JP2017064079A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦に延びる軸線を有する洗濯槽の回転と洗剤水とを利用して洗濯槽内の洗濯物を洗浄する際における洗浄効果の向上を図れる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、外槽3内に収容される洗濯槽4と、洗濯槽4を回転させるモータ5と、洗剤が混ざった洗剤水を外槽3から受け入れるタンク13と、洗剤水を汲み上げて洗濯槽4内に上側Z1から注ぐための循環路11と、タンク13内の洗剤水を循環路11に取り込んで循環路11内で上昇させるポンプ12と、脱水洗浄工程を含む洗濯運転を実行する制御部30とを含む。脱水洗浄工程では、タンク13内の洗剤水を洗濯槽4と循環路11との間で循環させて洗濯槽4内の洗濯物Qに浴びせる循環処理と、循環処理の後に洗剤水を洗濯槽4内で洗濯物Qに浸透させてタンク13に戻す浸透処理と、浸透処理の後に洗濯槽4を回転させることによって洗濯物Qを脱水する脱水処理とを繰り返す。【選択図】図1

Description

この発明は、洗濯機に関する。
下記特許文献1に記載のドラム式洗濯機では、洗い工程において、たたき洗濯工程と、たたき洗濯工程の後のしぼり洗濯工程とが行われる。たたき洗濯工程では、水槽内に設けられたドラム状回転槽の正転、反転および休止が繰り返されることによって、ドラム状回転槽内において、洗濯物が持ち上げられて落下するという動作が繰り返される。しぼり洗濯工程では、ドラム状洗濯槽がたたき洗濯工程のときよりも高速で回転することによって、洗濯物が遠心力によりドラム状洗濯槽の内面に押し付けられ、洗濯物内の洗濯液がドラム状洗濯槽の周面の小穴を通ってドラム状洗濯槽の外に絞り出される。このドラム式洗濯機には貯水タンクが設けられ、たたき洗濯工程の終りに洗濯水の一部が貯水タンクに移されることによって水槽内の重量が軽減されるので、しぼり洗濯工程における振動や騒音の低減が図られる。
特開平8−299658号公報
洗濯物を収容する洗濯槽の回転と、洗剤が混ざった洗剤水とを利用して洗濯物を洗浄する場合において、洗浄効果の向上は常に望まれる。特に、特許文献1のドラム式洗濯機とは異なり、縦に延びる軸線を有する洗濯槽を有する縦型洗濯機では、洗剤水が洗濯槽において底側に偏って溜まることから、洗濯槽内の洗濯物では下部にしか洗剤水がかからない虞がある。これでは、洗剤水による洗浄効果の向上を図ることが困難である。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、縦に延びる軸線を有する洗濯槽の回転と洗剤水とを利用して洗濯槽内の洗濯物を洗浄する際における洗浄効果の向上を図れる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、水が溜められる外槽と、前記外槽との間で水を行き来させるための貫通穴と縦に延びる軸線とを有し、洗濯物を収容し、前記外槽内に収容される洗濯槽と、前記洗濯槽を回転させるモータと、前記外槽に接続され、洗剤が混ざった洗剤水を前記外槽から受け入れるタンクと、前記タンク内から洗剤水を汲み上げて前記洗濯槽内に上側から注ぐための循環路と、前記タンク内の洗剤水を前記循環路に取り込んで前記循環路内で上昇させるポンプと、前記ポンプを駆動させることによって前記タンク内の洗剤水を前記洗濯槽と前記循環路との間で循環させて前記洗濯槽内の洗濯物に浴びせる循環処理と、前記循環処理の後に前記ポンプの駆動を停止させて洗剤水を前記洗濯槽内で洗濯物に浸透させて前記タンクに戻す浸透処理と、前記浸透処理の後に前記モータを駆動させて前記洗濯槽を回転させることによって洗濯物を脱水する脱水処理とを繰り返す脱水洗浄工程を含む洗濯運転を実行する実行手段と、を含む、洗濯機である。
また、本発明は、前記実行手段は、少なくとも1回の前記循環処理において、前記モータを駆動させて前記洗濯槽を回転させることを特徴とする。
また、本発明は、前記タンクには、エア抜き穴が形成され、前記エア抜き穴に接続される一端部と、前記外槽の上部に接続される他端部とを有するエア抜きパイプを含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記洗濯槽に給水するための給水路と、前記給水路に接続され、洗剤を収容する洗剤収容部と、を含み、前記給水路は、前記洗剤収容部を通過して前記給水路を流れる水を前記洗濯槽内の洗濯物を外した位置へ向けて吐出する吐出口を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記循環路は、前記洗濯槽内を上側から臨む吐水口を有するメイン流路と、前記メイン流路から分岐して前記外槽または前記タンクに接続された分岐流路とを含み、前記循環路における洗剤水の流れを前記メイン流路または前記分岐流路に切り替える切替弁を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記外槽と前記タンクとをむすぶ流路と、前記流路を開閉する弁と、を含み、前記実行手段は、少なくとも1回の前記浸透処理において、前記弁を閉じて前記洗濯槽内に洗剤水を溜めることを特徴とする。
本発明によれば、洗濯機では、縦に延びる軸線を有する洗濯槽に洗濯物が収容される。洗濯槽の貫通穴を通って外槽と洗濯槽との間を行き来する水が、外槽および洗濯槽の両方に溜められる。外槽に接続されたタンクは、洗剤が混ざった洗剤水を外槽から受け入れることができる。タンク内の洗剤水は、ポンプによって循環路に取り込まれて循環路内で上昇した後に、洗濯槽内に上側から注がれる。
実行手段は、循環処理と、循環処理の後の浸透処理と、浸透処理の後の脱水処理とを繰り返す脱水洗浄工程を含む洗濯運転を実行する。実行手段は、循環処理として、ポンプを駆動させることによってタンク内の洗剤水を洗濯槽と循環路との間で循環させて洗濯槽内の洗濯物に浴びせる。実行手段は、浸透処理として、ポンプの駆動を停止させて洗剤水を洗濯槽内で洗濯物に浸透させてタンクに戻す。実行手段は、脱水処理として、モータを駆動させて洗濯槽を回転させることによって洗濯物を脱水する。
