JPH11242023A - 液体クロマトグラフ及び分析結果出力方法 - Google Patents
液体クロマトグラフ及び分析結果出力方法Info
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- JPH11242023A JPH11242023A JP10044857A JP4485798A JPH11242023A JP H11242023 A JPH11242023 A JP H11242023A JP 10044857 A JP10044857 A JP 10044857A JP 4485798 A JP4485798 A JP 4485798A JP H11242023 A JPH11242023 A JP H11242023A
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- G01N30/02—Column chromatography
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Abstract
に、容易に出力形式の編集を行えるようにした液体クロ
マトグラフを提供する。 【解決手段】クロマトデータを収集する検出器と、試料
をサンプリングするオートサンプラと、溶離液の切り換
えと送液を行うポンプと、カラムを恒温保持するカラム
オーブン等からなるクロマトユニットおよび、波形処
理,定量計算等のデータ処理を行うデータ処理手段から
構成される液体クロマトグラフにおいて、前記データ処
理手段は、測定後の分析結果を出力する際の出力様式を
任意に設定する設定手段を備えた。 【効果】分析結果の出力フォーマットを、あらかじめ備
えたデータベースから、分析者が望む出力形式を容易に
編集して出力することができるので、一台の装置で様々
な分野の分析者の要求に容易に対応することができ、分
析効率を向上させることが可能。
Description
フに係わり、特に分析結果の出力フォーマットの編集に
関する。
は、分析した結果を一定のフォーマットに当てはめ、レ
ポートとしてディスプレイ等に表示、又はプリンタ等で
印刷して出力する機能を有する。
置では、分析結果を出力する際のフォーマットは、出力
形式や分析結果や分析条件などを表すのに用いられる項
目名等が、各装置によって固有のものであった。
いられる分析結果を示す項目名称には、JIS,日本薬
局方,米国薬局方などの様々な統一規格によって異なる
ため、複数の名称がある。
では、前述のように、それぞれの装置で固有の出力フォ
ーマットであったため、当然ながら項目名称も装置の固
有のものであり、項目名称を異なる規格のものや、分析
者が日常使用している独自の名称を用いようとしても、
名称を変更することは不可能であった。
いたため、その算出式を変更することも、不可能であっ
た。
析に用いやすいように、容易に出力形式の編集を行える
ようにした液体クロマトグラフを提供することである。
の特徴は、クロマトデータを収集する検出器と、試料を
サンプリングするオートサンプラと、溶離液の切り換え
と送液を行うポンプと、カラムを恒温保持するカラムオ
ーブン等からなるクロマトユニットおよび、波形処理,
定量計算等のデータ処理を行うデータ処理手段から構成
される液体クロマトグラフにおいて、前記データ処理手
段は、測定後の分析結果を出力する際の出力様式を任意
に設定する設定手段を備えたことである。
行うポンプと、試料をサンプリングするオートサンプラ
と、カラムを有し当該カラムを恒温保持するカラムオー
ブンと、前記から無によって分離された試料のクロマト
データを収集する検出器等からなるクロマトユニットお
よび、波形処理,定量計算等のデータ処理を行うデータ
処理装置から構成される液体クロマトグラフにおいて、
前記データ処理装置起動時に、使用者の識別情報を入力
し、正常な識別情報入力後に測定に用いる前記各クロマ
トユニットの選択設定を行い、分析終了後の出力形式の
設定を行い、その後測定を実行し、前記設定された表示
形式に基づき分析結果の出力を行うことである。
出力フォーマットを事前に、且つ簡単な操作で設定で
き、分析者に応じた出力フォーマットをレポートとして
出力することができるものである。
