JP2023012307A - 縦型洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物に上側から散水する処理に関して節水及び洗濯性能の向上を図れる縦型洗濯機を提供する。【解決手段】縦型洗濯機1は、溢水口3Dが設けられた外槽3及び外槽3内に配置された内槽4を有する洗濯槽8と、洗濯槽8内の水を排出する排水路16と、洗濯槽8内の水を溢水口3Dから排水路16に導く溢水路21と、溢水路21を開閉する止水弁22と、マイクロコンピュータ25とを含む。マイクロコンピュータ25は、洗い工程及び洗い工程後のすすぎ工程の少なくともいずれかにおいて、洗濯槽8内に水を溜めた状態で内槽4を回転させることにより、洗濯槽8内の水を外槽3と内槽4との間で上昇させて内槽4の出入口4Dから内槽4内の洗濯物Qに浴びせる槽回転処理を実行し、槽回転処理における内槽4の回転中では、止水弁22によって溢水路21を閉じた状態にする。【選択図】図1

Description

本発明は、縦型洗濯機に関する。
下記特許文献1に記載の縦型洗濯機は、水が溜められる外槽と、外槽内に配置されて洗濯物を収容する洗濯槽と、洗濯槽を回転させるモータとを含む。縦型洗濯機では、洗い工程及び洗い工程後のすすぎ工程のいずれかにおいて、槽回転処理が実行される。槽回転処理では、水が溜まった洗濯槽が回転することにより、外槽内の水が、外槽と洗濯槽との間で上昇して洗濯槽の上端の出入口から洗濯槽内の洗濯物に浴びせられる。このような上側からの散水により、出入口側の洗濯物も洗濯できる。
特開2020-5794号公報
特許文献1には開示がないが、一般的な縦型洗濯機では、外槽の上部に溢水口が設けられて、溢水口には、溢水路が接続される。外槽内で溢水口まで上昇した水は、溢水口から溢水路を流れて機外に排出される。洗い工程やすすぎ工程では、序盤に給水処理が実行されて外槽内において比較的高い水位まで水が溜められるので、給水処理の直後の前半段階において槽回転処理が実行されると、洗濯槽の回転に応じて上昇した水の一部が、散水に用いられることなく溢水口から無駄に排出されてしまう。そのため、節水を重視する場合には、槽回転処理は、洗い工程及びすすぎ工程のそれぞれにおいて、給水処理後の前半段階では実行できず、洗いやすすぎなどによって水位がある程度低下した後半段階でしか実行できない。つまり、溢水口の存在により、槽回転処理の実行するタイミングが制約される。後半段階に実行される槽回転処理では、洗濯槽内に上側から浴びせられる水の量、つまり散水量が少ないので、洗濯性能の向上に限界がある。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、洗濯物に上側から散水する処理に関して節水及び洗濯性能の向上を図れる縦型洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、トルクを発生する駆動部と、排水口と、前記排水口よりも高い位置に配置された溢水口と、前記溢水口よりも高い位置に配置された開口とが設けられて水が溜められる外槽と、前記外槽との間で水を行き来させるための貫通穴と、下側から前記開口に対向する出入口とが設けられて前記外槽内に配置され、前記開口及び前記出入口を介して洗濯物が出し入れされ、前記駆動部のトルクを受けて回転する内槽とを有する洗濯槽と、前記排水口に接続され、前記洗濯槽内の水を排出する排水路と、前記排水路を開閉する排水弁と、前記溢水口に接続され、前記洗濯槽内の水を前記溢水口から前記排水路に導く溢水路と、前記溢水路を開閉する止水弁と、洗い工程及び前記洗い工程後のすすぎ工程の少なくともいずれかにおいて、前記排水弁によって前記排水路を閉じて前記洗濯槽内に水を溜めた状態で前記駆動部を作動させて前記内槽を回転させることにより、前記洗濯槽内の水を前記外槽と前記内槽との間で上昇させて前記出入口から前記内槽内の洗濯物に浴びせる槽回転処理を実行する制御部であって、前記槽回転処理における前記内槽の回転中では、前記止水弁によって前記溢水路を閉じた状態にする制御部とを含む、縦型洗濯機である。
また、本発明は、前記縦型洗濯機が、前記洗濯槽内に給水する給水部を含み、前記制御部が、前記槽回転処理の前に、前記排水弁によって前記排水路を閉じて前記給水部によって前記洗濯槽内に水を溜める給水処理を実行し、前記給水処理中では、前記止水弁によって前記溢水路を開いた状態にすることを特徴とする。
また、本発明は、前記制御部が、前記槽回転処理において、前記駆動部の停止に応じて前記止水弁によって前記溢水路を開けることを特徴とする。
また、本発明は、前記縦型洗濯機が、前記制御部の制御によって前記排水弁及び前記止水弁の両方を作動させるアクチュエータを含むことを特徴とする。
