JPH1085259A - テープ状ファスナーの製造方法 - Google Patents

テープ状ファスナーの製造方法

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JPH1085259A
JPH1085259A JP8241888A JP24188896A JPH1085259A JP H1085259 A JPH1085259 A JP H1085259A JP 8241888 A JP8241888 A JP 8241888A JP 24188896 A JP24188896 A JP 24188896A JP H1085259 A JPH1085259 A JP H1085259A
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磨 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細くなった先端部に連結部材を取り付けたテ
ープ状ファスナーを製造するにあたり、帯状のシート材
料を所望の形状に裁断してその先端部に連結部材を取り
付けた場合には、この取り付け部分は不連続に存在する
ことになり、このような不連続な部分に連結部材を間欠
的に取り付ける作業は、工程が複雑になり、製造効率が
低く、また連結部材が多く切り取られて材料の無駄を招
く。 【解決手段】 帯状シート材料の中央部において、その
長さ方向に延びる蛇行切断線に沿って切断し、これによ
り内側縁に沿って交互に連続して配列された谷部および
山部を有する2つの半部に分割する切断工程と、前記切
断工程で切り放された2つの半部を、その長さ方向と直
行する方向に、前記山部の高さよりも小さい距離だけ互
いに離間させる工程と、切り放された2つの半部の各々
の山部にその頂部を通る直線に沿って連結部材を設ける
工程と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの基体を相互
に着脱可能に連結するためのファスナー、とくに一端部
で一方の基体に固定され、他端部に設けられた連結部材
を介して他方の基体に着脱可能に連結されるテープ状フ
ァスナーを製造する方法に関する。このようなテープ状
ファスナーは、とくにおむつ、生理用品等の衛生用品、
あるいは衣料等においてウェスト部を閉じる目的の締結
具として最適である。
【0002】
【従来の技術】オムツのような吸収体製品には、その着
用時に2つの縁部を互いに連結し、脱着時にはこの連結
を解除するような形態のものが多く、この着脱を容易に
するための連結具として、マジックテープあるいはベル
クロファスナーと呼ばれているメカニカルなファスナー
が広く使用されている。
【0003】このファスナーの連結部は、相互に連結す
べき2つの基体に、一方がループ状の、他方がフック状
の多数の連結部を有する1対の部材を取り付けたもの
で、装着時には2つの部材を互いに押しつけ、離脱時に
は両者を互いに強く引き離すことで着脱が行われるよう
になっている。
【0004】おむつのような使い捨て製品の場合には、
着用時に身体に密着した状態を得るために、相互に連結
される2つの基体を連結するファスナーとして、引張っ
た状態で連結する操作が容易なテープ状ファスナーが使
用されている。このテープ状ファスナーは、テープ状本
体の基端部を連結すべき一方の基体に固定し、先端部に
連結部材を設けた構成のものが多く使用される。この連
結部材は、感圧接着剤の場合もあるし、他方の連結部材
と対をなすベルクロファスナーの場合もある。
【0005】このようなテープ状ファスナーは、本体と
なる細長いシート材料の一方の縁部に沿って帯状に、接
着剤あるいは熱融着等の手段で連結部材を固定したの
ち、所定の形状に裁断することにより製造されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の製
造方法では、おむつのような使い捨て製品に多く用いら
れている、先端部がやや細く、かつラウンドカットされ
た形状のファスナーの製造に適用された場合には、所定
の形状にするために切り落とされる部分が多くなり、材
料の無駄になる。
【0007】このような材料の無駄をなくすために、ベ
ルト状のシート材料の中央部を蛇行断線に沿って左右対