複数回の循環処理によって、タンク内の洗剤水が洗濯槽内の洗濯物にたっぷり浴びせられ、各循環処理の後の浸透処理では、たっぷりの洗剤水によって洗濯物がつけおきと同等の状態とされる。これにより、洗濯物の全体から汚れが効果的に浮き出る。そして、各浸透処理の後の脱水処理では、洗濯槽の回転に伴う遠心力によって、洗剤水が汚れを伴って洗濯物から絞り出される。脱水処理の直前の浸透処理では外槽内および洗濯槽内の洗剤水がタンクに戻される。そのため、脱水処理では、洗濯槽が洗剤水の抵抗を受けることなく目標の最大回転数まで円滑に回転できるので、洗濯槽の高速回転によって効果的に洗濯物を脱水して洗濯物から汚れを取り除くことができる。
以上の結果、縦に延びる軸線を有する洗濯槽の回転と洗剤水とを利用した脱水洗浄工程における洗浄効果の向上を図れる。
また、本発明によれば、実行手段は、少なくとも1回の循環処理において、モータを駆動させて洗濯槽を回転させる。これにより、循環路から洗濯槽内に注がれる洗剤水を、洗濯槽内の洗濯物に対して、洗濯槽の回転方向における全域に亘って万遍なく浴びせることができる。そのため、脱水洗浄工程では、洗浄効果の一層の向上を図れる。
また、本発明によれば、浸透処理において洗浄水をタンクに戻す際、タンク内の空気がエア抜き穴からタンクの外に逃げるので、洗剤水はタンク内に円滑に流入できる。エア抜き穴に一端部が接続されたエア抜きパイプでは、他端部が外槽の上部に接続される。これにより、タンク内の泡がエア抜きパイプ内に入り込んでも外槽内に導かれるので、エア抜きパイプに泡が詰まることを抑制できる。また、エア抜きパイプの他端部は、外槽の上部に接続されるので、外槽内の上限水位よりも高い位置に配置される。そのため、外槽内の水がエア抜きパイプに溢れることを防止できる。
また、本発明によれば、給水路の吐出口は、洗剤収容部を通過して洗剤を乗せた水を洗濯槽内の洗濯物を外した位置へ向けて吐出する。これにより、水に溶けきる前の超高濃度の洗剤が洗濯物の表面の一部だけに付着してしまうことによって、洗濯物の全体を万遍なく洗浄できなくなることを抑制できる。
また、本発明によれば、循環路における洗剤水の流れをメイン流路に切り替えることによって、洗剤水を洗濯槽と循環路との間で循環させることができる。循環路における洗剤水の流れを分岐流路に切り替えることによって、循環路内の洗剤水は、洗濯槽に到達せずに分岐流路経由で外槽またはタンクにショートカットする。これにより、洗剤水がポンプを通過する頻度を高めてポンプによる洗剤水の撹拌を促進できるので、効果的に洗剤を水に溶かして高濃度の洗剤水を生成することができる。そのため、脱水洗浄工程では、高濃度の洗剤水によって洗浄効果の一層の向上を図れる。
また、本発明によれば、少なくとも1回の浸透処理において、実行手段は、外槽とタンクとをむすぶ流路を開閉する弁を閉じて洗濯槽内に洗剤水を溜める。これにより、洗濯槽内に溜まったたっぷりの洗剤水によって洗濯物を効果的につけおきと同等の状態にすることができるので、脱水洗浄工程では、洗浄効果の一層の向上を図れる。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の模式図である。 図2は、洗濯機の電気的構成を示すブロック図である。 図3は、脱水洗浄工程における制御動作を示すフローチャートである。 図4は、第1変形例に係る洗濯機の模式図である。 図5は、第2変形例に係る洗濯機の模式図である。 図6は、第3変形例に係る洗濯機の模式図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機1の模式図である。図1における上下方向を洗濯機1の上下方向Zといい、図1における左右方向を洗濯機1の横方向Yという。上下方向Zは、垂直方向と一致し、横方向Yは、水平方向と一致する。上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。
洗濯機1には、乾燥機能を有する洗濯乾燥機も含まれるが、以下では、乾燥機能が省略されて洗濯運転だけを実行する洗濯機を例に取って洗濯機1について説明する。洗濯機1は、筐体2と、筐体2内に配置される外槽3、洗濯槽4、モータ5、給水路6、給水弁7、洗剤収容部8、排水路9、第1排水弁10、循環路11、ポンプ12およびタンク13とを含む。
筐体2は、たとえば金属製であり、ボックス状に形成される。筐体2の上面2Aには、筐体2の内外を連通させる出入口2Bが形成される。上面2Aには、出入口2Bを開閉する扉14と、スイッチや液晶パネルなどで構成された表示操作部15とが設けられる。使用者は、表示操作部15のスイッチなどを操作することによって、洗濯機1の電源をON・OFFしたり、洗濯運転のコースを自由に設定したり、洗濯機1に対して洗濯運転の開始や停止などを指示したりすることができる。表示操作部15の液晶パネルなどには、洗濯運転に関する情報が目視可能に表示される。
外槽3は、たとえば樹脂製であり、有底円筒状に形成され、いわゆる吊り棒などの弾性支持部材(図示せず)を介して筐体2によって弾性支持される。外槽3内には水が溜められる。外槽3の円中心を通る仮想の直線は、外槽3の軸線Jである。軸線Jは、垂直方向または垂直方向に対して若干傾いた方向、つまり縦に延びる。有底円筒状の外槽3は、軸線Jに沿って配置された略円筒状の円周壁3Aと、円周壁3Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ円板状の底壁3Bと、円周壁3Aの上端縁を縁取りつつ軸線J側へ張り出したリング状の環状壁3Cとを有する。外槽3には、環状壁3Cによって囲まれて筐体2の出入口2Bに下側Z2から対向する円形状の出入口3Dと、底壁3Bの円中心部分を上下方向Zに貫通する貫通穴3Eとが形成される。
