JPH119883A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH119883A
JPH119883A JP9167193A JP16719397A JPH119883A JP H119883 A JPH119883 A JP H119883A JP 9167193 A JP9167193 A JP 9167193A JP 16719397 A JP16719397 A JP 16719397A JP H119883 A JPH119883 A JP H119883A
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JP
Japan
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washing
course
dehydration
water level
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP9167193A
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English (en)
Inventor
Tomoya Kawaguchi
智也 川口
Tetsuo Harada
哲夫 原田
Makoto Ohashi
誠 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH119883A publication Critical patent/JPH119883A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類だけでなく、ビルや店舗を清掃した雑巾
を洗濯するのに適した洗濯機を提供すること。 【解決手段】 衣類コースでは、洗濯槽6内の水位が定
格容量4.5kgに適した水量となる高水位(図1の一
点鎖線H)に設定され、この高水位Hで洗いが行われ
る。一方、モップなどの雑巾はその用途上丈夫であり激
しいこすれに強く布傷みしにくいことに着目し、モップ
コースでは、洗濯水位を定格容量4.5kgに適した高
水位Hには設定せずに、この洗濯機の置かれる店舗で一
度に洗濯される雑巾の標準容量2.5kg(モップ約8
枚)に適した水量となる中水位(図1の一点鎖線M)に
設定され、この中水位Mで洗いが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機においては、洗濯槽内の洗
濯物の容量を検知することにより、洗濯するときの洗濯
槽内の水位(洗濯水位)を、自動的にその容量に適した
水位に設定する水位可変タイプのものと、容量を検知せ
ずに予め一定の水位に設定しておく水位固定タイプのも
のとがある。前者は、常に容量に応じた適切な水量で洗
濯でき、水の無駄を省くことができる。しかし、制御が
複雑になって複雑な回路構成が必要となるので、その分
機器自身の価格が高くなったり、使用頻度が高い場所や
手荒く扱われる場所で使われると故障しやすくなったり
する。
【0003】このため、低価格のもの、簡単で丈夫なも
のとして後者がある。この水位固定タイプの洗濯機で
は、通常、洗濯水位を、性能の面から洗濯できるといえ
る最大の洗濯物容量(定格容量)に適する水位としてい
る。これは、水が適量より多い分にはいいが少ないと布
傷みが生じる虞があるので、定格内のどのような容量に
なっても水が少なくなることがないようにするためであ
る。
【0004】このような洗濯機は通常衣類を洗濯するも
のであるが、このような洗濯機を用いて、ビル内やコン
ビニエンスストアなどの店舗内の清掃に使用した雑巾、
例えばモップを洗濯することも考えられる。この場合、
掃除の都度雑巾を洗濯することになるので1回に洗濯す
る雑巾の容量はほぼ一定であるという点、掃除を頻繁に
行うコンビニエンスストアなどでは使用頻度が非常に多
くなるという点から、水位固定タイプの洗濯機を使用す
