JPH11244170A - 浴槽保温材の貼付方法 - Google Patents

浴槽保温材の貼付方法

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Publication number
JPH11244170A
JPH11244170A JP10047267A JP4726798A JPH11244170A JP H11244170 A JPH11244170 A JP H11244170A JP 10047267 A JP10047267 A JP 10047267A JP 4726798 A JP4726798 A JP 4726798A JP H11244170 A JPH11244170 A JP H11244170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
end edge
bath tub
pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10047267A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Ota
弘水 太田
Hitoshi Tsukada
均 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP10047267A priority Critical patent/JPH11244170A/ja
Publication of JPH11244170A publication Critical patent/JPH11244170A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】剥離しないように保温材を浴槽本体に貼り付け
る作業の簡易化をはかる。 【解決手段】浴槽本体1の裏面に粘着剤により保温材3
を貼り付けた後に該保温材3の重合する端縁部分を加熱
することによりスポット状の溶着結合部を形成して結合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽本体の裏面に
保温材を貼り付ける浴槽保温材の貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽本体の裏面には、熱放散を抑制する
ために、保温材を貼り付けている。この保温材の突き合
せ端縁部分は、重ね合わせることにより隙間が発生しな
いようにしているが、粘着剤の劣化による端縁からの剥
離を防止するために、この端縁を覆うようにビニール粘
着テープを貼り付けている。
【0003】図6〜図9は、このような従来の保温材付
き浴槽を示している。
【0004】浴槽本体1は、その裏面に、その片側面に
アクリル系粘着剤2(図9参照)を塗布したポリエチレ
ンフォームからなる保温材3を貼り付けて熱放散を抑制
し、保温性に優れた浴槽としている。連続した保温材3
を貼り付けることが困難な曲面や起伏面には、例えば浴
槽本体1の長手側面と短手側面や肘掛け部4や腰掛け部
5等の段差部分には、分割した保温材3を貼り付けるよ
うにしているが、図9に示すように、隣合う保温材3の
端縁部の重ね合わせ部分3a,3bは、低温環境下にお
ける粘着剤2の粘着力低下によって端縁から自然に剥離
することが多かった。この剥離を防止するために、重な
り合う部分の外側の端縁には、この端縁を覆うように結
合補強用のビニール粘着テープ6を貼り付けて押えてい
る。
【0005】なお、7は、浴槽本体1の底に設けた脚で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の剥離
防止方法は、使用するビニール粘着テープ等の補強部材
の材料費や複雑な貼付作業が発生するために、浴槽の製
造価格を高くする要因の1つとなっている。
【0007】本発明の目的は、保温材の重ね合わせ端縁
部分の結合力を大きくして端縁からの剥離を防止するこ
とができる安価な保温材貼付方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、浴槽本体の裏
面に粘着剤により保温材を貼り付ける浴槽保温材の貼付
方法において、前記保温材の重合する端縁部分を熱によ
り溶着して結合することを特徴とするものである。
【0009】浴槽保温材は、ポリエチレンフォームであ
ることを特徴とする。
【0010】また、熱による溶着結合部は、外側の保温
材の端縁に沿って形成することを特徴とする。
【0011】そして、熱による溶着結合は、スポット溶
着の列によって行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図5を参照して説明する。
【0013】本発明は、浴槽本体の裏面に粘着剤により
保温材を貼り付ける浴槽保温材の貼付方法において、前
記保温材の重合する端縁部分を熱により溶着して結合す
ることによって、粘着剤の粘着力の低下による剥離を防
止することができるようにした簡単な保温材貼付方法で
ある。
【0014】この実施形態において使用するポリエチレ
ンフォームのシート状の保温材3は、その片側面にアク
リル系粘着剤2(図3参照)を塗布したもので、浴槽本
体1の裏側の貼付面の形状に合わせて裁断して複数の保
温材片とし、これらの保温材片を浴槽本体1の裏面に貼
り付ける。隣合う保温材片は、図3に示すように、その
端縁部分3a,3bを重ね合わせるように貼り付け、そ
の後、この重合した端縁部分3a,3bを、その外側の
端縁部分3aの端縁に沿って加熱具によって加熱するこ
とにより、上下の保温材片(3a,3b)を溶かして一
体化した溶着結合部3cを形成して補強結合する。
【0015】なお、保温材3がポリエチレンフォームの
場合には、110〜230℃前後の加熱温度で加熱する
ことにより、上側の保温材片3aと共に下側の保温材片
3bの表面側が溶けて溶着結合する。