本発明によれば、縦型洗濯機では、洗い工程及びすすぎ工程の少なくともいずれかにおいて、槽回転処理が実行される。槽回転処理では、洗濯槽に水が溜まった状態で、内槽が駆動部のトルクを受けて回転することによって、洗濯槽内の水が外槽と内槽との間で上昇して内槽の出入口から内槽内の洗濯物に浴びせられる。このような上側からの散水により、出入口側の洗濯物も洗濯できる。そして、槽回転処理における内槽の回転中では、外槽の溢水口に接続された溢水路が、止水弁によって閉じられた状態にあるので、洗濯槽内の水が溢水路を通って排出路から排出される無駄をなくすことによって節水を図れる。さらに、この場合には、洗い工程及びすすぎ工程のそれぞれにおいて、洗いやすすぎなどに応じて洗濯槽内の水位が下がる後半段階に限らず、洗濯槽内の水位が高い前半段階でも、槽回転処理を実行できる。前半段階に槽回転処理が実行されれば、内槽内の洗濯物への散水量を増やすことができるので、洗濯性能の向上を図れる。
また、本発明によれば、槽回転処理の前の給水処理中では、溢水路が止水弁によって開かれた状態にあるので、溢水口まで到達した水を溢水路から排水路に導いて排出することができる。つまり、縦型洗濯機では、給水処理中という溢水が必要なタイミングには溢水機能を有効にして、槽回転処理での内槽の回転中という溢水が不要なタイミングには溢水機能を無効にすることができる。
また、本発明によれば、槽回転処理において、駆動部の停止、つまり内槽内の洗濯物への散水の停止に応じて、溢水路を開いて溢水機能を有効にすることができる。
また、本発明によれば、止水弁と、排水路を開閉する排水弁とを共通のアクチュエータによって作動させることができる。
本発明の一実施形態に係る縦型洗濯機の模式的な縦断面図である。 縦型洗濯機の電気的構成を示すブロック図である。 縦型洗濯機において実行される洗濯運転を示すフローチャートである。 洗濯運転における槽回転処理を示すフローチャートである。 縦型洗濯機における洗濯槽の上部についての模式的な斜視図である。 変形例に係る縦型洗濯機の電気的構成を示すブロック図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る縦型洗濯機1の模式的な縦断面図である。図1における上下方向を縦型洗濯機1の上下方向Zといい、上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。縦型洗濯機1は、その外殻をなす筐体2と、筐体2内に配置された外槽3と、外槽3内に配置された内槽4と、内槽4内に配置されたパルセータ5と、外槽3の下側Z2に配置された駆動部の一例としてのモータ6と、モータ6が発生するトルクの伝達先を切り替える電動のクラッチ7とを含む。外槽3及び内槽4のまとまりは、洗濯槽8を構成する。
筐体2は、例えば金属製であり、ボックス状に形成される。筐体2の上面2Aには、筐体2の内外を連通させる開口2Bが形成される。上面2Aには、開口2Bを開閉する扉10が設けられる。上面2Aにおける開口2Bの周囲には、液晶操作パネルなどで構成された表示操作部11が設けられる。縦型洗濯機1の使用者は、表示操作部11を操作することによって、縦型洗濯機1で実行される洗濯運転についての運転条件を選択したり、縦型洗濯機1に対して洗濯運転の開始や停止などを指示したりすることができる。表示操作部11には、使用者向けの情報が表示される。
外槽3は、例えば樹脂製であり、有底円筒状に形成される。外槽3の軸線Jは、外槽3の中心を通って上下方向Zに延びる。以下では、軸線Jを基準とする径方向を径方向Rといい、軸線Jまわりの周方向を周方向Lという。径方向Rのうち、軸線Jに近付く方向を径方向内側R1といい、軸線Jから離れる方向を径方向外側R2という。
外槽3は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁3Aと、円周壁3Aの中空部分を下側Z2から塞いだ底壁3Bと、円周壁3Aの上端縁に沿って径方向内側R1へ張り出したリング状の環状壁3Cとを有する。円周壁3Aの上端部には、円周壁3Aを径方向Rに貫通した溢水口3Dが設けられる。環状壁3Cの内側には、円周壁3Aの中空部分に上側Z1から連通した開口3Eが設けられる。開口3Eは、筐体2の開口2Bに対して下側Z2から対向して連通した状態にある。
環状壁3Cには、開口3Eを開閉する扉12が設けられる。環状壁3Cの下面には、開口3Eを縁取りつつ斜め下側へ傾斜したガイド面3Fが設けられる。底壁3Bは、略水平に延びる円板状に形成される。底壁3Bの円中心位置には、挿通穴3Gが設けられ、底壁3Bにおいて挿通穴3Gよりも径方向外側R2には、排水口3Hが設けられる。挿通穴3G及び排水口3Hは、底壁3Bを上下方向Zに貫通した状態にある。外槽3において、溢水口3Dは、排水口3Hよりも高い位置に配置され、開口3Eは、溢水口3Dよりも高い位置に配置される。
