JPH1124373A - スコロトロン帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

スコロトロン帯電装置及び画像形成装置

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JPH1124373A
JPH1124373A JP17590097A JP17590097A JPH1124373A JP H1124373 A JPH1124373 A JP H1124373A JP 17590097 A JP17590097 A JP 17590097A JP 17590097 A JP17590097 A JP 17590097A JP H1124373 A JPH1124373 A JP H1124373A
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shield housing
carrier
cleaning
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Masatoshi Hayashida
政俊 林田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電ムラによる画像ムラの原因となる
グリッド部材へのカーボンやシリコン生成物の固着によ
る酸化絶縁膜の形成を防止し、グリッド部材の長寿命化
により経済性及びメンテナンス性を損なう事無く、良好
な画像を得る。 【解決手段】 SUSからなる母材47a表面に離型性
及び潤滑性に優れ且つ良好な導電性を有するコーティン
グ剤47bをコーティングしてグリッド部材47を形成
する。これによりクリーニングパッド48aによる摺擦
クリーニングにてグリッド部材47の表面付着物を容易
に除去し、付着物の固着によるグリッド部材47の劣化
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電潜像形成時、感
光体を一様に帯電するスコロトロン帯電装置及びこのス
コロトロン帯電装置を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、静電潜像形成時
に感光体を一様に帯電するスコロトロン帯電装置は、一
般にシールド筐体内に張設されるチャージワイヤと、チ
ャージワイヤによる感光体表面へのコロナ放電電流を規
制制御するグリッド部材から成り、従来グリッド部材
は、SUS板を網目状にエッチング加工して形成された
ものから成っていた。また、放電時に生じたグリッド部
材表面の付着物は画像形成装置本体の電源投入時等に、
グリッド部材前面をスライド移動されるクリーニングパ
ッドにて摺擦除去する等していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SUS
板を網目状にエッチング加工して成る従来のグリッド部
材にあっては、表面酸化が生じ易いと共に、画像形成装
置の機体内の飛散トナー及びシリコン(Si)生成物
等、コロナ放電生成物が表面に付着し易く、コピー枚数
の増大に連れ、クリーニングパッドによるクリーニング
操作に拘わらず、グリッド部材表面にはシリコン(S
i)生成物やカーボン(C)等が徐々に付着積層し、更
には固着して表面に絶縁膜が形成され、クリーニングに
よっても除去不能と成っていた。この結果、表面酸化あ
るいは固着物による絶縁膜形成により、グリッド部材に
よるコロナ放電電流の規制制御機能が低下し、感光体へ
のコロナ放電電流が不安定となり、放電ムラによる画像
ムラを生じ画質低下を来すという問題を生じていた。
【0004】この様なコロナ放電ムラによる画像ムラが
発生した部分に対応する位置にあっては、グリッド部材
上に変色を生じており、100k枚のコピー終了後グリ
ッド部材の変色したA,B,Cの3個所をアルコールで
拭き取りクリーニングした後に分析した結果、図6に示
す変色前の分析結果に比し図7に示す様に特にシリコ
ン(Si)あるいはカーボン(C)が検出されコロナ
放電によるシリコン(Si)生成物及び飛散トナーの固
着による絶縁膜形成によりコロナ放電ムラが発生してい
ることが判明した。
【0005】しかもこのように絶縁性の固着物に被膜さ
れてしまうと、アルコール等を染み込ませた布にて拭き
取ろうとしても除去不能であり、これ等を除去するため
の対策がないため、グリッド部材を交換しなければなら
ず、コストの上昇を招くという問題も生じていた。
【0006】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、グリッド部材表面へのカーボン(C)やコロナ放電
生成物等の固着を防止し、長期使用に拘わらずグリッド
部材の交換を行う事無く、チャージワイヤによるコロナ
放電電流を均一且つ良好に規制制御し、感光体に対し安
定したコロナ放電を行い、画像ムラの無い良好な画像を