にもとづき説明する。
構成を説明する。301は溶離液、302はポンプ、3
03はオートサンプラ、304はカラムオーブン、30
5は検出器、306はデータ処理装置であり、各クロマ
トユニット(302〜305)の制御も行う。307はデ
ィスプレイやプリンタ等の出力装置、309は通信回線
である。
主に以下の動作を行う。
ポンプ302によって溶離液301とともにカラムへ送
出される。送出された試料は、カラムオーブン304に
よって恒温維持されたカラムにより成分分離される。検
出器305を経由した成分はデータ処理装置306によ
って処理される。
クロマトグラフにおける処理を詳細に説明する。
ーチャートを示す。
フの一構成ユニットであるデータ処理装置306に対し
て、ログオン、すなわち、ユーザIDとパスワードを入
力する。この際、ユーザIDがデータ処理装置306に
登録されていない、あるいは、ユーザIDに対するパス
ワードが異なる場合などは、データ処理装置306を操
作することができない。このユーザIDとパスワードは
あらかじめ、管理者により設定されており、管理者より
データ処理の使用を許可されたユーザのみが与えられて
いるコードである。このユーザIDとそのユーザIDに
対するパスワード情報は、ユーザ管理情報として、デー
タ処理装置306内に登録されており、さらに、データ
処理の算出式を定義する権利の有無を示す情報が付加さ
れている。このユーザ管理情報は、図2に示すような、
構造になっており、ログオンの操作が行われた場合にこ
のユーザ管理情報が検索され、入力されたユーザIDが
ユーザ管理情報に登録されていて、かつ、そのパスワー
ドがユーザ管理情報に登録してあるパスワードと一致し
た場合のみ、データ処理機能を使用することができる。
このように、ユーザIDとパスワードは、データ処理装
置306の使用許可の判断基準であるとともに、データ
処理に用いる算出式を定義できるという権利を区別す
る。
あたって、液体クロマトグラフを構成するクロマトユニ
ットを指定したシステムコンフィギュレーションファイ
ルをデータ処理装置306に入力することにより生成す
る。液体クロマトグラフを構成するクロマトユニット
は、例えば、図3に示すように、ポンプ302,オート
サンプラ303,カラムオーブン304,検出器305
である。
各クロマトユニットの装置条件をデータ処理装置306
に入力することにより生成する。例えば、クロマトユニ
ットの装置条件では、オートサンプラの注入量と注入回
数やポンプの溶離液混合比率と流量、および、圧力の上
下限値,カラムオーブンの温度設定値と温度上下限値,
検出器の測定波長と測定時間等がこれにあたる。分析者
が生成した、各クロマトユニットの装置条件やデータ処
理条件は、102で生成したシステムコンフィギュレー
ションファイルとともに、図2のように、ユーザID,
パスワード等とともに記憶される。つまり、システムコ
ンフィギュレーションが等しい分析条件は、同一ディレ
クトリ下に記憶されることになる。
つまり、分析データの定量計算方法をデータ処理装置3
06に入力することにより生成する。分析者が生成し
た、各クロマトユニットの装置条件やデータ処理条件
は、102で生成したシステムコンフィギュレーション
ファイルディレクトリ下に記憶される。つまり、システ
ムコンフィギュレーションが等しい分析条件は、同一デ
ィレクトリ下に記憶されることになる。
フォーマットを決定するためのテンプレートを編集す
る。出力装置307では図4に示す分析結果の出力フォ
ーマットを決定するウィンドゥが表示される。図4で
は、初期状態として、“日本薬局方”というデータベー
ス名が表示されたカラムが表示されており、このカラム
右端の“↓”部をクリックするとプルダウンメニューと
して、図4のように“USP"“JIS”のカラムが表示さ
れる。個々で表示されるプルダウンメニューは2つであ
るが、それぞれのカラムの右端の矢印部をクリックする
ことにより、プルダウンメニューをスクロールして他の
データベース名を表示させることができる。また、本実
施例でのデータ処理装置306は、あらかじめ“日本薬
局方”,“JIS”、あるいは、“米国薬局方”などの
規格毎の用語集(算出式等のデータも含む)をデータベ
ースとして備えている。そして、分析者は、図4に示す