るのがよいと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な用途の雑巾を従来の水位固定タイプの洗濯機で洗濯す
るようにすると以下の問題が生じる。
【0006】即ち、1回の洗濯容量が使用する洗濯機の
定格容量より少ないと、この雑巾のほとんどの洗濯では
適量より多い水が使われることになるので、かなり水が
無駄になってしまう。だからと言って、定格容量が1回
の洗濯容量と同等の洗濯機を使用すると、例えば大掃除
のときなど、まれにいつもより多くの容量の雑巾を洗濯
しようとした時に、2回に分けて洗濯しなければならな
くなる。また、衣類を洗濯する場合、一度にまとめ洗い
ができる容量が減ってしまうことにもなる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするものであり、衣類だけでなく、ビルや店舗を清掃
した雑巾を洗濯するのに適した洗濯機を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る構成は、機枠内に配置され、洗濯物が収容される洗濯
槽と、この洗濯槽内に配置された回転翼と、この回転翼
を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯槽内へ給水を行う
ための給水手段と、前記洗濯内の水位を検知する水位検
知手段と、洗濯運転コースに基づいて決められた所定の
洗濯水位に達するまで前記給水手段を動作し、前記洗濯
水位に達すると、所定の洗い時間だけ洗濯物を洗うべく
前記駆動手段を動作する制御手段とを備えた洗濯機にお
いて、衣類を洗濯する洗濯運転コースである衣類洗濯コ
ースと、雑巾を洗濯する洗濯コースである雑巾洗濯コー
スとを使用者が洗濯運転に先立って選択するための選択
手段を備え、前記制御手段は、前記衣類洗濯コースが選
ばれた場合、前記衣類洗濯コースの洗濯運転において、
定格容量に対応する水位である第1の洗濯水位に達する
まで前記給水手段を動作して、前記第1の洗濯水位に達
すると衣類を洗うべく前記駆動手段を動作し、一方、前
記雑巾洗濯コースが選ばれた場合、前記雑巾洗濯コース
の洗濯運転において、前記定格容量より小さい特定の容
量に対応する水位であって、前記第1の洗濯水位より低
い第2の洗濯水位に達するまで前記給水手段を動作し、
前記第2の洗濯水位に達すると、雑巾を洗うべく前記駆
動手段を動作する構成である。
【0009】この構成によれば、衣類を洗う衣類洗濯コ
ースでは、定格容量の洗濯物に適する洗濯水位で洗濯が
行われる。一方、雑巾を洗う雑巾洗濯コースでは、定格
容量よりも小さい特定の容量、例えば、一度に洗濯され
る標準的な容量の洗濯物に適する洗濯水位で洗濯が行わ
れる。
【0010】本発明の請求項2に係わる構成は、請求項
1の構成に加えて、前記雑巾洗濯コースの洗い時間を前
記衣類洗濯コースの洗い時間よりも短く設定した構成で
ある。
【0011】本発明の請求項3に係わる構成は、請求項
1又は2の構成に加えて、前記洗濯槽を、機枠内に設け
た外槽内に回転可能に設けた脱水兼洗濯槽とするととも
に、前記駆動手段の回転動力を伝達して、洗い及びすす
ぎ時には前記回転翼を低速で回転させ、脱水時には前記
脱水兼洗濯槽及び前記回転翼を高速で回転させる動力伝
達手段を設け、前記制御手段は、前記衣類洗濯コース及
び前記雑巾洗濯コースにおいて、予め定められた時間の
洗い、すすぎ、脱水を順次行うべく、前記給水手段及び
前記駆動手段を制御するものとし、更に、前記雑巾洗濯
コースの脱水時間を前記衣類洗濯コースの脱水時間より
も短く設定した構成である。
【0012】この構成によれば、洗いから脱水までの洗
濯運転が脱水兼洗濯槽内で自動で行われる。このとき、
すすぎ後の最終の脱水における脱水時間を、雑巾洗濯コ
ースでは衣類洗濯コースより短くしている。
【0013】本発明の請求項4に係わる構成は、請求項
3の構成に加えて、脱水のみを行う脱水のみコースを設
定する設定手段を備え、前記制御手段は、前記設定手段
により脱水のみコースが設定されると、前記脱水のみコ