得られ、且つメンテナンス性に優れ、ランニングコスト
の低減を図る事が出来るスコロトロン帯電装置及び画像
形成装置を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための請求項1に記載の手段として、トナー像が形
成される像担持体に対向するシールド筐体と、このシー
ルド筐体内に張設され前記像担持体にコロナ放電を行う
コロナ電極と、前記シールド筐体の前記像担持体との対
向面に設けられ表面に離型性を有する導電性コーティン
グを施して成るグリッド部材とを設けるものである。
【0008】また本発明は上記課題を解決するための請
求項2に記載の手段として、トナー像が形成される像担
持体に対向するシールド筐体と、このシールド筐体内に
張設され前記像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極
と、前記シールド筐体の前記像担持体との対向面に設け
られ表面に離型性を有し電気抵抗が102 [Ωcm]以下
のコーティングを施して成るグリッド部材とを設けるも
のである。
【0009】また本発明は上記課題を解決するための請
求項3に記載の手段として、トナー像が形成される像担
持体に対向するシールド筐体と、このシールド筐体内に
張設され前記像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極
と、前記シールド筐体の前記像担持体との対向面に設け
られ表面に離型性を有する導電性コーティングを施して
成るグリッド部材と、このグリッド部材を自動的に摺擦
清掃する清掃手段とを設けるものである。
【0010】また本発明は上記課題を解決するための請
求項4に記載の手段として、トナー像が形成される像担
持体に対向するシールド筐体と、このシールド筐体内に
張設され前記像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極
と、前記シールド筐体の前記像担持体との対向面に設け
られ表面に離型性を有し電気抵抗が102 [Ωcm]以下
のコーティングを施して成るグリッド部材と、このグリ
ッド部材を自動的に摺擦清掃する清掃手段とを設けるも
のである。
【0011】また本発明は上記課題を解決するための請
求項5に記載の手段として、像担持体に静電潜像を形成
しトナー像を得る画像形成装置において、離型性を有す
る導電性コーティング剤をコーティングしたグリッド部
材を前記像担持体との対向面に設けて成り前記グリッド
部材にてコロナ電極によるコロナ放電を規制制御するス
コロトロン帯電装置を設けるものである。
【0012】また本発明は上記課題を解決するための請
求項6に記載の手段として、像担持体に静電潜像を形成
しトナー像を得る画像形成装置において、離型性を有し
電気抵抗値が102 [Ωcm]以下のコーティング剤をコ
ーティングしたグリッド部材を前記像担持体との対向面
に設けて成り前記グリッド部材にてコロナ電極によるコ
ロナ放電を規制制御するスコロトロン帯電装置を設ける
ものである。
【0013】また本発明は上記課題を解決するための請
求項7に記載の手段として、像担持体に静電潜像を形成
しトナー像を得る画像形成装置において、離型性を有す
る導電性コーティング剤をコーティングしたグリッド部
材及びこのグリッド部材を自動的に摺擦清掃する清掃手
段を前記像担持体との対向面に設けて成り、前記グリッ
ド部材にてコロナ電極によるコロナ放電を規制制御し、
スコロトロン帯電装置を設けるものである。
【0014】また本発明は上記課題を解決するための請
求項8に記載の手段として、像担持体に静電潜像を形成
しトナー像を得る画像形成装置において、離型性を有し
電気抵抗値が102 [Ωcm]以下のコーティング剤をコ
ーティングしたグリッド部材及びこのグリッド部材を自
動的に摺擦清掃する清掃手段を前記像担持体との対向面
に設けて成り前記グリッド部材にてコロナ電極によるコ
ロナ放電を規制制御するスコロトロン帯電装置を設ける
ものである。
【0015】上記手段により本発明は、表面に離型性及
び導電性を有するコーティング剤をコーティングして成
るグリッド部材を用い、グリッド部材へのカーボン
(C)あるいはコロナ放電生成物等の固着を防止し、又
グリッド部材の酸化を防止することにより、長期使用に
拘わらずグリッド部材を交換する事無く感光体に安定し
たコロナ放電を行うことにより、経済性、メンテナンス
性に優れ、コロナ放電ムラによる画像ムラの無い良好な
画像を得るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図4に示す
実施の形態を参照して説明する。図1は電子写真装置の
概略構成図であり、装置本体10内の像担持体である感
光体ドラム11周囲には、感光体ドラム11に静電潜像
を形成しトナー像を得るためのスコロトロン帯電装置1
2、露光装置14の露光部14a、現像装置16が設け
られている。更に現像装置16下流には、感光体ドラム