【0016】加熱具は、粘着剤2によって貼り付けた保
温材3の端縁部分3a,3bに対して、その外側の端縁
部分3aの端縁に沿ってスポット状の溶着結合部3cの
列を形成するのに好都合な携帯型のドライヤー8(図4
参照)や電気こて9(図5参照)を使用する。
【0017】図4に示したドライヤー8は、電気ヒータ
を内蔵したドライヤー本体8aに4つの熱風吹出口8b
を並べて形成し、取っ手8cを掴んで前記熱風吹出口8
bを外側の端縁部分3aの端縁に沿うように近付けるこ
とにより、この端縁部分3a,3bを溶かしてスポット
状の溶着結合部3cの列を形成する形態である。
【0018】図5に示した電気こて9は、電気こて本体
9aに電気ヒータを内蔵した4本の加熱片9bを並べて
起立させ、取っ手9cを掴んで前記加熱片9bを外側の
端縁部分3aの端縁に沿うように当接することにより、
この端縁部分3a,3bを溶かしてスポット状の溶着結
合部3cの列を形成する形態である。
【0019】使用する加熱具は、更に別の形態に変形す
ることもできる。
【0020】このように、保温材3の複数の部片をその
片面に塗布した粘着剤2によって浴槽本体1の裏面に貼
り付け、その後、重合した端縁部分3a,3bを加熱す
ることにより溶かして溶着結合部3cを形成して結合力
を強化することにより、補強作業が簡単になり、しかも
補強部材も不要である。特に、粘着剤2により貼り付け
た保温材3a,3bに対して、複数の加熱部を備えた加
熱具を近付けまたは当接して該保温材3a,3bをスポ
ット状に溶かして溶着結合部3cの列を形成する方法
は、溶着作業が簡単で作業時間を大幅に短縮することが
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明の保温材の貼付方法は、粘着剤に
よって貼り付けた保温材の重合部分を加熱具によって加
熱溶着して溶着結合部を形成することにより結合を補強
するので、補強結合作業が簡単になり、しかもビニール
粘着テープ等の補強部材を用いる必要がないので、製造
価格の低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により保温材が貼付された浴槽の外観斜
視図である。
【図2】本発明により保温材が貼付された浴槽の側面図
である。
【図3】図2におけるIII−III拡大断面図である。
【図4】本発明の浴槽保温材の貼付方法に使用する加熱
具の一例を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の浴槽保温材の貼付方法に使用する加熱
具の他の例を示す外観斜視図である。
【図6】保温材が貼付された従来の浴槽の一例を示す外
観斜視図である。
【図7】保温材が貼付された従来の浴槽の他の例を示す
外観斜視図である。
【図8】保温材が貼付された従来の浴槽の側面図であ
る。
【図9】図8におけるIX−IX拡大断面図である。
【符号の説明】
1…浴槽本体、2…粘着剤、3…保温材、3a,3b…
保温材の端縁部分、3c…溶着結合部、8…ドライヤ
ー、9…電気こて。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体の裏面に粘着剤により保温材を貼
    り付ける浴槽保温材の貼付方法において、 粘着剤によって浴槽本体に貼付した前記保温材の重合す
    る端縁部分を熱により溶着して結合することを特徴とす
    る浴槽保温材の貼付方法。
  2. 【請求項2】浴槽保温材は、ポリエチレンフォームであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の浴槽保温材の貼付
    方法。
  3. 【請求項3】熱による溶着結合部は、外側の保温材の端
    縁に沿って形成することを特徴とする請求項1または2
    に記載の浴槽保温材の貼付方法。
  4. 【請求項4】熱による溶着結合は、スポット溶着の列に
    よって行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の浴槽保温材の貼付方法。
JP10047267A 1998-02-27 1998-02-27 浴槽保温材の貼付方法 Pending JPH11244170A (ja)

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JPH11244170A true JPH11244170A (ja) 1999-09-14

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ID=12770532

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JP10047267A Pending JPH11244170A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 浴槽保温材の貼付方法

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JP (1) JPH11244170A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011843A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Bisutekku:Kk エスカレータ用ローラの清掃方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011011843A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Bisutekku:Kk エスカレータ用ローラの清掃方法

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