ースの洗濯運転において、所定の脱水時間だけ脱水のみ
を行うべく前記駆動手段を動作する構成である。
【0014】この構成によれば、脱水のみコースが設定
されることにより、所定の脱水時間の脱水のみが行われ
る。
【0015】本発明の請求項5に係わる構成は、請求項
4の構成に加えて、使用者が脱水のみコースでの所望の
脱水時間を設定するための時間設定手段を備え、前記制
御手段は、前記脱水のみコースの洗濯運転において、前
記時間設定手段で設定された脱水時間だけ脱水を行うべ
く前記駆動手段を動作する構成である。
【0016】この構成によれば、脱水のみコースにおい
て、使用者が所望する時間の脱水が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の洗濯
機について、添付の各図面に基づいて説明する。この洗
濯機は、コンビニエンスストアなどの店舗に置かれ、作
業服やタオルなどの衣類を洗濯するとともに、店舗内の
清掃に使用したモップなどの雑巾を洗濯する業務用の洗
濯機である。
【0018】図1は本発明の一実施形態の洗濯機の側面
断面図である。この図1において、1は機枠、2はこの
機枠1の上部後方に設けられた操作箱である。この操作
箱2の前面には、各種操作ボタンを配した操作パネル3
が配置されている。
【0019】4は前記機枠1内に吊り棒5を介して弾性
的に支持された外槽、6はこの外槽4内に回転自在に支
承されたステンレス製の脱水兼洗濯槽(以下、洗濯槽と
略す)であり、周囲に多数の脱水孔(図示せず)を有す
る。7はこの洗濯槽6の内底壁部に回転自在に設けられ
た回転翼、8は前記洗濯槽6及び回転翼7に動力伝達機
構9を介して連結された駆動モータ(本発明の駆動手段
に相当)である。前記動力伝達機構9(本発明の動力伝
達手段に相当)は、前記駆動モータ8の駆動力を前記洗
濯槽6及び回転翼7に伝達し、洗い、すすぎ時には前記
回転翼7を低速で反転させ、脱水時には前記洗濯槽6と
前記回転翼7の双方を高速で一方向回転させる。
【0020】10は前記外槽4の底部一角に設けられた
エアートラップであり、前記操作箱2内に配設された水
位センサ11に圧力ホース12を介して接続されてい
る。前記水位センサ11(本発明の水位検知手段に相
当)は、前記洗濯槽6内の水位の変化によって生ずるエ
アートラップ10内の圧力変化をとらえることにより、
洗濯槽6内の水位を検知するセンサである。
【0021】13は前記外槽4の底部に設けられた排水
口、14はこの排水口13に接続された排水管、15は
この排水管14を開閉する電磁排水弁(排水手段)であ
る。16は水道など外部給水源に接続される給水管、1
7はこの給水管を開閉する電磁給水弁(本発明の給水手
段に相当)である。
【0022】図2は前記操作パネル3の詳細を示す正面
図である。前記操作パネル3には、各種操作ボタンと各
種表示部が配置されている。
【0023】まず、操作ボタンについて説明すると、1
8はコース選択ボタン(本発明の選択手段に相当)であ
る。このコース選択ボタン18は、使用者が洗濯運転の
コースを、衣類コース(衣類洗濯コース)にするか、モ
ップコース(雑巾洗濯コース)にするか選択するための
ボタンである。衣類コースは、作業服やタオルなどの衣
類を洗濯するためのコースであり、モップコースは、店
舗内などを清掃した雑巾を洗濯するためのコースであ
る。
【0024】19は衣類や雑巾の脱水のみを行う脱水の
みコースを設定するための脱水のみボタン(本発明の設
定手段及び時間設定手段に相当)である。この脱水のみ
ボタン19は、脱水のみコースでの脱水時間を設定する
ためのボタンでもある。ここでは、「2分」、「3分」、
「4分」の中から使用者が所望の脱水時間を設定できる
ようにしている。
【0025】20は使用者によって選ばれた洗濯運転コ
ースを開始するためのスタートボタンである。このスタ
ートボタン20は、洗濯運転中に操作して洗濯運転を一
時中断させる一時停止ボタンでもある。
【0026】次に、表示部について説明すると、21は
前記コース選択ボタン18によって選ばれたコースを表