11表面に形成されたトナー像をシート紙Pに転写する
転写チャ−ジャ17、転写後シート紙Pを感光体ドラム
11から静電的に剥離する剥離チャージャ18、クリー
ニング装置20、除電ランプ21が順次配置されてい
る。
【0017】又、装置本体10の下方には、感光体ドラ
ム11側に供給されるシート紙Pを収納する給紙カセッ
ト装置23が着脱自在に装着され、装置本体10の右側
には、手差しによりシート紙Pを供給する給紙トレイ2
4が設けられている。尚26a、26bは、給紙カセッ
ト装置23あるいは給紙トレイ24よりシート紙Pを取
出す第1及び第2のピックアプローラである。
【0018】装置本体10内には、給紙カセット装置2
3から給紙されたシート紙を感光体ドラム11周囲の転
写チャ−ジャ17を経て装置本体10の左側に設けられ
る排紙トレイ27に導くシート紙搬送路28が設けら
れ、このシート紙搬送路28の感光体ドラム11より上
流側には第1及び第2の分離搬送ローラ30a、30
b、第1の搬送ローラ31及びレジストローラ32が配
置され、下流側には搬送ベルト33、定着装置34、第
2の搬送ローラ36、排紙ローラ37が配置されてい
る。又38は、原稿台40を被覆する原稿台カバーであ
る。
【0019】次にスコロトロン帯電装置12について詳
述する。スコロトロン帯電装置12のコ字状のシールド
ケース42内の支持ブロック43にはバネ44を介しコ
ロナ電極であるチャージャワイヤ46が約6.9N
(0.7Kgf)の張力で張設されている。シールドケ
ース42の感光体ドラム11との対向面には、離型性及
び導電性に優れたコーティング剤がコーティングされチ
ャージワイヤ46によるコロナ放電電流を規制制御する
グリッド部材47が設けられている。このグリッド部材
47は、厚さ1.0mmのSUS板をハニカムの網目状に
エッチング加工して形成される母材47a表面に、ニッ
ケル(Ni):83±1wt% 、テフロン(PTFE):
8±1wt% 、リン(P):9±1wt% にて製成され、離
型性及び潤滑性が良く且つ電気抵抗値が102 [Ωcm]
以下のコーティング剤47bを無電界静電塗装にて厚さ
約5μmにコーティングして成っている。
【0020】また48はグリッド部材47表面を摺擦ク
リーニングする清掃手段であるグリッドクリーニング装
置であり、ウレタンスポンジやCRゴム等からなり、グ
リッド部材47のチャージワイヤ46との対向面に当接
されるクリーニングパッド48aは、発砲ウレタンから
なりシールドケース42外部に設置されるシャフト50
にスライド可能に取着され、チャージワイヤ46が挿通
される中空部が形成されるパッドホルダ48bに支持さ
れ、装置本体10の電源投入時にのみ図示しない駆動手
段にてグリッド部材47表面をスライド移動して摺擦ク
リーニングするよう形成されている。
【0021】次に作用について説明する。装置本体10
の電源(図示せず)をオンすると、グリッドクリーニン
グ装置48のパッドホルダ48bが、シャフト50に沿
って図示しない駆動手段にてスライドされ、クリーニン
グパッド48aがグリッド部材47表面をスライド移動
し摺擦クリーニングする。この時グリッド部材47は離
型性及び潤滑性に優れたコーティング剤47bによりコ
ーティングされている事から、その表面に付着されてい
たトナーあるいはコロナ放電生成物等が、残留する事無
く除去される。
【0022】この後レディ状態において、コピー枚数、
コピー倍率、画像濃度等の画像形成条件を設定し、コピ
ー操作を開始すると、感光体ドラム11の矢印s方向の
回転に従いスコロトロン帯電装置12、露光部14aを
経て静電潜像を形成された後、現像装置16を経て感光
体ドラム11上にトナー像が形成される。一方、給紙カ
セット装置23あるいは給紙トレイ24にあっては、い
ずれかのピックアップローラ26a、26bの駆動によ
り取り出されたシート紙Pが、分離搬送ローラ30a、
30bにより一枚ずつ分離されてレジストロ−ラ32へ
と送られ、感光体ドラム11上の現像剤像に同期して感
光体ドラム11の転写チャ−ジャ17位置へと送られ、
シート紙Pは感光体ドラム11上の現像剤像を転写さ
れ、剥離チャ−ジャ18により感光体ドラム11から剥
離された後、搬送ベルト33により搬送され、定着装置
34にて定着されコピー画像を完成され、排紙トレイ2
7方向に排出される。一方剥離チャージャ通過後、感光
体ドラム11はその回転に従い、クリーニング装置2
0、除電ランプ21を経て次のコピー可能とされ、この
様なコピ−操作を繰返し、必要枚数のコピ−を得る事と
なる。
【0023】そしてこの様なコピー操作を行う間に、ス
コロトロン帯電装置12にあっては、感光体ドラム11
表面あるいは現像装置16からの飛散トナーあるいは、
スコロトロン帯電装置12のコロナ放電により生じた生
成物等がグリッド部材47表面に付着するものの、グリ
ッド部材47表面が離型性を有することからその付着量
は少なく、装置本体10の電源投入時のクリーニング操