称の2つの半部に切り放して、やや細くなった先端部に
連結部材を取り付けることが考えられる。
【0008】しかしながら、先端部は細くなっているた
めに、同一の向きで連続して形成されたテープ状本体の
先端部、すなわち連結部材を取り付けるべき部分は不連
続に存在することになり、このような不連続な部分に連
結部材を間欠的に取り付ける作業は、工程が複雑にな
り、製造効率が大幅に低下する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、帯状シ
ート材料の中央部において、その長さ方向に延びる蛇行
切断線に沿って切断し、これにより内側縁に沿って交互
に連続して配列された谷部および山部を有する2つの半
部に分割する切断工程と、前記切断工程で切り放された
2つの半部を、その長さ方向と直行する方向に、前記山
部の高さよりも小さい距離だけ互いに離間させる工程
と、切り放された2つの半部の各々の山部にその頂部を
通る直線に沿って連結部材を設ける工程と、を備えたテ
ープ状ファスナーの製造方法が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】このような本発明の製造方法によ
れば、蛇行状の切断線で切り放された2つの半部が適当
な間隔まで幅方向に離間され、各半部の山部を通るよう
に連結部材が直線状に設けられ、最後に1つの山部を1
単位とするファスナーに分離される。
【0011】したがって、一方の半部の山部の頂部は、
他方の半部の山部の頂部と微少な間隔で離れているだけ
であり、これらの山部を通って連結部材を設ける操作
は、比較的容易であり、また連結部材の無駄もきわめて
わずかである。また山部の存在しない部分に存在する余
分な連結部材の切除は、シート材料を切断する際に使用
されたカッターを使用して容易に行うことが可能であ
る。
【0012】この明細書において、用語「蛇行状切断
線」は、直線を中心として左右対称にサインカーブ状か
ら矩形波状に至る適当な形状で蛇行する線を意味するも
のとして使用される。
【0013】なお、帯状シート材料にその幅方向の中央
に位置するように帯状の連結部材を取り付けたのち、こ
の両者を蛇行状切断線に沿って切断することによって
も、類似の構造をもつテープ状ファスナーを製造するこ
とができる。しかしながら、このような方法では、連結
部材は個々に切り離されたテープ状ファスナーの長さ方
向(使用された帯状シート材料の幅方向)の中央に位置
することになり、先端部に連結部材が設けられているこ
とが最適であるテープ状ファスナーにとって好ましいも
のではない。とくにテープ状ファスナーの本体が伸縮性
を有することが望まれる場合には、伸縮性のほとんどな
い連結部材が、本体の伸縮性の主体をなす中央部を占拠
することになり、伸縮性に富んだテープ状ファスナーを
得ることはできない。これが本発明方法との決定的な相
違である。
【0014】本発明の他の態様によれば、帯状シート材
料の両縁部に沿って平行に延びるように、シート材料の
幅の1/2よりも狭い幅を持つ帯状の補強シートを重ね
合わせ、シート材料と補強シートとを相互に結合するこ
とにより、中央部にシート材料のみからなる領域と、そ
の両縁部に連なる補強領域とを有する帯状シート材料を
使用して、前述の方法にしたがってテープ状ファスナー
が製造される。
【0015】本発明の他の好ましい態様においては、前
述のような帯状シート材料と補強シートとの結合が、各
シートの溶結化により行われる。このような形態の補強
されたシート材料は、易熱溶融性で伸縮性を持つ帯状シ
ート材料と、この帯状シート材料に対して相対的に熱安
定度が高く、かつ多孔質な補強シートとの組合わせを使
用し、この両者を重ね合わせた状態で加圧下で加熱して
溶結化することにより得られる。
【0016】ここで「溶結化」とは、加圧下での加熱に
より、帯状シート材料を構成する易熱溶融性成分が多孔
質な補強シートの組織内に溶融浸透し、ついで冷却固定
することにより複合強化された状態をいう。
【0017】この溶結化の結果、易熱溶融性である帯状
シート材料は、これよりも熱的に安定である多孔質な補
強シートの内部に少なくとも部分的に浸透されて、相互
に一体化される。この溶結化された部分では、全体とし