外槽3の環状壁3Cには、水道水の蛇口につながった給水路13が上側Z1から接続される。給水路13の途中には、給水弁14が設けられる。給水弁14は、例えば電磁弁によって構成される。給水路13及び給水弁14は、洗濯槽8内に給水する給水部15を構成する。給水弁14は、開くと、給水路13の途中を開放することによって給水路13の全体を開通させる。給水弁14は、閉じると、給水路13の途中を閉鎖することによって給水路13を途中で遮断する。縦型洗濯機1の電源が入った直後の初期状態の給水弁14は、閉じた状態にある。
外槽3の底壁3Bにおける排水口3Hには、排水路16の一端が接続される。排水路16の途中には、排水弁17が設けられる。排水弁17は、開くと、排水路16の途中を開放することによって排水路16の全体を開通させる。排水弁17は、閉じると、排水路16の途中を閉鎖することによって排水路16を途中で遮断する。初期状態の排水弁17は、閉じた状態にある。
排水弁17が閉じた状態で給水弁14が開くと、給水路13から外槽3内に給水されることによって、外槽3内、つまり洗濯槽8内に水が溜められる。給水弁14が閉じると、給水が停止する。排水弁17が開くと、洗濯槽8内の水が排水路16を通って機外つまり筐体2の外に排出される。
内槽4は、例えば金属製であり、外槽3よりも一回り小さい有底円筒状に形成され、内部に洗濯物Qを収容することができる。内槽4は、外槽3内に同軸上で配置される。外槽3内に収容された状態の内槽4は、軸線Jを中心として回転可能である。内槽4は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁4Aと、円周壁4Aの中空部分を下側Z2から塞いだ底壁4Bと、円周壁4Aの上端縁に沿って径方向内側R1へ張り出したリング状の環状壁4Cとを有する。
円周壁4Aの内周面は、内槽4の内周面である。円周壁4Aは、外槽3の円周壁3Aによって取り囲まれた状態にある。底壁4Bは、内槽4の下端に設けられる。環状壁4Cは、外槽3の環状壁3Cに対して下側Z2から対向した状態にある。環状壁4Cの内側には、出入口4Dが設けられる。出入口4Dは、内槽4の上端に位置し、円周壁4Aの中空部分を上側Z1に露出させる。出入口4Dは、外槽3の開口3Eに対して下側Z2から対向して連通した状態にある。使用者は、開放された開口2B、開口3E及び出入口4Dを介して、内槽4に対して上側Z1から洗濯物Qを出し入れする。
内槽4の円周壁4A及び底壁4Bには、複数の貫通穴4Eが設けられ、外槽3内の水は、貫通穴4Eを介して外槽3と内槽4との間で行き来して、内槽4内にも溜められる。そのため、外槽3内の水位と内槽4内の水位とは、一致する。なお、貫通穴4Eは、円周壁4Aには設けられずに、底壁4Bだけに設けられてもよい。
内槽4の底壁4Bは、円板状に形成され、外槽3の底壁3Bに対して上側Z1に間隔を隔てて略平行に延びる。底壁4Bにおいて軸線Jと一致する円中心位置には、底壁4Bを貫通した挿通穴4Fが形成される。底壁4Bには、挿通穴4Fを取り囲みつつ軸線Jに沿って下側Z2へ延び出た管状の支持軸18が設けられる。支持軸18は、外槽3の底壁3Bの挿通穴3Gに挿通されて、支持軸18の下端部は、底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
パルセータ5は、軸線Jを円中心とする円盤状に形成され、内槽4内において底壁4B上に配置される。パルセータ5において内槽4の出入口4Dを臨む上面には、隆起して放射状に配置される複数の隆起部5Aが設けられる。パルセータ5には、その円中心から軸線Jに沿って下側Z2へ延びる回転軸19が設けられる。回転軸19は、支持軸18の中空部分に挿通されて、回転軸19の下端部は、外槽3の底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
モータ6は、インバータモータなどの電動モータである。モータ6は、筐体2内において、外槽3の下側Z2に配置される。モータ6は、軸線Jを中心として回転する出力軸20を有し、発生したトルクを出力軸20から出力する。
クラッチ7は、支持軸18及び回転軸19のそれぞれの下端部と、モータ6から上側Z1に突出した出力軸20の上端部との間に介在される。クラッチ7として、公知の伝達機構が用いられる。クラッチ7は、モータ6が出力軸20から出力するトルクを、支持軸18及び回転軸19の一方又は両方に対して選択的に伝達する。モータ6からのトルクが支持軸18に伝達されると、内槽4が、モータ6のトルクを受けて軸線Jまわりに回転する。モータ6からのトルクが回転軸19に伝達されると、パルセータ5が、モータ6のトルクを受けて軸線Jまわりに回転する。