作により十分除去される。従って、長期使用に拘わら
ず、感光体ドラム11の帯電時に放電ムラによる帯電ム
ラを生じる事が無い。尚、グリッド部材47は、コーテ
ィング剤47bをコーティングする事により従来のグリ
ッド部材に比し、その表面電気抵抗値が多少増大される
ものの、コーティング剤47bの電気抵抗値が10
2 [Ωcm]以下である事からコロナ放電の規制制御に影
響を及ぼす事無く、安定したコロナ放電を得られ、感光
体ドラム11は良好に帯電される事となる。
【0024】尚、本実施の形態におけるスコロトロン帯
電装置12を用い、画像ムラの発生状況を調べたとこ
ろ、図4に示す様な結果を得られ、表面にコーティング
を行わずSUSを加工したのみの従来のグリッド部材を
用いた従来のスコロトロン帯電装置にあっては、(イ)
に示すように100(k枚)の連続通紙においてコロナ
放電ムラによる画像ムラを発生したものの、コーティン
グ剤47bをコーティングしたグリッド部材47を用い
た本実施の形態のスコロトロン帯電装置12にあって
は、(ロ)に示すように250(k枚)の連続通紙にお
いてもコロナ放電ムラによる画像ムラを発生する事無
く、極めて良好な画像を得られた。
【0025】このように構成すれば、グリッド部材47
の母材7a表面に離型性及び潤滑性に優れ且つ導電性を
有するコーティング剤47bがコーティングされている
ので、カーボンやコロナ放電生成物が付着し難く、しか
も付着した場合であっても、クリーニングパッド48a
にて摺擦クリーニングするのみで容易に除去出来るの
で、長期間使用する間に従来のようにグリッド部材47
表面に絶縁酸化膜が形成され劣化される事が無いし、又
表面の酸化も防止出来る。従ってグリッド部材47の劣
化により感光体ドラム11の帯電時に、放電ムラを生じ
ひいては画像ムラとして現れるる事が無く良好な画像を
得られ、長期使用に拘わらずグリッド部材47の交換が
不要となり経済性及びメンテナンス性の向上を図れる。
【0026】尚本発明は、上記実施の形態に限られるも
ので無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であ
って、例えばグリッド部材表面のコーティング剤は、コ
ロナ放電を均一に規制制御可能であればその特性は限定
されないが、十分な電気導電性を達成するためには、ニ
ッケル(Ni)等の金属を主成分とし、更に優れた離型
性を得るためにはPTFEを少量含有させれば良い。但
しPTFEの含有量によりコーティング剤の電気抵抗値
が変動されるが、このコーティング剤の電気抵抗値とコ
ロナ放電ムラとの関係を調べたところ、図5に示す様
に、電気抵抗値の上昇に伴いコロナ放電ムラを生じるよ
うに成り、電気抵抗値が102 [Ωcm]を越えると、画
像ムラの発生が視認される様に成る事から、コーティン
グ剤中のPTFEの含有率は、電気抵抗値を102 [Ω
cm]以下に保持出来る範囲であることがより好ましい。
【0027】またコーティング剤は、導電性を有し離型
性及び潤滑性に優れ且つ塗装の均一性に優れ更には酸化
防止性を保持出来るものであれば、その塗装厚も限定さ
れないし、グリッドの母材にコーティングする際のコー
ティング方法も任意である。
【0028】更にスコロトロン帯電装置の構成も任意で
あり、清掃手段を具備しないものであっても良く、この
場合は、所定枚数の帯電処理を経たら、メンテナンス時
にグリッド部材表面をスポンジやCRゴム等で拭き取
り、その表面の付着物を除去した後、再度使用すれば良
い。この様な構成であっても、グリッド部材表面に離型
性に優れたコーティング剤がコーティングされているの
で、表面の付着物を容易に除去出来、従来のように付着
物の固着によりグリッド部材の使用が不能に成るという
事が無くなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、グ
リッド部材表面に離型性に優れたコーティング剤をコー
ティングすることにより、グリッド部材にカーボン
(C)やコロナ放電生成物が付着し難くなり、また付着
した場合であってもクリーニングパッド等にて摺擦クリ
ーニングするのみで容易に除去出来る事から、従来のよ
うに付着物が表面に固着して酸化絶縁膜を形成する事が
無く、長期間の使用に拘わらずグリッド部材を交換する
事無く、コロナ放電ムラによる画像ムラの無い良好な画
像を得られ、経済性及びメンテナンス性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像形成装置を示す構成
図である。
【図2】本発明の実施の形態のスコロトロン帯電装置を
示す一部透視側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のスコロトロン帯電装置を
示す縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のスコロトロン帯電装置を
