JP3701892B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、左右側縁部にテープファスナを有する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨ておむつを着用するために、後胴周り域の左右側縁部から延出するテープファスナを前胴周り域の所要部位に着脱させる手段を利用することは周知である。かかるテープファスナに、雌雄一対の止着部材で構成されるメカニカルファスナの一方の部材を使用することも周知である。例えば、米国特許第4,869,724号に開示された使い捨ておむつでは、フック形状の止着部材を有するテープファスナが胴周り側縁部から延出している。このおむつを着用するときには、その部材を前身頃外面に形成されたランディングゾーンに止着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知のおむつでは、テープファスナがおむつの側縁部から延出したままの状態にあって、フック形状の止着用雄部材が露出しているから、これを着用する前には、例えばおむつを保管しているときには、その止着部材が周囲の様々なものに引っ掛かり易く、母親にとっては、何枚ものおむつをきれいに整理整頓しておくことが難しい場合もある。しかしながら、このテープファスナが邪魔にならないように、ファスナを一時的に止着しておくことができるような相手方のファスナ部材をおむつ内面に取り付けておくことは、著しいコストの上昇を招く。
【0004】
この発明は、比較的簡単な手段でこの種メカニカルファスナを利用したテープファスナがおむつを取り扱うときの支障にならないようにすることを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸液性コアとからなり、前胴周り域と、後胴周り域と、これら両胴周り域間に位置する股下域と、前記コアの両側縁から前記表裏面シートが延出して前記前後胴周り域に形成される前後両側縁部と、熱溶融性材料からなるテープファスナとを有し、前記テープファスナが、前記前後胴周り域の一方の側縁部に固定される内端部と、該内端部から延出しメカニカルファスナの雄部材が形成される外端部と、該外端部の外端に隣接する摘持部とを有し、前記前後胴周り域の他方の所要部位に対して着脱自在である使い捨ておむつである。
【0006】
かかる前提において、この発明が特徴とするところは、前記テープファスナが延出する前記前後胴周り域の一方の側縁部の内面を形成する前記表面シートにこれとは異なる熱溶融性材料からなる第2表面シートが接合し、前記テープファスナがその内面を内側にして前記内端部近傍における前記第2表面シートに折り重ねられ、かつ、前記内端部近傍における前記第2表面シートとこれに対向する前記テープファスナの前記外端部の内面とが、互いに離脱可能な程度に熱エンボスまたは超音波溶着のいずれかで溶着することで、前記テープファスナの前記第2表面シートに対する接合が保持されており、前記第2表面シートには前記テープファスナよりも溶融温度の高い素材が使用されていることにある。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、この発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1に部分破断斜視図で示された使い捨ておむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、吸液性コア4とからなり、前胴周り域6と、後胴周り域7と、これら両胴周り域6,7間に位置する股下域8とを有している。表裏面シート2,3は、コア4の周縁から延出する部分で互いに接合し、前後各胴周り域6,7における側縁部11,12、股下域8における左右脚周り側縁部13、および前後各胴周り域6,7における前後端縁部14,16を形成している。脚周り側縁部13と前後端縁部14,16とでは、脚周り弾性部材17と前後胴周り弾性部材18,19とが表裏面シート2,3の少なくとも一方の内面に伸長状態で接合している。後胴周り域7の左右側縁部12には、側方へ延出可能なテープファスナ21が配置されている。図では、左右一対のテープファスナ21のうちの一方のファスナ21が、おむつ1の内面に折り重ねられ、もう一方のファスナ21が側方へ延出した状態にある。
【0010】
かかるおむつ1において、表面シート2には、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とする不織布または開孔フィルムが使用され、裏面シート3には、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂のフィルムが使用されている。テープファスナ21は、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とする不織布および/またはフィルムからなるテープ基材22の内面に止着部23が形成されたものであって、ファスナ21の内端部24がおむつ側縁部12に固着し、外端部26が側縁部12から延出可能である。外端部26の内面には止着部23があり、その外端に隣接して摘持部28がある。
【0011】
図2は、図1のII−II線断面図である。テープファスナ21は、内端部24が表裏面シート2,3それぞれの内面にホットメルト接着剤(図示せず)を介して固着し、外端部26が表面シート2の外面に折り重ねられ、テープ基材22からなる摘持部28のうちの極く狭い部分31が表面シート2と溶着し、これによって、テープファスナ21の表面シート2に対する接合が保持されている。この溶着部分31は、0.3〜2.0mmの面積を有し、摘持部28に1〜3箇所形成されている。図1に例示した部分31は、摘持部28において小さなMの字を描いている。止着部23は、商標「マジックテープ」等で知られる雌雄一対の止着部材で構成されるメカニカルファスナのうちの雄部材を外端部26の内面に溶着等の手段(図示せず)で固着することにより形成されている。
【0012】