縦型洗濯機1は、円周壁3Aの溢水口3Dに接続された一端21Aと、排水路16において排水弁17よりも排水口3Hから離れた下流部分につながった他端21Bとを有する溢水路21をさらに含む。他端21Bは、一端21Aよりも低い位置に配置される。洗濯槽8内の水位が溢水口3Dまで上昇すると、洗濯槽8内において水面側つまり上側Z1の水が、溢水口3Dから溢水路21を通って落下して排水路16に導かれ、排水路16を通って機外に排出される。
縦型洗濯機1は、溢水路21の途中に設けられた止水弁22も含む。止水弁22は、開くと、溢水路21の途中を開放することによって溢水路21の全体を開通させる。止水弁22は、閉じると、溢水路21の途中を閉鎖することによって溢水路21を途中で遮断する。初期状態の止水弁22は、開いた状態にある。
図2は、縦型洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。縦型洗濯機1は、制御部の一例としてのマイクロコンピュータ25を含む。マイクロコンピュータ25は、例えば、CPU26と、ROMやRAMなどのメモリ27と、計時用のタイマ28とを含み、筐体2内に内蔵される(図1参照)。
前述したモータ6、クラッチ7、給水弁14、排水弁17及び止水弁22のそれぞれは、例えば駆動回路29を介してマイクロコンピュータ25に対して電気的に接続され、前述した表示操作部11もマイクロコンピュータ25に対して電気的に接続される。マイクロコンピュータ25は、モータ6をONにして作動させたり、OFFにして停止させたりする。マイクロコンピュータ25は、モータ6の回転方向を制御することもできる。そのため、モータ6は、正転したり逆転したりすることができる。マイクロコンピュータ25は、クラッチ7を制御することによって、モータ6のトルクの伝達先を内槽4及びパルセータ5の一方又は両方へと切り替える。
マイクロコンピュータ25は、給水弁14、排水弁17及び止水弁22の開閉を制御する。具体的には、縦型洗濯機1は、排水弁17を作動させるトルクモータ30と、トルクモータ30とは別に設けられて止水弁22を作動させるアクチュエータ31とを含み、トルクモータ30及びアクチュエータ31は、駆動回路29に接続される。そのため、マイクロコンピュータ25は、トルクモータ30の動作を制御することによって排水弁17の開閉を制御し、アクチュエータ31の動作を制御することによって止水弁22の開閉を制御する。
使用者が表示操作部11を操作して運転条件などについて選択すると、マイクロコンピュータ25は、その選択を受け付ける。マイクロコンピュータ25は、表示操作部11の表示内容を制御する。
縦型洗濯機1は、マイクロコンピュータ25に対して電気的に接続されたブザー32、回転数読取装置33及び水位検出部34をさらに含む。マイクロコンピュータ25は、所定の音をブザー32で発生させることによって、洗濯運転の開始や終了などを使用者に知らせる。
回転数読取装置33は、モータ6の回転数、厳密には、モータ6における出力軸20の回転数を読み取る装置であり、例えばホールICで構成される。回転数読取装置33が読み取った回転数は、リアルタイムでマイクロコンピュータ25に入力される。マイクロコンピュータ25は、入力された回転数に基いて、モータ6に印加する電圧のデューティ比を制御することによって、所望の回転数で回転するようにモータ6を制御する。なお、内槽4及びパルセータ5のそれぞれの回転数は、モータ6の回転数と同じであってもよいし、クラッチ7での減速比などの所定の定数をモータ6の回転数に乗じて得られる値であってもよい。
水位検出部34は、洗濯槽8内の水位を検出する水位センサである。水位検出部34の一例として、外槽3内の圧力に基いて洗濯槽8内の水位を検出する圧力式水位センサを採用できる。
マイクロコンピュータ25は、モータ6、クラッチ7、給水弁14、排水弁17及び止水弁22の動作を制御することによって、洗濯運転を実行する。洗濯運転は、洗濯物Qを洗う洗い工程と、洗い工程後に洗濯物Qをすすぐすすぎ工程と、すすぎ工程の後に内槽4を回転させて洗濯物Qを脱水する脱水工程とを有する。なお、縦型洗濯機1は、脱水工程の後に洗濯物Qを乾燥させる乾燥工程も実行する洗濯乾燥機であってもよい。この実施形態では、すすぎ工程が2回実行され、1回目のすすぎ工程を第1すすぎ工程といい、2回目のすすぎ工程を第2すすぎ工程という。すすぎ工程は、複数回でなく、1回だけ実行されてもよい。