分析結果の出力フォーマットを決定するウィンドゥにお
いて、分析結果に用いる用語として、あらかじめデータ
ベースとして登録されている“日本薬局方”,“JI
S”、あるいは、“米国薬局方”などの中から選択する
ことができる。この選択により、分析結果として出力さ
れる出力フォーマットには、分析者が選択した用語が用
いられることになる。
る用語を選択したとしても、分析結果として出力される
個々の項目は、さらに再編集することができる。それ
は、例えば、次のような手順によって行う。
ンプレート”のボタンをクリックし、分析結果として出
力される出力フォーマットのテンプレートを表示させ
る。図5にテンプレートの例を示す。
“理論段数”の項目名称を編集する場合を説明する。ま
ず、“理論段数”のカラムにカーソルを移動して、クリ
ックする。すると、図6のような、編集用の小ウィンド
ゥが表示されて、“理論段数”の編集モードとなる。理
論段数の場合、その項目の特徴から、この小ウィンドゥ
によって、項目名称の編集と共に、理論段数の出力形式
を編集することができる。
数”以外の他の項目でも同様にクリックすることで表示
され、項目名称の編集ができると共に、その項目の特徴
に合わせたデータの編集が行えるものである。
場合には、名称を表示しているメニューから、所望の名
称を選択することで行われる。通常は、分析者が初期値
として選択した用語集で使われている用語を含め、デー
タベースに格納されている他の用語集の対応する用語が
候補としてメニュー内に表示される。
することも可能である。例えば、登録されているいくつ
かの用語以外に分析者独自の用語を用いる場合には、
“新規登録”ボタンを押すことで新規用語を登録するこ
とができる。“新規登録”ボタンを押すと、図7に示す
ように、新たな新規登録用の小ウィンドゥが表示され
る。分析者は、表示された小ウィンドゥ内のカラム内に
新たに登録する用語を入力後、OKボタンを押す。する
と、登録した新たな用語は、名称を表示しているメニュ
ーに追加され、その新たな用語を選択することで、対象
となる項目の名称が分析結果の出力フォーマットに用い
られる。
データ形式の編集について編集が行える。図8にデータ
形式の編集時の編集用の小ウィンドゥを示す。理論段数
の算出式は、図11に示すように、各規格によって一意
に定義されているので、算出式はこれらの規格である
“日本薬局方”,“USP(米国薬局方)”、あるい
は、“EUP”を選択することで定義される。通常は、
これらの算出式は、分析者が初期値として選択した用語
集と対応した規格のものが自動的に設定されるが、図8
の編集用の小ウィンドゥで各規格の算出式に変更可能で
ある。
く、分析結果に出力する項目の算出式を変更する権利を
持つユーザ、すなわち、101で述べたようなデータ処
理の算出式を定義する権利を有するユーザである場合
は、図8に示す“新規登録”ボタンを選択することがで
きる。この“新規登録”ボタンは、一般のユーザがログ
インした場合には、かすれ表示となっており、そのボタ
ンを選択することができなくなっている。
る権利をもつ分析者がこの“新規登録”ボタンを選択し
た場合には、図9のような小ウィンドゥが表示され、分
析者は、入力カラムに新たな算出式の名称と、その名称
に対する算出式を定義し、“OK”ボタンを選択するこ
とで独自の算出式を登録できる。
て、繰返して、テンプレート編集を行う。
に選択した、データベース用語集をそのまま用いる場合
は、前述したような個々の項目についての編集は不要で
ある。
出式を決定し終わったら、再び、図4のウィンドゥに戻
る。
タベースとして登録する際は、図4の新規登録ボタンを
選択して、図10に示す小ウィンドゥを表示させ、デー
タベース名称を入力する。ここでは、データベース名と
して“日本薬局方+α”という名称を登録する例を示
す。この操作により、次回から、今回編集した内容を、
データベース名を指定するだけで利用できる。
ットの装置条件は、データ処理装置306から通信回線
を経由して、各クロマトユニットへ転送される。各クロ
マトユニットへの装置条件転送後、分析者はデータ処理
装置306に対して測定を実行する。データ処理装置3
06は、液体クロマトグラフを構成する各クロマトユニ
ットに対して測定動作要求を行う。