洗濯槽4は、外槽3よりも一回り小さい有底円筒状に形成された金属製のドラムであり、内部に洗濯物Qを収容することができる。洗濯槽4は、外槽3内に同軸状で収容される。そのため、洗濯槽4の軸線は、前述した軸線Jである。有底円筒状の洗濯槽4は、軸線Jに沿って配置された略円筒状の円周壁4Aと、円周壁4Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ円板状の底壁4Bと、円周壁4Aの上端縁を縁取りつつ軸線J側へ張り出したリング状の環状壁4Cとを有する。洗濯槽4には、環状壁4Cによって囲まれて外槽3の出入口3Dに下側Z2から対向する円形状の出入口4Dと、円周壁4Aおよび底壁4Bを貫通する多数の貫通穴4Eとが形成される。
前述した扉14を開くと、出入口2B、出入口3Dおよび出入口4Dが、上下方向Zに並んだ状態で筐体2の上面2Aから上側Z1に露出されるので、これらの出入口を介して洗濯槽4内に洗濯物Qを出し入れすることができる。外槽3内の水は、貫通穴4Eを通って外槽3と洗濯槽4との間で行き来し、洗濯槽4にも溜まる。そのため、外槽3内の水位と洗濯槽4内の水位とは一致する。底壁4Bの円中心位置には、軸線Jに沿って下側Z2へ突出した回転軸17が設けられる。回転軸17は、外槽3の底壁3Bの貫通穴3Eに上側Z1から挿通される。
モータ5は、たとえばインバータモータによって構成される。モータ5は、筐体2内において、外槽3の下側Z2に配置され、ステー(図示せず)などを介して外槽3の底壁3Bに固定される。モータ5は、軸線Jまわりに回転する出力軸18を有する。出力軸18は、洗濯槽4の回転軸17に連結される。モータ5が駆動されると、モータ5が発生した駆動力は、回転軸17から出力軸18に伝達され、洗濯槽4は、この駆動力によって軸線Jまわりに回転する。なお、クラッチなどで構成された伝達機構(図示せず)が回転軸17と出力軸18との間に介在されてもよい。また、洗濯槽4内には、収容された洗濯物Qを撹拌するために回転するパルセータ(図示せず)が設けられ、モータ5の駆動力が伝達機構から洗濯槽4およびパルセータの一方または両方に対して選択的に伝達されてもよい。また、この実施形態では、説明の便宜上、モータ5の回転数は、洗濯槽4およびパルセータのそれぞれの回転数と同じである。
給水路6は、蛇口(図示せず)につながった一端部6Aと、吐出口6Bが形成された他端部6Cとを有する流路である。給水路6の他端部6Cは、外槽3の環状壁3Cを上側Z1から貫通し、吐出口6Bは、外槽3の円周壁3Aと洗濯槽4の円周壁4Aとの横方向Yにおける隙間19を上側Z1から臨むように配置される。
給水弁7は、給水路6の途中に設けられる。給水弁7を開くと給水路6が開く。これにより、蛇口からの水が、太い実線矢印で示すように、給水路6を通って吐出口6Bから隙間19に流れ落ちて外槽3に溜まる。このとき、吐出口6Bは、給水路6を流れる水を、外槽3と洗濯槽4との隙間19、つまり、洗濯槽4内の洗濯物Qを外した位置へ向けて吐出する。外槽3に溜まった水は、洗濯槽4の貫通穴4Eを通って洗濯槽4にも溜まる。このように、給水弁7を開くと、給水路6から洗濯槽4に給水される。一方、給水弁7を閉じると給水路6が閉じるので、給水を停止できる。
洗剤収容部8は、洗剤が収容されるボックス状に形成され、給水路6の途中に接続される。洗剤収容部8の内部空間は、給水路6の途中部分を構成する。給水弁7を開いて給水を開始すると、蛇口からの水が、洗剤収容部8を通過して洗剤を乗せ、給水路6を流れた後に吐出口6Bから外槽3や洗濯槽4に供給される。これにより、外槽3および洗濯槽4には、洗剤が混ざった洗剤水が溜められる。
排水路9は、外槽3の底壁3Bにおいて貫通穴3Eを避けた位置に下側Z2から接続された一端部9Aと、一端部9Aよりも低い位置において筐体2の外に引き出された他端部9Bとを有する流路である。
第1排水弁10は、排水路9の途中に設けられる。第1排水弁10を開くと排水路9が開く。これにより、外槽3および洗濯槽4に溜まった洗剤水が、排水路9を通って機外に排出される。このように排水された状態で第1排水弁10を閉じると排水路9が閉じるので、排水を停止できる。
循環路11は、排水路9において一端部9Aと第1排水弁10との間の部分に接続された一端部11Aと、吐水口11Bが形成された他端部11Cとを有する流路である。循環路11は、一端部11Aから横方向Yへ延びた後に折れ曲がり、筐体2と外槽3との隙間を通って上側Z1へ延びた後に軸線J側へ折れ曲がって他端部11Cに到達する。他端部11Cは、外槽3の出入口3Dの真上において下側Z2に折れ曲がり、吐水口11Bは、他端部11Cの下端で開口し、洗濯槽4の出入口4Dから洗濯槽4内を上側Z1から臨む。ポンプ12は、回転するインペラ(図示せず)を内蔵する渦巻ポンプなどであり、循環路11の途中に設けられる。
タンク13は、たとえば30L程度の容量を有する中空体であって、筐体2内において外槽3よりの下側Z2のスペースに配置される。タンク13は、排水路9において、循環路11の一端部11Aとの接続部分と一端部9Aとの間に介装される。タンク13の内部空間は、排水路9の途中部分を構成する。排水路9における一端部9Aからタンク13までの上側流路9Cは、外槽3とタンク13とをむすぶ流路であり、外槽3の底壁3Bから下側Z2に延びてタンク13の天壁に上側Z1から接続される。これにより、タンク13は、上側流路9Cを介して外槽3に接続される。上側流路9Cには、上側流路9Cを開閉する第2排水弁22が設けられる。
排水路9におけるタンク13から他端部9Bまでの下側流路9Dでは、上端部がタンク13の底壁に対して下側Z2から接続される。下側流路9Dに、前述した第1排水弁10が設けられる。下側流路9Dにおいて第1排水弁10とタンク13との間の部分に対して、循環路11の一端部11Aが接続される。なお、タンク13は、外槽3に固定されてもよいし、筐体2の下部に固定されてもよい。タンク13が筐体2の下部に固定される場合には、排水路9において少なくとも上側流路9Cは、洗濯運転における外槽3の振動をタンク13に伝えないように可撓性を有する。
第1排水弁10および第2排水弁22の両方が開くと、外槽3から排水路9に流れ出た洗剤水は、一旦タンク13を経由してから他端部9Bに到達し、機外へ排出される。一方、第2排水弁22が開いた状態で第1排水弁10を閉じると、外槽3から排水路9の上側流路9Cに流れ出た洗剤水は、機外へ排出されることなく、タンク13に受け入れられてタンク13内に溜められる。前述したようにタンク13が外槽3よりも下側Z2に位置し、上側流路9Cが外槽3の底壁3Bから下側Z2に延びてタンク13の天壁に上側Z1から接続されるので、外槽3内の洗剤水は、自重によって円滑にタンク13に流入する。