ての強度が増すとともに、その伸縮性が抑制される。
【0018】したがってこのような溶結化部を両縁部に
有するシート材料を使用した場合には、前述と同様に連
結部材を取り付けたのち切断して得られたテープ状ファ
スナーの基端部には、2枚のシート材料の溶結化により
形成された強度の大きい低伸縮性の溶結部が設けられて
いるので、この基端部で基体に固定した場合、大きい引
張り力を受けても引裂き等の損傷を受けるおそれはな
い。
【0019】さらに、切断線をその一部が溶結化部内を
通るように設けた場合には、切り放された個々のファス
ナーは、先端部にも強度の大きい低伸縮性の溶結化部が
設けられ、この部分に連結部材が取り付けられることに
なるので、先端部での損傷の危険性がなくなるばかりで
なく、装着にあたって先端部がいわゆるフィンガーチッ
プとしての働きを持ち、先端部を引張る際の操作がきわ
めて容易になる。
【0020】このような構成の溶結化部分を有するシー
ト材料において、帯状シート材料を溶融状態にまで加熱
した時に、補強シートが多孔質を失わず、しかも熱収縮
等を起こさずに寸法安定性を保つためには、帯状シート
材料と補強シートとの熱安定性を、例えば溶融温度差、
熱分解温度差で表現すると、帯状シート材料と補強シー
トとの差が30℃以上であることが望ましく、更に望ま
しくは50℃以上である。また帯状シート材料と補強シ
ートとの間の接合性を増すために、補強シート中に帯状
シート材料の構成成分を共存させることも望ましい態様
である。
【0021】このような条件に適合する帯状シート材料
は、易熱溶融性のもので、その材料とその望ましい形態
としては、たとえばS.E.P.S.,S.E.B.
S.,S.I.S.のようなスチレン系エラストマー、
E.V.A.,E.M.A.のようなビニル系エラスト
マー、熱可塑性ポリウレタン等の弾性ポリマーの単独、
ブレンド体、あるいは複層化されたフィルム状、ネット
状、不織布状、あるいは発泡体状等の単独あるいはその
組み合わせからなるシート材料が挙げられる。
【0022】また補強シートに適した材料としては、帯
状シート材料と結合させることが容易であり、そして結
合されたときに、帯状シート材料の強度を向上させるも
のであればよく、とくに制限はないが、好ましい材料と
しては、セルロース、ポリウレタン、P.V.A.、ポ
リフェノール、ポリアクリルニトリル、および帯状シー
ト材料との組合わせによっては相対的に溶融温度の高い
ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等の高分子材
料、およびこれらの誘導体の高分子材料、およびこれら
の組み合わせが挙げられる。また補強シートに適した多
孔質な形態としては、上記高分子材料を繊維化、フィブ
リル化したものを原料として、湿式、乾式あるいは溶融
押出し成形された紙状、不織布状のシート状物、または
発泡、相分離等によって多孔質化されたシート状物ある
いはこれらの組合わせから選択されたものである。ただ
しこの補強シートは多孔質でなければならない。ここで
「多孔質」とは、内部に微細な連続気泡を有する構造を
意味し、好ましくは見掛け比重で0.2g/cm3以下、さ
らに好ましくは0.1g/cm3以下のものを指す。
【0023】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
して具体的に説明する。
【0024】図1において符号1は、本発明の方法にし
たがってテープ状ファスナーを製造する工程を模式的に
示している。まず図1(a)は、帯状シート材料1を、
その中央部を通るように、サインカーブ状に蛇行する切
断線13に沿って2つの部分に切り放す工程を示す。こ
の切断の結果、互いに対面する縁部で山部と谷部が交互
に配置された、相互に対象形をなす2つの半部10Aお
よび10Bが得られる。
【0025】このようにして形成された2つの半部10
Aおよび10Bは、図1(b)に示すように、シート材
料1の幅方向に、山部の底部から頂部までの高さよりも
やや小さい適当な距離Dだけ相互に離間される。
【0026】つぎに図1(c)に示すように、離間され
た2つの半部10Aおよび10Bの各々の山部の頂部近
傍を通るように、細長い帯状の連結部材14が配置さ
れ、互いに向き合った部分で半部10Aおよび10Bに