示するためのコース表示部である。このコース表示部2
1は、衣類コースLED21aとモップコースLED2
1bとから構成されており、衣類コースが選ばれると衣
類コースLED21aが点灯し、モップコースが選ばれ
るとモップコースLED21bが点灯する。
【0027】22は行程進行表示部であり、各行程に対
応する洗い、すすぎ、脱水の各LED22a,22b,2
2cが点滅することで、洗い、すすぎ、脱水のどの行程
が現在行われているかを知らせるものである。また、脱
水LED22cは、脱水のみボタン19によって脱水の
みコースが設定されると点灯し、脱水のみコースである
ことを知らせる表示としても機能する。
【0028】23は残時間表示部であり、数字管23a
で構成され、洗濯運転コース終了までの残り時間を表示
する。この残時間表示部23は、脱水のみコースでの脱
水時間を表示する機能も有し、脱水のみボタン19が押
される毎に、「2分」→「3分」→「4分」と脱水時間
を表示する。
【0029】図3は本実施形態の洗濯機の制御機構を示
す電気ブロック図である。24はこの制御機構の中心と
なるマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)で
ある。このマイコン24(本発明の制御手段に相当)は
周知の構成であり、CPU、ROM、RAM、各種カウ
ンタ等からなる。
【0030】このマイコン24の入力側には、前記操作
パネル3の各種操作ボタンの入力を受ける入力回路2
5、脱水時の前記洗濯槽4の異常振動を検知するための
検知スイッチ26が接続されている。また、前記水位セ
ンサ11も前記マイコン24の入力側に接続されてい
る。
【0031】一方、前記マイコン24の出力側には、前
記操作パネル3の各種表示部を駆動するための表示回路
27、洗濯運転の終了や異常を報知するためのブザー回
路28、トライアックなどからなる負荷駆動回路29が
接続されている。前記負荷駆動回路29には前記モータ
8、給水弁17及び排水弁15が接続されている。
【0032】そして、前記マイコン24は、前記入力回
路25、水位センサ11及び検知スイッチ26からの入
力に基づき、マイコン24内に予め記憶されたプログラ
ムに従って、前記表示回路27、ブザー回路28、モー
タ8、給水弁17及び排水弁15の動作を制御する。
【0033】さて、本実施形態の洗濯機は、定格容量が
4.5kgのものである。即ち、4.5kgまでの容量
の洗濯物(衣類、雑巾など)であれば、十分に洗濯でき
るよう、洗濯槽6の大きさやモータ8の出力などが決め
られている。
【0034】そして、衣類コースでは、洗濯槽6内の水
位が定格容量4.5kgに適した水量(例えば48リッ
トル)となる高水位(図1の一点鎖線H)に設定され
る。この適する水量は、衣類の量に対して水が少ない
と、衣類同士や衣類と回転翼7とのこすれが激しくなり
衣類が傷みやすくなる、というようなさまざまな要因を
加味し、実験などによって決められるものである。な
お、この高水位Hは、本発明の第1の洗濯水位に相当す
るものである。
【0035】このように、衣類コースでは、定格容量に
適した洗濯水位である高水位に設定することにより、定
格内のどのような容量であっても、布傷みなく洗濯する
ことができる。この場合、定格容量より少ない衣類が洗
濯されると水が無駄になることになるが、衣類はまとめ
て洗濯されるケースが多いので、このようなことは少な
い。
【0036】一方、コンビニエンスストアなどの店舗内
を掃除する場合には、使うモップの量が決まってくる。
そして、これらモップは掃除の都度洗濯することになる
ので、一度の洗濯容量は毎回ほぼ一定である。ただ、大
掃除を行った時などは、まれに洗濯容量が多くなること
もある。
【0037】このような状況を考慮するとともに、モッ
プなどの雑巾はその用途上丈夫であり激しいこすれに強
く布傷みしにくいことに着目し、モップコースでは、洗
濯水位を定格容量4.5kgに適した高水位Hには設定
せずに、この洗濯機の置かれる店舗で一度に洗濯される