タンク13の天壁には、タンク13内に上側Z1から連通するエア抜き穴13Aが形成される。エア抜き穴13Aに関連して、洗濯機1は、エア抜きパイプ23を含む。エア抜きパイプ23は、エア抜き穴13Aに上側Z1から接続される一端部23Aと、外槽3の上部3Fに横方向Yから接続される他端部23Bとを有し、一端部23Aから他端部23Bへ向かって上側Z1へ延びる。上部3Fとは、外槽3の円周壁3Aにおいて、外槽3内で想定される上限水位よりも上側Z1に位置する部分である。
外槽3内の洗剤水をタンク13に流入させる際、タンク13内の空気は、エア抜き穴13Aからタンク13の外に逃げるので、洗剤水はタンク13内に円滑に流入できる。そして、エア抜きパイプ23の他端部23Bが外槽3の上部3Fに接続されることにより、タンク13内の泡がエア抜きパイプ23内に入り込んでも外槽3内に導かれるので、エア抜きパイプ23に泡が詰まることを抑制できる。また、外槽3の上部3Fに接続される他端部23Bは、外槽3内の上限水位よりも高い位置に配置される。そのため、外槽3内の水がエア抜きパイプ23に溢れることを防止できる。
ポンプ12は、駆動されることによって、タンク13内の洗剤水を、循環路11の一端部11Aに取り込んで循環路11内で上昇させる。これにより、洗剤水は、タンク13内から循環路11内に汲み上げられて、他端部11Cの吐水口11Bから吐出される。吐水口11Bから吐出された洗剤水は、太い破線矢印で示すように、洗濯槽4の出入口4Dに流れ落ちて、洗濯槽4内に上側Z1から注がれる。引き続きポンプ12を駆動させると、タンク13内の洗剤水が洗濯槽4と循環路11との間で循環する。ポンプ12は、筐体2内において外槽3よりも下側Z2のスペースの最下部、つまり、タンク13よりも低い位置に配置されるので、タンク13内の洗剤水を残さず循環路11内に取り込むことができる。
洗濯機1は、実行手段としての制御部30を含む。制御部30は、たとえば、CPUと、ROMやRAMなどのメモリ部とを含むマイクロコンピュータであって、筐体2内に配置される。洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である図2を参照して、洗濯機1は、水位センサ31と、回転センサ32と、計時用のタイマ33とをさらに含む。水位センサ31、回転センサ32およびタイマ33ならびに前述したモータ5、ポンプ12、表示操作部15、給水弁7、第1排水弁10および第2排水弁22のそれぞれは、制御部30に対して電気的に接続される。
水位センサ31は、外槽3および洗濯槽4の水位を検知するセンサであり、水位センサ31の検知結果は、リアルタイムで制御部30に入力される。回転センサ32は、モータ5の回転数、厳密には、モータ5における出力軸18の回転数を読み取る装置であり、たとえば、出力軸18が所定の回転角度ずつ回転する度にパルスを出力するホールIC(図示せず)で構成される。回転センサ32が読み取った回転数は、リアルタイムで制御部30に入力される。制御部30は、入力された回転数に基づいて、モータ5に印加される電圧、詳しくはモータ5に印加される電圧のデューティ比を制御して、モータ5を所望の回転数で回転するように駆動させる。制御部30は、ポンプ12の駆動も制御する。
前述したように使用者が表示操作部15を操作して洗濯運転の運転条件などについて選択すると、制御部30は、その選択を受け付ける。制御部30は、表示操作部15において、必要な情報を使用者に対して目視可能に表示する。制御部30は、給水弁7、第1排水弁10および第2排水弁22のそれぞれの開閉を制御する。そのため、制御部30は、少なくとも第1排水弁10を閉じた状態で給水弁7を開くことによって外槽3および洗濯槽4に給水でき、第1排水弁10を閉じた状態で第2排水弁22を開くことによってタンク13に水を溜めることができ、第1排水弁10および第2排水弁22を開くことによって外槽3、洗濯槽4およびタンク13の排水を実行できる。
次に、洗濯機1において制御部30が実行する洗濯運転について説明する。洗濯運転は、最初の脱水洗浄工程と脱水洗浄工程の後の本洗い工程とで構成された洗い工程と、洗い工程の後のすすぎ工程と、脱水工程とを含む。脱水洗浄工程を、洗濯運転における独立した工程とみなしてもよいし、本実施形態のように洗い工程の一部とみなしてもよい。脱水工程は、洗濯運転の最後に実行される最終脱水工程と、洗い工程やすすぎ工程の直後に実行される中間脱水工程とを含む。
制御部30は、洗濯運転の開始に先立って、洗濯槽4内の洗濯物Qの量を負荷量として検知する。負荷量の単位は、たとえばkgである。負荷量検知の一例として、制御部30は、洗濯機1に備えられた重量センサ(図示せず)が検知した洗濯物Qの重量から負荷量を取得してもよい。また、洗濯槽4を低速で定常回転させたときのモータ5の回転数のばらつきによって負荷量を検知してもよい。また、前述したパルセータが備えられる場合には、制御部30は、洗濯物Qが載せられたパルセータを所定時間回転させた直後にモータ5の駆動を停止させてモータ5を惰性回転させ、そのときのモータ5の惰性回転量を測定する。負荷量が大きいほど、重い洗濯物Qが載せられたパルセータに連結されたモータ5の惰性回転量は小さくなる。負荷量が小さいほど、軽い洗濯物Qが載せられたパルセータに連結されたモータ5の惰性回転量は大きくなる。制御部30は、惰性回転数の大小に応じて負荷量を検知する。
図3のフローチャートを参照して、脱水洗浄工程について説明する。脱水洗浄工程の間は、第1排水弁10は、常に閉じられた状態にあり、第2排水弁22は、原則として、常に開かれた状態にある。制御部30は、脱水洗浄工程の開始に伴い、所定時間だけ給水弁7を開くことによって給水する(ステップS1)。これにより、給水路6の吐出口6Bから流れ出た洗剤水が、外槽3および排水路9の上側流路9Cを経由してタンク13に到達し、タンク13に溜まる。