使用者が洗濯物Qを内槽4内に投入して洗濯運転の開始を指示すると、マイクロコンピュータ25は、洗濯運転を開始する。なお、使用者は、洗濯物Qの投入に前後して、洗剤を内槽4内に投入してもよい。図3のフローチャートを参照して、まず、マイクロコンピュータ25は、内槽4内の洗濯物Qの量、つまり負荷量を検出する(ステップS1)。負荷量検出の一例として、マイクロコンピュータ25は、内槽4を低速で定常回転させたときのモータ6の回転数のばらつきによって負荷量を検出する。マイクロコンピュータ25は、これから給水して内槽4内に溜める水の水位W(図1参照)を、先ほど検出した負荷量に基いて決定する。水位Wと負荷量との関係は、実験などで予め求められてメモリ27に記憶される。
そして、マイクロコンピュータ25は、洗い工程の序盤である給水処理として、排水弁17を閉じることによって排水路16を閉じた状態で、給水弁14を連続的に開くことによって洗濯槽8内に給水する(ステップS2)。これにより、洗濯槽8内に水が溜まって水位が上昇する。洗濯槽8内の水位が、先ほど決定した水位Wまで上昇すると、マイクロコンピュータ25は、給水弁14を閉じることによって給水を停止する。これにより、給水処理が終了する。マイクロコンピュータ25は、給水処理中では、止水弁22を開くことによって溢水路21を開いた状態にする。
次に、洗濯槽8内に水が溜まった状態において、マイクロコンピュータ25は、攪拌処理を実行する(ステップS3)。具体的には、マイクロコンピュータ25は、モータ6のトルクがパルセータ5に伝達されるように必要に応じてクラッチ7を切り替えてから、モータ6を駆動させることによってパルセータ5を回転させる。パルセータ5は、同じ方向に連続回転してもよいが、本実施形態では、モータ6の間欠駆動によって、パルセータ5は、1秒~2秒の間隔で正転及び逆転を交互に繰り返すように反転する。攪拌処理では、内槽4内の洗濯物Qが、反転するパルセータ5によって攪拌洗いされる。なお、ステップS2での給水処理中においてもパルセータ5が回転してもよく、これにより、洗剤が水に溶けやすくなる。水に溶けた洗剤によって洗濯物Qの汚れが分解される。所定の撹拌時間が経過すると、マイクロコンピュータ25は、攪拌処理を終了する。
攪拌処理後に、マイクロコンピュータ25は、引き続き内槽4内に水が溜まった状態において、ほぐし処理を実行する(ステップS4)。マイクロコンピュータ25は、ほぐし処理では、攪拌処理とは異なる条件でモータ6を間欠駆動させることによってパルセータ5を反転させる。この実施形態では、一例として、パルセータ5は、攪拌処理のときよりも短い0.5秒の間隔で正転及び逆転を交互に繰り返すように、攪拌処理のときよりも高い回転数で反転する。これにより、内槽4内で水に浸かった洗濯物Qが、反転するパルセータ5によってほぐされる。そのため、洗濯物Qの偏りが解消される。洗濯物Qの偏りとは、内槽4内における洗濯物Qの偏在のことであり、アンバランスとも呼ばれる。所定のほぐし時間が経過すると、マイクロコンピュータ25は、ほぐし処理を終了する。洗い工程では、給水処理直後の水位Wが、攪拌処理やほぐし処理といった洗い工程における各処理の進行に応じて徐々に低下する。
ほぐし処理後に、マイクロコンピュータ25は、槽回転処理を実行する(ステップS5)。具体的には、図4のフローチャートを参照して、まず、マイクロコンピュータ25は、モータ6のトルクが内槽4に伝達されるようにクラッチ7を切り替える(ステップS51)。次に、マイクロコンピュータ25は、止水弁22を閉じることによって溢水路21を閉じる(ステップS52)。
次に、マイクロコンピュータ25は、洗濯槽8内の水位が所定の槽回転水位に到達した状態にあるか否かを確認する(ステップS53)。槽回転水位とは、これから内槽4が回転したときに外槽3内の水が開口3Eから溢れない程度の水位であり、具体的には、内槽4の内部高さの半分よりも高い。内槽4内の水位が槽回転水位になければ(ステップS53でNO)、内槽4内の水位が槽回転水位よりも高いので、マイクロコンピュータ25は、排水弁17を開いて洗濯槽8の排水を行う(ステップS54)。
洗濯槽8内の水位が槽回転水位に到達した状態にあれば(ステップS53でYES)、マイクロコンピュータ25は、排水弁17を閉じることによって排水路16を閉じて槽回転水位まで洗濯槽8内に水を溜めた状態で、モータ6を作動させる(ステップS55)。これにより、内槽4が例えば200rpmで高速回転する。すると、外槽3内に渦が発生するので、今まで水平だった水面は、軸線J側の中央部が低くなって径方向外側R2の外周部が高くなるようにU字状に湾曲する(図1の2点鎖線Sを参照)。これにより、洗濯槽8内の水が、外槽3の円周壁3Aと内槽4の円周壁4Aとの間で上昇する。
上昇した水は、外槽3の環状壁3Cの下面に並んで設けられたリブ3Iの間を通ってスパイラル状に旋回しながら落下し、内槽4の出入口4Dから内槽4内の洗濯物Qに浴びせられる(図1及び図5の太い2点鎖線を参照)。なお、外槽3の環状壁3Cのガイド面3Fが、リブ3Iの間を通る水を出入口4Dへ向けて下向きにガイドする(図1参照)。