用いコピーを行った時の画像ムラの発生を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態のコーティングの電気
抵抗値に対する画像ムラの発生を示すグラフである。
【図6】従来のグリッド部材を変色前に分析した結果を
示すグラフである。
【図7】従来のグリッド部材を100k枚コピー後アル
コールで拭き取り清掃した後に分析した結果を示すグラ
フである。図である。
【符号の説明】
10…装置本体 11…感光体ドラム 12…スコロトロン帯電装置 46…チャージワイヤ 47…グリッド部材 47a…母材 47b…コーティング剤 48…グリッドクリーニング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体に対向す
    るシールド筐体と、このシールド筐体内に張設され前記
    像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極と、前記シール
    ド筐体の前記像担持体との対向面に設けられ表面に離型
    性を有する導電性コーティングを施して成るグリッド部
    材とを具備する事を特徴とするスコロトロン帯電装置。
  2. 【請求項2】 トナー像が形成される像担持体に対向す
    るシールド筐体と、このシールド筐体内に張設され前記
    像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極と、前記シール
    ド筐体の前記像担持体との対向面に設けられ表面に離型
    性を有し電気抵抗値が102 [Ωcm]以下のコーティン
    グを施して成るグリッド部材とを具備する事を特徴とす
    るスコロトロン帯電装置。
  3. 【請求項3】 トナー像が形成される像担持体に対向す
    るシールド筐体と、このシールド筐体内に張設され前記
    像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極と、前記シール
    ド筐体の前記像担持体との対向面に設けられ表面に離型
    性を有する導電性コーティングを施して成るグリッド部
    材と、このグリッド部材を自動的に摺擦清掃する清掃手
    段とを具備する事を特徴とするスコロトロン帯電装置。
  4. 【請求項4】 トナー像が形成される像担持体に対向す
    るシールド筐体と、このシールド筐体内に張設され前記
    像担持体にコロナ放電を行うコロナ電極と、前記シール
    ド筐体の前記像担持体との対向面に設けられ表面に離型
    性を有し電気抵抗値が102 [Ωcm]以下のコーティン
    グを施して成るグリッド部材と、このグリッド部材を自
    動的に摺擦清掃する清掃手段とを具備する事を特徴とす
    るスコロトロン帯電装置。
  5. 【請求項5】 像担持体に静電潜像を形成しトナー像を
    得る画像形成装置において、離型性を有する導電性コー
    ティング剤をコーティングしたグリッド部材を前記像担
    持体との対向面に設けて成り前記グリッド部材にてコロ
    ナ電極によるコロナ放電を規制制御するスコロトロン帯
    電装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体に静電潜像を形成しトナー像を
    得る画像形成装置において、離型性を有し電気抵抗値が
    102 [Ωcm]以下のコーティング剤をコーティングし
    たグリッド部材を前記像担持体との対向面に設けて成り
    前記グリッド部材にてコロナ電極によるコロナ放電を規
    制制御するスコロトロン帯電装置を具備することを特徴
    とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体に静電潜像を形成しトナー像を
    得る画像形成装置において、離型性を有する導電性コー
    ティング剤をコーティングしたグリッド部材及びこのグ
    リッド部材を自動的に摺擦清掃する清掃手段を前記像担
    持体との対向面に設けて成り、前記グリッド部材にてコ
    ロナ電極によるコロナ放電を規制制御し、スコロトロン
    帯電装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体に静電潜像を形成しトナー像を
    得る画像形成装置において、離型性を有し電気抵抗が1
    2 [Ωcm]以下のコーティング剤をコーティングした
    グリッド部材及びこのグリッド部材を自動的に摺擦清掃
    する清掃手段を前記像担持体との対向面に設けて成り前
    記グリッド部材にてコロナ電極によるコロナ放電を規制
    制御するスコロトロン帯電装置を具備することを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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