次に、制御部30は、1回目の循環処理を実施する(ステップS2)。制御部30は、循環処理において、ポンプ12を駆動させることによって、タンク13内の洗剤水を洗濯槽4と循環路11との間で循環させ、その際に、循環路11の吐水口11Bから洗濯槽4内の洗濯物Qに洗剤水を浴びせる。循環処理における処理時間、つまり、ポンプ12を駆動させる時間は、たとえば15秒位である。ちなみに、1回の循環処理で洗濯物Qに浴びせられる洗剤水の量は、洗濯物Qの重量の3倍程度、たとえば、8kgの洗濯物Qの場合には24L程度であり、かなり多量である。また、循環路11内でポンプ12を通過する洗剤水では、洗剤がポンプ12のインペラによって細かく砕かれて水に溶けるので、高濃度の洗剤水を生成できる。
循環処理の後に、制御部30は、1回目の浸透処理を実施する(ステップS3)。制御部30は、浸透処理において、ポンプ12の駆動を停止させて洗濯槽4内で洗剤水を洗濯物Qに浸透させる。具体的には、循環処理において洗濯物Qに対して上側Z1から浴びせられた洗剤水が、自重によって洗濯物Qに染み込んでいく。また、浸透処理では、引き続き第2排水弁22が開いた状態にあるので、洗濯物Qに染み込まなかった洗剤水は、洗濯槽4の貫通穴4Eから外槽3に出て、排水路9の上側流路9Cからタンク13に戻る。
浸透処理の後に、制御部30は、1回目の脱水処理を実施する(ステップS4)。制御部30は、脱水処理において、モータ5を駆動させて洗濯槽4を回転させる。これにより、洗濯槽4の回転に伴う遠心力が洗濯槽4内の洗濯物Qに作用するので、洗濯物Qが脱水される。
次に、制御部30は、2回目の循環処理を実施し(ステップS5)、その後に2回目の浸透処理を実施し(ステップS6)、その後に2回目の脱水処理を実施する(ステップS7)。ちなみに、循環処理の直前の脱水処理では、脱水により洗濯物Qから絞り出された洗剤水は、外槽3および排水路9の上側流路9Cを経由してタンク13に戻る。また、前述したように、脱水処理の直前の浸透処理でも洗剤水が洗濯槽4からタンク13に戻る。そのため、脱水工程後の循環処理の開始時には、洗剤水は、タンク13内に豊富に溜まった状態にある。そのため、循環処理の際に、ポンプ12は、空回りすることなく、洗剤水の循環を速やかに開始できる。また、1回目の循環処理では、洗濯前の洗濯物Qが乾燥して多くの洗剤水を吸収できる状態にあるので、処理時間が長めに設定されるが、2回目以降の循環処理では、洗濯物Qがある程度の洗剤水を吸収した状態にあるので、1回目の循環処理よりも処理時間が短めに設定される。同様の理由により、1回目の浸透処理では処理時間が長めに設定されるが、2回目以降の浸透処理では、1回目の浸透処理よりも処理時間が短めに設定される。
脱水洗浄工程において、制御部30は、脱水処理がトータルで所定回数実施されるまでは(ステップS8でNO)、循環処理(ステップS5)と浸透処理(ステップS6)と脱水処理(ステップS7)とを、この順番で複数回繰り返す。一例として、前述した所定回数は25回であり、この場合、循環処理と浸透処理とは、トータルでそれぞれ25回ずつ繰り返される。ちなみに、ステップS8での判断基準として、ステップS1での給水開始からの経過時間ではなく、脱水処理の実施回数を用いた理由は、洗濯物Qの偏りなどによって洗濯槽4の回転数が目標の最大回転数まで上昇せずに脱水処理が中断する場合を考慮したからである。
複数回の循環処理によって、タンク13内の洗剤水が洗濯槽4内の洗濯物Qにたっぷり浴びせられ、各循環処理の後の浸透処理では、たっぷりの洗剤水によって洗濯物Qがつけおきと同等の状態とされる。これにより、洗濯物Qの全体から汚れが効果的に浮き出る。そして、各浸透処理の後の脱水処理では、洗濯槽4の回転に伴う遠心力によって、洗剤水が汚れを伴って洗濯物Qから絞り出される。脱水処理の直前の浸透処理では外槽3内および洗濯槽4内の洗剤水がタンク13に戻される。これにより、脱水処理の開始時には、外槽3内の水位Wは、洗濯槽4の底壁4Bよりも低い状態にある(図1参照)。そのため、脱水処理では、洗濯槽4は、外槽3内の洗剤水をかき回さないので、この洗剤水や、洗剤水から発生した泡の抵抗を受けることなく目標の最大回転数まで円滑に回転できる。また、脱水処理における洗濯槽4は、洗剤水が抜けて軽いので、洗濯槽4の回転に伴う振動が低減される。よって、洗濯槽4の高速回転によって効果的に洗濯物Qを脱水して洗濯物Qから汚れを取り除くことができる。以上の結果、洗濯槽4の回転と洗剤水とを利用した脱水洗浄工程における洗浄効果の向上を図れる。また、脱水処理の直後の循環処理では、先ほどタンク13に戻された多量の洗剤水を使用することができる。
また、脱水処理において洗濯槽4の回転数が上がりやすいことから、モータ5の消費電力を節約できる。そして、複数回の循環処理によってタンク13内の洗剤水を繰り返し使用することにより、脱水処理毎に新しい洗剤水を何度も生成しなくても十分な量の洗剤水を確保できるので、洗剤および水も節約できる。なお、洗剤水を戻すために、外槽3とは別部材であるタンク13を設けたが、たとえば、外槽3の底壁3Bに窪み(図示せず)を設けて、浸透処理の終盤に、この窪みに洗濯槽4内の洗剤水を戻してもよい。ただし、タンク13を別途設ける場合の方が、このような窪みを設ける場合よりも、底壁3Bの周辺において洗濯槽4の回転軸17とモータの出力軸18とを連結するための構造などをシンプルに構成できる。
そして、脱水処理が所定回数実施されると(ステップS8でYES)、脱水洗浄工程が終了し、制御部30は、次工程である本洗い工程を実施する。制御部30は、本洗い工程の開始に伴い、引き続き第1排水弁10を閉じた状態で第2排水弁22を閉じ、給水弁7を開くことによって、洗濯槽4に追加で給水する。その際、制御部30は、ポンプ12を駆動させてタンク13の洗剤水を循環路11経由で洗濯槽4に移す。これにより、洗濯槽4には、ステップS1での給水によって溜まった洗剤水の水位よりも高い水位まで洗剤水が溜まる。このようにタンク13の洗剤水も給水に用いることによって、給水路6から供給する水の量を少なく抑えることができる。