固定される。連結部材14は、ベルクロファスナーの雄
部であっても、あるいは感圧接着剤を塗布した粘着テー
プであってもよく、通常のテープ状ファスナーに使用さ
れている全ての連結部材を使用することができる。
【0027】この連結部材14は、2つの半部10Aお
よび10Bの内側縁部、すなわち切断線13に沿って切
断され、ついで隣接する山部間の中間の位置で、その長
さ方向と直行する線に沿って切断される。
【0028】この切断により、図1(d)に示すよう
に、シート材料からなる本体15と、この本体15の先
端部に取り付けられた連結部材14とからなるテープ状
ファスナーが得られる。
【0029】図2は、シート材料として伸縮性のものを
用いた場合を示している。この例では、両縁部に補強領
域11および12を有するものを使用してテープ状ファ
スナーを製造する工程を示している。図2には、補強領
域11,12の幅が、シート材料1全体の幅の約1/4
に相当する幅のものとして示されているが、この幅にと
くに制限はない。
【0030】まず図2(a)において、シート材料1
は、その両縁部にそれぞれ形成された補強領域11およ
び12を有している。シート材料1は、補強領域11,
12が設けられていない中央部のみを通るように、サイ
ンカーブ状に蛇行する切断線13に沿って切り放され
る。この切断の結果、互いに対面する縁部で山部と谷部
が交互に配置された、相互に対象形をなす2つの半部1
0Aおよび10Bが得られる。
【0031】つぎに、図1の場合と同様に、シート材料
1の幅方向に、山部の底部から頂部までの高さよりもや
や小さい適当な距離Dだけ相互に離間され(図2
(b))、離間された2つの半部10Aおよび10Bの
各々の山部の頂部を通るように、細長い帯状の連結部材
14が配置され、互いに向き合った部分で半部10Aお
よび10Bに固定され(図2(c))、最後に連結部材
14は、2つの半部10Aおよび10Bの内側縁部、す
なわち切断線13に沿って切断され、ついで隣接する山
部間の中間の位置で、その長さ方向と直行する線に沿っ
て切断される。この切断により、図2(d)に示すよう
に、ほぼ長方形の補強領域12からなる基端部と、この
基端部から舌状に延びる伸縮部15と、この伸縮部15
の先端部に取り付けられた連結部材14とからなるテー
プ状ファスナーが得られる。また図示しないが、他方の
半部10A側では、ほぼ長方形の補強領域11を備えた
同様の構造のテープ状ファスナーが得られる。
【0032】このような構成のテープ状ファスナーは、
おむつのような物品の基体に取り付けられる基端部は、
シート材料単体に補強シートを結合させた補強領域11
または12からなっている。とくにシート材料と補強シ
ートとの結合が溶結化によって行われている場合には、
補強領域は伸縮性がほとんどなく、引裂きに対して大き
い強度を有する。したがって、大きい引張り力を受けて
も裂けたりすることがない。一方、補強領域11,12
に連なる本体15は、シート材料が有していた伸縮性を
保有しているために、その先端に取り付けられた連結部
材15を把持してこれを基体に連結する操作はきわめて
容易であり、また連結された状態でも優れた伸縮性を発
揮する。
【0033】図3は、本発明の他の実施例によるテープ
状ファスナーの製造工程を示している。この例において
は、図3(a)に示すように、図2に示したものと同様
のシート材料1は、その両縁部に設けられた補強領域1
1,12内を通るように大きく蛇行する切断線13によ
って2つの半部10Aおよび10Bに切り放される。し
たがって切断線13によって一方の半部10Aに形成さ
れた谷部では、補強領域11の一部が切り取られ、山部
では、他方の補強領域12の一部を有することになる。
同様に、他方の半部10Bについても、谷部では、補強
領域12の一部が切り取られ、山部では、他方の補強領
域11の一部を有する。
【0034】このような形態で切り放された2つの部分
10Aおよび10Bは、各々の山部に位置する補強領域
11および12が、シート材料1の長さ方向と平行な直
線上に位置するに至るまで、適当な距離だけ相互に離間
され、ついで上記の直線に沿って連結部材14が配置さ
れる(図3(b))。
【0035】つぎに、この連結部材14は、2つの半部
10Aおよび10Bの内側縁部、すなわち切断線13に