給水処理後の状態において水面からはみ出しそうな位に洗濯物Qの量が多くても、内槽4の回転による上側Z1からの散水により、出入口4D側の洗濯物Qも確実に洗濯できる。また、散水による洗濯であれば、洗濯物Qの傷みを低減できる。なお、洗濯物Qの量が所定以上である大容量洗濯の場合にのみ、槽回転処理が実行されてもよい。
ステップS4のほぐし処理によって洗濯物Qの偏りが事前に解消された状態で槽回転処理が開始されるので、槽回転処理において、内槽4の回転数は、散水が開始される回転数までスムーズに増加する。これにより、槽回転処理を円滑に実施できる。また、事前のほぐし処理によって槽回転処理中に内槽4の異常振動が発生しにくいので、異常振動に応じて内槽4の回転を中止して内槽4内の洗濯物Qの偏りを解消する処理をなるべく実施せず済む。これにより、洗濯時間の短縮を図れる。
槽回転処理中において、マイクロコンピュータ25は、内槽4に水が引き続き溜まった状態で、内槽4内における洗濯物Qの偏りの大きさ、いわゆる偏心荷重を検出する(ステップS56)。具体的には、洗濯物Qの偏りが大きくなると、モータ6の回転数のばらつきが大きくなる。そこで、マイクロコンピュータ25は、モータ6の回転数のばらつきを回転数読取装置33で読み取ることによって、内槽4内における洗濯物Qの偏りを検出する。この場合には、内槽4を一旦排水してから洗濯物Qの偏りの大きさを検出する場合と比べて、時間短縮を図れる。なお、別の公知の方法によって洗濯物Qの偏りの大きさを検出してもよい。洗濯物Qの偏りが所定以上の大きさであると、内槽4の円滑な回転に影響が生じるおそれがある。
所定以上の大きさの偏りが検出されなかった場合において(ステップS56でNO)、ステップS55でのモータ6の回転開始から所定の槽回転時間が経過すると(ステップS57でYES)、マイクロコンピュータ25は、モータ6を停止させる(ステップS58)。そして、マイクロコンピュータ25は、モータ6の停止に応じて、止水弁22を開くことによって溢水路21を開く(ステップS59)。これにより、槽回転処理が終了する。
以上のように、マイクロコンピュータ25は、槽回転処理におけるステップS52からS59までの間、つまり内槽4の回転中では、止水弁22を閉じることによって溢水路21を閉じた状態にする。これにより、洗濯槽8内の水が溢水路21を通って排水路16から排出される無駄をなくすことによって節水を図れる。さらに、この場合には、洗い工程において、攪拌処理(ステップS3)での洗いなどに応じて洗濯槽8内の水位が下がる後半段階に限らず、洗濯槽8内の水位が高い前半段階、例えば給水処理(ステップS2)の直後でも、槽回転処理を実行できる。洗い工程の前半段階に槽回転処理が実行されれば、内槽4内の洗濯物Qへの散水量を増やすことができるので、洗濯性能、厳密には洗い性能の向上を図れる。なお、内槽4の回転中における洗濯槽8内から溢水路21への水の排出を一層減らすために、止水弁22は、溢水路21において溢水口3Dの近傍、さらには、溢水口3Dに配置されてもよい(図1参照)。
一方、マイクロコンピュータ25は、槽回転処理の前の給水処理中では(ステップS2)、前述したように、止水弁22を開くことによって溢水路21を開いた状態にする。これにより、給水処理中において洗濯槽8内の水位が上昇して溢水口3Dまで到達した場合には、溢水口3Dまで到達した水を溢水路21から排水路16に導いて排出することができる。つまり、縦型洗濯機1では、給水処理中という溢水が必要なタイミングには溢水機能を有効にして、槽回転処理での内槽4の回転中という溢水が不要なタイミングには溢水機能を無効にすることができる。
そして、マイクロコンピュータ25は、槽回転処理において、前述したように、モータ6の停止に応じて止水弁22を開くことによって溢水路21を開ける(ステップS59)。このように、槽回転処理において、モータ6の停止、つまり洗濯物Qへの散水の停止に応じて、溢水路21を開いて溢水機能を有効にすることができる。なお、変形例として、槽回転処理中の全ての期間において、溢水路21が常に閉じられた状態にあってもよい。
マイクロコンピュータ25は、槽回転処理中において所定以上の大きさの偏りを検出すると(ステップS56でYES)、今回の偏り検出が今回の槽回転処理における1回目の偏り検出であるか否かを確認する(ステップS60)。今回の槽回転処理における偏りの検出回数は、メモリ27において一時的に記憶される。