このように構成されたテープファスナ21は、摘持部28を持って、おむつの内面(表面シート2の外面)から引き起こすようにすると、部分31においてテープファスナ21の外端部26がおむつ内面から離脱し、仮想線のごとく使用可能な状態になる。かかるテープファスナ21の離脱は、部分31におけるファスナ21の表面シート2からの剥離、ファスナ21または表面シート2の部分31におけるむしれ等によって可能になる。
【0013】
図3は、実施態様の他の一例を示す図2と同様の図面である。このおむつ1では、表面シート2の幅が裏面シート3のそれよりも狭く、表面シート2の側縁から延出する裏面シート3の側縁部分が第2表面シート32によって覆われ、両シート3,32がホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合している。テープファスナ21は、内端部24が第2表面シート32と裏面シート3との内面に固着し、摘持部28の溶着部分31では、摘持部28と第2表面シート32と内端部24とが溶着して一体となり、これによって、テープファスナ21の第2表面シート32に対する接合が保持されている。かかるテープファスナ21もまた、摘持部28を持って引き上げると、おむつ内面(第2表面シート32の外面)から簡単に離脱する。使い捨ておむつをこのように構成すると、第2表面シート32に表面シート2よりも引き裂き強度の高い素材を使用して、テープファスナ21が離脱するときのおむつ内面側の損傷を軽微にすることが可能になる。また、第2表面シート32には表面シート2とは異なる熱溶融特性の素材を使用してテープファスナ21とのより好ましい溶融特性の組合せを実現することが容易になる。例えば、第2表面シート32にはテープファスナ21の基材22よりも溶融温度の高い素材を使用して、溶着部分31における第2表面シート32の表面平滑度の損傷を軽微にすることができる。
【0014】
この発明にかかるおむつ1においては、テープファスナ21の外端部26が部分31においてのみおむつ内面に溶着していればよいから、テープファスナ21とおむつ1の表面シート2(または第2表面シート32)とは、その部分31に対応する部分とその近傍とが熱溶着性であればよい。それゆえ、おむつ1の内面は、テープファスナ21の内端部24とその近傍だけを所要の熱溶融特性を有するシートで被覆してもよい。また、内端部24がおむつ内面に露出して、そこに外端部26が溶着していてもよい。さらにはまた、おむつ内面と外端部26内面のいずれか一方のみを溶融して、それを溶融していない相手方に接合することも可能である。外端部26をおむつ内面に溶着するには、熱エンボス加工技術や超音波溶着技術を利用することができる。
【0015】
【発明の効果】
この発明に係る使い捨ておむつでは、メカニカルファスナを使用したテープファスナがおむつ内面に折り重ねられ、該内面に対して離脱可能に溶着されているから、このおむつを取り扱う際にテープファスナは邪魔になることがない。
【0016】
一般にテープファスナの止着部を構成するフック形状の雄ファスナは、そのフック先端が鋭利であれば、不織布製の表面シートに一時的に止着してこの発明と同様の目的を達成することも可能である。しかしながら、そのようなフック先端の肌への刺激を抑えるためにその鋭利さを柔らげると、表面シートへの一時的な止着が不可能になる。この発明に係る使い捨ておむつは、そのような肌を刺激することのないテープファスナを使用する場合に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 使い捨ておむつの部分破断斜視図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 実施態様の一例を示す図2と同様の断面図。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 コア
6 前胴周り域
7 後胴周り域
8 股下域
11 側縁部
12 側縁部
21 テープファスナ
23 雄部材
24 内端部
26 外端部
28 摘持部
32 第2表面シート

Claims (4)

  1. 透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸液性コアとからなり、前胴周り域と、後胴周り域と、これら両胴周り域間に位置する股下域と、前記コアの両側縁から前記表裏面シートが延出して前記前後胴周り域に形成される前後両側縁部と、熱溶融性材料からなるテープファスナとを有し、前記テープファスナが、前記前後胴周り域の一方の側縁部に固定される内端部と、該内端部から延出しメカニカルファスナの雄部材が形成される外端部と、該外端部の外端に隣接する摘持部とを有し、前記前後胴周り域の他方の所要部位に対して着脱自在である使い捨ておむつにおいて、
    前記テープファスナが延出する前記前後胴周り域の一方の側縁部の内面を形成する前記表面シートにこれとは異なる熱溶融性材料からなる第2表面シートが接合し、前記テープファスナがその内面を内側にして前記内端部近傍における前記第2表面シートに折り重ねられ、かつ、前記内端部近傍における前記第2表面シートとこれに対向する前記テープファスナの前記外端部の内面とが、互いに離脱可能な程度に熱エンボスまたは超音波溶着のいずれかで溶着することで、前記テープファスナの前記第2表面シートに対する接合が保持されており、前記第2表面シートには前記テープファスナよりも溶融温度の高い素材が使用されていることを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記熱溶融性材料が、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とする不織布および/またはフィルムである請求項1記載のおむつ。
  3. 前記熱溶融性材料で構成された前記テープファスナの内面の少なくとも一部が、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とするフィルムである請求項1又は2に記載のおむつ。
  4. 前記テープファスナは、前記内端部が前記コアの両側縁から延出する前記表裏面シートの間に介在している請求項1ないし3のいずれかに記載のおむつ。
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