沿って切断され(図3(c))、さらに隣接する山部間
の中間の位置で、その長さ方向と直行する線に沿って切
断されて、図3(d)に示す構造のテープ状ファスナー
が得られる。
【0036】図3(d)に示すテープ状ファスナーは、
図2(d)に示す構造のテープ状ファスナーに対して、
舌状に延びる本体15の先端に、強度の大きい補強領域
11が存在し、この補強領域11に連結部材14が取り
付けられていることである。この構成のテープ状ファス
ナーは、先端部を指で摘んで引張って所定の位置で他方
の連結部材と連結する際に、大きい力を受けても破れる
ことはなく、また指で摘んだ部分では伸縮性が小さいた
めに、この操作を安定して確実に行うことができるとい
う利点を有する。
【0037】また図4は、図3に示した工程において、
切断線13の形状を、サインカーブ状から、コーナー部
がわずかに丸みを帯びた矩形波状に変更した例を示して
いる。この場合には、得られたテープ状ファスナーは、
図4(d)に示すように、本体15の幅が基端部側から
先端部側にかけてほぼ等しいので、より大きい張力およ
び強度が得られる他、図4(a)〜(c)からも明らか
なように、切断によって取り除かれる部分がほとんどな
く、したがって材料の節約と廃棄物の量の減少が実現で
きる。
【0038】本発明で使用されるシート材料は、基本的
には、実用範囲内で伸長されたときにも切断しない程度
の破断強度を有するものであればよく、前述のような材
料からなる単一構造のフィルムまたはシートを使用する
ことができるが、より好ましい材料は、図5に示すよう
な、シート21の一方の表面に、前述のような材料から
なる不織布22を波形にして接合した複合シート20で
ある。
【0039】つぎに、図2〜図4の例で使用された、溶
結化により形成された補強領域を有する帯状シート材料
について説明する。
【0040】図5〜図7に示したような複合シート20
に溶結化された補強領域を設ける場合には、シート21
は、前述のような易熱溶融性材料で構成され、また不織
布22は、シート21よりも熱に対して安定なものが使
用される。
【0041】このような条件で選択された図8(a)に
示す帯状の複合シート20を、その縁部において、加圧
下で加熱する。この結果、易熱溶融性であるシート21
は、これよりも熱的に安定である多孔質な不織布22の
内部に浸透して相互に一体化し、ここに溶結化により補
強領域30を形成する(図8(b))。この溶結化補強
領域30をシート材料20の両縁部に形成すれば、図8
(c)に示すようになり、これを図2〜図4に示した工
程において、出発シート材料1として使用することがで
きる。
【0042】あるいは図9(a)に示すように、シート
21の一方の表面に不織布22を波形にして接合した複
合シート20の縁部を適当な幅で、シート21が内側に
なるように折り返し(図9(b))、この折り返し部を
加圧下で加熱することによっても、図9(c)に示すよ
うな溶結化補強領域30を形成することが可能であり、
この溶結化補強領域30を両縁部に設ければ、図9
(d)に示すように、両縁部に溶結化補強領域30を有
するシート材料20が得られる。なお複合体シート20
の折り返しは、不織布22が内側になるような方向であ
ってもよい。
【0043】図10は、溶結化補強領域を形成するため
のまた一つの態様を示したものである。図10(a)に
示すように、シート21の一方の表面に不織布22を波
形にして接合した帯状の伸縮性複合シート20の縁部
に、シート21が露出する面において、他の種類の不織
布23を対向させ、これを図10(b)に示すように重
ね合わせたのち、シート21が有している熱溶融性を利
用して、この両者を、たとえば温度130〜150℃、
圧力20kg/cm2で加熱しながら加圧することによ
り、図10(c)に示すように、不織布23、シート2
1および波形の不織布22が一体化された溶結化補強領
域30が設けられる。同様の操作を複合シート20の両
縁部において行うことにより、図10(d)に示すよう
に、両縁部に溶結化補強領域30を有する帯状シート材
料が得られる。
【0044】縁部に溶結化により結合される不織布23
としては、薄くて寸法安定性のよいスパンボンド不織布
が望ましい材料の一つであり、この補強用不織布とし