雑巾の標準容量2.5kg(モップ約8枚)に適した水
量(例えば44リットル)となる中水位(図1の一点鎖
線M)に設定する。なお、この中水位Mは、本発明の第
2の洗濯水位に相当するものである。
【0038】このようにモップコースでは、洗濯水位を
標準容量に適した中水位としているので、ほとんど洗濯
されるのが標準容量2.5kgなのに4.5kgに適す
る水量で洗濯がなされるというようなことことがなく、
無駄水を減らすことができる。また、まれに標準容量
2.5kg以上の雑巾が使用されても、定格容量4.5
kgまでなら一度に洗濯することができる。
【0039】図4及び図5のフローチャートは、それぞ
れ衣類コース及びモップコースにおける動作を示し、以
下、これらの図に従って、本実施形態の洗濯機の動作を
説明する。
【0040】まず、衣類を洗濯する場合、使用者は、洗
濯槽6内に衣類と洗剤を投入し、コース選択ボタン18
で衣類コースを選択した後、スタートボタンを20押
す。これにより、衣類コース(図4参照)の洗濯運転が
開始される。
【0041】洗い工程に入り(行程進行表示部22の洗
いLED22aが点滅)、給水が行われる(S1)。給
水弁17が開き、洗濯槽6内に水が供給される。洗濯槽
6内の水位が高水位Hに達すると、給水弁17が閉じて
給水が終了する。次に、洗いが10分間行われる(S
2)。モータ8の動作により回転翼7が低速で反転動作
し(例えば、1.5秒右回転−0.8秒休止−1.5秒
左回転)、これによって生ずる水流で衣類が洗われる。
【0042】10分間の洗いが終わると、洗い行程が終
了し、すすぎ行程に入る(すすぎLED22bが点
滅)。まず、排水が行われる(S3)。排水弁15が開
き、洗濯槽6内から洗い水が排出される。洗濯槽6内の
水位がリセット水位(水位センサ11で検出できる最低
水位で、図1に一点鎖線Lで表示)に達し、更に30秒
経過すると排水が終了する。次に脱水が3分間行われる
(S4)。排水弁15が開いた状態で、モータ8の動作
により洗濯槽6及び回転翼7が高速で一方向に回転す
る。
【0043】脱水が終了すると、シャワーすすぎが1分
間行われる(S5)。給水弁17が開き、給水が行われ
ながら、洗濯槽6が低速で一方向回転する。衣類に水が
かけられることにより衣類がすすがれる。このとき排水
弁15も開いており、衣類にかけられた水は排出され
る。シャワーすすぎが終了すると、脱水が2分40秒間
行われる(S6)。次に、高水位Hまで給水が行われ
(S7)、ためすすぎ(同時に給水を行わないすすぎ)
が2分間行われる(S8)。即ち、S2の洗いと同様に
回転翼7が反転動作を行い、これによって生じた水流で
衣類がすすがれる。
【0044】2分間のためすすぎが終わると、すすぎ行
程が終了し、脱水行程に入る(脱水LED22cが点
滅)。まず排水が行われた後(S9)、6分間の脱水が
行われる(S10)。そして、6分間の脱水が終わる
と、脱水行程が終了する。こうして、衣類コースの洗濯
運転が終了する。この衣類コースの洗濯時間は約31分
である。
【0045】次に、モップなどの雑巾を洗濯する場合、
使用者は、洗濯槽6内に雑巾と洗剤を投入し、コース選
択ボタン18でモップコースを選択した後、スタートボ
タン20を押す。これにより、モップコース(図5参
照)の洗濯運転が開始される。
【0046】洗い工程に入り、給水が行われる(S2
1)。給水弁17が開き、洗濯槽6内に水が供給され
る。洗濯槽6内の水位が中水位Mに達すると、給水弁1
7が閉じて給水が終了する。次に、洗いが3分間行われ
る(S22)。衣類コースのS2の洗いと同様に、モー
タ8の動作により回転翼が低速で反転動作する。これに
よって生ずる水流で雑巾が洗われる。
【0047】3分間の洗いが終わると、洗い行程が終了
し、すすぎ行程に入る。まず排水が行われ(S23)、
次に脱水が3分間行われる(S24)。排水、脱水の動
作は、衣類コースと同様である。
【0048】脱水が終了すると、給水弁17が開いて給
水が行われ(S25)、中水位Mに達すると給水が行わ
れたまま、回転翼7が低速で反転動作し(例えば、1.