制御部30は、本洗い工程において、洗濯槽4に洗剤水が溜まった状態で、モータ5を駆動させて洗濯槽4を回転させたり、前述したパルセータを回転させたりする。これにより、洗濯槽4内には、洗剤水の水流が発生して洗濯物Qを撹拌させる。この水流が洗濯物Qに与える摩擦や振動などの機械力によって洗濯物Qから汚れが除去されたり、洗剤水によって汚れが化学的に分解されたりすることによって洗濯物Qが本格的に洗われる。
特に、本洗い工程の直前の脱水洗浄工程によって、洗濯物Qは、汚れが浮き出て取れやすい状態にあるので、本洗い工程では高い洗浄効果を発揮できる。なお、洗濯運転の終了時、つまり脱水工程の終了時には、制御部30は、第1排水弁10および第2排水弁22の両方を開くことによって、外槽3、洗濯槽4およびタンク13の全てを排水する。そのため、原則として、洗濯運転が終了する度に、タンク13は空になる。
制御部30は、少なくとも1回の循環処理において、モータ5を駆動させて洗濯槽4を所定以下の回転速度で低速回転させる第1の処理を実行してもよい。洗濯槽4を低速回転させるときのモータ5の回転数は、たとえば50rpmである。ちなみに、脱水洗浄工程の脱水処理において洗濯槽4を回転させるときのモータ5の回転数は、たとえば200rpm〜800rpmであり、脱水工程において洗濯槽4を高速回転させるときのモータ5の回転数は、たとえば600rpm〜800rpmである。循環処理において洗濯槽4を低速回転させることによって、洗濯槽4内における洗濯物Qの偏りや、洗濯槽4内の洗剤水が出入口4Dから外に飛び散ることを抑制できる。また、制御部30は、少なくとも1回の循環処理において、モータ5の駆動を制御して洗濯槽4の間欠回転を繰り返す第2の処理を実行してもよい。洗濯槽4の間欠回転とは、モータ5のONとOFFとが繰り返されることによって洗濯槽4の停止と回転とが繰り返されることである。
第1の処理や第2の処理により、循環路11から洗濯槽4内に注がれる洗剤水を、洗濯槽4内の洗濯物Qに対して、洗濯槽4の回転方向における全域に亘って万遍なく浴びせることができる。そのため、脱水洗浄工程では、洗浄効果の一層の向上を図れる。
制御部30は、脱水洗浄工程において、循環処理中では洗濯槽4を停止させ、次の循環処理を開始する前にモータ5を駆動させて洗濯槽4を所定角度だけ回転させる第3の処理を実行してもよい。これにより、循環処理中で洗濯槽4が停止した状態では、洗濯物Qにおいて洗濯槽4の回転方向における1箇所に洗剤水を集中して浴びせることができる。そして、制御部30は、次の循環処理を開始する前に洗濯槽4を直前の循環処理での停止位置から少しだけ回転させることにより、当該次の循環処理では、洗濯物Qにおいて当該直前の循環処理で洗剤水が浴びせられた部分とは別の部分に洗剤水を集中して浴びせることができる。ちなみに、当該直前の循環処理での停止位置は、制御部30によって一時的に記憶される。このように洗濯物Qにおいて洗剤水がかかる位置を少しずつ変えながら循環処理を複数回繰り返すことによって、最終的に、十分な量の洗剤水を、洗濯槽4内の洗濯物Qに対して、洗濯槽4の回転方向における全域に亘って万遍なく浴びせることができる。そのため、洗剤水による洗浄効果の一層の向上を図れる。
脱水洗浄工程では、第1〜第3の処理のいずれか1種類の処理だけが実施されてもよいし、第1〜第3の処理における複数種類の処理が組み合わせて実施されてもよい。たとえば、脱水洗浄工程の序盤における1回目〜5回目の循環処理では、第1の処理だけが実施され、6回目以降の循環処理では、第3の処理だけが実施されてもよい。この場合、1回目〜5回目の循環処理によって、脱水洗浄工程における早い段階で洗濯物Qの全体に万遍なく洗剤水を浴びせることができ、6回目以降の循環処理では、多量の洗剤水を洗濯物Qに局所的に浴びせることにより、洗濯物Qにおいて洗剤水がかかった部分における洗浄効果の向上を図れる。
また、洗濯物Qの負荷量の大きさや洗濯運転のコースに応じて、第1〜第3の処理の組み合わせを任意に設定できる。たとえば、洗濯物Qが少ないことにより負荷量が小さい場合や、水を吸いやすい綿などを洗濯するコースの場合には、少量の洗剤水を洗濯物Qに均等に浴びせるだけでも洗剤水が洗濯物Qの下部まで染み込みやすいので、第1の処理や第2の処理の頻度を増やし、第3の処理の頻度を減らす。一方、洗濯物Qが多いことにより負荷量が大きい場合や、分厚い毛布などを洗濯するコースの場合には、多量の洗剤水を洗濯物Qの一部に集中して浴びせないと洗剤水が洗濯物Qの下部まで染み込みにくいので、第3の処理の頻度を増やし、第1の処理や第2の処理の頻度を減らす。
制御部30は、脱水洗浄工程でのステップS1において、給水弁7を開いて、洗い工程の全体における給水量の一部を洗濯槽4に給水して洗剤水を生成するとよい。これにより、洗濯運転全体における節水を図れるし、高濃度の洗剤水を生成できる。ちなみに、洗い工程の全体における給水量は、たとえば60Lであり、この場合、脱水洗浄工程における給水量は、60Lに対する1/3〜1/2程度に設定されて、たとえば20Lである。
このように、脱水洗浄工程では、少ない洗剤および水で高濃度の洗剤水を生成し、この洗剤水をポンプ12によって万遍なく洗濯物Qにかけて浸透させるという循環処理および浸透処理を繰り返すことによって、高濃度の洗剤水を多量に用いてつけおき洗いする場合と同等の洗浄効果を得ることができる。ちなみに、ここでの高濃度とは、たとえば2倍度〜3倍濃度の範囲である。
また、制御部30は、少なくとも1回の浸透処理において、一定時間だけ第2排水弁22を閉じて洗濯槽4内に洗剤水を溜めてもよい。これにより、洗濯槽4内に溜まったたっぷりの洗剤水によって洗濯物Qを効果的につけおきと同等の状態にすることができるので、脱水洗浄工程では、洗浄効果の一層の向上を図れる。なお、この際、タンク13内の全ての洗剤水を洗濯槽4内に洗剤水を溜めてもよく、これにより、一層効果的なつけおきと同等の状態を実現できる。そして、第2排水弁22を閉じた場合における浸透処理では、前述した一定時間が経過した後に第2排水弁22が開かれて、外槽3内および洗濯槽4内の洗剤水がタンク13に戻される。