て、任意の色に着色されたもの、あるいは模様を有する
ものを用いると、製品に視覚的効果を付与することがで
きる。
【0045】図11は、図10の例において、2枚の複
合シート20A,20Bを使用するように変更された例
を示している。図11(a)に示すように、2枚の複合
シート20A,20Bは、各々のシート21が互いに対
面するように、しかし一方の複合シート20Bの縁部は
他方の複合シート20Aの縁部から適当な距離だけ、す
なわち補強用の不織布23の幅よりもわずかに小さい距
離だけ離れるように配置され、この位置関係を保ちなが
らこれらの各部材は互いに重ね合わされる。つぎに2枚
の複合シート20A,20Bおよび不織布23を、この
不織布23と重なる領域内において加圧下で加熱するこ
とにより、図11(b)に示すように、溶結化された補
強領域30が形成される。図11(c)に、両縁部にそ
れぞれ溶結化された補強領域30が設けられた帯状シー
ト材料の全体図を示す。
【0046】図8〜図11に示した構成の帯状シート材
料は、いずれも図2〜図4の工程にしたがってテープ状
ファスナーを製造するための材料として適している。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の方法によ
れば、シート材料の中央部において、蛇行状の切断線に
沿って切断したのち、各半部を適当な距離だけ相互に離
間させてから、各々の山部の頂部に沿って連結部材を取
り付け、ついで所定の形状に裁断するようにしたので、
帯状シート材料の無駄がなくなるとともに、多数のテー
プ状ファスナーを連続した工程で能率よく製造すること
が可能になる。
【0048】さらに帯状シート材料として、易熱溶融性
のシート、およびこのシートに対して相対的に熱安定度
が高く、かつ多孔質な補強シートとを重ね合わせて溶結
化することにより補強領域を形成した構造の帯状シート
材料を使用した場合には、基端部に2枚のシートの溶結
化により強度が向上された溶結部補強領域が設けられて
いるので、この基端部で基体に固定した場合、大きい引
張り力を受けても引裂き等の損傷を受けるおそれはな
い。
【0049】また切断線を両縁部の溶結化補強領域を通
るように配置した場合には、各テープ状ファスナーの先
端部には溶結部補強領域が存在し、この部分に連結部材
が取り付けられることになるので、先端部での損傷の危
険性がなくなるばかりでなく、装着にあたって先端部を
引張る際の操作がきわめて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図4】本発明の第4の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図5】図1の工程に使用されるシート材料を示す部分
縦断面図。
【図6】図1の工程に使用される他のシート材料を示す
部分縦断面図。
【図7】図1の工程に使用されるさらに他のシート材料
を示す部分縦断面図。
【図8】(a)〜(c)は図2〜図4の工程に使用され
るシート材料を構成する工程を示す説明図。
【図9】(a)〜(c)は図2〜図4の工程に使用され
るシート材料を構成する他の工程を示す説明図。
【図10】本発明のテープ状ファスナーの製造に使用可
能な他のシート材料を示す縦断面図。
【図11】本発明のテープ状ファスナーの製造に使用可
能なさらに他のシート材料を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 帯状シート材料 10A,10B 半部 11,12 補強領域 13 切断線 14 連結部材 15 本体 20 複合シート 21 シート 22 不織布 30 補強領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図4】本発明の第4の実施例にしたがってテープ状フ
ァスナーを製造する工程を示す説明図。
【図5】図1の工程に使用されるシート材料を示す部分
縦断面図。
【図6】図1の工程に使用される他のシート材料を示す
部分縦断面図。
【図7】図1の工程に使用されるさらに他のシート材料
を示す部分縦断面図。
【図8】(a)〜(c)は図2〜図4の工程に使用され
るシート材料を構成する工程を示す説明図。
【図9】(a)〜()は図2〜図4の工程に使用され