2秒右回転−0.8秒休止−1.2秒左回転)、注水す
すぎが1分30秒間行われる(S26)。この注水すす
ぎでは、高水位Hより上に設けられた溢水口(図示せ
ず)から水が排出され、すすがれて雑巾から出た洗剤が
水とともに溢水口から排出される。
【0049】1分30秒間の注水すすぎが終わると、す
すぎ行程が終了し、脱水行程に入る。まず排水が行われ
た後(S27)、3分間の脱水が行われる(S28)。
そして、3分間の脱水が終わると、脱水行程が終了す
る。こうして、モップコースの洗濯運転が終了する。こ
のモップコースの洗濯時間は約17分である。
【0050】モップコースでは、定格容量4.5kgよ
り少ない標準容量2.5kgの洗濯がほとんどと考えら
れるので、洗い行程での洗い時間、及び脱水行程での脱
水時間を衣類コースの洗い時間、脱水時間に比べて短く
している。これにより、洗濯時間が短縮でき、電気代が
削減できる。
【0051】モップコースで標準容量より多い雑巾を洗
濯した時には、モップコースが終了した時点で、脱水不
足になり、追加の脱水が必要となることがある。更に、
掃除の種類に応じて、雑巾を所望の絞り具合にしたい時
も、追加の脱水が必要となることがある。
【0052】この場合、使用者は、脱水のみボタン19
を操作して、脱水のみコース及び脱水時間を設定する。
脱水時間は前述のように、「2分」、「3分」、「4
分」であり、この中から所望の時間を選択することにな
る。そして、スタートボタン20を押す。これにより、
設定された脱水時間だけ脱水が行われる。
【0053】このようにして、モップコースの終了時
に、脱水不足であったりしても、また、所望の絞り具合
に調整したい時にも、簡単に追加の脱水を行うことがで
きる。
【0054】なお、操作パネル3に、衣類コースにおけ
る定格容量は4.5kgであること、モップコースにお
ける標準容量は2.5kg(8枚)であることを表示す
ると、使用者が容易に認識できる。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、掃除
した後の雑巾をその都度洗うような場合であって一度に
洗濯する量がほぼ一定で且つ定格容量より小さくても、
雑巾洗濯コースを用いて、水を無駄にすることがなく洗
濯することができる。
【0056】また、まれに雑巾を標準的な容量より多く
洗うことになり、雑巾洗濯コースでこれらの雑巾を洗濯
することになっても、定格容量内であれば一度にまとめ
て洗濯することができる。このとき、通常の衣類であれ
ば容量に対して水が不足するので布傷みの虞があるが、
雑巾はもともとその用途から丈夫であるので布傷みが起
こらない。
【0057】更に、衣類を洗濯する場合、一度にまとめ
洗いができる容量が減ってしまうということがない。
【0058】本発明の請求項2の構成によれば、雑巾洗
濯コースでの洗い時間を、このコースで通常洗濯される
定格容量より小さい標準的な容量に合わせた洗い時間と
しているので、洗濯時間を短くでき、電気代の削減が図
れる。
【0059】本発明の請求項3の構成によれば、雑巾洗
濯コースでの脱水時間を、このコースで通常洗濯される
定格容量より小さい標準的な容量に合わせた脱水時間と
しているので、洗濯時間を短くでき、電気代の削減が図
れる。
【0060】本発明の請求項4の構成によれば、標準的
な容量よりも多くの雑巾が洗濯され、雑巾洗濯コースが
終了した時点で、脱水不足になっていても、簡単に追加
の脱水が行える。
【0061】また、掃除の種類に応じて、雑巾を所望の
絞り具合にしたい時も、簡単に追加の脱水が行える。
【0062】本発明の請求項5の構成によれば、使用者
が所望の脱水時間を設定できるので、雑巾をより所望の
絞り具合に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の洗濯機の概要を示す側面
断面図である。
【図2】同じく操作パネルの詳細を示す正面図である。
【図3】同じく制御機構を示す電気ブロック図である。