また、前述したように、ステップS1での給水の際に、給水路6の吐出口6Bは、洗剤収容部8を通過して洗剤を乗せた水を洗濯槽4内の洗濯物Qを外した位置へ向けて吐出する。つまり、脱水洗浄工程での給水の際、洗剤収容部8の洗剤を乗せた水は、洗濯物Qに直接当たらないように供給される。これにより、水に溶けきる前の超高濃度の洗剤が洗濯物Qの表面の一部だけに付着してしまうことによって、洗濯物Qの全体を万遍なく洗浄できなくなることを抑制できる。
制御部30は、洗濯槽4内の洗濯物Qの負荷量の大きさに応じて循環処理、浸透処理および脱水処理のそれぞれの処理時間を変更してもよい。具体的に、洗濯物Qが多いことにより負荷量が大きい場合には、多量の洗剤水を洗濯物Qに浴びせて浸透させる必要があるので、制御部30は、循環処理および浸透処理のそれぞれの処理時間を通常よりも長く設定する。また、多量の洗剤水を浸透した洗濯物Qでは脱水に時間がかかるので、制御部30は、脱水処理の処理時間も通常よりも長く設定する。一方、洗濯物Qが少ないことにより負荷量が小さい場合には、少量の洗剤水を洗濯物Qに浴びせて浸透させれば十分な洗浄効果を得られるので、制御部30は、循環処理および浸透処理のそれぞれの処理時間を通常よりも短く設定する。また、少量の洗剤水を浸透した洗濯物Qでは短時間で脱水できるので、制御部30は、脱水処理の処理時間も通常よりも短く設定する。これにより、負荷量の大きさ毎に最適な脱水洗浄工程を実行できる。そのため、脱水洗浄工程における洗剤水による洗浄効果の一層の向上を図れる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、洗濯運転では、脱水洗浄工程において脱水処理を省略したものに相当する循環浸透工程を脱水洗浄工程の直前に実施してもよい。循環浸透工程では、給水開始から所定時間が経過するまでの間に循環処理と浸透処理とが繰り返される。この場合、高濃度の洗剤水によって洗濯物Qがつけおきと同等の状態にされることにより、予め洗濯物Qから汚れを浮き出されるので、その後の脱水洗浄工程において洗濯物Qを効果的に洗浄できる。なお、循環浸透工程を実施した場合には、脱水洗浄工程の前の段階において洗剤水が既に生成された状態にあるので、脱水洗浄工程におけるステップS1の給水が省略されてもよいし、この給水の際、給水路6の吐出口6Bからの水を洗濯物Qに直接浴びせてもよい。
また、洗濯運転において、本洗い工程を省略し、脱水洗浄工程の直後にすすぎ工程を実施してもよい。本洗い工程では、比較的大きな機械力が洗濯物Qに作用するため、洗濯物Qが傷んだり、洗濯物Qが絡んで洗濯運転後に取り出しにくかったりする。脱水洗浄工程であれば、傷みや絡みを発生させる機械力が洗濯物Qに作用しにくい。そこで、脱水洗浄工程を主として洗濯物Qを洗えば、洗濯物Qにおいて傷みや絡みを低減できる。この場合、脱水洗浄工程では、循環処理および浸透処理を繰り返すことによってたっぷりの洗剤水で洗濯物Qをつけおきと同等の状態にすることができる。そして、脱水処理では、直前の浸透処理において洗剤水がタンク13に戻された状態にあるので、洗濯槽4を洗剤水に邪魔されることなく高速回転させて洗濯物Qから汚れを取り除くことができる。そのため、本洗い工程を省略した場合であっても、十分な洗浄効果を発揮できる。
また、前述した実施形態では、循環路11の一端部11Aが排水路9に接続されるが(図1参照)、タンク13の下端部に直接接続されてもよい。
図4は、第1変形例に係る洗濯機1の模式図である。図5は、第2変形例に係る洗濯機1の模式図である。図6は、第3変形例に係る洗濯機1の模式図である。図4〜図6において、図1で説明した部分と同一の部分には同一番号を付して、当該部分についての説明は省略する。
脱水洗浄工程でのステップS1の給水の際に洗剤を乗せた水を洗濯物Qに直接当たらないように供給するための構成として、前述したように、給水路6の吐出口6Bは、図1において太い実線矢印で示すように、外槽3と洗濯槽4との隙間19、つまり、洗濯槽4内の洗濯物Qを外した位置へ向けて吐出する。この構成についての変形例として、第1変形例および第2変形例が挙げられる。
図4に示す第1変形例では、給水路6は、洗剤収容部8から外槽3の円周壁3Aと筐体2との間を通って下側Z2へ延び、給水路6の他端部6Cは、円周壁3Aの下端部に接続される。この場合の給水路6は、外槽3の外を通る流路であり、他端部6Cの吐出口6Bは、外槽3と洗濯槽4との隙間19の下端部を横方向Yから臨む。一方、第1変形例の洗濯機1は、洗剤収容部8において給水路6から分岐した分岐路25を含む。分岐路25は、洗剤収容部8から下側Z2へ延びる流路であり、その下端には、洗濯槽4の出入口4Dに上側Z1から臨む給水口25Aが設けられる。分岐路25の途中には給水弁26が設けられる。第1変形例についての以下の説明に際し、便宜上、給水弁7を第1給水弁7といい、給水弁26を第2給水弁26という。給水弁26の開閉は、制御部30によって制御される。
第1変形例での脱水洗浄工程では、制御部30は、ステップS1の給水の際に、第2給水弁26を閉じた状態で、第1給水弁7を開く。これにより、蛇口からの水が、洗剤収容部8を通過して洗剤を乗せ、給水路6を流れ落ちた後に、太い実線矢印で示すように、吐出口6Bから外槽3内において洗濯槽4の底壁4Bよりも下側Z2のスペース27に供給される。このとき、吐出口6Bは、ガイド流路29を流れる水を、スペース27、つまり、洗濯槽4内の洗濯物Qを外した位置へ向けて吐出する。これにより、洗剤を乗せた水は、洗濯物Qに直接当たらないように供給される。一方、脱水洗浄工程の後の本洗い工程の給水の場合には、制御部30は、第1給水弁7を閉じた状態で第2給水弁26を開く。これにより、蛇口からの水が、分岐路25を通って給水口25Aから洗濯槽4内に直接供給される。つまり、初期の給水は、給水路6を用いて行われ、その後の給水は、分岐路25を用いて行われる。
