポンプと、
    前記ドラム内に収容された洗濯物の量を検知する布量検知部と、
    前記水槽内の底部に溜まった洗濯水の量を検知する水量検知部と、
    前記水槽内への給水時間を測定する計時部と、
    洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、
    前記給水部は、
    洗剤を含まない洗濯水を給水する注水経路と、
    洗剤を含む洗濯水を給水する給水経路とを有し、
    前記制御部は、
    前記洗い工程において、前記水槽内に洗剤を含んだ洗濯水を前記給水経路から供給する給
    水動作と、前記ドラム内に洗剤を含まない洗濯水を前記注水経路から供給して洗濯物に含ませる含水動作と、洗濯物を洗浄する撹拌動作とを実行し、
    まず前記給水動作において、収容された洗濯物の量に応じて設定される所定の水量より少ない第2の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水するとともに、給水に要した時間を前記計時部で測定し、
    前記給水動作で給水に要した時間が所定時間より短い場合、前記給水動作に続いて前記含水動作を実行し、前記含水動作において、前記所定の水量を前記水量検知部によって検知するまで給水し、
    その後、前記撹拌動作において、洗濯物の洗浄を行なうように構成された、
    ドラム式洗濯機。
  5. 前記制御部は、
    前記含水動作において、前記ドラム内の洗濯物に洗濯水を吐出しながら、前記ドラムを洗濯物が前記ドラムの内周面に張り付く速度で回転させるように構成された、
    請求項4記載のドラム式洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109750446A (zh) * 2017-11-01 2019-05-14 松下知识产权经营株式会社 洗衣机及其控制方法

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