データは、測定終了後、データ処理装置306に転送さ
れる。クロマトデータを受信したデータ処理装置306
は、データ処理装置306内に記憶してあるデータ処理
条件にしたがって、定量計算を実行する。定量計算の実
行が終了すると、分析データは、分析結果ファイルや分
析結果を出力するフォーマットのテンプレートとともに
データ処理装置306内のメモリに記憶される。
07によってレポートに出力する。 108:分析結果を確認した後、再度、分析データの計
算をやりなおす場合、つまり、データ処理条件を変更し
たり、分析結果に出力した項目名称を変更したりする場
合には、104へ戻ってデータ処理条件の設定をやりな
おす。
試料の分析を行う場合には、102へ戻ってシステム構
成の設定をやりなおす。
者はデータ処理装置306に対してログオフする。
る。
め備えたデータベースから、分析者が望む出力形式を容
易に編集して出力することができるので、一台の装置で
様々な分野の分析者の要求に容易に対応することがで
き、分析効率を向上させることが可能である。
する項目の名称がデータベースに存在しない場合でも、
新たな名称を追加できるので、分析者によって装置を容
易にカスタマイズすることができ、柔軟な出力フォーマ
ットの形成が可能となる。
チャート。
例。
ゥ例。
ゥ例。
プラ、304…カラムオーブン、305…検出器、30
6…データ処理装置、307…出力装置、308…廃液、
309…通信回線。
Claims (6)
- 【請求項1】クロマトデータを収集する検出器と、試料
をサンプリングするオートサンプラと、溶離液の切り換
えと送液を行うポンプと、カラムを恒温保持するカラム
オーブン等からなるクロマトユニットおよび、波形処
理,定量計算等のデータ処理を行うデータ処理手段から
構成される液体クロマトグラフにおいて、 前記データ処理手段は、測定後の分析結果を出力する際
の出力様式を任意に設定する設定手段を備えたことを特
徴とする液体クロマトグラフ。 - 【請求項2】請求項1の液体クロマトグラフにおいて、 前記データ処理手段は、前記出力様式において用いられ
る表示形式を統一規格毎に記憶した複数のデータベース
と、当該複数のデータベースから表示形式にすべきデー
タベースを選択する選択手段と、分析結果を出力する際
に前記選択手段によって選択されたデータベースの表示
形式に変換を行って出力する出力手段とを更に備えたこ
とを特徴とする液体クロマトグラフ。 - 【請求項3】請求項2の液体クロマトグラフにおいて、 前記選択手段は、出力様式を模擬表示する指示を行う表
示指示手段を有し、 当該表示指示手段の指示によって模擬表示された出力様
式は、測定条件等の表示項目毎に項目内容の変更を指示
する変更指示手段を有することを特徴とする液体クロマ
トグラフ。 - 【請求項4】請求項2の液体クロマトグラフにおいて、 前記選択手段は、各表示項目に対して任意に項目内容を
変更できる新規設定手段を有し、 前記データベースは、前記新規設定手段によって設定さ
れた項目内容と対応する表示項目を関連付けて記憶する
新規登録設定手段とを有したことを特徴とする液体クロ
マトグラフ。 - 【請求項5】請求項2の液体クロマトグラフにおいて、 前記データベースは、理論段数を出力する際に用いる算
出式を複数有する算出式蓄積手段を有したことを特徴と
する液体クロマトグラフ。 - 【請求項6】溶離液の切り換えと送液を行うポンプと、
試料をサンプリングするオートサンプラと、カラムを有
し当該カラムを恒温保持するカラムオーブンと、前記か
ら無によって分離された試料のクロマトデータを収集す
る検出器等からなるクロマトユニットおよび、波形処
理,定量計算等のデータ処理を行うデータ処理装置から
構成される液体クロマトグラフにおいて、 前記データ処理装置起動時に、使用者の識別情報を入力
し、 正常な識別情報入力後に測定に用いる前記各クロマトユ
ニットの選択設定を行い、 分析終了後の出力形式の設定を行い、 その後測定を実行し、前記設定された表示形式に基づき
分析結果の出力を行うことを特徴とする液体クロマトグ
ラフの分析結果出力方法。
Priority Applications (4)
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