図5に示す第2変形例では、給水路6の他端部6Cは、外槽3の出入口3Dを通り、他端部6Cの吐出口6Bは、洗濯槽4の出入口4Dに上側Z1から臨む。第2変形例の洗濯機1は、洗濯槽4の内部に、ガイド部28が設けられる。ガイド部28は、洗濯槽4の円周壁4Aの上端部から下端部までの範囲に亘って軸線Jに沿って上下方向Zに延びる樋状であり、その平断面は、軸線J側へ凸湾曲した円弧状に形成される。ガイド部28は、円周壁4Aの周上1箇所を軸線J側から覆うように円周壁4Aに固定される。これにより、ガイド部28と円周壁4Aとの間には、上下方向Zに延びるガイド流路29が形成される。ガイド部28の上端部は、軸線J側へ膨らんだ椀状に形成された受け部28Aである。ガイド流路29は、受け部28Aから上側Z1へ露出される。吐出口6Bは、受け部28Aに対して上側Z1から対向配置される。
第2変形例での脱水洗浄工程では、制御部30は、ステップS1での給水の際に、給水弁7を開く。これにより、蛇口からの水が、洗剤収容部8を通過して洗剤を乗せて給水路6を通過し、太い実線矢印で示すように、吐出口6Bからガイド部28の受け部28Aに落下する。受け部28Aに受けられた水は、ガイド流路29を流れ落ち、洗濯槽4の貫通穴4Eから洗濯槽4の外へ漏れて、外槽3内において洗濯槽4の底壁4Bよりも下側Z2のスペース27に到達する。このとき、吐出口6Bは、ガイド流路29を流れる水を、ガイド部28、つまり、洗濯槽4内の洗濯物Qを外した位置へ向けて吐出する。これにより、洗剤を乗せた水は、洗濯物Qに直接当たらないように供給される。
図6に示す第3変形例では、循環路11は、一端部11Aから他端部11Cまで延びて吐水口11Bを有するメイン流路11Dと、メイン流路11Dから分岐した分岐流路11Eとを含む。分岐流路11Eは、図6では外槽3の円周壁3Aの下端部に対して横方向Yから接続されるが、外槽3の代わりにタンク13に接続されてもよい。メイン流路11Dと分岐流路11Eとの接続部分には、切替弁35が設けられる。切替弁35は、いわゆる3方弁であり、メイン流路11Dにおいて切替弁35を挟んだ両側部分のそれぞれと分岐流路11Eとに接続される。切替弁35は、その開閉が制御部30によって制御されることにより、循環路11における洗剤水の流れをメイン流路11Dまたは分岐流路11Eに切り替える。
そのため、循環処理では、循環路11における洗剤水の流れをメイン流路11Dに切り替えることによって、洗剤水を洗濯槽4と循環路11との間で循環させることができる。また、循環処理よりも前のタイミングなどにおいて、循環路11における洗剤水の流れを分岐流路11Eに切り替えることによって、循環路11内の洗剤水は、洗濯槽4に到達せずに分岐流路11E経由で外槽3またはタンク13にショートカットする。これにより、洗剤水がポンプ12を通過する頻度を高めてポンプ12のインペラによる洗剤水の撹拌を促進できるので、効果的に洗剤を水に溶かして高濃度の洗剤水を生成することができる。そのため、脱水洗浄工程では、高濃度の洗剤水によって洗浄効果の一層の向上を図れる。
1 洗濯機
3 外槽
3F 上部
4 洗濯槽
4E 貫通穴
5 モータ
6 給水路
6B 吐出口
8 洗剤収容部
9C 上側流路
11 循環路
11B 吐水口
11D メイン流路
11E 分岐流路
12 ポンプ
13 タンク
13A エア抜き穴
22 第2排水弁
23 エア抜きパイプ
23A 一端部
23B 他端部
30 制御部
35 切替弁
J 軸線
Q 洗濯物
Z1 上側

Claims (6)

  1. 水が溜められる外槽と、
    前記外槽との間で水を行き来させるための貫通穴と縦に延びる軸線とを有し、洗濯物を収容し、前記外槽内に収容される洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転させるモータと、
    前記外槽に接続され、洗剤が混ざった洗剤水を前記外槽から受け入れるタンクと、
    前記タンク内から洗剤水を汲み上げて前記洗濯槽内に上側から注ぐための循環路と、
    前記タンク内の洗剤水を前記循環路に取り込んで前記循環路内で上昇させるポンプと、
    前記ポンプを駆動させることによって前記タンク内の洗剤水を前記洗濯槽と前記循環路との間で循環させて前記洗濯槽内の洗濯物に浴びせる循環処理と、前記循環処理の後に前記ポンプの駆動を停止させて洗剤水を前記洗濯槽内で洗濯物に浸透させて前記タンクに戻す浸透処理と、前記浸透処理の後に前記モータを駆動させて前記洗濯槽を回転させることによって洗濯物を脱水する脱水処理とを繰り返す脱水洗浄工程を含む洗濯運転を実行する実行手段と、
    を含む、洗濯機。
  2. 前記実行手段は、少なくとも1回の前記循環処理において、前記モータを駆動させて前記洗濯槽を回転させる、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記タンクには、エア抜き穴が形成され、
    前記エア抜き穴に接続される一端部と、前記外槽の上部に接続される他端部とを有するエア抜きパイプを含む、請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記洗濯槽に給水するための給水路と、
    前記給水路に接続され、洗剤を収容する洗剤収容部と、
    を含み、
    前記給水路は、前記洗剤収容部を通過して前記給水路を流れる水を前記洗濯槽内の洗濯物を外した位置へ向けて吐出する吐出口を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記循環路は、前記洗濯槽内を上側から臨む吐水口を有するメイン流路と、前記メイン流路から分岐して前記外槽または前記タンクに接続された分岐流路とを含み、
    前記循環路における洗剤水の流れを前記メイン流路または前記分岐流路に切り替える切替弁を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  6. 前記外槽と前記タンクとをむすぶ流路と、
    前記流路を開閉する弁と、
    を含み、
    前記実行手段は、少なくとも1回の前記浸透処理において、前記弁を閉じて前記洗濯槽内に洗剤水を溜める、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗濯機。
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