るシート材料を構成する他の工程を示す説明図。
【図10】本発明のテープ状ファスナーの製造に使用可
能な他のシート材料を示す縦断面図。
【図11】本発明のテープ状ファスナーの製造に使用可
能なさらに他のシート材料を示す縦断面図。
【符号の説明】 1 帯状シート材料 10A,10B 半部 11,12 補強領域 13 切断線 14 連結部材 15 本体 20 複合シート 21 シート 22 不織布 30 補強領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状シート材料の中央部において、その
    長さ方向に延びる蛇行切断線に沿って切断し、これによ
    り内側縁に沿って交互に連続して配列された谷部および
    山部を有する2つの半部に分割する切断工程と、前記切
    断工程で切り放された2つの半部を、その長さ方向と直
    行する方向に、前記山部の高さよりも小さい距離だけ互
    いに離間させる工程と、切り放された2つの半部の各々
    の山部にその頂部を通る直線に沿って連結部材を設ける
    工程と、を備えたテープ状ファスナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記帯状シート材料が伸縮性をもつ材料
    である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 帯状シート材料の両縁部に沿って平行に
    延びるように、前記シート材料の幅の1/2よりも狭い
    幅を持つ帯状の補強シートを重ね合わせる工程と、 前記シート材料と前記補強シートとを相互に結合するこ
    とにより、中央部に前記シート材料のみからなる領域
    と、その両縁部に連なる補強領域とを有する帯状シート
    材料を形成する工程と、 前記シート材料の中央部において、頂点で両側の前記補
    強領域を交互に通るように長さ方向に延びる蛇行切断線
    に沿って切断し、これにより交互に連続して配列された
    谷部および山部を内側に有する2つの半部を得る切断工
    程と、 前記切断工程で切り放された2つの半部を、その長さ方
    向と直行する方向に、前記山部の高さよりも小さい距離
    だけ互いに離間させる工程と、 前記切り放された2つの半部の各々の山部にその頂部を
    通る直線に沿って連結部材を設ける工程と、を備えたテ
    ープ状ファスナーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シート材料が、易熱溶融性で伸縮性
    を持ち、かつ前記補強シートが前記シート材料に対して
    相対的に熱安定度が高く、かつ多孔質なものであり、前
    記シート材料と前記補強シートとが、両者を加圧下で加
    熱することにより行われる溶結化により形成された溶結
    部で結合される請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記切断線を、その頂部が前記溶結部内
    に達するように設ける請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記補強シートが不織布である請求項3
    〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記シート材料の両縁部において、前記
    補強シートが内側になるように所定の幅だけ折り返し、
    この折り返し部分を溶結化することにより前記溶結化部
    を形成する請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 基端部と、この基端部から延び、先端部
    に連結部材が設けられた易熱溶融性の本体とを備えたテ
    ープ状ファスナーであって、前記基端部は、前記本体に
    対して相対的に熱安定度が高く、かつ多孔質なシートを
    重ね合わせ、前記本体と前記多孔質なシートとを溶結化
    することにより構成されていることを特徴とするテープ
    状ファスナー。
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