今回の偏り検出が1回目であれば(ステップS60でYES)、マイクロコンピュータ25は、モータ6を停止させることによって、内槽4の回転を一時中断する(ステップS61)。そして、マイクロコンピュータ25は、モータ6のトルクがパルセータ5に伝達されるようにクラッチ7を切り替えたうえで、例えばステップS4のほぐし処理と同じ条件でパルセータ5を反転させることにより、内槽4内の洗濯物Qをほぐす(ステップS62)。このときには内槽4内に既に水が溜まって洗濯物Qが水に浸ってほぐれやすい状態にあるので、洗濯物Qをほぐすために給水する必要はない。
なお、マイクロコンピュータ25は、洗濯物Qをほぐすために、パルセータ5の代わりに内槽4を回転させてもよいし、内槽4及びパルセータ5の両方を回転させてもよい。また、内槽4及びパルセータ5は、同じ方向だけに回転してもよいし、前述したように反転してもよい。
マイクロコンピュータ25は、洗濯物Qを所定時間ほぐした後に、モータ6のトルクが内槽4に伝達されるようにクラッチ7を切り替えたうえで、内槽4の回転を再開する(ステップS55)。つまり、槽回転処理において偏りが初めて検出された場合には、ほぐしによって偏りが解消されたうえで、内槽4の回転が再開される。これにより、槽回転処理を一旦中止して洗濯物Qの偏りを解消した後に槽回転処理をやり直さなくても、槽回転処理を継続することができるので、洗濯時間の短縮を一層図れる。一方、今回の槽回転処理における偏り検出が2回目以上であれば(ステップS60でNO)、マイクロコンピュータ25は、モータ6を停止して(ステップS58)、止水弁22を開いて(ステップS59)、槽回転処理を中止する。なお、槽回転処理において、偏り検出に関連する処理(ステップS56及びS60~S62)が省略されてもよい。
図3を参照して、以上のように槽回転処理が終了又は中止されると、マイクロコンピュータ25は、ステップS3と同様の攪拌処理を実行する(ステップS6)。攪拌処理が終了すると、洗い工程が終了する。
次に、マイクロコンピュータ25は、洗い工程後の脱水工程、つまり中間脱水工程として、排水弁17を開いた状態で、内槽4を高速回転させる(ステップS7)。この高速回転により生じた遠心力によって、内槽4内の洗濯物が脱水される。脱水により洗濯物から染み出た水は、排水路16から機外に排出される。中間脱水工程の終盤において、マイクロコンピュータ25は、モータ6のトルクが内槽4に伝わらないようにクラッチ7を切り換えてモータ6を停止するので、内槽4が惰性回転する。中間脱水工程の最後に、マイクロコンピュータ25は、排水弁17を閉じる。
次に、マイクロコンピュータ25は、第1すすぎ工程として、シャワーすすぎを実行する(ステップS8)。具体的には、マイクロコンピュータ25は、排水弁17を閉じた状態で、給水弁14を間欠的に開くことによって、内槽4内にシャワー給水する。この状態で、マイクロコンピュータ25は、洗濯物Qの隅々にシャワーが行き渡るように内槽4を例えば30rpmで低速回転させる。これにより、内槽4内の洗濯物Qが満遍なくすすがれる。その後、マイクロコンピュータ25は、ステップS7と同じ中間脱水工程を実行する(ステップS9)。なお、各中間脱水工程を直後のすすぎ工程における一部の処理とみなしてもよい。
次に、マイクロコンピュータ25は、第2すすぎ工程を実行する。第2すすぎ工程の内容は、洗剤が存在しない以外において、洗い工程と同じである。具体的には、マイクロコンピュータ25は、ステップS2と同様に給水してから(ステップS10)、ステップS3と同様に洗濯物Qを攪拌すすぎして(ステップS11)、ステップS4と同様に洗濯物Qをほぐしてから(ステップS12)、ステップS5と同様に槽回転処理を実行する(ステップS13)。そして、マイクロコンピュータ25が、ステップS11と同様に洗濯物Qを攪拌すすぎすると(ステップS14)、第2すすぎ工程が終了する。
洗い工程での槽回転処理で得られる効果は、第2すすぎ工程の槽回転処理でも得られる。そのため、例えば、第2すすぎ工程において洗濯槽8内の水位が高い前半段階、例えば給水処理(ステップS10)の直後でも、止水弁22を閉じることによって槽回転処理(ステップS13)を実行できるので、前半段階に槽回転処理が実行できる。これにより、内槽4内の洗濯物Qへの散水量を増やすことによって、洗濯性能、厳密にはすすぎ性能の向上を図れる。
最後に、マイクロコンピュータ25は、中間脱水工程と同様の最終脱水工程を実行する(ステップS15)。ただし、内槽4の回転条件は、中間脱水工程と最終脱水工程とで異なってもよく、特に、最終脱水工程における内槽4の最高回転数は、中間脱水工程における内槽4の最高回転数よりも高い。最終脱水工程の終了により、洗濯運転が終了する。