【図4】同じく衣類コースでの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】同じくモップコースでの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 機枠 4 外槽 6 脱水兼洗濯槽(洗濯槽) 7 回転翼 8 駆動モータ(駆動手段) 9 動力伝達機構(動力伝達手段) 11 水位センサ(水位検知手段) 17 電磁給水弁(給水手段) 18 コース選択ボタン(選択手段) 19 脱水のみボタン(設定手段、時間設定手段) 24 マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠内に配置され、洗濯物が収容される
    洗濯槽と、この洗濯槽内に配置された回転翼と、この回
    転翼を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯槽内へ給水を
    行うための給水手段と、前記洗濯内の水位を検知する水
    位検知手段と、洗濯運転コースに基づいて決められた所
    定の洗濯水位に達するまで前記給水手段を動作し、前記
    洗濯水位に達すると、所定の洗い時間だけ洗濯物を洗う
    べく前記駆動手段を動作する制御手段とを備えた洗濯機
    において、 衣類を洗濯する洗濯運転コースである衣類洗濯コース
    と、雑巾を洗濯する洗濯コースである雑巾洗濯コースと
    を使用者が洗濯運転に先立って選択するための選択手段
    を備え、前記制御手段は、前記衣類洗濯コースが選ばれ
    た場合、前記衣類洗濯コースの洗濯運転において、定格
    容量に対応する水位である第1の洗濯水位に達するまで
    前記給水手段を動作して、前記第1の洗濯水位に達する
    と衣類を洗うべく前記駆動手段を動作し、一方、前記雑
    巾洗濯コースが選ばれた場合、前記雑巾洗濯コースの洗
    濯運転において、前記定格容量より小さい特定の容量に
    対応する水位であって、前記第1の洗濯水位より低い第2
    の洗濯水位に達するまで前記給水手段を動作し、前記第
    2の洗濯水位に達すると、雑巾を洗うべく前記駆動手段
    を動作することを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記雑巾洗濯コースの洗い時間を前記衣
    類洗濯コースの洗い時間よりも短く設定したことを特徴
    とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記洗濯槽を、機枠内に設けた外槽内に
    回転可能に設けた脱水兼洗濯槽とするとともに、前記駆
    動手段の回転動力を伝達して、洗い及びすすぎ時には前
    記回転翼を低速で回転させ、脱水時には前記脱水兼洗濯
    槽及び前記回転翼を高速で回転させる動力伝達手段を設
    け、前記制御手段は、前記衣類洗濯コース及び前記雑巾
    洗濯コースにおいて、予め定められた時間の洗い、すす
    ぎ、脱水を順次行うべく、前記給水手段及び前記駆動手
    段を制御するものとし、更に、前記雑巾洗濯コースの脱
    水時間を前記衣類洗濯コースの脱水時間よりも短く設定
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 脱水のみを行う脱水のみコースを設定す
    る設定手段を備え、前記制御手段は、前記設定手段によ
    り脱水のみコースが設定されると、前記脱水のみコース
    の洗濯運転において、所定の脱水時間だけ脱水のみを行
    うべく前記駆動手段を動作することを特徴とする請求項
    3に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 使用者が脱水のみコースでの所望の脱水
    時間を設定するための時間設定手段を備え、前記制御手
    段は、前記脱水のみコースの洗濯運転において、前記時
    間設定手段で設定された脱水時間だけ脱水を行うべく前
    記駆動手段を動作することを特徴とする請求項4に記載
    の洗濯機。
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