本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した攪拌処理、ほぐし処理及び槽回転処理のそれぞれは、前述した実施形態では洗い工程及び第2すすぎ工程の両方において実行されるが、洗い工程及び第2すすぎ工程の一方だけで実行されてもよいし、第1すすぎ工程で実行されてもよい。洗い工程における槽回転処理(ステップS5)と、第2すすぎ工程における槽回転処理(ステップS13)とでは、前述したように内容が同じであってもよいし、異なってもよい。また、洗濯運転において、攪拌処理及びほぐし処理の一方又は両方が省略されてもよい。
図6は、変形例に係る縦型洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。図6において、今まで説明した部分と同一の部分には同一符号を付して、当該部分についての説明は省略する。排水弁17を作動させるトルクモータ30(図2参照)と、止水弁22を作動させるアクチュエータ31(図2参照)とを省略して、縦型洗濯機1は、排水弁17及び止水弁22の両方を作動させる一つのアクチュエータ41を含んでもよい。
アクチュエータ41は、二段引きのトルクモータなどによって構成され、マイクロコンピュータ25の制御によって排水弁17及び止水弁22の両方を作動させる。具体的には、アクチュエータ41は、OFFの状態から二段階で作動することによって、排水弁17及び止水弁22の両方を一括開閉したり、排水弁17及び止水弁22の一方だけを選択的に開閉したりすることができる。このように、排水弁17と止水弁22とを、共通のアクチュエータ41によって作動させることができる。
別の変形例として、縦型洗濯機1は、排水弁17及び止水弁22の両方を兼ねる三方弁42を含んでもよい(図1参照)。この場合の三方弁42は、例えば電磁弁によって構成される。三方弁42は、排水路16において溢水路21の他端21Bが接続された接続部分に配置される。三方弁42は、排水口3Hからの排水を停止した状態で溢水路21から機外への排水を許容したり、溢水路21からの排水を停止した状態で排水口3Hから機外への排水を許容したり、排水口3H及び溢水路21のどちらからの排水を一括停止又は一括許容したりしてもよい。
縦型洗濯機1における内槽4の軸線Jは、前述した実施形態では上下方向Zに沿って垂直に延びるように配置されるが(図1参照)、縦型洗濯機1には、軸線Jが上下方向Zに対して若干傾斜して配置された構成も含まれる。
1 縦型洗濯機
3 外槽
3D 溢水口
3E 開口
3H 排水口
4 内槽
4D 出入口
4E 貫通穴
6 モータ
8 洗濯槽
15 給水部
16 排水路
17 排水弁
21 溢水路
22 止水弁
25 マイクロコンピュータ
41 アクチュエータ
Q 洗濯物
Z2 下側

Claims (4)

  1. トルクを発生する駆動部と、
    排水口と、前記排水口よりも高い位置に配置された溢水口と、前記溢水口よりも高い位置に配置された開口とが設けられて水が溜められる外槽と、前記外槽との間で水を行き来させるための貫通穴と、下側から前記開口に対向する出入口とが設けられて前記外槽内に配置され、前記開口及び前記出入口を介して洗濯物が出し入れされ、前記駆動部のトルクを受けて回転する内槽とを有する洗濯槽と、
    前記排水口に接続され、前記洗濯槽内の水を排出する排水路と、
    前記排水路を開閉する排水弁と、
    前記溢水口に接続され、前記洗濯槽内の水を前記溢水口から前記排水路に導く溢水路と、
    前記溢水路を開閉する止水弁と、
    洗い工程及び前記洗い工程後のすすぎ工程の少なくともいずれかにおいて、前記排水弁によって前記排水路を閉じて前記洗濯槽内に水を溜めた状態で前記駆動部を作動させて前記内槽を回転させることにより、前記洗濯槽内の水を前記外槽と前記内槽との間で上昇させて前記出入口から前記内槽内の洗濯物に浴びせる槽回転処理を実行する制御部であって、前記槽回転処理における前記内槽の回転中では、前記止水弁によって前記溢水路を閉じた状態にする制御部とを含む、縦型洗濯機。
  2. 前記洗濯槽内に給水する給水部を含み、
    前記制御部は、前記槽回転処理の前に、前記排水弁によって前記排水路を閉じて前記給水部によって前記洗濯槽内に水を溜める給水処理を実行し、前記給水処理中では、前記止水弁によって前記溢水路を開いた状態にする、請求項1に記載の縦型洗濯機。
  3. 前記制御部は、前記槽回転処理において、前記駆動部の停止に応じて前記止水弁によって前記溢水路を開ける、請求項1又は2に記載の縦型洗濯機。
  4. 前記制御部の制御によって前記排水弁及び前記止水弁の両方を作動させるアクチュエータを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の縦型洗濯機。
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